港北区版【1月23日(木)号】
「いろえんぴつ」に所属するメンバー

菊名いろえんぴつ 今年で開設25周年 安心して歳重ねる場に

 障害福祉サービス事業所「いろえんぴつ」(箕口雅博理事長)は、今年で開設25周年を迎える。同事業所は、障害のある利用者たちが、さまざまなかたちで地域と関わることができる地域作業所としてスタートした。

 始まりは2000年4月。当初から菊名に拠点を設け、地域作業所として、知的障害・身体障害・精神障害のある利用者たちが、ポスティングやアルミ缶つぶしなどを通して、地域との関わりを続けてきた。現在のメンバーは23歳から76歳までの49人。最近では、菊名地区センターでのパン・クッキー、お菓子などの販売。冬場は味噌づくり。他にも食品運搬など、活動は多岐にわたる。事務局長を務める河野芳子さん=人物風土記で紹介=は、「とにかく何に対しても向き合うこと」をモットーに、「障害者だけでかたまらず、地域に溶け込むこと。そして安心して暮らしていけるように」と目標を掲げて活動を続けている。

ひろがる活動

 現在では、利用者が働くカフェ・ル・トロンの運営や、活動啓発のための季刊誌「えんかれっじ」の発行など活動の範囲をさらに広げている。その他にも、大学や専門学校の実習生も年間150人以上受け入れており、「ルーティン化しがちなメンバーさんの生活に対して、良い刺激になっていると思います」と課長の河野暢明さん。今後については、「一番は利用するメンバーさんが安心して年を重ねられる居場所であり続けること。そのために、いろえんぴつで働くスタッフの育成をはじめ、安定した基盤づくりに尽力していきたい」と話した。

記念座談会

 25周年の記念行事として、2月23日(日)に「いろえんぴつのおはなし会」と称し、港北公会堂で座談会を開催する。ゲストに港北区出身タレントのふかわりょうさんを招き、参加者の質問を交えながら「人が人らしく人生を謳歌することとは?」をテーマに対談形式で話していく。申し込みは、下に掲載の二次元コードから。問い合わせは、いろえんぴつ【電話】045・434・5703へ。

横浜市 地域交通拡充へ積極支援 導入検討期間の短縮図る

 横浜市は市民の公共交通空白地帯での移動環境整備を目的に、地域交通の新たな制度を今年4月から導入する。いわゆる「プッシュ型」で積極的な支援を行うほか、高齢者の外出促進を目的に敬老パスの補助対象拡大などが予定されている。

 横浜市は2007年から「地域交通サポート事業」として、既存バス停から自宅までが遠い地域などで、生活に密着した地域交通導入に向けた地域の主体的な取り組み(移動手段の確保や持続可能な運行)への支援を行ってきた。

 これまで市内17地区で本格運行に結び付いたが、あくまでも地域の主体的な取り組みを前提としたもののため、機運の高まりから運行まで4年ほどかかったケースや担い手不足による活動停滞、また採算確保が見込めず本格運行に至らないなどの課題があった。

 そこで今回、従来の事業に代わるものとして4月以降に制度の一新を決定した。

行政プッシュ型

 新制度のキーワードは「プッシュ型」。地域への意向確認や運行計画の提案などを地域主体から行政発信で地域に行うようにする。

 具体的には鉄道駅から800m、バス停から300m以上離れた地域を公共交通圏域外と定義し、そのうち面積の大きい50地区程度を優先的に取り組みを進めるエリアとし、地域の自治会町内会などに地域交通導入の意向を確認していく。市ではこれにより導入検討期間を従来より1〜2年短縮することを見込む。

敬老パスと連携も

 また本格運行に至った際の運行経費を年間600万円を上限に補助するほか、ボランティアへの謝礼も支援内容に加える。そのほか、タクシー業者等が運行する地域交通でも敬老パスによる運賃割引ができるよう検討している。

