神奈川区版【12月11日(木)号】
区内事故多発地点の一つ、神奈川二丁目交差点

横断歩道事故が増加傾向 「歩行者も右折車に警戒を」と警察

 神奈川警察署はこのほど、管内の交通事故発生状況(11月末時点)を明らかにした。同署によると、横断歩道を横断中の歩行者が巻き込まれる事故が増加傾向にあり、年末の繁忙期に向けて注意を呼びかけている。

 同署交通課によると、11月に発生した人対車両の事故7件のうち、横断歩道横断中に発生したものが5件を占めている。

 同課では、特に交差点での「右折車両」による事故の危険性を指摘する。右折時は対向車線を気にして「早く曲がらなければ」という心理が運転手に働きやすく、勢いよく交差点に進入するケースが目立つ。そのため、左折時と比較して衝突時の衝撃が大きくなりやすいという。

 こうした事故を防ぐため、同署は歩行者側に対しても「自衛」の意識を持つよう求めている。交通ルール上は歩行者が優先であるが、運転手が歩行者の存在に気づいていない場合もある。担当者は「自分の方向を見ていない運転手は、絶対に気づいていないと思った方がよい。事故の被害者にならないためにも注意が必要だ」と話す。

 また、12月は年末特有の事情として交通量が圧倒的に増加する時期でもある。特に神奈川区内は配送センターが多く立地しているため、物流トラックの往来が激しくなる。同署は、ドライバーに対し横断歩道手前での安全確認徹底を促すとともに、歩行者に対しても車両の動きに十分注意するよう呼びかけている。
空家法・空家条例に基づく市の対応フロー

横浜市 空き家の相談窓口強化 早期対応・改善目指す

 「空き家予備軍」となる団塊の世代が全員後期高齢者となり、顕著になる空き家問題。横浜市では空き家の近隣住民から相談を受け付けるコールセンターを12月26日まで試験的に開設するなど相談窓口の強化を進めている。

 総務省の住宅・土地統計調査(2023年)によると、横浜市内の利用目的のない一戸建ての空き家は約1万9千戸。13年〜23年の10年間で件数自体は減少傾向にある一方、「空き家予備軍」と言われる戸建てに住む高齢者のみの世帯は増加傾向で、23年時点で19万2800世帯と、居住中の戸建て全体の約3割を占める。横浜市では国の「空家法」にあわせて昨年3月に改定した「第3期横浜市空家等対策計画」に基づき、空き家対策に取り組んでいる。

 また空き家の近隣住民からの相談件数も増加。これまで各区役所の担当課で受けてきたが、職員の業務効率化や正確な空き家情報を把握するため、今年8月から「近隣の空家等に関する受付コールセンター」(【電話】03・4476・8043)を民間企業に委託し、モデル実施。12月26日までの期間限定で開設している。壁や屋根の破損、樹木の繁茂、ごみや害虫の被害など、11月までの4カ月で約190件の相談が寄せられた。

倒壊の危険も

 相談受付後は、現場調査や所有者調査を行い、倒壊や保全上の危険が生じる「特定空家」に関しては所有者に助言・指導を行う。市では近年40〜50件/年のペースで、24年度末まで累計447件の特定空家を認定。行政指導により半数以上が改善されたが、登記がない等所有者不明の空き家への対応は課題だという。「空き家は早期対応が重要。放置する期間が長いほど売りづらくなり深刻化する」と市の担当者。

 市では空き家所有者からの相談体制として、総合窓口や専門家団体による相談のほか、相談から売却までワンストップで伴走支援する窓口を民間企業に委託し、年度内に開設する予定だという。

プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスに育成指名され契約合意した 金子 京介さん 神奈川大学4年 21歳

「本気」貫く右の大砲

 ○…東北楽天ゴールデンイーグルスから育成4位でドラフト指名を受け、このほど契約合意した。「プロのレベルの高さに圧倒されるかもしれないが、あきらめずに食らいついていきたい」と意気込む。球団スカウトからは「右の大谷と言われるくらいになってほしい」と期待がかかる。高校時代を過ごした東北のファンに愛される選手を目指し、新たな舞台へ飛び込む。

