厚木・愛川・清川版【12月6日(金)号】
受賞した作品(県提供)

厚木中学校杉野森さん 歯の衛生ポスターで全国 県コンクール最優秀

 神奈川県の「令和6年度歯の衛生に関する図画・ポスター」コンクールの優秀作品が決まり、厚木中学校3年生の杉野森咲衣さんが中学校の部門で最優秀賞を獲得した。杉野森さんの作品は日本学校歯科医会が主催する全国コンクールに推薦される。

 同コンクールは、次世代を担う子どもたちに口腔保健に関する理解と認識を高めてもらうことを目的に行われているもの。県歯科医師会をはじめ全国の加盟団体を通じて作品を募り、優秀作品が全国へと推薦される。

 県コンクールで最優秀を獲得し、「うれしい。まさか選ばれるとは思わずびっくりした」と杉野森さん。「口の中を描きたくなかった」といい、歯を包み込む少女の姿をポスターカラーで優しく描き、”これからもずっとあなたと共に”というメッセージを添えた。歯が引き立つように、薄い黄色で光の入れ方を工夫したという。

 事前に気づいたことをノートにメモするなどしてアイデアを膨らませ、下書きにはアプリも活用。作画に3日間を掛けて完成させた。

 子どもの頃から絵を描くのが好きで、過去にも同コンクールに応募したが入賞は果たせなかったという。厚木中学校では美術部に所属。デッサンを学び、模写を重ねることで腕前も上達したといい、昨年は神奈川県の明るい選挙啓発ポスターコンクールで優秀賞。今年は同コンクールのほか第18回中学生人権ポスターでも優秀賞を獲得した。

 杉野森さんは「これからも絵を描いていきたい」と笑顔で話した。

窓口に掲出されたポスター

厚木市 ポスターで「カスハラ」周知 事例列記、庁舎内に掲出

 市役所の窓口などで、来庁者に理不尽な要求をされたり暴言を吐かれたりする「カスタマーハラスメント(カスハラ)」から職員を守ろうと、厚木市は庁舎内で啓発ポスターの掲出を始めた。社会問題化するカスハラ防止に向け、具体的な行為を列記して来庁者に周知と理解を呼びかける。

 「それ、カスハラかもしれません」――こんな文言が記載されたポスターが、11月下旬から厚木市役所の各課に張り出された。

 啓発ポスターの作成については、市議会9月定例会議の一般質問で高田浩市議(無所属)が言及。市側は、注意事項などを明示したポスターはカスハラ抑止に効果があるとして、作成に前向きな姿勢を示していた。

 ポスターでは、カスハラの具体的な行為として「暴言・大声」「長時間の拘束」「過度な要求」「SNSへの掲載」の4点を職員が描いたイラストと共に紹介。ほかにも土下座の要求、居座り、差別的な言動なども該当するとし、これらの行為によって市役所業務に支障が生じる場合、対応を打ち切る旨を記載した。

 市職員課の大島龍二課長は、「福祉関係や収納課などで窓口業務にあたる職員からの相談が目立つ」と話す。カスハラという呼称が定着したここ数年は相談件数も増加傾向にあり、主に年配の来庁者による言動が目立つという。

 一方で、「市民の皆さまの要望にはできる限り真摯に対応したいという思いは強く、どこからがカスハラになるのか、その線引きに悩む職員も多い」(大島課長)という実情もある。

 市では、弁護士資格を持つ職員が研修を行うほか、フローチャートや事例集などのマニュアルを整備。研修ではセクハラやパワハラ、マタハラなど各種ハラスメントの一項目として取り入れているが、今後はカスハラに特化した研修なども検討していく。

 カスハラ防止に向けては、職員の名札を苗字のみに変更したり、条例を制定したりして対策に乗り出す自治体も増えてきた。大島課長は「それらの対応も視野に入れつつ、まずはポスターを通してカスハラの存在を来庁者に周知し、職員を組織で守る環境を整備したい」と話した。

