平塚・大磯・二宮・中井版【12月12日(金)号】
展示を紹介する真保さん

【大磯町】郷土資料館、ムシから紐解く地域文化 高麗の「虫送り」など映像で

 大磯町郷土資料館で、虫を巡る人々の暮らしの変化や大磯に残る風習などに着眼した企画展「くらしとムシ 生活・信仰・文化財」が2026年1月25日(日)まで開催されている。担当学芸員の真保元さんは「生物学の視点だけでなく、民俗学や自然といった分野から見つめた、総合博物館ならではの展示になっています」と話す。  展示は「生活害虫としてのムシ」「民俗信仰とムシ」「文化財とムシ」の3章立て。展示チラシに「いわゆる"不快害虫"も登場します」という注意書きがある通り、展示の中には、ゴキブリやスズメバチ、ハエや蚊などが登場する。  「害虫と言われているムシたちは、昔は今ほど嫌われていなかった」と真保さん。1963年の「広報大磯」にはごみ収集の案内として「伝染病の媒介としての蝿がごみから発生しないうちに早く集め、清掃美化を計ろう」という記載があるほか、蚊帳などが普及するなど、公衆衛生が発達する前は、不快害虫の代表格とも言えるゴキブリよりも、ハエや蚊の方が暮らしの中の厄介者であったことが窺える。  稲につくイナゴなどの害虫を追い払い、豊作を祈願する「虫送り」の紹介では、1978年7月28日に大磯町高麗で50年ぶりに虫送りを復活させた際の8ミリテープの映像をデジタル化して放映。当時の街並みや暮らしもわかる映像解説となっている。  また、同館でも行われた「燻蒸」の様子を伝えるパネル展示や、一般家庭の流しに潜むゴキブリを探す模型展示など、年齢を問わず楽しめる工夫が散りばめられている。  展示は午前9時〜午後5時(最終入館4時30分)。12月20日(土)と1月17日(土)には学芸員による展示解説も実施。各午後2時〜、申込不要。 (問)同館【電話】0463・61・4700
合唱で歌う向川さん

【平塚市】城島小、職員作曲の歌を合唱 音楽会で「感謝」伝える

 平塚市立城島小学校(沢井哲章校長)に事務職員として勤務する向川慎吾さん(=関連に人物風土記=)が作詞作曲した『ありがとうの歌』が、林間学校をきっかけに校内全体に広まり、12月6日に行われた音楽会で全校児童と職員が合唱した。  同曲は向川さんが19歳の頃にアルバイト先の先輩に向けた感謝を込め書き上げた。「ありがとう ありがとう感謝の言葉よ」や「今こうして私がいられるのはまぎれもなくあなたのおかげです」などの言葉が歌詞になっている。  同曲を今年5月の林間学校で6年生に弾き語りで披露。直後から児童らが口ずさみ始め、少しずつ学校全体に広まっていったことから、音楽会の職員発表の場での合唱が決まった。発表会用に、サビが盛り上がるよう、一音上げるなどアレンジを加えた。  学校目標の「きもちのよいあいさつをしよう!」の意識を高めることを目的に毎年開催されている音楽会。職員発表で向川さんがギターを弾きながら歌い出すと、職員・児童全員で歌い出し、総勢170人ほどの歌声が体育館に響き渡った。向川さんは「歌声から一体感が感じられた。自分の作った曲がこんな形で歌ってもらえるなんて感無量です」と話した。  向川さんは作曲から20年以上を経て児童に歌われることとなった曲を通して「人として感謝の気持ちを持つことは大切。児童たちに感じてもらえたら」と話した。  1年女子児童は「一番の思い出になった」と話し、4年男子児童は「全員で歌うと100倍楽しかった」と喜んだ。

