神奈川区版【2月13日(木)号】
買い物かごに入っているネコの妖精「かごにゃん」

神奈川区商店街 公式キャラが誕生 ネコの「かごにゃん」

 ネコをモチーフにした神奈川区商店街キャラクター「かごにゃん」が1月末に誕生した。区役所および区内の商店街や商店街加盟店舗で今後活用される予定で、各商店街グッズのデザインに使うことも可能だという。

 区役所によると、かごにゃんは買い物かごに入っているネコの妖精。「このまちの人たちの思いやりが大好きで、商店街に住んでいる」といい、神奈川区と同い年。手にしたハートで「少しのお小遣いでも、みんなと触れ合ってエンジョイできるよ♪幸せ♡」と伝えている。

「充電旅」ロゴ作者がデザイン

 キャラクターデザインを担当したのは、版画家の宇田川新聞さん。宇田川さんは、神奈川区出身の出川哲朗さんが出演しているテレビ東京の番組 『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』の番組ロゴマークなどを手掛けている。

 2月に発行された区役所の冊子「神奈川区商店街と花MAP」の表紙に既に使われており、これが正式デビュー。冊子は区内商店街や区民利用施設などで配布されており、区内18の商店街と12の花スポットが紹介されている。

かめ太郎との違いは

 ところで神奈川区のキャラクターといえば「かめ太郎」。浦島太郎伝説にちなんで1983年に誕生した神奈川区マスコット界の大先輩だが、区の規定では商業利用は不可とされている。そのため各店舗でも使えるキャラクターとして、かごにゃんが誕生した。使用には区役所への申請が必要となるが、「イラスト入りグッズや『かごにゃんまんじゅう』などの販売も可能なので、各商店街や店舗で使ってほしい」と地域振興課の担当者は説明する。

 作成に関わった神奈川区商店街連合会の石川清貴会長は「これから愛着を持って使っていければ」と話した。

救急について学ぶ児童たち

横浜市消防局 救急車の適正利用を啓発 羽沢小児童が学ぶ

 横浜市消防局は2月6日、横浜市民防災センター=沢渡=で児童向けの「あんしん救急教室」を開催した。救急隊の出場件数が大幅に増加したことなどを受けて今年度スタートした「予防救急等推進プロジェクト」の一環。当日は、羽沢小学校5年生が参加し、救急車の適正利用について理解を深めた。

救急抑制は急務

 横浜市内の救急出場件数は2023年に初めて25万件を突破し、24年はそれをさらに更新し25万6481件を記録した。出場件数増加により、現場への到着時間の延伸なども危惧されるなか、同局は昨年5月に「予防救急等推進プロジェクト」を発足。出場件数の抑制のため、救急を要する事態の予防や119番通報の適正利用の普及啓発に取り組んでいる。

 今回はその一環として、児童を対象に「あんしん救急教室」を開催。これは防災センターでの「防災体験ツアー」とセットで、救急についても児童たちに学んでもらおうという企画で、滝頭小=磯子区=に続き市内2回目の開催となった。「身を守るという観点で、災害対策と同時に救急予防についても学習してほしい」と同局の担当者は話す。来年度からは回数を増やし本格的に実施していく予定。

 教室では、横浜市の救急隊の数や出場件数についてクイズを交えながら紹介。2023年には、25万件以上の救急出場があり、2分4秒に1回の頻度で出場していることを知ると、児童たちからは驚きの声が上がった。また、件数の増加により、13年から23年にかけて、救急車を呼んでから病院に搬送されるまでの平均時間が7分増加していることなども説明し、児童たちは救急件数の増加による影響について理解を深めた。

 続いて救急要請の中でも、不要不急なものも多いことを紹介し、正しい救急車の使い方についても学習。「備える・相談・通報」を合言葉に、まずはケガや熱中症・感染症などを防ぐための日頃の備え、ケガや病気で困ったときにはかかりつけ医や専用電話(#7119)に「相談」し、有事の際には急いで「通報」することを学んだ。