令和6年度ボランティア功労者厚生労働大臣表彰を受賞した 磯田 恵美さん 厚木市鳶尾在住 77歳

ボランティアで人生を彩る

 ○…「奉仕団が50年も続いたことのご褒美だと思っています」と謙そんする。視覚障害者向けに市の広報誌などを音訳し、届ける「厚木市録音赤十字奉仕団」での長年の活動が認められ、ボランティア功労者厚生労働大臣表彰の栄に浴した。「誰のための活動なのかを伝えていくことが私の仕事です」。その言葉どおり今も精力的に活動を続けている。

 ○…奉仕団で活動を始めたのは40歳のとき、市の広報に掲載されていた講座の案内を見て受講したことがきっかけだった。「これまで母親と、主婦としてやってきた自分には新しい世界でした」と当時を振り返る。インターネットが発達していなかった時には、市のテレホンガイドをテープに録音したこともあり「おかげで厚木の地名と歴史はほとんどわかります」と茶目っ気たっぷりに笑う。

 ○…神奈川県横須賀市に生まれ、結婚と出産を経て厚木市の鳶尾に移り住んだ。小学生の頃からミッションスクールに通い、クリスマスには孤児院へお菓子を届けた。「周りの環境が、ボランティア精神を育んでくれたのかもしれません」と微笑む。鳶尾に住んでからは子育てをしながら、自宅の一室を使い近所の子どもたちの勉強を見ていた。「奉仕団に入るまでは家にいることがほとんどでした」と笑う。

 ○…趣味はテニスと読書。図書館に通い、さまざまなジャンルの本を読む。30年以上続けているテニスも、市の講座がきっかけで始めたもの。当時出会った仲間とは今でも交流があり、テニスを楽しむ旅行に出かけることも。「ボランティア活動でストレスを感じてはいけないんです。楽しみを持って行うもの」。その言葉からは長年の活動に対する知恵と愛情が感じられた。

昨年の様子

木管と歌のコンサート 荻野運動公園で12月22日

 荻野運動公園の会議室で12月22日(日)、無料のクリスマスコンサートが開催される。

 昭和音楽大学の卒業生で構成される木管アンサンブル「春風」とソプラノ歌手の生田有里さんが共演し、クリスマス・メドレーなどを演奏する。

 午後1時30分開場、2時開演。定員120人。全席自由席で予約制。室内履きもしくはスリッパ持参。予約は【電話】046・225・2900へ。

受賞した生徒ら

厚木市 人権への思い新たに ヒューマンライツフェス

 厚木市は11月30日、人権週間(12月4〜10日)を前にあつぎ市民交流プラザで「あつぎヒューマンライツフェスタ」を開いた。

 人権尊重の大切さを伝えるため、市と市教育委員会が毎年開催している。中学生人権作文とポスターの表彰や、LGBTQに関する講演会に約100人が参加した。

 作文には934点、ポスターには41点の応募があり、それぞれ8点と3点の優秀作品を選出。山口貴裕市長らが受賞者に表彰状を手渡した。表彰後には作文で市長賞を受賞した門脇雫さん(小鮎中3年)と、教育長賞の松澤和奏さん(玉川中3年)が作文を朗読。困っている人を手助けする母の姿から助け合いの大切さを学んだことや、兄が見ず知らずの人から受けた差別などの実体験をつづった作品を堂々と発表した。

 門脇さんは「実体験を交えながら素直な思いを書いた。困っている人を見かけたら、避けるのではなく勇気をもって声を掛ける人が増えればうれしい」と話し、山口市長は「皆さんの作文やポスターにかけた思いが、学校の友達や周りの方々に広がってほしい」と期待を寄せた。

園児らに花の苗を手渡した

JAあつぎ清川支所 地場産花きで園児と交流 生産組合長会が訪問

 JAあつぎ(大貫盛雄代表理事組合長)清川支所生産組合長会が11月14日、清川村煤ヶ谷の「あおぞら保育園」と「村立清川幼稚園」を訪問し、ビオラやストック、キンギョソウなど地場産の花を合計400鉢寄贈した。

 同会では、花に触れる機会を通じて優しさや思いやりの心を育んでもらおうと、保育施設や幼稚園に地場産花きを提供する「花の植栽事業」に取り組んでいる。地域と一体となった活動として、世代間交流の促進にもつなげているという。

