鶴見区版【1月23日(木)号】
表彰を受けた巴会長(右)

区スポーツ推進委員 巴さんが文科大臣表彰 42年間の活動を評価

 鶴見区スポーツ推進委員連絡協議会の会長を務める巴伸一さん(68)がこのほど、国のスポーツ庁による「スポーツ推進委員功労者表彰」で最高賞となる文部科学大臣表彰を受賞した。巴会長は「名誉な賞をいただいた。今後も地域にスポーツの良さを知ってもらえるよう活動していきたい」と笑顔で語った。

 同賞は、同委員として10年以上勤続し、市区町村における各種スポーツ事業の実技指導や企画等に尽力し、地域スポーツの推進に顕著な功績を挙げた人に贈られるもの。

 巴会長は同委員を42年間務め、一昨年から同協議会の会長を務めるなど鶴見区内のスポーツ推進に尽力。同協議会は「母と子のソフトボール大会」や、つるみ臨海フェスティバルでのグラウンドゴルフ体験会など、様々な取組みを実施している。

 また、巴さんは(一社)神奈川県障がい者スポーツ協会の理事も務め、障害者スポーツの普及にも尽力。区内では障害の有無に関わらず誰もが一緒に楽しめる「ボッチャ」の大会も開いている。

 その他にも、生涯スポーツとして注目されつつあるバレーボール形式の「フラバールバレー」の導入も検討中で、協議会で研修を重ねながら区内イベントでの実施を目指している。

 今回の受賞について巴会長は「地域にスポーツの楽しさや素晴らしさを知ってもらえるよう、引き続き活動していきたい」と思いを語った。

区長に表敬訪問

 今回の表彰を受け、鶴見区の渋谷治雄区長を表敬訪問した巴会長。渋谷区長は「スポーツの普及だけでなく、区のために幅広く活動いただき大変ありがたい」と感謝を伝えた。また、2年半後に控える区制100周年についても歓談。生麦北町北部自治会の自治会長も務める巴会長は「鶴見一筋で地域に育てられた身なので、地元を盛り上げるために私ができることはスポーツ、自治会の活動なんでも協力していきたい」と笑顔で語った。

横浜市 地域交通拡充へ積極支援 導入検討期間の短縮図る

 横浜市は市民の公共交通空白地帯での移動環境整備を目的に、地域交通の新たな制度を今年4月から導入する。いわゆる「プッシュ型」で積極的な支援を行うほか、高齢者の外出促進を目的に敬老パスの補助対象拡大などが予定されている。

 横浜市は2007年から「地域交通サポート事業」として、既存バス停から自宅までが遠い地域などで、生活に密着した地域交通導入に向けた地域の主体的な取り組み(移動手段の確保や持続可能な運行)への支援を行ってきた。

 これまで市内17地区で本格運行に結び付いたが、あくまでも地域の主体的な取り組みを前提としたもののため、機運の高まりから運行まで4年ほどかかったケースや担い手不足による活動停滞、また採算確保が見込めず本格運行に至らないなどの課題があった。

 そこで今回、従来の事業に代わるものとして4月以降に制度の一新を決定した。

行政プッシュ型

 新制度のキーワードは「プッシュ型」。地域への意向確認や運行計画の提案などを地域主体から行政発信で地域に行うようにする。

 具体的には鉄道駅から800m、バス停から300m以上離れた地域を公共交通圏域外と定義し、そのうち面積の大きい50地区程度を優先的に取り組みを進めるエリアとし、地域の自治会町内会などに地域交通導入の意向を確認していく。市ではこれにより導入検討期間を従来より1〜2年短縮することを見込む。

敬老パスと連携も

 また本格運行に至った際の運行経費を年間600万円を上限に補助するほか、ボランティアへの謝礼も支援内容に加える。そのほか、タクシー業者等が運行する地域交通でも敬老パスによる運賃割引ができるよう検討している。

