厚木・愛川・清川版【10月25日(金)号】
銃をかまえる安藤会長

県猟友会厚木支部 カワウ駆除でアユ守る 遡上期の食害深刻

 相模川のアユを捕食するカワウの被害を食い止めようと、神奈川県猟友会(安藤忠幸会長)の厚木支部が散弾銃による駆除を行っている。カワウの食害はアユ漁の収穫減など深刻な影響を与えており、同会では11月26日(火)まで、東名高速道路の高架下などで週2回、早朝に活動を予定している。

 「パン、パン」――10月18日の朝6時、支部会員が散弾銃を発砲すると、100羽近いカワウが群れをなして飛び立っていく。この日は5人の会員が集まり、トランシーバーで連絡を取り合いながら、それぞれの持ち場で駆除の活動を行った。

 相模川流域のアユを守るため、20年ほど前から続けられているカワウの駆除。厚木支部では、県内水面漁業振興会の依頼で毎年春と秋に実施している。

 カワウは体長約80cmの水鳥で、川や海に潜って魚を捕食する。アユの遡上に合わせて10月になると川辺に集まり、翌年の4月ごろまでアユを主食にする。1羽あたり1日約10尾の魚を食べるという。

 相模川漁業協同組合連合会(木藤照雄代表理事会長/愛川町半原)によると、今年4月から7月にかけて相模川水域全体に11トンのアユを放流し、天然遡上アユは約880万尾が確認されたという。

 一時期は千羽近いカワウが生息していたこともあったが、安藤会長は「最近は飛んでくる数が減ってきた」という。しかし生息場所は広範囲にわたることから、実態把握は難しく、関係者は食害に頭を悩ませている。

 安藤会長は「アユを守るためにも、安全を第一にしながら使命感を持って活動していきたい」と話していた。

形状や大きさも様々なソーラークッカー(井上さん提供)

ソーラークッカー 全国大会、厚木で開催 太陽熱調理、魅力広がれ

 電気もガスも使わず、太陽熱の力で調理を行う「ソーラークッキング」の楽しさを知ってもらおうと、専用の調理器具「ソーラークッカー」を紹介する全国大会が10月27日(日)、ぼうさいの丘公園(温水)で開催される。10回目となる節目の大会には、関東各地の愛好団体などが様々な形状のソーラークッカーを持ち寄り、実演を交えながら有用性をアピールする。

 ソーラークッカーは、銀色の反射板などを使い太陽の光を一点に集め、焦点部分の熱を利用して食材を温める器具。調理する食材の大きさや保温性、携帯性などに応じて、パラボラ型や箱型、パネル型、真空管型などのタイプがある。

 国内では2005年に日本ソーラークッキング協会が設立され、普及に努めてきた。しかし認知度はまだまだ低く、2014年からは栃木県や山梨県、静岡県、千葉県などでソーラークッカー全国大会が開催されている。神奈川県での開催は22年の茅ヶ崎市に続いて2度目で、今年は10回目の記念大会となる。

 主催するあつぎ環境市民の会(井上允会長)では、05年の環境イベントで全国から集めたソーラークッカーを展示したほか、会員が各地の全国大会に参加するなどソーラークッカーと縁がある。井上会長は「これまでの全国大会は、どちらかというと技術をお披露目する意味合いが強かった。だれでも気軽に参加してソーラークッカーを身近に感じられるイベントにしたい」という。

1200人の児童がワークショップ体験

 同会では、5年ほど前に厚紙でできた直径40cmほどのソーラークッカー製作キット「ひまわり」を考案し、教育教材として市内の小学校でワークショップを開催。延べ1200人の子どもたちがソーラークッカー作りを体験した。全国大会では子どもたちが持参したソーラークッカーを並べ、持ち寄った食材を調理する「ひまわり1000人プロジェクト」を企画するほか、キットの販売も行う。

