さがみはら緑区版【11月28日(木)号】
パネルディスカッションでは相模原の魅力を再認識する意見があがった(写真上)・光明学園相模原高校和太鼓部の演奏が会場を盛り上げた(同下)

相模原市の「古希」祝う 「幸せ色 あふれるまちつくる」

 相模原市は11月20日、市制施行70周年を迎え、市民会館で記念式典を開催した。約1200人の市民らを前に本村賢太郎市長は「相模原は田舎すぎず、都会すぎない、多くの人に選ばれる都市になった。市制100年を目指し幸せ色あふれるまちをつくる」などと式辞を述べた。

 1954年11月20日に県内では10番目、全国で453番目の市として産声を上げた相模原市。当時の人口は約8万人、その後、工場誘致政策やベッドタウンとしての人気が高まったことなどから人口が急増し、2010年には政令市へと移行。現在は72万人を越える都市になった。

 相模原出身のピアニスト・古海行子さんの演奏で始まったこの日の式典では、光明学園相模原高校の和太鼓部が迫力の演奏を披露するなどして会場を盛り上げた。

 本村市長は式辞でこれまでの市の歩みを振り返り、06、07年の市町村合併について触れると、「城山町、津久井町、相模湖町、藤野町、4つの町長、町議会、町民のご理解と英断をいただき、旧相模原市と合併した。全国で初めて戦後生まれの自治体として政令指定都市になったのが本市」と力を込めると、ここ数年は全国でも転入超過が上位であることを説明し、『子育てするなら相模原』、『第二・第三の人生を楽しむなら相模原』と、多くの皆さまに選んでいただけるまちになりつつある」と話した。

 さらに、リニア中央新幹線の新駅が県内で唯一できるまちであることや、相模総合補給廠の返還、麻溝台・新磯野地区の区画整理事業など相模原の未来を占う大事な事業がこれから控えていることにも触れ、「72万市民、誰一人取り残さないワンチームで、100周年に向かって幸せ色あふれる相模原を創造していきたい」と誓った。

初の市民栄誉表彰

 「市民栄誉表彰」の表彰式もあり、パリオリンピックのスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋選手とパラリンピックのゴールボール男子の日本代表として金メダルを獲得した萩原直輝選手がお祝いムードに花を添えた。

 式典の第2部では、「未来のさがみはら」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。本村市長のほかに、JAXAの國中均所長、国内最大のオンライン直売所食べチョクの秋元里奈代表、落語家の鈴々舎美馬さんら相模原にゆかりのある著名人らが登壇。相模原市について、「今も魅力あるまちだと思うが、30年後には住みよいまちのランキングでトップになってほしい」「農業の生産地と都市の消費地が近い利点がある」といった意見があがり、まちの魅力を再認識していた。

救済委員の中安准教授(左)と事務局の市職員の犬飼ひかるさん

子どもの権利相談室 悩みに耳傾け10年目 専門家と連携し、解決へ

 相模原市が「さがみはら子どもの権利相談室」(さがみみ)を開設してから今月で10年目を迎えた。いじめや虐待などの権利侵害から子どもを救済するための電話相談窓口で、状況に応じて相談員が専門家と連携し、悩みの解決に向けて切実な声に耳を傾けてきた。

弁護士らが委員

 同相談室は、2015年4月に施行された「相模原市子どもの権利条例」に基づいて青少年学習センター(中央区矢部新町)内に設置された。例えば、学校や家庭で暴力やいじめ、嫌なことを受けたといった子どもの権利侵害に関する悩みを電話で受け付けている。

 悩みを受け付ける電話窓口はさまざまあるが、弁護士などの専門家が窓口に配置されている点で従来よりも一歩踏み込んでいる。相談室には弁護士や学識経験者からなる「子どもの権利救済委員」が設置され、問題解決に向けて関係機関の調査や調整を行い、是正の要請や勧告を行うこともできる。

 救済委員の補佐役として、子どもと救済委員をつなぐ「子どもの権利相談員」も設置。児童福祉分野などの専門的な職業経験がある相談員が子ども側から相談を受け、必要と判断されれば救済委員に報告する仕組み。現在は4人の相談員、3人の救済委員が交代で対応している。

