さがみはら緑区版【11月20日(木)号】
山頂エリアに設置された「みんなしゅ〜ご〜!キラキラいるみね〜しょん」©BANDAI

さがみ湖MORI MORI たまごっちとコラボ 関東最大級のイルミ開幕

 関東最大級となる600万球のイルミネーションイベント「さがみ湖イルミリオン」が11月15日、アドベンチャーリゾートさがみ湖MORI MORI(若柳)で開幕した。今年は世界中で愛されるデジタルペットの「たまごっち」とコラボ、冬の夜にぴったりなアーティストとのコラボを中心に幻想的な空間を演出する。

 今年のさがみ湖イルミリオンの目玉の1つはたまごっちとのコラボ。「さがみ湖で発見!たまごっちのキラキラいるみね〜しょん!」と題して、山頂エリアにたまごっちたちが大集合。さまざまな種類のイルミネーションのほか、アトラクション、フォトスポットでの撮影を楽しめる。

 さらに、9月にオープンしたアトラクション「青空ペダル」が「たまごっちのほしぞらぺだる」としてたまごっち仕様に。標高370mから園内のイルミネーションを一望できる。

 2つ目は、アーティストとのコラボエリア「オトイルミ」。ユニバーサルミュージック合同会社の協力で冬の夜にぴったりな5組のアーティストの楽曲とイルミネーションをマッチング。会場には高さ15mのシンボルツリー、街角の電話ボックス、巨大レター型のオブジェが設置され、ミュージックビデオのワンシーンに入り込んだかのようなシーンを演出する。

 コラボする楽曲は5曲で、「Crystal Kay/何度でも」「GRe4N BOYZ/星影のエール」「Novelbright/ツキミソウ」「秦 基博/アイ」「マルシィ/プレゼント」。翌年2月6日(金)からは「オトイルミ・春」としてアーティスト・楽曲を変更して新しいショーとなる。

「ぜひ楽しんで」

 13日に行われたプレス向けの内覧会では、同施設を運営する相模湖リゾート株式会社の鈴木康弘代表取締役社長が今年の見どころを解説。たまごっち、アーティストとのコラボが今年の目玉とした上で、「夏にできた2つの新アトラクションの青空ペダル(たまごっちのほしぞらぺだる)とマジカルウェーブは、体験型イルミネーションなのでぜひ楽しんでほしい」などと話した。

 さがみ湖イルミリオンは2026年5月10日(日)まで。時間は午後4時から9時。入園料は大人2000円から、小人(3歳から小学生)・シニア1300円から。フリーパスあり。昼間から入園の場合は追加料金はなし。営業時間や休園日、料金などは時期により異なる場合があるのでWEBサイトなどで確認を。問い合わせは、さがみ湖MORI MORI【電話】0570・037・353。
玄関先に出されたごみを収集する職員

ふれあい収集モデル事業 全市展開へ課題抽出 利用要件の緩和検討も

 ごみを自分で集積場所まで持ち込むことが困難な独居高齢者や障害のある人などの負担を軽減すると同時に、在宅福祉向上と社会的孤独の防止を目指す行政の戸別収集サービス「ふれあい収集」。相模原市内でも10月からモデル事業が始まり、対象となる人の利用要件、マンションのオートロックへの対応など解消すべき課題も少しずつ見えてきた。

 市は高齢者や要介護認定者等に対するアンケート、地域包括支援センターへの聞き取りなどから「高齢者等のごみ出し支援」に関して、市域全体で一定のニーズがあると判断。全市での実施へ向けた体制の検討につながるよう、地区の人口や面積、立地する住居の形態、収集拠点からの距離などの条件を総合的に勘案しながら区ごとに1地区を選定(緑区:津久井地区/中央区:大野北地区/南区:東林地区)。10月からモデル事業を開始した。

