旭区・瀬谷区版【2月6日(木)号】
さまざまなリユース品が並ぶ※写真は名古屋店の様子

ジモティースポット 不要品、地域で譲り合い 瀬谷区で市内初出店

 フリーマーケットアプリを手がける(株)ジモティー=東京都=が2月17日(月)、地域で不要品を譲り合う店舗「ジモティースポット横浜」を瀬谷区の商業施設eモール内にオープンする。横浜市との協定に基づく取り組み。粗大ごみなどのリユース(再使用)を促す仕組みを整えることで、ごみ削減にも期待がかかる。

 ジモティースポットは「不要になったけれどもまだ使えるもの」を地域コミュニティ内で譲り合うサービス。提供者はリユース品を、予約不要で店舗に持ち込める。譲り受けたい人は同社のアプリや掲示板サイト「ジモティー」で持ち込まれた品を検索し、店舗で引き取る。対象は使用可能な家具や家電、子ども用品、レジャー用品、衣類・食器・本など。リーズナブルな価格、または無料で譲り受けることができるという。

ごみ減量にも

 同社はこれまでに、川崎市など6自治体でジモティースポットを運営。名古屋店ではオープン1カ月で、約32トンのごみ減量を達成したという。

 横浜市で初出店となるeモール=瀬谷区二ツ橋町309の1=の店舗。大型駐車場を備えた商業施設で、同社は「手軽にリユース活動に参加しやすくなり、ごみ減量効果の最大化を目指すことができる」と期待している。17日のオープンに先駆けて、11日(火)から持ち込みのみ受け付ける(午前10時〜午後7時)。

 同社と横浜市では2024年、粗大ごみのリユースを進めるために協定を締結。市は広報協力などを担う。「持ち込み・引き取りともに、予約なしで簡単に利用できます」と同社担当者。「気軽な気持ちでリユースに参加してもらえれば」と期待を寄せる。

開設予定の中尾町かがやき公園

旭区役所とNPO法人 公園運営の協定締結 民間の力で魅力向上へ

 旭区は1月23日、NPO法人ハマのトウダイ=岡部祥司、栗原聰共同代表=と、公園の魅力向上を目的とした取組に係る連携協定を締結した。民間団体が携わることにより、愛護会などが行っている公園管理の負担軽減や、イベント開催による地域活性化を図る。

 ハマのトウダイは、横浜市内などで公園や商店街などでのイベントや、放課後キッズクラブの運営に携わっている団体。旭区内では川井小学校と都岡小学校の放課後キッズクラブを運営する。

 今回の協定は、3月下旬に開園予定の「中尾町かがやき公園」(旭区中尾1の51の15)の運営に関して同団体からの提案で結ばれた。

 協定に関して、同区役所区政推進課の担当者は「民間団体の力を借りて、公園を色んな人が集める場にしていきたい」と目的を説明する。

イベントで交流

 協定締結の背景として同担当者は「自治会の、特に若い人の加入率低下が課題としてあった」と説明する。そこで、公園をフィールドとしてイベントを積極的に行い、多世代が交流できるようにする狙いだ。「交流をきっかけに、地域活動の担い手がでてきてくれれば」と期待する。

 同公園の広さは2537平方メートルで、周辺エリアでは最大という。キッチンカーも入れる設計で、多様なイベント開催が期待できる。

管理の負担減を

 加えて、公園管理の負担も課題だった。「地域の公園愛護会によるごみ拾いや剪定というボランティアが運営の前提になっている」という。同担当者は「将来的に協定を基に地域住民の負担を減らせれば」と今後を見据える。

 今後は同公園の運営に関して、ハマのトウダイに協力を仰ぎ、将来的に旭区が管理する全域の公園への展開を視野に入れる。

瀬谷区の情報をまとめたウェブサイト「瀬谷なび」を運営する カジタ ハナコさん(本名:梶田華子) 瀬谷区在住 32歳

瀬谷がもっと好きになる

 ○…瀬谷区のグルメやイベント情報など、さまざまなトピックスをウェブで紹介するローカルメディア”瀬谷なび”の運営を始めて1年。取材のため日々区内を駆け回り、記事のライティング、広告営業なども全て1人で担当する。サイトは「知っていると便利な情報」を得られる場所として、子育て世代を中心に支持されている。「地元がもっと好きになる情報を届けていきたい」と目標を語る。

