多摩版【11月6日(木)号】
銀メダルを獲得した細木さん

市職員細木郁生さん スカイランニング世界2位 国別団体 マスターズで

 多摩市役所職員の細木郁生さん(47)がこのほど、ブルガリアで開催された山岳地帯を走るスカイランニング・マスターズ世界選手権で国別団体2位に輝いた。細木さんは参加した2レースで活躍、代表団の中心になって選手をまとめ、銀メダル獲得に貢献した。

 スカイランニングは低高度、中高度、高高度の急勾配の山に設定されたコースを駆け登る、または駆け下るタイムを競うスポーツ。細木さんが出場したのは国際スカイランニング連盟(ISF)に加盟している各国で開催される、40歳以上の選手がそれぞれの年齢層でメダルや世界タイトルをかけて競い合う公式レース。

海外レース初挑戦 

 細木さんが出場したのは、10月3日から5日までの3日間、ブルガリアのカルロヴォ市で開催された「2025マスターズ スカイランニング ワールド チャンピオンシップ」。日本代表団は19人で参加した。

 細木さんは3日に開催されたバーティカル種目にて年代別10位、5日のスカイ種目では年代別5位(日本人トップ)の活躍を見せ、上位選手のポイントで競われる団体で2位の成績を収めた。細木さんは「海外でのレースは初めてでしたが、仲間からアドバイスを受けていたので、現時点で自分の力は発揮できたと思う」と満足した表情を見せる。優勝はポルトガル、3位は開催国ブルガリアだった。

 また、代表団の中心となる幹事として、メンバーの取りまとめ役を担った。主催者との連絡、現地での宿泊や移動などは翻訳機を使用し、「軽い気持ちで引き受けたが大変でした。周囲からアドバイスをもらいながらやりました」と振り返る。「(出国から一週間)不安しかなかったが、全員が完走できたことと、銀メダルを獲得できてうれしかった」と喜びを表す。

周囲に感謝

 細木さんは世界をめざすため、昨年10月に開かれた全日本選手権に出場。今大会の出場選考も兼ねている選手権の年代別でバーティカル4位、スカイで2位になり、日本代表に選ばれた。今年の春から日本代表のメンバーと練習を重ねてきた細木さんは「職場のみなさんや家族の協力があったおかげです」と感謝の気持ちを表す。

 細木さんは2003年に入庁。14年からスカイランニングを始めた。現在は市企画政策部DX推進担当として勤務する。スカイランニングの魅力について細木さんは「地上のあれこれを一旦離れて、空に近い景色の中で心身を研ぎ澄ます時間は何物にも代えがたいものがある」と語った。
新型車両の前に立つ井上常務と藤本美貴さん

京王電鉄 新型通勤車両を公開 来年1月31日に運行開始

 京王電鉄株式会社(関戸/都村智史取締役社長)は10月27日、新型通勤車両「2000系」を若葉台車両基地(稲城市)で報道陣向けに公開した。快適に電車を利用してもらおうと、5号車には同社初となる大型フリースペースを設けた。2026年1月31日に運行を開始する。

 新型車両は40両(10両固定の4編成)を2027年3月までに導入する計画。来年1月末に10両1編成の営業運転を開始する。消費電力の削減や車両の軽量化を図るため、従来より環境性能を高めた新型の制御装置を導入。同社7000系車両と比較し約20%の省エネ性能向上となる。

フリースペース設置

 外観は車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型にすることで、利用者に優しさや安心感を与える車両を表現しているという。内装は座席やつり革、床などが明るい色合いになっており、「心を落ち着かせるナチュラルな空間を演出した」としている。

 「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」がコンセプト。多くの駅で、階段やエレベーターに近い5号車には大型フリースペース(愛称:ひだまりスペース)が設けられており、子育て世代やシニア世代などが快適に利用できるようになっている。

