平塚・大磯・二宮・中井版【11月1日(金)号】
当確の知らせを聞き支援者と喜ぶ河野氏

衆議院選挙神奈川15区 河野氏 逆風も盤石の勝利 当選10回目「初心に戻る」

 第50回衆議院議員総選挙の投開票が10月27日に行われ、神奈川15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町)は、自民党前職の河野太郎氏(61)が12万8881票を獲得し、10回目の当選を果たした。

 小選挙区の区割り変更後、初の選挙。前職の河野氏に対し、届出順に新人で参政党の藤田修一氏(58)、新人で社民党の佐々木克己氏(69)、新人で無所属の内海聡氏(49)の3氏が立候補した。

 午後8時過ぎにNHKで「当確」が伝えられると、平塚市内のホテルに姿を現した河野氏は、支援者とともに10回目の当選を喜んだ。河野氏は「地元の皆さまには総裁選からずっと支えていただきありがとうございます。10回目の当選となりますが、初心に戻って一から積み上げていきたい」と決意を表明した。

 河野氏の得票数は、平塚市が6万3729票、茅ヶ崎市が5万6815票、大磯町が8337票で、すべての行政区でトップの得票数を獲得した。

 投票率は平塚市、茅ヶ崎市、大磯町すべての市町で前回選挙よりも下回り、平塚市では前回の55・31%から4・35ポイント下げ、50・96%、茅ヶ崎市は55・20%、大磯町は57・53%だった。

17区は牧島氏

 二宮町と中井町を選挙区に含む神奈川17区は、自民党前職の牧島かれん氏(47)と新人で立憲民主党の佐々木奈保美氏(55)の一騎打ちとなった。牧島氏が11万5235票を獲得し、佐々木氏の11万1061票を約4000票上回り、接戦を制した。佐々木氏は比例代表南関東ブロックで復活当選した。

 牧島氏は「これからは反省の上に立った活動をしていきたい。この地域で長く紡いできたもの、預かった思いがある。これらを誠実に重ねていきたい」と抱負を語った。比例復活を受け佐々木氏は「これからは期待を信頼に変えて責任を持ってしっかりやっていきたい」と前を向いた。

 二宮町では、佐々木氏が牧島氏を693票上回る6997票を獲得。投票率は57・95%だった。中井町では、牧島氏が2318票、佐々木氏が1817票で投票率は56・45%だった。

第16期認定審査会で認定された13品目

二宮ブランド 菜の花や落花生もグッズに 工芸品10品などが新認定

 二宮町が二宮町商工会と連携して推進している「二宮ブランド」の第16期認定審査会が10月15日に実施され、菜の花や落花生などをモチーフにしたキーホルダーなど工芸品を含む5事業所13品目6種類が新たに認定された。うち10品は工芸品。

 二宮ブランドは、地域性へのこだわりや独自性、味や見た目が優れているかなどの評価項目により認定されるもの。認定期間は3年で、継続認定の審査もある。

 第16期では、今年4月に「湘南オリーブオイル」が地域団体商標に登録されたこともあり、オイルや新漬けなどのオリーブ加工品や、湘南ゴールドを使ったチョコレート菓子、落花生などの特産品、観光名所の吾妻山の菜の花、町の鳥として親しまれているヤマガラなど、二宮の要素を落とし込んだ革製や刺繍のキーホルダーが新規認定された。審査会当日は、一部の出品事業者がプレゼンし、「二宮らしさ」をアピールした。

 認定審査会の中野雄一委員長は、「事業者のプレゼンなどから、品物づくりにこだわって出品しているのを感じた。二宮に移住し、この町で事業を展開している人もいて、新しい風が吹いてきたのだと思う」とコメント。フードコーディネーターで審査員の伊藤裕美子さんは「食品以外が加わりおみやげのラインナップが広がった。二宮には地元の野菜などをおいしく食べられるおしゃれなカフェが増えている。そういったアンテナの高い人たちに、二宮ブランドを通して豊かな自然などの魅力がアピールできそう」と講評した。

