茅ヶ崎・寒川版【9月27日(金)号】
(上)ボケとツッコミに分かれ漫才を披露する高齢者と幼児、(下)事業を進行する吉本芸人=8日、湘南幼児学園

湘南幼児学園 「お笑い」と「音楽」で介入研究 認知症予防などを検証

 湘南幼児学園(茅ヶ崎市汐見台)は、国立長寿医療研究センター、吉本興業、立命館大学と共同で、お笑いと音楽で認知症予防や認知機能の緩やかな進行を図る介入研究事業「Petit(以下プチ)笑店」を行っている。8月から10月までの期間で実施され、高齢者と同園の幼児らが研究プログラムに取り組む。同様の研究に幼児らが採用されるのは世界初という。

 介入研究とは、ある取り組みが病気の予防や治療などにつながるかを調べる研究を指す。その事業である「プチ笑店」では吉本興業のお笑い芸人の指導による漫才と、トーンチャイム演奏を行い、認知機能の低下や抑うつの予防を図る。基本的には軽度認知障害または認知症と診断を受けた65歳から95歳までの高齢者とその家族が対象だが、今回は同園が事業に加わったことから就学前の3歳から6歳の幼児と保護者が参加することになり、多世代交流による新たな介入研究へと発展した。

 高齢者と幼児が共に体験活動することで、幼児の保護者が子育てによる抑うつから改善されるほか、幼児も高齢者との触れ合いによって寛容性やコミュニケーションスキルの醸成が期待できるとされる。最終的には高齢者の意識の変化、心身の健康増進、社会的孤立からの予防につなげ、社会的課題の解消を目指す。

「ボケ」「ツッコミ」で笑い

 8日に行われた第3回には、お笑い芸人の木下弱さんとこじまラテさんが漫才の講師として参加。2人の指導のもと、高齢者と幼児が2人1組になってネタづくりに挑戦し、「ボケ」と「ツッコミ」の視点から互いにアイデアを出し合い完成。漫才の披露では高齢者が「私の名前はトンビです」と口にし、すかさず幼児が「なんでやねん」とツッコミを入れると、会場からは笑いと拍手が起こった。

 トーンチャイムの演奏では懐かしの童謡に合わせて音を出す中、回を重ねるごとに上達していく様子が見られた。

 研究事業は10月まで実施され、12月には一度、研究結果をまとめてシンポジウムを開催する。

 長年にわたりこの研究に携わる、立命館大学教授の清家理さんは「昭和リバイバルで古き良き時代の『多世代交流』を再現し、身近な娯楽のお笑いと音楽で『認知症共生社会』や『誰一人取り残さない社会』を目指します」と話す。同園代表の田中重徳さんは「これからの未来は、子どもたちの成長力が源となります。子どもたちと地域の方を支える拠点として、積極的に課題に取り組んでいきたいと思っています」としている。

平安時代の水田跡の全景=市提供

古代の水田跡など間近で 居村B遺跡で現地説明会

 茅ヶ崎市本村の居村B遺跡で9月28日(土)、「現地説明会」が開催される。第10次調査の成果や出土品について同市の職員らが解説するもので、関係者は「貴重な文化財を間近で見られる機会です」と来場を呼びかける。

 一里塚北通り(国道1号から一里塚交差点を北側に入る市道)のホームセンター「島忠」近くにある同遺跡。約1200年前の平安時代から近年にいたるまで、断続的に水田だったことが判明している県内でも珍しい「水田の遺跡」だ。説明会では7月から始まった第10次調査の成果を公開する。

 同市社会教育課の担当者は「今回の調査では平安時代の水田が見つかりました。長方形の整然とした現代の水田とは異なり、畦畔が地形に沿ってまがり、地形の起伏を活かしたつくりになっていること、田んぼ一枚の大きさも現代の田んぼより小さいのが特徴で、説明会でも平安時代の水田跡をご覧いただけます」と話す。

木製品や陶器が出土

 また同遺跡は、1980年代まで水田だったため地下水が豊富で、本来であれば分解されてなくなってしまう木の道具(木製品)が出土している。曲物と呼ばれる木の桶の底板には、焼印や焼け火箸のようなもので付けられた印影があり「その意味が注目されます」という。