 各地で発生する地震災害で防災に対する意識が高まる中、停電時でも太陽が出ていれば食材や水を温められるソーラークッカーは防災用品としての活用も期待される。井上会長は「ソーラークッカーは100円ショップなどにある材料で簡単に作ることができる。決まった方法にとらわれず、自分流のやり方で取り組んでほしい」と呼び掛ける。

 会場では、関東地方で活動する16の団体と個人によるソーラークッカーの紹介を始め、災害対策車両「ウニモグ」の荷台に、国内最大となる直径1・5mのソーラークッカーを載せて展示するコーナーも。キッチンカーの出店やミニライブ、バラエティー番組などで活躍するタケノコ王さんの環境セミナー、厚木歯科医師会による啓発ブースも用意される。

 雨天時は実演は行わず屋内での展示となる。問い合わせは事務局【携帯電話】090・7243・9254へ。

匙(さじ)デザイン事務所にイラスト作品を出展する 花上 貴之さん 愛名在住 51歳

地元愛込めイラスト描く

 ○…旭町の匙(さじ)デザイン事務所で10月31日(木)まで開催中の「ようかいたちの宴 百鬼夜行展」に作品を出展している。普段はフリーイラストレーターとして、CDジャケットなどを手掛ける。戦隊ヒーローや仮面ライダーの劇場用ポスターを担当したこともあり「どんなものにも美しさを見出していきたい」とこだわりを感じさせる。独特な世界観とリアルなタッチで描かれた作品はどれも存在感を放つ。

 ○…横浜市緑区の生まれ。小学生の時に厚木に移り住んだ。当時から絵を描くことが好きで「クラスに一人はいる絵の得意な子でした」。80年代のジャンプ作品に熱中し「『北斗の拳』がなければ今の自分はいない」と影響力を語る。絵を仕事にしようと思ったのは中学生の時。美術の先生から推薦を受け、作品展に絵を出展したのがきっかけだった。「初めて他人に絵を褒められて、自信がついた」と振り返る。

 ○…24歳で念願のイラストレーターとしてデビュー。「仕事に対する姿勢や画家としてのプライド、全てを学びました」と話す、就職したイラスト制作会社では、厳しい環境ながらも、尊敬できる先輩や仲間たちと出会った。退社後はフリーのイラストレーターとして活躍する傍ら、作品展への出展や、ユーチューブへの動画投稿にも取り組む。

 ○…「厚木はやぶさFC」のマスコットキャラクターのデザインを担当してから休日に試合観戦に行くようになった。また仕事の合間には、ジムでの筋トレと、近所を散歩するのが日課で、散歩中に見つけたものを写真に撮るのも楽しみのひとつ。今後も厚木を拠点に活動するといい「厚木のイラストレーターとして、地元を盛り上げる一助になれば」と、地元愛をにじませた。

清野さん(左)と小瀬村会長

清野さんが優勝 市民ゴルフ大会

 第53回厚木市民ゴルフ大会(厚木市ゴルフ協会・小瀬村寿美子会長)が10月7日に中津川カントリークラブで開催され、清野誠さんが優勝した。競技は新ペリア方式で行われ、清野さんはWEST33のスコアでベスグロ賞も獲得した。

 次回の市民ゴルフ大会は1月20日(月)に本厚木カンツリークラブで実施する。厚木市ゴルフ協会のホームページで参加者を募集している。

ソフトボール 恩名ソフトが連覇 三思会杯

 第13回三思会杯秋季大会(主催/厚木市ソフトボール協会)の決勝戦が10月14日に上依知青少年広場で開催され、恩名ソフトが昨年に続き、2年連続の優勝に輝いた。

 同大会は社会医療法人社団三思会(野村直樹理事長)が、スポーツを通じた青少年の健全育成をめざして行っているもの。

 同法人は30周年を機に2012年からソフトボールのほか、ソフトテニスやサッカーなど5種目で三思会杯と冠したスポーツ大会を開催している。

 6チームによる予選リーグを経て行われた順位決定戦で、決勝戦は恩名ソフト対ANウイナーズ行われ、5対2で恩名ソフトが制した。グラウンドには選手の掛け声や、応援団の大きな声援が響き渡った。

