多摩版【11月20日(木)号】
壇上に上がる会員=多摩JC提供

多摩青年会議所 会員拡大率、全国2位 7人から21人に

 (公社)日本青年会議所第74回全国大会がこのほど、佐賀県で行われ、多摩青年会議所(多摩JC/寺澤真也理事長)が拡大部門で全国2位に輝いた。7人から21人までメンバーが増え拡大率は300%だった。

 全国大会は1953年に第1回が開催されて以来、毎年開催されており、全国各地より約12000人のJCメンバーが一同に会する大会。会員の運動意識を高め、地域や社会をより良く変えるために開催されている。フォーラムや表彰式などが開かれ、会員同士が親睦を深めている。

 その中で開かれている「AWARDS JAPAN2025」では、会員の拡大率を表彰する式典が行われた。10人以下や20人以下から111人以上の7段階に分かれ、各段階の上位3位まで、21地域のJCがノミネートされ、全国大会に出場し結果が発表される。

 昨年10月1日から今年9月30日までの期間の拡大率を競うもので、多摩JCは14人純増し2位に。拡大グランプリを獲得した(公社)秦野青年会議所に及ばなかった。

 寺澤理事長は「グランプリは逃しましたが、人数が増えたことは良かった。積極的にイベントを開いてきたことが拡大につながったのでは」と話す。多摩JCは今年度、多摩センターのパルテノン大通りでバスケや相撲をする「多摩どまんなかバスケ」や「わんぱく相撲多摩場所」など青少年育成事業を行い活動を活発化させ、認知度を高めてきた。寺澤理事長は「新たなメンバーと協力しながら、来年もこども向けの事業を継続していきたい」と語った。
農業祭への来場を呼びかける鈴木支店長(左)と新倉委員長

市内農家 多摩市の農作物をPR あす21日、初の農業祭

 多摩市内の農家やJA職員らからなる協同組合はあす21日(金)に第1回農業祭を多摩市役所芝生広場で開催する。多摩市内で栽培されている農作物を広く知ってもらいたいと、初めて企画されたもので、野菜の展示会と即売会がメインとなる。

 主催の東京南農業協同組合(JA東京みなみ)多摩支店支店協同推進委員会(新倉隆委員長)が農業祭を企画したのは、近隣自治体に比べ農地が少ないとされる多摩市の農業イベントを開催したいと思ったのがきっかけ。同じJA東京みなみの稲城市や日野市では農業祭が実施されている。

手作りの祭りに  

 職員が農業祭に携わるJA東京みなみ多摩支店の鈴木功一支店長は「支店のテントを使った手作り農業祭になる。野菜の展示会をすることで、市内ではこのような農作物を作っている知ってもらいたい」と話す。鈴木支店長によると市内は多摩ニュータウン計画により農地が減り、もともと少ない上に、徐々に面積も減っているという。

 市内では落川や一ノ宮、関戸、和田、東寺方など北部に集中しており、市内の販売農家は約30軒ある。

 また、多摩市は少量対品目、多岐にわたって農作物を作っているのが特長だという。一方で、稲城市の梨やぶどう、日野市のトマトや梨といった特産品が無いことも、今回の農業祭開催のきっかけになった。11月23日の新嘗祭(収穫を感謝する日本の伝統的な祭り)の日に近い日程にした。

約30品目を展示

 展示販売する野菜は白菜やブロッコリー、大根、ほうれん草、キャベツ、カブ、サツマイモ、みかん、小松菜など約30品目を予定している。ブルーベリーの苗木ポットの無料配布も行う(午前10時から、先着100人)。また、ハグジードーナツや和菓子処花鳥風月など市内の飲食店が出張販売し農業祭を盛り上げる。

 いちごやブルーベリーを栽培している新倉委員長は「農業は食育や農福連携にも貢献している。野菜を作るのは楽しいですし、食べることは人を幸せにする。このような機会を通して農家と住民との関わり合いを大事にして発展していかなければならない。ぜひ多くの方に来てほしい」と話していた。

 開催時間は午前10時から午後3時まで。雨天決行・入場は無料。

 多摩市農産物即売推進協議会、JA東京みなみ、多摩市が共催し、例年年末に行われている「暮れの野菜即売会」は12月29日に市役所地下駐車場で開催される。

プロゴルファーで11月28日から銀座で絵の個展を開催する 藤井 誠さん 多摩市在住 67歳

描き、奏で、振り抜く

 ○…これまで地元カフェで展示の機会はあったが個展は初めてのこと。しかも会場は「銀座」。「この絵も銀座なら15万円で売れるかな」とおどけてみせる。幼い頃、喘息の影響で外で遊ぶことが難しく、家の中で絵を描くようになったのがその始まり。「絵を描くのは自分にとって自然なこと。描かずにはいられない」。手持ちのノートはメモと豊かなイラストでいっぱいだ。