城島小学校音楽会で歌われた「ありがとうの歌」を作詞作曲した学校事務職員の 向川 慎吾さん 平塚市在住 42歳

「ありがとう」普遍の言葉歌い ○…作詞作曲した『ありがとうの歌』が、20年以上の時を超えて児童たちの心を掴んだ。『ありがとう ありがとう 感謝の言葉よ』。サビはシンプルながら、メロディとともに一度聞くと耳に残る。「曲に込めた普遍的な思い、『人に感謝することの大切さ』が伝わったと思うとうれしい」 ○…広がるきっかけは、今春の学校行事の林間学校。キャンドルファイヤーで弾き語りで披露した。直後から、児童たちが口ずさみ始め、後日、校内で他学年や職員にも反響があり「全児童、職員で歌おう」と音楽会での全校合唱が決まった。音楽の教員と楽譜に起こし、レコーディングしたCDを教員に配布。音楽の授業で児童も練習を重ねた。「自分以外に歌ってもらって、歌がみんなのものになる喜びと寂しさが入り混じる不思議な気持ち」と心に深く思いがこみ上げた。 ○…市内に生まれ、6歳の頃からアカペラでオリジナル曲を口ずさむ少年だった。金田小、金旭中を経て、高校に進むとアコースティックギターを手に「シンガーソングライターになりたい」と夢を抱き、毎日5〜6時間演奏に没頭。大学時代は音楽理論に基づいて、オリジナル曲を50曲書き上げた。19歳の時にできたその内の1曲が『ありがとうの歌』。当時、アルバイト先で世話になった先輩社員に向けて、感謝を込めて作った。自身のコンサートの最後にも度々披露していた。 ○…普段は学校事務職員として勤務している。事務室の壁にアコギを設置し休憩時間での練習に余念がない。「曲を通じて児童、職員と距離が縮まった」とほほ笑む。「この歌が城島小から発信され、いずれはもっと広く歌われるようになったらうれしい」。楽曲への熱い思いとともに、今後に期待を込めた。

ギャラリー1045 崇善小児童の作品を展示 12月11日〜15日

 「こどもたちのふゆのおくりもの」が12月11日(木)〜15日(月)、ギャラリー1045(平塚市明石町1の1)で開催される。 平塚市立崇善小学校の全学年による絵画約60点とワイヤー作品約25点をはじめ、平塚市・茅ヶ崎市の4〜14歳の絵画約100点、クリスマスにちなんだ紙粘土などの造形作品10点以上が並ぶ。 午前11時〜午後6時(最終日は4時まで)。入場無料。(問)同ギャラリー【電話】0463・22・7625

交通指導隊員を募集 中井町

 中井町は、道路交通の安全確保と交通道徳の普及を図る中井町交通指導隊の隊員を募集している。 在住者を対象に若干名を募集。定員は男女各10人。活動は、月2回の街頭指導や交通安全教室、パトロールなどで、年間報酬と制服や装備品の貸与がある。 問い合わせは町地域防災課【電話】0465・81・1110。

囲碁で生活の質向上

 ひらしん平塚文化芸術ホールで11月30日、「囲碁で輝くセカンドライフ〜囲碁活のススメ」が開催され、18人が参加した=写真。 当日は、プロ棋士の青木紳一九段による囲碁の基礎・体験講座が行われたほか、囲碁によって選択の質が上げられること、社会を生き抜く力が磨かれることなどが伝えられた。
公園で紙芝居をする様子

平塚市 大門市と連携し社会実験 公園にリビング創出

 平塚市は11月30日、新宿公園(明石町/通称 はと公園)で「平塚駅周辺地区将来構想」のコンセプトである「平塚駅周辺地区をみんなのリビングに!」の実現に向けた社会実験を実施した。  市は、同公園周辺の道路や建物を一体的に活用できるような空間の創出を目指し、商店会や店舗が柔軟に公園を活用できる仕組みづくり、イベントの開催や交流が生まれるような機能を持たせ、常に活用される公園を目指している。  当日は、平塚八幡宮の表参道で行われたマルシェ「大門市」と連携し、将来の公園整備のイメージにつながる出店ゾーンや飲食・休憩ゾーン、体験ゾーンを設けると同時に、イベント参加者から、今後の公園活用に関する具体的なニーズを捉えるためのアンケート調査を行った。  来場者は、休憩スペースでキッチンカーで購入した食事をとったほか、市立江陽中学校の生徒による紙芝居の読み聞かせやスタンプラリーなどを楽しんだ。市都市整備課の石田智之さんは「多くの方が来場し、公園の活用法を見出せた。特設の人工芝の上で小さな子どもたちが楽しそうにしているのが印象的だった」と話した。
ブースを出店した(同RC提供)

平塚西RC ポリオ根絶呼びかけ 市民センターまつりで

 平塚西ロータリークラブ(平塚西RC・寺島理恵会長)は11月23日、ひらつか市民活動センターまつりで、ポリオ根絶に向けた募金活動を行った。 今回で3回目の出店。当日は会員9人が参加し、「END PORIO NOW」の文字と同RCのネームを入れたポケットティッシュやパンフレットを来場者に配布した。募金の協力依頼とともに、子どもへはキャラクターの風船も手渡した。 同RCによると、ブースには150人以上が立ち寄り、集まった浄財はロータリー財団に寄付された。 寺島会長は「大変好評で、立ち寄ってくれた子どもたちの笑顔が印象的だった。地域の皆さんとふれあいながら楽しく有意義な活動ができた」と振り返った。
記念撮影する会員ら

