戸塚区・泉区版【9月19日(木)号】
壇上に上がった歴代の顧問(左端が阿部さん)

県立松陽高校 バスケ部が50周年祝い 全国大会の思い出話も

 県立松陽高校(泉区)バスケットボール部のOB・OG会が8月31日、西区のホテルで創部50周年祝賀会を開いた。歴代の顧問や部員ら約130人が参加して旧交を温めるとともに、主催者は現在OB・OGが取り組むバスケットスクールへの協力を呼びかけた。

 県立松陽高校バスケットボール部はかつて全国大会の常連校であった時代もある伝統校。祝賀会には幅広い世代の関係者が出席し、当時の顧問や仲間たちと和やかに過ごした。

 2期生OGの東(あずま)環(たまき)さんは「できたばかりの学校はグラウンド整備が筋トレ代わりだった。当時は男女6人ずつの部活だったのが、こんなに続く部になるとは」と語った。

教員も多数輩出

 2代目顧問の阿部哲也さん(72歳)は1975年から90年まで部をけん引。3年目に関東大会出場を果たすと、4年目には全国大会にも出場。通算で7度全国に導いた。

 さらに、阿部さんの教え子には教員となった部員が少なくなく、同高で顧問になった例も。同高6期生で2001年から9年間女子部の顧問を務めた竹中仁さんは「バスケの技術だけでなく、人とのつながりを大切にする姿勢も阿部先生に教わった。それは引き継がれていると思う」と思いを語った。

「若い力で今後も」

 OB・OG会は今年度、阿部さんを代表として中学生対象のバスケットスクール「セカンド松陽」を松陽高の体育館でスタートさせた。阿部さんは「50年を迎えてバスケ部がこれからも続いていくには若い力が必要。協力してもらえたら」と呼びかけた。

横浜ヨコハマのネタを見る児童

汲沢小5年1組 「漫才で地域に笑顔を」 地元芸人が講師務める

 汲沢小学校5年1組は今年、「漫才で地域を笑顔にする」をテーマに、総合的な学習に取り組んでいる。9月13日の授業には、横浜ご当地芸人として活躍する「横浜ヨコハマ」が特別講師を務めた。定期的な指導と練習を経て、地域住民にネタを披露する予定だ。

 5年1組は、クラス内でコンビ・トリオを結成し、漫才の研究やネタ練習などを重ねて、夏休み前にクラスで漫才大会を開催した。

 より良いネタにするためにプロからのアドバイスが必要と考えた児童は、横浜ヨコハマに授業講師を依頼。今後、同コンビが定期的に指導にあたることとなった。

 児童は来年2月ごろ、地域住民に向けたネタ披露を目標に、学習を進めている。担任の平井拓斗教諭は「地域を笑顔にできた経験を通して『自分は社会に影響を与えられる人間である』という自覚につながることが授業の目的」と話した。

笑いのコツ、伝授

 初回の指導となったこの日、複数の児童は、用意したネタを披露。横浜ヨコハマの新村晋さんは「みんながこんなにできるなんてびっくりした」と驚き、「はっきり話す、お客さんの方を向く。それだけでネタが変わる」と助言した。

 またネタ作りを担当する上仲誠彦さんは「台本を忘れる時はある。言葉の省略や流れの変更で、やりやすくするのも大事」と指導した。

 2人は児童のネタを踏まえて、漫才とコントの違い、ボケとツッコミの役割などについて改めて解説。さらに日常会話からネタをつくり、その場で披露するなど実践的な指導が行われた。

 授業終盤にはこれまでのコンビ・トリオの解散、新しい人との再結成がなされ、「次回までに新たなネタを披露できるように準備すること」が”宿題”とされた。

将来の自信に」

 授業を終え、ネタを披露した男子児童は「緊張してうまく話せなかったところもある。教えてもらったアドバイスで改善したい」と話した。

 今回初めて小学生にお笑い授業を行う横浜ヨコハマ。新村さんは「積極的に取り組んでくれる姿勢がうれしい」と笑顔を見せた。上仲さんは「ウケるという経験を通して、自信を持ってほしい」と期待を込めた。