 当日は、同会の代表者らが園児に花の苗を手渡した。園児は、花の種類や特徴、水やりの方法について質問を投げ掛けながら、会員との交流を楽しんだ。今後は、花壇などへの定植や管理作業を通じて植物との関わり方を学んでいく。

 同会の山田一夫会長は「花を見たときの子どもたちの笑顔が印象的だった。今後も農に触れる機会を創出し、子どもたちの健やかな成長をサポートしていきたい」と話した。

交通安全特別企画 無事故で過ごし明るい年末年始を 12月11日から20日は交通事故防止運動

 毎年12月11日から20日は「年末の交通事故防止運動期間」として、交通安全に向けたさまざまな取り組みが行われる。今年のスローガンは「今日もまた あなたの無事故 待つ家族」。県下での交通事故は減少傾向にあり、厚木警察署管内でも事故件数、死亡事故ともに昨年同時期と比べて減少している。管内の事故傾向や対策のほか、11月1日からの道路交通法改正で新たに施行された自転車運転に関する罰則ついて、同署に話を聞いた。

管内事故、昨年比40件減

 神奈川県内で今年発生した人身交通事故件数(12月1日現在)は1万8739件で、前年同時期に比べ1091件減少。交通事故の死者数も8人減って96人だった。

愛川町で減少目立つ

 厚木警察署管内(厚木市・愛川町・清川村)では626件の事故が発生し、前年同期比で40件の減少となった。負傷者は60人減って707人。死者数は3人(1人減)だった。

 中でも愛川町では、事故件数が前年の91件から約36%減となる58件、負傷者数も104件から63件と減少が目立った。

 管内全域で事故が減少した理由について、横田和道署長は「管内の安全運転管理者会や交通安全協会の皆さまを始め、地域ボランティアの皆さまが交通安全運動に積極的に取り組んでくれていることが非常に大きい」と話した。

「ながら運転」厳罰強化へ

 自転車を運転しながらスマートフォンを操作する、いわゆる「ながら運転」などの危険運転が全国で相次ぐ中、11月1日からは道路交通法の改正によって自転車運転にかかる「ながら運転」や「酒気帯び運転」の罰則が強化された。

 従来は「是正指導」で済んでいたものが、ながら運転の違反者には「6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金」が科され、事故などを起こした場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金となる。酒気帯び運転は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」。酒を提供した飲食店や同乗者も、懲役や罰金の対象となる。

 ペダル付き原動機付自転車(モペット)の運転については、一般原動機付自転車と同じ扱いとなることが明文化された。

 同署交通課では「ルールを守り、安全運転を心がけてもらえたら」と注意を呼びかけている。

一人一人の意識を

 厚木警察署や各団体では、交通事故ゼロを目指して今後も啓発に取り組んでいく。

 12月7日(土)には、市民総ぐるみで交通事故防止運動に取り組み、市民一人一人が交通安全の担い手となることを目指して「厚木市交通安全市民総ぐるみ大会」が市保健福祉センターで開かれる。

 13日(金)には、飲食店に車で来店して飲酒する際、お酒を飲まずに仲間を送る人を決めておく「ハンドルキーパー運動」も実施される。厚木警察署や管内の交通安全協会、青少年交通安全連絡協議会、市くらし交通安全課などが本厚木駅北口周辺の飲食店を巡回し、運動への協力を呼びかける予定だ。

 さまざまな啓発活動に取り組む交通安全協会の笹生準一会長は、「交通安全指導員をはじめ、多くの方のご協力をいただいている。12月は特に飲酒運転根絶のための運動に力を入れているが、大事故につながっていないだけで飲酒運転をするドライバーはいるので啓発を強化したい」と話した。

親しみやすい店舗運営を うすいファーム

 うすいファームは、かながわブランド豚や神奈川の名産100選にも選ばれる「あつぎ豚」を生産する臼井農産の直売所として、厚木名物のとん漬やハム、ソーセージなどを販売している。

 厚木市内の農場で飼育する豚には、パスタや菓子粉などを配合したオリジナル飼料を与え、コクと甘さが広がり柔らかい肉質を持つ霜降り肉に仕上げる。原田瑞季店長は「製造工程で生じる未利用資源を飼料として活用することで、SDGsの達成にも貢献できたら」と話す。

