茅ヶ崎・寒川版【11月8日(金)号】
コットンを収穫する木村町長(右端)と寒川東中の生徒たち

寒川町 産官学連携し綿栽培 来秋、鎌倉シャツの製品に

 寒川町内の休耕地(岡田)で11月1日、メーカーズシャツ鎌倉(株)(本社/鎌倉市、以下鎌倉シャツ)が今春から栽培してきた超長綿の収穫を、寒川東中学校1年の生徒約130人と一緒に行った。収穫されたコットンは、約1年間の製作期間を経てドレスシャツとなり、同社から販売される。

 鎌倉シャツでは、昨年から愛媛県今治市の「しまなみコットンファーム」で、日本では難しいとされてきた最高級品種の超長綿の栽培に挑戦し、収穫に成功した。同地で採れた綿の種を日本各地の休耕地へ送り、コットンファームとしての利用促進を図るとともに、収穫から縫製まで全製造工程を国内で完結させることで、国内繊維業界の発展を目指す。

 同社は県内に本社があるため、「県内で栽培地を探していた」ところ、寒川町との連携が決まり、町内の休耕地で超長綿の栽培が始まった。

 収穫当日は、鎌倉シャツの貞末哲兵副社長や木村俊雄寒川町長をはじめ、同社スタッフや関係者が寒川東中に集合。生徒らに、取り組みの意義や収穫方法などを説明した後、徒歩で畑に移動し、収穫を行った。

 指先で一つ一つ丁寧に摘みとりを行った生徒は、「ふわふわしていて、触ると気持ちがいい」「これが洋服になるなんて信じられない」と思い思いの感想を述べた。また、木村町長は、「町で採れたコットンを使ったシャツになるという。いずれ、ふるさと納税の返礼品などにもなれば」と話していた。

 同社では、産官学で連携し、子どもたちがものづくりを学ぶ機会と地域交流の場を提供していきたい考えだ。

昨年は4000人が来場=茅ヶ崎市提供

パン祭り 過去最大規模で 市役所前広場で17日開催

 茅ヶ崎パン祭り(チガパン)が11月17日(日)、茅ヶ崎市役所前広場で開催される。茅ヶ崎市と実行委員会の共催。主催者は「あなた好みのパンやスイーツを探しにぜひ来場ください」と呼びかける。

 茅ヶ崎市は30店以上のパン屋がしのぎを削る「パン天国」で、独自のこだわりを持つ店も多いことから、その魅力を広く発信するため2017年に初めて開催された同イベント。

 19年から21年は会場となっていた中央公園の工事や新型コロナの感染拡大で中止になったが、22年に復活すると、毎年数千人が訪れる人気イベントに。来年7月に開業する道の駅「湘南ちがさき」から発信するオリジナルブランド「Choice!CHIGASAKI」の認定品目にも選ばれている。

 今回は、初参加の17店を含む40店舗が出店し、過去最大の規模となる。なかには北海道や茨城県、静岡県からの出店も。実行委員長の宮川哲雄さんは「こだわりのパン屋さん、スウィーツ屋さんが集まるので、ぜひ来場ください」と呼びかける。

 開催時間は午前10時から午後3時まで。小雨決行、荒天時は24日に順延。売り切れ次第終了。

 詳細は実行委員会【メール】chigapan38@gmail.comまたは市経済部産業観光課【電話】0467・81・7144へ。

ワークショップも

 市役所本庁舎1階市民ふれあいプラザではアイシングクリームで「マフィン型クッキー」にデコレーションするワークショップも開催される。対象は3歳くらいから大人まで(未就学児は大人同伴)。

 参加費は1100円(税込)。持ち帰り用の箱付き(手提げ袋は用意が必要)。

 開始時間は午前10時、11時、午後0時、1時、2時からで各回30分。定員は各回6人。

 イベントウェブサイト内の予約ページ(【URL】https://coubic.com/hako-mama/booking_pages#pageContent)から申し込みを。

若者を応援する「キララ賞」を受賞した、「さんかく農園」の代表を務める 柳下 貴士さん 寒川町在住 30歳

農園からよりよい社会へ

 ○…誰でも車いすでも農作業が体験できる「さんかく農園」を2022年、藤沢市獺郷に開園。1組ずつ丁寧に教え、無農薬・無化学肥料で栽培した野菜を手渡し、値段は一定の範囲内で体験の満足度や経済状況などに応じて顧客に決めてもらう。新しい農園運営の仕組みを構築し、持続可能な農業やインクルーシブな社会の実現を目指す取り組みが評価され、生活クラブ生協・神奈川が主催する第33回「キララ賞」(かながわ若者生き活き大賞)をこのほど受賞した。「方向性を迷った時期もあった。評価をいただき改めて頑張っていこうと思った」と決意を強いものに。現在、約3反の畑で常時10数品目の野菜を育てている。

 ○…横浜市出身。中学・高校時代はバスケットボールに打ち込んだ。高校2年のときに東日本大震災が発生し、被災地でのボランティア活動を知り「心動かされた」。理学療法士の資格取得を目指し進んだ大学でボランティア活動を本格的に開始。フィリピンでの活動を通じて世界の貧困問題や生産者と消費者の格差などに関心を持ち、適切な消費社会のあり方を模索した。家庭菜園を始め、生産現場に触れることで農業や環境に対する人々の意識が高まり、消費までの過程をより公正なものに変えていけるのではないかと実感。大学卒業後は理学療法士として働き、藤沢市内の有機農家で1年間研修を積んだ後、農家に転身した。

