港南区・栄区版【2月26日(木)号】
相談のイメージ

横浜市 特養待機を3カ月短縮へ 「コーディネーター」を新設

 横浜市は、特別養護老人ホーム(特養)の入所待機期間を現在の平均およそ7カ月から4カ月に短縮するため、高齢者施設・住まいの相談センター(港南区)に4月から新たに「コーディネーター」を配置する。

 2025年10月1日時点の市内特養入所申込者は4914人に上り、そのうち要介護3以上が4259人と約87%を占めている。市高齢施設課によると、2025年度の入所待ち平均待機期間は7カ月(見込み)。半年以内に入所できる人が全体の約7割で、中には1年以上待つ人もいるという。

 市はこうした入所待ち状況の改善に向け、新年度予算における施設整備費の計上やユニット型個室への居住費助成を継続するとともに、2029年度までに入所待ち平均期間を現状の7カ月から4カ月へと短縮することを目指し、コーディネーターの配置を決めた。

施設との連携強化

 コーディネーターは、施設側と直接コンタクトを取りながら調整を行い、個々の状況に応じた適切な施設の提案等を実施する。特に医療的ケアや認知症ケアなどの専門的な支援を必要とする入所申込者の待機期間が長期化する傾向にあり、スムーズな入所が期間短縮につながると期待されている。

 これまで、市からの補助事業を受けた(公社)横浜市福祉事業経営者会が運営する高齢者施設・住まいの相談センターでは、支援策として「コンシェルジュ」による電話相談や、施設の空き状況をふまえた施設選びのサポートを実施してきた。各区の地域ケアプラザへの出張相談も行ってきたが、新設されるコーディネーターはより踏み込んだ役割を担う。

 4月から同センターに3人配置されるコーディネーター。入所申込者の中で支援が必要と判断される人に声掛けを行っていくという。同経営者会の担当者は、「カギとなるのはマッチング。市内には認知症ケアに強いなど特色のある施設が多くある。より必要とする方に適切な支援をつなぐことができれば」と話している。

【横浜市栄区】小菅ヶ谷「春日神社」 獅子舞保存会「雷音」が誕生 あーすぷらざで発会式

 栄区小菅ヶ谷にある春日神社周辺地域に住む有志らがこのほど、春日獅子舞保存会「雷音(らいおん)」を立ち上げた。同会メンバー=写真=は2月15日、あーすぷらざで近隣住民らを招いたお披露目会「発会式」を行った。

◇  ◇

 獅子舞保存会「雷音」は、神輿の修理や祭文化の活性化事業などを行う(一社)明日襷の代表理事、宮田宣也さんが運営委員長を務める。復活させた獅子舞は、本郷台駅近隣の物置に約50年眠っていた重さ10kg以上の獅子頭を活用した。

 各地で神輿のアドバイスを行う宮田さんは、昨年8月に日野南小おやじの会が主催する子ども御輿に協力。その際に過去に同小学校の獅子舞クラブに所属していた佐々木知広さんと出会い、眠っている獅子舞を復活させることになった。宮田さんと佐々木さんは共に、東日本大震災で被災した宮城県石巻市を過去に訪れていたこともあり、同市に伝わる獅子風流を11月に学び保存会を結成することになった。同保存会の青年団長は佐々木さんの中学時代の同級生、萩原代官さんが務め、佐々木さんは副団長としてサポートする。

 2月15日、あーすぷらざ5階映像ホールには、来場者90人程が集まった。春日神社の雷の神様「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」に由来し、「雷音」と名付けられたことが説明された後、メンバーは親子の獅子舞を披露した。演武後には大きな拍手が送られ、来場者には無病息災の意味を込め獅子舞の頭かぶりで会を締めた。萩原団長は「獅子舞を通して地域活性化になれば」と話す。

法改正で業務規定が明確に 神奈川県行政書士会の本間会長が解説

 改正行政書士法が今年1月から施行された。行政書士の役割と業務規定が明確になるなど、県民や企業、団体に関わる変更があった。今回の法改正について、神奈川県行政書士会の本間潤子会長に話を聞いた。

