多摩区・麻生区版【9月13日(金)号】
スカート姿でアンケート協力を呼びかける男子生徒

麻生総合高校3年1組 性の平等 クラスで議論 文化祭で学びを発表

 県立麻生総合高校(麻生区片平)3年1組の生徒が、性の多様性やジェンダー平等について議論し、9月6日と7日に行われた文化祭でパネル展示や男女で制服を交換する「セクスチェンジ」を行って学びを発表した。生徒は「前より自分事として考えられるようになった」と理解を深めた。

「男子のスカート」契機

「スカートを履いてみたい」。7月、文化祭の企画を決める際に一人の男子生徒から声が挙がった。それを受けて「全員でスカートを履くのはどうか」というアイデアが生まれ、クラスメイトが賛同。「悪いことじゃないし、やりたいことはやろう」「面白そう」と肯定的な意見が飛んだ。一方で、クラスの外からは「来場した人が不快な気分になるかもしれない」「わざわざ学校でやらなくても」といった声も聞かれたという。

 こうした反応を受け、クラスで再度検討。アンケートをとると企画を変えたいという意見は出ず、生徒の7割が賛同、3割が中立の意思を示した。担任の清水健太郎教諭は「せっかく出た声をうやむやにしたくない」と生徒たちの考えを尊重し実施へと動き出した。

互いの立場に気付き

 夏休み明けには「無意識の価値観〜当たり前ってなんだろう〜」とテーマを定め3回の事前学習を行った。「男女の違いやそれぞれの困りごと」「誰もが使いやすいトイレ」「LGBTQ+(性的少数者)への理解」を題材にクラスで議論。生徒は「自分が思う当たり前は当たり前じゃない」「準備はほかのクラスより大変だったかもしれないが将来的に必要な考えだから苦ではなかった」と振り返る。

 当日は学習の成果をパネル展示したほか、男女で制服を交換し性の違いや自分自身について考える「セクスチェンジ」と呼ばれる取り組みを実施。男子生徒は「スカートは中が見えてしまいそうで気を使う」と気付きを語り、女子生徒は「本当はいつもズボンがいい。履いてみてしっくりきたし、自分らしいと感じた」と笑顔を見せた。

自分事に

 加えて、生徒たちは学校案内のパンフレットを例に、色による「性」のイメージなどについて来場者を対象にアンケート調査を実施。今後、その結果をもとに学習を進める予定だ。一連の取り組みを通し、生徒は「人口の約10%はLGBTQ+だと知った。身近にもいるかもしれないなどと、より自分事にして考えられるようになった」と学習の成果を語った。

 清水教諭は「お互いの苦労を知るきっかけにもなったと思う。やりたいことをやって受け入れられればいいし、そういう人を見ても変に気にしないという気持ちをもってほしい」と期待を寄せる。文化祭の統括を担当した教諭は「多様な意見もあったが生徒たちが意図を明確にし、真剣さと目的意識をもって取り組んでくれた」と語った。

回収ボックスに哺乳器を入れる市担当者(左)とピジョン担当者

メーカー6社川崎市 哺乳器回収し再生化へ 市内7区にボックス設置

 川崎市と哺乳器ブランドオーナー6社は、9月6日から市内各区役所に、家庭で使わなくなった哺乳器の回収ボックスを設置し、リサイクルの実証実験を開始した。育児用品メーカーが協働して、哺乳器のリサイクルに取り組むのは今回が初。実証実験を通して、効率的な回収方法などの構築を目指す。

 今回の実証実験は、川崎市が推進する「かわさきプラスチック循環プロジェクト」の一環として、哺乳器ブランドオーナー6社(ピジョン(株)、コンビ(株)、ジェクス(株)、(株)ズーム・ティー、(株)ダッドウェイ、雪印ビーン・スターク(株))が連携して取り組む。期間は来年2月28日(金)まで。各区役所の入り口付近に回収ボックスを設置し、家庭で使わなくなった哺乳器(容器、乳首、フードキャップでメーカーは問わず)を回収して資源リサイクルを目指す。