 入賞チームには同法人より賞状と楯などが手渡されたほか、選手全員に三思会オリジナル絆創膏が配られた。

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前回の様子

「地下マルシェ」楽しんで ワークショップや演奏も

 厚木地下マルシェが10月27日(日)、本厚木駅前東口地下道で開催される。午前10時から午後4時。入場無料。

 厚木にゆかりのある店舗が、生鮮食品やお菓子、パン、コーヒー、酒、生花などを販売。

 天然素材100%の人工芝を使用した芝生エリアではピラティスやワークショップ、ピアノの演奏なども実施されるほか、初めて設置する特設のランウェイで市内の美容室によるヘアショーも行う。

 主催する本厚木駅東口地下活性化実行委員会は「今年のハロウィーンは『あえて地下で』くつろいでみませんか」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせはあつぎエリアマネジメント事務局【メール】info@atsugi-am.comへ。

にぎわう会場の様子

特養きみどり 地域交流会に200人

 厚木市戸室の地域密着型特別養護老人ホームきみどり(山崎則子施設長)が10月16日、敷地内で地域交流を目的としたイベント「オリーブパーティ」を開催した。地域住民やホームの入居者、職員、近隣の保育園児らおよそ200人が来場し、にぎわいを見せた。

 会場では、リユースバザーとして衣類や絵本の交換が行われた。園児たちは並んでいる本の中から1冊を選び、笑顔で持ち帰る姿も。職員が作った鈴カステラやポテトなども振る舞われた。

 同ホームの看護師らで組織される「オリーブマフ健求会」が作成した認知症マフも展示された。認知症マフとは、カラフルにデザインされたイギリス発祥のニット製品で、認知症の人に向けて触覚や視覚などの感覚を用いたケアに活用されているという。同ホームでも導入しており、来場者はマフを手にして感触を確かめていた。

 山崎施設長は「今後もこのようなイベントを通して社会に関わり続けるという意識を高めていきたい」と話していた。
ポスターを持つ実行委員

地元の楽しみ絶やさない 初めてのMIDO FES

 緑ヶ丘地区で50年以上続く夏の風物詩「ふるさとまつり」が担い手不足などの要因で今年は休止となった。

 「子どもたちに地域の思い出を」と立ち上がった有志9人が実行委員会を立ち上げ、11月2日(土)に「MIDO FES2024」を開く。落合秀人実行委員長は「子どもたちの笑顔がたくさん見れたらうれしい」と話す。

 場所は緑ヶ丘交番交差点から公民館入口交差点付近。時間は午後4時30分から8時30分。

 (問)090・2311・4053(落合さん)

両大会での入賞メンバー

ソフトテニス 県内大会で活躍 玉川ジュニア

 厚木市内を中心に活動するソフトテニスクラブ「玉川ジュニア」が県内で9月に行われた大会で活躍を見せた。

 第33回県央小学生ソフトテニス選手権大会では、滝沢友梨(愛甲小4年)・高橋珠花(三田小4年)ペアが低学年女子の部で優勝。小野陽馬(飯山小4年)・二見駿(玉川小4年)ペアも低学年男子の部で3位に入った。

 また県内外から多くのジュニアが集まる第15回川崎市ジュニアオープンソフトテニス大会でも、滝沢・高橋ペアが低学年女子の部で優勝。飯島雪乃(愛甲小6年)・滝沢茉央(愛甲小6年)ペアも高学年女子の部で3位に入賞した。

市民と議会の意見交換会 防災対策テーマに

 厚木市議会による議会報告会・市民と議会の意見交換会が11月13日(水)、市役所本庁舎5階第一委員会室で行われる。午後7時から8時30分。

 「教えてください。あなたの防災対策!」をテーマに、総務企画常任委員会と都市経済常任委員会の議員と来場者が意見を交わす。開催前の5時30分から6時30分には、防災意識の高揚に向けた起震車体験会も予定している。