 新規認定品は以下の通り。▽(株)かねきち/湘南オリーブエキストラバージンオイル▽(株)ユニバーサル農場/湘南二宮新漬けオリーブ▽オランジェット橋本/湘南ゴールド×アルアコ72%▽にのみや革雑貨てん/にのみやシリーズキーホルダー(菜の花、みかん、湘南ゴールド、落花生)▽tenohira/オリジナル2n038刺繍キーホルダー・タオルハンカチ(各ヤマガラ、菜の花、落花生)

(問)二宮ブランド推進協議会【電話】0463・71・1082

東海大学湘南学生会の会長を務める 丸山 浄音(きよね)さん 真鶴町在住 20歳

愛校心胸に、仲間を牽引

 ○…東海大学湘南キャンパスの学生が所属する湘南学生会。11月1日から3日まで行われる「建学祭」では、開会式・閉会式で会長としてあいさつする。「運営のメインは実行委員会。人手が足りないところなどを学生会がサポートします」。10月19日・20日には、建学祭のプレイベント「おおね秋祭り」を東海大学前駅周辺で実施。地元商店街と連携し2日間で延べ1万人が来場した。

 ○…「大学は自分から行動しないとそのまま終わってしまう。何かしたくて」。入学後、食堂で見たポスターをきっかけに学生会に加入。今年4月から会長に就任した。決算などにも関わり責任も大きいが「学部学年を問わず、学校の運営のため協調していくこと」にやりがいを感じるという。学生会の周知のため、今年度はSNS運営にも力を入れている。

 ○…高校時代はスキー部に所属し、アルペンでインターハイに出場するほどの実力者。一方、家がダイビングショップを経営していることもあり、ダイビングが趣味など海も得意。「夏は西伊豆でライフセーバーのアルバイトもしていました」。現在、文化社会学部心理・社会学科の3年生。「教職を取っていて、将来は高校教師になりたいと思っているんです」。しっかり者の彼女が、教壇に立つ姿は想像に難くない。

 ○…1年生の時に初めて建学祭を見て、高校とは比べものにならない規模とクオリティに感動した。「自分たちが本当に好きなものを発表していて、心が躍りました」。大学も3年目、仲間と過ごした日々も相まって、大学や建学祭への思いは一層強くなっている。今年は記念すべき70回目の開催。「最後には初めての試みとなるドローンショーがあるので、ぜひ足を運んでください」

ラグビーボールを持つ冨澤さん

松風町在住冨澤凛太朗さん ラグビー旧国体で5位 経験生かし、目指すは花園

 平塚市松風町在住の冨澤凛太朗さん(法政大学第二高3年)が、10月6日から佐賀県で開催された「第78回国民スポーツ大会」(旧国体)にラグビーフットボール神奈川県代表として出場し、5位に入賞した。

 167cm77kgと決して大柄ではないながらも、俊足を生かしたパスやランプレーが持ち味の冨澤さん。春の大会から2度のセレクションを経て23人のメンバーに選ばれた。8月の関東予選では初顔合わせから1週間の高校混成チームにも関わらず優勝し、全国への切符を手に入れた。

 全国の準々決勝は今大会優勝チームの奈良。序盤から自分たちのリズムが作れずセットプレーからボールをキープできない。先制点を奪うも、逆転され7―20で敗れた。

 迎えた宮城のチームとの5位決定戦では、40―0でリードする後半5分に途中出場した。相手のキックをキャッチし、そのままランプレーで相手を抜き去りトライ。92―0で5位入賞を果たした。「チーム全体としてやりたいプレーができたと思う」と感慨深げだ。

 中学でも県選抜に選ばれ、その時の仲間と今回の県選抜でも顔を合わせた冨澤さん。部活に戻れば高校最後の花園を懸けた予選が始まっている。「とても大きく見えていた強豪校の選手も、話してみたら普通の高校生だった。決して倒せない相手ではない」。選抜チームで得た経験を糧に、法政第二の花園出場に向けまい進する。