 集まった哺乳器は川崎市が回収し、ピジョンが分別して量や品質などのデータを集計。回収した各パーツはリサイクル業者の手で、プラスチックはプランターやパレット、工場の配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に再生される。期間中に700本の回収を想定しており、回収の協力、効率的な回収方法などの検証を行う予定だ。

業界でも全国初

 これまで哺乳器は、普通ごみとして回収、焼却されており、リサイクルが進んでいなかった。ピジョンは2022年から関係企業と連携して哺乳器の回収とリサイクルを実施。そこで得た知見などを生かし、業界として推進していこうと他社に働きかけ、プラスチックの循環に積極的に取り組んでいる川崎市で初めて実施することになった。

 今回の実証実験に参加している6社による哺乳器の国内シェアは9割。市の担当者は「6社の取り組みということで協力した。メーカーによって製造が異なるので、今回の取り組みを通じて製品自体を見直し変わっていくことに期待したい」と話す。ピジョンの担当者は「6社で手を組んで環境問題に取り組んでいきたい。データを共有し、啓発を行っていく。回収スキームを検証して、今後に生かしていきたい」と期待を寄せた。

かわさきジャズ2024で「BRIDGEアーティスト」を務めるサックス奏者の 渡邉 瑠菜さん 麻生区在学 21歳

音楽で未来を照らす

 ○…今年10周年を迎える「かわさきジャズ」。音楽の祭典を盛り上げる今年の顔に選ばれた。「多様なカルチャーが交わる川崎とジャズはマッチしている。このまちにしかできないフェスに携われて光栄」とはつらつとした表情を見せる。サックス奏者として、出演する著名な演奏家たちと肩を並べられる機会に心を躍らす。「ジャズはお客さんのパワーがあってこそ。一緒にステージを作りたい」

 ○…「なんて綺麗な楽器なんだろう」。キラキラとしたサックスに一瞬で心を奪われ中学のビッグバンド部に入部して以来、音楽の道を歩み続けてきた。現在は昭和音楽大学で学びを深める傍ら、年間60本近いステージをこなす。思い通りの演奏ができず楽器を嫌いになったこともあったが、「目指しているところに挑戦している証拠」という父の言葉に励まされ、前を向けた。今では「スランプは内心ワクワクする」と力強く語る。

 ○…神社仏閣を散歩するのが癒しの時間。小学5年生の時から集めていた御朱印は6冊分にのぼる。「1ページ1ページを大事にするという気持ちでいただきに行っている」。仏教系の高校だったこともあり、本番前には深い呼吸と瞑想で心を落ち着かせる。

 ○…山梨県山中湖村出身で昨年末に「富士五湖観光大使」に就任した。母校の後輩たちとのコラボや地域のイベントでの演奏など、地元を音楽で明るく照らす。「頑張っているね」「上手になったね」と、見守り続けてくれるまちの人からの声は心強いものだ。今は、かつて富士山の麓で行われていたジャズフェスの復活を夢見る。「地元を誇りに思った。地域と一体となりながら大使の活動を通して再開を目指したい」とバイタリティを遺憾なく発揮する。

協力して苗を植える児童ら=9月5日

花いっぱいのまちに 柿生小児童が苗植え付け

 10月19日から開催される全国都市緑化かわさきフェアに先立ち、市立柿生小学校(麻生区/杉本眞智子校長)で9月5日、花苗の植え付けが行われた。これは、同フェアに向けて、市内全域で花かざりを行う川崎市の取り組みの一環で、全市立小中学校と特別支援学校で実施されている。

 この日は同校3、4年児童約260人が、市職員の説明を聞きながら、5cm程度に育ったマリーゴールドエンデュランスの小苗を、一本一本丁寧にポットに植え付けた。

 4年生の梅田紗那さんは「緑化フェアに興味が湧いた。どこに植えられるのか楽しみ」、植村拓矢さんは「みんなが育てた花をいろいろなところで見られるのでわくわくする」と話していた。