 市では本格運行経費の市費負担を最大年間3億円と想定。所管する都市整備局では「補助に頼らない継続運行のために、利用啓発の周知などは行っていきたい」としている。

第74代(一社)横浜青年会議所の理事長に就任した 佐藤 直樹さん 鶴見区出身 40歳

横浜の発展へ意見交わす

 ○…論語の「和(わ)而(じ)不(ふ)同(どう)」をテーマに、市内の若手経済人からなる横浜青年会議所(横浜JC・会員数311人)の2025年度の理事長を務める。「当事者意識を持ち、慣れ合いではなく意見を交わして横浜の街を良くする」との思いでこの言葉を選んだ。18年に入会後、日本JCに出向し、他地区の理事長や会頭と関わる機会も多かった。「リーダーとしての景色を見てみたい」と名乗り出た。「やった分だけ得られるものがある」と活動の魅力を語る。

 ○…薬剤師として父が代表を務める薬局に新卒で入社。関東を中心に約70ある店舗に携わり、多忙な日々を過ごす。「JCの活動と仕事には垣根がない。JCでの経験は仕事に持ち帰れるし、その逆もある」。会議の仕方などの運営面や、出会った人から吸収した考えや姿勢を双方に生かしている。

 ○…時間ができるとサウナで「ととのう」のがリラックスのひと時。大学まで暮らした鶴見区の温泉施設には家族を連れてよく行くという。「外からの情報を遮断して脈と自律神経と向き合う時間」と話す。妻とは高校から大学まで打ち込んだインディアカの大会で出会った。現在は小6と小4の息子の父親。「男子だけのLINEグループでゲームの話をしたり、早く帰れる日は回転寿司からのゲームセンターが定番」と家族との時間を大切にしている。

 ○…今年度のJCの重要課題は「国際」。「循環経済の潮流を横浜から世界へ」を方針に、横浜から他国の課題解決に取り組む企業やリーダーを育成。長期的な国外資本を確保し、市内経済として循環させることを目指す。広報にも力を注ぐ。「横浜が好きで、本気で街の未来を考えているJCのことを知ってもらい、仲間を増やしたい」

第74代(一社)横浜青年会議所の理事長に就任した 佐藤 直樹さん 鶴見区出身 39歳

横浜の発展へ意見交わす

 ○…論語の「和(わ)而(じ)不(ふ)同(どう)」をテーマに、市内の若手経済人からなる横浜青年会議所(横浜JC・会員数311人)の2025年度の理事長を務める。「当事者意識を持ち、慣れ合いではなく意見を交わして横浜の街を良くする」との思いでこの言葉を選んだ。18年に入会後、日本JCに出向し、他地区の理事長や会頭と関わる機会も多かった。「リーダーとしての景色を見てみたい」と名乗り出た。「やった分だけ得られるものがある」と活動の魅力を語る。

 ○…薬剤師として父が代表を務める薬局に新卒で入社。関東を中心に約70ある店舗に携わり、多忙な日々を過ごす。「JCの活動と仕事には垣根がない。JCでの経験は仕事に持ち帰れるし、その逆もある」。会議の仕方などの運営面や、出会った人から吸収した考えや姿勢を双方に生かしている。

 ○…時間ができるとサウナで「ととのう」のがリラックスのひと時。大学まで暮らした鶴見区の温泉施設には家族を連れてよく行くという。「外からの情報を遮断して脈と自律神経と向き合う時間」と話す。妻とは高校から大学まで打ち込んだインディアカの大会で出会った。現在は小6と小4の息子の父親。「男子だけのLINEグループでゲームの話をしたり、早く帰れる日は回転寿司からのゲームセンターが定番」と家族との時間を大切にしている。

 ○…今年度のJCの重要課題は「国際」。「循環経済の潮流を横浜から世界へ」を方針に、横浜から他国の課題解決に取り組む企業やリーダーを育成。長期的な国外資本を確保し、市内経済として循環させることを目指す。広報にも力を注ぐ。「横浜が好きで、本気で街の未来を考えているJCのことを知ってもらい、仲間を増やしたい」