 市では本格運行経費の市費負担を最大年間3億円と想定。所管する都市整備局では「補助に頼らない継続運行のために、利用啓発の周知などは行っていきたい」としている。

NPO法人いろえんぴつ心理福祉コミュニティズの発足人で、理事・事務局長を務める 河野 芳子さん 菊名在勤 76歳

「体当たり」で寄り添う

 ○…「とにかく動いて、体当たり。主催イベントに出て欲しい方を出待ちして直談判とか」。障害者と社会を結ぶためにいまも奔走し続ける。自らが立ち上げた障害福祉サービス事業所「いろえんぴつ」は、地域作業所としてスタートした2000年の発足当初から菊名に拠点を設け、街の変化と共に障害者福祉と向き合ってきた。そして、今年で開設25周年を迎える。

 ○…神奈川区生まれ。2歳の頃に大倉山に移り住み、大綱小・大綱中と進学。20代半ばまでこの街で育ち、暮らした。幼い頃からテレビで放送されていた商業演劇に釘付けになり、中学では演劇部に所属した。高校では児童文化部で活動。部員が制作した紙粘土の人形で劇を行う中で、地域の福祉施設にボランティアで参加することがあり、福祉活動に興味を持つようになった。

 ○…「いろえんぴつ」開設の一番の理由は、長男の知的障害と、それにともなう”てんかん”に向き合う中で見つけていく。長男が幼い頃、周囲からの厳しい対応に、「障害のことを隠そうとしてしまうところがあった」と当時を振り返る。しかし、「隠していたらいつまでたっても絶対に理解されない」と自らを奮い立たせ、周囲への啓発と、障害があっても普通に生活できるような社会にしたいという思いで立ち上げに至った。

 ○…現在でも現場に立ち続け、利用者とのコミュニケーションを欠かさず、どんな状況でも体当たりで進み続けることは変わらない。今後について、「メンバーさん(利用者)が安心して歳を重ねられる場所であり続ける。そのために、いろえんぴつができる限り長く続いていくよう、啓発活動や後継者の育成に励みたい」と、その目は未来を見据えている。

東日本大会で最優秀賞を受賞した大綱中学校合唱部(同部提供)

東日本代表 大綱中合唱部 全国でも最優秀賞を 1月26日に音源審査

 大綱中学校合唱部は、1月26日(日)に行われるTBSこども音楽コンクール文部科学大臣賞選考会(全国大会)の音源審査に、東日本代表として全国1位をかけて臨む。

 同部は昨年12月28日に同コンクール東日本優秀演奏発表会の中学校・合唱部門で最優秀賞を受賞し、全国大会へ駒を進めた。

 同部が今年度取り組んだ『その木々は緑』という曲は、美しい風景が思い浮かぶようなハーモニーや流れるような旋律が印象的な曲。「ピアノとバイオリンが織りなす伴奏」で合唱し、顧問の西川翔教諭は「生徒たちにとってとても貴重な経験となった」と振り返る。そして「今回は重唱部門でも東日本大会に初出場させていただき、優良賞をいただいた。神奈川県からは1組のみの代表でしたので、こちらもよく頑張ってくれた。合唱部門もあわせて、3年生は最後まで本当によく頑張り、1、2年生もよく成長してくれたと思います」と目を細めた。

 文部科学大臣賞選考会は、東日本大会での演奏を収録した音源で審査される。西川教諭は「結果を待つのみですが、私たちの合唱から、聴いていただける方に曲の世界感が伝わり、素敵な結果にもつながるといいなと願っています」と期待を込めて語った。

 前部長の関谷杏凜さん(3年)は「3年間のコンクール最後のステージだったので、部活の目標だった東日本大会最優秀賞をとることができて、とても嬉しいです。ここまでついてきてくれた後輩、応援してくれた保護者の方たちには感謝しかないです。また、部活のモットーである『合唱懸命』を後輩たちに託して、これからはたくさん応援していきたい」と笑顔で話した。新部長の大金まどかさん(2年)は「3年生を含めたこのメンバーでの最後の大会で、最高の結果を残すことができ、とても幸せ。部員数が多く大変なこともありますが、新部長として、自分らしく、明るく楽しく合唱部をまとめていきたいです。応援してくださる皆様や先輩方、先生方の期待にお応えできるよう、『合唱懸命』に頑張ります」と力を込めて述べた。

 同部は今年度、同コンクールのほか、全日本合唱コンクール全国大会金賞、NHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロック銅賞など、数々の大会で好成績を残している。「やはり子どもたちが努力し積み重ねてきた合唱への思いを評価していただけたということがなによりも嬉しい」と西川教諭。1月5日に行われた港北区新年賀詞交換会では、そうした成績やふれあいまつりや大倉山観梅会での演奏などの地域貢献から港北区民表彰を受賞している。

区内NPO ごみを拾って410Kmを踏破 県内海岸線を約5年かけ

 神奈川県の海岸線を端から端までごみを拾いながら歩き、清掃活動と共に、ごみの種類や量の多い地域等を調査してきた「プラごみバスターズ」が昨年12月1日、東京都との境となる川崎市川崎区の多摩川河口に到達し、ゴールを迎えた。

 菊名にあるNPO法人「海の森・山の森事務局」のメンバー3人によって2020年4月にスタートした企画。神奈川県最西端の湯河原町から出発し、参加メンバーを増やしながら月1回のペースで4年9カ月をかけ、60回に分けて累計410・991Kmを踏破。処理した累計のごみの総重量は約3052kgとなった。

 同NPO法人理事長の豊田直之さんは、水中カメラマンとしての20年余りの活動の経験を活かし、12年に海のプラスチックごみ汚染、マイクロプラスチック問題に焦点を当て同NPOを設立。ごみ拾い活動と共に地域の小学校等で講演、啓発活動を続けてきた。プラごみバスターズはその一環で結成された。

「課題が多く見つかった」

 1月18日には川崎市役所本庁舎で報告会が行われ、関係者ら約40人が集まった。豊田さんらはスライドを使い、活動中の写真や、地域別のごみの回収量がわかるグラフなどを見せながら解説=上写真。「3つの気づきがあった」と話した。

 一つは、移動してきた15の市と町で、分別基準が異なること。次に、三浦半島など地形的な要因から、砂浜や磯浜に打ちあがるごみの溜まりやすいエリアがあること。回収した約3tのうちの約7割が、横須賀市と三浦市のものだった。最後は、横浜市や川崎市などの港湾エリアでの不法投棄問題。「トラックドライバーなどによる、し尿入りペットボトルなどもあり、自分たちだけでは解決できない」として、横浜、川崎両市の関係部署に環境改善の対策を働きかけるという。

 また、今後はごみの多かった三浦半島を集中的に、人数をかけて活動していく。豊田さんは「達成感というより課題を多く発見した活動となった。今後も地域の人や行政と連携しながら、ごみ一掃大作戦につなげていきたい」と話した。

大釜から葭の筒を引き上げる石川宮司

師岡熊野神社 世の中は「8分」 筒粥神事で世相占う

 師岡熊野神社(石川正人宮司)で1月14日、伝統的な神事のひとつ、筒粥神事が行われた。

 この神事では、27本の葭の筒に炊き上げた粥が詰まっている量から、その年の農作物の出来や、世の中の景気を占う。

 昨年、創建1300年を迎えた同神社の筒粥神事は、949年(天暦3年)から続けられ、今回で1076回目。横浜市の無形民俗文化財にも指定されている。神事は古式に則り、境内に据えた大釜に葭の筒と米一升を入れ、粥を炊き上げる。筒に葭を用いるのは、葭が「よし」とも「あし」とも呼ばれ、物事の「良・悪」に通じるとされ、農作物の「吉・悪」を占う上で相応しいとされるため。

 午後2時に始まった神事では、大祓詞奏上、祝詞奏上、玉串拝礼等に続き、石川宮司により、湯気が立ち込める大釜の中から葭の筒が引き上げられた。

 27本の葭の筒は社殿で一本ずつ割られ、粥の量により「大麦半分」「大根7分」「芋半分」などと、農作物23種に日・雨・風・世の中の計27項目の結果が読み上げられていった。

 今年の「世の中」は8分。石川宮司は「世の中(8分)は、これくらいが丁度よいのでは。皆にとって良い年になるよう祈っています」と参列者に語りかけた。

西方寺 蝋梅(ロウバイ)の香りに包まれる 見頃は2月上旬頃まで

 西方寺(新羽町)では今月、蝋梅が黄色の花を咲かせ、甘い香りを漂わせている。

 1月18日は、駐車場の蝋梅は多くの花を咲かせていたが、本堂付近は蕾や葉がついていた。伊藤仁海住職によると、見頃は例年より1週間ほど遅れており、2月上旬頃まで楽しめるという。伊藤住職は「花の少ない時季ですが、綺麗な花を見て春を感じてもらえれば」と話した。

清掃活動に参加した新成人らと新横浜町内会メンバー

新横浜町内会 式典後のまちをきれいに 新成人有志も参加

 新横浜町内会のハマロードサポーター委員会(伊東厚彦委員長)は、1月13日の成人の日、横浜市「二十歳の市民を祝うつどい」に参加した新成人らと共に、同式会場の横浜アリーナ周辺の清掃活動を行った。今回で3回目となる同活動。事前申込した新成人11人と、町内会会員27人の計38人で会場周辺に落ちた吸い殻や空き缶などを拾って歩いた。

 緑区から参加した筒井尋人さんは「同窓会までの時間をつぶそうと思い応募した」と話し、「30分間だったので、もう少し拾いたかった」と微笑む。同式実行委員を務めた旭区の猪瀬大輝さんと、瀬谷区の秋元大空さんは「式を終えた後も、何かできることはないか」「立つ鳥跡を濁さずの気持ちで」と参加に至った経緯を話し、その表情は達成感に満ちていた。また、共に「将来は地元横浜に貢献したい」と笑顔で口を揃えた。

 同町会の金子清隆会長は「若い人たちと一緒に活動ができて嬉しい。自分が育った街でこういった活動があるんだということを知ってもらい、今後も参加してもらえたら」とした。

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インタビュー 「横浜を知って 良さ広める」 アットヨコハマナビゲーター小田えりなさん

 横浜市出身のタレント・小田えりなさん(27)が昨年11月、横浜や神奈川の観光に特化した情報を発信するサイト「アットヨコハマ」のナビゲーターに就任した。横浜のおすすめの場所や10年間活動したアイドルグループ「AKB48」の思い出などを聞いた。



 ――「アットヨコハマ」のナビゲーターに就任しました。

 「横浜市出身なので、ゆかりのある横浜で活動することをずっと目指していました。横浜の良さを伝えられたらいいなって思っていたので、この話をいただいて、すごく嬉しかったです。もっと横浜のことを知り、良さを広めていきたいと思っています」

横浜のラーメン推し

 ――今後の活動で行ってみたい場所は。

 「横浜はみなとみらい付近しか遊びに行かないので、横浜に住んでいる人も知らないような場所に行ってみたいです。私はラーメンが大好きなので、家系の有名店だけではなく、近所の人だけが知っているようなおいしいラーメン屋さんを紹介できたらいいなと思っています。ラーメン博物館もよく訪れていましたし、カップヌードルミュージアムも好きです。横浜は『ラーメン王国』だと思うので、これからも横浜のラーメンを推していきたいです」

エアキャビンで案内

 ――横浜でおすすめの場所はありますか。

 「県外から来た友達には、必ず、桜木町で集合してエアキャビンに乗って、赤レンガ倉庫まで行くというルートで案内しています。こうして一緒に横浜を歩いていると、『横浜ってすごいね』と言われて嬉しいです」

AKBで得た忍耐力

 ――2014年からAKB48で活動し、昨年4月に卒業しました。振り返ってみて、自分の中で何が得られたと感じていますか。

 「忍耐力と精神力です。ちょっとやそっとのことでは落ち込まないし、本当に強くなったなと思います。強過ぎて逆に大丈夫かなと思うくらいです。AKB48の活動の中でプロレスをやることがあって、半年くらいトレーニングを積みました。辞めたいと思うこともありましたが、その中で一生懸命やるって素晴らしいなと気付けました。やり遂げた後の達成感が大きかったです。歌の振り付けや歌詞もたくさん覚えたし、多くのステージに立って、ファンの方と会う機会をいただき、いろいろな経験をさせていただいて、強くなれたのはAKB48のおかげだと思っています」

