茅ヶ崎・寒川版【3月14日(金)号】
ロイヤルブルーティーのボトルを持つ佐藤会長

ロイヤルブルーティージャパン ボトル入り高級茶、万博へ ラウンジで3銘柄を提供

 茅ヶ崎市内で製造されたワインボトル入り高級茶「ロイヤルブルーティー」 が4月13日(日)に開幕する「大阪・関西万博2025(EXPO)」のラウンジ(レストラン)で提供されることになった。世界各国から訪れる招待客や来賓が楽しむという。

 今回、万博内のラウンジで提供されるのは、ロイヤルブルーティージャパン株式会社(茅ヶ崎市、吉本桂子代表取締役社長)が製造する「釜炒り緑茶IRIKA炒香」「Real Honey(青茶ほうじ茶味)」「Jewel of Flowers HANA(ジャスミン茶)」の3銘柄。同ラウンジを運営する、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングスからのオファーにより、提供が決まった。

 ロイヤルブルーティージャパンの代表取締役会長で、「本物のお茶を伝える」ことを理念に「茶宴」「愉茶」という新しい生活様式・文化の普及を目指す「一般財団法人ロイヤルブルーティー・茶宴・愉茶振興会」の代表理事を務める佐藤節男さんは、「茅ヶ崎の名産品ロイヤルブルーティーと料理を愉しむ茶宴を世界のVIPに体験していただく事になり、茶宴がグローバル・スタンダードになる絶好の機会。楽しんでいただければ」と話している。

「唯一無二の製法」

 同社は、伝統的な栽培技術や製茶技術を持つ職人が手摘みした茶葉を、茅ヶ崎のアトリエ内にあるクリーンルームで最大7日間かけて手作業で非加熱抽出。ワインボトルに入った手摘み高級茶を生産している。これまでに国際線のファーストクラスやG7伊勢志摩サミット、G20大阪サミットなどでも公式ノンアルコールとして提供されている。

 また、3月10日には茅ヶ崎市役所で同社の高級茶を使用した「乾杯セレモニー」を開催。婚姻届などを提出し、人生の新たなスタートを切った人たちを祝福した。

関東大会に出場する男子卓球部(前列)。女子卓球部のメンバーは、美術部が制作した横断幕を持ちエールを送る

寒川東中卓球部 県3位で初の関東へ 「決勝進出目指す」

 寒川東中学校の男子卓球部(岡崎公輝部長・2年)が、3月15日(土)・16日(日)に栃木県で開催される「第31回関東中学校選抜卓球大会」へ初出場する。1月に行われた県大会の団体戦で3位となり得た出場権。同校美術部が横断幕を制作するなど、学校全体でエールを送る。

 約40校が参加し平塚市で開催された県大会。初戦をシードで通過した寒川東は、2回戦で小田(横浜)に3対1で勝利すると、勢いそのままに勝ち進んだ。

 準々決勝で上白根北(同)を3対2で下し、その後、準決勝で万騎が原(同)に1対3で惜敗。決勝には進めなかったものの、3位決定戦で大沢(相模原)に3対2で勝利し、「創部以来初」の関東大会への切符を手にした。

人数不足で不利に

 6人1チームで戦う団体戦。実は、寒川東の男子部員は5人しかいなかった。そのため、地区大会(茅ヶ崎・寒川)や続く湘南ブロック大会、県大会を不利な状態で戦うことになった。「県大会に出て優勝したい。でも人数も少ないし厳しいかもしれない」という葛藤を抱えながら試合に臨んできた。それでも練習を重ねてきた攻撃的プレーで関東への切符をつかんだ。

 関東に向けて、同部では新入部員を勧誘。もともと卓球をしていた生徒に声を掛け、1人の入部が決まった。現在は6人で「予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントで1勝」を合言葉に練習に励んでいる。