 ○…身長186センチ、体重95キロの恵まれた体格を持つ右の大砲候補。高校引退後に一時体重が増加したが、大学入学後に約20キロの減量に成功した。体が絞られたことでキレが増し、トレーニングで扱える重量も向上した。目標とする選手には、同じチームの浅村栄斗選手を挙げる。「同じ右打者で、『勝負強いバッティング』に憧れます。練習方法などを聞いてみたい」。

 ○…性格は自他ともに認める「マイペース」で、人見知りな一面も持つ。白楽での4年間を振り返り、「温かい人が多く、好きな街になった」と語る。練習帰りによく通ったのは六角橋のラーメン店「登良治郎」で、日々のスタミナを養った。乃木坂46のファンで、今の推しは筒井あやめさん。元メンバーの久保史緒里さんは楽天ファンで知られるが、「いつか会える日を楽しみに練習する」と、若者らしい素顔ものぞかせる。

 ○…神奈川大学野球部の岸川雄二監督からの言葉で心に残るのは「何事も本気でやる」。その教えを胸に、練習から一振り一振りに魂を込めてきた。「右の大砲になれるように、ホームランも打てて勝負強いバッターになりたい」と静かに闘志を燃やす。杜の都・仙台で、ファンの期待に応える豪快なフルスイングを見せる日は、そう遠くないはずだ。
「EnnPath」紹介サイトの画面

横浜市医師会の医療求人ポータルサイト「EnnPath(エンパス)」 来年1月の本格稼働に向け、紹介ページを公開

 横浜市医師会(戸塚武和会長)は、市内の医療人材不足の軽減と医療提供体制の安定化を目的とした医療人材確保・育成支援事業の一環として、求人求職ポータルサイト「EnnPath(エンパス)」を開発している。その本格稼働に先駆け、11月27日に紹介ページを公開した 。

 EnnPathでは横浜市内の医療求人情報に加え、看護師の復職支援などブランクのある人に向けた研修情報も掲載される予定だ。年明け1月下旬頃の本格稼働を予定しており、現在公開されている紹介ページから、名前と希望職種、メールアドレスを入力して事前登録を行うと、最新情報をいち早く受け取ることができる。

 同会では「自分の理想の働き方や生き方を叶える”縁”を見つけるサイトとして、エンパスを開発しています。ぜひ事前登録をしていただければ」と呼びかけている。

 EnnPathの紹介ページはhttps://ennpath.jp
楽天のユニフォーム姿を披露した金子選手

神大野球部・金子京介選手が楽天へ 育成4位で契約合意

 プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト会議で育成4位指名を受けた神奈川大学野球部の金子京介選手(4年)が11月24日、球団と契約合意した。

 金子選手は東京都出身。186センチ、95キロの恵まれた体格で、神大野球部では右の長距離打者として活躍。今年も神奈川大学野球連盟リーグの春秋連覇に貢献した。

 金子選手は「ようやくスタートラインに立てたという気持ち。まずは二軍でスタメンで出て、早く支配下を勝ち取りたいと思います」と抱負を語った。

 神奈川大学からの球界入りは昨年の庄司雄大選手(福岡ソフトバンクホークス)、佐藤太陽選手(埼玉西武ライオンズ)に続き2年連続。
校庭で行われたバルーンリリース

神奈川小、150周年祝う 歌の発表、バルーンリリースも

 神奈川小学校は11月29日、創立150周年記念児童式典を実施した。当日は約300人の児童が集まり、体育館で式典、学年ごとに合唱を発表するミュージックフェスティバル、ジャグリングのパフォーマンスによる記念ステージ、校庭での一斉バルーンリリースが行われた。

 同校の足立渉校長は「地域の方々や実行委員会の皆様のおかげで無事に式典を実施することができ、感謝している」と話した。周年記念事業実行委員会の小野和伸実行委員長は、「学校や地域の方々に感謝申し上げたい。今回参加した児童たちが、神奈川小の更なる未来を引き継いでいってほしい」と語った。