 ○…世田谷区の生まれ。3人兄弟の長男。都内の公立中学に通うなか、音楽にめざめた。「ビートルズが解散し、ハードロックが登場してくるようなタイミング。ロック史において大きな変化があった時期ですね」。高校に入るとギターを持ちバンドを始めた。「音楽どっぷり」の生活でその後、縁があり業界へ。マネージャーなど数々の著名ミュージシャンを支える仕事に従事。ただ、27歳のとき、たまたま見たテレビ番組に衝撃を受けた。

 ○…「1986年、ゴルフのマスターズで活躍するセベ・バレステロスやグレッグ・ノーマンが格好良く。もう光って見えて」。当時は月に1回嗜む程度だったが、これを機にプロをめざすと決意。テストを受けるも「基礎ができていない」と自覚しプレーヤーは諦め、教える立場を選択。アメリカ留学などもし視野を広げ、現在は市内外の練習場などで指導をする。

 ○…毎週、ラジオの生放送を担当している。大好きなゴルフの話をし、お気に入りのロックンロールをかける。ギターは今も現役で、毎年ライブハウスのステージにあがる。「ゴルフは年齢を重ねて少しずつうまくなっている実感があります。それが楽しい」。描いて奏でて振り抜く。どれも自分を表す大切なかたちだ。
児童らに向けて話をする滝沢さん

お笑い芸人「マシンガンズ」 滝沢さんが東寺方小に 環境出前授業

 「マシンガンズ滝沢と考えるごみ問題」と題した環境出前授業が11月11日、東寺方小学校で行われ、お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんが小学3年生から5年生までの児童や、保護者を対象に講演を行った。

 滝沢さんは、お笑い芸人として活躍するかたわら、ごみ収集員として10年以上働いている経験を生かし、環境やごみ問題に関する講演を各地で開いている。

 当日、会場は大きな拍手に包まれ、大歓声の中、滝沢さんが登場すると児童とハイタッチする姿も見られた。その後は、スライドで画像を映しクイズなどを交えながら講演を行っていった。

 滝沢さんは東京23区内でごみ収集員をやっている経験から、ごみの捨て方の問題、収集員の大変さを、実体験を踏まえた上で話していた。

 ごみ回収が無くなったらどうなるかといった結果を、映像を交えて紹介すると、児童らは驚いた様子で話しに聞き入っていた。

 市では、持続可能な社会を次世代に残していくためには、小中学生の時期に環境教育を受ける機会を確保し、環境問題を主体的に考えて行動する人材育成に取り組んでいくことが重要と考え、昨年度から小中学校を対象に滝沢さんの環境出前授業を行っている。これまで、各小中学校で実施しており、今年も諏訪中などを訪れている。

 講師を務めた滝沢さんは1998年、西堀亮さんとお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。「THE MANZAI」2012、14年認定漫才師に認定される。23年に開かれた「THE SECOND〜漫才トーナメント」で準優勝し、注目を集めた。

小学生が人権メッセージ 29日、パルテノン多摩で

 第22回こどもからの人権メッセージ発表会in多摩が11月29日(土)、パルテノン多摩小ホールで開催される。午後1時から4時まで。主催は多摩市ほか。

 多摩市や稲城市、町田市、日野市、八王子市、武蔵村山市、東大和市、昭島市、立川市の9市を代表した9人の小学生が、人権について考えたことや体験したことを発表する。

 当日は、オープニングアクトとして、多摩市立連光寺小学校玉すだれサークルによるステージ、和太鼓せいせき鼓桜によるアトラクションが行われる。

 入場無料。定員は250人(申込み不要・先着順)。手話通訳・要約筆記あり。

 問合せは市くらしと文化部平和・人権課【電話】042・376・8311へ。詳細は市公式ホームページから。

多摩エネ協企画 体育館の冷暖房考える 12月6日、ベルブ永山

 多摩市消費生活フォーラム2025 多摩エネ協企画が12月6日(土)、ベルブ永山4階で開催される。主催は一般社団法人多摩循環型エネルギー協会(多摩エネ協)。

 東京都立大学名誉教授の須永修通さんとネットゼロリンク合同会社代表の金子貴代さんが登壇。「どうする!?学校体育館の冷暖房〜『危機的状況』を抜け出すために」と題し、災害時の避難所にもなる体育館の空調や断熱について考える。