 市内在住、在勤、在学者が対象。問い合わせは議会総務課【電話】046・225・2701へ。

200回の横断幕を持つ藤原さん(上)とイベントの様子

18年で延べ200回 厚木市及川 BBQ(バーベキュー)で地域と交流 農園主の藤原さんに聞く

 厚木市及川にある藤原農園主催のバーベキュー(BBQ)イベントが、9月に200回の節目を迎えた。

 このBBQイベントは、農園主である藤原光雄さん(71)が定年まで勤めた(株)リコーの同僚らとの交流を目的に、まだ会社員時代だった18年前にBBQを始めたのがきっかけ。以来、BBQは毎月開催。回を重ねるごとに藤原さんの農業仲間なども参加するようになり、いつしか地域住民にも呼び掛けて、その交流の輪を広げていったという。

 食材の仕込みなどは妻の手も借りながら行い、季節に応じて餅つきや流しそうめん、そば作りなどの余興も企画する熱の入れようだ。今では毎回20人ほどが集まる規模にまで拡大し、参加者からは参加費を募るものの「収支は赤字」と藤原さんはいう。それでも、「みんなが楽しんでもらえれば、それでいい」と笑い飛ばす。

地域とつながる機会に

 藤原さんは都内で生まれ、就職をきっかけに厚木市へ越してきた。会社員時代に畑の管理をすることになり、現在は農園経営や指導なども行っている。また50年以上各地でボーイスカウトに携わり、現在は厚木第3団で副団員長としても活動している。18年続を振り返り、「地域の人も来てくれるようになり仲間も増えた。これからも多くの人に参加してらい、地域交流をしていきたい」と話した。

 次回は10月26日(土)に開催。ビンゴ大会なども予定している。会場は藤原農園(及川517付近)

 問い合わせは藤原さん【電話】080・1084・9592へ。
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特産品を買い求めるために行列を作る来場者

ふるさとまつりに3万人 復興支援で特産品販売も

 愛川町役場周辺で10月10月20日に「第38回 愛川町ふるさとまつり」が開催された。

 町の産業や文化を町内外に紹介する恒例イベント。「愛川ブランド認定品」や農産物、繊維製品、地酒といった地元特産品をはじめ、長野県産のリンゴやシャインマスカットなどが販売されたほか、復興応援企画として石川県能登半島や宮城県石巻市の特産品も並び、商品を買い求める来場者でにぎわった。

 ステージでは、津軽三味線の演奏や東京高円寺阿波おどり振興協会の阿波おどり、愛川真希さんによる歌謡ショーなども実施。実行委員会によると、前日の文化展と合わせて過去最多の約3万2千人が来場したという。

歩道にはみ出た雑草も丁寧に清掃する会員

愛川町 きれいな会場でお迎え シルバー人材センター

 「愛川町ふるさとまつり」前日の10月19日、愛川町シルバー人材センター(後藤務理事長)の会員80人が会場周辺で一斉美化奉仕活動を行った。

 毎年10月の全国シルバー人材センター事業普及啓発月間に合わせ、まつりに訪れる人たちに気持ちよく過ごしてもらうために行っているもの。

 会員らは県道65号沿いや愛川中原中学校周辺まで広範囲にわたって清掃して歩いた。

 後藤理事長は「毎年多くの会員が参加をしてくれる。会員同士の仲の良さが愛川町の特長で、普段からいきいきと仕事にも取り組んでくれている」とねぎらった。

フォトスポットイメージ

本厚木駅 冬を彩る3万球のイルミ テーマは「ランタン」

 厚木の冬の風物詩「あつぎイルミネーション2024」が10月26日(土)から来年1月13日(月)までの期間で行われる。主催は厚木市まちなか活性化プロジェクト。

 毎年人気の本厚木駅前北口広場のフォトスポットには、今年は「ランタン」をテーマに市マスコットキャラクター「あゆコロちゃん」と小田急電鉄マスコットキャラクター「もころん」がコラボした色鮮やかなイルミネーションが登場。