 参加した児童は、「どういう時に救急車を呼べばいいかが分かった」「本当に助けが必要な人が助かるように、正しい使い方を考えたいと思った」などと振り返った。

 教室では親子向けの冊子『知っておきたい救急のこと』も配布。市内の救急事情のほか、ケガや病気の予防やかかりつけ医の連絡先を書き込む欄もあり、「改めてこの機会に親子で一緒に救急について考えるきっかけにしてもらいたい」と担当者は話す。

福祉現場の若手を表彰する「社会福祉ヒーローズ」賞の全国大会に出場する 西条 大地さん 平川町在勤 36歳

利用者も職員も幸せに

 ○…勤務する(社福)若竹大寿会で「キャリアアドバイザー」として、職員の悩みに寄り添い、より働きやすい環境を作るために奮闘する姿が評価され、福祉現場で活躍する全国の若手を表彰する「社会福祉ヒーローズ」賞のひとりに選ばれた。2月19日には今年度受賞者7人の中から「日本一の福祉ヒーロー」を決める全国大会で、自身の思いをプレゼンする。

 ○…キャリアアドバイザーは法人内にこれまでなかった新たな役職。介護職として10年間現場で働く中、後輩の相談に乗ったことをきっかけに、「利用者だけでなく、働く職員の幸せも大切にしたい」という強い思いからキャリアコンサルタントの資格を取得。上司へ役職新設を提案した。若手職員への定期面談や各事業所への訪問を通して、働く上での悩みの窓口となっている。心掛けているのは「自分の経験を語るのでなく、本人の力で課題解決に導く補助線を引く」ことだ。

 ○…今回のプレゼンの準備をする中で、以前担当した利用者の家族から、「自分の存在が家族にとっても支えになった」との手紙を受け取った。今も持ち歩くその手紙を手にしながら「自分がやってきたことを言葉として頂けたのがとてもうれしかった。いま現場で働く職員にも、同じような思いを持たせたいですね」と心境を語る。

 ○…家庭では2人の子のパパ。子どもとの向き合い方にも変化があったという。「頭ごなしに『こうじゃなきゃダメだよ』っていうよりは、『どうしてそう思ったの?』『そう思ったんなら、どうしたらよかったんだろう』と相手に寄り添えるようになったのは、介護の仕事をしてたからこそかな」としつつ、「と書かれたら妻に『違うじゃん』と言われそうですが」と笑った。

テクニカルショウヨコハマ 区内企業も多数出展

 首都圏最大級の工業技術・製品総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2025」が2月5日〜7日にパシフィコ横浜で開かれた。

 46回目を迎えた今回は「技術を創る 未来を創る」がテーマ。県内外の810社・団体が出展した。神奈川区の企業もブースを設け、それぞれ自社の技術や新製品をPRした。

 セキュリティ製品の販売・施工・保守を行う(株)ロックシステム=守屋町=は、霧を噴射して侵入者の視界を遮る機器の実演コーナーが好評。

 ねじの製造販売を行う小林商工(株)=栄町=は、自社製品が使われたエアガンのコーナーを設置。寸分のズレを許さない精密さをアピールした。

 沢渡のプラムネット(株)は開発試作を得意とする「現代ものづくりの職人集団」。日本文具大賞で表彰された独自開発の定規などを展示した。

 (株)バリューアップデート=松見町=は社長自身の経験をもとに開発した、AI技術を活用した高精度スポット映像シーン検索サービスを紹介。

 自動車部品のめっき加工などを請け負う恵比須町のさくらGS(株)は、表面に微細な凹凸を作ることで長持ちしやすい加工技術をアピールした。

文化展のチラシ

地域文化、かなっくホールに 2月19日〜3月10日

 神奈川区民文化センターかなっくホール=東神奈川=のギャラリーで、第34回神奈川区文化展が2月19日(水)〜3月10日(月)に開かれる。主催は神奈川区文化協会、共催は神奈川区役所。