 同部顧問の松永宗大教諭と山崎蒼太教諭は、「歴代の先輩方、先生たち、いつも応援してくれる保護者の皆さんに感謝の気持ちを持ち、練習の成果を発揮できるよう頑張ってきてほしい」と激を飛ばした。

美術部が横断幕制作

 初の関東出場を受け、同校美術部(永田梨乃部長・1年)の1年生が中心となり、「卓球部を応援したい」と横断幕を制作した。

 「小さな文字や画数の多い漢字に苦労した」と永田部長。丁寧に作業を進めたといい、「部員の力を合わせて制作活動ができて良かった。卓球部のみなさんに頑張ってほしい」とエールを送った。

オーケストラ・アンサンブル金沢を指揮し、3月22日に茅ヶ崎公演を行う 広上 淳一さん 茅ヶ崎市出身 66歳

故郷に届ける最高の音楽

 ○…2022年からアーティスティックリーダーを務める「オーケストラ・アンサンブル金沢」(OEK)を率いて、3月22日に茅ヶ崎市民文化会館でコンサートを開催する。50年以上を過ごした故郷での公演は初めて。交響曲7番など「オールベートーベンプログラム」で「お客様と一緒に楽しい夕べを過ごしたい」と意気込む。

 ○…NHKの記者だった父の仕事の関係で、小・中学校時代は転校を繰り返した。中学3年生で茅ヶ崎へ。幼い頃からクラシック音楽に親しみ、指揮者になることを夢見ていたものの、当時は家族に言い出せなかったという。その思いを知った中学校の教諭らが両親に直談判し「音楽への道が開けた」。東京音楽大学で学んだ後、海外のコンクールで優勝するなど実績を重ねた。今では日本を代表する指揮者の1人として国内外を飛び回る。「夢を後押ししてくれた恩師、ありのままの自分を受け入れてくれた友人たち。茅ヶ崎に来なかったら今の自分はない」としみじみ語る。

 ○…OEKが本拠を置く石川県は昨年1月、能登半島地震で大きな被害を受けた。地震発生の直後から楽団員と被災地を飛び回り、音楽を届けてきた。こうした活動が評価され、このほど芸術選奨・文部科学大臣賞を受賞。「自分たちができるのは、地域の皆さんの心を支えることだけ。楽団や関係者を代表していただいたと思っている」。茅ヶ崎公演でも、募金活動を行う予定だ。

 ○…今年からマレーシアフィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任した。「演奏者のレベルは高い」と手応えを感じる一方で、クラシックを巡る環境は発展途上。「指揮者人生の集大成の仕事になると思う。人に寄り添い、音楽を届けていきたい」

楽しく学ぶ「しろやま防災イベント」 しろやま公園で16日11時から

 もしものときのために備えて、防災機能を楽しく学ぶ「しろやま防災イベント」がしろやま公園(茅ヶ崎市浜見平10)で3月16日(日)に開催される。午前11時から午後2時まで。

 マシュマロを焼きながら、かまどベンチの組み立て方や使い方を学ぶほか、水消火器体験も。また、防災倉庫にある道具で水洗式の防災トイレの組み立て、井戸ポンプの使用体験は午前11時からと正午からを予定している。

 雨天中止、参加無料で当日参加OK。

 問い合わせは認定NPO法人まちづくりスポット茅ヶ崎【電話】0467・89・2501へ。

ちがさき・さむかわこどもタウンニュース発行

 茅ヶ崎市内・寒川町内の小学校に配布される「ちがさき・さむかわ こどもタウンニュース」が3月3日に発行されました。今回のテーマは「防災」。いざという時に役立つ知識や防災キャンプの紹介をするとともに、活躍する先輩や遺跡、夢に向かってがんばる小学生などを掲載しています。読者プレゼントもあり!

防災イベントのチラシ

キャンプの知恵で備えを 15日 市役所前広場で催し

 茅ヶ崎市役所前広場で3月15日(土)、イベント「防災キャンプ」が行われる。時間は午前11時から午後5時まで。参加無料。主催は同実行委員会、茅ヶ崎市後援。

 同イベントでは、万が一の災害時に備え、キャンプのノウハウや多様な防災ツールを紹介し、共助や公助に生かすことを目的としている。

 会場では、簡単に取り組める避難所設営をはじめとした地域防災コーナーに加え、マンションの自主防災会によるエレベーター被災体験や消火器・給水などの防災体験コーナー、各種防災グッズなどの物販コーナー、子ども向けのコーナーなど内容が目白押し。また、保存食などの食のブース、キッチンカーも並ぶほか、茅ヶ崎市職員らによる各種相談窓口も設置される。

 詳細は実行委員会の宇田川さん【携帯電話】080・5436・4196または左記二次元コードへ。

出場する林水泳教室と湘南スイミングスクールの選手たち

全国JOC春季水泳 市内クラブから36人出場 若手の国内最大級の大会

 第47回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会が3月27日(木)から30日(日)まで、東京アクアティクスセンターで行われる。茅ヶ崎市内からは林水泳教室と湘南スイミングスクールの36人が出場する。

 林水泳の村上 二美也コーチは「この経験を次につなげてほしい」と話し、湘南スイミングの薄井裕美子コーチは「出場に満足せず好タイムを」と期待を寄せる。出場選手は次の通り(敬称略)/自…自由形・平…平泳ぎ・背…背泳ぎ・バ…バタフライ・リ・フリーリレー・メ…メドレーリレー※◎は春夏連続出場

【林水泳教室】▽◎福田汐里/浜須賀小4年/50バ・10歳以下4×50リ・10歳以下4×50メ▽◎安嶋胡実/松浪小4年/50バ・50背・10歳以下4×50リ・10歳以下4×50メ▽◎関朱里/富士見小4年/50バ・50背・10歳以下4×50リ・10歳以下4×50メ▽◎新倉陽南/松浪小4年/10歳以下4×50リ・10歳以下4×50メ▽◎熊切梨乃/緑が浜小5年/50バ・100バ・100自▽◎武田美海/湘南学園小6年/50背▽◎福田樹里/浜須賀中1年/100平・13―14歳女子メ▽◎中津井莉空/松浪中1年/100平・200平・13―14歳メ▽◎片山優奈/平塚中等1年/13―14歳メ▽◎杉山あづさ/滝の沢中2年/13―14歳メ▽◎平林茅夏/日大藤沢中2年/100平・200平・CS4×100メ▽◎釣文葉/梅田中2年/13―14歳メ▽久保田天空/日大藤沢高1年/50バ・CS4×100メ▽◎小林美波/湘南工大附高1年/50自・CS4×100メ▽◎山本千晶/日大藤沢高3年/50背・100背・200背・CS4×100メ▽ジーベイ海晴/東海岸小4年/10歳以下4×50メ▽河合漣/汐見台小4年/10歳以下4×50メ▽程島慧太/松浪小4年/10歳以下4×50メ▽関根悠真/鶴嶺小4年/10歳以下4×50メ▽◎浦悠惺/浜須賀小6年/11―12歳4×50リ・11―12歳4×50メ▽◎梅原奏汰/松浪小6年/11―12歳4×50リ・11―12歳4×50メ▽林泰毅/緑が浜小6年/11―12歳4×50リ・11―12歳4×50メ▽竹内玄/鶴嶺小6年/11―12歳4×50リ▽鈴木翔太/松浪小6年/11―12歳4×50メ▽◎八幡晟/高浜中1年/100バ▽◎金田琉輝/円蔵中1年/50自・100自・100平・13―14歳メ▽◎升田比呂/松浪中2年/100背・200個メ・400個メ・13―14歳リ・13―14歳メ▽◎國宗俊輔/松浪中2年/200個メ・13―14歳リ・13―14歳メ▽◎木山誠大/滝の沢中2年/100バ・13―14歳リ・13―14歳メ▽◎天野颯太/松浪中2年/50自・100自・13―14歳リ・13―14歳メ▽◎奥山翼/梅田中3年/100平・200平・200個メ▽◎林寛登/湘南工大附高3年/50バ・50背