平塚JC 今年度の事業振り返る 次年度への継承も

 平塚青年会議所(平塚JC/安藤慶理事長)は12月4日、会員や同議所を支えるシニア会(常盤卓嗣会長)の会員が参加する、2025年度の振り返りや来年度に向けた継承式を市内で行った。 今年度、「Go Forward」をスローガンに掲げ、若者との未来共創と地域活性化に注力した安藤理事長。主な取り組みとして、地域の若者の意見を生かした「湘南ひらつか七夕まつり」の活性化や、会員が大磯町のインバウンド需要を模索する事業、落合克宏平塚市長へ若者がまちの課題を提言する「ひらつかタウンミーティング」などを行った。 会場では、1年間の活動を称える会員への表彰や、新入会員によるアトラクションのほか、安藤理事長から26年度理事長予定者の尾崎圭記さんへ歴代理事長が受け継ぐプレジデンシャルリースの継承などが行われた。 尾崎さんは「JCの重みをしっかり感じた。地域の信頼を得るため、メンバーと力を合わせJC活動にまい進する。先輩からのバトンを次の世代へつなぐことを誓う」と、力強く新体制への決意を表明した。
会見を行った選手ら

東海大からJ内定6人  会見で選手意気込む

 東海大学は12月3日、同大サッカー部からサッカーJリーグクラブ入団が決まった部員6人の会見を湘南キャンパスで行った。 東海大学サッカー部は、今年複数大会で優勝を飾るなど活躍していた。内定者会見には、丸山大和さん(体育学部4年、FC今治)、桑子流空さん(同、FC大阪)、堤陽輝さん(同、栃木SC)、星景虎さん(同、ガイナーレ鳥取)、松橋啓太さん(同3年、ジュビロ磐田)田畑知起さん(健康学部4年、栃木SC)が出席した。 丸山さんは「リーグ開幕戦からスタメンと日本代表を目指します」と意気込んだ。松橋さんは「10ゴール10アシスト以上を出す」と話し、星さんは「得点王を目指して将来は海外で活躍する選手になりたい」と力を込めた。桑子さんは「プロとして活躍できるよう精一杯頑張る」と述べ、田畑さんは「キックの精度を武器に勝利に貢献したい」と話した。

平塚市 下水道経営戦略を改定 素案へ市民意見募集

 平塚市は、市民に下水道サービスを持続的・安定的に提供し、中長期的な視点で経営環境の変化に対応するための事業管理のあり方を示す「平塚市下水道事業経営戦略(改定素案)」についての市民意見(パブリックコメント)を募集している。募集期間は2026年1月5日(月)までで、素案の資料は市役所本館や各公民館で閲覧できるほか、市ホームページで公開されている。 平塚市は2021年3月、21年度から10年間に目指すべき方向を示した市下水道事業経営戦略を策定。5年が経過し、前期の取り組み状況と物価上昇などの社会情勢や浸水対策、長寿命化対策、耐震化対策の状況を踏まえ経営戦略を改定した。 特に「投資・財政計画」の分野では、将来にわたり持続可能な経営を実現するため、計画期間後期の数値を見直し、中長期的な投資・財政の予測がし直されている。 素案への意見提出対象者は、市内在住・在勤・在学者、市内で事業を営む人、市内で活動する団体、市へ納税義務のある人。 氏名、住所、電話番号を明記して平塚市下水道経営課に郵送(〒254―8686平塚市浅間町9の1)又はファックス【FAX】0120・704・589、【メール】gesuikeiei@city.hiratsuka.kanagawa.jpに送付。市ホームページからアクセスする電子申請システムからも可。 寄せられた意見に対して個別回答はないが、後日内容ごとに市の考え方を整理し公表される。 問い合わせは市下水道経営課【電話】0463・21・8786。
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【平塚市】尾崎睦選手の壮行会で「むっちゃん」コール 12月29日、平塚競輪場でガールズグランプリ