 苗は、1カ月ほど同校で水やりなどして育てた後、緑化フェア会場や学校敷地内、近隣の公園などに移して植えられる。

旧津久井道を歩く 多摩区観光協会のツアー

 多摩区観光協会は9月27日(金)、「旧津久井道のウォーキングツアー・登戸宿場の歴史と今」を開催する。9月17日(火)から参加者を募集する。

 多摩川と旧津久井道が交わる登戸は、江戸時代から物流の拠点であり、多くの商人や職人が行き交うまちだった。このツアーでは、区画整理事業で新しく生まれ変わる街並みから、昭和や江戸時代の面影をたどる。

 当日は午前9時に向ヶ丘遊園駅北口改札口前に集合。二ヶ領用水本川、寿々木饅頭屋・麹屋、丸山教本庁・光明院・登戸稲荷社、善立寺、せせらぎ館など約6Kmを徒歩で巡り、登戸駅で午後0時30分頃解散予定。定員30人、申し込み先着順。参加費300円(保険代・印刷費など)。小雨決行、荒天中止。

 申し込みは17日午前10時から。同協会事務局(多摩区地域振興課)を直接訪れるか、【電話】044・935・3132、またはファクス【FAX】044・935・3391へ、参加者氏名と年齢、住所、電話番号を伝える。詳細は事務局。

コグニサイズの説明リーフレット

世界アルツハイマー月間 予防や改善の取り組み

 9月は世界アルツハイマー月間。川崎市でも、認知症が気になり始めた市民を対象とした予防教室や、認知症高齢者を支える家族や介護事業者向けの実践講座などの取り組みが続いている。

 高齢化社会が進む日本では現在、65歳以上の高齢者が人口の約3割を占め、このうち5人に1人が認知症になると国は推計している。2023年10月時点の川崎市の高齢者人口は31万7678人で、国の推計に照らし合わせると、23年時点で約6万3500人の認知症高齢者が生活している。

 認知症研究を続ける国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)は、認知症の前段階といわれる「軽度認知障害(MCI)」の段階で軽い運動と計算やしりとりなどの課題を組み合わせたトレーニングによって、認知機能の低下が抑えられることを明らかにした。同センターはこのトレーニングを「コグニサイズ」と名付け、全国の自治体と連携して普及している。

 市でも昨年度からこの「コグニサイズ」を取り入れた講座「アタマとカラダのケンコウチャレンジ」を、市内在住の60歳以上を対象に、市内各地で開催。今年もこれまでに計約1千人以上が参加した。

 「ケンコウチャレンジ」は川崎区で9月25日(水)、幸区で27日(金)に開催予定。申し込みは電話で1週間前まで【電話】050・8882・2649。

多摩区 スポーツフェスタ 参加者募集

 いろいろなスポーツを気軽に体験できる第12回「多摩区スポーツフェスタ」が10月14日(月・祝)、Ankerフロンタウン生田と多摩スポーツセンターで開かれる。午前9時30分から午後3時まで。参加無料。

 東京五輪代表の多田修平選手による走り方教室や、サッカー、バスケ、ボクシングなど30種目のスポーツ体験教室を実施。当日自由参加だが一部種目は事前申込制(抽選)。9月27日(金)必着で受付。事前申込種目は多摩区在住・在勤・在学者が対象。希望者は多摩区サイト内のフォームからか、参加申込書をダウンロードするなどし、多摩区地域振興課へ直接か【FAX】044・935・3391。詳細は同課【電話】044・935・3133。

式典であいさつする大野青年部会長(上)と碓井女性部会長

川崎西法人会 青年・女性両部会が30周年 記念事業で盛大に祝賀

 公益社団法人川崎西法人会(田村精一会長)の青年部会と女性部会の創立30周年記念事業が9月4日に開かれ会員らが節目を盛大に祝い合った。

 記念講演会と式典は新百合トウェンティワンホールで開催され、講演会では脳科学者の茂木健一郎氏が登壇。会場を訪れた約300人の会員や来賓、一般の人に対し、「脳を磨く生活術」をテーマに講演した。