 また、当時は高級品だった釉薬がかかった陶器(施釉陶器)も出土しており、今回の調査では、香炉のような器につけられた獣脚(獣の足を模した器の脚部)の破片が見つかった。担当者は「ネコ科の動物の5本指を表現したものと考えられます」とする。

 説明会は午前10時から午後3時まで(午前の部が10時30分から11時30分、午後の部は1時30分から2時30分)。小雨決行、荒天の場合は中止。事前申し込みは不要。駐車場、駐輪場はないため公共交通機関等での来場を呼び掛けている。当日の問い合わせは現場調査事務所【電話】0467・55・5537へ。

高校生のための地域ラグビークラブ「EBOSHI Rugby Club」を設立した 大瀬 祐介さん 茅ヶ崎市東海岸北在住 48歳

高校生ラガーマンの受け皿に

 ○…6月に発足した高校生対象の地域ラグビークラブ「EBOSHI Rugby Club」の代表理事を務める。1990年代前半には、県内高校約100校にラグビー部があったが、指導者不足などから現在は20チームに満たない。「さまざまな理由でラグビーを継続する機会を失ってしまっている子どもたちの受け皿になりたい」という。

 ○…名門早稲田大学ラグビー蹴球部出身。15年にわたり県立高校ラグビー部のコーチなどを務め、現在は小・中学生を対象とした茅ヶ崎ラグビースクールの副校長も担う。クラブは「青少年の人間形成に寄与し、未来のリーダーを育成すること」が活動目的だが、「続けてくれることが1番の喜び」と目じりを下げる。「認知度がないので部員の確保には苦労している」が、他チームとの合同練習や交流試合などを見ていると「子どもたちの輝いた瞳や互いのリスペクトを感じ、クラブを作って良かったと実感している」。

 ○…茅ヶ崎で生まれ育つ。野球少年だったが、中学校に野球部が無かったことから、友人に誘われ中2でラグビー部へ。「楽しくて夢中になった」。約160人の部員が所属していた早稲田大学時代は1軍を経験。「夢の一つだった」早慶戦、早明戦にも出場した。「試合中は緊張感や高揚感の一方で恐怖心もある。その心情を仲間と共有している時間が楽しかった」

 ○…妻と息子との3人暮らし。平日はIT系の企業で営業職に従事するが「他は全てラグビーに費やしている」と笑う。それでも空いた時間があれば「リーダーシップを学べる」と中国の戦国時代を描いた漫画「キングダム」を読みふける。頭の中には常にラグビー。選手と向き合い、その先の未来を描き続ける。

優雅な踊りを披露する

海老名で越中おわら節 四季の会が発表会

 海老名市を拠点に風の盆で知られる「越中おわら節」の練習に取り組む海老名おわら四季の会が、10月29日(火)に海老名市文化会館(海老名駅西口から徒歩5分)で発表会を開く。午後1時開演(正午開場)、3時30分終演。入場無料。

 越中おわら節は富山市八尾地域の郷土芸能。公演は相模の情景を歌詞に織り込んだ唄と演舞を合わせた創作おわらを披露する。(問)【電話】046・232・8182若山さん。

イベントのチラシ

寒川町 ふれあい福祉フェス 10月5日 体験会などイベント多数

 シンコースポーツ寒川アリーナ(寒川町宮山275)で10月5日(土)、「第15回ふれあい福祉フェスティバル」が開催される。午前11時から午後2時30分。入場無料。

 当日は、ワークショップや福祉相談、福祉車両や用具の展示、手作り小物や被災地物産、お弁当などの販売、パラスポーツ紹介、福祉体験スタンプラリー、パフォーマンス等が予定されている。

 パフォーマンスのスケジュールは以下の通り。▽共生プロレス=午前11時10分〜、▽落語=11時30分〜、▽南米アンデス地方の音楽♪楽器演奏=正午〜、▽ダンスで盛り上がろう!=午後0時30分〜、▽寒川町のご当地体操を皆さんで!=1時〜、▽サウンドテーブルテニス対決=1時30分〜、▽歌でみんなを笑顔に!=2時〜。(問)寒川町社会福祉協議会【電話】0467・74・7621

水に積み木を浮かべるゲームに挑戦する親子

うみかぜテラス 水の積み木で木育学ぶ 親子対象にイベント

 木材に親しみを持ち、木の文化に対する理解を深める「木育」を親子で考えてもらおうというイベントが9月7日、茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラスで開催された。