 平塚競輪場で12月29日(月)に開催される「ガールズグランプリ2025」に出場する尾崎睦選手の壮行会が、12月4日に同競輪場で行われた=写真。尾崎選手の姿を一目見ようと、多くのファンが応援に駆け付け、会場からは「むっちゃん頑張れ!」と声援が飛び交った。  ガールズグランプリは毎年12月29日に開催され、その年のGI優勝選手や獲得賞金上位7人の選手が出場する最高峰のレース。尾崎選手は選考期間に選考用賞金獲得額4位となり、昨年に続き2年連続、通算5回目のグランプリ出場権を獲得した。  平塚市出身の尾崎選手は、同競輪場をホームバンクとし、日頃から地元ファンの熱い声援に背中を押されているという。「3年前に平塚で開催されたときに出場できず、悔しい思いをした。平塚開催が決まったときからグランプリに向けて頑張ってきたので、出場が決まりホッとしている」と胸をなでおろす。現在は、グランプリを想定した練習を積んでいるといい、「平塚開催のグランプリは夢の舞台なので、ワクワクしている。優勝を目指して頑張るので、応援よろしくお願いします」と意気込んだ。ファンの声援を力に変え、「頂」を目指す。
表彰状を持つ本橋師長

湘南大磯病院 看護部・本橋師長が表彰 緩和ケアなど実績評価

 神奈川県は11月7日、平塚地区保健衛生関係表彰の受賞者を発表し、医療法人徳洲会湘南大磯病院の看護部の本橋みどり師長(58)が平塚保健福祉事務所長表彰を受賞した。同賞は平塚市・大磯町・二宮町で保健衛生(医療、環境衛生、食品衛生、薬事、公衆衛生など)の向上に尽力する個人、施設、団体の功績を称えるもの。 看護師として37年目、緩和ケア認定看護師として20年目での受賞となった本橋師長。これまで、緩和ケア認定看護師を育成するための教員としても10年間従事し、全国から集まった約300人を輩出してきた。 本橋師長が緩和ケアの道に進むきっかけとなったのが、外来勤務していた神奈川県立がんセンターでの気付き。「辛い身体を引きずるようにして外来に来ていた患者さんに『心配があったらすぐ病院に来てくださいね』と言う自分に疑問を持った。その時から安楽なケアを提供できる、苦しさのゆらぎに寄り添える看護師になりたいと志した」と振り返る。 表彰を受けて本橋師長は「認定看護師の使命は、自分の行っている看護を言葉にして他の看護師に伝えていくこと。今は入退院支援の部門にいる。地域包括ケアの一翼を担い、地域でできることを探したい」と話していた。
公演のフライヤー

チケットプレゼント 神奈フィルを平塚で 2月23日 ひらしんホール

 ひらしん平塚文化芸術ホールで2月23日(月・祝)、オーケストラシリーズ「素敵な音楽人へwith神奈川フィルハーモニー管弦楽団」が開催される。午後3時開演。この公演チケットを本紙読者2組4人にプレゼント。 現・NHK交響楽団正指揮者の下野竜也さんが指揮を務め、コンサートマスター・ソロバイオリンには「石田組」として活躍する石田泰尚さんが出演。当日は、リムスキー=コルサコフの代表作「シェヘラザード」で音楽絵巻が体験できる。 チケット希望者はメールの件名を「素敵な音楽人へチケットプレゼント」とし氏名、〒住所、年齢、【電話】を明記し【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。12月18日(木)締切。(問)同ホール【電話】0463・79・9907
激励する石崎会長

友の会が警察激励 捕食としてカップ贈呈

 平塚地区警察官友の会(石崎明会長)は12月2日、平塚警察署(石井清一郎署長)へ「年末年始特別警戒」への激励を行った。加えて「年末年始夜間特別警戒」の補食としてカップ麺800食分を贈呈した。 石崎会長は「年末年始の忙しい時期に備え、英気を養ってほしい」と激励。石井署長は「友の会のみなさんには、日頃から支えていただいている」と謝辞を述べた。

「千両と万両」に列 わずか30分で配布

 ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」と横浜ゴム(株)平塚製造所のコラボレーション企画「苗木頒布会」が12月3日に平塚市役所本館1階「ありがとう」で行われた=写真。配布前から列ができ、用意された「万両と百両」の苗木30セットは、わずか30分でなくなった。 万両と百両は、正月の縁起物として知られている。この日配布された万両と百両は、同所の敷地内で社員によって栽培されたもの。同所では、2007年から所内で植樹活動を行っている。同所社員は「本社を平塚に移したので、これまで以上に市に貢献していきたい」と話した。 列に並んだ女性は「友人から千両の苗をもらったけど枯れてしまったのでうれしい。大切に育てたい」と話していた。「ありがとう」運営協議会の高橋眞木会長は、「横浜ゴムさんが一生懸命育てた万両と百両を市民のみなさんに配布できよかった」と感想を話した。

