藤沢版【3月7日(金)号】
昨年2月に北海道で行われた世界予選で華麗な滑走を見せる弘樹さん(提供)

湘南台在住川口さん 目指すは「2位か1位」 スペシャルオリンピックスへ出場

 知的障害者によるスポーツの祭典「2025年スペシャルオリンピックス冬季世界大会」があす8日(土)から15日(土)まで、イタリア・トリノで開かれる。湘南台在住の川口弘樹さん(41)は、市内唯一の選手としてアルペンスキー競技に出場。大舞台を前に弘樹さんは「2位か、1位になりたい」と声高らかに目標を掲げる。

 102の国と地域から約1500人の選手らが参加する同大会。夏季、冬季ともに4年ごとに行われ、知的障害者が日頃のスポーツトレーニングの成果を披露する。

 幼い頃、体の弱かった弘樹さん。運動で鍛えられないかと、父の昇さん(77)は30年ほど前からバスケットボールやボウリング、卓球などあらゆるスポーツを弘樹さんに体験させるように。高校生の時には、米国・ノースカロライナで開催された夏季世界大会に陸上競技で出場。1500m走で優勝を果たした。

 その後スキーを始め、競技歴は25年に上る。昨年2月に北海道で行われた世界予選を兼ねた日本大会で金メダルを獲得。再び五輪切符を手にした。「最初はリフトも乗れなかったのに」と昇さんは感慨深げだ。

 弘樹さんがエントリーする競技は、回転(スラローム)。雪上斜面に立つポールを”ジグザグ”にかわしながら、2回滑走したタイムの合計で勝敗を競う。急勾配で行う細かなターン技術とスピードが要求される。

 同大会に向けて弘樹さんは、長野県の志賀高原や菅平高原で練習を重ねてきた。そんな姿を見てきた昇さんは「あまり力を入れ過ぎず、普段通りの滑りをすれば大丈夫。のびのび楽しんで」と背中を押す。「滑ることは気持ちいい」と競技の魅力を語る弘樹さん。「転ばないで、最後までゴールできるように頑張りたい」と意気込み、5日に現地へ出発した。

ピンクを身に着けて「いじめストップ」を掲げる生徒ら

日大藤沢 ピンクで示す いじめ根絶 150人が初のメッセージ

 ピンクのシャツを着用したり、ピンク色のものを身に付けたりすることで「いじめ反対」の意思表示をするピンクシャツデーにあわせ先月25日、日本大学藤沢高校・中学校(亀井野)で初の啓発イベントが行われた。

 この日は、同校の野外ステージにピンクのシャツや帽子などを身に着けた生徒と職員が約150人集まり、「いじめストップ」のメッセージを掲げた。

 同校では野球部やサッカー部などの応援でピンクをスクールカラーにしていることから、いじめ防止の啓発活動「ピンクシャツデー2025in神奈川」への協力として実施された。渡辺博校長は「多くの生徒や教職員が集まり、いじめの防止について想像以上の関心を持ってくれていると感じました」と話した。

先月ボランティア表彰を受けた「クリーンザリバーふじさわ」代表 山口 明子さん 湘南台在住

「ぼーっとして生きるな」

 ○…木に引っかかっていた小さなプラスチックごみから始まった。2013年の秋、息子を出産してからしばらく経ち、境川沿い、湘南台・今田の桜並木の下でごみ拾いを開始した。「清掃活動を始める前はお化け屋敷みたいだった」。降雨でごみが下流に流されてしまう前に清掃し、市の有料ごみ袋1万円分を拾った。

 ○…「市に相談すると、ボランティア団体用のごみ袋やトング、手袋を提供してもらえた」。活動を本格化させ、晴れた日は川へ降り、小さなごみから、廃材や、不法投棄された自転車、タイヤなど大きなごみまで回収する。道行く人からは何度も怪しまれたが、ボランティアベストを着て活動を続けた。「境川清掃ボランティアの会ふじさわ」を立ち上げ、18年には「クリーンザリバーふじさわ」に改称。引地川の清掃も担った。