 また、駅北口と南口が約3万球の電球で装飾され、多くの人が往来する本厚木駅前を演出する。

点灯式

 10月26日午後5時から、本厚木駅前北口広場でイルミネーション点灯カウントダウンが実施される。また当日は「あゆコロちゃん」と「もころん」も登場し、グリーティングイベントも行われる予定。※個別撮影会は無し※雨天中止

 問い合わせは厚木市商業観光課【電話】046・225・2840まで。

手をモチーフにすることが多い

田代在住宮崎さん 記念画集の表紙飾る 日本版画協会の版画展で

 1931年に発足した日本版画協会が、10月9日から22日まで東京都美術館で版画展を開いた。同展を記念した画集の表紙を飾ったのは、協会に所属する宮崎文子さん(田代)の作品だ。

 宮崎さんは多摩美術大学で非常勤講師として教壇に立つ傍ら、制作活動にも精力的に取り組み、12月には横浜の展覧会に作品を出展する。

 表紙に採用された版画は数年前に刷ったもので、作品の印象的な部分をクローズアップで使用したという。宮崎さんは「よく頑張ったなという気持ち」と笑顔で話した。

刺股の使い方を学ぶ職員

「役場に刃物男」対応法学ぶ 愛川町職員が防犯研修

 愛川町役場で10月16日、町職員を対象とした「庁内防犯対応研修」が行われた。

 庁舎内に不審者が侵入した際、来庁者の安全確保や避難誘導、職員自らの命を守る防犯対応力の向上を目的としたもの。約50人が参加し、厚木警察署生活安全第一課の七海正法巡査部長が不審者に対する心構えや対応方法を伝えた。

 研修では、庁舎内に刃物を持った不審者が侵入したことを想定して実施。防犯対応のポイントなどを伝える講義に加え、刃物を持つ不審者への威嚇方法や複数人での対応、相手の動きを封じるのに有効な「刺股」の使い方なども学んだ。

 参加した職員は「頭では分かっているが、実際に実習としてやってみると動揺して正しい行動ができなかった。今回学んだことを意識して日々の業務にあたりたい」と振り返った。

栽培中のマイタケを確認する山口さん。今年埋めたものはかさの色が濃い(右)

清川村 原木まいたけ収穫始まる 販売期間は1週間

 清川村煤ヶ谷でまいたけ栽培に取り組む山口静雄さん(69)の畑で収穫が始まった。

 山口さんがまいたけ栽培を始めたのは8年以上前、今は亡き兄から勧められたのがきっかけだった。「兄貴が何で始めたのか分からない。でも一度、菌を植え付けて畑に埋めれば、次々に採れる」と収穫時の面白さを話し、現在は100本の原木でまいたけを栽培している。

 原木まいたけは肉厚でシャキシャキとした食感が魅力。かさの色味はほだ木の使用期間によって変わり、新しいほだ木ほど色が濃くなるという。

 販売先は道の駅清川のみ。10月いっぱいは収穫を見込み店頭に並べる。

愛川町 リユース活動に協力を くら梅沢

 ごみの削減にもつながるリユース活動を愛川町にある「くら梅沢」が行う。くら梅沢では「自分には不要だが、まだ使える良品」を店で集め毎年、必要な人に届けるリユース展を開いてる。

 回収期間は10月25日(金)から28日(月)まで。時間は午前10時30分から午後3時まで。場所は愛川町中津128番地。

 店では「年末を迎えるこの時季にご自宅で不要な品があれば、ぜひ」と呼び掛ける。

 問い合わせはくら梅沢【電話】046・285・0352へ。

満点夜空で熟睡を 10月27日から受付

 神奈川工科大学厚木市子ども科学館のプラネタリウムで11月23日(土)、特別投影「熟睡プラネタリウム」が行われる。

 満天の星の下、心地よい音楽とともに熟睡するための癒しのプラネタリウムが楽しめる。

 午後1時30分から2時10分。対象は15歳以上(中学生除く)。定員90人。参加費200円。アイマスクなど安眠グッズの持ち込み可。申し込みは電話で10月27日(日)から。(問)同館【電話】046・221・4152