 店舗はカントリー調のデザインにこだわり、スタッフは豚の耳が付いた帽子をかぶるなど、親しみやすい店舗運営にも力を入れる。加工場を併設し、出来立ての商品を消費者に届けられるのも直売所ならではだ。

 表彰を受け、原田店長は「このような賞をいただけてうれしい。これからもスタッフ一丸となって、おいしい豚肉をお客さまにお届けしたい」と受賞を喜んだ。

■住所/厚木市上落合227の1【電話】046・228・1326

秋季大会上位入賞メンバー

厚木市 グラウンドゴルフで親睦 及川球技場で2大会

 厚木市グラウンド・ゴルフ協会(立石良夫会長)は11月22日、ツユキ及川球技場で15周年記念厚木市秋季グラウンド・ゴルフ大会を開催し、200人以上が参加した。

 当日は遠藤浩一厚木市議会議長、宮崎昌彦厚木市スポーツ協会会長らが来賓として出席。「15周年おめでとうございます。プレーを楽しんでください」と参加者にエールを送った。上位入賞者は以下(敬称略)。

【男子】▽優勝/天野治夫(妻田クラブ)▽2位/大津猛(三田GGC)▽3位/林貢(清流GGC)

【女子】▽優勝/津中教子(まつかげ)▽2位/内海ヨリ子(桜GGC)▽3位/前木セツ子(三田GGC)

しあわせクラブ大会

 厚木市しあわせクラブ連合会主催の第18回グラウンドゴルフ大会は、10月10日に180人の参加者で行われた。上位入賞者は以下(敬称略)。

【男子】▽優勝/久保田光夫(睦合北)▽準優勝/小野寺信郎(荻野)▽3位/立石良夫(荻野)

【女子】優勝/林トキ子(小鮎)▽準優勝/畑順子(睦合北)▽3位/前場勝子(森の里)

頼れる健康相談室 高野薬局

 創業56年の高野薬局は、厚木市田村町で漢方薬局を営む。現在は2代目の高野茂雄さんが主に店頭に立つ。

 店内に並ぶ市販薬などを手に取り購入するのではなく、来店者から症状をていねいに聞き取り、一人一人に合った薬を提供するのが同店のこだわりだ。

 高野さんは「漢方は上薬(じょうやく)と呼ばれる薬で人を選ばない、人をそこなわない、自然治癒力を助けるように働くもので、効く薬、治る薬とは根本的に異なる」といい、「効く薬とは高熱が出た場合に病院で、医師が処方するのが即効性のあるもの。治す薬である漢方は、使用する薬を上手く活用して、元気で快適な日常を過ごしてもらえるよう、人が元々もっている自然治癒力を高めるお手伝いをするもの」と説明する。

 優良小売店舗表彰の受賞に、高野さんは「多くの人のおかげ。今後も『予防に勝る治療はなし』を信念に、地域の健康相談室であり続けたい」と意気込みを語った。

■住所/厚木市田村町1の24

【電話】046・222・3201

販売ルートに工夫 豚モツ・鶏モツ専門店 ぶーコッコ

 神奈川県商工会連合会会長表彰を受けた愛川町中津の「豚モツ・鶏モツ専門店 ぶーコッコ」は、神奈川県産の豚カルビ、シロコロをはじめとした各種豚モツ肉と山梨県産の健味鶏のモツ肉、定番焼鳥から希少部位の焼鳥40種、肉のキムチ、モツ総菜などを販売する。

 2011年にオープンし、町内唯一のモツ専門店として人気の同店。今回の受賞に店主の松本知一さんは「老舗のお店の方々と肩を並ばせていただいたことは、店を続けてきたことへの励ましに感じた。表彰式当日は前職時代にお付き合いのあった方にも会えてうれしかったし、とてもあたたかい気持ちになることができた」と感想を述べた。

 店頭販売のほか、13年の間に販売ルートを拡大。店の前に自動販売機を設置するほか、町のふるさと納税対象商品、町内でのイベント出店などにも取り組む。松本さんは「幅を広げた分、お店の知名度も上がった。今後は、これらの販促をしっかり継続していきたい」と話した。