 ○…瀬谷区には結婚を機に移り住んだ。「昔から何にでもトライしようとする性格なんです」と自己評価する通り、子育てブログの開設や、アクセサリー販売などに挑戦してきた。ある時、瀬谷の情報をまとめたサイトが少ないことに気づく。「地域のことを知らない人は意外に多かったんです。そんな人たちに情報を伝達できる橋渡し役になりたい」と考え、広告代理店で販促事務をした経験などを生かし、サイトを立ち上げた。

 ○…家族は夫、4月に小学生になる息子、そして幼稚園に通う娘。ディズニーが好きで、今でも年3回は遊びに行くほど。また、アウトドア派で、毎週末はほとんど一家全員でキャンプに出かけるという。「インターネット環境から距離を取ることで、仕事のモチベーションを維持しています」

 ○…今注目しているのは、2027年に旧上瀬谷通信施設で開かれる国際園芸博覧会。「かつてないビッグイベント。だからこそ、地域の人たちと楽しんでいきたい」と力強い。また、博覧会の後にも大型のテーマパークが計画されているとして、瀬谷が横浜市を代表する場所になるのではないかと期待する。「地域住民と協力し、イベントを盛り上げられたら」と、これからも取り組んでいく。

演奏を披露した出演者=実行委員会写真提供=

瀬谷区ジュニアコンサート 小・中・高校生42人が腕前披露

 横浜市瀬谷区の小・中・高校生などが演奏技術を披露する「瀬谷区ジュニアコンサート」がさきごろ瀬谷公会堂で開かれた。

 同コンサート実行委員会主催で、今回で24回目になる演奏会。当日は小学4年生以下の第I 部と5年生以上の第II部で開かれ、合計42人が出演。日ごろ磨いたピアノや管・弦・打楽器、和楽器、声楽の腕前を披露すると、公演後には音楽大学の講師たちが評価していった。

 受賞者は以下の通り(敬称略)。

【最優秀賞】第I 部=熖硝岩柑那(小4)、第II部=山下陽菜乃(中3)

【優秀賞】第I部=原田連利(小3)、廣濱ちはる(小4)、第II部=宮崎志緒(小6)小峰碧桜(小6)

【実行委員会賞】内田真音(小5)、石川緋夏(小6)、伊東佑真(同)、上野陽向(同)

区長賞を獲得した末本さんと河原会長(左)、植木区長

税の作文 瀬谷区長賞に末本さん 種類や役割調べる

 国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が共催する、中学生の「税についての作文」の表彰式が1月20日に開かれ、瀬谷区長賞を獲得した横浜隼人中学校=瀬谷区阿久和南=の末本将大さん(3年生)に表彰状が贈られた。

 保土ケ谷税務署管内(瀬谷区、旭区、保土ケ谷区)で、7校332件の応募があった同コンクール。瀬谷区では同校から多くの作品が寄せられたため、その感謝を伝えるために同催しが開かれた。当日は、植木八千代区長や保土ケ谷納税貯蓄組合総連合会の河原隆子会長が来校。末本さんをはじめとする受賞者に表彰状が贈られた。

 同校では3年後期から税金について学ぶため、その予習として同コンクールへの応募を夏休みの宿題としている。末本さんの受賞作「税の種類」は消費税や所得税、住民税などの役割を調べ上げ、「私たちの生活を豊かにしていることが分かった」と書いたもの。「税金について、これからも勉強していきたい」と末本さん。朝木秀樹校長は生徒たちに「将来は、しっかり税金を納める人になってほしい」と言葉を送った。

鶴ヶ峰にあるセンター

旭区生活支援センター 20年の歩み辿るパネル展 10日から 心の健康啓発も

 精神障害者の地域生活を支える「旭区生活支援センターほっとぽっと」(田中梨奈施設長)と、運営者の「NPO法人 共に歩む市民の会」(村岡福藏理事長)の20周年を記念したパネル展が2月10日(月)から14日(金)まで、旭区役所1階の情報コーナーで開かれる(11日(祝)は休館)。