秋のまちぐるみ大清掃

 「秋のまちぐるみ大清掃」が11月24日(日)、平塚市内で一斉に開催される。「クリーンひらつか」を合言葉に、市民が力を合わせて公共の場を清掃する活動。

 当日は午前8時にスタート。自宅付近の道路や公園や広場などを清掃することで、地域への愛着を育む。当日収集するごみは枯れ葉や枯れ草、紙くずなどの可燃ごみで、資源ごみや家庭ごみは収集しない。雨天中止。(問)市環境政策課0463・21・9762

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募金活動を行うRCメンバー

ポリオ撲滅呼びかけ 5ロータリーが募金活動

 平塚駅北口で10月24日、平塚市内4ロータリークラブ(平塚RC・平塚北RC・平塚西RC・平塚湘南RC)と二宮ロータリークラブが「エンドポリオ募金活動」を行った。

 これは10月24日の「世界ポリオデー」に合わせて実施されたもの。世界200以上の国と地域に広がるロータリークラブでは、35年以上前からポリオを世界から根絶するための活動を行っており、市内クラブでも毎年、啓発と募金活動を続けている。

 この日は約20人が参加し、午後2時から4時まで、駅前を行き交う通行人に啓発チラシを配布しながら募金を呼びかけた。ポリオは小児麻痺のことで、アフガニスタンやパキスタンではまだ発症があり、最近ではパレスチナのガザ地区でも、ポリオ菌が確認されたという。

 ホストクラブとなる平塚RCの三荒弘道会長は「少しでも多くの方に理解を深めてもらえるよう、これからもポリオ撲滅に向け、活動を続けていきたい」と話した。

 この日集まった浄財の13万2268円は、ポリオワクチン購入や接種費用に充てられるという。

前回寄せられた食品の一部

中栄信用金庫 各支店でフードドライブ 12月30日まで

 中栄信用金庫(本店・秦野市元町/北村圭一理事長)は、「子どもの未来応援プロジェクト」として12月30日(月)までフードドライブを実施している。同金庫の各支店で家庭や企業で眠っている食品や防災備蓄品などの寄付を受け付ける。

 提供できる食品は【1】常温で保存できる【2】開封されていない【3】賞味期限が明記され残り2カ月以上あるもの。アルコール類や生鮮食品、賞味期限の記載がないもの、外袋が破れているものは不可。各支店にフードドライブ用の専用ボックスが設けられているので、寄付できる人は支店まで持ち込みを。寄贈された食品は、同金庫から(公社)フードバンクかながわを通して食品を必要とする人や子ども食堂、母子支援施設などに届けられる。(問)同金庫【電話】0463・81・1852

山元さん(左)と黒岩知事(平塚青年会議所提供)

平塚学園の山元さん 議長として県知事に提言 青年会議所の事業で

 県内在住・在学の高校生が神奈川県庁の本会議場や議会委員会室を使用し模擬県議会を開催する「かながわハイスクール議会2024」(日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会主催)で、平塚学園高校3年の山元誠大(まさひろ)さんが議長を務めた。今回で18回目となった同事業で、平塚の高校から議長が選出されたのは初めて。

 8月に委員会、10月には本会議が実施された同事業。初日には議長選挙が行われ、山元さんは投票権のある94人の高校生議員の前で1分間スピーチ。山元さんは「神奈川県の人口はアラブ首長国連邦の人口とほぼ同じで、一国と同じポテンシャルがある。石油は出ないけれど豊かな観光資源で盛り上げたい」と訴え、他の5人の立候補者より多く票を獲得した。

 政治や社会へ興味があり、1年時から同事業に参加している山元さん。以前議長を務めた先輩の背中を追いかけ議長に立候補した。「議長の務めは本会議の進行。一議員としては委員会活動に力を入れた」と話す。

 10月19日の本会議では、「ジェンダー問題を啓発するにはSNSでの広報にもっと力を入れるべき」と黒岩知事に提言。黒岩知事からは、「若者への発信が足りないと感じた」との回答があった。

 山元さんは「素晴らしい事業。自分より若い人たちに同じような経験をしてほしい。今後はファシリテーターとして後輩のサポートをしていきたい」と力強く話した。

池田町長が訓練を総括する様子

連絡体制の確立に重点 大磯町で災害対策訓練

 「大磯町災害対策本部訓練」が10月22日、役場本庁舎と町保健センターで実施された。

 震度6強の地震と津波が発生し、発災から約41時間が経過したことを想定。災害協定締結先への連絡訓練の際は、協定を結んでから一度も交流がなく、連絡先が分からなくなっている企業や団体があることが分かった。同町危機管理課の渡辺一正さんは「いざという時のためにしっかり連絡体制を確立して備えたい」と話した。