■住所/愛川町中津1595

【電話】046・286・5011

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プレゼテーションの様子

厚木JC 学生が行政課題解決を提案 3市町村例会を実施

 (公社)厚木青年会議所(梶原弘揮理事長/厚木JC)は11月25日、三市町村例会「若者から未来を変える〜町のアップデート計画〜」を厚木商工会議所で開催した。

 当日は山口貴裕厚木市長、小野澤豊愛川町長、岩澤吉美清川村長を招き、クラーク記念国際高等学校厚木キャンパスの生徒が考えた3市町村の行政課題の解決方法を発表。観光・空き家・インターン・異文化交流・治安衛生の5分野でプレゼンを行った。

 これは厚木JCと同校が協力し、今年4月から継続して行っていた事業。各首長たちは学生の考えた施策に耳を傾け、今後の事業の参考にし、取り入れられるものは取り入れたいとした。

出場したミニバスの選手たち(提供写真)

ミニバス選手が躍動 エキシビジョンマッチで

 市内のミニバスケットボール選手によるエキシビジョンマッチが11月30日と12月1日、荻野運動公園メインアリーナで開催された。同日にはプロバスケットボールB3リーグ所属の湘南ユナイテッドBCが同アリーナで試合を行い、ミニバスの選手は堂々と「前座試合」を務め上げた。

 チームを運営する株式会社湘南ユナイテッド藤沢が今年8月、厚木市と「スポーツを通じた地域づくりに関する協定」を締結したことを機に、厚木愛甲地区ミニバスケットボール連盟にエキシビジョンマッチを打診したことで初めて実現。連盟加盟の8チームから男女別の代表選手が参加し、観客の声援を背に白熱したプレーを繰り広げた。

 30日の試合後には、湘南ユナイテッドBC対アースフレンズ東京Zの選手入場時にエスコートキッズも務めた。

 湘南ユナイテッドBCによると、両日合わせて1900人以上の来場者を記録したという。

今年度最後の開催となったマルシェ

愛川にぎわいマルシェ 累計3200人来場 昨年度上回る盛況ぶり

 愛甲商工会が主催する「愛川にぎわいマルシェ」が、12月1日に愛川町役場庁舎裏で行われた。

 マルシェは毎年4月から12月までの毎月第1日曜日に開催しており、今年度最後の実施となった今回は27店舗が参加。和洋スイーツや新鮮野菜、総菜、キッチンカーなど、各店自慢の逸品を買い求めようと多くの来場者でにぎわった。

 今年度は台風の影響で中止となった9月を除き、計8回で累計3200人が来場。買い物をしてシールを20枚集めると200円分の割引券になるポイントカードを発行するなど、新たな試みも行われた。

 運営を担う同マルシェ委員会の齋藤吉伸委員長は、「今年は昨年を上回るお客さまにご来場いただき、その名の通り活気にあふれたマルシェになった。今後も出店者の皆さまと一体となって愛川にぎわいマルシェを発展させていけたら」と振り返った。

 マルシェは次年度も4月から月1回の開催を予定している。

男子児童に指導する齊藤洋介選手(右)

TY BASE 地域にバスケの芽を 1周年で無料クリニック

 屋内マルチスポーツコートTYBASE(厚木市関口)が11月30日、オープン1周年を記念して3人制バスケットボール(3x3)のプロ選手による無料クリニックを開いた。

 当日は予約した小学3年生から中学3年生までの80人が参加し、日本代表にも選ばれた齊藤洋介選手と笹本駿介選手2人の指導を受けた。

 齊藤選手は「プロ選手と一緒にプレーする時間を楽しんでもらえたら」と話し、齊藤選手に指導を受けた小学3年生男子は「齊藤選手の指導はとても分かりやすかった」と笑顔を見せた。

彫刻に活けた生花が引き立つ

氷の花でクリスマス演出 宮ヶ瀬イベント、彫刻披露

 11月から始まった「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」で12月1日、氷彫刻のデモンストレーションが行われた。彫刻を行ったのは湖畔近くの飲食店で腕を振るう鶴見義雄さん。チェーンソーを巧みに操り、135キロの氷を使ってステージ上に氷の花を咲かせた。彫刻を目にした人からは「綺麗」「本物の氷なの、すごい」と感嘆の声が上がっていた。