少年野球 球児が大磯で熱戦 地元チームが優勝

 県湘南親善学童軟式野球リーグ主催の第45回記念大会「大磯紅葉山旗杯」が11月15日〜24日に大磯運動公園野球場ほかで開催され、西小磯ベースボールクラブが優勝した。 最高殊勲選手賞には山崎匠さん(西小磯ベースボールクラブ)、桑島智可さん(今宿少年野球部)、高橋琉真さん(足柄ホープ)、児玉大晴さん(鴨宮コンドルズ)が選ばれた。
まつりに出店した同クラブ

農福連携で野菜販売 平塚ライオンズクラブ

 平塚ライオンズクラブ(久保田聡会長)は11月23日、「ひらつか市民活動センターまつり」に出店し、福祉事業所「キルクももはま」の利用者らと協働で育てた野菜を販売した。 同クラブが取り組む農福連携事業の一環で、野菜は利用者と種植えし、収穫したもの。ライオンズクラブメンバー10人、同事業所利用者1人が参加し、ネギやキクラゲ、サツマイモなどを販売した。売り上げは福祉事業所への人件費などに充てられる。 販売したレモネードの利益を小児がん支援に寄付する事業「レモネードスタンド」も実施した。 久保田会長は「農福連携事業は社会的に意義のある活動。今後もブラッシュアップしながら継続したい」と話した。
常盤卓嗣会頭(中央)、白石慎太郎副会頭(左から2人目)、尾上達也副会頭(右から2人目)、今井雅之副会頭(左)、長谷川進専務理事(右)