 ―業務範囲が厳格化されました。

 「今までは補助金の申請など、『書類作成費は無料』『会費やコンサル料に含まれる』といった理屈で無資格の業者が業務を行ってしまうケースがありました。改正で『いかなる名目によるかを問わず』という文言が入り、無資格業務が行政書士法に違反されることが明記されました。法違反は社会的信用にも関わるため、大手企業を中心に多くの問い合わせをいただいています」

 ―今回の改正で、行政書士の定義にも関わる第1条が変更されました。

 「はい。『目的規定』から『使命規定』へと変更されました。これは単なる文言の修正ではありません。行政書士が他の士業と同様に、社会的な使命を帯びた専門家であることが示されたことを意味します」

 ―行政手続きのオンライン化が進む中での対応は。

 「職責規定として、デジタル社会への対応が新設されました。他の士業法も含め明文化されたのは、初めてです。行政手続きのオンライン化が進む中で、デジタル機器の操作が苦手な方が取り残されてしまう懸念があります。『誰一人取り残さない』デジタル社会の実現に向けて、市民の方々に寄り添いサポートしていきたいです」

 ―特定行政書士の業務範囲が拡大することで、何が変わりますか。

 「特定行政書士は所定の考査に合格した行政書士のみが得られる資格です。今回の改正で、『行政書士が作成することができる書類』であれば、不服申し立ての手続きに関与できるようになりました。つまり、県民の方がご自身で申請をして不許可になってしまっても、有資格者が途中から引き継ぎ、再審査の請求などのお手伝いができるようになったのです」

 ―最後に県民へのメッセージを。

 「今回の改正を受け、我々はより一層、襟を正して業務に取り組んでまいります。相続や遺言、許認可などで困った際は、身近な『街の法律家』である私たちを頼ってください。我々で対応できないことがあっても、士業連携によるワンストップサービスとして、他の専門家へつなぐネットワークも持っています。最初の相談窓口として、ぜひ活用していただければと思います」

 リクルートは2月25日、首都圏居住者対象の「SUUMO住みたい街ランキング2026 首都圏版」を発表し、駅別の総合ランキングで「横浜」が2018年から9年連続となる1位になった。

 調査は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県在住の20歳〜49歳の男女にインターネットを通して実施し、9千人から回答を得た。住んでみたいと思う街(駅)を3カ所回答してもらい、得点化したもの。

 横浜は1657点で、2位の大宮(1041点)を大きく引き離した。同社の分析によると、横浜は以前はシングル女性層からの支持が目立ったが、今回は20代や「夫婦+子ども世帯」の投票が目立ったという。街の魅力として「働く場や企業がある」ことに加え、大規模商業施設や文化施設が充実している点も評価された。

 2位大宮、3位吉祥寺、4位恵比寿、5位東京、6位池袋までは前年と同じ順位だった。

 9年連続1位だったことについて、横浜市の山中竹春市長は「ショッピングやグルメ、レジャー、そして魅力的な働く場など、人々を惹きつける横浜の多様な個性が、多くの人の支持につながっているものと考える」とのコメントを発表した。

「住みたい自治体」では中区が横浜市内最高位

 同時に発表された「住みたい自治体ランキング」では、長年1位だった「東京都港区」を「東京都世田谷区」が僅差で上回り、初めて首位に立った。10位までを東京23区が独占し、横浜市などの政令市は区ごとに集計され、中区の13位が最高だった。

 市内の順位は以下の通り。13位中区、17位西区、25位港北区、36位神奈川区、41位鶴見区、43位青葉区、48位戸塚区、55位港南区、58位都筑区、60位保土ケ谷区、62位南区、64位金沢区、76位緑区、78位磯子区、85位旭区、115位瀬谷区、121位泉区、131位栄区

笠間の歴史を語った若木さん

JR大船駅 開発と共に栄の玄関口へ 笠間口開設から20年

 大部分が鎌倉市に位置する大船駅で唯一、栄区側にある笠間口が2月で開設から20周年を迎えた。この節目に、笠間口の歴史を振り返ってみた。

 2006年に利用が始まった笠間口。開設に至る道のりは容易ではなかった。

 「笠間は1970年代から人が増えた印象」と語るのは笠間連合町内会自治会の持田忠(91)前会長。周辺地域は1973年にJR根岸線が大船駅まで開通したこともあり人口が増加し、同駅には栄区側から多くのバスが乗り入れていた。