 ○…開園に先立ち、農園からの距離が近く、「落ち着いた地域に魅力を感じた」と寒川町に転居。休日は公園を散歩したり、県水道記念館で水道の歴史を学んだり、アクティビティを楽しむ。「今後は人材を育成し、横展開を図りたい。よりよい社会へ納得するまで自分なりの答えを見つけたい」と意欲を燃やす。

摘みとり体験会の様子=寒川町観光協会提供

寒川町観光協会 「冬のひまわり」摘みとり体験 11月15日から17日、22日から25日

 さむかわひまわり畑(寒川町宮山3922の5付近)で「さむかわ冬のひまわり摘みとり体験会」が実施される。

映えスポット誕生

 町内で延べ13万本以上を咲かせている冬のひまわり。9年目の今年は、摘みとり体験に加えて、冬の始まりの思い出をより豊かに演出するために、見晴らし台など「映えスポット」を設置したという。

 摘みとり第1弾は、11月15日(金)・16日(土)・17日(日)。第2弾は11月22日(金)・23日(土)・24日(日)・25日(月)。時間はいずれも午前10時から午後2時まで。費用は、事業協力金100円、摘みとり体験5本100円。23日・24日は野菜や焼き芋、手作り雑貨等の販売あり。

 問い合わせは、寒川町観光協会【電話】0467・75・9051へ。

茅ヶ崎・寒川地区 中学生の美術作品一堂に 16日から 茅ヶ崎市美術館

 茅ヶ崎市美術館(東海岸北1の4の55)展示室1・2・3で11月16日(土)から12月8日(日)まで、「茅ヶ崎寒川地区中学校美術作品展」が開催される。時間は午前10時から午後5時(入場4時30分)まで。観覧無料。月曜休館。

 会期中は、茅ヶ崎・寒川地区の公立中学16校の生徒が作った作品を紹介。美術の授業で制作したバラエティ豊かな平面や立体作品約2000点が展示される。

 問い合わせは同美術館【電話】0467・88・1177へ。

完成した凧を手にする参加者ら

新春の凧づくりスタート 高砂コミセンでワークショップ

 年明けすぐのサザンビーチちがさき海水浴場で開催されている「新春凧揚げ大会」。会場で子どもたちに配布するための凧作りが始まった。

 このイベントは、NPO法人茅ヶ崎海岸づくり推進機構(金子和理事長)や地元のまちぢから協議会が2015年から実施しているもの。子どもに手作り凧を無料配布しているほか、餅や甘酒の振る舞い、地元アーティストや音楽グループによるステージなども行われ、新年の風物詩として定着している。

 25年は1月3日(金)の午前10時から午後1時までの予定。従来は2日間開催されてきたが、今回は1日のみになるという。

300個を製作へ

 これまで配布用の凧は柳島凧の会(今澤久義会長)が担ってきた。しかし会員の高齢化などもあり、今回から地域住民やボランティアも凧を作ることに。その初回となるワークショップが11月2日、高砂コミュニティセンターで開催された。

 この日は5人が参加。柳島凧の会の会員から手ほどきを受けながら作業を進めていった。参加した女性(80)は「これまでは見ているだけだったが、自分で作ることでより愛着も湧くと思った」と話していた。

 今後は300個を製作する予定。これまではビニール製だったが、環境にも配慮して半数を和紙にするという。

 ワークショップは今後、11月10日(日)、13日(水)、17日(日)、20日(水)、24日(日)、27日(水)に、高砂コミュニティセンター和室で開催予定。10日、17日、24日は午前9時から午後5時まで、13日、20日、27日は午後1時から5時まで。

 申し込みは不要なので直接会場へ。

Broadway DanceアンサンブルADA(あだ)

◆活動内容

 吹奏楽演奏を通じて仲間と楽しみ、地域の大人の皆様はもちろん、お子さまにも楽しんで頂き、一体感を創出して、茅ヶ崎を盛り上げたいと思っています。

◆メッセージ

 子育て中でも、お子様を連れてきてOKです。団員みんなで相手をしてくれるので、一緒に練習や演奏もできます。

園児だけでなく、保護者、祖父母、卒園生も競技に参加し盛り上がりを見せた同園の秋季大運動会=10月12日、汐見台グラウンド

湘南幼児学園 大盛り上がりの運動会 保護者、卒園生ら多数来場

 湘南幼児学園(汐見台・田中重徳代表)が10月12日、汐見台グラウンドで秋季大運動会を開催した。

 当日は園児と保護者のほか、卒園生らが多く詰め掛けるなど会場は1000人ほどの来場者であふれた。

 全園児による体操や踊り、リレーなどに取り組む子どもたちに、たくさんの声援が飛んだ。保護者や卒園生による競技も行われ、盛り上がりを見せていた。

 鈴木あゆみ園長は「祖父母の方々にも競技に参加してもらい、多くの方が喜んでくれた。毎日暑くて練習も大変だったが、園児たちが取り組んできた頑張りの成果を見ていただくことができて、本当に良かった」と喜びを口にした。