平塚商工会議所 30期始動 駅周辺の賑わい創出重点 正副会頭にインタビュー

 平塚商工会議所の30期が11月1日にスタートした。再任の正副会頭に11月25日にインタビューを行い、商都平塚の発展を支えてきた経済団体から見た今後の平塚のまちづくりなどについて聞いた。(聞き手/タウンニュース社湘南支社長・山田洋平)まちを元気にする ――常盤会頭は4期目、今期で会頭10年目の節目を迎えます。 常盤「私が会頭にご推挙いただいた1期目から一貫して、平塚駅周辺の賑わいがなければ街の魅力がなくなると考え、商工会議所として活動を進めてきました。これまでツインシティやひらつかシーテラスなどの開発の動きがありましたが、最後に手をつけ、力を入れていかなければならないのはやはり駅周辺だと考えています。賑わいがない街はこれから大きく成長できません」 ――スローガンは一貫して「まちを元気にする」ですね。改めて、その思いについて。 常盤「大手ナショナルチェーンだけでは街の魅力は生まれません。どこに行っても面白いと感じる場所は、個人のやっている個性的な店、例えば美味しい料理や変わったものが売っているような、個性ある、独自の魅力ある街であってほしい。商工会議所だからこそ行政に意見を言い、推進できることだと思っています」 ――副会頭の3人の所信もお願いします。 白石「我々は会頭の推進役です。数年前から駅周辺再開発の課題を重点的に取り組んできました。7〜8年前は市役所の軸足がツインシティ(郊外)にありましたが、ここ1〜2年で市役所が我々と歩調を合わせてくれるようになったのが成果だと感じています。特に中心街担当の私としては、これを具現化していくのが使命です。また、再来年(2027年2月)に商工会議所創立80周年を迎えるので、その時にどのような形で会議所を発信できるかを皆で話し合っていきたいです」 尾上「私は2期目です。金融出身として、日本が金利のある世界に変わり、経済成長を求め国が動き出す中、チャレンジする企業が生き残り、そうでない企業は淘汰される優勝劣敗がはっきりすると見ています。平塚の企業が負け組に入らないよう、商工会議所が相談しやすく、会員さんのメリットとなる支援業務を今まで以上に充実させる必要があります」 今井「前期から引き続き副会頭を務めさせていただきます。昨今は物価の高騰、人手不足、消費低迷など、事業者が直面する課題が複雑化しています。会頭のスローガン『まちを元気に』であるからこそ、企業が元気になると考えます。会員の皆様が前向きに事業に取り組める環境作り、そして若い方、事業者、来訪者にとって魅力ある平塚の実現に向けて微力ながら尽力したいです」中小企業のかかりつけ医 ――物価高騰や人手不足といった中小企業を取り巻く経営環境について、会議所としてどのように取り組んでいきますか? 尾上「当会議所の経営指導員の相談件数は増えており、特にコロナ以降は『商工会議所があってよかった』という方が多かったです。今後は、利益を上げるための相談や、特に人手不足の相談が増えていくでしょう。物価のコントロールはできませんが、物価高の中で商売を続けるための助けとなるよう、経営指導の仕事が増えていくと思います。これは職員の頑張りと外部支援機関との連携が重要です」 常盤「商工会議所は『かかりつけのお医者さん』だと思ってください。困ったことがあればまず相談に来ていただき、その専門的な悩みについては金融機関や各種相談窓口など、適切な『専門医』を紹介します。職員には『ようこそ』と身近に来てもらいやすい事務局であるべきだと指導しています」 尾上「そのためにも、職員が経営指導に集中できるよう、組織活性化委員会でDX化を進め、事務仕事の負担軽減を進める必要があります」地域の諸課題中心街の再整備 ――一丁目一番地に位置付けた駅前の賑わい創出について、具体的なアクションは? 白石「駅周辺の再開発構想会議を立ち上げて7年目ですが、梅屋跡地の解体後、長期にわたって仮囲いの状態が続いているのは本当に良くない。そろそろ限界です。行政はスターモール商店街で社会実験をしていますが、商工会議所も主体的に動きたい。例えば、梅屋さんの跡地の一部をバックしてもらい、仮囲いの場所にキッチンカーを置けるようにしたり、夜にはラーメンの屋台を出すなど、目に見える賑わいを生む社会実験を後押ししたいです。また、浜大門通りなど、横丁文化を頑張っている商店と連携を強化していきたいです」日産車体 ――業績悪化で経営再建に取り組む日産の影響が避けられない日産車体について、何か情報や対応策はありますか? 常盤・今井「新聞報道以上の情報はありません。平塚商工会議所は日産車体から当所議員も担っていただいており、地元の代表的な企業として頑張っていただきたいという思いです」 尾上「常盤会頭が市長にも話していますが、雇用も含めて問題が生じた際には、平塚市や神奈川産業振興センターと締結している5者協定に基づき、連携して対応していく必要があります」ベルマーレとスタジアム建設 ――湘南ベルマーレがJ2降格となりました。新スタジアムへの考えは? 常盤「プロスポーツを直接見られる恵まれた地域として、スポーツ文化を軸に、みんなが豊かな心を持てる社会を目指したいという考えに変わりはありません。スタジアム建設は、行政と一緒でなければ無理です。中途半端なやり方をすれば赤字の繰り返しになる。行政としっかり考えながら進めていかなければ、私たちだけの手におえる問題ではありません」 尾上「ベルマーレ(株式会社)としては、入場料収入や選手補強の観点から、2万5000人規模のスタジアムが何としても欲しい。ただ、私たち平塚商工会議所としては、平塚に残らないと意味がないと考えています。土地と建設費の問題を、行政・ベルマーレさんと皆で話し合い、前に進めるしかない状況です」シーテラス利活用 ――10月末に開業したひらつかシーテラスの利活用についてお考えはありますか? 常盤「既に提案している通り、箱根駅伝の往路のタスキの受け渡し場所として使うことを会議所は全面的に提案しています。行政、警察にもご相談しています。シーテラスを平塚の魅力発信の場所として企画していきたいです」 尾上「海の財産を活用し、マリンスポーツによるインバウンドの可能性も期待しています。天候が悪い時の代替観光地がないという課題はありますが、シーテラスができて新港まで歩けるようになったため、海への魅力をさらに高める取り組みが必要です」神奈川大学キャンパス跡地 ――神奈川大学のキャンパス移転が平塚経済に与えた影響は? 今井「輸送人員が減り、バス路線が減便したり、旭地区などで学生のアルバイトやアパート契約がなくなるなど、地域が元気をなくしてしまっている状況です」 尾上「雇用面でも影響が出ています。コンビニなどでは大学生のアルバイトがリーダーとして機能していたのがいなくなり、深刻です。川崎競馬組合のトレセン移転が断念となりましたが、次の動きを期待したいところです」物価高騰対策 ――政府の物価高対策としての地方補助金について、何かご要望はありますか? 尾上・今井「平塚市で導入されている『スターライトマネー』はすでに形ができており、市役所のゴーサインがあればすぐにでも拡大できる体制があると思います。既存の仕組みの拡充を期待します」 常盤「現金や商品券をただ配るような方式はやめた方がいいと思います」七夕まつりの将来 ――平塚のメインイベントである七夕まつりについて、もともと商工会議所から生まれたお祭りですが、何かお考えはありますか? 常盤「今、若い人たちから新しい知恵や考え方が出てきています。それを観光協会や会議所がどこかで吸収してあげないといけない。どんなアイデアがあるのか、一度耳を傾けてみる必要があるでしょう」 尾上「他の地域のお祭りを見て、市民が心から楽しんでいるのと同じように平塚の七夕まつりも、自らが楽しんで参加する祭りをどう作るかを目指していけば、過渡期を迎えているお祭りは変わっていくと思います」青年層とも連携 ――青年層との連携について、何か進めていることはありますか? 常盤「青年部(YEG)とは定期的に情報交換をしており、その中で餃子祭りなどのアイデアも生まれています。今後はJC(青年会議所)とも双方向のやり取りを始めたいと思っています。JCとYEGには、七夕飾りの上げ下げやお祭りの交通整理といったスタッフ的な役割だけではなく、『こういうイベントをやったらどうだ』と自分たちで考えることを求めています」 ――正副会頭の中で工業畑の方が不在ですが、バランスについてはどのようにお考えですか? 常盤・白石「単純に今回、工業から候補とする方がいなかったのが現状です。ただ、将来的なバランスも視野に入れ、工業分野で頑張っている企業の方とも情報交換をしており、次回以降に声をかけるパイプ作りはしています。大手企業の方はスケジュールが厳しいため、地元の私たちのように経営者として自由が利く人間が選ばれる傾向もあります。任期中でも追加することは可能です」行政とは是々非々 ――3年の任期の中で統一地方選(首長、県議、市議)もあります。行政との関わり方についてはいかがでしょうか? 白石「落合市長と常盤会頭が4期目となり、波長が合い、同じ動きになってきたと感じています。行政とは是々非々で意見を言い、ぶつかることもあれば、手を組むこともあります。30期スタートにあたり、市長に挨拶しにいきました。市のやりたいことと我々の意見が合うところもあれば、我々からの発信を行政側もドアを開いて協議の場に入ってもらえるような関係をこれからも作っていきたいです」 常盤「例えば、街中の高度制限(条例)の問題など、自分たちで決めた条例が今の街づくりに合わなくなったら、条例を改正するぐらいの意欲を行政に求めていきたいです。安定的な行政運営も大切ですが、経営感覚にも敏感になってほしいです。成功している他市の事例を私たちと一緒に視察するなど民間に寄り添い、街の『売り』を調べて、一点集中で取り組むことも重要だと考えます」
エルガEV自動運転バス(平塚市提供)