 この日は親子12組が参加。地元木材店の3代目でかながわ木造・木育アドバイザーを務める佐々木友路さんから、クイズやパズルを通じて森と水のつながりを学んだほか、種類や形が異なる積み木を水に浮かべてバランスをとるゲームに挑戦した。小学1年生の男児は「水に木を浮かべるのは難しかったけれど、楽しかった。色や重さなどいろいろな種類の木があることが分かった」と笑顔を見せた。また佐々木さんは「木の温もりとともに、水源域の森を守る大切さなども知ってほしい」と話していた。
以前の様子

「空の赤ちゃんに」届け愛 10月5日 まちスポでイベント

 ブランチ茅ヶ崎3しろやま広場まちスポ前で10月5日、「Wave Of Light 2024」が行われる。ANGEL's HEARTとママほぐが主催。

 国際的な啓発運動「ベイビー・ロス・アウェアネス・ウィーク〜亡くなった赤ちゃんとご家族に想いを寄せる1週間〜」(10月9日〜15日)に合わせて行われるもの。同会場では、ピンク&ブルーリボンの形と共に「LOVE」の文字を作り、約200個のキャンドルが灯される。

 午後5時から受付、キャンドルへのメッセージ記入、メモリアルツリー装飾。6時から7時にキャンドルを点灯する(無料)。雨天時点灯は中止。

 詳細はママほぐウェブサイト(【URL】https://mamahogu.net/event/6513/)へ。

寒川神社参集殿で行われた総会

「笑顔で楽しい年へ」 寒川神社商工奉賛会が総会

 寒川神社の行事や祭典などに奉仕や協賛をする「寒川神社商工奉賛会」(坂元誠一会長)の第51回年次総会が9月19日、寒川神社参集殿で開催された。

 当日は、会員や寒川神社の利根康教宮司ら来賓を合わせ約40人が出席。昨年度の事業や決算報告、9月からの新年度の事業計画や予算、役員の改選などが行われた。

 昨年、50年を迎えた同会。坂元会長は「昨年は4年ぶりに浜降祭が斎行され、記憶に残る1年だった。寒川神社の祭り事が少しでも有意義なものになるよう、今後も活動を推進していきたい。今年度も笑顔で楽しい1年にしましょう」とあいさつし、会場は拍手に包まれた。その後、春風亭柳之助さんの落語公演が実施され、会員同士親睦を深めていた。

ウクレレ体験、参加者募集 11月4日、市民文化会館

 茅ヶ崎市とホノルル市・群に姉妹都市友好協定締結10周年を記念して、11月4日(月・祝)、「ウクレレワークショップ」が開催される。市民文化会館練習室1兼ミニホールで午前10時30分から正午までと、午後2時30分から4時までの2部制。参加費は子ども(5歳から高校生)が500円、大人1000円。ウクレレレンタル代500円(持参できる人は不要)。

 茅ヶ崎市在住のミュージシャン・岡本洋平さんと同市在住で歌手・プロデューサーのハンサム判治さんが講師を務める。

 Creepy Nutsの『Bling―Bang―Bang―Born』を演奏予定。

 各回先着15人。9月27日午前9時から申し込み受け付け。

 問い合わせ・申し込みは同市文化・スポーツ振興財団【電話】0467・85・1123へ。

児童養護施設に寄贈 茅ヶ崎グリーンLC

 奉仕団体「茅ヶ崎グリーンライオンズクラブ」(原田裕介会長)のメンバーが9月19日、市内富士見町の児童養護施設「白十字会林間学校」を訪れ、日用品などを寄贈した=写真。

 今年度、創立50周年を迎えた同クラブでは、発足当初から年に2〜3回、同施設への寄贈を続けており、その回数は100回を超える。

 今回は洗剤やティッシュ、トイレットペーパー、米などを届けた。

 白十字会の山川信人施設長は「こんなにも長い間、気にかけていただけることが本当にありがたい。お米は不足していた時期もあったので、施設を卒業した子どもたちにも渡したい」とし、同クラブの原田会長は「これからも支援を続けていきたい」と話していた。

次期衆院選神奈川12区 現元新4人の構図か 与野党候補が臨戦態勢へ

 次期衆院選に向け、立候補予定者の動きが活発化してきた。神奈川12区(藤沢市・寒川町)は現職2氏、元職1氏、新人1氏が挑む構図。日程は早ければ10月27日(日)投開票(15日(火)公示)や11月の見方が広がっている(24日起稿)。