映画で認知症理解深める 沢渡三ツ沢ケアプラザで上映会

 沢渡三ツ沢地域ケアプラザで2月7日(土)、映画『99歳 母と暮らせば』の上映会が開催される。

 同館では「認知症の本人とともに暮らしやすいまちをつくろう」を掲げ、今年度は地域住民と共に上映会企画を進めてきた。認知症を身近に感じ、理解を深めるきっかけ作りを図る。

 上映時間は【1】午前10時【2】午後2時の2回(上映時間92分)。対象は誰でも可能で、定員は各回先着50人。参加費は無料。申し込みは12月11日から、同プラザへの電話(【電話】045・577・8210)または来館で受け付ける。
ポーズをとる参加者たち

GREEN×EXPO 2027 ラグビーで「前へ」 連携協定を締結

 2027年国際園芸博覧会協会は11月28日、日本ラグビーフットボール協会およびジャパンラグビーリーグワンと包括連携協定を締結した。スポーツの力を活用し、持続可能な社会の実現や機運醸成を目指す。

 今後は日本代表戦会場でのブース出展やSNSでの発信を行うほか、園芸博会場内にラグビーの象徴である桜を植樹する計画だ。

 締結式にはYOKOHAMA TKM所属で女子日本代表の山本実選手も出席したほか、GREEN×EXPO2027公式マスコットキャラクターのトゥンクトゥンクも登場した。
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自治会町内会活動の参考になる話題を紹介した「横浜デジタル版」12月号
タウンニュース社からお知らせ
自治会町内会活動の参考になる話題を紹介した「横浜デジタル版」12月号
横浜市が今年度から運用を始めた地域活動団体のためのポータルサイト「よこむすび」や70年前の地域の様子をジオラマで再現した鶴見区の町内会や地域防災拠点の訓練にドロ... (続きを読む)
表彰状を手にする曾田さん(左写真)と星崎さん(右写真)

区内2人を表彰 納税奨励賞「区長賞」

 横浜市納税奨励表彰「神奈川区長賞」の表彰式が11月26日、神奈川区役所で行われた。市税の知識の普及啓発や納税意識の高揚に努め、税務行政の円滑な推進に貢献したとして贈られる同賞。11月11日から17日の「税を考える週間」の一環として実施された。

 今年度は公益社団法人神奈川法人会東神奈川支部長の星崎清美さん、神奈川青色申告会女性部部長の會田枝美さんに贈られた。

かわら版で広報

 星崎さんは東神奈川支部長として中小企業の社長向けに所得税等の研修や納税の奨励活動、地域向けのかわら版の発行などでの税情報の広報活動を行っている。星崎さんは鈴木茂久区長と懇談し、「表彰していただき光栄。税の制度や仕組みを知らない人には教えてあげるべき。これからも社会や地域に恩返しをしていきたい」と語った。

青色申告を啓発

 會田さんは青色申告会女性部の部長として20年近く活躍してきた。青色申告は、日々の取引を所定の帳簿に記帳し、その記帳に基づいて正しい申告をすることで、税金の面で様々な特典を受けることができる制度。同会は毎年区民まつりへの出展で青色申告の啓発を行っている。「表彰していただき大変ありがたい。地道な活動だが、本当に良いと思える活動だからこそ続けて来られた」と話した。
「ぷちまるしぇ」の様子

片倉町商和会 秋のマルシェ賑わう 初の会員店商品販売も

 片倉町商和会は11月29日、恒例の「かたくらマルシェ」を開催した。約3年前から実施されており、現在は同会が主催で3、5、9、11月に実施されている。

 佐藤テレビ音響社の、不用品を無料で持って帰ることができる「もってけマート」、(株)創健社の「ガレージセール」、片倉公園では「まる倶楽部」によるペタンク体験などが行われた。

 また創健社のガレージで実施された「ぷちまるしぇ」では、「キリン食堂」の焼き菓子、「かっさサロンたかっさ」の小豆ピロー・よもぎパック、「クローバー美容室」のスキンケア商品など、同会会員店の取扱商品が並んだ。初めての実施にもかかわらず商品は完売。駄菓子の詰め合わせなども並び、開始早々賑わいを見せていた。
白幡西町公園の遊具

