第50回衆議院議員総選挙の投開票が10月27日に行われ、神奈川15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町)は、自民党前職の河野太郎氏(61)が12万8881票を獲得し、10回目の当選を果たした。
小選挙区の区割り変更後、初の選挙。前職の河野氏に対し、届出順に新人で参政党の藤田修一氏(58)、新人で社民党の佐々木克己氏(69)、新人で無所属の内海聡氏(49)の3氏が立候補した。
午後8時過ぎにNHKで「当確」が伝えられると、平塚市内のホテルに姿を現した河野氏は、支援者とともに10回目の当選を喜んだ。河野氏は「地元の皆さまには総裁選からずっと支えていただきありがとうございます。10回目の当選となりますが、初心に戻って一から積み上げていきたい」と決意を表明した。
河野氏の得票数は、平塚市が6万3729票、茅ヶ崎市が5万6815票、大磯町が8337票で、すべての行政区でトップの得票数を獲得した。
投票率は平塚市、茅ヶ崎市、大磯町すべての市町で前回選挙よりも下回り、平塚市では前回の55・31%から4・35ポイント下げ、50・96%、茅ヶ崎市は55・20%、大磯町は57・53%だった。
17区は牧島氏
二宮町と中井町を選挙区に含む神奈川17区は、自民党前職の牧島かれん氏(47)と新人で立憲民主党の佐々木奈保美氏(55)の一騎打ちとなった。牧島氏が11万5235票を獲得し、佐々木氏の11万1061票を約4000票上回り、接戦を制した。佐々木氏は比例代表南関東ブロックで復活当選した。
牧島氏は「これからは反省の上に立った活動をしていきたい。この地域で長く紡いできたもの、預かった思いがある。これらを誠実に重ねていきたい」と抱負を語った。比例復活を受け佐々木氏は「これからは期待を信頼に変えて責任を持ってしっかりやっていきたい」と前を向いた。
二宮町では、佐々木氏が牧島氏を693票上回る6997票を獲得。投票率は57・95%だった。中井町では、牧島氏が2318票、佐々木氏が1817票で投票率は56・45%だった。
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