 午後1時30分から3時30分まで。参加費無料、直接会場へ。問合せは多摩エネ協【電話】070・5369・0230。
個展で展示する作品を持つ藤井さん

人物風土記関連記事 ゴルファーが個展

 多摩市在住で、相模原市の地域ラジオ局「エフエムHOT839」で番組を持つ、プロゴルファーの藤井誠さん=人物風土記で紹介=が銀座で個展を開催する。

 期間は11月28日(金)から30日(日)までで開廊は午前11時から午後8時(30日は6時まで)。会場は「サロンデジュリエット」(東京都中央区銀座5の13の16)。タイトルは「見てくれ!俺の魂の絵を」。

 藤井さんが描き貯めたおよそ70点のアクリル画を展示。動物をモチーフにした作品を中心に色彩豊かな画風が特徴。

 ゴルフのティーチングプロで活躍する藤井さん。そのような中、ゴルフ雑誌の編集長からレッスンページを任されたのがひとつのきっかけ。幼いころから描くことに親しみはあり「せっかくだから挿絵を入れよう」。当初はモノクロだったが知人の勧めで色をつけたところ「表現の幅が広がった」。ひと月に1枚描いていき、たまった作品を地元の喫茶店で展示したところ「『買いたい』という人もでてきて。銀座じゃないから安いですよ(笑)。でも、うれしくてうれしくて」。今回の個展はそれ以来の開催となる。
皇室などの貴重な資料が展示されている

東京文化財ウィーク 戦前の多摩村と皇室 2会場で開催中

 東京文化財ウィーク2025企画事業「戦前の多摩村と皇室」が現在、第一会場(旧多摩聖蹟記念館)と第二会場(多摩ふるさと資料館)で開催されている。主催は多摩市教育委員会。

 戦前、多摩市には皇室関係者が兎狩りや散策を楽しんだ狩猟場があり、1930年には、明治天皇の事績を顕彰する多摩聖蹟記念館が建てられ、多くの人でにぎわったという。

旧多摩聖蹟記念館

 この第一会場の旧多摩聖蹟記念館(連光寺5の1の1の/都立桜ヶ丘公園内)では「旧多摩聖蹟記念館に残る皇室の肖像とゆかりの品」と題し、「明治天皇の事績の顕彰」「明治天皇の肖像」「皇族の肖像」「多摩聖蹟記念館の宝物」などのコーナーに分かれ、天皇や皇室関係者の肖像や御使用品を展示している。

 会期は12月14日(日)まで。休館日は月・水曜日(祝日除く)、11月25日(火)、12月9日(火)。開館時間は午前10時から午後4時まで。

ふるさと資料館

 第二会場の多摩ふるさと資料館(貝取1の26の1/KITAKAIさんぽ館2階多目的室)では「天皇を迎えた多摩の人々」を開催している。地元の人が皇族関係者、宮内庁職員を迎えるにあたって準備した品々を展示する。戦前の多摩地域における皇室と地元住民の関係を振り返る展覧会となっている。

 期間は12月7日(日)まで。開館時間は午前9時から午後4時30分まで。

 入場無料。問合せは多摩市教育振興課文化財係【電話】042・338・6883。

学芸員の解説も

 関連イベントとして学芸員によるギャラリートークが行われる。両会場とも11月29日(土)と12月6日(土)の午前10時、11時、午後2時、3時から実施する。

 企画担当の学芸員が展示の見どころを解説する。事前申込み不要、当日直接会場へ。

愛宕かえで館 クリスマスコンサート 12月14日 豪華ゲスト

 愛宕かえで館クリスマスコンサートが12月14日(日)、同館で開催される。午後1時30分開演。

 第1部のゲストは観客参加型コンサート「うたごえランド」を定期的に開催している石橋美恵子さん。また、第2部は横洲かおるさんと瀧澤行則さんによるステージが披露される。

 入場料500円、前売券には飲物券100円付き。問合せは同館【電話】042・375・2990。
大会に臨む自衛消防隊

多摩消防署管内 自衛消防操法大会に28隊 訓練の成果を披露

 東京消防庁多摩消防署(甫出憲治署長)は10月29日、自衛消防操法大会を多摩ニュータウン市場で行った。同大会は、企業や地域などで構成される自衛消防隊が消火技術を競い合うもの。初期消火の技術向上や防火意識の啓発、組織間の親睦などを目的としている。小型ポンプや屋内消火栓などを使い、放水準備から消火までの時間や動作の正確性を競う。