 河野太郎衆議院議員、佐藤光茅ヶ崎市長らもゲストで出席した。

以前の放水体験=提供

中央公園で消防フェス 放水体験や車両展示など

 第一カッターきいろ公園(中央公園)で11月10日(日)、「ちがさき消防防災フェスティバル2024」が開催される。午前10時から午後3時まで。荒天中止。入場無料。

 当日は、水消火器や放水の体験をできるほか、起震車や災害VR、濃煙避難体験ができる。また消防車や救急車の展示、キッチンカーの出店も予定されている。

 「さまざまな体験や展示のブースで楽しく防災について学ぶことができます。ぜひご来場ください」と主催者。

 問い合わせは茅ヶ崎市消防総務課【電話】0467・85・9940へ。

以前の様子=寒川神社提供

寒川神社で菊花展 8日から 200点以上を展示

 寒川神社で11月8日(金)から23日(土)まで、「菊花展」が開催される。

 境内には、数百枚の花弁が中央に向けて盛り上がる「厚物」や放射状にそろって咲く「スプレー菊」など多彩な菊200点以上が展示される。

 また、10日(日)から23日(土)は、同社に関係のある祭典や社頭風景など120点を展示する「写真展」も同時開催される。

(問)寒川神社【電話】0467・75・0004

表彰式でスピーチする西嶋さん=提供

ミズエシカリンクジャパン 東海岸南在住西嶋希美枝さん 日本大会で準グランプリ

 「ミズエシカリンクジャパン日本大会2024」が10月13日、大阪府の堂島リバーフォーラムで開催され、東海岸南在住の西嶋希美枝さんが準グランプリと審査員特別賞を獲得した。

 同大会は、SDGs(持続可能な開発目標)に基づき設定した7つの取り組みを掲げ、社会貢献活動を行うチーム「ミズエシカリンクジャパン」の2024年のリーダーを決めるもの。全国7地域で行われたエリア大会で優秀な成績を残したファイナリスト全31人がエントリーした。審査基準は「美」「SDGsについての思想」「リーダーシップ」の3つの項目で、参加者はそれぞれ「生きる喜び」をテーマにしたウォーキングと同チームが掲げる7つの取り組みをテーマにした30秒のスピーチを行った。

 発酵食づくりの講師を務める西嶋さんは「日本の伝統を後世に繋ぐ活動」をテーマにスピーチ。冒頭、「命がよろこぶごはんを食べていますか」と呼びかけ、発酵文化や日々の食事の重要性を唱えた。ウォーキングでは歩く技術に加え、「ステージ上で自分自身が生きるよろこびを味わうという『表現』も大切にした」という。「大会を通して自分自身を磨くことができ、同じ志をもつ仲間がたくさんできた。この賞を通して社会貢献を身近に感じてもらうきっかけを作りたい」と話した。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
周防亮介さん©JUNiCHIRO MATSUO

周防亮介が奏でる2大協奏曲 チケットプレゼントも

 「周防亮介 協奏曲の調べ」と題したコンサートが11月24日(日)、茅ヶ崎市民文化会館大ホールで開催される。午後1時20分開場、2時開演。

 数々のコンクールで入賞し、国内外のオーケストラとも共演を重ねる注目の若手バイオリニスト周防亮介さんが、メンデルスゾーンとチャイコフスキーという「2大協奏曲」を渡邊一正さん指揮の東京21世紀管弦楽団と圧巻の演奏で届ける。「タイスの瞑想曲」(マスネ)など小品の演奏も。

 同公演のチケットを本紙読者5組10名様に。希望者はハガキに〒、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し〒253-0054茅ヶ崎市東海岸南1の14の9茅ヶ崎市楽友協会へ。11月13日(水)必着。当選は発送をもって。(問)【電話】0467・82・3744

山本社長(中央)と和田園長(右)

「地域の宝のために」 フドケンが子どもの園に寄付

 不動産仲介などを行う株式会社フドケン(茅ヶ崎市香川/山本栄一社長)が10月28日、児童養護施設の子どもの園(同堤/和田直熙園長)に10万円を寄付した。

 和田園長は謝辞とともに、虐待を受けている子どもが全国に22万人いることや、施設が不足していることを説明。山本社長は「子どもは地域の宝。存在価値を肯定してあげるのは大事なこと。今後も、地域の子どもの豊かな発展に寄与したい」と話した。

ハロウィン気分を堪能した参加者=10月31日、東海岸商店会駐車場

東海岸商店会 ハロウィンイベント盛況 菓子求め子どもが集結

 茅ケ崎駅南口から伸びる「雄三通り」を中心とする東海岸商店会が10月31日、「ハロウィンイベント」を開催した。

 会場となった東海岸商店会駐車場には開始から多くの家族連れが集まり、菓子がプレゼントされた。参加した子どもたちからは「トリックオアトリート」(お菓子をくれないといたずらするぞの意)と言った声が聞かれ、盛り上がりを見せていた。

 同商店会会長の太田弘信さんは「天候にも恵まれ、昨年以上に多くの方に参加していただいて本当に良かった。子どもたちの笑顔に包まれた、とても有意義な時間となった」と話した。