 8月の台風10号の発生時、被害状況などの集約に時間を要した教訓から、これまで有効に使えていなかった「神奈川県災害情報管理システム」の入力訓練も実施した。池田東一郎町長は「効果的に情報を集められることが分かった。システムを定着させるために日常的に使用していきたい」と熱く語った。

表彰状を持つ金子さん

大磯町在住金子さん アジア優秀事例に選出 介護のヒントを一冊に

 日本国際交流センターなどが主催する「アジア健康長寿イノベーション賞2024」で、大磯町西小磯在住の金子智紀さん(慶應義塾大学大学院・30)がリーダーを務める「『ともに生きることば』プロジェクト」が国内優秀事例に選出された。

 同賞は急速に高齢化が進むアジア地域で、健康長寿の達成や高齢者ケアの向上に資する取り組みを表彰する国際賞で、2020年から開催されている。

 金子さんは18年度から介護・福祉を研究テーマにプロジェクトに取り組んでいる。全国の介護施設を回り「役割をつくる」や「何もしないという支援」など、優れたケアの実践例を収集。共通のパターンを抽出して30個の言葉にまとめた書籍『ともに生きることば』を、22年に発行した。

 金子さんは「アジア全体にとって良いことだと思って研究していたのでうれしかった」と笑顔で話す。

 書籍はB5変形サイズ、124頁。書店やネットショップで税込1430円で取り扱っている。また、多人数で意見を出し合えるカード版も(税込3500円/amazonでのみ販売)。金子さんは「この本がより良いケアのきっかけになってほしい」と力を込めた。

作業に見入る生徒

高校生が福祉工場見学 しんわルネッサンスで学ぶ

 社会福祉法人進和学園が運営する障害者就労支援事業所「しんわルネッサンス」の福祉工場で10月25日、秦野曽屋高校の3年生8人が同施設利用者の作業を見学した。

 社会福祉基礎の授業の一環で訪れた生徒たちは、自動車部品の組み立てなど利用者が行う細かい作業に見入っていた。

 生徒らは「障害があってもお互いに助け合えば、たとえ小さなことでも色々な事ができるんだと改めて感じることができた」と話した。

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深田さん(左端)とリレーメンバー=提供写真

マスターズリレーで日本一 平塚市在住 深田哲也さん

 全日本マスターズ陸上競技選手権が9月21〜23日に京都府で開かれ、M55(55〜59歳)4×100mリレーに出場した神奈川チームのアンカーを平塚市岡崎在住の深田哲也さん(55)が務め、大会新記録で優勝した。

 決勝は全国から7チームが出場。大会当日まで4人が一緒に練習する機会はなかったものの、息のあったバトンパスと走りで47秒92を記録し優勝。日本記録47秒53にはわずかに届かなかったが大会記録を更新した。

 深田さんは個人でも7位に入賞。「みんなで目指していた日本記録に届かなかった悔しさもあったけど大会新を出せて良かった」と振り返る。

 深田さんは高校生の時から陸上部の短距離走選手として活躍。大学進学後は競技から離れていたが、父親がマスターズ陸上の選手として出場する姿に刺激され39歳の時に初出場した。

まだ速くなれる

 個人での練習に限界を感じ、日本ランニング振興機構が開く陸上教室に参加するようになった深田さん。愚直に練習に励み、フォーム矯正やスタートに磨きをかけた。昨年出した100m12秒20は50代に入ってからの最速記録だ。「まだ速くなれると思うと楽しい」と競技の魅力を話す。

 来年福岡で開催される全日本マスターズに向けて「2連覇と、今度こそ日本記録更新を成し遂げたい」と見据えた。

危険業務従事者叙勲 1市2町から6人受章

 政府は10月12日付で「第43回危険業務従事者叙勲」の受章者を発表した。警察官や自衛官など、危険性の高い業務に従事した元公務員を対象としたもの。発令は11月3日(日)。平塚市、二宮町、中井町在住の受章者は7人で、次の通り(数字は年齢。敬称略)。