4色の一斉放水で鮮やかに

出初式で決意示す 東芝の自衛消防隊が

 東芝エネルギーシステムズ(株)京浜事業所=末広町=で1月7日、同社の自衛消防隊による出初式が行われた。

 鶴見区内には自衛消防隊を組織する事業所は多数あるが、鶴見消防署によると自衛消防隊が独自に出初式を行う事業所はほとんどないという。

 「自分たちの工場は自分たちで守る」という決意表明のために毎年行っている出初式。当日は隊員たちによる分列行進や操法披露のほか、消防車1台と小型ポンプ2台による4口一斉放水などが行われた。

散策で鶴見の魅力再発見 図書館主催で2月1日

 鶴見図書館による散策イベント「鶴見をめぐるまちあるき」が2月1日に開かれる。同館開館45周年記念事業の一環。

 当日は「鶴見みどころガイドの会」が講師を務め、成願寺や總持寺、鶴見神社など図書館周辺の名所を巡り、散策後にはミニ講義も。午前9時から正午(荒天の場合、10時から講義のみ実施)。参加無料。小学生以上対象で、定員先着25人。申込みは同館【電話】045・502・4416。また、1月31日まで企画展示「空から見る鶴見の移り変わり」も開催中。

坐禅を組む生徒たち

鶴見大学附属中学・高校 早朝の總持寺で座禅 750人以上が参加

 鶴見大学附属中学校・高等学校の生徒が1月14日、大本山總持寺で早朝から座禅を体験する「耐寒参禅会」に参加した。

 この参禅会は寒稽古の一環として1952年から続くもの。禅の教えを教育の柱に据える同校で、建学の精神や「心を落ち着け、自己を見つめ直す」ものとして行われている。

 毎年全校生徒の約8割が参加し、保護者や卒業生の参加者も多い。74年目となった今年は9日から14日までの4日間で実施。中学1年生から高校3年生まで750人以上の生徒が参加した。

 14日には真冬の寒さの中、朝7時に「千畳敷」の總持寺大祖堂に生徒たちが集合。石附周行禅師から座禅の心得の教えを受けた後、約30分間静かに座禅を組んで瞑想に集中した。

 参加した高校3年生の生徒は「気持ちを引き締める貴重な機会で、毎回参加してきた。これで最後かと思うと寂しい。卒業してもまた参加できたら」と笑顔で語った。

食事を楽しむ参加者たち

市場地区 居場所づくりで子ども食堂 「キッチンたいよう」初開催

 鶴見市場地域ケアプラザ・コミュニティハウスゆうづるで1月12日、子ども食堂「キッチンたいよう」が初開催された。

 主催したのは、同地区で子育て支援を行うNPO法人たいよう。同法人のスタッフで、市場小学校放課後キッズクラブの施設長も務める松本高子さんが同地区に子ども食堂などがなく、「子どもたちが気軽に集える場所をつくりたい」と同校コミュニティハウスの今野早苗さんに相談したことがきっかけで昨年秋ごろから実施を模索。他の子ども食堂にヒアリングも行い、準備を進めてきた。

 そして迎えた初日。食事は、「栄養バランスの取れた温かいものを提供したい」と、鳥のから揚げやマカロニサラダ、味噌汁、ご飯を準備。食後には紙芝居のほか、オセロやゲームで遊べる場所も用意され、子どもたちが楽しむ様子が見られた。

 初開催を終え松本さんは「反省点はいろいろありますが、参加された皆さんが会話を楽しみ、食事も喜んでくれてよかった」と話した。

 次回は2月23日の正午から午後1時に開催。食後も2時まで折り紙などで遊ぶことができる。中学生以下無料、大人400円。対象は市場地区在住の中学生以下の子どもを含む親子(子どもだけの申込み不可)。定員先着50人。