 続いて行われた式典には会員と来賓合わせて約140人が出席。登壇した大野高幹青年部会長は小学生に対する租税教育や区民祭への出店などの地域貢献活動を振り返るとともに、今後は財政健全化のための健康経営計画を部会内に広めることに意欲を見せ、「勉強会を継続して青年部会の活力向上を目指していきたい」と力強く述べた。碓井美枝子女性部会長は女性部会の主な活動である税に関する絵はがきコンクールを継続できていることに謝意を示し、「この大切な活動を次の世代につないでいくのが女性部会の責任。また、楽しみながら活動を続けるため時代の動きに合わせた活動を続けてまいりたい」とあいさつした。

 功労者表彰では、青年部会10人、女性部会3人の部会長経験者が登壇し表彰を受けた。

 川崎西法人会は、1993年7月の川崎西税務署開設に伴い、同年9月に社団法人川崎北法人会から分離し独立。青年・女性両部会はその翌年3月に設立された。現在青年部会には50歳以下の同法人会員約90人が所属。女性部会員は約50人。

多摩区菅薬師堂 伝統の獅子舞 9月15日 子ども相撲も

 五穀豊穣や疫病退散を願う「菅の獅子舞」が9月15日(日)、菅薬師堂(多摩区菅北浦4の16の2)で開催される。午後2時から。小雨決行。

 鎌倉時代から受け継がれてきた伝統行事。雄獅子・雌獅子・臼獅子・天狗の4匹一組が笛と唄に合わせ舞いを披露する。神奈川県無形民俗文化財にも指定され、菅薬師奉賛会と菅獅子舞保存会の手で守り伝えられてきた。毎年9月12日に近い日曜日に行われている。

 コロナ禍や人数不足により開催できなかった恒例行事「子ども相撲」も5年ぶりに復活。地域の小学生約40人が熱戦を繰り広げる。午前9時から。決勝戦は獅子舞終了後。奉賛会の廣田健一会長は「8百年続く伝統芸能の獅子舞を披露できる。60年以上続く子ども相撲も菅子ども部会の協力で久々に開催できる。地域の皆さんに楽しんでいただければ」と話す。

 前日の14日(土)には子(ね)之(の)神社(菅北浦)の境内で午後4時から揃い獅子の奉納舞が行われる。詳細は廣田会長【携帯電話】044・944・2258。

音楽でまち盛り上げ デュオM&Mが熱演

 美容室杏里(多摩区長尾)を営む蓮見正道さんとギタリスト・高橋マコトさんのデュオ「M&M」が8月25日、19回目となる恒例のライブを開催した=写真。

 会場となった宿河原の「ポトス」には、ファンら約20人が集まった。2人は『黄昏のビギン』などの昭和の曲のほか、平和を願う歌など、16曲を披露した。川崎市市制100周年であることを記念して、川崎市民の歌『好きです かわさき 愛の街』を来場者と合唱する場面もあった。ごみ収集車のメロディーとしても広く親しまれている曲だったこともあり、多くの人が口ずさんでいた。蓮見さんは「回を重ねるごとに、盛り上がりを見せている。音楽を通じ、さらにまちを盛り上げていけたらうれしい」と話した。20回目となる次回は12月を予定している。

多摩消防ボラ委 バザーへの提供品募る 9月30日まで

 生田緑地で10月19日(土)に行われる多摩区民祭に向け、多摩消防ボランティア委員会がバザーへの提供品を募集中。募集対象は日用品として使用できるものやアクセサリーなど。中古衣類や食料品、電気製品は不可。バザー収益金は同委員会での警防資機材などの購入費用にあてられる。

 募集締切は9月30日(月)まで。事務局の多摩消防署警防課へ直接持参を。問い合わせは同署【電話】044・933・0119。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