 立憲民主党現職の阿部知子氏(76)は現在8期目。前回2021年衆院選では17年に続き、小選挙区で連続当選を果たした。訴えたい政策については「地方分権と社会保障、特に社会保険を現実に対応できるような形にしながら守りたい」とし、小児科医の立場から妊娠、出産、子育て支援なども重要とした。

 自民党現職の星野剛士氏(61)は現在4期目。政策では、昨年まで内閣府副大臣として防災担当を務めていたことに触れ、「防災体制の強化を図っていきたい」とコメントしたほか、「子ども、子育て施策として児童手当の大幅な拡充、サイバーセキュリティーを含むDXも推進していきたい」と述べた。

 日本維新の会で元職の水戸将史氏(62)は参議院議員、衆議院議員をそれぞれ1期務め、20年には藤沢市長選にも出馬した。昨今の「政治とカネ」をめぐる問題に「税理士の経験を生かし、政治資金の流れの透明化や再発防止に向けた仕組みを整えたい」としたほか、消費税の複数税率の見直しなどを訴えた。

 参政党新人の江岡貴宏氏(38)は会社員として製造業に勤務。参政党神奈川県第12区国政改革委員を務める。教育と経済の政策として「教育予算の拡充」や「減税による消費拡大」、「日本を強くする新たな産業の創出」などに重点を置き、「何もせずに失われた40年、50年となることを止めることが必要」と訴える。

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小出のピアノを奏でる様子=一昨年撮影

「駅ピアノ」今年も 10月4日・5日、ラスカ入口側で

 誰でも自由に演奏できる駅ピアノ「弾いてみよう 小出のピアノ」が10月4日(金)、5日(土)にラスカ茅ヶ崎3階正面入り口付近で開催される。両日とも午前11時から午後6時まで。小出地区まちぢから協議会主催。

よみがえった音色

 「小出のピアノ」は76年前、オルガンしかなかった小出小学校に、地域住民から贈呈されたもの。老朽化や故障などにより長く使用されなくなっていたが、同協議会を中心とした募金活動によって2019年に修復された。

 ピアノの音色や人々の思いを、たくさんの人に感じてほしいと3年前から開催されているこの催し。昨年は2日間で幼児から82歳までの約180人が参加。同校の校歌やクラシック、茅ヶ崎ゆかりの、ミュージシャン・サザンオールスターズの曲などが演奏された。「76年前の音を聴いて、弾いて、触れてみてほしい」と主催者。

 問い合わせは市民自治推進課【電話】0467・81・7126へ。

元気に芝生を駆け回った=提供

暑さに負けずトライ 子どもたちがラグビー体験

 茅ヶ崎ラグビースクール(赤阪忠行校長)が9月14日、キッズラグビー体験教室を柳島しおさい公園で開催した。

 ラグビーの楽しさを知ってほしいと、(公財)茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団が主催。同スクールが協力して行われているもの。体験会参加者に加え、スクール生やその保護者ら約120人が参加。グループに分かれ、鬼ごっこを取り入れた練習や、楕円球でのキャッチボール、タックルの代わりに腰に付けたタグを取るタグラグビーなどを体験した。

 赤阪校長は「想定外の暑さだったが、多くの子どもたちが楽しんでくれて良かった」と話した。

ウクレレの演奏に挑戦

音楽で交流を ネオ・サミットでオレンジカフェ

 有料老人ホーム「ネオ・サミット茅ヶ崎ケアレジデンス」(茅ヶ崎市東海岸南4の3の3)で9月9日、オレンジカフェがスタートした。

 オレンジカフェは、認知症の人やその家族、地域の人など、誰でも参加できるサロン。情報交換や地域交流を目的に各地で開催されている。

 同施設では、日本音楽医療福祉協会の落合洋司さん(ウクレレ)と越部裕子さん(フルート)を招き、参加者は唱歌や昭和の名曲を演奏に合わせて歌い、ウクレレの演奏にも挑戦した。回覧板を見て参加したという近隣住民は「避難所にもなっている施設を見たくて参加したが、とても楽しかった」と感想を述べ、角田健太郎館長は「楽しみながら、地域コミュニティの場として活用してもらえれば」と話した。