 

今年度から中田駅前「なかだ商店会」の第10代会長に就いた 齋藤 信幸さん 泉区在住 51歳

商店会は街とともに

 ○…長後街道・中田駅前を中心に広がる「なかだ商店会」の会長にこのほど就任した。同商店会は1978年に創立。父が立ち上げた印刷会社「STS印刷センター」もほぼ同時期に開業し、商店会の歴史とともに歩んできた。同社の代表を引き継ぎ、自治会や小学生マーチングの支援などの地域活動にも積極的だ。「商店会は街とともにある。少ないかもしれないが、できることをやっていきたい」

 ○…かつては100店舗近くが加盟していたが、現在の会員数は48店舗。「小売や飲食のお店はだいぶなくなった。昔はもっとケーキ屋とかスナックなんかもあったけれど」。時代の変化による影響はあるが、だからこそ近隣商店会や自治会などとの連携が重要と語る。「中田の、泉区の一員として盛り上げることができたら」と語る。

 ○…東中田小、中田中、戸塚高と地元の学校を卒業。高校時代から店を手伝い、卒業後は都内の印刷会社で技術を磨いた。時代はちょうどデジタル印刷が普及し始めた頃。「それでもアナログの基本的な知識はやっぱり重要」。子どもが小学生になると、東中田小のPTA会長に。地域とのつながりはそこから広がった。「学生時代の友人からすれば、こういう立場って『キャラじゃないよね』って思うはず。でもおかげでいろいろな人との交流ができた」

 ○…以前は息子の少年野球チームにも関わり、本職を生かして横断幕を手がけたことも。今もコーチとして在籍するが「最近行けてないから…」と申し訳なさそうに明かす。地域では様々な顔を持つため日々忙しく奔走するが、「商店会だけでは難しいことも、地域と一緒になら盛り上げることができるはず」。できることを模索し、前を見据える。

「YAPPY」運営者ら。撮影・坂本さん

独自視点、子育て支援ホームページ  戸塚区在住 写真家・坂本さん運営

 戸塚区在住の写真家・坂本貴光さん。80年以上の歴史を持つ写真館の3代目の顔を持つほか、ニューヨーク・世界貿易センターで開催されるアート展示会に自身の作品が何度も選ばれるなど、多方面で活動を続けている。

 その坂本さんが運営するホームページが「へんてこ子育て日記」だ。"混迷する時代を切り開いていくのは子どもたち"との思いから立ち上げ、子育て中の保護者へのメッセージ、気軽に作れる料理レシピなども紹介している。

新たな情報を公開

 今回、新たな情報をアップ。子どもと保護者を支援する団体が運営する、矢部町のカフェ「YAPPY」を紹介したもの。写真を掲示しながら、庭にあるミツバチの木箱や施設内の様子、手作りランチなどを紹介している。「子育てで不安がある方、保護者間の交流を望んでいる方などの役に立つHPとしたい。さらに充実化を図りたい」と坂本さんは話す。

塾を紹介する森本さん(左)と山口さん

泉区中田・宮ノ前テラス 体験活動で地域と交流も 無料塾「みやまえ塾」が開講

 「落ち着いた雰囲気のなかで、集中して学習できる場所をつくれたら」――。そんな思いで泉区在住の大学1年生、森本明希恵さんらが多世代交流スペース「宮ノ前テラス」(泉区中田東)で、無料塾「みやまえ塾」を運営している。

 毎週日曜日の午後、小学校〜高校までの児童生徒約10人ほどが集まって勉強しており、第3日曜日には地元住民らと様々なものをつくる「体験活動」も行われている。

質問も気軽に

 もとは同所で行われていた学習支援のボランティアを務めていたという森本さん。寺子屋のような雰囲気で活気があった一方で、「静かな場所で勉強したい」との声もあったという。そこで後輩らに声をかけ、今年4月に新たな塾を開講した。「先生と生徒の歳が近いので気軽に質問できる空気があり、学年や学校を超えた繋がりも生まれている」と森本さんは手応えを語る。