 しかし、当時は横浜市側(北側)に改札口は無かった。当時のことを「バスから降りた人が歩道にあふれ、車道を歩いて駅に向かう人も多く、危険だった」と笠間口の横にあるマンション「ルリエ大船」の管理組合で理事長を務める若木一美(71)さんは語る。若木さんによると、1975年頃から横浜側の出入り口を求める声が地域から挙がっていた。これを受け、1982年には横浜市がJR東日本に出入口新設の要望を提出した。

土地売却、設置目指す

 1998年に笠間口の北側、現在のルリエ大船にあたる大船駅北第一地区の再開発が決定した。同年、地元地権者で構成される「大船駅北第一地区市街地再開発組合」が発足。理事長は若木さんの父、桂一さんが務めた。組合は同地区南端の土地を将来的な出入り口の新設を前提に、横浜市に売却。しかし、若木さんが「当時はJRが消極的だったと聞いている」と話すように関係各所の調整は思うように進まなかった。

 そんな中、2000年に区内の連合町内会長らが中心となって「大船駅北口整備推進協議会」を設立。設置を求める署名活動を開始した。最初は町内会自治会を経由して署名用紙を各家庭に。その後は街頭で呼びかけを継続。当時の栄区の人口の半分を超える約6万6千筆を集め、2001年12月18日に横浜市とJR東日本へ署名簿と要望書を提出した。

 さらに笠間口前にある商業施設「GRAND SHIP」内のオサラギ商事(株)(横山久範代表取締役社長)の社史には「ガーデンアソシエ(大船駅から徒歩約10分のマンション)の事業主5社が一部費用を負担すると申し出た」という旨の記述がある。2004年に竣工を控えていたマンションの事業主による協力もあり、2004年に改札口の工事着手、2006年2月に笠間口の利用が開始。市が要望を出してから24年、住民の思いが結実した。これにより鎌倉市側の改札口まで行く必要がなくなり、スムーズにより安全に駅を利用することが可能となった。

 笠間の変化を見守ってきた若木さんは「変わっていくのは少し寂しいけれど、今後も活気ある街でいて欲しい」と地元の発展に願いを込めた。

工事を見つめる児童たち

野庭すずかけ小 工事業者が特別授業 水道管の交換を見学

 野庭すずかけ小学校で2月19日、校舎横の道路で水道管工事を行っている日舗建設(青葉区)が4年生の児童を対象に、水道管の交換に関する工事現場の見学や解説をする授業を実施した。当日は約40人が参加し、児童は作業員たちの姿を熱心に観察した。

 現在、港南区内で丸山台小学校と野庭すずかけ小学校の周辺で工事を行っている同社。古い水道管から、地震に強い新たなものへと交換している。両校は災害時に周辺住民の避難場所となる地域防災拠点に指定されている。横浜市水道局は現在、災害に備えて地域防災拠点周辺の水道管を優先的に交換している状況だという。

 授業当日は日舗建設の担当者が工事内容を説明した。その後、校舎横の現場で、重機で釣り上げられた水道管を地下約80cmのところで既に埋められているものと接続する作業を見学。「錆を防ぐために、厚いビニールシートで保護します」という担当者の説明に耳を澄ました。また児童たちは新品の水道管に絵を描いた。この水道管は実際に埋められ、使用される。日舗建設の担当者は「おもったより児童が熱心に聞いてくれて良かった」と振り返った。

首相として初の会見に臨む菅氏(2020年9月16日)出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/content/20200916suga_04.jpg)

【横浜市】菅義偉氏 40年の議員人生に幕 横浜から初の総理へ

 横浜から初の内閣総理大臣になった菅義偉氏(77)が先の衆院選に出馬せず、市会議員時代から数えて約40年の議員人生に幕を閉じた。

 菅氏は1948年秋田県出身。法政大学卒。87年の横浜市議選で西区から立候補して当選した。96年の衆院選で2区(港南区・西区・南区)から出馬して初当選、以降10回連続で議席を獲得した。06年の第1次安倍内閣で総務大臣として初入閣し、12年の第2次安倍内閣で内閣官房長官に就任。歴代最長となる7年8カ月間在職し、19年4月には新元号「令和」を発表して注目を集めた。安倍内閣を継承する形で20年9月に首相に就き、コロナ対応や携帯電話料金の引き下げなどに取り組んだ。しかし、コロナの感染拡大などもあり、21年9月に退陣。その後は党副総裁を務めるなどした。