麻生区が後援 福祉参加型 王禅寺フリマ出店募集 10月20日開催 新百合ヶ丘

 麻生区などが後援する福祉参加型の「第7回福祉応援!王禅寺フリーマーケット」が10月20日(日)、新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキからマプレ専門店街遊歩道一帯で開催される。午前10時〜午後3時。雨天時は10月27日(日)に順延。

 主催者の同実行委員会は9月29日(日)午後3時まで出店者を募集中。出店寄付金は2千円。そのうち1千円が地区社会福祉協議会に寄付される。

 麻生区役所企画課などに応募用紙を設置。ネットでの応募方法や詳細はウェブサイト「王禅寺フリマ」で検索。(問)【メール】frm.ozenji@gmail.com

子どもにパスの仕方を教える森田さん(左)

多摩SDC 百合高生の取り組み支援 得意生かしバスケ講座

 一般社団法人多摩区ソーシャルデザインセンター(多摩SDC)が主催する子ども向けのバスケットボール講座が8月31日、市立西生田中学校で開催された。

 同団体は子育て支援の一環として定期的に子ども向けのスポーツ教室を実施している。今回は、6月末頃から同団体の活動に携わる百合丘高校3年の森田柊さんが企画、運営を担った。

 小学生にもバスケの魅力を感じてほしいと考えた森田さん。中高6年間練習に励んできた経験を生かし、同団体の支援を得て講座として開催することになった。

 当日は4人の小学生が参加。ボールに慣れるゲームやパスなどの練習を通してバスケに親しんだ。最初は緊張していたという森田さんだったが「協力を呼びかけたらすぐに返事をしてくれた。子どもたちの元気に助けられた」と安堵の表情を浮かべた。同団体についても「皆温かくて多くの人が多摩SDCにいる理由が分かる。自分もいずれ助ける側として貢献したい」と思いを語った。

日頃の成果 歌で見せる 9月18日 麻生市民館

 麻生区を中心に活動する音楽ユニット「FAiCO」のMiSAさんが歌を指導する生徒たちによる「ボーカルステージ」が9月18日(水)、麻生市民館大ホールで開催される。午後4時30分開場、4時45分開演。

 市制100周年事業。プロの生バンドの演奏で、ポップスや歌謡、演歌を発表する。希望者は直接会場へ。無料。問い合わせは事務局【携帯電話】090・5217・6101、【メール】misa@faico-sound.com。

里山こどもクラブ 麻生の自然 見つけよう 全4回講座 参加者募集

 「里山フォーラムin麻生」は、10月から全4回の日程で「里山こどもクラブ」を開講する。

 川崎市内の小学2年生以上と保護者20組を対象に地元の自然を発見し魅力を体感する講座。全て日曜日で、10月6日は植物や虫の生きる知恵を学び、27日は多様な木や草の実で遊ぶ。11月17日は黒川谷ツ公園で水田の生き物探しなど。12月1日は柿生の里で里山作業や焼き芋などを楽しむ。原則午前10時〜正午。現地集合解散。要申込みで9月28日(土)午後3時締切。応募多数は抽選。無料(保険料などの実費1人200円)。参加希望者は麻生区サイト(【URL】https://www.city.kawasaki.jp/asao/page/00001

69170.html)から申込みを。(問)石井さん【携帯電話】070・6426・6123

100周年祝う田んぼアート 収穫体験の参加者募集

 JAセレサ川崎と麻生区役所は、市制100周年を祝し、「田んぼアート」に挑戦している。現在、10月12日(土)に岡上営農団地(麻生区岡上)内で開催される親子向けの稲刈り体験の参加者を募集中。午前10時から正午。参加費無料。収穫物の提供はなし。

 市内在住の小中学生親子50組150人程度が対象で、応募者多数の場合抽選。申込みは10月4日(金)午後5時までに麻生区ウェブサイト内のフォームから。イベントに関する問い合わせはJAセレサ都市農業振興課【電話】044・877・2197、申込みについては麻生区役所企画課【電話】044・965・5112。