 イベントを主催する宮ヶ瀬水の郷イベント実行委員会の浅見友教会長は「日を追うごとに会場に足を運ぶ人が増えて賑わってきている」と手ごたえを感じている様子、また「今年はサンタクロースが作り方を教えてくれるスノードームづくり教室も人気です」と話した。最終日は12月25日(水)、問い合わせは同実行委員会【電話】046・210・3226へ。

くす玉を割る柳田さん

愛川町ミニデイサービス 利用者の百寿祝う

 愛川町の委託事業として町社会福祉協議会が実施する「愛川町ミニデイサービス」で11月27日、利用者の柳田キヨさんの百寿を祝うセレモニーが行われた。

 翌日の28日に100歳を迎える柳田さんを祝おうと、民生委員によるギター演奏、ボランティア団体「マジック愛川クラブ」による手品や腹話術が披露され、スタッフや利用者は寄せ書きなどをプレゼント。柳田さんがくす玉を割ると「百寿おめでとう」と書かれた垂れ幕が表れ、大きな拍手が送られた。

 柳田さんは「『いい加減』に生きることが長生きの秘訣」と語り、「大好きだった夫が先立ってしまったことは寂しいけれど、こうしてみんなにお祝いをしてもらえて本当に幸せ。最高の1日になりました」と喜んだ。

 ミニデイサービスは、利用者の介護予防や生きがいづくりを目的に週1回、健康チェックや食事、創作活動や軽い運動などのレクリエーションを実施している。

各コンテストの受賞者ら

人権啓発への貢献たたえ ポスター、作文優秀作表彰

 「愛川町人権啓発のつどい」が11月30日、町文化会館で開かれた。

 12月4日〜10日の人権週間に合わせ、町と町人権擁護委員協議会、関東地方郵便局長会・局長協会が主催。中学生人権作文と中学生人権ポスターの表彰、中学生人権作文優秀賞の朗読のほか、トイピアニストの畑奉枝さんによるトイピアノ&トークコンサートが行われた。

 各部門の受賞者は以下。敬称略。

【愛川町中学生人権作文コンテスト】愛川町長・愛川町人権擁護委員協議会長表彰▽池内彩華(愛川東中3年)▽仲村杏菜(同)

【全国中学生人権作文コンテスト厚木地区大会】厚木人権擁護委員協議会長・横浜地方法務局厚木支局長表彰▽池内彩華(同)▽仲村杏菜(同)

【愛川町中学生人権ポスターコンテスト】愛川町長・愛川町人権擁護委員協議会長表彰▽北城結愛(愛川中原中2年)▽ポチャニコン・クンキン(愛川東中3年)

【中学生人権ポスターコンテスト】厚木人権擁護委員協議会長・横浜地方法務局厚木支局長表彰▽北城結愛(愛川中原中2年)

授賞式の様子

厚木市 思考力・表現力を育む 厚木こども科学賞

 「第15回厚木こども科学賞」の授賞式が11月30日にアミューあつぎ(厚木市中町)で行われた。

 同賞は(株)半導体エネルギー研究所(厚木市長谷)の寄付による「厚木市SEL教育基金」を基に科学的な思考力・表現力などの育成をめざし行われているもの。当日は332点の応募作品から「こども科学大賞」2作品、「こども科学優秀賞」4作品の受賞者に賞状と楯が贈られた。大賞を受賞した上島愛子さんは「うれしい。研究を通じて新しいことを知る楽しさを学んだ」と話す。受賞者は以下(敬称略)

▽こども科学大賞/成井しおり(小鮎小4年)、上島愛子(厚木中3年)▽こども科学優秀賞/石井志穂(玉川小3年)、齋藤紀明(妻田小5年)、永沼優史(厚木中3年)、勝又和奏(森の里中3年)

重機の説明を受ける児童ら

飯山小学校 将来見据えキャリア教育 10職種の職業体験

 厚木市立飯山小学校(三橋弘明校長)で11月25日から29日まで、全学年の児童を対象としたキャリア教育が行われた。市内団体や事業者がゲストティーチャーとして招かれ、それぞれの仕事内容などを伝えた。