 ――この先、どんな仕事をしたいですか。

 「今までいただいたお仕事は必ずやってきたので、これからもそうやっていきたいです。そして、それにきちんと応えられる自分でいたいなという思いは常にあります」

ギターで曲作り

 ――歌手としての思いも強いですね。

 「やっぱり、ライブはしたいという思いは強いです。今年は自分のオリジナル曲も披露したいと思っています。そのために、ギターを弾いて曲を作るなどしています。AKB48卒業直後は、どうやって曲を作ればいいんだろう、歌詞はどうすればいいのかと悩んでいたのですが、一度作曲家の方と作ったら、その後は次はこういう曲がやりたいというのがどんどん湧いてきました。まずは弾き語りをやって、1人でステージを完結させられる曲を作りたいです」

 ――影響を受けた歌手はいますか。

 「AKB48卒業後にaikoさんのライブを前から2列目で観ました。歌手だけど、キラキラしていてアイドルみたいな輝きがあって、ステージにいるaikoさんと目が合うだけで『ハッ』となることが客席にいて分かりました。AKB48の時は『どうして目が合うだけで喜んでくれるのだろう』と思っていましたが、やっと気が付きました(笑)」

 ――最後にメッセージをお願いします。

 「『アットヨコハマ』を見るだけで、どこを回ればいいかなど、プランも立てられます。横浜に来たらとりあえずこれを開けば楽しめるので、たくさん使ってほしいです。私もイベントを行いファンを横浜に呼んで、利用してもらえるように頑張ります」

薬物依存症者と家族に向け 2月16日、第10回セミナー

 薬物依存症者を抱える家族の会、NPO法人横浜ひまわり家族会(鳥山町)は2月16日(日)、横浜市社会福祉センターで第10回「薬物依存症者と家族オープンセミナー」を開催する。

 基調講演では、神奈川県立精神医療センター、コ・メディカル部長の青山久美氏が、「家族から始められる回復の連鎖」について語る。ほか、当事者・家族の体験談や、Q&Aセッションが予定されている。

 午後0時30分から4時30分で、正午受付開始。参加は無料。事前申込制で会場の定員は250人。定員を超えた場合は抽選。定員先着300人で、ZOOMによるオンライン配信もある。

 申し込みは、ホームページhttp://himawari.yokohama/から、または申込書をファクス【FAX】045・947・3975する。問い合わせは、同NPO法人【電話】045・475・2063((木)午前10時〜午後4時)、または【携帯電話】080・3488・1996へ。

港北警察署管内 万引き6件、自転車盗4件のほか、特殊詐欺、住居侵入など発生 2025年1月6日〜1月12日の犯罪発生件数

 港北警察署は1月14日、同署管内における2025年1月6日から1月12日までの犯罪発生件数を発表した。

 それによると、万引き6件や自転車盗4件のほか、特殊詐欺や住居侵入、車上ねらい、空き巣等が発生した。不審者情報も寄せられた。

 特殊詐欺は1月9日、高田西で発生した。郵便局員をかたる者に「新しいカードになるため、古いカードを回収する」と言われ、キャッシュカードを渡すという案件だった。また、区内で警察官をかたる犯人から「あなたの口座がマネーロンダリングに利用されている」といった詐欺の電話も入電しているといい、同署では「不用意な受け答えはせず、必ず周囲の方や警察に相談を」と注意を呼びかけている。

 住居侵入(未遂)は1月9日の午後8時15分、篠原北で発生した。1階窓ガラスが割られたが、家人が気付いたことで室内に侵入はされなかったという。

 空き巣は1月10日正午〜1月11日午前1時55分に篠原町で発生。不在時に自宅から現金と鍵が窃取された。

 自転車盗では被害4件のうち、2件が無施錠。発生地区は樽町、綱島、師岡町、小机だった。

 