 今回は部門別に、市内に事業所などを構える26事業所28隊が参加した。甫出署長や多摩消防署員らが見守る中、参加者は日頃の訓練の成果を披露していた。甫出署長は「すべての隊に地震発生時の初動対応、自動火災報知設備の操作、そして屋内消火栓による消火技術が備わっていることが確認されたことに、非常に心強く思う」と講評した。また、「引き続き各事業所において積極的に訓練を推進していただき多摩市の安全安心を高めてまいりましょう」と呼びかけた。

 甫出署長は続けて「東京消防庁の統計によると、自衛消防訓練を実施している事業所は、訓練を実施していない事業所と比較すると焼損床面積などの被害が半分以下である」とのデータを示し、「自衛消防訓練の効果は明らかである」と話していた。
毎年にぎわうクリスマスコンサート

多摩ファミリーシンガーズ ひとあし早いクリスマス 12月13日 ヴィータホール

 多摩市内を中心に活動する児童合唱団の多摩ファミリーシンガーズによる演奏会「ひとあし早いクリスマスのおくりもの」が12月13日(土)、関戸公民館ヴィータホールで開催される。午後1時30分と午後4時開演の2回公演。

 「虫さんたちの春夏秋冬」「冬はここにもあそこにも」「みんなでクリスマス」の構成で、冬の童謡やクリスマスソングなどバラエティ豊かなステージが披露される。

 入場料は大人1500円(全席自由)、高校生以下1000円。問合せ・チケット購入は同合唱団事務局【電話】042・375・8558。
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鮮やかな色のモミジバフウに覆われた上之根大通り

市内各地で紅葉色づく WEBマップを公開

 11月に入り、市内各地を彩る紅葉が見られるようになり、付近を歩く地元住民の目を楽しませている。

 多摩市観光まちづくり協議会は、快適にまち歩きや紅葉狩りを楽しめるようにと、オリジナル紅葉WEBマップを制作。スマートフォンやパソコンから探すことができるマップを公開している。

 また、市は公式ホームページで時期ごとに紅葉情報を更新している。12月上旬にも各スポットの紅葉状況を提供する予定だという。

今後の見ごろ

 メタセコイア通り(鶴牧)は約600メートルのメタセコイアの並木道。黄金色から赤茶色へと葉の色が変化する。12月上旬までが見ごろ。

 ホームページによると、一本杉公園(モミジ・ケヤキ・カツラ)、桜ヶ丘公園(モミジ等)、諏訪の谷通り(トウカエデ)、いちょう橋(イチョウ)などが、見ごろを迎えそうだ。
セレモニーに登場したキャラバンカーと岡部選手(右端)

東京デフリンピック 十種競技・岡部選手にエール キャラバンカー登場

 開催中の東京2025デフリンピック大会を広くPRするため、全国を巡回したキャラバンカーが11月10日、多摩市役所芝生広場に登場した。

 デフリンピックは、4年に一度開催される、デフ(耳が聞こえない・聞こえにくいろう者)アスリートのための国際スポーツ大会。70以上の国から選手が集まり、熱戦が繰り広げられる。

 当日は市内在住で陸上十種競技日本代表の岡部祐介選手を応援するセレモニーが行われ、市役所職員や社会福祉協議会の職員らが、エールを送った。また、阿部裕行市長も手話を交え応援メッセージを送った。

 岡部選手は「みなさんが応援してくださることが私の力になっている。けがをすることなく気をつけて頑張るので、応援を引き続きお願いします」と通訳を通して、意気込みを伝えた。

 11月15日に開幕し、26日(水)まで行われている。(11月17日起稿)

ひじり館バザー 11月28日から3日間

 ひじり館のバザーが11月28日(金)、29日(土)、30日(日)、同館玄関前(雨天時はロビー)で開催される。時間は午前10時30分から午後3時まで。

 本や食器、手芸品、日用品、雑貨など。売上はひじり館の備品購入に充てられる。

ひじり館音楽祭 12月7日 ひじり館ホールで

 第28回ひじり館音楽祭が12月7日(日)、ひじり館ホールで開催される。12時30分開演(正午開場)。

 出演は聖ヶ丘中学校、レモングラス、うたなかま、聖ヶ丘混声合唱団ほか。

 上履き、靴袋の持参を。

こぶし館まつり2025 11月16日、貝取こぶし館

 こぶし館まつり2025が11月16日(日)、同館館内や広場で開催される。広場は午前10時から午後3時まで、青陵中学校生徒による太鼓演奏やアクアブルー多摩キッズダンス・キッズチアダンスなどが披露される。

 館内は午前11時から午後4時まで。バザーやイートインコーナーが設けられる。

 そのほか模擬店などが多数出店する。