AIがデザイン選定

 初めて2000系が披露された日には、京王電鉄取締役常務執行役員鉄道事業本部長の井上晋一氏があいさつに立ち、「2000系は安心安全はもちろんのこと、優しい、ワクワクをキーワードに開発したもの。車両のデザインはAIを使って決定した初めての取り組みだった」と語った。

 車内設備やデザインについては利用客や社員からアンケートを募り、座談会を実施。アンケート結果をもとにコンセプトを決め、車両メーカーのデザイナーがデザイン数点を製作し、AIが内容を踏まえて車両のデザインを抽出したものから最終的なものが決まったという。

藤本美貴さんが登壇

 また、タレントで3児の子どもを育てる藤本美貴さんが登壇し、「子どもと電車に乗る機会がある。2000系は素敵なデザインで優しさがつまっていて、スペースの使い方など細かいところにこだわりが見える。ベビーカーをたたまなくても乗ることができそうなスペースの広さがあり、車いすの方なども安心して乗れそう」と新型車両の印象を話した。

 藤本さんはベビーカーを使用しながら電車移動する際の悩みや体験を話し子育て世代の電車「あるある」などを語った。その後、新型車両が公開され、井上常務と藤本さんが記念撮影を行った。

関連企画も

 2000系関連企画として絵本シリーズの発売や記念乗車券の発売などを予定している。また、車両を製作した株式会社総合車両製作所の協力のもと、2000系製作工程動画を公開している。

来年行われる冬季五輪モーグル競技でメダル獲得が期待される 冨高 日向子さん 多摩大学職員 25歳

気負わず目指す表彰台

 ○…初の五輪出場となった3年前の北京は19位。それでも「まずは楽しもうと思っていたし、良い滑りができた」とあっけらかんと振り返れるのは、初めから来年のミラノ・コルティナ五輪に照準を置いていたから。北京はあくまで通過点。この3年間で、ワールドカップや世界選手権では表彰台に上がった。集大成の舞台が近づいている。

 ○…両親に連れられスキーを始めたのは3歳。当初はレジャーだったが、小学生になると「圧雪された平らな斜面はつまらない」とコブ斜面に関心が向くようになった。4年生でクラブに入り競技者の道へ。冬になると毎週末、長野県白馬村に通い実力を磨いた。高校2年でワールドカップを回るようになってから、シーズン中は世界各地を転戦する日々だ。

 ○…肩書は母校である多摩大学学生課の職員。スキーをメインに活動しているが、オフシーズンは出身の町田にいることも多いという。「リフレッシュはK―POPのライブに行くこと。あとは地元の友だちに会う。そういう時はスキーの話はしませんね」。山から降りれば、五輪選手も自然体に戻る。地元での思い出の場所は「近所のサイゼリヤ」。「中学時代に友だちとよく行きました」と振り返る。

 ○…モーグルを30代まで続ける選手は稀。その先の将来像について「モーグルを広める活動はしたい」と漠然と思い描く。「1競技の中にコブとエアーの2要素があることが魅力」と感じているという。ただ、「来年が最後の五輪かは決めていない」と今は目の前の大会に集中。競技者の間は結果を出すことで、その面白さを伝える。「気負ってもいいことはない。いい滑りをすることがメダルにつながる」と静かに戦いに臨む。
高山代表が指導する童謡のつどい

40年目のスタート みんなで歌う童謡 11月21日、アウラホールで

 多摩童謡友の会(高山佳子代表)による「童謡のつどい」が11月21日(金)、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターA館6階アウラホールで開催される。午後1時から3時まで。

 同会では月に一度、ピアニストの堀川法子さんが弾くグランドピアノの生演奏の中で童謡などを歌い、高山代表が直接指導してくれる。

 1986年11月に活動を始めた同会は11月21日のつどいが40年目のスタートとして、「次世代に日本の文化遺産である童謡の魅力を伝えよう」と現在、新会員の募集も行っている。

 会費は月2000円(当日参加は2000円と資料代300円)、体験入会は初回のみ1000円と資料代300円。問合せ・申込みは同会事務局【電話】042・375・8558。
昨年の食料等無料配布の様子=多摩ボラセン提供