亀井会頭から表彰状と記念品を受け取る受賞者=10月8日、茅ヶ崎商工会議所

優良産業人 13事業所から31人表彰 茅ヶ崎商工会議所

 2024年度優良産業人表彰式が10月8日、茅ヶ崎商工会議所で行われた。同会議所が主催で、今年度は会員事業所13社から従業員31人が表彰された。

 式典には、佐藤光市長らが祝福に駆け付けた。あいさつに立った亀井信幸会頭は「皆様の力によって、茅ヶ崎は魅力のある町にしていただいている」とねぎらいの言葉を述べた。受賞者は以下の通り(敬称略・順不同)。

▽田中友章、藤原智恵、小林加寿子(今井薬局)▽明野祝生、宇田川太輔、栗林昭夫、平野祐也(神奈川電設)

▽森綾子、平野円、小澤久仁子、古橋かつ江、日下部芳栄(鎌倉まめや)▽荒木健太郎、小谷剛(AGCプライブリコ)▽古川宏樹(水嶋企画)▽八重樫範子(相模労務センター)

▽織田涼矢、澤井靖晴(亀井工業)

▽鴻谷正博、萩原昭洋、田村大貴、南部元治、矢ヶ崎宗一、遠藤知絵子、藤井靖子(亀井工業ホールディングス)

▽太田明夏(グローバルキッチン)

▽熊澤敬行(東和工業)▽西山悟、増田進一(大勝建設)

▽木下祐樹(ミヤザワ)▽大森直之(ワタナベ)

多彩なイベントを予定

秋の里山 満喫の1日 17日に里山公園まつり

 「秋の里山公園まつり」が11月17日(日)、県立茅ケ崎里山公園で開催される。午前10時から午後2時まで(荒天中止)。

 今回のテーマは「秋の深まりと実りを体感しよう」。

 エントランス前広場ではミニ鉄道の運行やフリーマーケット、パンやお菓子、アクセサリー等の各種出店、工作体験、自然観察ラリー、多目的広場ではウクレレ演奏やフラダンスなどが行われる里山音楽会や模擬店を実施。風のテラスでは焼き芋の配布(午前11時からと午後1時からで数量限定)や地元野菜の販売、谷の家では竹林ウォーク、蒸し芋配布(午前11時から)、里の家ではリースづくり、コスモス摘みなどが行われる。

 主催者は「駐車台数に限りがあるため、公共交通機関の利用を」と呼びかけている。

 詳細は【電話】0467・50・6058同公園管理事務所またはウェブサイトで。

秋の竹林を散策しよう 17日里山公園で

 県立茅ケ崎里山公園で公園管理者と共同で環境維持に取り組んでいるボランティア団体「茅ケ崎里山公園倶楽部」は、秋の里山公園まつり(11月17日(日))に合わせて「竹林ウォーク」を開催する。午前10時から午後2時まで。

 谷の家倉庫前で受付を行ったあと、公園内の約1300坪に1500本の孟宗竹が生育する竹林を歩く。所要時間は15分程度で参加無料。「秋のひと時を広くて静かな竹林で過ごしてみませんか」と主催者。

 詳細は公園パークセンター内事務局【電話】0467・50・6058へ。

新会長の選出を受け、24年度会長の金子皓大さんと固い握手を交わす小菅さん(右)=11月1日、茅ヶ崎商工会議所

新会長に小菅麻里菜さん 商議所青年部 事業充実に注力

 若手経済人で構成される茅ヶ崎商工会議所青年部(以下YEG)の臨時総会が1日、茅ヶ崎商工会議所で開かれ、2025年度(第42代)の新会長に小菅麻里菜さん(37・エバーサイクル)が選出された。

 会員85人のうち、臨時総会に出席した29人と委任状27人分の計56人が、満場一致で新会長選出を承認した。

 あいさつに立った小菅さんは、来年度のテーマを「PUMP UP!」と発表。「経済人としての研鑽の場となるよう、それぞれの自企業の発展につながる学びの機会を企画し、YEGメンバーの参加意欲を高める事業を多く立案するとともに、新たな仲間づくりの機会も創出していきたい」と宣言した。

 加えて、「一人一人が成長し、有意義な1年になるように努めていく。また、茅ヶ崎の皆さんとの交流を深め、茅ヶ崎がさらに魅力あふれる街になるために、メンバー一丸で取り組みたい」と意気込みを示した。

 併せて、25年度の活動は「総務発信」、「ビジネス研修」、「拡大交流」の3つの委員会で行う。同YEGの女性会長は2007年度以来2人目。

以前の様子=JAさがみ提供

JAさがみ「農業まつり」 11月9日 茅ヶ崎市役所前広場

 茅ヶ崎市役所前広場で11月9日(土)、JAさがみ茅ヶ崎地区「農業まつり」が開催される。時間は午前10時から午後2時。入場自由。

 当日は、ジャガイモ・タマネギの詰め放題(10時スタート、数量限定)や野菜・果物・アイス・鉢物・苗物・手芸品などを販売。バザーやスーパーボールすくい(無料)も用意されている。キッチンカーの出店も予定。主催者は「ぜひご来場を」と話す。

(問)さがみ農協茅ヶ崎支店【電話】0467・87・0030(平日午前8時30分から午後5時)