昨年の大会の様子

平塚YEG 来たれ健脚小学生 駅伝大会の参加者募集

 「YEGベルマーレカップ2024小学生駅伝競走大会」が12月8日(日)午前8時〜午後2時、平塚市総合公園内のレモンガススタジアム平塚で開催される。主催の平塚商工会議所青年部では現在参加チームを募集している。

 小学4〜6年生が対象。男女別5人1チームで5区間(男子1700m〜2100m、女子1300m〜1700m)を走る。監督1人、補欠2人以下、駅伝後に行われるロードレース(男子1700m、女子1300m)2人以下を含む計10人までの編成で申し込む。男女混合は男子チームとして参加できる。

 参加費1人700円。荒天中止。大会詳細や応募は公式ウェブサイトから。10月28日(月)締切。

 問い合わせは事務局【電話】0463・22・3939(平塚商工会議所内)へ。

手編みでぞうりを作る参加者

手編みぞうりで食育体験 七沢で親子24人が参加

 森の里食育推進プロジェクトが主催する「わたしのぞうりづくり」体験が10月20日、七沢自然ふれあいセンターで実施された。

 親子合わせて24人が参加。用意された鼻緒や前坪から好きな柄を選び、手編みで思い思いにぞうり作りを楽しんだ。完成後は、早速ぞうりを履いて会場を歩き回る子どもの姿も見られた。

 参加者は「楽しかった」「素敵な仕上がりに満足」と達成感をにじませていた。同プロジェクトは「来年以降も継続して、子どもたちに食育の体験を提供していきたい」と話した。

優勝した三田フレンズのメンバー

少年野球 三田フレンズが優勝 本厚木RC杯

 第7回本厚木ロータリークラブ杯少年野球大会・第41回厚木市少年野球秋季大会の決勝が10月12日に厚木野球場で開催され、三田フレンズ(森島賢監督)が優勝した。

 この大会は本厚木ロータリークラブ(中村昭夫会長)の支援事業として9月21日に開幕。市内の少年野球7チームが出場し、7日間の日程でトーナメント戦で争われたもの。

 トーナメントを勝ち抜き、決勝に駒を進めたのは三田フレンズと県央少年野球クラブ。三田フレンズが2対1で接戦を制した。最優秀選手には同チームの清水将悟選手が選ばれた。

 中村会長は「子ども達の伸び伸びとしたプレーとチームワーク、仲間を大切にする姿に元気をもらった。クラブとしても青少年育成を支援するとともに、子ども達も切磋琢磨し、上を目指してほしい」と話した。

持参したざる菊の前で

飯山のざる菊開花 11月2日からイベントも

 厚木市の飯山地区で景観保全活動を行う「みどりと清流のふるさと創造委員会」のメンバーが10月21日、「あつぎ飯山花の里」で咲き始めたばかりのざる菊を山口貴裕市長に贈呈した。

 ざる菊の贈呈は今年で10回目。委員長の小島富司さんは「夏の猛暑で開花が遅れてしまいました。今年も市役所玄関に飾っていただけるとのこと。来庁された方に楽しんでもらえたら」と話した。山口市長は「菊の良い香りに、会場で楽しむ人の姿が目に浮かびました。丹精込めて作られた菊が多くの人に感動を与えている。本当にありがとうございます」と感謝した。

 あつぎ飯山花の里では11月2日(土)から10日(日)まで、ざる菊堀りや鉢植えの体験・販売、会員によるマルシェなどが楽しめるイベントを開く。

〇×クイズで大盛り上がり

園児の理解に合わせて 子中保育園 遊んで学ぶ再エネ

 遊びを通して脱炭素について学ぶワークショップが10月15日、子中保育園(大塚裕子園長)で開かれた。

 4歳児と5歳児を対象にした外部講師による再生エネルギーの講義は、「太陽はサンサン」「風はビュービュー」「水はジャージャー」とオノマトペ(擬音)で表現するなど、分かりやすさと印象付けの工夫を凝らした内容で進行。〇×クイズやかるたなどのゲームも取り入れ、園児たちは「サンサン」「ジャージャー」と楽しそうに口ずさみながら再生エネルギーについて理解を深めた。