 23年度は延べ95件の相談があり、最多は「友人関係」で23件、次いで「自分のこと」18件、「学校関係」16件だった。

「尊重」根付かせる

 相談員の高橋真理子さんは「小学生の中にはどうやって話せばいいかわからない子もいる。辛抱強く聞いていくことが重要」と話す。

 「電話をかけてきた子どもの思いをどう引き出すかが私たちの役割」と相談員の岡本昭三さん。

 救済委員のひとり、和泉短期大学児童福祉学科の中安恆太准教授は「今の社会では子どもの権利を大人が尊重していない。尊重することを根付かせるため、こうした活動を通じて啓発していくことが大切」と話す。

一般社団法人相模原市高齢者福祉施設協議会の会長を務める 大久保 祐次さん 南区在住 66歳

逆境も前向きに未来描く

 ○…会長に就任するのは4年ぶり2度目。「各施設の人材不足、経営難と課題は山積。コロナで積極的な活動が出来なかった分何とかしていかないと」と、腹を決めた。危機感を募らせるのは近隣自治体と比べた相模原市の介護報酬の低さだ。就任してすぐに地域区分の等級見直しを市議らに強く訴えた。「地域格差は人材流出に大きな影響が出る。現状を伝えていかないといけない」と厳しい表情で語る。

 ○…大野小、大野南中を卒業した生粋の相模原育ち。中学生の頃は映画に夢中になった。「授業をサボって新宿まで見に行ったり。SF好きでスター・トレックが大好き」と懐かしむ。大学卒業後マーケティング会社へ。ゴーダチーズ、アボカド、米国米など、海外農産物の日本市場参入を手掛けた。食べ方を広め、広告を仕掛けアイデア勝負の日々。だが市場に広める一番重要なことは「問屋のおじちゃん、おばちゃんとの人間関係」。それは現在の施設運営にも生きている。

 ○…今年10年以上ぶりに登山を再開。剱岳に1人で登頂した。鎖やはしごを伝い垂直の岩峰を登る難易度の高い山。「後ろを振り返り、ビビビビと来る危機感が最高なんだよ」とイキイキと語る。海外旅行好きでペルー、アメリカ、イギリスなどさまざまな国を訪れてきた。中でもニュージーランドが一番好きだという。「大自然の中で自分ひとりだけ。あの世界が忘れられない」。

 ○…「未来を想像し、課題を先取りして考えていくことをしていきたい」。介護福祉施設を立ち上げて27年。自身の施設でも少ない人数で運営できるよう、新たな技術を積極的に取り入れている。「AIやロボットの進化を想定して今できることは何か」。課題解決の未来を描いていく。

「おいしい」と、焼きそばをほおばる子どもたち

JA神奈川つくい 農業まつりでにぎわい 共進会 県知事賞は岡さん

 農畜産物直売所あぐりんずつくいやJA神奈川つくい本店で11月16日「創立65周年 JAまつり」が開催され、多くの人でにぎわった。

 日頃の感謝を込めて毎年行われているイベント。津久井産野菜をたっぷり使用した焼きそばや豚汁、うどんなどの出店には時折、長い列ができていた。ステージではダンスやバンド演奏などが披露され、会場は大いに湧いた。市内から家族で来場した児童は「輪投げと豆運びが楽しかった。焼きそばがおいしかった」と笑顔で語った。

7人を表彰

 また、ステージでは前日行われた「第33回農産物共進会」の褒章授与式も実施。今年は、昨年よりも44点多い384点が出品され、優等に選ばれた7品の生産者が表彰された。

 各受賞者は次のとおり(敬称略)。▽神奈川県知事賞/岡友美(ねぎ)▽神奈川県県政総合センター所長賞/安西富幸(里いも)▽相模原市長賞/宮崎方春(キウイフルーツ)▽相模原市農業委員会連合会会長賞/鈴木正江(こんにゃく)▽全国農業協同組合連合会神奈川県本部運営委員会会長賞/長谷川喜久恵(里いも)▽つくい農産物直売事業協議会会長賞/樋口圭一(里いも)・永井正(ゆず)

北の丘でクリスマス 先着200人に花苗を進呈

 子どもから大人まで楽しめるイベントが満載の「北の丘フェスタクリスマス」が12月8日(日)、LCA国際小学校北の丘センター(下九沢)で開催される。午前10時から午後4時まで。