11人が利用

 現在は利用要件を満たし事前に登録を済ませた11人(津久井:4人/大野北:5人/東林:2人)がサービスを利用。自宅の玄関先など指定された場所に搬出されたごみを週に1度、担当の職員が利用者宅を訪れ収集している。

 市廃棄物政策課の担当者は私案と前置きした上で「現在のモデル事業を1年半続け、2027年度春にエリアを拡大、その1年後の28年度から全市での導入ができたら」と話す。

「ハードル高い」

 現時点では「介護保険の要介護2以上の認定を受けていて居宅サービスを利用している」「身体障害者手帳1級・2級の交付を受けている」など、利用要件が定められているが、モデル地区のひとつ、大野北エリアに暮らす住民は「ハードルが高すぎる」と話す。

 また、申込期間中には夫婦がともに90歳を超える世帯から担当課に相談があった。この夫婦は2人とも介護認定を受けていないためサービスを利用することはできなかったという。

 モデル事業が始まると、マンションに暮らす利用者宅でオートロック機能があったため、職員が搬出指定場所までたどり着けなかったケースもあった。

 市の担当者は「さまざまな課題を解消していくため多くのサンプルが必要。要件を満たす多くの方に参加いただきたい」という。

見守りの側面

 収集サービスは、ごみ収集を支援すると同時に利用者の孤立防止や安否を確認するという側面もある。

 3年前の夏には伊勢原市内で「ふれあい収集」を利用していた女性宅を訪問した職員がインターホンを鳴らしたものの応答がなく、異変を感じて内部を確認。勝手口の扉のそばで倒れている女性を発見した。消防に通報し、胸骨圧迫をしながら救急車の到着を待った。残念ながら搬送後に死亡が確認されたが、サービスを利用していなければ発見が遅れた可能性もある。

橋本酉の市を主催する橋本大鷲(おおとり)神社奉賛会の会長を務める 田中 茂さん 橋本在勤 74歳

見据えるのは「次の100年」

 ○…商売人や経営者が商売繁盛を願い熊手を買い求める橋本大鷲神社の酉の市。主催する奉賛会の会長に4月に就任した。この橋本酉の市は100年以上続く歴史ある行事。これまで当日は縁起熊手の販売役だったが、今年は会長として全体をまとめる役に。「熊手を売ってると1年ぶりに顔を合わせる人もいたからね。売り場には立たないけど声を掛けられたら」と笑顔を見せる。

 ○…「酉の市の役割は熊手を通した商売繁盛の祈願が一番」とし、伝統を守る姿勢を見せる。その上で、「行事として新しいことにもチャレンジしないといけない」と続ける。地域の行事として商売人以外の人にも楽しんでもらえるイベントづくりに思いを巡らせる。さらに、長い歴史を持つイベント故に演芸出演者の高齢化も目立つ。そこに「新しい風を送り込みたい」と意気込む。

 ○…町田市相原町の出身。橋本に本社を構える葬祭業の株式会社永田屋の専務取締役を務める。大学卒業とともに同社に入社。社内では甥(おい)である現社長を支えながら、会社の地域貢献を先頭で引っ張る。忙しい日々の合間は妻と共に温泉で疲れを癒すのが息抜き。中高は卓球部に所属していたこともあり「時々、社内の卓球台でやりますよ」。地域でも社内でもコミュニケーションを大切にしている。

 ○…酉の市が近付くと心配になるのは当日の天気。今年は会長になって初の酉の市。「晴れてほしい」と好天への思いは例年より強いよう。その思いが通じたのか、12日の一の酉は好天に恵まれた。そして、伝統の継承にも気を揉む。一昨年、大鷲神社は創建100年を迎えた。見据えるのは次の100年だ。「これからは若い人に参加を促し、伝統をつないでいきたい」。力強く語った。
それぞれの立場で議論し合う両会の会員ら