新設されたランチルームで行われた式典

カリタス小学校 新校舎で祝福式

 多摩区中野島のカリタス小学校(小野拓士校長)は9月4日、新棟と既存校舎改修の祝福式を行った。

 会場となった新棟ランチルームにはカリタス学園(齋藤哲郎理事長)関係者や設計・施工などに携わった事業者、5〜6年生児童による聖歌隊ら約100人が集い、他の子どもたちもオンラインで参加。カトリック横浜教区事務局長でカリタス学園チャプレンの保久要神父の進行で新棟完成と既存校舎改修に感謝し、祈りを捧げ、聖歌隊は賛美歌に思いを込めた。

 保久神父は新棟と改修校舎を、祝福の水をかけて回り、参加者はその様子をオンラインで見守った。齋藤理事長は「今日の日を迎えられたことを神様に感謝し、施設を使う子どもたちをはじめ、全ての人々を神様が温かく見守ってくださるよう一緒にお祈りいただけたら幸い」と思いを語り、小野校長は「私たち教員が語り合った夢が、多くの方々の力により実現した」と謝辞を述べた。

 新棟では、9月から自校方式の給食を開始するための調理施設やランチルームが新設された。

<PR>
記者が徹底取材!訴求効果の高いWebタイアップ広告出せます
記者が徹底取材!訴求効果の高いWebタイアップ広告出せます
Webタイアップ広告のご案内Web版タウンニュースに記事広告を掲載できます。ドメイン評価の高いWeb版タウンニュースに掲載することでSEOが有利に働き、より... (続きを読む)

「自己教育法」家庭で実践 幼児保護者対象に講座

 0〜6歳児の保護者を対象にした講座「お家で実践!モンテッソーリメソッド〜自己教育力の育て方〜」が9月28日(土)、10月19日(土)にしんゆり交流空間リリオス(麻生区万福寺)で開催される。午前10時から11時30分。

 世界各国で取り入れられている教育法「モンテッソーリメソッド」の実践方法を学ぶ。定員は各日10人程度で子ども同伴可能。対象日程や参加費など問い合わせ、申込みは同施設【電話】044・281・5036。

劇団民藝 家族の在り方温かく描く 9月28日から 新宿で公演

 麻生区黒川に稽古場を構える劇団民藝による公演『ミツバチとさくら』が9月28日(土)から10月7日(月)まで、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(新宿南口)で行われる。

 母と4人の娘たちが衝突しながらも互いを思い合い共に生きていく姿を、「家族」という視点で日本社会を見つめてきたふたくちつよし氏が温かくユーモラスに描く。

 全席指定で一般6600円、夜チケット4400円。開演時間は昼公演が午後1時30分、夜公演は午後6時30分。詳細は同劇団ウェブサイト。問い合わせは同劇団【電話】044・987・7711。

 本紙読者5組10人を10月7日昼公演に招待。希望者は、住所、氏名、年齢、電話番号、紙面の感想を明記し、〒211―0042 中原区下新城3の14の7タウンニュース社「劇団民藝」係。メールは、【メール】kawasaki@townnews.jp。9月20日(金)必着。当選発表は発送をもって。

多摩川へ向け放水=同町会提供

多摩区菅町会 合同訓練で災害に備え 多摩川河川敷に600人超

 菅町会(濃沼健夫会長)の合同防災訓練が9月8日、多摩川河川敷の菅多目的広場を本部会場に開催された。

 多摩区の菅地区には約2万3000世帯が居住しており、菅町会はそのうち約8000世帯が加入する大きな自治会だ。同町会では2年に一度、河川敷で大規模な訓練を実施している。

 町会内を18地区に分け、各々で自主防災組織を形成している同町会。訓練では、地区ごとに一時避難場所に集まり、それぞれののぼり旗を持参して本部会場へ移動。多摩消防団稲田分団菅班や市区の関係部署、多摩警察署、陸上自衛隊なども参加し、全体で開会式を行った。