 

 

 

 

 

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犬種別に開催されるドッグラン

横浜・臨港パークで愛犬と楽しむイベント 2月22日から24日

 愛犬と一緒に楽しめる催し「YOKOHAMA GOGO DOG PARTY 2025」が2月22日(土)、23日(日)、24日(月)(祝)の3日間、西区みなとみらいの臨港パークで開催される。主催はYOKOHAMA GOGO FES実行委員会。

 ベイブリッジを臨む広大な天然芝のドッグランでは、愛犬を自由に遊ばせることができるほか、さまざまな種類の犬種別ドッグランも用意されており、同じ犬種の飼い主同士の交流の場としても楽しめる。

 会場内には、愛犬グッズやフード、ウェア、ペットカーなどが揃う多彩なマルシェが出店。イベント限定の割引があり、レアアイテムも手に入る。

愛犬と一緒に乗れる気球が初登場

 パシフィコ横浜では初めてとなる気球「GOGO Balloon」では、愛犬と一緒に気球体験ができる(犬は20kg以下の体重制限あり)。ドッグレースや保護犬の飼い主探しなど、盛りだくさんのイベント。キッチンカーも多数出店し、1日中楽しめる。主催者側は3日間で3万人と9千頭の犬の来場を見込んでいる。

 入場無料(一部有料コンテンツあり)。午前10時から午後5時(最終日は午後4時まで)。イベントの詳細は公式サイトやInstagram(「GOGO DOG PARTY 2025」で検索)で確認できる。問い合わせは、ぴあ株式会社【電話】03-5774-5257 (平日午前11時〜午後5時)。

あいさつする工藤委員長

「子どもたちのための教育を」 県私学団体連合会が「新春のつどい」

 神奈川県内の私立学校や幼稚園、専修学校などによって構成される神奈川県私学団体連合会による「神奈川私学新春のつどい」が1月20日、中区のローズホテル横浜で行われた。

 各校の関係者ら400人以上が集まり、来賓として黒岩祐治知事や山中竹春市長らを迎えた。

 同連合会の工藤誠一委員長(聖光学院中学高校校長)は少子化による学校経営の厳しさに触れた上で「道は平坦ではないが、子どもたちは私たちの背中を見ている。日々、前進していきたい」と述べ、子どもたちのための教育を進めていきたいとした。

会場に展示された横浜ゆかりの作品『めぐり会い』の直筆原画と手塚眞さん(1月15日プレス内覧会で)

手塚治虫 ブラック・ジャック展が横浜・そごう美術館で開催中 1月16日から2月25日まで

 手塚治虫の名作マンガ「ブラック・ジャック」の大規模展覧会が1月16日から、そごう横浜店6階のそごう美術館=西区=で開催されている。2月25日(火)まで。

 ブラック・ジャックは、顔に傷のある黒ずくめの天才外科医が様々な患者と出会う物語で、命の尊さや医療のあり方を描いている。1973年から『週刊少年チャンピオン』で5年間、ほぼ毎週1話完結で連載された手塚治虫の代表作の一つ。連載230話と読み切り13話があり、今も多くの人に愛されている。

 同展は2023年に東京でスタートし、全国を巡回。横浜は6会場目。500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や単行本の200以上のエピソードの直筆原稿を展示する史上最大規模の展覧会となっている。また会場では、作品の誕生秘話や個性豊かなキャラクターたち、印象的なエピソードなどを、貴重な資料や証言映像とともに紹介。医学博士であり、医師免許を持っていた手塚治虫自らの理想の姿を描いた「医療マンガ」としての魅力や、現代に通じる社会性にも迫る。