 ○…なぜ12年前、ごみを拾い始めたのか。小学校まで過ごしたイギリスで「ぼーっとして生きるな」と教わった。また留学したカナダの大学では社会貢献の重要性を教わったことが、その行動力につながっている。出身地である福島県を襲った東日本大震災の影響もある。海岸から11Km離れているはずの実家の前に、いくつもの船が流れ着いていた。「海を甘くみてはいけない。川をきれいにして、なるべく海にごみを流さないようにしたい」

 ○…学生や近隣住民、県外の人、「川のファン」などが集い、これまでに約5千人が活動に参加し、会員も5人に増えた。境川では白鷺橋から高鎌橋までの3Km両岸を清掃した。だが一方で、引地川清掃は担い手の不足から活動を休止しており、「いずれ復活させたい」と意気込む。ぼーっとして生きない、挑戦は続く。

原発事故から15年 市民団体が映画上映会

 未曽有の被害をもたらした東日本大震災から15年目を迎えようとしている。藤沢市民会館第2展示ホールで9日(日)、福島原発事故を題材にした映画の上映会が行われる。

 震災の翌年から被災地の子どもたちを藤沢に招き、保養活動を続けてきた市民団体「福島の子どもたちとともに・湘南の会」の主催。原発事故によって人生最大の決断を迫られ、全国各地へ避難した10家族の苦悩と現状を描いたドキュメンタリー映画『決断』(安孫子亘監督)を上映する。「あの惨事を二度と繰り返してはならないという教訓を胸に、改めて事故が及ぼした影響について考える機会になれば」と同団体の青栁節子さん。

 午後1時40分開場、2時開始。上映後、トークあり。チケット前売800円、当日1千円。30歳以下は無料。

 問い合わせ・申し込みは青栁代表【携帯電話】080・5099・4264。

工事が進む新駅予定地でまちづくりについて説明する中島さん(左)とそれを聞く参加者

村岡の“未来と今” 新駅設置前に親子らまち歩き

 JR東海道本線の藤沢―大船間で2032年頃の開業が予定されている「村岡新駅(仮称)」の設置に伴い、周辺地区では新たなまちづくりが進められている。市民に理解を深めてもらおうと、藤沢市は1日、”未来と今”と銘打ったまち歩きツアーを開催。市内に住む小学3年生から中学生、その保護者らを合わせて約30人が参加。地域の魅力を知り、将来について語り合った。

 この日講師を務めたのは、東京大学教授で村岡新駅周辺地区まちづくり協議会会長の中島直人さん。御霊神社(旗立山)や鎌倉古道、十二天公園などを巡り、村岡の地名の由来や周辺地区にある跡地、今後建設予定の施設にまつわるクイズを出題。新駅設置予定地ではまちづくりで大切にしたい要素として「丘や緑、空間のつながりをつくる」ことを説明した。

 参加した高谷小4年の木村稔さんは「こんなに大きな土地に新駅ができると知って驚いた。どんなまちに変わるのか、今から楽しみ」と期待を膨らませた。ツアー終了後、中島さんは「まちづくりは多くの人の意見が反映されることで進む。子どもたちにきょうのことを学校で話題にしてもらいたい」と話した。

内視鏡手術の視察(提供)

市民病院 クロアチア大使が訪問 内視鏡センターなど見学

 クロアチア駐日大使のドラジェン・フラスティッチ氏が先月27日、藤沢市民病院(藤沢)を訪問し、最先端の内視鏡手術と内視鏡センターを見学した。

 この日は、同院で行われた「全身麻酔下ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)」という内視鏡手術を見学したほか、内視鏡センターの設備についても機材の説明を受けた。

 見学を終えフラスティッチ大使は「日本の内視鏡手術に深く感銘を受けた。この訪問を通じて、協力の重要性を改めて実感するとともに、日本とのパートナーシップを深め、クロアチアの内視鏡治療技術の向上と知見の共有に努めたい」とコメントした。

 同院では、消化器内科の福地剛英医師が2018年から、早期消化管がんにおける内視鏡診断と治療について横浜南共済病院の医師とともにクロアチアでの技術指導・支援を行っており、今回の見学もこの一環。クロアチア駐日大使が同院を見学したのは今回が初。西川正憲院長は「クロアチア駐日大使に来院いただき、大変光栄。今後もクロアチアと日本の医療を通じた交流が続くことを願います」と話した。