ゆるたまネット 12月に食料等無料配布 物価高騰などを受け

 多摩地域企業・大学等連絡会(ゆるたまネット)は12月、物価高騰などにより生活に困っている人向けの食料等無料配布を実施する。配布日時は12月12日(金)から14日(日)までの3日間、午前11時から午後1時まで。

 対象は多摩市内在住で【1】大学生以下の子どもがいる世帯【2】社会的なつながりを持つことができない・持つことが難しいなど生きづらさ抱えている概ね30歳代までの人、その人と同居する世帯。【1】【2】のどちらかに該当し、生活に困窮している人・世帯。※生活保護受給世帯の人は除く。

 米や菓子、レトルト・インスタント、菓子などの食品などを配布する予定。12日は大妻女子大学、13日は旧豊ヶ丘中学校クラブハウス、14日は多摩ボランティア・市民活動支援センター(多摩ボラセン)で開催する。

事前申込みを

 食料などを受け取るには申込みフォームからの事前予約が必要。申込み期間は11月18日(火)午前9時(開始)から21日(金)午後5時まで。配布世帯予定数(210世帯)を超えた場合は配布世帯を選定の上、決定する。

 問合せは多摩ボラセン(ゆるたまネット事務局)【電話】042・373・6611。
100年前のラジオ(復刻版)の解説をする中村館長

特別展示 開始100年 放送と通信の歴史 KDDIミュージアムで

 通信事業会社KDDIは現在、放送100年をテーマにした特別展「放送のウラに通信アリ展」を日本の国際通信の歴史に関する企業ミュージアムKDDI MUSEUM(鶴牧)で開催している。2026年2月3日(火)まで(25年12月15日(月)から来年1月5日(月)までは休館)。

 1925年にラジオ放送が始まって100年。同ミュージアムでは、ラジオ、テレビ、スマホなどで、いつでも「放送」を通じて情報や感動を受け取っているとして、今回の展示会では放送の舞台裏で活躍してきた「通信」の仕組みや工夫を、映像や体験コーナーを通して紹介する。

100年前のラジオ

 展示会初日に、特別展示の解説を行った同ミュージアムの中村孝太郎館長は「KDDIは世界のスポーツ大会の映像に携わっている。さまざまな中継をしてきたすごさと誇りを感じ、100年を記念した展示を行う」と話し、「生の美しい中継を届けるのが使命」とも語った。

 特別展示は100年前のラジオ(復刻版)。ラジオ放送が始まった1カ月後に国産第1号ラジオが発売された。100年の時を経て復刻されたラジオから音が流れる。復刻ラジオは11月11日(火)以降の展示になる。

 また、1934年にサービスが始まった短波無線による国際電話回線によりベルリンオリンピックの中継が実現したことや月面着陸の中継、「三笘の1mm」が有名になったサッカー・カタールワールドカップの中継など、技術の進歩や象徴的な出来事がパネル展示や放送で見ることができる。

 休館日は土日祝日・年末年始。入館料は300円(大学生以下無料)。11月29日(土)は無料見学日となる。来館は予約フォームから。
エアーを決める冨高さん

多摩大学職員 冨高さん 現実味帯びる五輪メダル 女子モーグル

 多摩大学の職員でフリースタイルスキー・女子モーグルの冨高日向子さん=人物風土記で紹介=は来年行われるミラノ・コルティナ2026冬季五輪への出場が見込まれている。初めて出た北京五輪では19位。悲願のメダル獲得へ勝負の五輪シーズンに突入する。

 モーグルはコブのある斜面や途中2カ所のジャンプ台を滑り、ターンの精度やスピード、エアーと呼ばれるジャンプでの技の難易度を採点によって競う競技。

 冨高さんは小学4年の時に競技を始めると、中学3年でワールドカップに初出場。多摩大学3年だった2022年には北京五輪へ出場した。現在は同大学学生課の職員という立場だが、スキーがメインの活動で、ミラノ・コルティナ五輪を目指し世界各国でのワールドカップを戦っている。