地域課題解決へ結束深める 弁護士会×土地家屋調査士会

 市民が境界トラブルなく安心して住み暮らせるよう綿密な連携を――。神奈川県土地家屋調査士会相模原支部(梅津賢一支部長)と神奈川県弁護士会相模原支部(藤田寛之支部長)が11月7日、ほねごり杜のホールはしもとで合同勉強会を行った。両支部の会員20人ほどが集まり、情報を交換し交流を深めた。

 勉強会では▽境界トラブルを未然に防ぐには▽相続登記義務化と地域の課題▽測量・登記・法務業界におけるデジタル化▽地域の専門家ネットワークとしての役割―の4つのテーマでグループごとにディスカッションを実施。業務の疑問点や事例ごとの対処などを共有・議論した。

 藤田支部長は「ネット・AIが発達してもそこで調べられるのは公開情報。『現場の実態』は載っていない。やはり生きた情報は知人を通じてでないと得られないものであり、特に弁護士の場合には生きた情報こそが紛争を解決する力になる。交流会は紛争の防止や解決へ向けた地域の課題解決力向上にも意義があるものと感じた」と振り返った。

不動産の境界トラブルに注意

 梅津支部長によると、2024年4月1日に相続登記が義務化されたことにより、これまで登記をせずにいた未登記建物の「建物表題登記」の依頼が増えているという。相続登記をするには前提として、相続すべき建物が『どこにありどんなつくりで誰のものであるか』を示す建物表題登記が必要になる。

 相続におけるトラブルというと相続人の間での紛争が注目されがちだが、不動産に関して注意が必要なのが「境界トラブル」。隣の土地との境界が確定していない場合などに、隣人との間で発生するトラブルで、調停や訴訟まで進んでしまうと費用も時間も掛かり、生活面への影響は小さくないという。

 梅津支部長は「境界トラブルを未然に防ぐのが土地家屋調査士。話し合いでお互いが納得できる可能性が残っている場合もある。逆に紛争においては弁護士の分野。所有する土地に存する建物が登記されているかどうか今一度確認していただき、されていない場合は土地家屋調査士にご相談いただきたい」と市民に呼び掛けている。
昼食を手渡す生徒たち

全国大会 陰で支える 相原高ほか約80人が運営

 農業を学ぶ全国の高校生が日頃の学習や活動の成果を発表する「日本学校農業クラブ全国大会」の意見発表会が10月22日、相原高校(平塚専一校長)で開催された。農業高校の甲子園とも呼ばれる同大会。全国7万人の生徒の中から地方大会を勝ち抜いた27人の精鋭が同校に集い、日々の活動の成果や将来の抱負などについて発表した。

 当初、会場は横浜市内だったが、8月に急遽、同校に変更。残念ながら県内の生徒は登壇しなかったが、同校の生徒約40人のほか、中央農業高、平塚農商高、吉田島高、三浦初声高の生徒、合計約80人が運営委員を務め、設営から受付、誘導、昼食対応など、さまざまな業務を担当し、大会を陰で支えた。

 大会を終え、生徒実施委員長を務めた食品科学科3年の佐京琥羽さんは「全国から集まった皆さんの姿に刺激を受け、自分たちも多くのことを学んだ。準備は大変だったが仲間と力を合わせて無事に大会を終えられたことに大きな達成感がある」と振り返った。平塚校長は「応援していただいた多くの方々のご尽力と運営に携わった生徒や教職員の努力が実を結び、心温まる大会となった」と述べた。
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JAXAで展示を見学する参加者

歩いてSDGsに触れる JAXA、博物館など巡る

 相模原市内を歩いて巡り企業や団体のSDGsに関する取り組みを学ぶ「さがみはら新たな魅力×SDGsツアー」が10月24日と11月14日に行われた。

 昨年度に続き開催されたこのツアーは、相模原ビジネス公務員専門学校(中央区)の観光学科で学ぶ留学生が運営を担当。当日の案内も行った。

 今回は市内在住・在学の学生を対象に参加者を募集。両日ともに淵野辺駅を出発し、国際交流ラウンジ、JAXA相模原キャンパス、相模原市立博物館を巡った。両日合わせて104人が参加し、各日3グループに分かれてスタート。11月14日のツアーでJAXAに立ち寄った一行は、宇宙科学探査交流棟で資料を興味深く眺めたり、施設内に設置されたロケットの模型を背に記念撮影を楽しんだ。参加者は「初めてJAXAに来た。宇宙に興味があるのでとても面白い」などと興奮気味に話した。