市塗装事業協同組合 市内の公園彩る 18年目のCSR活動

 横浜市と市塗装事業協同組合は11月16日の「いいいろ塗装の日」に合わせ、市内の公園37カ所で遊具などの公園施設の塗り替えを行った。

 この取り組みは両者が2008年度に「公園施設の塗装に関する協定」を締結して以来、毎年無償で実施されており、今年で18年目。これまでに延べ573公園が塗り替えられた。今年は神奈川区内では昭和塗装(株)が白幡西町公園、(有)長谷川塗装工業所が栗田谷第二公園の遊具を塗装した。
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川田さん(中央)による手ほどきを受ける参加者

七島西町 神輿復活へ第一歩 組み立て方を若手へ継承

 七島西町自治会は、コロナ禍などで使用していなかった神輿の復活に向けて動き始めた。11月22日にはその第一歩として「神輿組み立て講習会」を自治会館で開催した。

 同自治会ではかつて、明かりを灯して夜間渡御する「万燈神輿」や、大小の神輿を横浜一之宮神社の大祭に合わせて担いでいた。しかし、住民の高齢化やコロナ禍の影響で渡御が途絶え、神輿は倉庫に保管されたままとなっていた。

 こうした中、以前担ぎ手を務めていた住民から「元気なうちに組み方だけでも教えたい」という声が上がり、技術継承の場として講習会が企画された。

 当日は町内在住で他地区の神輿保存にも携わる川田三郎さんを講師に招き、自治会役員らが子ども神輿の担ぎ棒の組み方や飾り紐の装着手順を学んだ。参加者は、木槌の柄を使って固く紐を結び付けるコツなどを熱心に教わり、手順を動画に収める姿も見られた。

 同自治会の田鎖晴美会長は「数年ぶりに倉庫から出したが、保存状態が良く驚いた。作業を通じた交流は地域のつながりづくりにもなる。ゆくゆくは万燈神輿も担げるようになれば」と期待を込めた。
崎陽軒の公式キャラクター「ひょうちゃん」(中央)

神奈川県警察と神奈川被害者支援センターが犯罪被害者支援を啓発 崎陽軒「ひょうちゃん」も来場

 神奈川県、県警察、神奈川被害者支援センターによる啓発キャンペーンが11月25日に横浜駅東口の新都市プラザで開催された。25日から12月1日までの犯罪被害者週間に合わせ、犯罪被害者とその家族の置かれている状況や名誉・生活の平穏への配慮の重要性を理解してもらうことを目的に、全国で広報啓発活動が展開されている。

県警音楽隊の演奏も

 この日は今年で誕生70周年を迎えた崎陽軒の公式キャラクター「ひょうちゃん」が応援に駆けつけ、県警察の「ピーガルくん」、「リリポちゃん」とともに、子どもたちに啓発グッズを贈呈した。県警音楽隊による大河ドラマのメインテーマや合唱曲「ビリーブ」の演奏も行われ、来場者には同センターや県の取り組みを紹介した冊子などが配布された。

「活動知ってほしい」

 神奈川被害者支援センターの堀本久美子副理事長は冒頭のあいさつで来場者に感謝の言葉を述べ、「誰もが犯罪被害者になる可能性がある。日常生活で困難を抱える人を支え、安心できる生活を作っていくための活動について、広く知っていただきたい」と話した。

 同センターでは、「かながわ犯罪被害者サポートステーション」を通じて、犯罪や事故に巻き込まれた被害者やその家族などに電話(【電話】045・311・4727)や対面での相談を行っている。
活躍が目立った横浜高校野球部(写真は夏の県大会優勝時)

市民が選ぶ「10大ニュース」 横浜高校センバツVなど

 横浜市は市内の出来事から市民に今年の大きなニュースを選んでもらう「横浜10大ニュース」の投票を12月12日まで受け付けている。

 「10大ニュース」は毎年行っており、出来事や市政ニュースの中から市民投票で決めるもの。

 今回は横浜高校が春のセンバツ高校野球で優勝したことや公園の全面禁煙化、現職が再選した市長選挙など、36のニュースから5項目以内を選ぶか、項目にないものを記入して投票する。

