高校生のための地域ラグビークラブ「EBOSHI Rugby Club」を設立した 大瀬 祐介さん 茅ヶ崎市東海岸北在住 48歳
高校生ラガーマンの受け皿に
○…6月に発足した高校生対象の地域ラグビークラブ「EBOSHI Rugby Club」の代表理事を務める。1990年代前半には、県内高校約100校にラグビー部があったが、指導者不足などから現在は20チームに満たない。「さまざまな理由でラグビーを継続する機会を失ってしまっている子どもたちの受け皿になりたい」という。
○…名門早稲田大学ラグビー蹴球部出身。15年にわたり県立高校ラグビー部のコーチなどを務め、現在は小・中学生を対象とした茅ヶ崎ラグビースクールの副校長も担う。クラブは「青少年の人間形成に寄与し、未来のリーダーを育成すること」が活動目的だが、「続けてくれることが1番の喜び」と目じりを下げる。「認知度がないので部員の確保には苦労している」が、他チームとの合同練習や交流試合などを見ていると「子どもたちの輝いた瞳や互いのリスペクトを感じ、クラブを作って良かったと実感している」。
○…茅ヶ崎で生まれ育つ。野球少年だったが、中学校に野球部が無かったことから、友人に誘われ中2でラグビー部へ。「楽しくて夢中になった」。約160人の部員が所属していた早稲田大学時代は1軍を経験。「夢の一つだった」早慶戦、早明戦にも出場した。「試合中は緊張感や高揚感の一方で恐怖心もある。その心情を仲間と共有している時間が楽しかった」
○…妻と息子との3人暮らし。平日はIT系の企業で営業職に従事するが「他は全てラグビーに費やしている」と笑う。それでも空いた時間があれば「リーダーシップを学べる」と中国の戦国時代を描いた漫画「キングダム」を読みふける。頭の中には常にラグビー。選手と向き合い、その先の未来を描き続ける。
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