 今後は10月14日(月・祝)など毎月第2月曜に開催予定。午前10時30分〜11時30分。予約制で先着20人。500円。申し込み・問合せは【電話】0120・72・3310へ。

県警音楽隊が演奏会 10月6日 寒川町民センター

 寒川町民センターホールで10月6日(日)、神奈川県警音楽隊による「避難訓練コンサート」が開催される。開演は午後1時30分(開場1時)。入場無料。対象は小学生以上(小中学生は保護者の同伴が必要)。

 演奏中に起こる災害を想定し、身の安全を確保するための訓練と同音楽隊の演奏鑑賞がセットになったコンサート。

 申し込みは窓口に直接、または同センター【電話】0467・74・2333へ。

上/流鏑馬神事の様子下/巫女による「剣の舞」が商工祈願祭で奉納された

寒川神社で流鏑馬神事 「的中」に拍手と歓声

 寒川神社で9月19日、天下泰平と五穀豊穣を祈念して流鏑馬神事が開催された。

 毎年9月20日の例祭にあわせて行われており、その歴史は古く鎌倉時代より始まったと伝わる。現在は、武田流(公社)大日本弓馬会により奉納され、寒川神社の神職も射手を務めている。

 境内に設けられた馬場には何重もの人垣ができ、矢が的に的中すると、観客から大きな拍手と歓声があがった。

コンサートを行うBEGINのメンバー=提供

茅ヶ崎エフエム BEGINの公演生中継 公式アプリで聴取可能

 「茅ヶ崎エフエム」が10月1日で開局1周年を迎えるのにあたり28日(土)、同局主催「BEGINスペシャルコンサートin茅ヶ崎」の完全独占生中継を実施する。午後5時から7時30分まで。

 さらに27日(金)午後4時から7時まではメンバー3人が「エボラジFRIDAY!」にゲスト出演。また、コンサート当日の直前直後にもスペシャル番組を放送する。

 生中継は茅ヶ崎FMの公式アプリから聴取可能。「いざという時に防災情報がいちはやく入ります。この機会に是非ダウンロードを」と同局。

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老人クラブ大会 文化会館で10月11日

 茅ヶ崎市老人クラブ大会が10月11日(金)、茅ヶ崎市民文化会館大ホールで開催される。午後0時5分開場、0時30分〜4時。茅ヶ崎市老人クラブ連合会(鶴田國夫会長)主催。

 式典では、佐藤光茅ヶ崎市長や岸正明同市議会議長ら来賓祝辞の後、代表クラブ会長による大会宣言でスタート。各地区、クラブによる演芸が披露されるほか、ゲスト演歌歌手による昭和歌謡曲のバラエティショーも予定している。

 問い合わせは同連合会事務局【電話】0467・58・5281へ。

(上)力強いクロール(下)日本スポーツグランプリの盾に笑顔の青野さん=13日、ロコスポーツ湘南

92歳 現役スイマー 青野さん 週5回練習に汗

 92歳の青野聖子さん(茅ヶ崎市柳島海岸在住)は、2022年、23年のねんりんピックで優勝するなどの活躍を見せる現役スイマーだ。健康に留意しながらも、「水泳をもっと長く続けたい」とさらなる意欲を見せる。

 青野さんは週に5回、ロコスポーツ湘南(茅ヶ崎市元町)に通う。ウォーミングアップとして300mほどの水中歩行で体をほぐした後、約1000mを泳ぐのが練習スタイル。好きな泳法は自由形で、バタ足をしっかり蹴ることを心掛けているという。

 水泳に加え、筋力トレーニングにも力を注ぐほか、バイクもこなすなど1時間以上の時間をかける。こうした地道なトレーニングが実を結び、マスターズ水泳をはじめ、昨年、一昨年はねんりんピックに出場し、85歳以上区分で、25m、50m自由形で2年連続優勝、最高齢者賞に輝いた。自分以外誰一人いない、まっさらなプールを泳ぎ切った当時を振り返り、「注目を浴びて恥ずかしかった」と茶目っ気たっぷりに笑う。

 長崎県に生まれる。幼少期から泳ぐのが好きで、叔父が日本泳法小堀流の師範だったことから海で行う泳法教室に通い始め、中学3年時に師範を取得した。スポーツが大好きで、高校時代はバスケットボールに打ち込んだ。