 当日は晴天の下、600人超の住民が参加。会場の河川敷には放水体験や携帯トイレ使用法訓練、仮設トイレ展示、防災備品の配布、消火訓練、防火服の着用体験、AED(自動体外式除細動器)使用法講習など、行政などによる啓発ブースが並び、参加者が関心のある区画を巡回した。

 菅町会の濃沼健夫会長は「訓練を体験して見聞を広めていただき、災害に関する意識を改めて高めていただけた」と振り返った。小島久男防災部長は「地域の皆さんに今後より防災に関心を持ってもらえるよういろいろ内容を考えながら続けていけたら」と話した。

福田市長「時代に必要な形」 特別市の解説動画を作成

 行政サービスを一括して担える「特別市」を目指す川崎市は、福田紀彦市長による約6分間の解説動画=写真=を作成し8月8日に公開した。市のウェブサイトやユーチューブで配信中だ。

 特別自治市制度は、1947年に地方自治法が施行された段階では大阪市や横浜市など大都市の将来的な選択肢として規定されていた。しかし、56年の同法改正時に削除され、代わりに「政令指定都市」が新設された。

 川崎市は人口が98万人に達した72年に政令市に移行し、以後は行政サービスの約8割を担い、残りの2割は県が担う。例えば保育園に関する設置認可手続きやトラブル対応は市が担うが、幼稚園の場合は県が担当窓口になる。災害時には、自衛隊への災害派遣要請は都道府県の専権事項で、市町村は要請できない。

 人口増加や少子高齢化など社会の変容に伴い、全ての行政サービスを市がワンストップで行える「特別市」へのニーズが高まり、全国20の政令指定都市の総意として、国に法制化を求めている。法制化された場合は速やかに市民に信を問う必要があるため、市は数年前からチラシやマンガ、動画などで制度の啓発活動に注力してきた。

 今回の動画では、福田市長が幼稚園と保育園の窓口の違いや、コロナ禍でのワクチン接種業務の遅延の背景などの具体例をあげ、特別市を「より良いサービスを、よりスピーディーに提供できる制度」と紹介。市民に対し「これからの時代に必要な自治体のかたち。私たちと共に一緒に考えていただければ」と訴えている。市は自治会やPTAなどの団体を対象に、無料の「出前説明会」も開催している。

(問)市地方分権・特別市推進担当【メール】17tihobu@city.kawasaki.jp

麻生区出身落語家が寄席 9月29日 修廣寺

 麻生区出身の落語家・柳家小はぜさんが出演する第5回「夏蒐(なつかり)寄席」が9月29日(日)、修廣寺(麻生区片平2の8の1)で開催される。午後2時開演(午後1時30分開場)。主催は夏蒐寄席をささえる会。

 全席自由で定員は50人程度。木戸銭は2千円。未就学児入場不可。申込み、問い合わせは氏名、電話番号を記載の上、【メール】yanagiya580@gmail.com。

GO!GO!!フロンターレ

 川崎フロンターレとAnker フロンタウン生田(多摩区生田)はシニア向け健康促進イベント「健康長寿フェスタ2024 人生100年時代〜こころも体もハッピーライフ〜」を9月16日(月・祝)に開催する。

 健康をテーマにした、シニアが"主役"となるイベント。ゴルフ初心者でも楽しめるスナッグゴルフ体験やポールウォーキング歩き方教室、和太鼓フィットネスなど楽しく体を動かせるプログラムが盛りだくさん。

 また、健康について知識を深めてもらおうと、補聴器メーカーによる聞こえチェックと体験型セミナーや、筋肉量や体内の老化度などを調べる「からだ測定ミュージアム」もある。理学療法士による「ちょこっとからだメンテナンス」では身体の機能チェックを行い、おすすめの体操やエクササイズを提案してくれる。

 雨天時は室内で開催。参加無料(一部有料あり)。時間は午前10時〜午後0時30分、各プログラムの時間や詳細はAnker フロンタウン生田公式ウェブサイトで。