 今回のツアーの開催にあたり、学生は事前に準備を整えて臨んだ。ツアーを終え運営に携わった学生は「案内する時は緊張したけど、参加者のみんなが優しく接してくれて良かった」、「時間管理や準備の通りにご案内するのは思っていた以上に大変だった」などと感想を話した。また、今回の参加者は学生だったため、運営メンバーや参加者同士にコミュニケーションが生まれ「大変有意義な時間になった」と引率した担当教諭は振り返った。

相模原法人会 税の役割 理解深めて 絵はがきコンクール 6人を表彰

 小学生に「税の大切さ」などを知ってもらうことを目的に開催されている「税に関する絵はがきコンクール」の受賞者がこのほど決まり、11月6日にほねごり杜のホールはしもとで表彰式が行われた。主催は公益社団法人相模原法人会。

 市内の小学校に通う6年生を対象に夏休みの宿題として行われた同コンクール。14回目となった今回は72校159人の応募があり、6人が入賞した=写真。

 優秀賞に値する相模原税務署長賞を受賞した櫻井結さん(谷口台小)は表彰を受け「あまり自信がなかったので受賞できてとてもうれしい」と話した。作品を完成させるにあたり税金について深く調べたと言い、「身近なものにも活用されていることが分かった。税をバトンに見立てそれを渡して協力することをイメージした」と作品に込めた思いを話した。

 受賞した児童は以下の通り。敬称略。

 ▼相模原税務署長賞/櫻井結(谷口台小)▼神奈川県相模原県税事務所長賞/前田琥太朗(上鶴間小)▼相模原市長賞/高山斗空(大野台小)▼相模原市教育委員会教育長賞/渋谷珠生(橋本小)▼公益社団法人相模原法人会会長賞/鈴木唯花(川尻小)▼公益社団法人相模原法人会女性部会長賞/佐藤和奏(川尻小)

「アートピザ」を作ろう 12月7日、イオン相模原

 相模原を中心に障害や世代を超えてアート活動を行う団体「フェース of ワンダー」がアートピザを作るイベントを12月7日(日)、イオン相模原ショッピングセンター(南区古淵2の10の1)1階けやきスマイルガーデンで開催する。

 当日は、段ボールやチラシなどでアートピザづくりに挑戦。相模原・橋本を中心に活動する「楽レレピクニック」のウクレレ演奏も行われる。

 午前10時から午後3時。参加無料。問い合わせは金子さん【電話】090・7902・1193。
市内を走る消防職員=消防局提供=

相模原市消防職員が市内巡回マラソンで「予防救急」をPR 「救える命」守るため

 相模原市消防局は11月16日、増加する救急需要への対策として「予防救急」を呼びかける「市内巡回・健康祈願マラソン」を中央区と南区で実施した。市内消防局では初となるこのマラソンは「予防救急」の重要性を市民に呼び掛けるとともに、市民の健康祈願を目的としたもの。

 予防救急とは、救急車を呼ぶような怪我や病気を防ぐため、日頃から注意を払うことや対策を行うこと。同局は「ほんの少しの注意や心がけで救急搬送につながる事故や病気を未然に防ぐことができる」とし、具体例としては、転倒防止のための手すり設置、手洗い・うがいによる感染症予防などを挙げている。

 当日は予防救急のほか「上手な医療のかかり方」や「健康増進」の具体的な例が掲載されている「予防救急リーフレット」などが配布され、現在は消防署、メディカルセンターなどに配架されている。