【瑞宝双光章】▽消防/村山明(65・中井)

【瑞宝単光章】▽警察/浅井速雄(74・平塚)、長門博好(74・平塚)、長野孝(74・平塚)、星登(74・二宮)▽消防/志田和弘(67・中井)、三木茂男(68・平塚)

チラシを配布する弁当事業者(上)と青パトの委嘱を受けた2団体

平塚警察署 市内10団体が防犯協力 チラシ配布、青パトなど

 平塚警察署(石井清一郎署長)で10月18日、防犯チラシ配布の開始式と自主防犯パトロール活動の委嘱式が行われた。

 防犯チラシ配布を行うのは、お弁当の宝亭、配食のふれ愛平塚店、宅配クック123平塚西店、同茅ケ崎平塚東店、まごころ弁当ひらつか本店、食事サービス ワーカーズ・コレクティブ ごちそうさま、宅食ライフ向陽飯店平塚店、ライフデリ西湘店の8店。特殊詐欺被害防止対策の一環として、弁当の配達時に防犯チラシを配布する。

 お弁当の宝亭の運営に携わる中嶋良純さんは「当店では一日250人の家を回る。食と一緒に安心安全を届けられたら」と話した。

 自主防犯パトロール活動を委嘱されたのは、平塚市ビルメンテナンス業協同組合(青山隆代表理事)、防犯ボランティア団体・ウォッチドッグス(西尾一輝代表)の2団体。委嘱状が発行されることにより、青色回転灯等装備車両(青パト)で自主防犯パトロール活動を行うことができる。

 同組合の熊澤桂一副理事長は「組合員一丸となり、市民の安全・安心のために活動していきたい」と思いを語った。

マジックをする様子

事務局長がマジシャン? 清水学園の幼稚園で披露

 清水学園付属幼稚園(平塚市根坂間)で10月18日、思い出づくりのマジックショーが全園児の前で行われた。マジックを披露したのは、同園を運営する学校法人清水学園の南齋喜三雄事務局長。園児からは「ミスター事務長」の愛称で親しまれている。

 南齋さんはお札を浮かしたり、ビール瓶を消したりしたほか、園児をアシスタントに迎え、塗り絵のマジックなどを行い会場を盛り上げた。

 アシスタントを務めた年長の水谷咲結さんは「魔法の杖を使えて楽しかった」と笑顔で話し、南齋さんは「大人に対する出し物とは違い、おしゃべりが中心。子どもたちが楽しんでくれたので良かった」と話した。

両親に宛てた手紙を持つ天麻さん

郵便局コンクール 両親に感謝の気持ち込め 南原小堀田さんが最優秀

 平塚市内郵便局主催の夏休み企画「第11回ありがとうを伝えよう」コンクールの受賞作品が9月に決定し、平塚市立南原小学校5年の堀田天麻(てんま)さんが最優秀賞に選ばれた。

 同コンクールは、手紙の書き方体験授業の一環として行われているもの。子どもたちが「ありがとう」の気持ちを相手に素直に伝え、思いやりの気持ちを育むことを目的としている。

 天麻さんは受賞を担任の棚橋弘典教諭から聞いたといい、「賞を狙っていたわけではないので、びっくりした」と率直な感想を話す。

 手紙は両親に宛てて書かれたもので、「いつもの感謝の気持ちを伝えたかった」と思いを込めた。また、「手のひらは自分の成長を伝えるのにわかりやすいと思った」と、自身の手のひらをハガキに書き写した。

 自宅の郵便受けから手紙を受け取った父親の貴志さんは「かわいい手紙が届いた」と驚いた様子だったものの、天麻さんと手のひらを合わせ、「ありがとう」と感謝を伝えたという。母親の瑞樹さんも「手紙をもらったのはハーフ成人式以来。普段から感謝の気持ちを伝えてくれる方だけど、うれしかった」と頬を緩めた。