總持寺で涅槃会法要 2月8日 区仏教会主催

 大本山總持寺の三松閣で2月8日、「第五十回 釈尊涅槃会」が行われる。鶴見区仏教会と市仏教会の共催。

 涅槃会は、釈迦の亡くなった2月15日に全国の寺院で釈迦の最後を描いた「涅槃図」を掛けて、その遺徳を偲ぶ法要。

 当日は法要のほか、記念講演や仏教落語などのイベントも行われる。区仏教会の白石隆弘会長は「涅槃会を区内で大きく行うことは珍しく、50回の節目でもあるので、ぜひ多くの方にご来場いただけたら」と呼び掛けている。

 午後0時30分から4時まで。参加無料。問合せは事務局【電話】045・581・3227。

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あいさつする寺嶋会長

「積極的な情報発信を」 鶴見区工業会

 区内の製造業を中心に約170社の団体が所属する鶴見区工業会(寺嶋之朗会長)の新春賀詞交換会が1月15日、西区のホテルで開かれた。

 当日は会員ら103人が参加。会の冒頭で寺嶋会長は「円安などで経済面に大きな変化があり、苦労の多い1年だった」とあいさつ。

 世界情勢や米大統領選にも触れ、「活動に影響が出てくる部分にもなるが、まずはそれぞれの企業の足元を固められるよう、BCP(事業継続計画)やカーボンニュートラルなどについて積極的に情報発信を行っていきたい」と話し、「情報の共有や課題への協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

あいさつする大島会長

積極的な中小企業支援を 鶴見法人会

 公益社団法人鶴見法人会(大島正之会長)の新年賀詞交歓会が1月16日、崎陽軒本店=西区=で開かれた。

 税務行政に寄与しながら企業経営の健全な発展を目的に活動する同団体。

 当日は同会会員のほか、鶴見税務署の福永秀文署長ら来賓を含め150人以上が参加。あいさつに立った大島会長は、物価や人件費の高騰で中小企業の経営が厳しくなっている実態に触れたうえで、「このような時こそ、経営者同士の交流など、法人会が役に立っていきたい」と述べ、他団体との協力も含めて「活性化のためにも積極的に活動を推進していきたい」と力強く語った。

門出を迎えた若者たち

笑顔がそろう新しい門出 二十歳の市民を祝うつどい

 横浜市の「二十歳の市民を祝うつどい」が1月13日、横浜アリーナで開催された。市内では3万5450人、鶴見区では2647人が門出を迎えた。会場は学友との再会を喜ぶ若者の笑顔があふれていた。

 今回の式典テーマは「はじまり」。「コロナ禍で大きな制限があった高校生活。現在は、大学生活などそれぞれが新しい生活を始め、新しい『はじまり』に向かって歩みを進めていきたい」という気持ちが込められている。横浜市ゆかりの人物として俳優のムロツヨシさんからメッセージも寄せられ、参加した女性は「まさかムロツヨシさんが横浜出身だとは知らなかった」と笑顔で話し、「将来は、互いに支え合う社会にできるよう、社会福祉に携わる職につきたい」と自らの未来について語った。

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名人譲りの津軽三味線 3月9日 サルビアホール

 「津軽三味線 高橋竹童演奏会」が3月9日、サルビアホールで開かれる。午後2時開演。

 主催は、ホールの稼働率向上などを目的に様々なコンサートを企画する「つるみ文芸協会」。

 高橋さんは、津軽三味線を全国に広めた第一人者で名人・初代高橋竹山の最後の内弟子。師匠譲りの豊かな音楽性と軽妙洒脱な舞台が人気を博している。

 当日は津軽じょんがら節や津軽あいや節、越中おわら節などを披露。

 チケットは前売一般席3000円(全席自由)、バルコニー席2000円。販売は同ホールやミュージック・プラザ・ミヤノなどで。(問)同協会・南部さん【電話】045・572・9673