 また運営メンバーの山口智子さん(高2)は、「事前学習が大変なこともあるけど、子どもたちが問題を解けたときはうれしいです」と笑顔で語った。

 同塾では生徒のほかに、一緒に塾の運営や体験活動の企画づくりを行う講師も随時募集中。問合せはmiyamaejuku@gmail.comへ。

登壇した飛田さん(中央)と篠崎代表(右)

岡津町・飛田さん 発達障害悩む姿伝えたい ケアプラザで講演

 岡津地域ケアプラザで9月7日、岡津町在住でソーシャルフットボール(精神障害者フットサル)の選手として活躍する飛田秀樹さんと所属チーム・FCポルトの篠崎安志代表らによる対談会が開かれ、地域住民ら約50人が足を運んだ。

 中川地区社会福祉協議会が主催したもので、テーマは「精神・発達障がいを知ろう」。同地区社協では障害者支援を重点項目としており、まずは理解を深めようと企画したという。

 飛田さんはかつて周囲との距離感に苦手意識があり、自殺願望があったことも明かし、「サッカーに夢中になれたことや信頼できる人がいて救われた」と振り返った。また「本などで成功者が『障害も武器』ということがあるが自分はそうは思えなかった」と語り、「そういう人間もいるということを、同じように悩む人たちに伝えていけたらという思いが、日本代表を目指す力になっている」と話した。

フリマとチェアヨガ 汲沢町で9月27日

 戸塚区の(株)横浜セイビ(汲沢町1161の1石井ビル1階)会議室で9月27日(金)、フリーマーケットとチェアヨガが開かれる。午前10時から午後3時まで。

 フリマでは婦人服、スポーツウェア、雑貨、子ども服が並ぶほか、和服リメイク作家・川口春子さんによるリメイク服や雑貨も。同時開催のチェアヨガは【1】11時〜、【2】1時〜(いずれも30分間)。定員は各回5人。1人1000円。予約は上記二次元コードよりラインで。

市内NPOが減少傾向に 「社団法人」での設立進む

 地域社会の課題に取り組む活動団体の組織体が近年多様化している。横浜市内ではNPO法人が2019年をピークに減少傾向にある中、一般社団法人などの形態で立ち上げるケースが近年目立っている。

社会貢献団体が多様化

 阪神淡路大震災をきっかけに始まったNPO法人制度は、地域団体の一つの形態として広く活用されている。横浜市内ではまちづくり団体などのほか、福祉や子育て支援団体、地区センターの指定管理や放課後キッズクラブの運営を担うNPO法人もありさまざま。制度上、都道府県と政令指定都市が法人の認証権と監督権を有する。

 横浜市内のNPO法人数は2007年3月には896団体だったが、翌年には1千団体を突破。以降も毎年増加していたものの、2019年10月末の1542団体をピークに減少傾向に転じ、今年6月末現在で1482団体となっている。

新規設立が「減」

 NPO認証を所管する横浜市の市民協働推進課の担当者は「解散が急増したわけでもなく、新規設立が減っているという印象。地域活動の担い手の高齢化などが影響しているのでは」と話す。

 併せて同課が影響の一つと考えるのが、NPO法人以外での活動団体の増加。一般社団法人の場合、NPOと比べて少人数で設立できるほか、所管庁による認証審査もない。非営利型の場合、収益事業以外の所得は課税対象外となる。

 泉区を拠点に不登校児童支援などを行う「かけはし」は2021年に一般社団法人として設立。代表理事の廣瀬貴樹さんは、設立までのスピード感を理由にNPOではなく社団法人を選んだが、「(非営利の)NPOじゃないのかと怪しまれたり、補助金がNPO限定だったりと苦労した部分もあった」と話す。