 天麻さんの手紙は、「ストレートに心に響く」と講評された。同コンクールには市内の小学校27校が参加し、約1100点の応募があった。

オープン日のビバホーム

JT跡地の商業施設が開業 地域性のある品揃えも

 JT平塚工場跡地(黒部丘)に完成した大型商業施設「アークスクエア湘南平塚」内に10月23日、ホームセンター「スーパービバホーム湘南平塚店」がグランドオープンした。

 総売場面積約6000坪に、専門家向けのリフォームや農業資材をはじめ、一般消費者向けの生活用品やペット、ガーデン用品などが約10万種類並ぶ。

 地域最大級の規模を生かし、農業用トラクターなど大型機械の展示販売も行っている。同店を運営するアークランズ(株)の渡部裕樹IR広報室室長は「その場で試しに使っていただけるのも強み。スペースがないとできないこと」といい、「修理スペースもあるので故障している機械をお持ち頂きたい。安くて早く対応できる」と話す。

 職人が仕事前に立ち寄って購入できるように、11月13日(水)からは午前6時30分に資材スペースが開く。平塚は海が近いため、漁業者向けの長靴や船の塗料も取り揃えている。

 同日に来店した平塚市山下在住の女性(50)は「種類が多くて良かった。広すぎて半分しか回れなかったので、また来たい」と感想を話した。同施設内には10月16日にスーパーマーケット「エイビイ平塚店」、25日に家電量販店「ヤマダデンキTecc LIFE SELECT 湘南平塚店 」もオープンした。

寝技の返し方を披露する真田さん

海外指導者に寝技伝授 平塚柔道協会が国際交流

 平塚柔道協会(奥山晴治会長)が10月22日、アゼルバイジャンやラトビアなど6カ国から6人の柔道指導者を市総合体育館へ招いて、子どもへの指導法を教えた。

 柔道を通じた国際交流などに取り組む認定NPO法人JUDOsの活動の一環。海外指導者らは東海大学を拠点に10月から約1カ月間滞在し、指導力向上を目的とした研修を実施している。

 当日は同協会の真田州二郎さんらが指導する小学生・中学生の練習に混ざりながら寝技の返し方などを学んだ。ベネズエラのアンリケリス・バリオスさんは「自国の三角締めと違って洗練されている。帰国したら指導に生かしたい」と話した。

チケットプレゼント 強くしなやかなサーカス 12月7日 ひらしんホール

 ひらしん平塚文化芸術ホールで12月7日(土)、日本初の女性アクロバットダンスカンパニー「G―Rockets」による「アクロバットダンス・サーカス」が開催される=写真。午後1時と4時の2回公演(各回90分)で、それぞれの公演チケットを本紙読者2組4人にプレゼント。

 体操・新体操選手、様々なアスリートとして世界を経験したダンサーが、エアリアルやアクロバット、リボンやフープを使ったダンスなど、普段観ることができないパフォーマンスを披露。

 チケット希望者はメールの件名を「G─Rocketsチケットプレゼント」とし、氏名、〒、住所、年齢、電話番号、本紙の感想を明記の上、【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。11月8日(金)締め切り。(問)同ホール【電話】0463・79・9907

ライブの様子

湘南地区福祉施設連絡会 ハンドサインがライブ 6年ぶりシンポジウム

 湘南地区福祉施設連絡会(水島圭一会長/社会福祉法人つちや社会福祉会理事長)のシンポジウム「HANDSIGN Live in HIRATSUKA SHONAN UNITY 2024」が10月22日、平塚市中央公民館で開催された。

 二宮町出身で平塚を拠点に活動してきた手話ダンスユニット「HANDSIGN」が出演し、同連絡会の会員施設の職員やボランティア、利用者やその家族ら約630人が楽しんだ。

 コロナ禍などを経て6年ぶりの開催。これまでシンポジウムは専門家を招いた勉強会が主だったが、今年は多くの人が楽しめるようにと企画された。同実行委員会の大畑美歩委員長(社会福祉法人伸生会平塚特別養護老人ホーム施設長)は、「老若男女、障害の有無に関わらず楽しい時間が過ごせた。感無量」と話していた。