「将来は救急隊員に」の声も

 巡回中には、事前に告知を見て到着を待っていた家族がおり、子どもから「将来は救急隊員になりたい」という声かけがあったほか、多くの市民から励ましや感謝の言葉が寄せられたという。

 走破後の取材に対し、同局は救急車は限りある資源であり、緊急性の高い人への到着遅延を防ぐため、適正利用への理解と協力を改めて訴えた。緊急時の119番通報は躊躇なく行うべきだが、迷った際は「#7119(かながわ救急相談センター)」の活用も推奨している。

 今回のマラソン形式の広報活動について、同局職員は「市民の気持ちや意見を直接うかがえた」ことと、「話題性による副次的な効果があった」と評価。今後は消防局の「予防救急」と健康福祉局の「上手な医療のかかり方」「健康増進」の連携をさらに拡充し、取り組みを広く深く浸透させたいとの展望を語った。詳しくは同局救急課【電話】042-751-9142。
作品を色付けする園児たち。上が津久井ヶ丘幼稚園(10月30日)、下が大島幼稚園(11月6日)

かみや学園 園児がイルミ制作に参加 MORI MORIに展示

 学校法人かみや学園認定こども園津久井ヶ丘幼稚園および幼保連携型認定こども園大島幼稚園でこのほど、さがみ湖MORI MORI(若柳)で展示されるディンプルアート作品の一部を園児たちが制作する取り組みが行われた。

 『ディンプルアート』とは、自動車の廃材から生まれた透明の絵の具『ディンプルアートカラー』で描かれたアート。その作品は昼も夜もまるでステンドグラスのようにキラキラと輝く。ガラスの廃材を再利用するため、SDGsの観点からも注目されている。今回、同施設で開催中のイベント「さがみ湖イルミリオン」にディンプルアートのドーム作品を展示することとなり、その制作を担当するディンプルアート普及協会の岩本李菜会長が「地元の子どもたちと一緒に作品を手掛けたい」と同学園に声を掛け実現した。

 作品は本物のモミの木に鹿や熊、キツネ、うさぎたちが集まる姿を表現。津久井ヶ丘幼稚園ではキツネを、大島幼稚園では熊の制作に携わった。参加した園児からは「きれい」「楽しい。もっとやりたい」などの声が聞かれた。同学園の日下部全彦理事長は「岩本さんに制作の機会をいただき感謝しています。透明でキラキラ輝く凸凹模様のディンプルアートは、子どもたちの個性そのもの。触れる度にSDGsの大切さも感じてもらえたら」と話した。

 なお、作品は11月28日(金)から展示される予定。
ハウスの中に並べられた菌床

城山観光協会 シイタケを観光資源に ハウス完成で栽培スタート

 城山観光協会(中野秀人会長)が観光振興の一環で今年度から準備を進めているシイタケ栽培。栽培用のビニールハウスが10月下旬に小松に完成し、いよいよ栽培が始まった。

 このハウスは広さ約100平方メートル。約1100個の菌床を設置して栽培する。1つの菌床から採れるシイタケの数は25〜30本で、最大で3万3000本のシイタケを採ることができる。さらに、菌床はシイタケを採った後も、3〜4回は使用できると言う。ハウスの完成直後に、準備しておいた菌床を設置。先週末には採れたてのシイタケを早速イベントで販売した。

 ハウスで栽培したシイタケは、「城山おいしいたけ」(仮)として販売。栽培場所は「城山おいしいたけ園」(仮)として展開していくと言う。年内には地域の観光拠点やスーパーなどでも販売ができるよう準備を進める。中野会長は「このシイタケは、大きくて肉厚でおいしい。イベントでも試食してもらうと8割の方が買ってくれる。自信を持ってお勧めできるシイタケ」と自信を見せる。さらに、「さまざまな料理に使えて栄養価も高い。冷凍すれば味わいが増す」などと付け加える。

