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藤沢 文化

公開日:2025.03.07

明治地区小中学生
素直な気持ち、五行歌に込め
辻堂の商店街に120首展示

  • 作品を紹介する程島理事長(左)、窪田実行委員長(右から2番目)ら

 《きんじょのおまつりで はじめてのんだラムネ シュワシュワして まだぼくにははやかった おとなのあじ》くらしまかいと 羽鳥小1年

 《ママの料理の手 パパの仕事の手 妹の工作の手 みんなそれぞれの手 自分だけのまほうの手》花岡翼 八松小3年

 《ママにぎゅっとされると あたたかくてうれしくて ぎゅっと今度は 私がだきしめるばんだ 不思議な感じ》山田紗綾 明治小5年

*  *  *

 JR辻堂駅南口の湘南銀座商店街で、地域の小中学生が考えた「ジュニア五行歌」の展示がスタートした。子どもならではの感性が随所に散りばめられており、心を揺さぶる秀作がそろう。

 学校と家庭、地域の3者が連携する明治地区青少年ふれあいネットワーク事業の一環として、今年で23回目を迎える定番企画。創作には明治・八松・羽鳥の3小学校と明治・羽鳥の2中学校の児童、生徒が参加。夏休みの課題で取り組み、1197首の応募があった。

 五行歌は現代詩歌の一つ。一行を一息で読める長さで書くこと以外決まりはなく、日常で感じることなどを自由に作品に込めることができる。

 商店街のパネルに展示されているのは計120首。地元有志らでつくる「五行歌でふれあい実行委員会」(窪田園子実行委員長)が選考した。

 同商店街振興組合の程嶋秀幸理事長は「毎年恒例の展示を楽しみにしている人がいる。なかにはお孫さんが書いた歌を写真に撮る姿も」と笑顔。窪田実行委員長は「子どもたちの鋭い観察力を感じた。大人をよく見ている。情景が浮かぶ描写が素直な気持ちで表現されている」と総評した。

 展示は31日(月)まで。

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