【湘南スイミングスクール】▽◎西村勝利/小出小4年/50自・50バ・200個メ▽◎木村悠人/松林中1年/100平・200平▽小川雄之進/寒川東中2年/100バ▽岡崎柊馬/寒川中2年/100バ

イベントのポスター

ちがすき写真展18日から ラスカ茅ヶ崎5階で

 「わたしのちがすき写真展」が3月18日(火)から31日(月)まで、ラスカ茅ヶ崎5階イベントスペースで開催される。

 茅ヶ崎市が「わたしの好きなちがさき(=ちがすき)」をテーマに、市内で撮影された風景や人物などの写真をインスタグラムで募集し、市内各所に展示しているもの。2022年の開始以降、毎年1000件以上の投稿が集まっている。今年度最後の開催となる今回は、全78作品を展示するほか、会場内のモニターでは過去に展示した121作品をスライドショー形式で放映する予定。

 (問)市広報シティプロモーション課【電話】0467・81・7123

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約1000度に熱せられた反応容器=提供

東邦チタニウム茅ヶ崎工場 メディアに初公開

 東邦チタニウム茅ヶ崎工場(茅ヶ崎市茅ヶ崎)が2月26日、メディア向けに初めて公開された。

 当日は集まった報道陣に対し、1953年に茅ヶ崎で創業し、現在はチタン、触媒、化学品の3分野を中心に事業を展開している同社の歴史、製品などについて説明が行われた。

 軽く、強いうえに錆びないなどの特徴を持つチタンは世界的に需要が高まっており、同社の業績も堅調に推移している。特に茅ヶ崎工場は、航空機のエンジンや半導体向けに使用されるグレードの高い製品を製造しているという。

 その後、報道陣はユニフォームやヘルメットを着用。四塩化チタンと金属マグネシウムを反応させて「スポンジチタン」と呼ばれる製品に加工される前の状態を製造する工程などを見学した。約1000度に熱せられた容器が工場内を移動する際には離れた場所でも熱気が届き、報道陣から驚きの声が上がった。

 現在、工場の公開は近隣の小・中学校などから依頼があった場合のみ。同社広報部は「一般市民向けの開催についても課題を抽出しながら検討していきたい」とした。

松林公民館で「学校給食展」 試食会も

 自治労茅ヶ崎市職員労働組合学校給食部会主催の「学校給食展」が3月22日(土)、松林公民館(茅ヶ崎市室田1の3の2)で開催される。午前10時から午後2時まで。

 「ホノルル姉妹都市10周年」をテーマにハワイにちなんだ献立(ハワイアンサンド、ABCスープ、牛乳)の給食の試食会を行う。

 試食会は午前10時45分から午後0時25分までで、40分の入れ替え制。先着120人で午前10時15分から整理券が配布される。

 また、回転釜のサンプルや中学校給食・保育園給食に関する展示、パッカー車の乗車やごみ収集の体験なども。

 主催者はバス等の公共交通機関での来場を呼びかけている。詳細は同組合事務所【電話】0467・87・1425へ。

お絵描きを楽しむ参加者=提供

駐車場にお絵描き 3月20日 チョーク祭り

 寒川町役場(宮山165)北側公用車駐車場で3月20日(木・祝)、「チョーク祭り」が開催される。時間は午前10時から午後1時。雨天中止。主催は「高座」のこころ。実行委員会。

 今回で5回目となる同祭り。当日は、役場の駐車場にチョークで直接お絵描きができる非日常体験が楽しめる。会場では、キッチンカーや駄菓子屋の出店、働く車の展示、簡易体操教室なども予定されている。