横浜ゆかりの地が登場

 ブラック・ジャックの初恋を描いた第50話『めぐり会い』は、横浜の「港の見える丘公園」が舞台となっており、ファンの聖地として有名だ。プレス内覧会に来場した手塚治虫の長男でヴィジュアリストの手塚眞さん(63)によると「手塚作品の中で場所が特定できる話は珍しい」という。「兵庫県宝塚市で育ったため、神戸と同じ港町への思いがあったと思う。外国文化を意識したり、ハイカラやモダンを好んでいたので、横浜に憧れがあったのでは」と推測する。同作は中学生の頃にリアルタイムで読んでいたといい、「家族が一番厳しい読者なのですが、第1話を読んだ時に『うまいな』と衝撃を受けた。医療だけでなく、様々なテーマが盛り込まれている」と話す。

 横浜会場限定で、名作『おばあちゃん』を全ページ展示する。ブラック・ジャックが高額報酬を請求する理由など、深いテーマを描いた感動の物語をじっくりと楽しめる。「圧倒的な展示量。2度3度と足を運んでもらえたら」と手塚さん。

 入館は午前10時〜午後7時30分。一般1600円、大学・高校生1400円、中学生以下無料。

 みなとみらい線各駅では、同展とコラボした1日乗車券を2千枚限定で販売している。

イベントのチラシ

好評につき第二回開催 横浜産野菜が勢ぞろい 1月26日 新横浜公園

 新横浜公園で1月26日(日)、SHIN YOKO PARKマルシェが行われる。主催は、JA横浜・新横浜公園(日産スタジアム)指定管理者。 

 駐車場が豊富な同公園でシニア世代が重たい野菜や米を購入後、そのまま車に荷物を積んで帰れるようにと約3年前に企画が立ち上がり、昨年12月に初開催。好評に終わり、今回は2回目の開催となる。

 出店内容は、横浜産野菜・米の販売、野菜の詰め放題や、花の販売がある。

 会場は、同公園中央広場付近。時間は、午前10時〜正午まで。当日の支払いは現金のみ。荒天中止。問い合わせは、日産スタジアム事業部営業課【電話】045・477・5008(午前9時から午後5時。火曜休)へ。

ノーベル平和賞 被団協和田さん講演 2月2日 日吉本町で

 昨年12月にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の事務局次長を務める和田征子さんの講演会が2月2日(日)、日吉本町地域ケアプラザ=日吉本町4の10のA=で開かれる。午後2時から。主催は日吉地域九条の会。

 1歳10カ月の時に長崎で被爆した和田さんは、両親等から繰り返し被爆体験を聞いて育ち、40歳ごろから被団協の活動に参加。証言を続けながら国連にヒバクシャ国際署名を届け、ローマ教皇にも謁見し訴えてきた。市内在住で、横浜市原爆被災者の会会長も務める。 

 当日は、オスロ(ノルウェー)での授賞式で自身の体験などをもとに核兵器の廃絶などを世界に向けて演説した田中煕巳(てるみ)さんの講演(録画)も上映する。「核も戦争もない世界への新たな出発点にしたい。ぜひご参加下さい」と主催者。

 参加費200円。定員約60人、申込み不要。問い合せは日吉地域九条の会・小嶋さん【電話】045・563・9175へ。

大会イメージビジュアル ©一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ

横浜市民を女子バスケWリーグファイナルステージに無料招待 受付中、先着合計800組1,600人

 横浜武道館=中区=で2月7日(金)から9日(日)に行われる日本女子バスケットボールリーグ(Wリーグ)の優勝チームを決める「大樹生命 Wリーグ ユナイテッドカップ2024-25 ファイナルステージ」に、横浜市が市民合計800組1,600人を無料招待する。

 大会には日本代表選手の所属チームも出場予定。初日の7日は、午後7時からGAME1(シャンソン化粧品シャンソンVマジック対ENEOSサンフラワーズ)が行われ、1階指定席コートサイドベンチ向50組100人、1階自由席コートエンド50組100人、2階自由席200組400人を招待。

 8日(土)は、午後2時からGAME2(デンソーアイリス対トヨタ紡織サンシャインラビッツ)、午後4時30分からGAME3(富士通レッドウェーブ対GAME1の勝者)が行われ、2階自由席250組500人を招待(2試合観戦できる共通チケット)。