 5日間をキャリア週間と位置づけ、身近な仕事を知ることで働く人の思いに触れ、自身の将来像を描いて実践につなげる意欲を育もうと実施。警察や消防をはじめ、事業者団体や市内企業など10職種の講師が講話や職業体験会などを行った。

重機の試乗体験

 (一社)厚木市建設業協会(関野耕正会長)では26日、全学年を対象に講話と重機の試乗体験会を行った。

 児童は、校庭に並べられた油圧ショベルやロードローラー、トラックなどの重機について説明を受け、実際にトラックの荷台に乗ったり重機の運転席に座ったりして試乗を楽しんだ。

「夢を諦めずに」

 市内山際で造園業を営む(株)大塚庭園では、6年生に講話、1・2年生向けにはチューリップの鉢植え体験を実施した。

 講話では、大塚慶之社長が造園業の仕事を紹介。将来の職業選択に向け、「諦めなければ、自分次第で夢がかなう。やりたいことを継続するために楽しんでほしい」とエールを送った。

 鉢植え体験では、児童と一緒になって球根の植え方を指導。児童は一生懸命にプランターに土を入れ、「元気に育って」と球根を土に埋めていった。

 三橋校長は「キャリア週間が、児童が将来社会で貢献するための第一歩になれば」と取り組みを振り返った。

スタッフで記念撮影

あつフェスに600人来場 手作りイベント盛況

 厚木市内で活動する「あつぎコミュニティメイカー」が主催するイベント「あつフェス」が11月23日、妻田北の城北工業(株)駐車場で開かれた。初開催ながらおよそ600人が来場するなどにぎわいを見せた。

 団体に加盟するキッチンカーや市内飲食店が模擬店を出店したほか、睦合東中学校吹奏楽部、空手の演武、和太鼓の演奏が披露され会場を沸かせた。イベントの最後にはビンゴ大会も開かれ、来場者の歓声が上がるなど盛り上がった。

 代表の後藤由紀子さんは「手作りのイベントでしたが、たくさんの方にお越しいただき楽しんでもらえた。ご協力いただいた方に感謝したい」と話した。

パネルディスカッションの様子

理工系人材育成へ議論 9大学が「工大サミット」

 国際社会で活躍する理工系イノベーション人材の育成に向け、全国にある工業・工科大学9校の学長らが議論を交わす「工大サミット」が11月30日、神奈川工科大学で開催された。オンライン配信も行われ、およそ250人が参加した。

 相互の連携・協力による理工系高等教育の活性化を目的に2017年から始まり、今年で7回目。神奈川工科大学の小宮一三学長は、「これからの産業を支える理工系人材を育成していく上で、工業高校と工業・工科大学との連携の重要性が高まっている」とあいさつした。

 パネルディスカッションでは、各大学が取り組む工業高校との連携について、事例紹介や報告を行った。工業高校に通う生徒が大学進学を検討する動機づけのためには、大学からの情報発信が必要なことや、企業も巻き込んだ高大連携活動の重要性などを共有した。

 同大学の担当者は「工業高校と工業・工科大学の連携について方向性が見えてきたのは一つの成果。実現に向けて互いの協力を強めていきたい」と話した。

大賞に輝いた花村さん

花村鈴子さん 新人シンガー大賞に 応募43人の中から受賞

 厚木市に縁のある新人シンガーを発掘する「第9回あつぎミュージックフェスティバルオーディション」の最終選考が11月24日、あつぎ市民交流プラザで開かれ、市内のミュージックスクールに通う花村鈴子さん(20)が大賞を受賞した。

 同オーディションは、2014年に市制60周年記念事業として初めて開催され、音楽活動を通じた若者の文化芸術活動への参加を後押しする市独自の試み。大賞者は、大手レコード会社のヴァージンミュージックから配信デビューする。

 今年は43人の応募があり、1次、2次審査を通過した3人が音楽スクールで約2カ月間の特別レッスンを受け、最終選考に臨んだ。審査員を前にパフォーマンスを披露し、花村さんが大賞を受賞した。