 市の市民協働推進センターでは団体設立の相談が毎月20件近く寄せられる。同センターでは「各法人の特徴を知らずに設立して合意形成や資金難で苦労する団体が多い。社会課題にどう向き合うかで法人格を選ぶのが本来の趣旨。しっかり準備をした上で選択してほしい」と呼びかけている。

山崎議員(左)と金子氏

慶大・金子名誉教授 「既得権益が芽を摘む」 山崎議員主催のシンポで

 立憲民主党の神奈川県第5区(戸塚区・泉区)総支部長の山崎誠衆議院議員が9月8日、戸塚公会堂で慶応大学名誉教授(経済学)の金子勝氏を招いたシンポジウムを開いた。

 テーマを「裏金国家からの脱却〜日本再生のためのプランB」とし、金子氏は日本社会の現状を「古い既得権益がはびこっていることで新しい技術や産業開発の芽を摘んでいる」と警鐘を鳴らした。また山崎議員とともに、どう乗り越えるべきかを議論を交わしながら会場からの質問にも答えていた。

 会場には約300人が足を運び、熱心に議論に耳を傾けていた。

イベントの告知ポスター

500人を無料招待 卓球の五輪メダリスト、石川佳純さんのイベントが観覧者を募集 11月4日、横浜武道館で

 ロンドン、リオ、東京の五輪3大会連続でメダルを獲得した元卓球選手の石川佳純さんが参加する「石川佳純47都道府県サンクスツアー」が11月4日(月・振休)に横浜武道館=中区=で行われる。神奈川県卓球協会の設立100周年記念事業のメイン企画。

 「サンクスツアー」は石川さんが全国に卓球の楽しさを伝えるため、2022年から行っているもの。

恩師との対談や実技指導も

 イベントでは石川さんの記録映像の上映、同協会会長で石川さんの恩師でもある元日本代表監督・近藤欽司さんとの対談、観客とのクイズやゲームなどのトークショーのほか、石川さんが実技指導する卓球教室が行われる。

 石川さんは五輪3⼤会連続でメダルを獲得したほか、17年デュッセルドルフ世界卓球選手権で混合ダブルス⾦メダル、全⽇本卓球選⼿権優勝5回などの成績を残す。09年には、横浜アリーナで行われた世界卓球選手権で世界ランク99位だった石川さんが世界ランク10位の台湾選手を相手に大逆転勝利を収め、「世界デビュー」を果たしており、横浜は思い出の地の一つ。

 イベントの一般観覧者を募集中。定員は500人で観覧無料。応募受付は9月20日(金)から10月15日(火)までで、定員に達し次第終了。応募方法の詳細は同協会のサイト(https://ktta.jp)に9月20日から掲載される。問い合わせは同協会【電話】045・662・5061。

持参したマイボトルをセットしてコーヒーを購入する山中市長

マイボトル専用のコーヒーサーバーを横浜市庁舎内に設置 プラスチックごみ削減へ実証実験

 横浜市はプラスチックごみの削減やマイボトルの利用促進を目的に、市庁舎18階にボトル専用のコーヒーサーバーを設置した。9月17日から実証実験を約3カ月間行い、区役所などへの設置を検討していく。

 この取り組みは、自動販売機の設置などを手掛ける株式会社アペックスと味の素AGF株式会社から市に提案があって進められたもの。市職員のほか、市民が参加する会議が多く行われる会議室がある18階にマイボトル専用のコーヒーサーバーが設置された。アペックスによると、同社のマイボトル専用コーヒーサーバーは全国に約500台設置されているが、自治体の庁舎内に置くのは初めてだという。

 マイボトルやタンブラーをサーバーに置き、カバーを閉めた後にボタンを押してコーヒーや烏龍茶などの商品を選ぶ。ホットとアイスがあり、アイス用の製氷機がサーバーの隣に置かれている。コーヒーは一杯ずつドリップするタイプ。支払いは電子マネーやQRコードで行う。