 最終日の9日は、午後2時からGAME3の勝者対GAME2の勝者によるファイナルが行われ、2階自由席250組500人を招待する。

 無料招待の申し込みは、横浜市の電子申請システムで、1月31日(金)午後11時59分まで受け付ける。無料招待は、横浜市民が対象で先着順(予定数に達し次第終了)。

 詳細は市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleagueunitedcup.html)で確認を。

だんごを焼く参加者ら

年神見送り無病息災願う 矢之根でどんど焼き

 小机矢之根町内会(浅田雄一会長)は1月14日、住吉神社と小机宿根町内会と共に、川向橋の土手でどんど焼きを行い、地域の住民らが参加した。

 どんど焼きは、正月飾りや書初め、お守り、御札などを焚き上げ、正月に迎えた年神様を、感謝を込めて見送り、無病息災や家内安全を願う日本の伝統行事。小正月の時期(1月15日頃)に地域ごとに行われている。また、どんど焼きの火で焼いただんごなどを食べることで、一年間健康に過ごすことができると言われている。

 寒空の下、参加者らは、焚き上げるものを持ち寄った。炎に包まれていく様子を、どんど焼きの火で炙った3色だんごや甘酒などを口にしながら見守った。中には、「焼いた松の枝は魔除けになるから」として、自宅の敷地入口に置くために持ち帰る人の姿も。

 浅田会長は、「今年も開催できて良かった。だんごを食べて皆さんが今年も健康に過ごせられれば」と話した。

4駅のスタンプデザイン=市交通局提供

横浜市営地下鉄が「エキタグ」を導入 センター北、関内、上大岡、踊場の4駅から

 横浜市交通局は1月21日(火)から、駅スタンプアプリ「エキタグ」を4駅で導入する。

 エキタグは、(株)ジェイアール東日本企画が提供するアプリ。駅に設置されるNFCタグ(エキタグ)をスマートフォンなどで読み込むことで、設置駅のスタンプをアプリ内のスタンプ帳に集めることができる。今年1月14日時点で全国のJR線や私鉄などの191路線、1214駅、4施設で導入されており、市交通局は地下鉄に乗って横浜の街を楽しんでもらう目的で導入を決めた。

 設置は市営地下鉄のセンター北、関内、上大岡、踊場の4駅。各駅でかつて実際の駅スタンプとして使われていた絵柄が復刻デザインとして登場する。同局担当者によると設置駅は順次増やしていく予定で、「市営地下鉄の全40駅で楽しめることを目指したい」と話した。

冊子の表紙

横浜市が自治会町内会向けデジタルサービスの紹介冊子作成

 横浜市は市内に約2800団体がある自治会町内会のデジタル化を支援しようと、活動に役立つアプリやサービスなどのツールを紹介する冊子を作った。

 冊子には、デジタル化支援のために市と協定を結ぶ15事業者・団体によるサイト作成や電子回覧板の機能があるアプリ、デジタル化のアドバイスのほか、大手事業者のSNSサービスなど、合計で22のツール・事業者が紹介されている。

全町内会に配布、サイトからダウンロードも

 冊子は2月に市内の全自治会町内会に配布するほか、市のサイトからダウンロードできるようにした。サイトは「横浜市 自治会町内会DX」で検索。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・2317。

イベントのチラシ

新羽でマルシェ開催 1月26日 24組が出店予定

 27回目のニッパデマルシェが1月26日(日)、米山さん宅(港北区新羽町3575の2)で開催される。主催は米山潤一さん・一美さん夫妻。

 「マルシェを通して新羽の街を広めたい」という思いで、作家と協力しながら始まったマルシェ。今回は、ハンドメイドが8組、手作り菓子・コーヒー・弁当が7組、ワークショップが9組出店する予定だ。ワークショップなどは、各ショップのインスタグラムから予約可能。当日枠も用意されている。「ぜひ来てください」と米山さん。

 午前10時から午後3時まで。駐車する際は近隣のコインパーキングを利用して来場を。各ショップのインスタグラムや最新情報はイベントのインスタアカウント(@nippademarche)から。