 市内各区に設置されている生活支援センター。ほっとぽっとは鶴ヶ峰にあり、相談・支援機能に加えて、食事・入浴・洗濯などの有料サービスも提供している。

 パネル展の期間中は、これまでの歩みや理念、活動内容を紹介するほか、うつ病や依存症といった"こころの病"などに関する展示もある。田中施設長は「誰もが生きやすい地域社会をつくるため、メンタルヘルスの正しい理解につながれば」と期待する。問い合わせは同センター【電話】045・744・8244。

スマホ依存セミナー

 同センターと旭区役所、実行委員会が主催するセミナー「わたしのスマホの使い方って依存症ですか?」が2月14日の午後1時から4時まで、旭公会堂(旭区役所4階)で行われる。当事者の体験談に加え、久里浜医療センターの精神科診療部長の松崎尊信氏が講演。無料で、申込不要。(問)同センター【電話】045・744・8244、区高齢・障害支援課【電話】045・954・6145

2014年10月、台風による大雨で栄区の一部が浸水(市提供)

横浜市 下水道浸水対策を強化 高リスク地区で施設整備

 横浜市が下水道による浸水対策の目標などを定めた「(仮称)横浜市下水道浸水対策プラン」の素案を昨年12月に発表した。素案では気候変動による大雨に備え、排水路や下水道施設の整備を強化する方針やリスクが高いと判断した地区から整備を行い、約20年かけて完了させることなどが示された。市は素案への意見を2月14日まで募っている。

 浸水には大雨で河川があふれる「外水氾濫」と、降雨が河川などに排水できずに起こる「内水氾濫」がある。下水道は雨水(内水)を排除する役割があり、市は河川などに放流する雨水管やポンプ場の整備を行う。

 今回のプランは、下水道の浸水対策の目標や進め方などを定めたもの。市はこれまでも、過去に浸水が発生した地区を優先して施設整備を進めており、2025年度末までに発生地区の約9割で整備が終わる見込み。

 09年〜23年の15年間、市内で最も浸水が多かったのは14年の約240棟。そのほかの年は数棟から100棟以内で推移し、20、22、23年は1棟も被害がなかった。

雨量基準引き上げ

 しかし、13〜22年に市内で1時間あたり50mm超の雨が降った回数は平均で年328回で、1976〜85年の約1・5倍に増加。今後、気候変動によって増加が予測される。国は21年に雨量増を踏まえた整備水準の引き上げを実施。従来より1割増の雨量に対応するよう自治体に求めている。

 この状況を受け、素案では浸水対策の考え方として、下水道から水をあふれさせない「防災」の観点と水があふれても床上浸水させない、浸水しても安全に避難できる環境を整える「減災」の目標を掲げている。

 さらに、市内を6千以上の地区に分け、浸水のシミュレーションを行い、人口や鉄道駅などの状況を考慮してリスクを算出。高リスク地区を含む流域を受け持つ16幹線・252地区の施設を約20年かけて整備する方針を示した。市下水道河川局によると、水が集まりやすい窪地は浸水リスクが高いという。

 市は素案への意見を募っており、プランを3月に公表する見込みだ。

ご褒美としてジャーキーが贈られた

瀬谷警察署 功労犬4頭を表彰 ”ワン”ダフルな活躍を称賛

 瀬谷警察署(吉田明弘署長)は1月21日、犯人逮捕と行方不明者の捜索に貢献したとして、県警所属の警察犬、ラブラドールレトリーバーのゼブラ号とウタ号、ジャーマンシェパードのユパ号とカーラ号を表彰した。

 同署によると、事件はどちらも12月に発生。22日には相鉄線瀬谷駅の事務室の窓が割られ、犯人捜索のためにゼブラ号とユパ号が出動。現場近くにあった血痕の匂いから追跡を始め、1Km先にあった犯人の住居を発見した。

 また、25日には外出後に行方不明になった男性捜索のためにカーラ号、ウタ号が出動し、男性の自宅から匂いをたどって45分ほどかけて畑に倒れていた男性を見つけた。

 県警鑑識課の担当者によると、昨年警察犬の出動件数は682件だったという。瀬谷署の担当者は、「これからも、捜査に協力してもらいたい」と語った。

取材で区内をかけ回るカジタさん

瀬谷の魅力を紹介 サイト開設から1年 地域のこと「伝え続けたい」

 瀬谷区内のさまざまな情報をウェブで紹介するローカルメディア"瀬谷なび"が今年2月、サイト開設から1年を迎えた。

 サイトには区内のグルメやイベント、施設紹介を中心に「知っていたら便利」な情報が多く掲載されており、地域の話題を手軽に得られる場所として、子育て世代を中心に地域住民から重宝されている。

情報不足に対応

 運営するのは区内在住のカジタハナコさん=人物風土記で紹介=。元々子育てブログやSNSでアクセサリー販売などに取り組んでいたが、瀬谷の情報を専門に取り扱うウェブサイトが少ない事に気づき、自身で立ち上げた。

 取材や記事のライティング、広告営業なども全て1人で担当しているという。最近ではサイトの周知も進み、店舗の紹介依頼や、各施設のSNSの運営代行なども任されている。

 「これからも、知ったらワクワクするような情報を伝え続けていきたい」とカジタさんは目標を掲げる。
来場を呼びかける川田理事長(中央)と催しの中心メンバー

NPO法人 木々の会 30周年祝いイベント 22日 サンハートで

 設立30周年を迎えた旭区の「NPO法人 木々の会」(川田剛理事長)が、2月22日(土)に記念イベントを旭区民文化センターサンハート(相鉄線二俣川駅直結)で開く。午後1時から4時30分。

 当日は法人職員とその友人、利用者が作成した楽曲「チカチカひかる」、「『〇×△□』の歌」を関係者らが披露。多くの映画やテレビ番組の制作を手がけた飯塚聡監督の作品「むくどりの家は、ココにある」の特別試写会も開かれる。

 さらに、3時40分ごろからは同法人の「パートナー」に焦点を当てたトーク・セッションを実施。会場では、むくどりの家や木楽舎といった同法人が運営する施設の自主製品も販売される。

 (問)同法人【電話】045・952・3769

園児が車と綱引きで対戦

上川井幼稚園 トヨタが交通安全教室

 旭区の上川井幼稚園で1月21日、神奈川トヨタ自動車株式会社による交通安全教室が行われた。

 同幼稚園からの依頼で実現した教室。当日は同社のスタッフ6人が来園し、約80人の園児が参加した。

 交通安全に関するクイズや、横断歩道の渡り方をレクチャーしたほか、「車は重いので、ぶつかると危ないということを実感してほしい」という思いから、園児と車による綱引きも行われた。

 講師を務めた同社の門田裕子さんは「とまります」、「まちます」、「とびださない」からなる「トマトのお約束」を園児に説明した。門田さんによると「園を卒業して小学生になり、親の手を離れて歩くようになる時期が一番危ない」という。「綱引きなど、小さい頃に体験すれば記憶に残る。飛び出さないことを今の歳から覚えてほしい」と門田さんは語った。

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勢いよくスタートを切る選手たち

ズーラシア駅伝 動物園を疾走 200を超えるチームが参加

 毎年恒例の「旭区駅伝競走大会(旭ズーラシア駅伝2025)」が1月25日によこはま動物園ズーラシアで開かれ、小学校3年から壮年まで200超のチームが健脚を競った。

 今年で53回目を迎えた同大会。第35回(05年)の時に会場を公道からズーラシアに変更し、毎年多くのランナーが参加している。選手たちは普段は走ることのない動物園を舞台にたすきをつないだ。各部門の上位3位は以下の通り(高校生女子の出場は2チーム)。

 ▽小学3年生以上男子/1位=横浜AC男子A、2位=二俣川SCA、3位=ベイキッズ横浜A、▽小学3年生以上女子/1位=横浜AC女子A、2位=ベイキッズ横浜、3位=Team BOAR