細菌やカビ微生物の力 16日 善行雑学大学

 善行雑学大学の第310回目の講座が16日(日)、善行市民センターで行われる。午後2時から4時(受付開始1時30分)。

 講師は長野県にあるワイナリーの子会社、(株)カーヴ・ド・ミドウで取締役を務める江澤邦夫氏。「発酵、免疫、腸内細菌…微生物のチカラ」をテーマに講演する。

 定員は100人。参加費は500円。希望者は善行雑学大学ホームページ、またはメール(kataoka9@gmail.com)から申し込む。

 問い合わせは【携帯電話】090・7251・3232(片岡さん)。

江の島舞台に商店街の魅力発信

史跡・老舗巡るツアーが人気

 史跡や商店を巡るまち歩きツアーが先月28日、江の島で開かれた。(公社)商連かながわなどの主催で、これまで県内各地の商店街を舞台に80回ほど行われてきた人気企画。今回は81人の応募があり、抽選で決まった19人の参加者のうち約8割は市外在住者だった。

 この日は江の島・藤沢ガイドクラブが道先案内人を務めるなか、まずは片瀬中央商交会へ。梅の名所として親しまれる常立寺やかねはち米店、青果店のはとりや、和菓子店の一菓を見学した。その後、片瀬すばな通り商店会に移り、市内最古の写真館「片瀬写真館」では3代目の熊谷美波さんが古写真を紹介しながら店の歴史を説明=写真。まちの変遷についても語られ、皆聞き入っていた。また玉屋のようかんで知られる玉屋本店、昭和レトロな遊技場の朝日軒なども探訪した。

 参加した千葉県浦安市在住の男性(64)は「どこも店主の情熱を感じる老舗ばかり。海だけでなく、マニアックな商店の魅力を知るのは新鮮だった」と満足げに話した。

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ライトアップされる江の島シーキャンドル(過去/提供)

3月は自殺対策強化月間 ライトアップで普及啓発

 毎年3月は自殺対策基本法に基づき「自殺対策強化月間」に定められている。普及啓発の一環として藤沢市ではきょう7日(金)とあす8日(土)、江の島シーキャンドル(展望灯台)をライトアップする。「信頼の芽生え」「生きる力の回復」を表す自殺対策のテーマカラーであるグリーンに照らす。点灯時間は日没から午後10時まで。

 警視庁の統計によると市内の自殺者数は2006年の同法施行以降、減少傾向にあったが、コロナ禍からは再び増加に転じた。22年は63人で、過去5年で最多に。男女別では男性が41人、女性が22人だった。原因・動機では「健康問題」の40人に続き、「経済・生活問題」が17人となり、過去10年で最多となった。

 こうした背景を踏まえ、市保健予防課では自殺防止に向けた取り組みを進めている。自殺未遂者と家族から電話相談を受け付ける「まごころホットライン」は、「仕事を失った」「人間関係や介護、育児に疲れた」「自殺未遂を繰り返す」などの声に専門相談員が耳を傾け、相談者と共に解決方法を探る。受付日時は、平日午前9時から午後5時(祝日、年末年始を除く)【電話】0466・81・9120。

 また、メンタルチェックシステム「こころの体温計」も導入。心の健康状態やストレスの状態を携帯電話やパソコンで調べられる無料サービス(通信料は自己負担)で市HPから利用可。総合市民図書館とも連携し、25日(火)まで関連本の展示やリーフレットなども配布。市担当者は「心や体のSOSに気づいて下さい」と呼び掛けている。

スマホ操作相談会 12日・16日 善行の無印良品で

 市デジタル推進室は、12日(水)と16日(日)、「善行地区スマホの基本操作相談会」を開く。時間は両日とも午後2時から4時まで。

 会場はFuji善行(善行坂1の3の17)2階。無印良品の休憩スペースを活用して実施される。

 スマホに不慣れな初心者(年齢不問)が対象。当日はボランティア相談員が基本的な操作を教えてくれるほか、「LINEの友だち登録のやり方が分からない」、「二次元コードってなに?」など、スマホを使う上での困りごとに寄り添い、サポートしてくれる。専門的な知識を必要とする相談に対しては別の相談先を紹介する場合がある。

 相談料は無料で、予約不要。問い合わせは市デジタル推進室【電話】0466・50・8261。

三代歌川広重「東海名所改正道中記 二 汐留鉄道館 新橋 品川迄一り二十丁」(藤澤浮世絵館提供)

江戸から明治へ 浮世絵館で企画展

 辻堂神台の藤澤浮世絵館で企画展「浮世絵でめぐる明治の東海道と藤沢 東海名所改正道中記」が開催されている。

 1875年に三代歌川広重が制作した『東海名所改正道中記』は、文明開化期の東海道の風景を浮世絵として描写したもの。明治以降に現れた電灯や電柱、鉄橋を渡る鉄道、外国人や洋傘などが、江戸時代の名残りである髷を結い和装のままの市井の人びとと同じ風景の中に描かれる。

 同作品の目録を含めた全60点が全コーナーで公開される他、藤沢宿コーナーでは幕末期の地図『大日本早引細見絵図』と明治初期の『大日本府県名所独案内』が展示され、廃藩置県以前と以後の地図の表記を比べることができる。

 江の島コーナーでは、銅版画や石版画、1875年の『東京日々新聞』での江の島紹介、明治時代の江の島の写真を展示。企画展コーナーでは開港直後の横浜の絵地図や浮世絵などが展示される。また、おまけコーナーとして、鉄道開通直後の時刻表や路線図なども公開される。

 同館学芸員は、「浮世絵は、世相を人びとに知らせる役割があった。文明開化の様子を伝えることもその役目の一つ」と紹介し「明治という激動の時代の東海道の変化を見て楽しんでいただければ」と呼び掛けている。

 入館無料。5月6日(火)までの開催。開館は午前10時から午後7時。

 学芸員による解説は、同館多目的室で3月8日(土)と4月13日(日)に両日午前11時からと午後3時からの30分。各回30人(当日先着順)。参加無料。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。

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昨年開催の様子

女性の活躍を後押し 13日、商工会館でイベント

 「女性の働き方応援フェスタin湘南」が

3月13日(木)、藤沢商工会館(藤沢607の1)6階で開催される。午前10時から午後3時で入場無料。主催は(公財)湘南産業振興財団など。

 藤沢で活躍する女性を応援する同イベント。仕事と子育ての両立や起業など幅広い悩みに応えてくれる。当日は専門家による相談ブースやスキルアップのための講座が開かれるほか、企業による働き方紹介や体験コーナーも登場。

 詳細はホームページで。イベント名で検索。

緊張感に包まれる過去のフレスコボール大会(写真はいずれも提供)

フレスコボール 思いやりでつなぐ“ブラジルの羽子板” 鵠沼海岸であすから大会

 「フレスコボールショウナンカップ―鵠沼―2025」があす8日(土)と9日(日)、鵠沼海岸で開催される。フレスコボール。あまり聞き馴染みのないスポーツ…。そう思った人も多いのでは。競技の魅力などについて、鵠沼在住で日本代表に選ばれた経験を持つ赤塚康太さん(27・湘南鵠沼フレスコボールクラブ所属)に記者が話を聞いた。

 フレスコボールは、ブラジル・リオデジャネイロ発祥のビーチスポーツ。直径約6cmボールを落とさないように木製のラケットを使って2人でラリーを続け、5分間のラリー数と返球スピード、落下数などによって算出される得点を競う競技だ。「よく勘違いされるけれど、打ち合っているのは味方同士」と赤塚さん。競技中の様子から日本では”ブラジルの羽子板”と呼ばれている。

 「相手と仲良くなれる」と競技の魅力を語る赤塚さん。ボールを落とすことなくラリーを続けるためには相手との協力が不可欠なため、”思いやりのスポーツ”とも言われている。また、力や体格が異なる人同士でも楽しめるため、競技者の年齢は小学生からシニアまで幅広い。市内では赤塚さんが所属するクラブのほかに2団体が活動しており、時にはチームの垣根を越えてペアを組むこともあるという。

 観戦の見どころはラリーの速さ。時速50Km以上で加点対象となり、速いペアでは時速70〜80Km出ることもあるそう。またペアのチームワークにも注目だ。「落ちそうなボールのラリーが奇跡的につながった瞬間は盛り上がる」とも。

 同大会は、2025年度の日本代表ペアを決めるツアーの第2戦として開催。「大会当日は体験ゾーンもある。自分でやってみると競技の見方も変わるはず。ぜひ会場に来て下さい」