自動運転バス初実証運行へ 既存路線用いて16日から

 平塚市と神奈川中央交通(株)は2023年度から実施している「自動運転バスの実証実験」に関して、12月16日(火)から既存バス路線での実証運行を実施する。大型のいすゞ製「エルガEV自動運転バス」を用いた既存バス路線での実証運行は全国初。12月1日から乗車受付を実施しており、平塚市交通政策課は「新たな時代のバスとなるのでぜひ体験を」と呼び掛けている。 今年度は、既存のバス運行ダイヤの置き換えを想定した夜間運行に加え、遠隔監視型自動運転レベル4の実用化を見据え、AIを活用したドア開閉の自動化や、運賃収受の完全キャッシュレス化など、営業運行に関するサービス全体の高度化に向けた検証を進めている。その一環として、実証運行が実施される。 運行日時は12月16日(火)〜26日(金)(土日を除く)と、2026年1月8日(木)〜21日(水)(日祝を除く)。運行区間は「平15系統」(平塚駅南口〜すみれ平〜平塚駅南口)。既存の「平15系統」とは別の発車予定時刻で途中バス停での乗降も可能。 定員は各便19人(着座のみ、事前予約制)。大人210円、小人50円(全区間同一料金。運賃後払い)。キャッシュレス決済のみ対応。 予約は、平塚市自動運転バスホームページ内の乗車予約フォームで受け付けている。問い合わせは同課【電話】0463・21・9840。

平塚市医師会 呼吸器疾患と肺がん学ぶ 市民健康講座 参加者を募集

 (一社)平塚市医師会(久保田亘会長)主催の市民健康講座「もっと知りたい!呼吸器疾患、肺がんのこと」が1月31日(土)、平塚市保健センター2階で開催される。時間は午後2時〜4時。参加無料、先着順80人。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、主に喫煙によって引き起こされる肺の生活習慣病で、肺構造の破壊や呼吸機能の低下による息切れ、咳、痰を主症状とする呼吸器疾患。また肺がんは、がんによる死亡原因の多くを占めており、診断や治療はこの20年で大きく進歩してきた。 講座は、済生会湘南平塚病院の片桐真人院長による「あなたの息切れ、年齢のせいではないかもしれません―COPDを知って、早期発見と対策を―」と、平塚共済病院呼吸器内科の井上幸久科長による「みんなで知ろう肺がんのこと〜診断から最新治療まで〜」の2部構成で行われる。 参加希望者は平塚市医師会宛てに住所、氏名、年齢、連絡先をメール(me157254@apricot.ocn.ne.jp)、ファックス(【FAX】0463・52・0356)または電話(【電話】0463・52・0355)へ申し込みを。
過去開催の様子