 当日はサイレントコメディ「ロネとジージ」の公演やウクレレ、フラダンスがステージで披露されるほか、水上アスレチック・北の丘ゲームセンターを特設。子ども用品のおゆずり会、クリスマスアニメ「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」の放映も予定している。会場にはケバブ、クレープ、ピザなどを販売するキッチンカーが出店。来場者には花苗のクリスマスプレゼントも(先着200人)。

 問い合わせは同センター【電話】042・773・5570。

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津久井在来大豆の収穫体験をする参加者ら

津久井在来大豆の良さ実感 コンビニオーナーらが勉強会

 (株)セブン-イレブン・ジャパンは11月5日、鳥居原ふれあいの館および鳥屋の農地で「津久井在来大豆勉強会・収穫体験」を実施した。

 県内にある同社の店舗では昨年から神奈川県にゆかりのある原材料やメニューを集めたフェアを実施。今年6月には津久井在来大豆を使った「きな粉プリン」や「リングドーナツ」が店頭に並んだ。同社では、より深く津久井在来大豆を知り、地域商品の良さを改めて知る機会として、初めて勉強会を企画。当日は相模原地域の加盟店オーナーやスタッフ、同社社員など23人が参加した。

 勉強会には津久井在来大豆生産者の菱山喜章さんやJA神奈川つくいの職員が協力。津久井在来大豆について資料などで学んだ後、畑へ。参加者の中には農作業が初めての人も多く、皆、慣れない手つきで収穫をしていた。参加者からは「商品の原材料を実際に収穫できて貴重な経験だった」「改めて価値ある原材料と理解できた」などの感想が聞かれた。

 企画担当者は「津久井在来大豆の良さと加盟店の方々の期待の大きさを感じた。津久井在来大豆を使った商品を販売することで津久井在来大豆を発信し、地域を盛り上げていきたい」と語った。

園児たちと笑顔の南雲園長(上右)・ホールで遊ぶ園児(下右)・印象的な屋根

津久井ヶ丘幼稚園 グッドデザイン賞に コミュニティー性や機能性が評価

 長竹の学校法人かみや学園認定こども園津久井ヶ丘幼稚園(日下部全彦理事長)がこのほど、約60年にわたり「よいデザイン」を顕彰し続ける「2024年度グッドデザイン賞」を受賞した。

 同園は1979年に開園。2020年3月頃から老朽化による園舎の建て替えの検討を始めた。同年6月、3社によるコンペを経てナフ・アーキテクトアンドデザイン(有)に設計を依頼。決めた理由について南雲麻由美園長は「全く予想していない斬新なデザインでありつつ、津久井の土地に合う温かみを感じた」と話す。その後、幾度もヒアリングを重ね、園長いわく「わくわくが止まらない」新園舎が誕生したのは22年の夏だった。

 同社の中佐昭夫代表は設計について【1】道の駅のように2つの出入口から通り抜けできる配置でアクセス性を向上。【2】近付くと先端を高くした屋根が最初に目に入る。屋根が印象的だった旧園舎の佇まいを継承。【3】ホール棟と教室棟に分割、その間を通り抜けて園庭に出られる。ホール棟を単独で貸し出すことも想定、と3つのポイントをあげる。審査では、地域のコミュニティセンターとしての役割も担えるようなデザインや建物の機能性、印象的でユニークな屋根などが評価された。

 受賞について南雲園長は「一生懸命つくっていただいたのでうれしい。グッドデザイン賞の園舎で働けるなんて幸せ」と笑顔。中佐代表は「子どもたちや先生方はもちろん、保護者を含めた地域のさまざまな人の心に残り、親しまれる建築になれば」と語った。

 同賞は今年度、5773件が審査され、1579件が表彰された。

さがみはらSDGsアワード2024受賞者紹介 優秀賞 NPO法人さがみはら子どもの居場所サミット 「こどもの こどもによる こどものための 居場所づくり」

 受賞について「びっくりした」と話すのは、NPO法人さがみはら子どもの居場所サミット代表理事の佐竹輝子さん。

 佐竹さんは8年前から子ども食堂を開いている。活動する中で気がかりだったのは市内で同様の活動団体や企業との横の繋がりがないこと。「互いに協力や連携ができることがあるのでは」と感じていた。

 昨年、市社協が主催する「子ども食堂情報交換会」で「ただ集まるだけではなくサミットをやってみませんか」と提案。始めは反応が薄かったが徐々に賛同する仲間も増えていった。佐竹さんには「子どもが喜んでくれたという達成感だけで終わってはいけない。今後の在り方を仲間と考えたい」という思いもある。