(上)全日本一輪車競技大会で3連覇を達成し、相棒の一輪車と優勝トロフィーを前に笑顔の岬希さん=10月30日(下)タイヤ乗り30m競技で全日本初優勝を飾った弟の侑希さん=提供

茅ヶ崎市在住 内田岬希さん 全日本一輪車で3連覇 弟の侑希さんは1種目で初V

 静岡県で10月に行われた全日本一輪車競技大会のトラックレース部門で、東海大学1年の内田岬希さん(19・茅ヶ崎市十間坂)が総合優勝を果たし、3年連続で男子全日本チャンピオンに輝いた。弟でアレセイア湘南高校1年の侑希さん(16)は1種目で初優勝を飾った。

 雨に見舞われた今大会。岬希さんは監督を務める父の重之さんと話し合い、スピードを上げずに安定走行で完走する作戦に打って出た。さらに、雨対策として靴の上から靴下をかぶせるなどの工夫を重ねたという。

 有力選手の雨による落車が相次ぐ中、そうした対策が奏功した。出場した100mスプリント、片足50m、タイヤ乗り30m、400mスプリントの4種目全てで予選を突破すると、決勝では400mで55秒32、100mで12秒46をマークし2種目で優勝、片足走行50mは7秒56、タイヤ乗り30mは6秒89でともに3位に食い込み、総合力の高さを見せつけた。「レースでは選手との駆け引き、せめぎ合いがすごかったが、4種目全てでゴールできたことが今回の勝因になったと思う」と振り返る。

大会前はスランプに

 岬希さんは大会前に体調不良から極度のスランプに陥った。当時を「どう走っていいのかわからなくて」と表すほど自信を失ってしまっていたが、「まずは一旦、ゴールすることを考えよう」と重之さんから提案され、少しずつ「自分の走り」を取り戻していった。決して万全な状態での全日本出場ではなかったが、「速さを求め過ぎると、力んでしまう。今回のように初心に戻ることの大切さを改めて感じた」と岬希さん。その上で「今度は攻めの走りで記録を更新したい。今に満足せず、今年の自分を超える、それが来年の目標」と力強く誓った。

侑希さんタイヤ乗りで力示す

 タイヤ乗り30mを6秒53のタイムで岬希さんより先にゴールに飛び込んだのが弟の侑希さんだった。「タイヤ乗りでなら大人たちに混じっても勝負できると信じ、それ一本に賭けて練習してきた。夢がかなった」と喜び爆発させる。初めて全日本のタイヤ乗りで大人に混じって戦ったのは小学5年生の時。入賞はできなかったが、「あの経験が今回の優勝につながった」と勝因に挙げる。ゴール後、「兄に『すげえ、よくやった』と言われ、とてもうれしかった。支えてくれた父、母にも感謝したい」と口にする。

 今大会は総合4位だったが、「来年は一つでも順位を上げて入賞したい」。一緒に練習する兄の背中を追いかけ、さらなる高みを目指す。

身振りも交えて指導する須田幸太さん

元ベイスターズ選手が指導 野球教室に約70人参加

 プロ野球・横浜DeNAベイスターズの元選手による少年野球教室が10月26日、茅ヶ崎公園野球場で開催された。

 これは一般社団法人アスリートプロが主催したもの。代表理事の田村丈さんはベイスターズの元投手で、引退後は子どもの健全育成やプロ選手のキャリアサポートに取り組むために、同団体を立ち上げた。

 この日は茅ヶ崎市内の少年野球チームに所属する選手約70人が参加。元プロは田村さんに加え、須田幸太さん、石川雄洋さん、宮本秀明さんが来場した。田村さんらは実際にプレーなども見せながら「キャッチボールは一球一球に集中しよう」などと呼びかけた。

 その後はピッチング、バッティング、守備に分かれ、直接指導も行った。イベント終盤には「コントロールを良くするにはどこに気を付ければいいか」など、直接質問できるコーナーも設けられた。

 田村さんは「今回初めて湘南エリアの茅ヶ崎で開催ができたので、今後も県内のさまざまな地域で実施し、子どもたちにプロのプレーを間近に見てもらえたら」と話していた。

17日にYU─ZUマルシェ 野菜販売やキッチンカー

 地域ボランティアなどで運営されている辻堂西口YU─ZUルーム(茅ヶ崎市赤松町13の68)で11月17日(日)、「YU─ZUマルシェ」が開催される。午前10時から正午まで(品物がなくなり次第終了)。小雨決行、荒天中止。

 赤羽根地区の農家で育てられた新鮮な野菜や、カフェの赤飯などの販売のほか、甘酒のキッチンカーが出店する。

 駐車場はないので、徒歩か公共交通機関の利用を。問い合わせは同施設【電話】0467・67・3177へ。

全国大会に向けて練習に力が入る松本さん(右)と大川さんとペア

松本さん(鶴嶺小)・大川さん(旭小)ペア 柔道「形」で全国出場

 室田道場(寒川町宮山・室田次朗館長)に所属する、茅ヶ崎市立鶴嶺小6年の松本莉緒さんと、寒川町立旭小5年の大川澪璃さんペアが、11月17日(日)に講道館大道場(東京都)で開催される「文部科学大臣杯争奪 第14回日整全国少年柔道『形』競技会」に神奈川県代表として出場する。同ペアでの全国出場は初で、2人は大会に向けて練習量を増やすなど集中力を高めている。