冬のグルメ祭り 12月21日 二宮ラディアンに37店

 「にのみや冬のグルメ祭り」が12月21日(日)、二宮町のラディアン花の丘公園多目的広場で開催される。午前11時から午後3時。入場無料。にのみやグルメ祭り実行委員会(小越亮太実行委員長)主催。 会場ではタコライスやソーキそば、バターチキンカレー、おむすび、クレープなどを販売する15台のキッチンカーのほか、天然石アクセサリーや手作り木製雑貨、多肉植物などの合計37店が出店する。 雨天中止。来場者用の無料駐車場あり。 問い合わせは小越さん【携帯電話】090・5398・3209。

大磯駅前でクリスマスキャロリング 聖夜を前に讃美歌を歌おう

 大磯駅前の聖ステパノ学園のレリーフ広場で12月21日(日)、「大磯クリスマスキャロリング2025」が開催される。午後3時から。主催は大磯クリスマスキャロリング委員会。 日本キリスト教団大磯教会、カトリック大磯教会、日本福音キリスト教会連合大磯キリスト教会が参加し、クリスマスの賛美歌を歌う。 14日(日)にはカトリック大磯教会で午後3時から公開リハーサルが行われる。一緒に歌いたい人も聞きたいだけの人も参加可。 参加無料。予約不要。(問)日本キリスト教団大磯教会の鈴木さん【電話】0463・61・0748

ベルマガ通信 山口湘南の終幕 12月6日J1第38節 アウェー湘南1︱2広島

 降格が決定してから勝利を重ねた山口智監督の湘南ベルマーレは、アウェー広島の地で終幕を迎えた。  4年半にわたり指揮を執った山口監督は、これまでの記者会見の席で、選手への評価・言及を避けてきた。良いプレーを見せた選手、デビューした選手への評価も、具体的な言及はしなかった。  選手を守り、諭し、一手先二手先を見据えたプレーを求め続けた山口監督は、選手たちからの支持は強かったが、対してメディアに対する説明不足な口ぶり、それを読むサポーターから支持を得るには至らなかった。  ホーム最終節で対戦した清水の秋葉監督に贈られた「秋葉・清水」コールを聞けば聞くほど、4年半監督を務めたにもかかわらず、監督に対するコールが生まれなかったことがそれを象徴している。  今季のルヴァンカップ覇者で、個の能力に勝る広島を相手に、湘南イレブンは躍動した。太田修介選手と、二田理央選手のアイディアあふれるコンビネーションで、ゴールに迫った。オフサイドとはなったものの、松村晟怜選手の鋭いパスを受けた、中野伸哉選手の放ったシュートがゴールネットを揺らした。  19試合にわたって勝利がなく、長く降格圏にいた時期とは違い笑顔も見られたほどだ。  こうしたプレーは、19試合未勝利の中でも片鱗はあったはずだが、結果に結びつかなかった。  降格圏に位置する重圧と、勝たなければならないという意識に支配された委縮から、脱却するための奮起・勝たせるためのアプローチを湘南ベルマーレは用意できなかった。  1年半後、私たちはどうありたいか今から問われている。 (ベルマガ記者・浜地隆史)

地区全体訓練しつながる Vol.12 崇善地区 小野芳夫会長

 平塚駅周辺で、マンション居住者が多い崇善地区。単位自治会数15の内、半数近い7がマンション単位の自治会だ。最近は、自営業者の高齢化に伴う転居やその場所が空き地になるケースも。空き地に建ったワンルームマンションの単身者や若年層の自治会未加入者が増え、会員数も減少傾向となっている。 防災に関しては今年度、8年ぶりに崇善地区全体で「避難所運営訓練」を実施した。9月下旬、崇善小を会場に約120人が参加。室内用仮設テントの設営や段ボールベッド、簡易トイレ、新設されたマンホールトイレの紹介など、実技体験を通じて、「参加者から来年度は別の避難所でも運営訓練を行ってほしいと積極的な要望も上がった」と前を向く。 「単身高齢者への災害時の安否確認など課題はあるが、訓練などで体験しつつ、地域住民同士がコミュニケーションをとることで活性化していきたい」と力を込めた。