初漕ぎを楽しむ会員ら

鶴見川で新年初漕ぎ 市ローイング協会

 NPO法人横浜市ローイング協会(弓場常正会長)は1月12日、鶴見川で新年初漕ぎを行った。

 初漕ぎには会員ら121人が参加。コースは鶴見川漕艇場から末吉橋付近までの約6キロ。8人乗りのエイトや5人乗りのナックルフォアなどに乗艇し、元気の良い掛け声で息を合わせて快漕した。

 老若男女が参加し、全員が無事にゴール。初漕ぎを終えた会員は「まだ寒いけれど、年明けに仲間と楽しく漕ぐことができて良かった」と感想を語った。

 初漕ぎ後には漕艇場に場所を移し、賀詞交換会が行われた。昨年の活動を動画などで振り返りながら、会員たちが交流を深めた。弓場会長は「今年も明るく元気で楽しく、鶴見川漕艇場でローイングを満喫しましょう」と会員たちに力強く呼びかけた。

動画は7分ほどにまとめられている

要援護者支援の動画作成 鶴見区 活動の活性化めざし

 鶴見区役所がこのほど、災害時要援護者支援の取組みを紹介する動画を作成した。

 鶴見区では災害時要援護者の名簿を作成し、協定を結んだ自治会・町内会や民生委員に提供。地域の見守り活動に活かしてもらっているが、地域では「個人情報の扱いが難しい」「訪問活動が難しい」などの課題を抱える自治会が多かった。

 そこで区は、区内の自治会・町内会が実際に行っている取組みなどをまとめたアイデア集のパンフレットを昨年作成。今回は更なる活動の活性化を目指して、動画を作成した。

 動画の作成にあたっては鶴見東町会が協力し、同町会が行っている取組みを紹介。普段は鍵付きの棚で名簿を保管していること、要援護者の自宅を訪問する際には2人で行動して要援護者の不安を取り除く工夫をしていること、情報を活用する際には本人の同意を取っていること、防災訓練での活用方法などが分かりやすくまとめられている。

 区の担当者は「見守り活動のお悩みの解決につながるよう、ぜひ多くの方にご覧いただけたら」と呼び掛けている。動画や取組みについての問い合わせは区高齢・障害支援課【電話】045・510・1768。

七草がゆを楽しむ参加者たち

無病息災願い七草がゆ 古民家の雰囲気も楽しむ

 馬場花木園の旧藤本家住宅主屋で1月11日、人日の節句(七草の節句)のイベントとして七草がゆが振舞われた。

 人日の節句は五節句で最初の節句。正月最後の日に七草がゆを食べて、1年の豊作と無病息災を願う。

 同園での企画は5年目を迎え、当日は親子連れら約30人が参加し、開園前から並ぶ人も多かった。

 敷地内には門松など正月のしつらえが飾られ、参加者たちは七草がゆを食べながら、日本の伝統的な正月の雰囲気も楽しんだ。参加者の1人は、「七草がゆは本当に美味しく、毎年参加したいくらい。日本の伝統文化を感じる体験もできた。家族の恒例行事として今後も参加できたら」と笑顔で語った。

 同園の高山智恵子副園長は「多くの方に来園いただき、住宅の雰囲気と七草がゆを楽しんでいただけた。これからも大切な行事として続けていきたい」と話した。

申込みはコチラから

学校に行けない子の声聞いて 2月8日 たんぽぽ子育て講演会

 元大阪市立小学校校長の久保敬さんの講演会「学校に行けない子どもの心の”ことば”を聞いて!」が2月8日、鶴見中央地域ケアプラザで開かれる。

 主催は、佃野町で不登校の子どもたちを支援するNPO法人フリースペースたんぽぽ。今の学校を変えたいと奮闘する久保さんが思いを語る。「不登校で悩む保護者や地域の方々と、学校について一緒に考える機会になれば」と主催者。午後2時から4時。参加費500円。申込み締切は2月6日。(問)同法人【電話】045・834・7970