のどかな春の陽気に包まれながら”せっせ”と菜の花を摘む参加者

“黄色いじゅうたん”摘んで

 稲荷の畑で1日、菜の花の摘み取りイベントが催された。黄色いじゅうたんを一面に敷き詰めたような光景に、参加者は心を和ませていた。

 市農業水産課の主催で、これまで遠藤にあるコスモス畑で摘み取りイベントを行ってきたが、健康と文化の森区画整備事業に伴い、今年から場所を変えた。市内農業後継者の集まり「さがみ農協藤沢市青少年藤友会」が、昨秋から約3千平方メートルの遊休農地を開墾。荒れた土地に生い茂っていた雑草を取り除き、丹精込めて育てた菜の花畑だ。

 持参したはさみで花をカットした参加者たち。それを両手いっぱいに花を抱えた近所に住む60代の夫婦は「明るくて好きな色。早く部屋に飾りたい」と声を弾ませた。また撮影会や野菜のプレゼントなどもあった。

 同会の青木拓磨会長(36)は「皆さん楽しみながら、若い農家の活動を知ってもらえれば」といい、辺りを見渡した。

華麗なシュートを放つキャプテンの内田旦人選手

プロバスケ 小中高生は観戦無料 14・15日 湘南BCホーム戦

 プロバスケットボールB3リーグ「湘南ユナイテッドBC」が14日(金)午後7時〜と15日(土)午後3時〜、鵠沼東の秩父宮記念体育館で「東京ユナイテッドバスケットボールクラブ」と激突する。

 2024―25シーズンも残すところあと12試合となった湘南は現時点で勝率45%、順位は17チーム中11位。「ブースター(ファン)の声が力になる」とチームは次のホーム戦で、藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の小中高生を2階自由席へ無料招待する。また21日(金)午後7時〜と22日(土)午後3時〜、シンコースポーツ寒川アリーナで行われる「立川ダイス」戦、4月18日(金)午後7時〜と19日(土)午後3時〜、茅ヶ崎市総合体育館で行われる「さいたまブロンコス」戦では小中学生のほか、2市1町に在住する人も対象に無料招待する。

 観戦希望者は、身分証明書または学生証を会場入口で提示。小学生以下は保護者同伴となる。

 詳細はチーム公式ホームページ(https://shonan-united.com/)から。問い合わせはチーム事務局【電話】0466・23・6001。

作品を紹介する程島理事長(左)、窪田実行委員長(右から2番目)ら

明治地区小中学生 素直な気持ち、五行歌に込め 辻堂の商店街に120首展示

 《きんじょのおまつりで はじめてのんだラムネ シュワシュワして まだぼくにははやかった おとなのあじ》くらしまかいと 羽鳥小1年

 《ママの料理の手 パパの仕事の手 妹の工作の手 みんなそれぞれの手 自分だけのまほうの手》花岡翼 八松小3年

 《ママにぎゅっとされると あたたかくてうれしくて ぎゅっと今度は 私がだきしめるばんだ 不思議な感じ》山田紗綾 明治小5年

*  *  *

 JR辻堂駅南口の湘南銀座商店街で、地域の小中学生が考えた「ジュニア五行歌」の展示がスタートした。子どもならではの感性が随所に散りばめられており、心を揺さぶる秀作がそろう。

 学校と家庭、地域の3者が連携する明治地区青少年ふれあいネットワーク事業の一環として、今年で23回目を迎える定番企画。創作には明治・八松・羽鳥の3小学校と明治・羽鳥の2中学校の児童、生徒が参加。夏休みの課題で取り組み、1197首の応募があった。

 五行歌は現代詩歌の一つ。一行を一息で読める長さで書くこと以外決まりはなく、日常で感じることなどを自由に作品に込めることができる。

 商店街のパネルに展示されているのは計120首。地元有志らでつくる「五行歌でふれあい実行委員会」(窪田園子実行委員長)が選考した。

 同商店街振興組合の程嶋秀幸理事長は「毎年恒例の展示を楽しみにしている人がいる。なかにはお孫さんが書いた歌を写真に撮る姿も」と笑顔。窪田実行委員長は「子どもたちの鋭い観察力を感じた。大人をよく見ている。情景が浮かぶ描写が素直な気持ちで表現されている」と総評した。