 設置初日の17日午後には、山中竹春市長がマイボトルを持参して「来店」した。アイスコーヒーを飲んだ山中市長は「おいしい」と感想を語り、日頃コーヒーをよく飲んでいることから「(サーバーを)定期的に使いたい」としていた。

 市は温室効果ガス削減を目的に、プラスチックごみの分別ルール変更を10月から市内9区で先行して実施する。山中市長は「マイボトルから始まる環境にやさしい生活を市から広められるようにしたい」と述べた。

 サーバーは12月13日まで3カ月間設置され、利用頻度や使い勝手を調べていく。その上で、市は区役所や多くの市民が集まる施設への設置も検討していくという。

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横浜駅西口周辺の公共スペース整備イメージ(相鉄HD提供)

相鉄、横浜駅西口を大規模再開発へ ムービル建て替えも 構想発表、2040年代の実現目指す

 相鉄ホールディングス(HD、横浜市西区)と相鉄アーバンクリエイツ(同区)は9月11日、横浜駅西口周辺を大規模に再開発する「横浜駅西口大改造構想」を発表した。2040年代の実現を目指し、市や地権者と連携を進めていく。

 横浜駅西口は相鉄が1952年に土地を取得し、開発を始めてから70年以上が経過。安全性や機能性の面からも再開発の必要性が高まっているとして、構想を定めた。

 構想では、20年代後半から映画館「相鉄ムービル」の建て替え工事に着手。相鉄ジョイナスと横浜高島屋が入る「新相鉄ビル」も建て替えを視野に検討する。横浜市が主導するまちづくり計画「エキサイトよこはま22」を踏まえ、官民一体となって公共空間も含めた再開発を進め、40年代の実現を目指す。

 11日の会見で相鉄HDの滝澤秀之社長は、再開発が進む新宿、渋谷、品川などの例を挙げながら「東京にはない、個性ある街づくりが求められている」とし、現在の横浜駅西口の魅力に「豊かさ」をプラスした「Well-Crossing」をコンセプトに掲げた。歩行者優先のウォーカブルな駅前空間、河川を利用した親水空間などのハード面の整備のほか、多様な人の交流やオフィス機能、居住機能などのソフト面でも、「現在の西口エリアに不足した魅力を盛り込んでいきたい」とした。

「認知症世界」を知ろう 戸塚公会堂で9月28日

 戸塚公会堂で9月28日(土)、戸塚区在住・在学・在勤の人を対象にした認知症啓発イベントが開かれる。午後1時から4時30分まで。『認知症世界の歩き方』の著者・筧裕介さんによる講演(1時50分〜3時30分)が行われるほか、キャラバンメイトによる寸劇・ミニ講座なども(3時50分〜4時20分)。

 無料。希望者は横浜市電子申請・届出システム(https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/4f113255-6b5d-4064-8b30-50342c71faff/start)から9月24日(火)までに申込み。問合せは戸塚区役所【電話】045・866・8439へ。

 

参加店に掲示されるポスターを手にする市商連の石川会長(中央)ら

横浜市商店街総連合会がPayPay使い広域プレミアム商品券 10月1日から販売

 一般社団法人横浜市商店街総連合会(石川清貴会長)は、キャッシュレス決済サービス「PayPay」を利用し、市内広域の商店で使えるプレミアム商品券を10月1日(火)から発行する。市内商店のデジタル化と、商品券発行のノウハウや資金のない小規模商店街の支援などが目的。

1200店舗以上が参加

 市内商店街のうち、9月上旬時点で80団体・1200店舗以上が参加予定。すでに今年度、市の補助金を活用して紙のプレミアム商品券を販売している商店街と、市商連未加盟の旭区、独自企画を行う保土ケ谷区、泉区の店舗は参加しない。