音読の資格を一日で 2月に認定資格取得講座

 音読ヘルストレーナーの認定資格を取得できる講座が2月16日、鶴見公会堂会議室で開かれる。

 (一社)日本朗読検定協会が発行する同資格。音読は脳の活性化や認知症予防にも効果があると期待されていて、同資格を取得すると音読ヘルストレーナーとして、講座を開くことができる。

 講師は同協会認定プロフェッサーの安井裕子さん。午前10時から午後4時。一日取得プランで受講料66000円(弁当・茶菓子付き)。申込み・問合せは【メール】ondokunet@gmail.comまで。

あいさつに立った石渡支部長

「DX化に向け研修強化を」 東京地方税理士会鶴見支部

 東京地方税理士会鶴見支部(石渡哲哉支部長)の新年賀詞交歓会が1月15日、区内で開かれた。

 同支部には127人が所属。会員向けの研修会や納税者に対する無料相談会のほか、区内小学校で税の大切さを伝える租税教室も定期的に行っている。

 当日は多くの人が参加する中、あいさつに立った石渡支部長は「e―TaxやDX化を進めるにあたり、会員の知識を深められるよう研修に力を入れていきたい」と力強く語った。また、今年の巳年にも触れ、「目標に向かってくねくねと曲がりながら、見えなかった部分を発見できる1年にしましょう」と会員たちに呼びかけた。

パマトコ「妊産婦・こどもの健康相談」画面(市提供)

「パマトコ」で子育て相談 市、アプリに新機能追加

 横浜市は1月9日、公式子育て応援アプリ「パマトコ」に妊産婦や保護者が24時間、医師や助産師に相談できる新たなコンテンツを追加した。

 パマトコは、子育てに関する手続きや情報を集約したアプリで、2024年12月末には登録者数が6万人を突破した。

 追加されたのは、「妊産婦・こどもの健康相談」。市内在住の妊婦と未就学児の保護者が無料で利用できる。オンラインフォームから相談すると、医師や助産師から原則24時間以内に回答が届く「いつでも相談」と、医師や助産師による1万件以上の回答を検索できる機能が備わっている。

 市は今後もパマトコに新たなオンライン手続きを追加するなど、機能を拡充していく予定だ。

 パマトコ全般についての問い合わせは、市こども青少年局企画調整課【電話】045・671・4281。妊産婦・こどもの健康相談についての問い合わせは、同局地域子育て支援課【電話】045・671・2455。

犬種別に開催されるドッグラン

横浜・臨港パークで愛犬と楽しむイベント 2月22日から24日

 愛犬と一緒に楽しめる催し「YOKOHAMA GOGO DOG PARTY 2025」が2月22日(土)、23日(日)、24日(月)(祝)の3日間、西区みなとみらいの臨港パークで開催される。主催はYOKOHAMA GOGO FES実行委員会。

 ベイブリッジを臨む広大な天然芝のドッグランでは、愛犬を自由に遊ばせることができるほか、さまざまな種類の犬種別ドッグランも用意されており、同じ犬種の飼い主同士の交流の場としても楽しめる。

 会場内には、愛犬グッズやフード、ウェア、ペットカーなどが揃う多彩なマルシェが出店。イベント限定の割引があり、レアアイテムも手に入る。

愛犬と一緒に乗れる気球が初登場

 パシフィコ横浜では初めてとなる気球「GOGO Balloon」では、愛犬と一緒に気球体験ができる(犬は20kg以下の体重制限あり)。ドッグレースや保護犬の飼い主探しなど、盛りだくさんのイベント。キッチンカーも多数出店し、1日中楽しめる。主催者側は3日間で3万人と9千頭の犬の来場を見込んでいる。

 入場無料(一部有料コンテンツあり)。午前10時から午後5時(最終日は午後4時まで)。イベントの詳細は公式サイトやInstagram(「GOGO DOG PARTY 2025」で検索)で確認できる。問い合わせは、ぴあ株式会社【電話】03-5774-5257 (平日午前11時〜午後5時)。