 モーグルの日本代表には男女各4人の出場枠がある。五輪開催シーズンを含む直近2シーズンのワールドカップや世界選手権での成績が選考の基準。

 正式な内定は来年1月中旬だが、冨高さんは現在、女子選手で2番手の位置につけており、出場はほぼ確実な状況だ。

 北京では決勝にも手が届かなかったが、今年3月の世界選手権では銀メダルを獲得。着実に力をつけており、五輪でのメダルにも期待が高まっている。

あっという間の4年

 冨高さんは北京からの日々を「あっという間だった」と振り返る。だがこの間、「ターンより苦手」というエアーの練習に重点的に取り組み、「精度は確実に上がっている」という手ごたえを掴むに至った。また、ターンのスピードも強化され、2023年には初めてワールドカップで3位に。これまでは4位に留まることが多かったが、一皮むけてトップレベルで勝負ができるようになってきた。

ミラノこそ大一番

 冨高さんは元から「ミラノ・コルティナでのメダルを目標」と定めていたこともあり、北京では「まずは楽しもう」と思って滑ったという。

 五輪特有の緊張感も体験し、来年2月のミラノ・コルティナこそが競技人生をかける大一番の舞台となる。「メダルは狙いに行くが、気負いすぎてもいいことはない。一番いい滑りをしたい。それがメダルにつながる」と自然体で臨むつもりだ。
空襲時の記憶が鮮明な平原さん

故郷 甲府を襲った「七夕空襲」 多摩市永山在住 平原国男さん

 山に囲まれた盆地の地方都市・山梨県甲府市生まれの平原国男さん(90)が戦争の恐怖を体験したのは、1945年7月6日の深夜に発生した空襲だった。平原さんによると、「七夕空襲」と呼ばれ、死者数は1127人に及んだ。

恐怖の連続

 約130機のB―29の爆撃が始まり、平原さんは家族と防空壕に逃げ込んだ。「ヒュー、ヒューと爆弾が落ちてきて怖かった。全部が頭の真上に落ちてくるような恐怖だった」と振り返る。爆弾が落ちる中、火を消そうとしている父と兄を置いて、母と姉と近くの川に逃げようとした平原さんは、逃げ惑った一群が寺の山門に集まり行き詰った状態になった。

 平原さんは人混みをかき分けて前に出た時、誰かが「今行け!」と叫んだ声を聞くと、押し出されるように山門をくぐり抜けた。母と姉と火の粉を払っているうちに山門は崩れ落ちた。3人は墓場を抜けて川へ逃げのびて助かった。「門の反対側に残った人たちはどうなったのか。今も思い出すと胸が痛む。町内会の友だちも死んでしまった」と沈痛な面持ちに。

 米軍が開発したグリス状の燃料を用いた油脂焼夷弾は石の上でも、砂の上でも燃え続けたという。河原に着いた平原さんは突如、強い力に押し倒された。その時は何が起きたのか分からなかったそうだが、親子爆弾の鉄のカバーがワンバウンドして当たった。「直撃していたら死んでいたでしょうね」と振り返る。

 「大丈夫?」と叫びながら近づいてくる母の手を振り払い「大丈夫」と言いながら這いまわったという。「痛む体のどこにも触れられたくなかった。運良くワンバンドして背中に当たったので軽症でした」と九死に一生を得た。結果的には、父と兄も含め家族全員が助かった。

 火の海に包まれたまちの空は紅く染まっていた。黒い雨も降ってきた。母が「くにお、この空を忘れるでないよ!」と口にした声が今も耳に残っているという。

次世代に

 20年ほど前から多摩市の平和展や多摩平和まつり、地元甲府市、遠くは福島県など各地で戦争体験を伝えてきた。「終戦になった時はどう受けとめていいか分からなかった。戦争のことから逃げていたんです。しかし大人になってあらためて戦争について考えた」。体験記の最後には『戦争に正義なし=殺し合いの犯罪 戦争の作らない国にしよう』と記されている。「次の世代にしっかりつなげていきたい」