 現在は、土日のみ午前10時から午後3時まで城山自然の家で地場野菜などと共に販売している。中野会長は、「どんどんPRして販売場所を増やしていきたい。シイタケを観光資源として育て、城山地区の観光振興の一つにしたい」と意欲を見せる。

 12月には、来賓や地域住民を招き、ハウスのお披露目式も計画していると言う。問い合わせは城山観光協会【電話】042・783・8065。
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告知チラシ

参加無料  犯罪被害者支援の重要性を訴える講演会 12月4日、市立産業会館で

 相模原市は「犯罪被害者週間(11月25日〜12月1日)」に合わせて12月4日(木)、「犯罪被害者週間講演会」を相模原市立産業会館多目的ホール(中央区中央)で開催する。犯罪被害者とその家族が置かれている状況や犯罪被害者支援の重要性について市民の理解を深めることが目的。

内容は二部構成

 第1部 は『想いと願い』と題して、京都アニメーション放火殺人事件の被害者遺族である渡邊達子さん・渡邊勇さんが登壇。事件で犠牲となった渡邊美希子さん(享年35)の遺族として、犯罪被害者支援の重要性を訴える。

 第2部は 『「被害者」の心と身近な人たちの心を考える』として、公認心理師・臨床心理士の辻孝弘さんが講師を務める。辻さんは現在、東京医科大学で学生や職員の相談を担当するほか、犯罪被害者支援などにも従事している。

本の回収も

 会場では同時開催として、読み終えた本や不要なCD・DVDなどを回収し、その買取り相当額を犯罪被害者支援センターに寄付する「ホンデリング」回収ボックスが設置される。

参加無料

 午後2時から午後4時30分まで。事前申込制で定員は100人(定員になり次第締切)。手話・要約筆記の対応もある。 申し込みは市交通・地域安全課の電話またはインターネット(下記にリンクあり)で。

 申し込み、問い合わせは同課【電話】042-769-8229。
名物の縁起熊手を購入する男性

橋本酉の市 「不景気知らずだよ」 熊手を求める人でにぎわう

 橋本の大鷲(おおとり)神社で11月12日、恒例の橋本酉の市が開催された。

 地域の商業者の繁栄と住民の安全安心、招福開運を願い、晩秋の風物詩となっている酉の市。今年も、商売繁盛を願う経営者や店主らが名物の縁起熊手を求めに訪れた。

 一の酉にあたるこの日は、午前中に神事が行われ、午後からおやじバンド、マジックショー、カラオケ大会などで盛り上がりを見せた。市内でモーターの修理・販売などを手掛ける経営者の男性は、50年近く橋本酉の市で熊手を購入していると言い、「こうして長生きもできて、商売も不景気知らずだよ」と笑顔を見せた。

 酉の市を主催する橋本大鷲神社奉賛会の田中茂会長は「天気が心配だったが、天候に恵まれて順調に開催できて良かった。今年は二の酉までしかないからか熊手を買いに来る人が例年より多い感じ。二の酉もよさこいや太鼓などイベントをたくさん企画している。恒例のベリーダンスもあるのでたくさんの人に来てほしい」と話した。

 酉の市は11月の酉の日に開催される伝統行事。今年は2回の年にあたる。二の酉は24日(月・祝)、午前10時から午後8時まで。

 詳細、問い合わせは奉賛会の田中会長【携帯電話】090・3065・7400、和風酒でじま【電話】042・772・2362。

子どもの医療費助成、高校生まで所得制限・自己負担撤廃へ 2027年4月からを予定

 相模原市は11月12日、2027年4月から「こども医療費助成制度」の所得制限と一部負担金を撤廃する方針を発表した。これにより、市内の18歳までの小児医療費が実質無償化されることになる。

 市内の現行制度では助成対象は0歳から高校生世代(18歳到達後の年度末まで)まで。高校生世代には所得制限があり、中学生以上は一部負担金(通院500円/1回)を設けている。