 大塚園長は「園児に再エネのイメージが残ってくれれば」と話した。

厚木法人会からのお知らせ ―どなたでも参加できます―

決算法人説明会

▽11月14日(木)午後1時30分〜4時▽会場/厚木税務署別館(厚木市水引1の10の7)▽講師/厚木税務署担当官ほか▽内容/会社の決算と申告▽会費無料

※事前申込が必要。(定員になり次第締切)※決算法人説明会の問合せは、厚木税務署/【電話】046・221・3261

◆申込・問合せ

公益社団法人厚木法人会厚木市栄町1の16の15

【電話】046・221・1055【FAX】046・222・3808

行員のお手本を見ながら札勘を練習

厚木高校 金融リテラシーを高める 三井住友信託銀行で講座

 三井住友信託銀行厚木支店(稲場淳支店長)で10月18日、厚木高校1、2年生の生徒38人が「今知りたい!高校生のマネー入門『お金』のトラブル回避術!」講座を受けた。同支店では2021年から、同校の「知の探究」授業に協力、今年で3回目となる。

 生徒は実際に窓口で投資信託について説明を受けたり、スマートフォンを多用する高校生も狙われやすいフィッシング詐欺、ネット取引でのトラブル、スマホゲームの高額課金トラブルについての座学を受けたりした。

 後半には、紙幣の枚数を数える「札勘」にも挑戦。模擬紙幣を使い、行員のレクチャーを受けながら「縦読み」「横読み」の数え方に取り組んだ。1年生の生徒は「全然、上手くできない」と笑ってコメント。他の生徒も「普段触ることもないが、100万円の束が思ったよりも薄い」と感想を話した。

 稲場支店長は「今年は例年よりも参加する生徒が多かった。今は若いうちからの金融リテラシー教育の必要性が高まっている。お役に立てて光栄」と振り返った。

盛り上がりを見せたダンスサークルの発表

湘北短大 学園祭にぎわう 発表や出店に多くの人

 湘北短期大学(温水)で10月19日と20日、恒例の文化祭「湘北祭」が開催された。2日間にわたって秋晴れに恵まれ、同大の学生や高校生、親子連れなどが足を運びにぎわいをみせた。

 会場ではダンスや踊り遊び、吹奏楽、軽音楽などのサークル団体や保育学科の1年生による発表をはじめ、学生が軽食などを販売する露店や展示・発表・物品販売などの出店もあり、来場者を楽しませた。

 湘北祭は、76人の実行委員会が各部門に分かれ、6月から準備を進めてきた。今年のテーマ「コネクト」には、歴代の学生から引き継いだ湘北祭のバトンを次代につなごうという思いを込めたという。

恒例の森の里音楽祭 松陰大ホールで11月17日

 今年で7回目を迎える森の里音楽祭が11月17日(日)、松蔭大学SHOINホール(森の里若宮9の1)で開かれる。

 音楽祭では、森の里を拠点に活動するアマチュアの音楽団体「厚木リコーダーオーケストラ」や、クラリネット奏者の赤坂達三さんとピアニストの三上徹さんによるクラシックなどの演奏が披露される。

 午後1時20分開演(0時30分開場、1時開会)。3時30分終演。入場無料で予約不要。

(問)原田さん【携帯電話】090・2241・6253

賞状を手にする(左から)二見支部長、山口さん、阿部さん

優良運転で関東表彰 厚木署管内 1団体と2人

 厚木警察署で10月17日、関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会会長連名表彰の伝達式が行われた。

 この表彰は、長年にわたり交通安全活動に取り組み多大な功績がある人や団体、長年無事故無違反を継続している人などに贈られるもの。厚木警察署管内からは、団体部門で交通安全協会南支部(二見良雄支部長)が表彰された。

