多摩 スポーツ
公開日:2025.11.06
崎浜アレクサンダーさん
ブラジリアン柔術世界一
トライデントジム(落合)所属
多摩市落合にあるトライデントジム(森修代表)に所属し、ブラジリアン柔術を習う崎浜アレクサンダーさん(10)がこのほど、千葉ポートアリーナ(千葉市)で開かれた柔術世界大会「SJJIF WORLD JIU―JITSU CHAMPIONSHIP 2025」に出場し優勝を果たした。
これまで大きな大会の優勝は昨年8月の全日本大会があったが、今回は世界一に輝いた。アレクサンダーさんは「やっぱり一番はうれしい。いろいろな国の人と戦えたのでいい経験になった」と振り返る。また、「今回は大きな大会で緊張した。みんなが応援してくれたので優勝できたと思う」と森代表や家族に感謝の気持ちを表す。
ブラジリアン柔術は寝技での攻防がおもな組技系格闘技。今大会では1試合4分の2試合が行われた。柔術の技を決めてタップを奪うか時間内にポイントの高いほうが勝利となる。アレクサンダーさんは1試合目はタップを奪い、2試合目はポイントで上回り優勝を決めた。
アレクサンダーさんは4歳から柔術を始め、3年生からトライデントジムに通い始めた。投げてから攻めるのが得意だという。「面白いところは柔道と違って倒したら終わりではなく、技を出し続けるところ」と魅力を語る。同じく柔術をしている父親ゆずりの大きな体格だそうだが、世界大会となるとほかの選手に比べ小さかったという。
今月末にはIBJJFアジアキッズ柔術選手権、来年の世界選手権大会優勝を視野に入れる。
森代表は「意欲的で賢いですし、大人になっても選手としてやっていける実力はある」と太鼓判を押す。
レスリングに挑戦
アレクサンダーさんは今後、国士舘大学多摩キャンパスで行われるレスリングの一般向け練習会に参加する。「レスリングと柔術両方とも頑張って、メダルを狙いたい」と意気込む。
森代表は「レスリングはオリンピック種目なので、強くなれば夢がある。多摩地域から世界チャンピオンが出てくれれば」と語った。
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