 市の子育て給付課の算定では、新たに対象となる想定人数は、高校生世代までの所得制限撤廃により約4600人、一部負担金の撤廃により約3万2000人。計約8万4000人が対象となり、制度拡充に新たに必要となる予算額は年間約2億3000万円と見通している。

背景に「近隣市の動向」と「議会の要請」

 本村賢太郎市長は同日の記者会見で、「本来は国が統一制度を創設すべき」という従来からの考えを述べた上で、「『子育てするなら相模原』というスローガンを掲げる市として、子育て世帯の負担軽減や近隣市の動向などを踏まえながら議論を重ねてきた」と話した。本紙が取材した同課も「近隣の川崎市や横浜市の拡充の動きに加え、市議会からの緊急要望や請願が迅速な決定を後押しした」と背景を説明した。開始時期について市長は「各方面での調整が付けば早めることも考える」とした。

財源と削減効果

 今回の拡充に伴う一般財源の増額は、県の補助金対象外で全額が市の持ち出しとなる。一方で、これまで毎年行っていた所得制限に関する資格審査が不要になるため、業務委託費や人件費を含め、「年間で約1300万円の事務費が削減できる見込み」と同課は試算している。

高校生世帯は年間約2.3万円の負担軽減

 新制度で特に影響が大きいのは、所得制限の対象となっていた高校生世代の子どもがいる世帯である。同課の試算では、高校生世代の家庭は年間で約2万3000円の負担が軽減される。

 また、自己負担が完全になくなることで、「コンビニ受診」など、不要不急の受診が増えることを懸念する声もある。市は「今後、新しい医療証を交付する際などに、適正な医療機関のかかり方について改めて市民に啓発活動を行っていく」方針とした。

相模原市内のインフルエンザ「警報レベル」に 学級閉鎖数は前週の2倍以上に

 相模原市内のインフルエンザの報告数が「警報レベル」に達し、学校の学級閉鎖が急増している。市の感染症情報センターが11月13日に発表した報告によると、11月3日〜9日(第45週)の定点あたり患者報告数は33.81人となり、「警報レベル」の基準(30.00人)を超えた。

 市内の市立小・中学校では前週の10月27日〜11月2日(第44週)の欠席者数は284人、学級閉鎖数は38クラスで、11月3日〜9日(第45週)は欠席者数544人、学級閉鎖数は81クラスと、この一週間でいずれも急増している。

南区・緑区で休校も

 相模原市学校保健課によると、市内のインフルエンザによる学級閉鎖は、市内3区の小学校45校220クラス、中学校9校18クラスで、特に南区の小学校で21校115クラスが閉鎖となり、その影響が最も大きい。休校は緑区・南区の小学校で各1校あった。(9月1日〜11月13日時点でのその把握数)。

 市は、手洗いやマスク着用などの基本的な感染予防対策の徹底を呼びかけている。
御囲さんの作品『見てほしい』

御囲章の木版画展 11月17日から ギャラリー誠文堂

 多摩美出身の版画家・御囲章さんの個展が11月17日(月)から29日(土)まで、ギャラリー誠文堂(中央区中央3の7の1)で開催される。時間は平日が午前10時から午後6時まで、土曜日は午後1時から6時まで(初日は午後1時から、最終日は午後4時まで)。日曜休廊。

 御囲さんは個展に際し「身の周りのありふれた出来事や世相などをテーマに、植物の部位や在り方から感じられる『生き物』としての強烈な存在感を転換して、『人間』の内や外を表現しようと葛藤している」と話している。17日、28日(金)、29日は在廊予定で、直接、作品についての話を聞くことができる。問い合わせは同ギャラリー【電話】042・756・3178。
予防救急リーフレット

相模原市消防局が巡回マラソンを実施 11月16日、「予防救急」を呼び掛け

 相模原市消防局は「市内巡回・健康祈願マラソン」を11月16日(日)の午前11時から午後2時まで、中央区と南区で実施する。救急車の有効活用に繋がる「予防救急」のPRを目的としたもの。