 結婚後、30歳で茅ヶ崎へ。途中、仕事や子育てで水泳などは中断していたが、50代後半からスポーツクラブに通うように。プールに初めて入水したのは60歳の時だった。これまでさまざまな大会に出場することをモチベーションにしてきたが、その理由は「大会後に出場した仲間と食事をして、ビールを飲むのが楽しみだから」。普段は毎日3食を食べて、夜はお酒をたしなむ。好物は肉料理で、特にステーキがお気に入り。「よく食べて、よく飲むことが力の源になっている」といい、「私、娘よりも食べるの」と笑顔を見せる。

新たな勲章も

 今年6月には、長年にわたるスポーツの実践と顕著な功績を挙げた人に授与される「日本スポーツグランプリ」の水泳の部に神奈川県で唯一選ばれた。主催者からは「多くの人に希望と感動を与え、他のスイマーの模範になっている」との評価を受けた。「盾をいただくことができて、やってきたかいがあった」

 次なる目標は「長くロコに通って、泳ぎ続けること」。孫も、ひ孫にも恵まれていることに感謝を込め、「皆のためにも、健康を維持しながらこれからも元気に頑張りたい」と力強く決意を示した。

湯原昌幸ライブ 東海大学前で

 今年デビュー60周年&喜寿を迎えた歌手・湯原昌幸さんが、東海大学前タウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口徒歩2分、秦野市南矢名1の5の13)で12月7日(土)「湯原昌幸ハッピーLIVE」を行う(午後3時開演・2時30分開場)。予定曲は「雨のバラード」「冬桜」「たそがれロマン」「GSメドレー」ほか。昭和〜令和の名曲を歌い紡ぐ。

 チケットは全席指定5000円。購入はチケットぴあ(Pコード281―249)で。会場窓口でも直接購入可能(予約制)。問合せは同ホール【電話】0463・77・0025へ(水曜休館・午前10時〜午後5時まで)。

「それいけ」と身を乗り出して投じる参加者=19日、特別養護老人ホーム・ゆるり

レクにボッチャ 皆笑顔に ルール簡素化 楽しみやすく

 特別養護老人ホーム・ゆるり(茅ヶ崎市今宿)では月に3回、レクリエーションの中にパラスポーツの一つであるボッチャを取り入れている。

 2021年に開催された東京五輪を機に、「施設内だけではなく、地域とつながる活動」を目的に始まった。  

 同施設のボッチャは、1ラウンドにつき6、7人が2球ずつ転がし、それを6回程度を行い、チームの合計点数を競う。初めは月に1回程度だったが、取り組むうちに参加者が楽しそうに転がしていたり、転がせない人でも手製のスロープを使って転がせるため、次第に参加人数が増えるように。ルールも簡素化したことで取り組みやすくなり、参加者の意欲をかき立てている。

 担当する作業療法士の太田慎治さんは「皆さんからは普段以上の笑顔が見られ、職員にとっても発見だった」と話す。参加者からは「初めて参加したが、またやってみたい」といった声が多く聞かれることから、「今度はフロアごとに対抗戦をするとか、市内の特養が集まって皆で実施できたら面白いと思う」と太田さん。ボッチャで元気の輪を広げたい考えだ。

神奈川県選挙管理委員会の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数より試算

本紙が試算 「1票の格差」県内で1.5倍に 次期衆院選

 衆院選が現時点で実施された場合、神奈川県内の「1票の格差」は最大1・5倍となることがわかった。タウンニュース社が県選挙管理委員会の9月2日時点の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数を基に試算した。

 解散・総選挙の時期に注目が集まるが、次の衆院選は全国的な「1票の格差」を是正する「10増10減」の新たな区割りとなり、神奈川県は2増の20区で実施される。

 「1票の格差」は、選挙区によって有権者の数が違うため、議員1人を選ぶ票の価値に差が生じる問題のこと。

 県内で最も登録者数が多いのは15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町)の45万3601人。最も少ないのは7区(横浜市港北区)の29万9595人で、「1票の格差」は最大で1・51倍となる。言い換えると県内では7区の1票が最も重いといえる。

前回より格差拡大

 前回2021年の選挙で「1票の格差」を有権者数で試算したところ、旧15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町、二宮町)と旧4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)間で1・42倍だった。試算上、新区割りで県内格差は広がることになる。