友好都市の物産ずらり 11月5日から「うまいもんフェア」

 平塚市と友好都市提携している岐阜県高山市、岩手県花巻市、静岡県伊豆市の物産を紹介する「ひらつか友好都市うまいもんフェア」が、11月5日(火)〜10日(日)までしまむらストアー全11店舗で開催される。

 今年で開催4回目。高山市の栃の実せんべいや朴葉味噌、高山ラーメン、花巻市のアンニョンキムチ、漬物、しょうゆ、伊豆市の乾しいたけ、本わさび、和菓子など、過去に三市合同物産展「秋の味覚市」で出品されたおなじみの商品約70点が並ぶ。商品はなくなり次第終了。

 開催時間は以下の通り。▽長持・中里・田村・旭・中原御殿店/午前9時30分〜午後9時▽徳延店/午前9時30分〜午後8時▽駅前・すみれ平店/午前10時〜午後9時▽大神・大磯・たちばな店(小田原市)/午前10時〜午後8時(日曜日のみ全店9時開店)。(問)平塚市文化・交流課【電話】0463・25・2520

リレーの様子(提供写真)

オレンジリボン 虐待防止へたすきつなぐ 二宮、大磯、平塚でもランナー奔走

 11月の児童虐待防止推進月間にちなんで啓発を呼びかける「第16回子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレー」が10月20日に行われた。活動に賛同したランナーたちが、ゴールの横浜に向けてたすきをつないだ。

 オレンジ色のたすきには、子ども虐待防止の願いが込められている。湘南、都心・川崎、横須賀・横浜の3コースにわかれてゴールの横浜・グランモール公園「美術の広場」まで駅伝形式でリレーするもので、湘南コースでは心泉学園を出発後、エリザベスサンダースホームや平塚市役所を中継した。

「武器ではなく、命の水を」 大磯駅前で中村哲医師の写真展

 アフガニスタンで水源確保のための井戸の掘削や用水路の建設を行い、砂漠化した農地を復活させた医師・中村哲さんの写真展が11月2日(土)〜4日(月)、大磯駅前の湘南ギャラリーえんで開催される。午前10時(初日は午後0時30分)〜午後5時(最終日4時)。入場無料。さざれ石学生ボランティア主催。ペシャワール会協力。

 中村さんは1984年にアフガニスタンとの国境に近いパキスタンのペシャワールに医師として赴任。ハンセン病診療のほか、アフガニスタン難民医療に従事した。

 2000年にアフガニスタンで発生した大干ばつをきっかけに、現地の人々の健康や産業を守るための水源確保に奔走。約1600本の飲料用の井戸と、13本の灌漑用井戸、38カ所の伝統的な地下水路を復旧、用水路を建設した。

 2019年12月、中村さんは活動現場へ向かう途中に、ジャララバード市で何者かに銃撃され、現地スタッフとともに命を落とした。享年73歳。

 今回の写真展では、「武器ではなく、命の水を送りたい」と人道支援を続けた中村氏の遺志を写真で伝える。

 問い合わせは同ギャラリー【電話】0463・62・1888。

二宮町 グリーンインフラ学ぶシンポジウム 11月2日にラディアンで

 2023年5月に二宮町気候非常事態宣言を発出した二宮町で11月2日(土)、シンポジウム「グリーンインフラ〜気候変動時代の防災・減災〜」を開催する。ラディアンミーティングルーム2で午後2時〜3時30分。参加無料。定員70人で予約不要。環境づくりフォーラムと、NPO法人「農ある暮らしを広める会」の共催。

 海岸の樹林が持つ津波減災機能や、ヒートアイランド現象に対する屋上の緑化など、生態系を活用したグリーンインフラの専門家で東京大学農学生命科学研究科・教授の吉田丈人氏が講師として登壇。台風10号で葛川が溢水するなど被害のあった二宮で、コンクリートや金属などを用いたこれまでのインフラ整備とは違う、新しい手法「グリーンインフラ」について紹介する。

 問い合わせは主催者✉ein09stein2360@ozzio.jp。

大川さん(左)と原口さん(提供写真)