第235回うたごえランド 大村博美さんがゲスト 12月25日 ベルブホール

 石橋美恵子さんが代表を務め、今年21周年を迎えた観客参加型コンサート「うたごえランド」。11月1日には、次世代シャンソン歌手コンテスト優秀新人賞を3年連続で受賞した矢向亜弓さんがゲストとして出演し、にぎやかなステージとなった。

 そして、第235回となる、うたごえランド「クリスマスコンサート」が12月25日(木)、永山公民館ベルブホールで開催される。午後2時30分から。ゲストはヨーロッパを拠点に国際的に活躍するソプラノの大村博美さんが出演する。

 大村さんは、近年もヨーロッパ各地で活動し、批評家や観客ともに熱狂的な賛辞が送られている。ピアニストの石橋さんと共にステージにあがり、「フランスと多摩の架け橋」になる。

 誰でも参加できるうたごえランド。参加費1000円(当日)。問合せは「うたごえランド 石橋美恵子」で検索か、電話【電話】042・371・7397(留守電)で。
金メダルを胸に笑顔のアレクサンダーさん

崎浜アレクサンダーさん ブラジリアン柔術世界一 トライデントジム(落合)所属

 多摩市落合にあるトライデントジム(森修代表)に所属し、ブラジリアン柔術を習う崎浜アレクサンダーさん(10)がこのほど、千葉ポートアリーナ(千葉市)で開かれた柔術世界大会「SJJIF WORLD JIU―JITSU CHAMPIONSHIP 2025」に出場し優勝を果たした。

 これまで大きな大会の優勝は昨年8月の全日本大会があったが、今回は世界一に輝いた。アレクサンダーさんは「やっぱり一番はうれしい。いろいろな国の人と戦えたのでいい経験になった」と振り返る。また、「今回は大きな大会で緊張した。みんなが応援してくれたので優勝できたと思う」と森代表や家族に感謝の気持ちを表す。

 ブラジリアン柔術は寝技での攻防がおもな組技系格闘技。今大会では1試合4分の2試合が行われた。柔術の技を決めてタップを奪うか時間内にポイントの高いほうが勝利となる。アレクサンダーさんは1試合目はタップを奪い、2試合目はポイントで上回り優勝を決めた。

 アレクサンダーさんは4歳から柔術を始め、3年生からトライデントジムに通い始めた。投げてから攻めるのが得意だという。「面白いところは柔道と違って倒したら終わりではなく、技を出し続けるところ」と魅力を語る。同じく柔術をしている父親ゆずりの大きな体格だそうだが、世界大会となるとほかの選手に比べ小さかったという。

 今月末にはIBJJFアジアキッズ柔術選手権、来年の世界選手権大会優勝を視野に入れる。

 森代表は「意欲的で賢いですし、大人になっても選手としてやっていける実力はある」と太鼓判を押す。

レスリングに挑戦

 アレクサンダーさんは今後、国士舘大学多摩キャンパスで行われるレスリングの一般向け練習会に参加する。「レスリングと柔術両方とも頑張って、メダルを狙いたい」と意気込む。

 森代表は「レスリングはオリンピック種目なので、強くなれば夢がある。多摩地域から世界チャンピオンが出てくれれば」と語った。

ハッピーエイジングフェスタ 人生100年時代 シニアを応援 11月15日 パルテノン多摩

 河北医療財団による新イベント「ハッピーエイジングフェスタ」が11月15日(土)、パルテノン多摩オープンスタジオ・市民ギャラリーで開催される。午後1時から4時まで(12時30分開場)。入場無料、入退出自由。主催は社会医療法人河北医療財団多摩事業部、あいセーフティネット。多摩市、多摩市医師会後援。