 同支部には12人の交通指導員が所属。旭町公園などでの啓発活動を通じて地域の交通安全に貢献したことが評価された。二見支部長は「日ごろの活動が評価されて大変うれしく思う」と話した。

 個人部門では、阿部洋一さん(71・春日台在住)と山口健也さん(70・煤ヶ谷在住)が受賞。普段の運転で心掛けていることとして、阿部さんは「渋滞を作らないように道をゆずったり、気を配りながら運転している」、山口さんは「忙しい時こそ慌てず、座席で3回深呼吸をしている」と話していた。

音楽情報 湯原昌幸ライブ 東海大学前タウンニュースホール

 今年デビュー60周年&喜寿を迎えた歌手・湯原昌幸さん=写真=が、東海大学前タウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口徒歩2分、秦野市南矢名1の5の13)で12月7日(土)「湯原昌幸ハッピーLIVE」を行う(午後3時開演・2時30分開場)。予定曲は「雨のバラード」「冬桜」「たそがれロマン」「GSメドレー」ほか。昭和〜令和の名曲を歌い紡ぐ貴重なライブとなる。タウンニュースホールは希代のボーカリスト・湯原昌幸の歌声を間近で堪能できる全150席のサロン感あふれる会場。

 チケットは全席指定5000円。購入はチケットぴあ(Pコード281―249)で。会場窓口でも直接購入可能(予約制)。問合せは同ホール【電話】0463・77・0025へ(水曜休館・午前10時〜午後5時まで)。

自然と文化に触れる1日 11月3日、森のまつり

 あつぎ七沢森のまつりが11月3日(日)、七沢森林公園(七沢901の1)のであいの広場で開催される。時間は午前10時から午後3時。

 名物のしし鍋(11時〜)やふかし芋の無料サービス(11時〜・午後1時〜)、地元で採れた新鮮な野菜の直売、オリジナル屋台村、竹とんぼ作りなど、大人から子どもまで楽しめる。

 ステージでは猿のパフォーマンスや浅間太鼓保存会も登場。また森の民話館ではオカリナやプサルタの演奏が聴ける。

(問)東丹沢七沢観光案内所【電話】046・248・1102

かぼちゃを持つ職員

別所の湯 重さ当てクイズ実施中 清川村ふれあいセンター

 丹沢山麓の源流を水源とする天然の地下水を使用した清川村が運営する温浴施設「別所の湯」。10月22日(火)から31日(木)までハロウィーンイベントを開催中。応募用紙にロビーに飾られているハロウィーンかぼちゃの重さを記入し応募箱に投函すると後日、重さの予想が近ければ施設利用優待券がプレゼントされる(応募多数の場合は抽選)。

 休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)。午前10時から午後9時(入館は8時)。

 問い合わせは村づくり観光課【電話】046・288・3864へ。

福祉の広場で身近に 10月31日にオンステージ

 厚木市内の福祉・医療・教育団体や個人らで構成される「福祉の広場」主催の「ふれあいステージinあつぎ」が10月31日(木)、市保健福祉センター6階ホールで開かれる。

 福祉を身近に感じてもらおうと企画されたもの。「ケイ・ナ・ティアレフラ」によるフラダンスが披露されるほか、ものまねアスリート芸人のM高史さんと福祉音楽家の渡部雄太さんのオンステージが行われる。

 午後2時開演(1時30分開場)。入場無料。予約不要。

(問)事務局【電話】046・222・8619

文化作品展が開催 アミューあつぎで多彩に

 厚木市主催の第60回市民文化祭が10月26日(土)から始まる。アミューあつぎ5階アートギャラリーでは、華道や書道などの「文化作品展」を開く。

 市民文化祭は、「文化作品展」ほか「芸能音楽発表」、「市民参加事業」の3分野で構成され、文化芸術を気軽に鑑賞・体験してもらうことを目的に実施される。

 華道展は26日から27日(日)まで。書道展と写真展は29日(火)から11月4日(月)まで開催される。いずれも時間は午前10時から午後4時。

 問い合わせは、市文化魅力創造課【電話】046・225・2508へ。