 投票できるのは市内在住者。市のサイトから投票できるほか、区役所、地区センター、図書館などで配布するチラシに付いている専用はがきでの投票も可能。

 投票者の中から抽選で670人にありあけの「横濱ハーバー」やセンターグリルのナポリタン無料券など、企業や施設が提供するプレゼントが当たる。問い合わせは市民局広聴相談課【電話】045・671・2335。
誰もが子どものサンタになれる

ベイホテル東急 クリスマスギフト募集 12月15日までに持参

 みなとみらいの横浜ベイホテル東急(八木進午総支配人)では12月15日(月)まで、クリスマスチャリティーギフトを募集している。

 同ホテルで、県内の児童養護施設の子ども(0歳〜18歳)にクリスマスプレゼントを届けるチャリティーイベントを企画して9年目。昨年は地域住民や従業員から、過去最高の1265個のプレゼントが集まった。

 ギフトは期間中の午後4時から6時まで、ホテル1階ロビーの特設デスクへ持参(郵送不可)。同ホテルによると、おもちゃやぬいぐるみ、文房具のほか、男子はプラモデルやラジコン、女の子には洋服も人気で、中高生向けギフトも大歓迎だという。

 「必ず新しく購入したもの」で1カ月以上常温保存可能なもの(食品、金券、化粧品、中古品不可)。中身を確認後ホテルで包装を行い、子どもたちに届けられる。(問)【電話】045・682・2222
(左から)渡邉氏、中谷氏、横浜商工会議所の上野孝会頭、山中竹春市長、上野氏、犬飼氏、加藤氏

市産業功労者に5人 経済活性化などに功績

 横浜市内の経済活性化や地域貢献の功績が顕著な事業主を表彰する「横浜市産業功労者」の表彰式が11月28日に市庁舎で行われた。

 表彰は今回で8回目。受賞者は、50音順に犬飼邦夫氏(エルテックス=保土ケ谷区=取締役会長)、上野健彦氏(神奈川トヨタ自動車=神奈川区=取締役相談役)、加藤光雄氏(黒澤フィルムスタジオ=緑区=代表取締役社長)、中谷忠宏氏(旭広告社=中区=代表取締役社長)、渡邉一郎氏(渡辺組=中区=代表取締役)の5人。

 犬飼氏は県情報サービス産業協会理事として、情報産業の育成に寄与するなどした。上野氏は横浜商工会議所副会頭として横浜環状北線・北西線の整備などに取り組んだ。加藤氏は国際園芸博覧会の横浜招致に尽力し、地域物産展の開催にも貢献した。中谷氏は初夏の風物詩である「ザよこはまパレード」の企画・宣伝で中心的役割を担った。渡邉氏は建設業の課題をテーマとした講演会の実施や税制改正要望に尽力した。

 表彰式では横浜商工会議所創業百五十年・創業百年会員企業顕彰も実施された。受賞企業は次の通り(創業、50音順)。▽150年…鈴幸商事=港北区=▽100年…テクノステート=保土ケ谷区=、徳永ビル=中区=、二葉横浜支店=鶴見区=、イワサワ=神奈川区=、笠原工務店=港南区=、福屋尾崎商店=保土ケ谷区=、森永製菓鶴見工場=鶴見区=、渡商会=神奈川区=
特製たれで臭みを消したマグロの茜身

三崎マグロの血合い肉 読者プレゼント 「茜身」を新たな特産品へ

 三浦市では、三崎マグロの「血合い肉」を新たに特産品化しようと、公民連携による取り組みが進められている。

 生臭さもあり敬遠されがちだが、未病の抑制に効果的とされる抗酸化成分を多く含むことで価値が見直されている血合い肉。イメージアップを図ろうとネーミングを公募し、昨秋「茜身(あかねみ)」と命名された。調理次第で味も食感も牛ハラミ肉のようになり、地元ではメニューとして提供する飲食店も増えている。

「茜身のたれ漬」進呈

 同市三崎の料理店「くろば亭」で提供している「茜身のたれ漬」(220g・冷凍)を読者10人に進呈。希望者はメールの件名を「茜身」とし、〒・住所・氏名・年齢を明記して【メール】yokosuka@townnews.co.jpへ送信。12月15日(月)締め切り。発表は引換券の発送をもって代える。当選者は、12月29日(月)・30日(火)に年末特別セールを開催する三崎朝市会場に引換券を持参し、指定の場所で賞品と交換する。