 今夏、県立武道館で行われた県予選で、2位以下を大きく引き離し優勝した同ペア。「全国出場」を目標に技の精度を磨いてきた松本さんと大川さんは、「うれしかった」と声を揃える。

 手技、腰技、足技の計9つの形を披露し、得点を争う同競技。松本さんは「送足払(おくりあしはらい)」が、大川さんは「浮落(うきおとし)」が得意と言い、2人は「予選より高得点を目指し、全国優勝を狙う」と意気込んだ。

茅ヶ崎市 市役所で環境フェア 10日、10時から

 茅ヶ崎市は11月10日(日)、「ちがさき環境フェア2024」を同市役所で開催する。午前10時から午後3時まで。雨天決行、荒天中止。

 当日は市役所前広場で、パッカー車やコミュニティバスの乗車体験、エコバッグの作製、ペットボトルを利用した空気砲工作ができるワークショップを行う。また古本やCD、ゲームソフトの回収、リサイクル家具やエコカーの展示、アロハシャツのリユースやリメイク小物の配布なども行われる。

 本庁舎1階ふれあいプラザでは、事業者や市民活動団体などによる環境パネル展や、図書館の除籍本の無料配布(1人3冊まで)、市内小中学校で作成されたポスターや壁新聞の展示、浜之郷小と緑が浜小の環境への取り組みを取材した動画の上映などを行う。

 同日、中央公園で開催する「消防防災フェスティバル」とのスタンプラリーも予定している。

 問い合わせは同市環境政策課【電話】0467・81・7176へ。

右から端山さん、田中さん、小河原さん

アレセイア高校アーチェリー部 3年ぶりに関東の舞台へ

 アレセイア湘南高等学校アーチェリー部の端山真由美さん(2年)、小河原颯悟さん(1年)、田中海希さん(同)が11月9日(土)、10日(日)に茨城県で開催される関東高等学校アーチェリー選抜大会に出場する。

 アーチェリーは70m先の的(中央部10点〜最外円部1点の10段階)に向かって矢を放つ。1エンドは6射で持ち時間は3分。これを全部で12セット行い、720点満点で得点を競う競技。

 3人が同大会に出場するためには9月に行われた秋季新人大会で女子が460点以上、男子は480点以上が条件だった。

 端山さんは自己ベストの500点で関東出場を決めた。自ら「プレッシャーに強い」という端山さんは序盤から好調な滑り出し。後半まで体力をキープし1エンド平均43点をマークした。「不安もあったけれど集中できた。次も全力で戦いたい」と意気込む。

 小河原さんは575点を獲得。「目標は480点を超えること」だったが、「リズムを大切にした」という小河原さんは、目標を大幅に上回る点数で試合を終えた。「関東ではもっと良い結果を残せるように頑張りたい」と笑顔を見せる。

 田中さんは563点をマーク。「序盤は点数を意識しすぎた」と振り返るが、後半はフォームを保つことに意識を切り替えて記録を伸ばした。部活動に加えてクラブチームでも活動しているという田中さん。「アーチェリーが大好き。楽しみながら全国も目指せたら」と目を輝かせた。

木村町長を表敬訪問した。左から千坂館長、深澤さん、木村町長、千坂由美副館長=10月25日、寒川町役場

深澤菜々美さん(寒川小6年) 防具付空手で全国準優勝

 日本琉球武術空手道研究会千坂流千坂道場(宮山・千坂桂館長)に通う深澤菜々美さん(寒川小6年)が、9月23日に東京武道館で開催された「第62回全国防具付空手道選手権大会」の小学6年女子組手の部で準優勝した。10月25日には寒川町役場を訪れ、木村俊雄町長に結果を報告した。

 深澤さんは、今夏に出場した別大会で、相手の蹴りにより左脇腹の骨にひびが入りながらも優勝。今回の全国大会は傷が癒えた直後で厳しい戦いが続いたが、準優勝をもぎ取った。深澤さんは「最後の小学生大会で入賞できて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 千坂道場は、防具を着用して打撃を行う全日本空手道連盟のなかで唯一の組手試合を行う団体・錬武会に所属。沖縄の武器術を継承している琉球古武道協会の湘南支部としても活動中。

活躍を報告した野村さん(左から2番目)=提供

東海岸南在住野村颯さん SUP世界一を報告 チームリレー1位に

 茅ヶ崎市東海岸南在住の野村颯さん(湘南工科大学4年)が10月29日、佐藤光市長を表敬訪問し、SUP(スタンドアップパドルボード)とパドルボードの世界大会での活躍を報告した。

 野村さんは、9月にデンマークのコペンハーゲンで開催された「2024 ISA World SUP and Paddleboard Chanpionship」に日本代表として出場。チームリレー1位、団体総合2位、ディスタンスレース(個人)5位、テクニカルレース(個人)6位と活躍した。波の少ない会場に合わせて、軽く幅の狭いボードを自作して挑んだ野村さんは、「良い成績を残せてうれしい。来年も自作ボードで出場し、個人優勝めざす」と決意を新たにし、佐藤市長は「他大会やボード製作などの異なる機会でも会えるのを楽しみにしている」と期待を込めた。