 内容は会期によって異なり、写真と日本画(2月19日(水)〜24日(月))、洋画・書道・工芸(2月26日(水)〜3月3日(月))、手芸・工芸(3月5日(水)〜10日(月))。展示時間は、午前10時〜午後5時(各展示最終日は午後4時まで)。入場無料。

 2月22日(土)と3月1日(土)には茶会(会費500円)も催される。両日とも午前10時30分〜午後2時30分。

会期に合わせて記念公演も

 また文化協会が設立から30年が過ぎたことを記念し、文化展の会期に合わせてかなっくホールで記念公演が開催される。

 2月22日(土)は「アンサンブル・コンサート〜すてきな仲間〜」と題し、器楽部会によるアンサンブル演奏会を実施。クラシック、ポピュラー、ジャズなど多彩なジャンルの音楽が楽しめる。午前10時50分からホワイエでプレオープン演奏、開演午後1時30分。

 3月1日(土)は伝統芸能部会の「邦楽のつどい」。尺八・筝・三絃の演奏と日本舞踊が披露される。午後1時開演。

 3月9日(日)は「舞踊のつどい」。舞踊部会所属の各団体による様々な流派の舞踊を楽しめる。午前10時30分開演。

 いずれも問い合わせは、神奈川区文化協会・文化展総括の若原さん【電話】045・453・6044へ。

横浜市内の過去10年間の火災による死者数の推移

横浜市内 昨年の火災死者 年間24人 過去10年で最多タイ

 横浜市消防局が発表した2024年の「火災・救急概況(速報)」によると、火災件数は23年より減少したが、死者は10人増の24人となり、過去10年で最多タイだった。

 発表によると、市内で24年に発生した火災は678件。23年と比べて55件減少となった。出火原因の最多は「放火(疑い含む)」で115件。次いで「たばこ」110件、「こんろ」84件となった。住宅火災(290件)の出火原因は例年と同様に、「こんろ」が最多で23年比7件増の65件。次いで「たばこ」38件、「電気機器」32件だった。

 火災による死者(放火自殺を除く)は24人で、過去10年間で16年と並んで最多。全員が「住宅火災」で死亡し、そのうち19人(79・2%)が65歳以上の高齢者だった。負傷者は108人(23年比9人減)で、そのうち45人(41・7%)が65歳以上の高齢者。23年の32・5%よりも高齢者の割合が増えた。

背景に高齢化

 火災件数は減ったが、死者数が増えている要因について、同局の担当者は「高齢者は煙の臭いに気付きづらい人が多い。また、足腰が弱り、逃げるのに時間がかかる人もいる」と話し、今後も高齢化が進むため、火災による死者、負傷者で高齢者の割合が高い傾向は続くとみている。

救急出場は過去最多

 救急出場件数は25万6481件で23年を1845件上回り、過去最多を記録。2分3秒に1回救急車が出場し、市民15人に1人が救急車を利用したことになる。搬送人員は23年を2501人上回る20万7472人で、救急出場件数、搬送人員ともに3年連続で過去最多を記録した。

 出場件数が増加すると、現場から遠い救急車の出場が増え、現場への到着が遅れる恐れがある。同局は、救急車を呼ぶべきか、緊急性はあるかなどをパソコンやスマホで診断できる「横浜市救急受診ガイド」、オペレーターと電話相談できる「♯7119」などの利用を呼び掛けている。

神奈川区内は4人

 神奈川区内では、昨年発生した火災件数は42件。一昨年からは1件減少、過去10年の平均と比較しても5件の減少となった。一方で、火災による死者は4人を記録した(前年は0人)。

 救急出場件数は1万5874件を記録した。前年との比較では1・2%(195件)の増加。市内18区で、前年比率が増加したのは神奈川区を含め12区。増加率は金沢区と並び8番目に高かった(最も増加したのは青葉区の5・4%、最も減少したのは保土ケ谷区のマイナス2・4%)。

一目でわかるデザインに

こちらは「消防の」総務課

 殺風景だった神奈川区総合庁舎本館1階・神奈川消防署の各課窓口に、昨年末からカラフルなイラスト入りの看板が取り付けられている。

 「総務」「消防団担当」など各窓口の名称とともに、消防署や消防団の制服に身を包んだキャラクターや、消防車、消火活動の様子などが描かれている。

「間違え防止に」

 設置の理由は来庁者へのサービス向上の一環。

 というのも、消防署の窓口があるのは総合庁舎本館の入口近く。区役所の総務課と、消防署の総務・予防課が混同され、区役所の窓口と間違って訪れるケースが度々あったという。そこで予防係職員の発案のもと、見た目で分かるような看板が設置された。

 ちなみに区役所総務課があるのは本館5階。転入・転居やマイナンバーカード関連を所管する戸籍課は消防署の窓口をまっすぐ進んだ先の別館1階となっている。

福祉の「ヒーローズ賞」に 若竹大寿会・西条さん

 神奈川区を中心に市内施設で介護事業などを行う社会福祉法人若竹大寿会=法人本部・平川町=に勤務する西条大地さん=人物風土記で紹介=が、福祉の現場で活躍する全国の若手職員を表彰する「社会福祉ヒーローズ」賞を昨年末に受賞した。

 同賞は全国社会福祉法人経営者協議会が主催するもので、今回で7回目の開催となる。「社会福祉の甲子園」として、20〜30代の「福祉の世界を変える意欲と実績のある若手」を選考基準にしている。

日本一目指し登壇

 今年度は西条さんを含む7人が受賞し、2月19日(水)に東京都内で行われる全国大会で7人の中から日本一の「ベストヒーロー賞」が決まる。

 全国大会の様子は同日午後1時から、YouTubeライブで生配信される。【URL】https://youtube.com/live/9-ZNOa9oxCI
根岸森林公園内に現存する旧根岸競馬場一等馬見所=市提供

市歴史的建造物 旧一等馬見所を認定 保存活用に向け、耐震化へ

 横浜市は1月22日、国内初の洋式競馬場の観覧施設「旧根岸競馬場一等馬見所(うまみしょ)」=中区根岸台=を市認定歴史的建造物に指定した。保存活用のため耐震化を計画し、来年度予算案に設計費を計上。現在、建物敷地内は立ち入り禁止だが、山中竹春市長は「市民にも公開するべき」との見解を示し、歴史的建造物ならではの魅力を生かした活用に意欲を示した。

 旧根岸競馬場は1866年に開設。観覧施設である一等馬見所は1929年、関東大震災で崩壊した馬見所に代わり建設された。鉄骨鉄筋コンクリート造りの7階建てで、延床面積は約5千平方メートル。アメリカ人建築家J・H・モーガンが設計し、高さ約30メートルの3つ並んだ塔が特徴的だ。並んでいた二等馬見所は老朽化で1988年に解体されたが、同施設は現存する国内最古の競馬場建築となっている。2009年、経済産業省から近代化産業遺産の認定を受けた。

 開港の地・横浜の近代の歴史を証明している点や後の競馬場建築に多大な影響を与えた建築史的価値、その特徴のある景観が評価された。

 市は築100年となる2029年に合わせ、耐震化などを完了させたい意向。一等馬見所を含んだ根岸森林公園との一体的なまちづくりを進め、当時の雰囲気が味わえるような、多世代で楽しめる建造物を目指すという。

 市認定歴史的建造物は、専門家の調査から特に価値があると判断され、適切な保全活用計画が作成されたものが認定される。本件含め104件が認定されている。

済生会県病院で出張展示 六角橋どこコレ展

 六角橋商店街で昨年開催された参加型写真展「白楽・六角橋のどこコレ?」展が、済生会神奈川県病院=富家町=の展示スペース「まちの美術館」に3月3日(月)まで出張している=写真。

 「どこコレ」展は商店街連合会の設立70+1周年記念として企画されたもの。地域から募集した各時代の街の写真に、思い出や体験、補足情報などを来場者が付箋で書き込み共有することで完成する「参加型の企画」。昨年の開催中に貼られた付箋がそのまま付いており、写真と合わせて楽しむことができる。

 同院によると、展示を見た利用者からは下町の雰囲気を懐かしむ声や、昔の思い出などが寄せられているという。最終日は正午までの展示。

すい臓がん克服について知る 3月7日、新横浜でセミナー

 健康セミナー「すい臓がんを克服するために知っておきたいこと、最近の取り組み」が3月7日(金)、新横浜プリンスホテル3階で行われる。

 (公社)神奈川法人会が主催するセミナーの講師は、横浜労災病院・関野雄典消化器内科部長。午後3時〜4時30分、2時〜「笑顔チェック」。会費無料。申し込みは、2月28日(金)までに同法人会事務局【電話】045・633・7666(平日午前10時〜午後4時)へ。

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横浜市、下水道管緊急点検で路面下空洞2カ所を発見 埋め戻し完了 八潮市の陥没事故受け

 埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、横浜市は管理する下水道管の緊急点検を2月3日から5日に実施し、その結果を10日に発表した。

 点検は水再生センターへ流入する内径2m以上の汚水幹線と合流幹線の24本。水再生センター直近のマンホールから下水道管内部を目視で点検するとともに、管が布設されている道路表面も点検した。加えて、対象の下水道管が布設されている道路の下に空洞がないか、電磁波地中レーダー方式で調査した。

 その結果、下水道管の点検では緊急対応を要する異常は見つからなかった。空洞調査では、港北区新吉田町と神奈川区入江2丁目の2カ所で緊急対応が必要な空洞を発見。原因は点検した下水道管に起因するものではなかったが、2月10日までに埋戻し作業を終えた。

 市は定期的に行う目視点検やテレビカメラを使った下水道管内部の調査を続けていくという。

神奈川区多文化共生ラウンジ 1周年記念コンサートが3月15日かなっくホールで開催 セネガルの太鼓「サバール」など、異国情緒あふれる公演 参加無料・先着250人

 かなっくホールで3月15日(土)、神奈川区多文化共生ラウンジの「開館1周年記念コンサート」が開催される。

 同所は2024年3月5日に、市内13番目の国際交流ラウンジとしてオープンした。NPO法人神奈川区多文化共生の会が管理運営を担当。情報発信のほか、外国籍の学生や社会人を対象とした日本語教室やイベントの開催など、文字通り多文化共生の拠点として機能してきた。

 当日は、「アフリカンパーカッションで多様な世界とコミュニケーション」と題してコンサート開催する。出演は新倉壮朗さんと3人のセネガル人パーカッショニスト。新倉さんは11歳の時にセネガルの太鼓「サバール」と出合い、2002年から定期的にコンサートを開催している。セネガルからは、13年に坂本龍一氏と共演したウスマン・ディデユさん、同国の人間国宝ドゥドゥ・ンジャイ・ローズの音楽の伝道師の一人でもあるボガ・ンジャイさん、ドゥドゥの息子で、ローリング・ストーンズやスティービー・ワンダーとも共演経験のあるワガン・ンジャイ・ローズさんが出演する。

 午後1時半〜3時(開場30分前)。入場無料。定員は先着250人。申し込みは、横浜市電子申請システムもしくは区役所地域振興課【電話】045・411・7092。イベントに関する問い合わせは、同ラウンジ【電話】045・548・8401。

 

舞殿からの豆まき

六角橋杉山大神 節分祭にぎわう

 六角橋地域の総鎮守である杉山大神で2月2日、恒例の節分祭が執り行われた。

 当日は鬼役二人が先頭となって神社周辺を練り歩いたのち、境内で神事を実施。その後、拝殿や舞殿で豆まきが行われると、集まった人たちは紙袋などを広げながら「福」を集めていた。(写真はいずれも氏子総代会提供)

 

神奈川区の「御庁舎印」(表)

役所で「御庁舎印」巡り 市の若手職員が初企画

 横浜市は市役所と全18区役所で、各庁舎をモチーフとした御朱印の庁舎版「御庁舎印」の初の販売を2月10日から行っている。市の若手職員が区局横断で新規事業の立ち上げなどにチャレンジする「横浜創造100人隊」による取り組み。

 市民や観光客が収集のため各庁舎を巡ることで、まちの新たな魅力発見につなげる目的で企画された。御庁舎印は、通常はがきサイズの紙製で、表面には庁舎や区の木・花、名所など、裏面には庁舎やまちに関する情報が掲載されている。

 販売は、6区ずつ3期に分けての実施。2月21日(金)までは神奈川・南・金沢・中・港南・栄、25日(火)から3月7日(金)までは鶴見・保土ケ谷・戸塚・西・旭・瀬谷、3月10日(月)から21日(金)までは磯子・緑・都筑・港北・青葉・泉区。各区役所で売店や庁舎内の自動販売機で平日のみ販売する。神奈川区役所では、本館1階で午前8時45分から午後5時まで。市役所では市庁舎の印を3月21日まで毎日販売している。

 一枚300円(税込)で、10種類購入した人は集めた印を収納できる「御庁舎印帳」が市庁舎でもらえる(数量限定)。企画の担当者は「足を運んだことのない区庁舎を訪れ、楽しみながらまちへの理解を深めてほしい」と語った。問い合わせは市総務局行政マネジメント課【電話】045・671・4774。

様々な押し花アートを楽しむ来場者(2月7日撮影)

色とりどりの押し花揃う 杉野宣雄さんらの作品展がかなっくホールで2月10日まで開催中

 かなっくホールで、押し花アート作品展「花物語 春の予感」が2月6日から開催されている。

 押し花作家の第一人者で、NHK朝ドラ『らんまん』で押し花制作にも協力した杉野宣雄さんの教え子で、関東地域でインストラクターとして活躍する30人の有志の作品が並んだ。杉野さんの作品やイギリスの作家ペニー・ブラックさんの作品も飾られた。

 2日目となった2月7日も多くの地域住民が来場。個性豊かな美しい作品に見とれ、杉野さんと交流する場面も見られた。会場ではワークショップも開催され、押し花を使ったオリジナルカード作りなどで盛り上がった。

 作品展は2月10日まで。午前10時〜午後5時(最終日は正午)。ワークショップは予約不要で、1回500円。

区社協の河原史郎会長(左)から感謝状を受け取る受賞者

活動増進の功労者を表彰 社会福祉大会

 第40回神奈川区社会福祉大会が2月5日、神奈川公会堂で開催された。神奈川区社会福祉協議会と神奈川区役所の主催。

 感謝状贈呈式では地域福祉の増進に功労のあった72の個人・団体が功労者として表彰されたほか、神奈川区社協善意銀行に寄付を行った7社に感謝状が贈られた。

 第二部は「地域活動団体紹介」。功労受賞者の所属する団体の中から、手話普及・ろう者理解などを目的に1981年から区内で活動する「ふれあいサークル」のメンバーが登壇。活動の沿革や現状を説明した。

 第三部では横浜市地域福祉保健計画策定・推進委員会の委員長も務めた法政大学の名和田是彦教授による、地域福祉保健計画についての講演が行われた。

 

アマビエ挟み紙と1月限定御朱印

御朱印探訪【3】 毎月変わる限定御朱印も魅力の栄区上郷町・横浜御嶽神社 記者の参拝レポート

 御朱印(ごしゅいん)とは、神社や寺を参拝した証として押印される印章印影のこと。参拝の記録として集める人も少なくない中、タウンニュース記者が横浜市内の寺社で入手できる御朱印を紹介する「御朱印探訪」。3回目は栄区上郷町にある横浜御嶽(おんたけ)神社を訪れた。

 JR港南台駅、大船駅からバスに揺られること約20分。中島バス停で下車し、すぐ横にある急坂を上がれば目的地、横浜御嶽神社だ。

横浜市内で唯一、木曽御嶽山の神々を祀る

 石段を数段上がると石造りの鳥居があり、その先右手に手水舎が備えられている。手水のすぐ先には、不動明王と稲荷社が。少し変わっているのは、手前に小さな池があり、その奥に二つの社がある点だ。

 「この神社がお祀りしている木曽御嶽山では、滝の下に不動様が祀られているので、それを模しているんです」。そう教えてくれたのは、禰宜(ねぎ)の森沙緒莉さんだ。

 横浜御嶽神社は創建1903(明治36)年と言われている。森さんによると、初代先達の森巳之助(みのすけ)氏はこの地の農家に生まれ、幼少期から信心が篤く、木曽御嶽山で修行。天台寺門教会で法名を授かったのち、生家のある横浜へ戻って自宅で護摩行を続けていたという。

 詳しく書かれた文書が残っているわけではないので、と前置きしたうえで森さんは「明治36年より前に木曽御嶽神社から御分霊されて、巳之助さんの自宅内に創建したと言われています」と話す。 

木曽の山に帰った信者は霊神に

 森さんに案内されて本殿へ。一般の参拝では内部まで入れないが、病気平癒や厄除けなどの各種祈祷は本殿内で行われる。御嶽神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、国常立尊(くにとこたちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三柱で、総称して「御嶽大神」として祀っている。

 「他の神社ではあまりないのですが」と森さんが教えてくれたのが、内殿左側に設けられた霊神碑(れいじんひ)だ。木曽御嶽神社の信仰において、御嶽山に信仰を尽くした行者や信者は亡くなると木曽の山に帰るとされていて、その後、その魂を霊神として内殿に祀るのだという。

 「この場所で信仰された方々、約40人の霊神がいま、霊神碑に祀られていると記録が残っています」と森さん。

病気平癒を願う人々が訪れる神社

 そんな横浜御嶽神社では定番の3種(御嶽神社、不動明王、稲荷神社)のほかに月替わりの御朱印を授与していて、動植物や雪だるま、花火など、季節感が伝わるデザインになっている。使用する判も御嶽神社のオリジナルだ。

 「よく参拝にいらっしゃる方の励みになれば」と、森さんが月替わり御朱印を始めたのは7〜8年前。その後、コロナ禍があり、御朱印帳に挟む「挟み紙」に疫病退散の伝承がある妖怪、アマビエを描くようになった。コロナ禍が落ち着いた今でも、「健康祈願、病気平癒を願って当社へいらっしゃる方が多いので」アマビエの挟み紙を続けている。ひな祭りや端午などの節句や祭事に合わせた限定御朱印を用意することもあるそう。

 「毎月変わる御朱印を楽しみにしてくださる方も少なくないので、以前と同じような絵柄にならないよう、気を配っています」と森さん。

 御朱印は書き置きが基本だが、公式SNS(Facebook、Instagram、X)で書き入れ対応ができる日を公開しているので、直書きをしてほしい場合はSNSをチェックしてほしい。

■栄区上郷町1314

【電話】045-891-4457

▽参拝は午前8時ごろから日没まで。御朱印授与は午前10時から午後4時

▽御朱印授与1枚500円。初詣限定の切り絵御朱印1500円(なくなり次第終了)