戻る

神奈川区 トップニュース社会

公開日:2025.12.11

横断歩道事故が増加傾向
「歩行者も右折車に警戒を」と警察

  • 区内事故多発地点の一つ、神奈川二丁目交差点

 神奈川警察署はこのほど、管内の交通事故発生状況(11月末時点)を明らかにした。同署によると、横断歩道を横断中の歩行者が巻き込まれる事故が増加傾向にあり、年末の繁忙期に向けて注意を呼びかけている。

 同署交通課によると、11月に発生した人対車両の事故7件のうち、横断歩道横断中に発生したものが5件を占めている。

 同課では、特に交差点での「右折車両」による事故の危険性を指摘する。右折時は対向車線を気にして「早く曲がらなければ」という心理が運転手に働きやすく、勢いよく交差点に進入するケースが目立つ。そのため、左折時と比較して衝突時の衝撃が大きくなりやすいという。

 こうした事故を防ぐため、同署は歩行者側に対しても「自衛」の意識を持つよう求めている。交通ルール上は歩行者が優先であるが、運転手が歩行者の存在に気づいていない場合もある。担当者は「自分の方向を見ていない運転手は、絶対に気づいていないと思った方がよい。事故の被害者にならないためにも注意が必要だ」と話す。

 また、12月は年末特有の事情として交通量が圧倒的に増加する時期でもある。特に神奈川区内は配送センターが多く立地しているため、物流トラックの往来が激しくなる。同署は、ドライバーに対し横断歩道手前での安全確認徹底を促すとともに、歩行者に対しても車両の動きに十分注意するよう呼びかけている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

神奈川区 トップニュースの新着記事

神奈川区 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS