高津区版【1月31日(金)号】
チラシを手にする金田さん

海洋プラ問題 「知って、変わるきっかけに」 区在住・金田さん、催し企画

 体験や講演を通じ海洋プラスチックごみ問題を学ぶイベント「ごみゼロフェスティバル」が2月2日(日)、大山街道ふるさと館で開催される。海洋プラ問題の啓発を続ける高津区在住の金田優さんが企画したもので、「私たちの街のごみが海へと繋がっていることを知り、行動が変わるきっかけになれば」と語る。

 催しは、区と市民が共創でプロジェクトを企画・実施する「まちの企画室」の今年度採択事業の一つ。映画「マイクロプラスチック・ストーリー」上映やワークショップ、講演会等を予定。また、高津小に集合しごみ拾いでチームの勝敗を競う「スポGOMI in 高津」も行われる。

 日ごろから海洋プラごみを利用したアクセサリーのワークショップ等を開き啓発活動を行う金田さんが、環境問題に関心を持ったのは6年前。息子と訪れたイベントで海洋ごみのことを知り、ビーチクリーンに参加するようになったという。その後も個人で活動していたが「ごみを拾った翌朝には、また流れ着いて元通り。拾ったのは夢だったのかなと思うくらい」。ごみの多さに無力感が募った。

 そこで、海のごみは7〜8割が街から来ていると言われていることから、街中である溝の口駅周辺でごみ拾いをすることに。その時、「自分の地域にこんなにごみがあったのか」と、街のゴミの多さが海のごみの多さに繋がっていたと肌で感じ、同時に、こうも思った。「ここが海に繋がっていると知らずに捨てたり、うっかり落としたりしているのでは。もし知ってたら、しないんじゃないかなと」

街のゴミ、なぜ海に

 金田さんによると、街中のごみは車に粉砕されるなどして破片等が雨水と共に道路の側溝等へ流れ、そのまま川へ流出し、海へ流れ出す。風で飛ばされ川に落ちるケースなどもある。

 今回、より多くの人に海洋プラ問題を知ってほしいと区の「まちの企画室」プロジェクトとして応募。これまでの活動で出会った人々に協力を求め、当日はウミガメのお腹から実際に出てきた海洋ごみの展示など様々な内容に触れられる場に。金田さんは「2050年には海洋プラごみが海に泳ぐ魚の重量を超えると言われている。催しで一つでも自分たちでチャレンジしてみようと思ってもらえたら」と話す。

 時間は午前10時から午後4時30分。映画とスポGOMIのみ今日31日(金)迄に事前申込。申込・詳細は区HP参照。また、当日は同会場で防災啓発イベント「防災遊園地」も開催される。(問)高津区役所地域振興課【電話】044・861・3133

高津高校小谷有香さん 書に思い込め「金賞」 定時制高校作品展で栄誉

 川崎市内の定時制高校に通う生徒たちの学習成果を披露する作品展が、JR川崎駅前の地下街アゼリアで1月6日から17日まで開かれた。このうちの「書道部門」で、高津高校定時制に通う1年生の小谷有香さん(多摩区在住)が、最優秀賞に相当する「金賞」に選ばれた。

 作品展には、授業や部活動で制作した書や絵画など5つの部門で「優秀作品」に選ばれた約140点が展示された。

 このうち書道部門で「最優秀賞」に選ばれた高津高校定時制1年生の小谷有香さんは、紙の真ん中に堂々とした行書で「道」と書き、両脇に「学ぶことは 生きること 今日だけ 仲間と共に」と、今の自分の思いをしたためた。

バブル期の後悔、糧に

 小谷さんは、バブル期の1980年代半ばに中学生時代を送り、「有り余るエネルギーを遊ぶことだけに使ってしまった」と振り返る。遊ぶことに夢中でほとんど学校に行かなかったため、進路指導の教員から「高校に進学なんて、できるわけない」と一蹴された。その言葉で進学を諦め、10代で結婚・出産。しかし結婚生活は長く続かず、離婚後は仕事と子育てに追われる人生だった。

 だが人生の中で、若かりし日に学びから逃げたことを何度も後悔した。「知識の積み重ねがないまま大人として生きることは大変だった」と小谷さん。高卒認定試験に挑むも自力では無理と気付き、定時制を卒業した知人が立派に生きる姿に背中を押された。

 昨春、進学。自分の過去をふまえ、「一日、一日を丁寧に生きよう」と心に決めた。「学ぶことで世の中のしくみが分かり、生きることが楽しくなった」と語る。

 「分からないことだらけでキツい時期が続いたけれど、この場所(学校)は自分が求めるものすべてに、しっかりと応えてくれる。これからは自分にできることをして、人に喜ばれる存在になりたい」

 なお、定時制の「作品展」は、川崎市内の定時制に約5千人が通っていた1940年代前半に始まり、今回で53回目となる。現在は川崎、川崎総合科学、橘、高津の市立4校と県立川崎、県立向の岡工業の6校に計714人(昨年5月1日時点)が通っている。

1月に行政の監視役「川崎市市民オンブズマン」に着任した 足立 哲(あきら)さん 市内在住 65歳

公平な目で 市政を視る

 ○…市政に関する市民の苦情を聴き、調査し、改善すべき点を勧告する「川崎市市民オンブズマン」。第三者的機関として市が1990年、全国に先駆けてこの制度を導入し、これまで多くの市民サービスの改善に寄与してきた。このほど、前任者からのバトンを受け継ぎ1月1日から3年の任期で「市民の目」として行政の監視役に。「この制度は市民が市政に参加する重要な機会。目の前の1件1件に真摯に取り組み、より良い市民サービスにつなげていきたい」と抱負を語る。

 ○…中学生の頃、「弁護士を目指しては」と担任に勧められた。その言葉が頭に残り、慶應義塾大学法学部に進学。法律を学ぶうち「当事者双方の主張を聴き判断する裁判官の仕事が自分に向いている」と方向を改め、86年に任官。「公平であること」「当事者が公平だと思えること」を信条に、昨年2月に横浜地方裁判所の所長を定年退官するまで公正・中立な裁定に心魂を傾けてきた。

 ○…市内麻生区に居を構えたのは20年ほど前。新百合ヶ丘駅などに買い物や食事へ出かける機会も多い。現在は慶應義塾大学法務研究科教授として後進の育成にも尽力する。息抜きは読書。近頃はテレビから流れる昭和歌謡も楽しみの一つ。散歩は愛犬のポメラニアンと。「学生に言ったら驚かれちゃった。大きい犬を飼っていると思われていたのかな」とはにかんだ笑顔を見せる。

 ○…苦情申し立ては月1回の各区への巡回や市のウェブサイト、書面のほか、オンラインでも受け付けている。「申し立てる人の立場になって、苦情の趣旨をしっかり理解し、汲み上げることが大事」。その目と耳は常に平等に目の前の相手に向けられる。幾多の事案を解決した傾聴力と洞察力で市民の権利を守る。

溝口神社での「節分祭」(写真は過去の様子)

溝口神社 「鬼は外」、4年ぶり変則日程 2月2日 午後4時から「節分祭」

 福豆を撒いて邪気を払い、一年の健康や開運を祈願する「節分祭」が、高津区内でも各所で開催される。

 会場のひとつ「溝口神社」(鈴木敬一宮司/【電話】044・822・3776)の節分祭は例年、午後4時から式典を挙行。約30分後からの「豆まき行事」では、買い物袋などの口を大きく広げ、年男や年女にあたる地域住民などが本殿から撒く福豆や菓子に必死に手を伸ばす姿が、地域の代表的な風物詩として広く知られている。

立春の影響で変動

 毎年「節分の日」に行われているこの行事。だが今年は「2月3日」ではなく、前日の2月2日(日)に開かれる。これは、節分の日付が立春の影響を受けて変動するためで、2021年から約4年ごとに2月2日とする暦となっている。

 鈴木宮司は「(4年ぶりの変則日程だが)豆まき行事の規模は、例年同様に行う予定。また開催は日曜日ですので、家族連れなどぜひ、多くの方に楽しんでもらえれば」と話している。

屋根や外壁塗装などについて、様々な不安や悩みを解消することができる

本紙連載コーナー筆者 「池田塗装」が無料の勉強会 3月1日(土) てくのかわさき 参加者を募集中

 本紙人気連載コーナー「教えて!職人さん」の講師・池田聡氏が代表を務める「株式会社池田塗装」。同社が3月1日(土)午前10時から、溝口の「てくのかわさき・第1研修室」で参加費無料の講座を開催。現在、参加者を募集している(要事前予約、定員制、申込み先着順にて受付)。

プロの有資格者が講演

 「外壁・屋根『塗装勉強会』」と銘打たれたこの企画。当日は、これからマイホームの塗装工事を検討する人や、既に見積もり中の人などを対象に、池田代表をはじめ同社の一級塗装技能士が講師として登壇。

 有資格者のプロの視点から「外壁や屋根の塗装工事における適正な価格」や「工事を依頼する適正なタイミング」などを丁寧にレクチャーする。

「売込み」ナシ

 また、地域に住む人たちの生活や建物に関する諸問題を解消することを目的とした講座となるため、自社の売り込みや勧誘、特定の商品や業者の推奨は一切なし。それどころか「施工トラブルを引き起こす『塗装業界の間違った常識』とは?」や「信頼できる業者かどうかを見抜くための判断基準4項目」など、参加者目線からの、本当に知りたい情報が詰まった勉強会となる予定。参加者には塗装業者を選定する際に役に立つガイドブックも進呈される。池田代表は「勉強会の中で疑問が生じても、その場で自由に質問できる雰囲気の催しなので、ぜひ気軽に参加してもらえれば」と話している。

 詳細問合せや予約申込みは【フリーダイヤル】0120・71・1056(受付時間午前9時〜午後6時)へ。

國學院大學陸上競技部 駅伝2冠、喜び高津区民と 有志主催イベントに500人

 高津区二子、大山街道沿いに陸上競技部の合宿所を構える國學院大學の選手や監督を招き、地元の人との交流を深めてもらおうというイベントが1月26日、高津小学校の体育館で行われた。高津区民有志らが手掛けたこの企画は、今シーズン「大学三大駅伝」と呼ばれる主要大会うち「出雲全日本大学選抜」と「全日本大学駅伝」を制し、2冠を達成した國學院大學陸上競技部を、チームゆかりの高津区の人たちなどが一体となって祝福しようというもの。当日は500人近くの来場者が駆け付け、チームの面々とのトークセッションなどを満喫していた。

「かけっこ」で対決も

 さらに、校庭に会場を移して行われた「駅伝ランナーのスピードを体感するイベント」では、高津小の児童と選手が「かけっこ」で対決する場面もみられ、貴重な機会に参加した子ども達は皆、目を輝かせていた。一方、選手達も「日頃から応援してくださる地域の方との交流を深め、感謝を伝える場になりました。またかけっこでは、小学生たちの元気に寒さも吹き飛ぶパワーをもらいました」などといった声が寄せられた。

神奈川県 新なでしこブランド披露 2月1日(土) マークイズMMで

 女性が開発に貢献した優れた商品やアイデアを県が認定する「神奈川なでしこブランド」事業。この新認定商品の認定式が2月1日(土)午後3時〜「マークイズみなとみらい」(横浜市西区)で催される。

 認定商品の展示販売会やパフォーマンスは午前10時〜午後4時半。トークショーでは、女性の働き方研究所を運営する中山ゆう子氏が「自分らしい働き方」を語り、女性活躍にエールを送る。

 詳細問い合わせは同ブランド事務局【電話】045・210・5867へ。

楽しい「ものづくり」体験 2月16日、匠(たくみ)たち・各種団体イベント

 ものづくりの魅力に触れるイベント「てくのまつり」(川崎市生活文化会館主催)が、2月16日(日)に「てくのかわさき」(溝の口駅徒歩5分)で開催される。

 市内最高峰の匠こと「かわさきマイスター」に加え、着付けやキルト、整体など多彩な団体が集結し、ものづくりや体験、作品展示・販売等を行う。イス作り体験や友禅染め、食品サンプル作り、こどもスタンプラリーの他、着付けの実演等ステージ発表もあり、盛りだくさんの内容。「溝ノ口カレー」等の飲食販売もあり、楽しめる1日となっている。

 関係者は「匠たちの技を見て触れて体験して、ものづくりの面白さを味わってもらえれば」と来場を呼び掛けている。午前10時から午後3時30分まで(体験等は有料のもの有)。(問)同館【電話】044・812・1090

緑化フェア春開催に向け 「体験型ガーデン」面白く 企業関係者などアイデア

 全国都市緑化かわさきフェアの春開催に向け、等々力会場で制作予定の「アクティブガーデン」に関する「オフサイトミーティング」が1月16日、等々力緑地(中原区)の等々力陸上競技場内で開催された。多様な業種から37人が集まり、活発な意見交換が2時間近く続いた。

 全国都市緑化かわさきフェア(緑化フェア)の秋開催では、メイン会場の一つである等々力会場で、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感を使って植物を楽しみつくす体験型ガーデン「アクティブガーデン」を実施した。大好評だったことから、市では3月22日からの春開催でも「アクティブガーデン」を実施する予定という。より面白い企画にするため、民間企業や大学関係者などからランダムに意見を聞く「オフサイトミーティング」を開き、アイデアや意見を募った。

 参加者はまず視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の5つのグループに分かれ、市の担当職員の進行のもと、主題の「感覚」を使って楽しめる体験型ガーデンについて考え、共有した。「味覚」に参加した「スターバックスコーヒージャパン」チームは、「コーヒーかすを使ったコンポスト」を提案。「嗅覚」に参加した男性からは、「ニオイザクラなど、視覚障がい者の人たちも楽しめる植物を植えてはどうか」という問題提起もあった。

 約2時間のミーティングで、各グループごとに100以上のアイデアと意見が集まった。市は今後、これらのアイデアや意見をガーデン制作チームと共有し、実施の可能性について検討していくという。

川崎市役所

川崎市 結核の集団感染が発生 発病者6人、感染者7人

 昨年4月に市内在住の男性が結核と診断され、川崎市が接触者検診などを実施した結果、この男性とは別に結核の発病者6人、感染者7人の集団感染が確認された。これを受けて市は1月23日、厚生労働省に「集団感染事例」として報告した。

 市によると、市内在住の20代の男性(学生)が、2021年4月ごろから咳症状が続いていたため翌年8月に市内の医療機関を受診したところ、咳ぜんそくの疑いと診断された。しかし咳がおさまらず、11月に同じ医療機関を受診。気管支ぜんそくの診断を受け、薬を処方されたが、咳や鼻水、のどの痛みなどが続いたため、24年1月に再受診。4月に再び受診のうえ胸部エックス線検査や喀痰(かくたん)検査を実施した結果、最終的に「肺結核」と診断されたという。

 これを受けて保健所が感染経路の特定や接触者の検診などを進めたところ、発病者6人と感染者7人が特定された。すでに全員が適切な治療を受けており、感染拡大の恐れはないという。

2週間以上の咳、痰は要注意

 川崎市によると、日本では年間約1万人が結核を発症しており、市内でも毎年130〜150人ほどの罹患が報告されている。市担当者は「2週間以上続く咳や痰など、気になる症状があるときは、早めに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。

保護司の言葉を真剣に聞く児童

高津区保護司会 「薬物の怖さ知って」 橘小学校で啓発授業

 子どもたちに薬物乱用の危険性を伝え広げるため、高津区保護司会は橘小学校で1月22日に薬物乱用防止教室を行った。保護司は犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支えるボランティアで、同会では長年、啓発活動として区内小学校で年4、5回の同教室を行っている。

 今回の橘小学校では6学年計100人以上が入れ替え制で教室に参加。同会OBで20年以上活動を続ける藤原忠興さんと同会所属の4人が映像やチラシを用いながら、薬物の心身の影響などについて説明。薬物の名前を変えたり、うそをついて勧めてくる人がいるなど、身近なところにも危険が潜んでいることに触れ、「甘い言葉に騙されないこと。一番初めの1回の繋がりを作らず、断ることが重要」とメンバーらが児童たちに語った。

 児童は真剣な様子で耳を傾け、参加した児童の一人は「薬物にはこういう危険があるんだと分かった」と話していた。藤原さんは「オーバードーズも流行っているので、子どもの頃からそうした薬物の危険性を認知してもらいたい」と話していた。

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一日税務署長を務めた竪月さん

中学生が模擬決裁体験 川崎北税務署で一日署長

 川崎北税務署(荒井寿宏署長)は12月17日、今年度の中学生「税についての作文」で税務署長賞を受賞した中学生を一日税務署長に任命し、模擬決裁などを体験した。

 この日、一日税務署長に就任したのは、竪月真奈美さん(高津中3年)ら。竪月さんは「能登半島地震で感じた税」で税務署長賞を受賞。この日は、委嘱状を荒井署長から受け取り、模擬決裁を体験したほか、署長訓示として職員の前で作文を朗読した。

 竪月さんは「災害復興など、本当に困っている人に公平に集められた税金が役に立っている」と、職員の前で話した。

動物園のニホンザル(参考)

サルやイノシシ出没 川崎市 注意喚起「刺激は禁物」

 川崎市内で年末年始にイノシシやサルの出没が続いた。イノシシは昨年12月7日から17日、サルは今年1月6日から9日にかけ、市街地での目撃情報が相次いだ。以後は情報が途絶えているが、市は「もし遭遇しても絶対に刺激しないように」と注意喚起している。

 イノシシは、昨年12月7日、多摩区菅稲田堤1丁目での目撃情報に始まり、多摩区内で連日「イノシシを見た」という情報が多摩警察に寄せられ、12日には麻生区、13日には宮前区でも目撃された。17日午後に麻生区王禅寺西7丁目を最後に、市内の情報は寄せられていないという。

 一方のサルは、1月6日に多摩区内で「サルを見た」という110番通報が相次ぎ、翌7日には多摩区と高津区、中原区で、左手のないサルが目撃されている。

 市の動物愛護センターの金子亜裕美所長によると、サルはたびたび市内に出没したが、「イノシシが市内で確認されたのは初めてではないか」という。「サルは電柱や屋根を伝って動くので人に遭遇せず長い距離を移動できるが、イノシシは地面を歩いて移動する。市街地に出没することは想定外だった」と話す。

 冬はイノシシ猟が解禁されており、丹沢や奥多摩に生息する個体が駆除から逃れて多摩川沿いに移動した可能性などが推察されるという。

 金子所長は、「イノシシは道を開けてやり過ごせば危害は加えないが、興奮すると敵を失血死させるほど攻撃的で危険な動物。サルでもイノシシでも、目撃しても接近して撮影するなどの行動はとらないでほしい」と呼び掛けている。

参加無料 知っておきたい、令和の相続 2月20日、新横浜でセミナー

 近年大きな変革があった相続税・贈与税制-。相続税に特化したランドマーク税理士法人では、その内容と令和7年の税制改正についての特別セミナーを、2月20日(木)に開催。午後2時から3時まで。セミナーテーマは『令和7年度税制改正と不動産の相続問題』。

 「相続税についての理解を深め、早めの対策を進めていきましょう」と講師の清田幸佑さん。終了後、希望者には個別相談も(要予約)。

 参加無料。会場は同社新横浜セミナールーム(新横浜駅1分)。申込・問合せは【電話】03・6269・9996まで。

GO!GO!!フロンターレ

2025ユニフォーム発売中!

 川崎フロンターレは2025シーズンの新ユニフォームを公式ウェブショップ「AZZURRO NERO」(アズーロ・ネロ〈検索〉)で発売中。

 今年は川崎の秘密基地「BASE」がモチーフ。チームカラーのブルーとブラックを中心に、クラブにゆかりのある市内の場所を番号で表した座標コードを取り入れ、落ち着いたストライプ柄に仕上げた。クラブの伝統と本拠地である川崎とのつながりを感じられる、クラシックなデザインだ。

 素材は吸水性に優れたスクエアドライニット。エンブレムには川崎市の花「つつじ」、チームマスコットの「イルカ」、チームカラーのブルーとブラックをあしらい、世界に開かれた魅力ある臨海都市・川崎を表現。

 フィールドプレーヤー1st・2nd、ゴールキーパー1st・2nd、すべて17600円。選手名・背番号の追加には別途4400円が必要(任意の名前の場合、背番号は12のみ)。

不定期連載コーナー SELFフレンドシップ(船)へようこそ! Vol.14「株式会社セキユウ工務店」について

 新年2回目となる今回「株式会社セキユウ工務店」の代表取締役・関口能長さんについてご紹介いたします。

 株式会社セキユウ工務店の関口代表は、本業とは別に、この地域を活性化するために様々な地域団体などに加入し、活動しています。

 名刺の裏に肩書が書けないくらい、幅広く色々な分野の団体に所属しています!活躍ぶりがすごいです!私たちSELFは、本業でのお付き合いはありませんが、地域団体のつながりで良好な関係を築いています。

 昨年より高津区民祭実行委員会事務局の大役を任せて頂くことになり、不安になる事もありましたが、関口さんが、サポートしてくれて、中止にはなってしまいましたが、何とか事務局を運営する事が出来ました(本当にありがとうございます!感謝)。

 高津区民祭の想いを関口さんからお話を聞いた時、地元の溝口だけでなく、高津区全体の地域活性化を考えていて、私たちSELFも出来る事は、協力していきます!(関口さんについていきますよ!)

 今年の高津区民祭は、2025年7月13日(日)になりました。暑い時期の開催に戻ります。高津区民祭の開始時間、各所でのイベント、パレードなど、要検討になりそうです!(というか、なります...。)関口さんはじめ高津区民祭実行委員会メンバーと共に、昨年中止になった分まで、みんなで盛り上げられるように、事務局として一生懸命頑張ります!

座学(上)と窯出し作業の様子(下)

不定期連載 市民健康の森だより 第169回 体験企画の先駆け「竹炭焼き教室」について

 竹林整備によって切り出される孟宗竹を使った竹炭焼き、私たちは平成19年から区民向け「竹炭焼き教室」を開催、今まで15回以上実施しています。私たちが行っている区民向けの体験型企画の先駆けとなった教室です。

 このような長い歴史を持つ竹炭焼き教室、今年も無事に5名の参加者を迎えて1月16日に開講できました。歴史があるにもかかわらず前例に捉われることなく今年の教室は新しい試み満載です。これは教室を主導する炭部会長、副部会長が新しい担当者となったのが大きな要因でしょう。

 新しい部会長副部会長は炭焼き自体に新しい試みを取り込んでいます。一例を挙げると以前は窯詰する竹は全て割って節取りした竹を重ねて詰めこんでいたのですが、一部、竹を割らずに丸竹のまま窯詰しそのまま焼いたりしています。丸竹のままの竹炭はインテリアでの利用もできそうです。

次回は2月6日に開催予定

 同じように炭焼き教室でも今までにないやり方を試しています。昨年の教室でも座学で竹炭の効能や利用方法、炭焼きのやり方などを紙の資料を使って説明していましたが、今回はパソコンのパワーポイントでしっかりした資料を作り、作業小屋の壁にスクリーンを張り、プロジェクターを使って投影し、視覚効果の高い説明が行われました。

 実技編では窯詰と窯出しの体験です。まずは窯詰。この日のために1月9日に用意した竹材を1号窯に詰めてもらいました。竹材は以前よりも少し長くしたこともあり114キロもギッシリと詰め込むことが出来ました。窯出しでは12月に炭焼きしてそのままにしておいた2号窯から取り出してもらいました。今回の参加者の皆さんはとても熱心に受講して頂いています。次回は2月6日に開催予定です。