あいさつする工藤委員長

「子どもたちのための教育を」 県私学団体連合会が「新春のつどい」

 神奈川県内の私立学校や幼稚園、専修学校などによって構成される神奈川県私学団体連合会による「神奈川私学新春のつどい」が1月20日、中区のローズホテル横浜で行われた。

 各校の関係者ら400人以上が集まり、来賓として黒岩祐治知事や山中竹春市長らを迎えた。

 同連合会の工藤誠一委員長(聖光学院中学高校校長)は少子化による学校経営の厳しさに触れた上で「道は平坦ではないが、子どもたちは私たちの背中を見ている。日々、前進していきたい」と述べ、子どもたちのための教育を進めていきたいとした。

会場に展示された横浜ゆかりの作品『めぐり会い』の直筆原画と手塚眞さん(1月15日プレス内覧会で)

手塚治虫 ブラック・ジャック展が横浜・そごう美術館で開催中 1月16日から2月25日まで

 手塚治虫の名作マンガ「ブラック・ジャック」の大規模展覧会が1月16日から、そごう横浜店6階のそごう美術館=西区=で開催されている。2月25日(火)まで。

 ブラック・ジャックは、顔に傷のある黒ずくめの天才外科医が様々な患者と出会う物語で、命の尊さや医療のあり方を描いている。1973年から『週刊少年チャンピオン』で5年間、ほぼ毎週1話完結で連載された手塚治虫の代表作の一つ。連載230話と読み切り13話があり、今も多くの人に愛されている。

 同展は2023年に東京でスタートし、全国を巡回。横浜は6会場目。500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や単行本の200以上のエピソードの直筆原稿を展示する史上最大規模の展覧会となっている。また会場では、作品の誕生秘話や個性豊かなキャラクターたち、印象的なエピソードなどを、貴重な資料や証言映像とともに紹介。医学博士であり、医師免許を持っていた手塚治虫自らの理想の姿を描いた「医療マンガ」としての魅力や、現代に通じる社会性にも迫る。

横浜ゆかりの地が登場

 ブラック・ジャックの初恋を描いた第50話『めぐり会い』は、横浜の「港の見える丘公園」が舞台となっており、ファンの聖地として有名だ。プレス内覧会に来場した手塚治虫の長男でヴィジュアリストの手塚眞さん(63)によると「手塚作品の中で場所が特定できる話は珍しい」という。「兵庫県宝塚市で育ったため、神戸と同じ港町への思いがあったと思う。外国文化を意識したり、ハイカラやモダンを好んでいたので、横浜に憧れがあったのでは」と推測する。同作は中学生の頃にリアルタイムで読んでいたといい、「家族が一番厳しい読者なのですが、第1話を読んだ時に『うまいな』と衝撃を受けた。医療だけでなく、様々なテーマが盛り込まれている」と話す。

 横浜会場限定で、名作『おばあちゃん』を全ページ展示する。ブラック・ジャックが高額報酬を請求する理由など、深いテーマを描いた感動の物語をじっくりと楽しめる。「圧倒的な展示量。2度3度と足を運んでもらえたら」と手塚さん。

 入館は午前10時〜午後7時30分。一般1600円、大学・高校生1400円、中学生以下無料。

 みなとみらい線各駅では、同展とコラボした1日乗車券を2千枚限定で販売している。

賞状を手にする関係者

「横浜環境活動賞」に15者 メダカの保存など評価

 環境活動に取り組んでいる市民や企業を称える「横浜環境活動賞」の表彰式が1月14日、横浜市庁舎で行われた。

 同賞は1993年度から開始し、今年度で31回目。市民の部、企業の部、児童・生徒・学生の部の部門ごとに大賞や実践賞の表彰を授与する。

 今年度は15者を表彰。市民の部では横浜メダカの会、企業の部ではハーチ株式会社 Circular Yokohama=保土ケ谷区=が大賞にそれぞれ選出された。同会は市内全域を活動拠点に横浜固有の黒メダカで絶滅危惧種に指定されている「横浜メダカ」の保存活動など、同社はオンライン講座などを通じ、循環経済について学ぶ機会を提供したことなどが評価された。このほかに表彰を受けた団体・企業は次の通り(順不同)。

▽市民の部実践賞…磯子区3R応援隊、磯子区猫の飼育ガイドライン推進協議会、スパイスアップSOZAi循環Lab、名瀬谷戸の会

▽企業の部実践賞…AGC株式会社 AGC横浜テクニカルセンター(生物多様性特別賞も受賞)、株式会社カツマタ、株式会社kitafuku、株式会社春秋商事、伸光写真サービス株式会社、ストラパック株式会社横浜事業所、三菱電機株式会社神奈川支社、株式会社ヨコレイ

▽児童・生徒・学生の部…林龍平

大会イメージビジュアル ©一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ

横浜市民を女子バスケWリーグファイナルステージに無料招待 受付中、先着合計800組1,600人

 横浜武道館=中区=で2月7日(金)から9日(日)に行われる日本女子バスケットボールリーグ(Wリーグ)の優勝チームを決める「大樹生命 Wリーグ ユナイテッドカップ2024-25 ファイナルステージ」に、横浜市が市民合計800組1,600人を無料招待する。

 大会には日本代表選手の所属チームも出場予定。初日の7日は、午後7時からGAME1(シャンソン化粧品シャンソンVマジック対ENEOSサンフラワーズ)が行われ、1階指定席コートサイドベンチ向50組100人、1階自由席コートエンド50組100人、2階自由席200組400人を招待。

 8日(土)は、午後2時からGAME2(デンソーアイリス対トヨタ紡織サンシャインラビッツ)、午後4時30分からGAME3(富士通レッドウェーブ対GAME1の勝者)が行われ、2階自由席250組500人を招待(2試合観戦できる共通チケット)。

 最終日の9日は、午後2時からGAME3の勝者対GAME2の勝者によるファイナルが行われ、2階自由席250組500人を招待する。

 無料招待の申し込みは、横浜市の電子申請システムで、1月31日(金)午後11時59分まで受け付ける。無料招待は、横浜市民が対象で先着順(予定数に達し次第終了)。

 詳細は市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleagueunitedcup.html)で確認を。

4駅のスタンプデザイン=市交通局提供

横浜市営地下鉄が「エキタグ」を導入 センター北、関内、上大岡、踊場の4駅から

 横浜市交通局は1月21日(火)から、駅スタンプアプリ「エキタグ」を4駅で導入する。

 エキタグは、(株)ジェイアール東日本企画が提供するアプリ。駅に設置されるNFCタグ(エキタグ)をスマートフォンなどで読み込むことで、設置駅のスタンプをアプリ内のスタンプ帳に集めることができる。今年1月14日時点で全国のJR線や私鉄などの191路線、1214駅、4施設で導入されており、市交通局は地下鉄に乗って横浜の街を楽しんでもらう目的で導入を決めた。

 設置は市営地下鉄のセンター北、関内、上大岡、踊場の4駅。各駅でかつて実際の駅スタンプとして使われていた絵柄が復刻デザインとして登場する。同局担当者によると設置駅は順次増やしていく予定で、「市営地下鉄の全40駅で楽しめることを目指したい」と話した。

冊子の表紙

横浜市が自治会町内会向けデジタルサービスの紹介冊子作成

 横浜市は市内に約2800団体がある自治会町内会のデジタル化を支援しようと、活動に役立つアプリやサービスなどのツールを紹介する冊子を作った。

 冊子には、デジタル化支援のために市と協定を結ぶ15事業者・団体によるサイト作成や電子回覧板の機能があるアプリ、デジタル化のアドバイスのほか、大手事業者のSNSサービスなど、合計で22のツール・事業者が紹介されている。

全町内会に配布、サイトからダウンロードも

 冊子は2月に市内の全自治会町内会に配布するほか、市のサイトからダウンロードできるようにした。サイトは「横浜市 自治会町内会DX」で検索。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・2317。