 ▽中学生男子/1位=相模原中等教育学校A、2位=唐揚げ弁当、3位=中山男子A、▽中学生女子/1位=横浜田奈中女子、2位=中川西中学校、3位=相模原中等教育学校

 ▽高校生男子/1位=希望ケ丘あ、2位=荏田高校一年一組、3位=舞岡高校A、▽高校生女子/1位=相模原中等教育学校、2位=横浜市立南高等学校

 ▽一般男子/1位=執念、2位=闇の波動東海、3位=ズーラシアの王、▽一般女子/1位=チームおかぴ、2位=SSC、3位=KRCOGプラス

 ▽壮年男子/1位=大池こそ練組と富士登山駅伝組、2位=太尾連合町会A、3位=オレンジ旋風、▽壮年女子/1位=TEAM KOJIKOJI、2位=NTペガサス ビューティー、3位=太尾連合町会C

完成した希望の木を持つケアプラザの職員

川井ケアプラ 「希望の木」で認知症啓発 区民らメッセージ271枚

 「優しく接する」「いっしょに楽しい時間をつくる」「ホットケーキを作ってあげる」--。子どもから大人まで幅広い世代の人々が、認知症の人に対する接し方などを書いた「希望の木」が、旭区の川井地域ケアプラザで展示されている。

 これは同ケアプラザが取り組む「チームオレンジ」の一環。チームオレンジは認知症患者や家族に対するサポート体制を整える取り組みで、国が2019年度から推進している。同ケアプラザでは24年度から開始した。

 希望の木の”葉っぱ”は、昨年9月から12月にかけて実施した音楽ライブや認知症サポーター養成講座などの参加者が手がけたもの。小学生は接し方を、一般参加者は認知症の人や家族が住み慣れた地域で過ごすためにできることを、それぞれ書いている。

 同ケアプラザには、合計271枚の葉っぱを付けた5本の希望の木が並ぶ。北瀬淳子所長は「認知症について関心を持つ人が多くなれば。ちょっとした気遣いが支援につながります」と呼びかけている。展示は3月末までの予定。

瀬谷区社協 26日にヨガ講座 ボラ知識も学べる

 ボランティアを始めたい人向けの「心と身体を整えるヨガ講座」が2月26日(水)の午後2時から4時まで、せやまる・ふれあい館=瀬谷区二ツ橋町469=で開催される。

 瀬谷区社会福祉協議会のボランティアセンターが主催する講座。ボランティア経験のある講師が自身の体験談を交えながら、ヨガを指導する。

 定員15人(応募多数抽選)。希望者は17日(月)までに同センター【電話】045・361・2117、または【メール】seya01@yokohamashakyo.jpへ。

表彰を受けた廣瀬局長と吉田署長

三ツ境駅北口郵便局瀬谷警察署から表彰 「あっ、詐欺だ!」スタッフが被害を阻止

 特殊詐欺の被害を未然に阻止したとして、横浜市瀬谷区の三ツ境駅北口郵便局(廣瀬由晴局長)は1月8日、瀬谷警察署(吉田明弘署長)から感謝状を贈られた。

 同署によると、12月19日に瀬谷区在住の高齢女性が同局に来訪。女性は息子を騙る犯人から「会社のお金が入った鞄を無くしてしまい、今すぐお金が必要」と要求されており、窓口対応をしていた局員の塩沢優子さんに「100万円を下ろさせてほしい」と申し出た。

 「話を聞いた瞬間、『あっ、この話は詐欺だ』と気づきました」と塩沢さん。同僚の林崎茜さんと協力しながら女性を引き留め、すぐに本物の息子に連絡するよう話した。息子からお金を落とした事実はないと聞かされた女性は引き出しを取り止め。廣瀬局長が警察に通報した。

 「局員がうまく機転を利かせてくれた」と廣瀬局長。過去にも詐欺を阻止した経験のある塩沢さんは「今回も被害を防ぐことができて良かった」と話した。

 同署担当者は、「最近ではSNSを利用したロマンス詐欺などの被害事例が多い」と話す。吉田署長は「電話を利用した詐欺も多く報告されている。違和感を感じたら家族、近所に相談して欲しい」と呼びかけた。

「ヨコハマeアンケート」新規メンバーを募集 市政に市民の声を生かす目的

 横浜市はインターネットを通して市政に関するアンケートに答える「ヨコハマeアンケート」の2025年度新規メンバーを募集している。

 市はアンケートの回答結果を事業の企画や効果測定、改善に役立てている。今年度は、防犯や都市農業、青少年の地域活動拠点づくり事業、熱中症に関するアンケートが実施された。