救急出場件数は過去最多更新中

 全国的に救急需要が増大する中、相模原市でも救急出場件数と搬送人員数が2022年から毎年過去最多を更新している。市消防局は「限られた資源である救急車を有効活用するためには、救急車を呼ぶような怪我や病気を未然に防ぐ「予防救急」が大切」として、マラソンを通じてPRを行う。同局担当者によると、こうしたマラソンは市内消防局で初の試みという。

 消防職員は市内約20kmを巡回(各消防署所の通過目安時間は下記リンクを参照)し、各消防署所でチラシなどを配布。市民の健康祈願も行う。

プレゼントキャンペーンも実施

 マラソン当日は大塚製薬株式会社との包括連携協定に基づき、同社から提供された「カロリーメイト」が配布されるほか、消防局公式Instagramを活用したプレゼントキャンペーンも実施。【公式】相模原市消防局(sagamihar_fire)アカウントをフォローの上、当日Instagram(フィード)に投稿される「市内巡回・健康祈願マラソンのスタート前の様子」にハッシュタグ「#いつでも健康」を付けてコメントした人の中から抽選で5人に消防局特製マグカップがプレゼントされる(詳細は下記リンク参照)。

 マラソン実施に合わせて、市民の健康維持と医療機関の適切な受診を促すため、消防局と健康福祉局が連携して作成した「予防救急リーフレット」と「救急車カード」が配布される。リーフレットは11月17日(月)から消防署所、メディカルセンターなどに配架予定。

 雨天決行(警報発令時など荒天時は中止)。問い合わせは同局警防部救急課【電話】042-751-9142。
三ヶ木交差点付近(津久井交通安全協会提供)

交通安全への意識高め 区内2校で啓発運動

 相模原城山高校(樋口一孝校長)と津久井高校(熊坂和也校長)は10月8日、交通安全運動を実施した。同校PTAや津久井警察署、津久井交通安全協会、津久井警察署管内地域交通安全活動推進委員協議会、津久井まちづくりセンターおよび城山まちづくりセンターの職員ら32人が参加、登校時の生徒に交通安全への注意喚起を行った。

 自転車通学者は相模原城山高校が620人、津久井高校が42人。この日は、自転車や原動機付自転車で登校する生徒に対して、「身の安全のためにヘルメットを着用しましょう」「自転車も交通ルールを守ろう」と呼び掛けた。

 樋口校長は「自身の安全を守るとともに他者にも配慮した自転車運転マナーを心掛けて欲しい」、熊坂校長は「引き続き、地域の方々と連携して交通安全への意識を高めていきたい」と、それぞれ語った。
告知チラシ

参加無料 障害や世代を超えたアート体験「アートピザ」 12月7日、イオン相模原SCで

 相模原を中心に障害や世代を超えたアート活動に取り組む団体「フェース of ワンダー」が、参加型アートイベントを12月7日(日)、イオン相模原ショッピングセンター(南区古淵2-10-1)1階けやきスマイルガーデンで開催する。相模原市の後援。

段ボールやチラシで自由にピザ作り

 「アートピザを作ろう 冬のアート WITHフェースofワンダー」と題し、段ボールやチラシなどを自由に使って「アートピザ」を作ることができる。同団体代表の金子光史さんによると、この「アートピザ」作りは、10月に相模原市立富士見小学校の3年生との総合学習の時間でも実施され、好評を博したという。当日は、参加者が作った作品を飾る楽しいアート空間が生まれる予定だ。

 相模原・橋本を中心に活動する「楽レレ・ピクニック」によるウクレレ演奏も行われ、冬の素敵なアートの時間を彩る。

 午前10時から午後3時まで。参加無料。主催者は「みんなで輪になって世界一美味しいピザを作りましょう」と呼びかけている。問い合わせは金子さん【電話】090-7902-1193。