 プレミアム分は20%。1口1万円の購入で、1万2千円分の利用ができる。販売総数は2万5千口・3億円で、1人あたり3口まで購入可能だが、購入機会は1回のみ。横浜市民以外でも購入できる。来年1月15日まで使用できる。

 販売開始は10月1日の正午からで先着順。PayPayアプリ内での購入となり、本人確認が必要なため、市商連では事前の本人確認審査完了を呼び掛けている。

 石川会長は「(紙の商品券で多い)500円単位ではなく1円単位から使えるのでお得感を味わってほしい。ぜひ加盟店で買い物して頂き、物価高を乗り切って頂ければ」と話した。詳細は横浜市商連のサイト(http://www.yokohama-syoutengai.com/news/20240912-1/)で。

BARDUHN ドイツ デリカテッセンの無添加ソーセージ

横浜市内商店街9店舗が髙島屋で自慢の品販売 9月25日から催事「LOVE YOKOHAMA」

 横浜市内商店街の9店舗が自慢の品を横浜高島屋=西区=で販売するイベント「LOVE YOKOHAMA」が9月25日(水)から30日(月)まで行われる。

 市経済局が商店街活性化や店舗の販路拡大に向けて出店を支援。横浜をモチーフにした商品を扱う9店舗が参加する。同店地下1階フーディーズポート2のイベントスクエアで午前10時から午後9時。

 参加店舗と主な販売商品は次の通り。▼25日〜30日▽BARDUHN ドイツ デリカテッセン(鶴見区・鶴見銀座商店街)…ドイツ人手作りの無添加ソーセージ▽カウアイハニー(神奈川区・反町駅前通り商店街)…クリスマスベリーハニー、他単花蜂蜜▽きじま 戸塚本陣(戸塚区・戸塚宿ほのぼの商和会)…銀だらの有機味噌漬け焼き弁当▼25日〜27日▽黒滝洋菓子店(保土ケ谷区・和田町商店街)…レーズンサンド▽とりあえず星川店(保土ケ谷区・星川商店会)…熊本あか牛重▽こまちカフェ(戸塚区・戸塚宿ほのぼの商和会)…こまちカフェのクッキー缶tamatebako▼28日〜30日▽メリハリベイク(保土ケ谷区・星川商店会)…バスクチーズケーキ▽とんかつ稲 仲町台駅前店(都筑区・仲町台商業振興会)…手延肉厚ヒレかつサンド▽からあげ専門店 鶏笑中田店(泉区・中田中央商店会)…骨なしムネ

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「お倉」を演じる五大さん

横浜「注目の人」インタビュー 女優・五大路子さん「横浜は宝の宝庫、もっと掘り下げたい」 舞台生活50周年、横浜夢座25周年

 横浜市港北区出身の女優・五大路子さんが企画・主演を務める舞台「富貴楼(ふうきろう)お倉〜花のように、風のように、海のように〜横濱から日本を動かした女」が2024年9月13日から16日まで、KAAT神奈川芸術劇場=中区山下町=で上演される。五大さんが横浜から演劇を発信したいと立ち上げた「横浜夢座」の25周年、舞台生活50周年を記念した公演となる。今回の作品や横浜への思いを聞いた。(取材=2024年8月)

 ――これまで横浜の歴史の中ではスポットライトが当たることが少なかった「お倉」を演じようと思ったのはどうしてですか。

 「2009年の横浜開港150周年の時に記念事業の一環として大さん橋ホールで演じていました。横浜夢座の25周年、舞台生活50周年の節目に大きな場所でやってみたいと思ったからです」

まずはお墓参りから

 ――今回の公演へ向けて、どのように準備をしてきましたか。

 「まずは今から1年半前に、西区赤門町の東福寺にあるお倉のお墓参りから始めました。どの作品でも自分の足で舞台となるまちを歩いていて、今回もお倉がいたころの横浜駅、現在の桜木町駅周辺などを歩きました。そのころの横浜を想像しながら歩いてみると、開港当時の香りが残っていて、100年以上の歴史がパッと縮まる感じがします」