 初開催したサミットには子ども食堂や学習支援を行う20近くの団体が参加。来場者から「子ども食堂を知らなかった」などの声があり開催の意義を感じたという。佐竹さんは「正解が分からず手探りで始めたが、やって良かった」と話す。

 2回目となる今年は、昨年の来場者も委員として参加しているという。佐竹さんは今後の活動について「若い世代にも繋いでいきたい」と強く願っている。

取組概要 地域の子ども食堂や無料学習支援団体の連携強化と子どもたちの居場所づくりを促進するイベントを開催し、県内外への波及効果を目指す。イベントでは子どもの意見を反映した居場所づくりに関する講演や各団体紹介、試食などを行っている。

評価のポイント 子どもの居場所を支援する複数の団体が一つになり、民間のプラットフォームとして仕組みを構築している点や、市内各地に取組の広がりがある点が評価された。「こどもの意見」を尊重しており、今後相模原独自の社会システムになることも期待されている。

多くの人が訪れた芳晴さんのステージ

大感謝祭に900人 永田屋 「今後も地域に貢献を」

 地域密着の葬儀社・株式会社永田屋は、創業111周年を記念した大感謝祭を11月17日、セレモニーホール永田屋で開催。約900人が訪れた。

 日頃の地域への感謝を込めて開催された同イベント。この日の目玉企画、シンガーソングライターの芳晴さんのコンサートには多くの来場者が詰めかけた。「癒しの歌声」との呼び声高い美声を響かせると、音楽に身を委ねたり、一緒に口ずさむ来場者の姿が見られた。その他にも、終活なるほど教室、大抽選会、ワンコインカレー、豚汁の販売が行われ、占いコーナーやプロカメラマンによるスマイルフォト撮影会は途中で受付が終了するほど盛況だった。

 イベントの来場者からは「おもしろい企画が多数あり楽しかった」などという声が聞かれた。イベントを振り返り同社では「当社はお客さまと地域に支えられ創業111年を迎えられている。今回は地域の皆さまへの恩返しとして、楽しんでいただけるイベントを開催した。多くの方にご来場いただき、好評の声をいただきうれしく思う。今後も地域の皆さまに貢献していけるよう努めていきたい」と話した。

今シーズンのクラブイメージ(三菱重工相模原ダイナボアーズ提供)

ラグビー相模原D 結果で「強い衝撃」を 12月22日シーズン開幕

 三菱重工相模原ダイナボアーズが11月1日、記者会見を行い、2024-25シーズンの開幕に向けてクラブスローガンやキャプテン、新加入選手などを発表した。

 最上位リーグ単独9位と過去最高の成績で昨シーズンを終えた同チームは今シーズンもグレン・ディレーニーHC、岩村昂太キャプテン、鶴谷昌隆副キャプテンの体制で挑む。南アフリカ代表として昨年のW杯優勝にも貢献したカート=リー・アレンゼ選手をはじめ、5人を新たにメンバーに迎え、プレーオフ進出を目指す。

 ディレーニーHCは「大事なところで集中が切れて惜しくも負けた試合があった」と昨シーズンを振り返り、「チームに一番大事なのは基礎的なことを高い精度で行うこと」と話した。

 同チームは12月22日(日)に相模原ギオンスタジアムで開催される浦安D-Rocksとの開幕戦で県との連携により県民招待・優待企画を実施する。自由席一般1000円、高校生以下無料(※別途手数料が発生)。購入は同チーム公式HPで。

相模原みどりスポーツC 体操にチャレンジ 参加者募集 冬休み短期教室

 相模原みどりスポーツクラブ(東橋本2の34の22)では、12月23日(月)〜25日(水)まで開催される冬休み短期体操教室の参加者を募集している。

 年少から小学生を対象にした3日間の体操教室。年代や時間ごとに8つに分かれ、「総合体育」「トランポリン」「鉄棒&とび箱」「なわとび」「マット(転回特訓)」の各コースがある。同クラブでは「どんどんチャレンジしてみよう」と参加を呼び掛ける。

 コースの詳細は表を参照。各定員16人で参加費は一般6500円(マット&トランポリン中・上級者コースのみ12人で7500円)。送迎バスあり(小学生対象/利用協力金往復660円)。申し込みは下記の二次元コードから。詳細、問い合わせは同クラブ【電話】042・771・3446。