小学生を指導する川名さん(左)

うみかぜテラスでけん玉教室 トップ選手川名さんが指導

 茅ヶ崎市東海岸南在住のけん玉プレーヤー川名優佑(ゆうすけ)さん(16)による「けん玉教室」が10月から、茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラス(茅ヶ崎市中海岸3の3の9)で始まった。

 今年の「けん玉ワールドカップ」で決勝に進出するなど、国内トップクラスのプレイヤーとして活躍している川名さんが「地域の人がもっとけん玉に触れる機会を」と行っているもの。川名さんのパフォーマンスを見ることができるほか、直接指導を受けることもできるとあって、小学生から高齢者まで、毎回20〜30人が参加している。

 10月30日に訪れた小学4年生の女子児童は「技が出来ると楽しい。今日は『ふりけん』のコツを教えてもらった」と話し、小学6年生の男子児童は「家でも毎日練習している。いつか『宇宙遊泳』ができるようになりたい」と笑顔を見せた。

 「自分のペースで出来るのがけん玉の魅力」と川名さん。教室は今後も定期的に開催される予定で、11月は9日(土)、15日(金)、27日(水)の3回。各回午後3時から5時まで。参加費無料。事前予約は不要で、好きな時間に参加できる。

(問)同センター【電話】0467・85・0942

6日間にわたり映画制作に取り組んだ子どもたち・スタッフら=提供写真

児童制作の映画上映 10日 入場無料

 小学生を対象に、映画制作を通じて「子どもとまち」をつなげるプロジェクト「ちがさきこども映画祭」では、子どもたちが制作した映画作品の上映会を11月10日(日)に開催する。

 上映は3回で、作品は約30分。各回20分前に開場する。

 1回目はイオンシネマ茅ヶ崎で、午前7時45分にエントランス(発券売り場前)に集合。8時から上映を開始する。

 2・3回目は木熨斗(南湖3の17の20)で行う。午後2時と3時30分から。敷地内駐輪場は利用できるが駐車場はないため、主催者は自転車または公共交通機関での来場を呼び掛けている。

 映画制作にあたっては、同プロジェクトを通じて初めて出会った子どもたち6人がチームを結成。市内調査から撮影、編集など6日間の制作活動を経て、映画を完成させた。主催するchigasaki kodomo cinema代表の山口理紗子さんは「今年も唯一無二の一つの映画が、まちの皆様のサポートをいただきながら完成しました。そんな映画もお客さまに観てもらうことで初めて完成します。全力の子どもたちを見に来ていただければ幸いです」と話している。

報告に上がった細井理事長(中央)と佐藤市長(右)

SUPジャパンカップ 地元開催に期待込め

 11月23日(土・祝)に茅ヶ崎ヘッドランドビーチで開催されるSUPジャパンカップを前に10月30日、SUPU(スタンドアップパドルユニオン)の細井隆理事長が佐藤光市長に報告した。

 今大会からSUPA(日本スタンドアップパドルボード協会)の公認試合となり、全日本選手権の開催や姉妹都市を含む観光アクティビティへの展開など、今後の展望を踏まえた意見交換も行われた。

無料フェス同時開催

 大会当日には、無料音楽フェス「ワンオーシャンフェス」が同時開催される。午前9時30分〜午後3時。茅ヶ崎在住の音楽プロデューサー・ハンサム判治さんが主催。出演者はAC DaNNY、Leo、TOM、アクロヨガ、はるのまい、キリハレバレ、ハンサム判治。

ユーミーらいふグループ 夜の「えのすい」全館貸切 契約オーナーに感謝

 湘南エリアを中心に、不動産業を展開する(株)ユーミーホールディングス(本社・藤沢市/木村光貴代表取締役)が先月26日、新江ノ島水族館を貸し切り、オーナーや入居者、取引先などを招いた「秋の大感謝祭」を開催した。

 当日は夜の「えのすい」に1607人が来場した。「ナイトイルカショー」=写真=の冒頭、木村社長は「グループは設立48年を迎えた。今後も皆さんと一緒に成長していきたい」とあいさつ。また、館内では「大工さんと作れる小物入れ」などのワークショップも行われ、子どもから大人まで大いににぎわっていた。

新刊を紹介する森川さん

大磯在住森川天喜さん 相模線西寒川支線も紹介 県内の鉄道廃線を辿った新刊

 神奈川県内の鉄道廃線を辿った「かながわ鉄道廃線紀行」(神奈川新聞社・2200円)を、大磯町国府本郷在住の作家で大磯町観光協会副会長の森川天喜さんが、10月17日に発刊した。森川さんは、「鉄道ファンはもちろん、地域の歴史としてもロマンを感じてほしい」と話す。

 横浜市出身の森川さんは、愛着のあった東急東横線が2004年に地下化したことをきっかけに、廃線について興味をを抱いたという。

 昨年10月から神奈川新聞社のニュースサイト「カナロコ」で連載をスタート。同書籍は連載に大幅な加筆とカラー写真の資料などを付け足したもので、湘南軌道や相模線西寒川支線など、県内の11路線を紹介する。