大磯テニスアカデミー ゆかりの選手が全日本出場 大川美佐さん、古屋美智留さん

 大磯テニスアカデミー出身で、現在株式会社リコーのテニス部に所属する大川美佐さん(22)と、同アカデミーでコーチを務めるプロテニスプレーヤーの古屋美智留さん(31)が10月13日まで東京都で開催された「三菱電機ビルソリューションズ全日本テニス選手権99th」の女子ダブルスでそれぞれ本選に出場した。

 大川さんは、大磯町立国府小学校、国府中学校の出身。7歳から大磯テニスアカデミーに通い、インターハイや国体にも出場しているほか、昨年の全日本選手権ではダブルスでベスト4の成績を残している。

 今大会では同じくリコーテニス部に所属する原口沙絵さん(27)とペアを組み出場。序盤からペースをつかむことができず、一回戦で敗退となったが、「課題が明確になった試合だった。昨年のベスト4を超える成績を目標にがんばります」とコメントした。

 古屋さんは、中京大学卒業後、アマチュアの大会に出場するなどしてランキングを上げ、2017年にプロに転向した。大磯テニスアカデミーでは3年前からコーチを務めている。

 古屋さんは8月に宮城県で開催された「ダンロップ第88回東北オープンテニス選手権大会」で優勝した時と同じく、中島美夢さん(23・昭和化工)とペアを組み今大会に出場した。

 初戦から第2シードの相手とあたり敗退。「レベルの差を痛感した」と振り返るが、「運動量の多い中島選手の動きを生かした、自分たちらしい点の取り方ができた。実りはあった」と前を向く。

 シングルスで大会に出場することが多いという古屋さんだが、「コーチの経験を通して、試合運びを俯瞰して観る機会が増え、戦術を楽しめるようになった」と話し、「子どもたちにも伝えられることがあればうれしい」と話していた。

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平塚市 すっきりボディになろう 参加者を募集中

 平塚市健康課では、運動教室「すっきり簿デイを手に入れたいあなたへ」の参加者を募集している。日程は12月14日、21日、来年1月18日、2月1日、22日の5日間で全て土曜日。

 対象は平塚市内在住・在勤の30〜59歳で、BMI25以上または腹囲が男性85cm、女性90cm以上で、医師から運動や食事の制限をされていない人。定員は先着順で25人。参加費2000円(初日に徴収)。

 参加希望者は電子申請で11月29日(金)までに申し込む。(問)同課【電話】0463・55・2111

過去の様子

平塚八幡宮で酉の市 商売繁盛にご利益

 商売繁盛のご利益があるとされ、縁起物の熊手などの露店が並ぶ「酉の市」が平塚八幡宮で11月5日(火)午後2時〜7時、17日(日)午前11時〜午後7時、29日(金)午後2時〜7時に行われる。

 酉の市限定御朱印の授与やキッチンカーの出店などもある。

(問)同社【電話】0463・23・3315

大磯図書館まつり 11月10日大磯町立図書館

 第23回大磯図書館まつりが11月10日(日)、大磯町立図書館本館で開催される。午前10時〜午後3時。

 子ども向けの「キッズ古本市」をはじめ、紙粘土を使ったカラフルなマグネット作りができる「工作教室」、「図書館クイズ」、「スペシャルおはなし会」など、親子で楽しめるイベントが行われる。

 同まつりを通じて、児童書購入のための「いそちゃん募金」への協力も呼びかける。当日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用や徒歩での来場を推奨している。

 問い合わせは同館【電話】0463・61・3002。

中井町 10月20日は美・緑なかいフェス 中井中央公園で

 中井町の中井中央公園で10月20日(日)、「美・緑(みりょく)なかいフェスティバル2024」が開催される。午前10時〜午後3時。

 特設ステージには戸村裕司町長と役場職員で結成された「なかい・タウン・ブギウギ・バンド」も出演。午後0時10分〜。その他、チアダンスやフラダンス、中井中学校吹奏楽部の演奏も披露される。

 会場内ではモルックなどが体験できるスポレク会場のほか、クラシックカーや消防車両の展示、地元店舗などが参加する飲食ブースも並ぶ予定。