【選挙人名簿登録者と有権者】「選挙人名簿登録者数」は、選挙人名簿に登録されているすべての人の数。この記事では国外に在住する「在外登録者数」も含めて試算した。「有権者数」は、選挙人名簿登録者のうち、投票当日にその選挙で実際に投票ができる人を抽出し、失権者、基準日以降の死亡者など投票できない人を除いた数。

繭から糸を巻き取る作業を体験

人物館で座繰り体験 企画展の関連イベント

 茅ヶ崎ゆかりの人物館(東海岸南6の6の64)で9月29日(日)まで、企画展「茅ヶ崎純水館物語〜糸もつくるが 人もつくる〜」が開催されている。その関連イベント「座繰り体験」が9月7日、同館で行われた。

 純水館は現在の茅ケ崎駅北口付近にかつて存在し、世界屈指の技術を誇った製糸工場。この日のイベントは「ゆかりラボ」(専門知識を身につけた市民で構成され同館の学芸員などと調査等を担う)の研究員10人が発表や進行を務めた。

 参加したのは小学生から高齢者まで18人。生糸の特徴や養蚕業と純水館の歴史について学んだ後、繭を鍋で茹でて糸を巻き取る「座繰り」に挑戦した。また「検尺器」と呼ばれる生糸の検査に使用された器具を使って、1つの繭から採取できる糸が約1500mになることなども学んだ。

 参加した小学1年生と3年生の姉妹は「学校でカイコを育てたので興味があった。どうやって生糸ができるか分かった」とし、ゆかりラボ研究員の女性は「こうした機会を通じて地域の歴史に関心をもってもらえたら」と話していた。

 同館の開館日は金、土、日、祝日。午前10時から午後6時(入館は5時30分まで)。観覧料は200円(18歳未満及び高校生以下無料、開高健記念館との共通観覧料300円)。(問)同館【電話】0467・81・5015

イベントをPRする実行委員会メンバー

元町18店をはしご酒  ぐる呑み10月1〜3日開催

 茅ケ崎駅北口周辺の元町エリアの人気飲食店18店舗で「はしご酒」を楽しめる「ぐる呑み茅ヶ崎元町」が、10月1日(火)から3日(木)まで開催される。午後5時ごろから。茅ヶ崎ぐる呑み実行委員会主催。

 各参加店舗、または協力店舗でぐる呑みチケットを購入(3枚セットで3000円)。チケット1枚でお得なぐる呑み特別メニューが提供される。現在参加店でチケット販売中。

 和食や中華、ブラジル料理、海鮮、焼肉、串揚げなどの店舗で飲食が楽しめるほか、バーや居酒屋などで飲み歩きも楽しめる。「3日間だけの食べ歩き、飲み歩きツアーを楽しんで」と主催者。

 イベントの詳細、問い合わせは左記の二次元コードから。

淡彩ちがさきの会員・尾崎祐子さんの作品

淡彩ちがさきスケッチ展 市民ギャラリーで28日から

 第14回「淡彩ちがさき」スケッチ展が9月28日(土)から10月3日(木)まで茅ヶ崎市民ギャラリー(元町1の1ネスパ茅ヶ崎4階)で開催される。午前10時から午後5時(初日は1時から、最終日は4時)まで。観覧無料。

 淡彩ちがさき(田邉健一会長)の会員16人と講師の板垣青仁さんによる作品が展示される。

 問い合わせは事務局【携帯電話】090・7713・6850。

4年ぶりにかえってきた!キラキラちゃんぷる音楽祭 10月5日に茅ケ崎支援学校

 コロナ禍で4年間開催が見送られていたイベントが復活。「かえってきた!第15回キラキラちゃんぷる音楽祭」が10月5日(土)、茅ケ崎支援学校(茅ヶ崎市西久保29の1)体育館で開催される。無料。同実行委員会が主催。

 予定しているプログラムは以下のとおり。▽午後1時=開会▽1時15分=チアリーディング(茅ケ崎高校チアリーディング部)▽1時45分=歌と伴奏(ジロー♡ラバース)▽2時15分=民俗楽器演奏(パザパアフリカン)▽2時45分=共生プロレス(茅ケ崎支援学校共生社会推進チーム)▽15時30分閉会

 来場の際は公共交通機関を利用のうえ、上履きと靴入れ袋を持参。問い合わせは同実行委員会事務局【電話】0467・89・2501(火曜休み)へ。