後継・新田氏が初当選

 2月8日に行われた衆議院議員総選挙、神奈川2区は菅氏の引退で新人5人がしのぎを削った。菅氏の秘書を20年間務めた新田章文氏(44)が、11万2930票を集め初当選した。菅氏は当確を受け、「総理大臣になった時、新田君を総理大臣秘書官に指名した。やはり先見の明があった」とし、新田氏は菅氏へ感謝を伝え、「次の時代の希望を作っていくため、秘書として活動してきた目線も忘れず、この国のために働いていく」と決意を述べた。

表彰式に出席した受賞者ら

【横浜市】『国宝』ヨコハマ映画祭を席巻 李監督ら受賞

 第47回ヨコハマ映画祭の表彰式が2月1日、中区で開催され、俳優陣らが集った。作品賞に輝いた『国宝』は監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞など7部門を席巻。横浜ゆかりの李相日(リサンイル)監督は「馴染みのある場所にこのような形で戻れてうれしい」と話した。主演男優賞は『国宝』の吉沢亮さん、『正体』の横浜流星さんが受賞。吉沢さんは『国宝』で横浜さんと、1年半の稽古を共に乗り越えたエピソードを明かし「作品は違うけど同じ賞でうれしい」と喜んだ。女形の人間国宝役で助演男優賞を受賞した田中泯さんは、「横浜の海の匂いが好き」と笑顔を見せた。

 横浜の映画ファンが選んだ2025年日本映画▽1位『国宝』、2位『旅と日々』、3位『敵』、4位『宝島』、5位『遠い山なみの光』、6位『爆弾』、7位『フロントライン』、8位『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』、9位『サンセット・サンライズ』、10位『正体』

【横浜市】今年2例目のはしか感染、20代男性が鶴見線やサウナ施設訪問 市が注意呼びかけ

 横浜市は2月24日、市内在住の20代男性がはしかに感染したと発表した。市内では18日に別の20代男性の感染が発表されており、今年2例目。男性に海外渡航歴はなく、感染経路は調査中だという。

 発表によると、男性は13日に発熱し、16日に発疹が出現した。20日に市内の医療機関を受診してはしかと診断され、24日に陽性が確定した。

 男性は他の人に感染させる可能性のある12、13日にJR鶴見線を利用していた(12日=午前8時12分鶴見駅発〜8時21分新芝浦駅着、13日=午前7時43分鶴見駅発〜7時52分新芝浦駅着、午後0時38分新芝浦駅発〜午後0時47分鶴見駅着)。さらに、12日はサイゼリヤフォルテ森永橋店(午後7時30分頃〜8時頃)とファンタジーサウナ&スパおふろの国(8時頃〜9時30分頃)に立ち寄り、16日、18日、20日に平和病院を利用していた(16日=午前9時30分頃〜11時頃、18日=午後2時頃〜6時頃、20日=午前8時頃〜8時10分頃)。

 市は同じ時間帯にこれらの場所を利用し、3週間以内にはしかを疑う症状(高熱、発疹、せき、鼻水など)が出た場合は、必ず事前に医療機関へ電話連絡した上で受診するよう呼びかけている。

トークイベントに参加する福田喬史さん(倭田宏樹さん撮影)

横浜マイスター30周年、弦楽器製作の「匠」が魅力語る 3月11日に写真展とミニコンサート

 横浜市は、卓越した技能職人を選定する「横浜マイスター」の事業開始30周年を記念した写真展とミニコンサートを3月11日(水)午前11時から午後6時まで、市役所1階アトリウムで行う。

 横浜マイスターは1996年に始まり、これまでに美容師や建築大工、調理師など、72人が選定されている。

 今回はプロカメラマンの倭田宏樹さんが撮影したマイスターの仕事風景写真をパネル展示する。正午からは今年度にマイスターに選定された弦楽器製作家・福田喬史さんによるトークイベントがある。福田さんは国際的な楽器製作コンクールでも高く評価されている。イベントでは製作の魅力が語られる。午後0時30分からのミニコンサートでは、福田さんが手掛けたバイオリン、ビオラ、チェロの音色を聴くことができる。

 入場無料、申込不要。問い合わせは市経済局雇用労働課【電話】045・671・4098。

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