 花村さんは実家のある三重県から市内のミュージックスクールに通い、シンガーソングライターとしての腕を磨く。これまでに本厚木駅などでも路上ライブを行ってきたという。

 大賞を射止め、「とてもうれしい。アーティストとしても一人の人間としても、成長を実感できた」と花村さん。「音楽が思う存分できる環境の中で曲を作り、『新曲を早く聞きたいな』と思ってもらえるような存在になることが一番の目標」と意気込んだ。

 同オーディションでは、厚木市長特別賞を中野樹哉さん、FMヨコハマ賞を小賀坂留依さんがそれぞれ受賞した。

柿を持つ栗原さん

栗原さん宅で収穫の柿 不思議な形状「まるで亀?」

 厚木市恩名の栗原俊光さん(79)が、庭で珍しい形の柿を収穫した。

 栗原さんは11月27日、通常の実から2つの突起物が伸びた不思議な形状の柿を見つけた。横から見ると亀のような果形で、角度によっては蝶ネクタイを付けているようにも見える。

 長年農薬メーカーに勤めた経験があり、樹木医の資格を持つ栗原さんは、「今年は気温が高く、異常気象が多かったことが原因かもしれない」といい、「これまで奇形果の柿は見たことも聞いたこともなかったので驚いた」と笑顔で話した。

点灯スイッチを押す小野澤町長(上)と役場前を照らすイルミネーション(下)

愛川町電設協会 イルミで事故防止を啓発 電飾モチーフを増設

 愛川町役場に鮮やかなイルミネーションの光が12月2日に灯された。

 2001年から交通事故防止と飲酒運転根絶の啓発を目的に愛川町電設協会(柏木彰会長)がボランティアで取り付けている。

 当日は午後5時から点灯式が行われ、柏木会長をはじめ小野澤豊町長、役場の職員が参加した。小野澤町長が点灯スイッチを押し、イルミネーションの光が輝きだすと、参加者らは大きな拍手を響かせた。

 柏木会長は「寒い中ご参加を頂きありがとうございます。今年はサンタやベルをモチーフにした電飾を増やしました。明るい町づくりを応援していきます」と挨拶した。小野澤町長は「いよいよ愛川町も70周年を迎えます。この輝きに負けない明るく元気な愛川町にしていきたいと思っております」と応えた。

車いすバドミントン

パラスポーツ楽しもう 神奈川リハ病院で体験

 神奈川リハビリテーション病院(厚木市七沢516)で12月8日(日)、パラスポーツ体験と福祉機器展示が行われる。午前10時から午後3時30分。参加無料。

 ボッチャや車いすバスケットボール、車椅子バドミントン、モルック、チェアスキーなどが体験でき、障害の有無に関わらず多世代で楽しめる。

 希望者は当日直接会場へ。問い合わせは同院【電話】046・249・2220へ。

森の里クリスマスまつり 若宮公園で12月21日

 音楽演奏や模擬店などが楽しめるイベント「第38回森の里クリスマスまつり」が12月21日(土)、若宮公園野外ステージ(森の里1の38の39)で開催される。午後0時30分から6時。

 ステージでは、松蔭大学軽音楽部や厚木西高校軽音楽部、森の里中学校吹奏楽部の演奏が行われる。地元団体によるオカリナ演奏やダンスでも会場を盛り上げる。

 会場には飲食店の模擬店が並び、4時20分からは「お楽しみ映画上映」も予定している。

 問い合わせは原田さん【携帯電話】090・2241・6253へ。

イベントチラシ

飯山の紅葉、光で堪能 12月7日にライトアップ

 「飯山ライトアップ秋のキャンペーン」が12月7日(土)、飯山白山森林公園と飯山観音長谷寺周辺で開催される。

 飯山観音長谷寺の本堂や桜の広場がライトアップされ、光に映し出された紅葉と幻想的な光景が楽しめる。点灯時刻は午後5時から6時30分。

 境内を撮影した写真を提示すると、鮎の塩焼き(1時から)と豚汁(2時から)が無料で振る舞われる。無くなり次第終了。

(問)厚木市市観光協会【電話】046・240・1220