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生命のメッセージ展 12月1日 橋本

 犯罪・事故・いじめ・医療過誤などにより理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役のアート展「生命のメッセージ展」が12月1日(日)、正午から午後4時まで、ミウィ橋本5階のインナーガーデン(橋本駅北口すぐ)で開催される。主催は相模原橋本ロータリークラブ。

 全国各地で開催されてきた同展。会場では展示のほかに、映画「0からの風」の上映、「いのちの大切さを学ぶ教室」も開催する。

 イベントの問い合わせは同クラブ【メール】hashimoto.rc@gmail.com。

感謝状を手にする横浜銀行の行員と金成署長(右)

ロマンス詐欺阻止で感謝状 強い使命感で利用者守る

 相模原北警察署(金成保廣署長)は、ロマンス詐欺の被害を未然に防いだ横浜銀行橋本支店に11月19日、感謝状を贈呈した。

 ロマンス詐欺とは恋愛感情を抱かせて財産を奪う手口。今回の事案は、SNSで外国籍の男性と知り合った女性が、銀行の窓口で2500万円の現金を送金しようとしたところ、不審に思った職員が対応。別室に誘導し、送金先などを詳しく聞くと怪しい点が多いことから警察に通報し、詐欺が発覚した。同行では「お客さまの財産を守る」という強い使命感を持って業務を推進しており、その姿勢が詐欺の阻止につながった。

 金成署長は「SNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺はだまされてしまうと全ての財産を失いかねない。行員の皆さまが強い使命感を持って業務を推進されており、とても心強く思う」と話した。

 今年の管内のSNSを使った投資詐欺・ロマンス詐欺の発生件数は11月17日時点で3件(うち未遂が1件)。被害総額は約1443万円。特殊詐欺についても17件発生しており(被害総額は約6162万円)、同署では引き続き注意を呼び掛けている。

ボッチャを体験する来場者(昨年度の様子)

相模湖で福祉のつどい 11月30日 イベント目白押し

 住民同士の交流や福祉を身近に感じてもらうことを目的に開催される相模湖地区の福祉のつどいが11月30日(土)、相模湖交流センター(与瀬)で開催される。午前10時30分から午後3時まで。主催は同実行委員会、相模湖地区社会福祉協議会。

 当日はさまざまな企画が目白押し。ボッチャやカーレットの体験コーナー、地域団体や学校・施設の展示コーナー、軽食などの模擬店コーナーなどが楽しめる。豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会(応募締め切りは午後2時)やスタンプラリーなどにも参加できる。

 入場無料。イベントの問い合わせは実行委員会【電話】042・649・0202。当日は【電話】080・1037・0202。

境内や周辺に屋台が並ぶ(前回の様子)

青野原の魅力を発信 12月1日 神社でマルシェ

 自然豊かな青野原の魅力を広く発信することを目的に「第2回青野原マルシェ」が12月1日(日)、長野諏訪神社境内(青野原2967)および隣接の長野会館前で開催される。午前10時から午後3時まで、小雨決行。青友会主催。

 今年6月に初開催し、好評だったイベントの2回目。会場では地元の採れたて野菜や菊芋商品、唐揚げ、タコス、ヤマメの塩焼きなどの飲食ブース、キッチンカー、物販やゲーム、マッサージコーナーも登場。実行委員会担当者は「多くの人に足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。

 問い合わせは【URL】https://www.instagram.com/aonoharamarche/#で。

佐々木雅子『咲き撓む』

陶人形作家・佐々木さん ギャラリー誠文堂で個展 12月2日から

 相模原市役所そばのギャラリー誠文堂(中央区中央3の7の1)で12月2日(月)から7日(土)まで、「陶人形 佐々木雅子展」が開催される。午前10時から午後6時まで(最終日は午後1時から5時まで)。無料。

 陶芸財団会長賞や花の器コンテスト大賞など、受賞歴も多い陶人形作家・佐々木雅子さん(根小屋在住)の作品展。佐々木さんは今回の個展について「新作に加え、今年コンテストで入賞した作品なども展示いたします。足を運んで鑑賞していただけましたら幸いです」と話している。

 詳細・問い合わせは、同ギャラリー【電話】042・756・3178。