横浜市職員に冬のボーナス支給 平均105万1320円

 横浜市の職員に12月10日、冬の期末・勤勉手当(ボーナス)が支給される。

 対象は4万3275人、平均年齢は41・4歳。支給総額は約454億9千万円。平均支給額は105万1320円(前年比3万4420円増)。支給月数は2・35月。

 市長や市会議員などの特別職への支給額は次の通り。▽市長450万9180円▽副市長362万3700円▽教育長265万800円▽市会議長332万4780円▽副議長299万2020円▽議員268万7460円
活動を行う日本語学校の生徒と買取店のスタッフら

年内最後の「かなっくリーン」 80人で東神奈川のごみ一掃

 かなっくウォークの愛称で知られるJR・京急東神奈川駅の連絡橋周辺で12月5日、清掃活動「かなっくリーン」が実施された。

 地域住民や周辺企業・団体などが参加する恒例の清掃活動。市内でごみの排出が多いとされる3・5・8・12月の年4回、第1金曜日に行われている。東神奈川町内会の櫻田宏会長が中心となり2022年に始めた活動で、今回が17回目の開催となった。

 年内最後の活動となったこの日は、80人近い有志が参加。約1時間の活動で90リットルのごみ袋3つ分の量を回収。中にはスマートフォンやモバイルバッテリーといったものも見つかった。

 今秋、駅前にオープンした買取店「買取一期」のスタッフも初めて参加。同じく近隣にあるクリエイティブ日本語学校の生徒たちと共に、植栽の中や道端のごみを拾った。次回は3月6日の開催を予定している。
会場のイメージ(国際園芸博覧会協会提供)

国際園芸博覧会、前売券は4900円 来年3月販売開始へ

 2027年3月に開幕する「GREEN×EXPO 2027」(国際園芸博覧会)の入場券価格が12月5日に決まり、1日入場券の前売券は4900円になることが主催の国際園芸博覧会協会から発表された。

 来年3月から開幕前まで販売予定の前売券は、18歳以上の大人が4900円、12〜17歳が3000円、4〜11歳が1400円とされた。会期中に販売される入場券は前売券より100〜600円高く設定されている。

 午後5時以降に入場可能な「夜間券」は3500円、会期中何度でも入場できる「通期パス」は2万8000円、7〜8月限定で何度でも入場できる「夏パス」は1万2000円(いずれも大人の価格)。紙の入場券の場合は、別途100円が必要になるという。

 同博覧会は27年3月19日から9月26日まで、旧上瀬谷通信施設で開催される。
会見に臨む山中市長

山中市長、国の重点支援交付金「全体像待ち」 食料品支援の実施も検討

 政府が経済対策として、自治体に交付する「重点支援地方交付金」について、横浜市の山中竹春市長は12月3日の定例会見で「事業の設計に必要な情報を集めている」とし、国からの情報を待っている段階との認識を示した。

 同交付金は、自治体が自由に使い道を決められるもので、国は2兆円の予算を計上している。このうち、4千億円分は食料品高騰に対応するもので、「おこめ券」の配布などを促している。

 会見で山中市長は「(交付)額がいくらになるか示されておらず、事業の設計に必要な情報を集めている。食料品支援の実施も検討中」とし、「早く全体像が明らかになってほしい」と述べた。「市民、事業者により広く、効果的に届く事業が必要」と語り、国から詳細な情報を得られ次第、検討を進めるとした。
横浜市役所(資料写真)

小児医療費無償化 来年6月から対象を18歳までに拡充 市会で山中市長が表明

 横浜市は小児医療費無償化の対象を2026年6月から18歳までに拡充する方針を示した。12月4日の市会本会議で山中竹春市長が明らかにした。

 本会議では、12月補正予算案に関する質疑があり、自民党の小松範昭市議(神奈川区選出)の質問に山中市長が「一日でも早い実現を目指す」と答えた。予算案では18歳まで拡充するための準備経費として、5千万円が計上されている。

 現在、市の無償化対象は中学3年生までだが、県内の政令市以外はすでに18歳までとなっており、市会や市民から対象年齢の引き上げを求める声が上がっていた。