相談会など催し多数

 「人生100年時代を生きるシニアの今とこれからを応援!」と題し、医療などに関する相談会など内容は豊富だ。

 ストレッチやスキンケアのポイントが分かる「看護師が教える!手足のケア」、自宅での介護に役立つ「理学療法士が教える!腰を痛めない介護のコツ」といった体験ブースが設けられる。両ブースとも午後2時からと3時20分からの2回開催。各回定員15人(当日整理券)。

撮影会や試飲会も

 市民ギャラリー会場では、フォトグラファーの岩水悠さんによるポートレート撮影会が開催される。午後1時30分から3時30分まで(定員20人・当日整理券)。主催者は「あなたの今を記念に残しませんか。ご夫婦やご友人と一緒でもOKです」と呼びかける。参加条件はメールまたはLINEで連絡可能な人。

 会場では「骨の健康チェック&宅配商品無料試飲会」のほか、「いきがいマッチング」「介護施設の紹介」が実施される。詳細はホームページ「あいセーフティネット」で検索を。
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音楽情報 ムノツィル・ブラス来日 11月22日 小田原で公演

 世界中に熱狂的なファン多数。オーストリアから来日するムノツィル・ブラス=写真=は、トランペット3名、トロンボーン3名、チューバ1名の計7名で構成される世界的に有名な金管七重奏団。超一流の演奏テクニックと心に響く美しいハーモニー、そしてユーモアとブラックジョークがたっぷりの型破りなパフォーマンスは、まさに予測不能なエンターテインメントの宝庫。今公演は「シュトラウス STRAU$$」と題し、生誕200年のヨハン・シュトラウス2世の楽曲を中心としたプログラムとなる。

 公演情報は以下のとおり。●日時/2025年11月22日(土)、午後2時開演(午後1時開場)、●会場/小田原三の丸ホール 大ホール、●チケット/一般5000円、18歳以下1000円(枚数限定)、未就学児入場不可。(問)同ホール【電話】0465・20・4152へ。

講座・参加募集 準備しておきたいACP 11月29日、天本病院で

 社会医療法人河北医療財団は11月29日(土)、天本病院5階会議室でACP(人生会議)に関する講座を開催する=画像。午後2時から4時まで(1時30分開場)。

 多摩市高齢者在宅療養支援窓口 あいクリニック訪問診療科科長補佐で看護師・介護支援専門員・相談員の淵野純子氏が講師を務め、「人生の最期を幸せに迎えるために準備しておきたいACP」と題した講座を行う。内容は【1】なぜ大切?ACPの話【2】「もしバナゲーム」で模擬体験。残り少ない人生、あなたの価値観は?を行う。主催者は「もしもの時の医療と介護について、早めに、一緒に考えませんか」と呼びかける。

 参加費は無料。定員は30人、予約制。応募は申込みフォームか電話で河北医療財団(多摩広報課)【電話】042・310・0323。

ACPとは

 ACPはアドバンス・ケア・プランニングの略で、突然の病気や加齢など、この先の変化に備え、自分が望む医療やケアについて、事前に考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのこと。

年末の風物詩 第九演奏会 12月20日、パル多摩で

 年末の風物詩、第37回多摩市民第九演奏会 ベートーヴェン交響曲第9番(合唱付き)が12月20日(土)、パルテノン多摩大ホールで開催される=写真。午後3時開演(2時開場)。

 指揮は喜古恵理香さん、管弦楽はTAMA21交響楽団、合唱は多摩市民『第九』をうたう会。

 指定席2800円、自由席一般2500円・学生1500円(小中高・大学・専門学校生)。購入はパルテノン多摩総合案内、電話予約【電話】042・376・8181。

読者プレゼント

 「多摩市民第九演奏会招待券(自由席)」を読者5組10人にプレゼント。応募はメールの件名に「第九演奏会プレゼント」と記入し、郵便番号、住所、氏名、気になる地域のニュースを明記の上、メール(t-tama@townnews.co.jp)で。11月12日(水)まで。当選は発送にて。