多摩 社会
公開日:2025.11.20
多摩消防署管内
自衛消防操法大会に28隊
訓練の成果を披露
東京消防庁多摩消防署(甫出憲治署長)は10月29日、自衛消防操法大会を多摩ニュータウン市場で行った。同大会は、企業や地域などで構成される自衛消防隊が消火技術を競い合うもの。初期消火の技術向上や防火意識の啓発、組織間の親睦などを目的としている。小型ポンプや屋内消火栓などを使い、放水準備から消火までの時間や動作の正確性を競う。
今回は部門別に、市内に事業所などを構える26事業所28隊が参加した。甫出署長や多摩消防署員らが見守る中、参加者は日頃の訓練の成果を披露していた。甫出署長は「すべての隊に地震発生時の初動対応、自動火災報知設備の操作、そして屋内消火栓による消火技術が備わっていることが確認されたことに、非常に心強く思う」と講評した。また、「引き続き各事業所において積極的に訓練を推進していただき多摩市の安全安心を高めてまいりましょう」と呼びかけた。
甫出署長は続けて「東京消防庁の統計によると、自衛消防訓練を実施している事業所は、訓練を実施していない事業所と比較すると焼損床面積などの被害が半分以下である」とのデータを示し、「自衛消防訓練の効果は明らかである」と話していた。
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