 ――お倉は1871(明治4)年に現在の相生町で料亭「富貴楼」を開き、伊藤博文や大隈重信といった要人が集まる場所として重要な役割を果たしていました。お倉はどのような存在だったのでしょうか。

 「困っている人がいれば助ける、身を挺してでも頑張るという人だったのではないでしょうか。自分が動き、この国を動かそうとしていました。当時、女性が物を言うのは命がけでしたので」

 ――今回の舞台ではどのようなところに注目してほしいですか。

 「開港し、世界に扉を開いた時、まちの人が何を思い、何を夢見てチャレンジしたのか。歴史を感じ、生きた人を感じ、当時の横浜にタイムスリップした気分で観てほしいです」

横浜から世界に演劇を発信

 ――舞台生活50周年を迎えます。演劇との出会いを教えて下さい。

 「神奈川区の神奈川学園中学の2年生の時に演劇部に入り、高校2年生の時、県立青少年センターで行われていた演劇講習会に参加したのが原点です。その時から『横浜から世界に演劇を発信したい』と夢を抱くようになりました」

 ――「横浜夢座」はどのような思いで作られたのでしょうか。

 「ある日、群馬県で行われた講演会に招かれ、町の人が作ったお芝居を見ました。それは地元の学校の先生が脚本を手掛け、出演者も全員町の人。主人公がタイムスリップするストーリーで、何百年も前から伝えられている踊りと太鼓を使った伝統芸能も加わったもので、エネルギーを感じました。横浜でこういうことができないかと考え、多くの方にアドバイスをいただきながら、『横浜夢座実行委員会』を作り、公募で市民の参加を募って、プロの役者と一緒に舞台に立ってもらうようにしました。そうして、1999年12月に旗揚げ公演『横濱行進曲』を上演しました。そこから2018年まで14回の公演を行ってきました。その後、コロナ禍で予定していた舞台の中止が続きましたが、やっぱり夢を持ち続けたいと考え、夢座が25年の節目を迎えるのに合わせ、『お倉』を上演することになりました」

横浜に「磁力」感じる

 ――ひとり芝居「横浜ローザ」で伊勢佐木町などに立ち続けた娼婦「メリーさん」を演じるなど、横浜の歴史を題材にした作品を多く手掛けていますが、五大さんにとって横浜はどんな場所でしょうか。

 「私は東京の大劇場での舞台も踏んできましたが、横浜にはいろいろなものを引き付ける『磁力』を感じます。これまで、生まれ育った港北区にあった篠原城や鶴見区の花月園、戸塚区のドリームランド、鎌倉時代に活躍し、旭区二俣川で最期を遂げた畠山重忠に関する作品も上演してきました。中区や西区だけが横浜ではありません。いろんな夢を持った人がいて、宝の宝庫、ワクワクするまちです。もっともっと横浜を掘り下げていきたいと思っています」

 ――50周年を迎え、これまでの活動を振り返り、節目となったのはどのような出来事でしょうか。

 「19歳の時、劇団の練習で行っていた空中回転で失敗し、頸椎を損傷する大けがを負いました。病院のベッドの上で『一生、体が動かなくなったらどうしよう』と思う中、そばに生けられていた一輪の花を見て『生きたい』と感じました。その後、25歳でNHK朝の連続テレビ小説『いちばん星』でヒロインを務め、環境が一変しました。この2つは大きな転機となりました」

「横浜ローザ」をエジンバラで

 ――今後の活動や目標について教えて下さい。

 「金太郎飴のように誰がやっても同じではなく、私の命、眼差しから演劇を発信したいと思っています。横浜で多くの方とつながることができました。つながった方と夢を共有し、横浜にある宝を世界に発信していきたいです。夢は仲間がいてこそ叶うもの。夢を見続けられることが幸せです。まだまだ夢の途中。いつか、『横浜ローザ』をイギリスのエジンバラ舞台芸術祭で上演する夢に向かって続けていきます」