 募集対象は25年4月1日時点で市内在住・在勤・在学の15歳以上で、インターネットと電子メールが利用可能な人。 アンケートは月2回程度の実施で期間は1年間。

 メンバーには、対象施設の入場料金割引や市政情報などを掲載したメールマガジン配信などの特典がある。

 応募は3月11日(火)までに市サイトの「ヨコハマeアンケート メンバー募集」ページの応募フォームから行う。問い合わせは、市民局広聴相談課ヨコハマe アンケート担当【電話】045・671・2333。

長屋門公園のひな人形※過去の様子

横浜市旭区と瀬谷区で散策行事 梅とひな人形で春の訪れ楽しもう 2月15日 相鉄線三ツ境駅からスタート

 横浜市瀬谷区の市民グループ「せや・ガイドの会」によるウオークイベントが2月15日(土)に開かれる。「梅香(うめがか)とお雛さまを訪ねて」をテーマに、旭区と瀬谷区の名所旧跡を散策する。

 当日は相鉄線三ツ境駅広場で、午前9時から15分間参加を受付。相鉄線沿線で最も高所にあるという「春ノ木神明社」や梅の老木がある「長楽寺」、帷子川の水源の一つ「希望が丘水の森公園」を巡る。最後は、昔の農村生活の魅力を今に伝える「長屋門公園」でひな人形を楽しむ。午後0時30分頃に解散する。全長およそ4Kmのコース。

 申し込み不要、参加費1人300円(資料・保険料等・当日集金)。飲物などは各自持参。当日午前7時台のNHKテレビで、横浜市の午前中の降水確率が60%以上の場合は中止となる。問い合せは竹見さん【携帯電話】090・3900・6469。

グランプリ作品の「Miyajima,s Deer 宮島の鹿」(シハブ・アルファヒームアラブ首長国連邦大使館特命全権大使作)

外交官撮影の写真一堂に 横浜赤レンガ倉庫で2月5日から

 「にっぽん─大使たちの視線2024」と銘打つ写真展が2月5日(水)から9日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館2階で開催される。

 テーマは「Inspiring Japan」で42の国と地域から62人の外交官の作品を展示。外交官が独自の視点で捉えた一枚が並ぶ。8月に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に向けた取り組みとして、アフリカにゆかりのある絵本作家・沢田としきさんの原画作品なども披露される。

 午前11時(5日は午後1時)から午後6時まで。入場無料。詳細は横浜市国際局グローバルネットワーク推進課アフリカ中東担当【電話】045・671・4719へ。

高円宮妃久子さま ご寵愛の人形展示

 「にっぽん─大使たちの視線」写真展実行委員会の名誉総裁を務められている高円宮妃久子さまがご寵愛されている人形2体を2月4日(火)まで横浜市庁舎3階に展示している。

 平日のみ。午前10時から午後4時(4日は2時)まで。詳細は横浜市にぎわいスポーツ文化局観光振興・DMO地域連携課【電話】045・671・3940へ。

「地域守る」気合の一本 警察署が武道初式

 新春恒例、警察官が日頃の鍛錬の成果を披露する武道初式が、旭、瀬谷両警察署で1月に行われ、新年の治安維持に向けて気合の入った演武をみせた=写真。

旭区

 旭警察署では21日に行われた。柔道、剣道の高点試合や五人掛が行われ、署員同士が迫力ある戦いを展開した。

 試合前には「山形県米沢出身で、上質な牛肉を食べて育ちました」「最大の武器は若さです」「彼女募集中です」という署員紹介で笑いを誘う場面もあった。

 吉田善成署長は「気合の入った演武で、旭区の治安を守る意気込みが伝わったのでは」と語った。

瀬谷区

 瀬谷警察署では22日に行われ、署員らが柔道、剣道、空手などで熱い試合や演武を披露した。

 柔道と剣道の試合では、署員から「気合を入れろ」「行けるぞ」と声援。一本が決まると観客は歓声を上げた。

 逮捕術では、劇の形で特殊詐欺の手口を紹介しながら、警察官役と犯人役に分かれて逮捕するまでを実演した。

 吉田明弘署長は「今年も皆さまと協力して地域を守りたい」と話した。