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神奈川区 社会

公開日:2025.12.11

七島西町
神輿復活へ第一歩
組み立て方を若手へ継承

  • 川田さん(中央)による手ほどきを受ける参加者

  • 会館にある万燈神輿の模型

 七島西町自治会は、コロナ禍などで使用していなかった神輿の復活に向けて動き始めた。11月22日にはその第一歩として「神輿組み立て講習会」を自治会館で開催した。

 同自治会ではかつて、明かりを灯して夜間渡御する「万燈神輿」や、大小の神輿を横浜一之宮神社の大祭に合わせて担いでいた。しかし、住民の高齢化やコロナ禍の影響で渡御が途絶え、神輿は倉庫に保管されたままとなっていた。

 こうした中、以前担ぎ手を務めていた住民から「元気なうちに組み方だけでも教えたい」という声が上がり、技術継承の場として講習会が企画された。

 当日は町内在住で他地区の神輿保存にも携わる川田三郎さんを講師に招き、自治会役員らが子ども神輿の担ぎ棒の組み方や飾り紐の装着手順を学んだ。参加者は、木槌の柄を使って固く紐を結び付けるコツなどを熱心に教わり、手順を動画に収める姿も見られた。

 同自治会の田鎖晴美会長は「数年ぶりに倉庫から出したが、保存状態が良く驚いた。作業を通じた交流は地域のつながりづくりにもなる。ゆくゆくは万燈神輿も担げるようになれば」と期待を込めた。

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