 展示は31日(月)まで。

卒業生講師の話を聞く生徒ら

先輩語る仕事の魅力 湘南台中で講話

 湘南台中学校で4日、さまざまな分野で活躍する卒業生などを講師に招く講演会「ようこそ先輩in湘南台」が開かれた。中学1・2年生を対象に、将来の仕事や生き方について考えるきっかけにしてもらおうと、湘南台地区郷土づくり推進会議と同地域協力者会議でつくる実行委員会が主催した。

 この日は、植木生産者や自動車製造業、客室乗務員が講師として来校。約380人の生徒に、仕事を選んだきっかけや、将来に向けたアドバイスを送った。

 同校の卒業生で植木生産者の栗山凌太さんは、野球少年だったが、高校3年間でレギュラーになれず挫折を感じた過去や、体を動かす仕事の達成感から今の仕事を選んだ経緯を話し、「仕事を続けることで自分に自信が持てるようになった」と経験を伝えた。さらに、「いろいろな事にチャレンジして、友達や先生など出会いを大切にしてほしい」とエールを送った。同校の松原保校長は「講師の話を聞くことで、生徒たちが自分の将来を考える刺激にしてもらえたら」と話した。

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子どもの成長支える環境は ミナパークでシンポ

 「子ども応援シンポジウム」が18日(火)、藤沢商工会議所ミナパーク6階で開かれる。午前10時30分(開場10時)から午後1時。参加無料。

 (社福)唐池学園里親センターひこばえの主催。地域の居場所づくりや母親の学びを支援する活動などに取り組むシンポジスト3人が登壇。それぞれの活動実践やトークを通じ、子どもの成長を支える環境を考える。

 対象は子どもや子育て支援に関心のある人で、定員120人。申し込みはひこばえHP内にあるチラシの二次元コードから。14日(金)締切。

 問い合わせは【電話】046・205・6092。

若年性認知症を語り合う 3月21日に「絆会」

 若年性認知症本人と家族を支援する「絆会」の交流会が3月21日(金)、藤沢市役所分庁舎で開催される。午前10時から正午。参加費百円。

 高齢者に多い認知症を65歳以下が発症する「若年性認知症」について、当事者や家族が交流し、日頃の悩みなどを相談できる。参加申し込みは市保健予防課【電話】0466・50・3593。

マンガ家のお宝市 湘南台で3月15日から

 湘南台駅地下アートスクエアで3月15日(土)から17日(月)まで、「ビック錠とその仲間たちPART7マンガ家のお宝市」が開催される。午後1時から5時。参加無料。

 会場では、迫力ある原稿やマンガ作品の展示、マンガ展記念誌の配架、学生ブースの出展などがあるほか、15日にはマンガトークショウ、16日(日)にはビック錠+浜野けい子ライブペインティングも行われる。この他、同駅周辺で「湘南台オープンバザール」も開催される。イベントについて詳しくは湘南台市民センター【電話】0466・45・1600。

こたつでひな祭り 3月2日長後駅前

 長ごたつに入りながら世代間交流を楽しむ「長ごたつでひな祭り〜長後こども食堂地域多世代交流」が3月2日(日)、長後駅東口ロータリーで開催される。午前11時から午後4時。長後ファイト実行委員会主催。

 昔遊び体験やウクレレ発表、こども食堂、豚汁・うどんの販売など。詳細は080・3428・8792高見さん。

市長動向 鈴木恒夫藤沢市長

2月20日▽神奈川子ども未来ファンド坂井雅幸理事長ら▽両副市長▽暮らしに寄り添うデジタル福祉フェア

 

2月21日▽藤沢神鋼くろがね会懇親会▽市出資法人等5単組合同旗びらき

2月25日▽御所見中学校卒業生激励会▽神奈川県遊技場協同組合、神奈川福祉事業協会、藤沢遊技場組合から大相撲藤沢場所招待券寄贈に対する感謝状贈呈式▽百歳訪問▽市民ギャラリー▽北京大鸞翔宇慈善基金会沈清理事長ら

2月26日▽代表質問答弁理事者調整▽川崎副市長▽代表質問答弁理事者調整