 廃線跡を辿ってみると、石碑が残っていたり、緑道として親しまれていたりと、その活用方法はさまざま。県内は旅客線だけでなく貨物線の廃線跡も多いといい「取材し始めると、どんどん原稿が増えていった」と森川さん。記事を投稿すると反響が多く届いたという。

 取材時には、まず鉄道博物館や各鉄道会社の資料室などに残された「営業報告書」などの文献にあたったという森川さん。中には墨がにじんで読めないものもあったという。当時の地図から経路を特定し、実際に歩いてみることで新しい発見があったといい「鉄道の独特のカーブが残っているのを街中で見つけるとわくわくする。廃線紀行を片手に現地に行ってもらえれば、著者としてこんなにうれしいことはない」と話していた。

 寒川町観光協会、長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店、川上書店ラスカ茅ヶ崎店などで取り扱い。

読者プレゼント

 タウン読者3人に同書を贈呈。住所、氏名、年齢、本紙の感想を明記し件名を「鉄道廃線」としchigasaki@townnews.jp。11月22日(金)締切。

道交法改正 自転車罰則が厳罰化 事故件数年末に増加

 11月1日に道路交通法が改正され、自転車の罰則規定が整備された。

 自転車に乗りながら携帯電話での通話や画面を注視する「ながら運転」が罰則の対象となった。また、自転車の酒気帯び運転のほか、酒類の提供や同乗・自転車の提供に対しても、違反者には懲役や罰金などが科せられる。

 茅ケ崎警察署交通課によると例年、年末に向けて自転車事故件数が増える傾向にあり=上図参照=、自転車運転のルールやマナーの厳守などを呼び掛けている。

新幹線E7系弁当も登場

JR相模線 電化33年記念イベント 入換え乗車体験など

 JR東日本横浜支社は、茅ヶ崎と橋本駅間を結ぶ相模線が1991年の全線電化から33年となるのを記念して、11月9日(土)と23日(土)、「サン!サン‼フェスタ」を開催する。

 第1弾となる9日は、E131系に乗車して茅ケ崎駅相模線ホームから隣接する留置線まで乗車できる「入換え体験」を実施する。時間は午前11時15分頃からと午後1時49分頃からの2回。受付は駅改札外特設ブースで各回30分前開始。150人ずつ。税込500円で交通系ICカードのみで支払い。

 また同日、ラスカ茅ヶ崎では各種イベントを開催(午前10時から午後3時30分まで、最終入場は3時)。

 3階入口前広場では駅弁祭(午後7時まで)、6階ホールではNゲージ運転操作体験や制服試着体験、鉄道グッズ販売など、7階屋上ではミニ電車の運行が行われる。

 Nゲージとミニ電車の体験には整理券がそれぞれ必要で、ラスカ内店舗で500円以上のレシート1枚が必要。Nゲージは72枚、ミニ電車216枚。引き換え場所は6階中庭。

 また23日の第2弾は記念入場券を茅ケ崎駅みどりの窓口内の臨時窓口で発売。5000円(税込、支払いは現金のみ)で、666セット限定。そのほか、茅ケ崎駅貨物線ホームでの2025年特製カレンダー付き発車ベル体験も(午前8時10分から午後2時10分まで)。改札外特設ブースで受付。税込1500円で交通系ICカードのみで支払い。

 詳細はJR東日本ウェブサイト、駅内ポスターで確認を。

「強い自分」のつくり方指導 9日 勤労市民会館で講座

 茅ヶ崎市勤労市民会館(茅ヶ崎市新栄町13の32)で11月9日(土)、「最強のメンタルトレーニング講座」が開催される。子どもからシニアまでが対象で、時間は午後1時30分から3時。参加費無料。定員は申し込み先着30人。

 フィジカル・メンタルトレーナーでFUKAI FITNESS CLUB代表の深井諭さんを講師に招き、自身が確立した「FUKAI式メソッド」を基に指導。スポーツ、受験、就職、スピーチなどの場面を乗り切るための「強い自分」のつくり方を伝授する。深井さんは「心身のトレーニングを通じて、自分の感情を認めコントロールできる『感情の防災訓練』を学びます。逆境の場面で、どんな言葉や行動を選択しているかを体感してください」と話す。

 申し込みは【電話】0467・88・1331へ。

 



茅ヶ崎市 中央公園で犬猫譲渡会 11月17日、入場無料

 地域最大級の保護犬猫チャリティーイベント「わんにゃんマルシェ」が11月17日(日)、茅ヶ崎市中央公園(第一カッターきいろ公園)で開催される。午前11時から午後3時まで。入場無料(募金あり)。

 ペットの現状について理解を深めるとともに、犬猫の保護団体への寄付を目的としたチャリティーイベント。前年度38万円以上の寄付金があり、犬猫の譲渡申し込みも30件以上あったという。今回は参加保護団体による犬猫の譲渡会に加えて、「動物と防災」をテーマに、各地で災害が起きた時の事例などについての講演やパネル展が開催される。また、犬のしつけ教室や犬のヨガ体験、ペットの防災ブース、物販、ワークショップ、キッチンカーなどが予定されている。

 詳細はわんにゃんマルシェ実行委員会ホームページ(https://wannyan-marche.net/contact/)へ。