 なお、自家用車で来場の際は、寒川総合図書館役場駐車場の利用を。

(問)寒川町役場広報戦略課【電話】0467・74・1111

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山本代表(左)と戸塚理事長

地域へ還元 継続的に フドケンがひざしの丘に寄付

 (株)フドケン(山本栄一代表取締役)が3月6日、社会福祉法人ひざしの丘(戸塚浩章理事長)に10万円を寄付した。

 同社が売上げの一定額を、定期的に地域貢献活動の一環として寄付しているもの。

 同法人は知的障害者の通所施設「湘南つつみ苑」とグループホーム「つつみの郷」を運営している。戸塚理事長は「利用者のためにありがたく使わせていただく。利用者とその家族も高齢化が進んでいる。行政や地域の理解と協力があって運営できている」と感謝を述べた。山本代表は「尊敬する松下幸之助の言葉『儲けた金は社会の金、社会から委任されたお金である』のもと、できる支援は継続していきたい」と話した。

熊本出身、中央大卒。NTTデータ関連会社執行役員を経て市議に。故アントニオ猪木氏の遠い親戚。

地べたの問題掬い政策に 藤本 恵祐さん(63)(ちがさき立憲クラブ2期)

 ――市議会議員を目指したきっかけは。

 「33歳で根を下ろした茅ヶ崎に恩返しを、との思いで。初の選挙だった2018年の補選では落選したが、半年後の統一選では新人トップで当選させていただいた。人生の第4コーナーを回って、倒れるまでとの思いでやっている」

 ――2年前に行われた統一地方選で、2期目の当選。これまで力を入れてきた取り組みは。

 「1期目の4年間に約350件の市民相談を受け、8割は回答できた。共通することが多く、対策が重なるものは一般質問で回答を求め、政策となる。地べたの問題を抽出し、形にしてきた」

 ――茅ヶ崎の課題、今後力を入れたい政策は。

 「人口減に転じても市南部では学校設備が足りず、クラスター火災の恐れもある。北部では市街地調整区域のため後継者不足の農地は資材倉庫にせざるをえず、増加傾向にあるが景観のほか火災など安心安全面にも支障がある。埼玉県川口市のように開発を許可制にするなどの条例を制定し守っていく必要がある」

 ――リラックス法は。

 「18歳で始めた上地流唐手(からて)の館長として千人以上を指導してきた。二足の草鞋を履くことで、挫折しかかってももう一足が残っていると踏ん張れた。唐手は人生そのもの。鍛えるも甘やかすも自分次第」

えぼし麻呂まつり 22日 ラスカ茅ヶ崎で

 「えぼし麻呂まつりin湘南ちがさき」が3月22日(土)、ラスカ茅ヶ崎で開催される。午前10時から午後4時まで。入場無料。

 茅ヶ崎市特別観光大使のえぼし麻呂や、ご当地人気キャラクターが集結するほか、地域団体のステージもある。ほかにも、えぼし麻呂のおめんが貰えるミニ縁日も予定されている。

 問い合わせは主催する茅ヶ崎市観光協会【電話】0467・84・0377へ。

セミナーで翔の会設立の経緯などについて話す河内理事長=8日、茅ヶ崎市民文化会館

寄り添う地域福祉に尽力 翔の会・河内理事長が講演

 福祉オンブズマン活動を行う、NPO法人湘南ふくしネットワークオンブズマンが主催する催し「Sネット市民セミナー『老い』を支え支えられて」が8日、茅ヶ崎市民文化会館で開催された。講演では、茅ヶ崎市・寒川町を中心に総合的な福祉サービスを展開する社会福祉法人翔の会・理事長の河内智恵子さんが登壇し、地域福祉への思いを語った。

 催しには福祉事業者のほか、障害者家族などが参加した。冒頭、河内さんは法人設立の経緯について説明。自身の末の子が重度障害であることから、施設への通園を契機に自ら施設の立ち上げを志願し、関係者や有識者らを集めて勉強会から始めたことに触れ、「反対がありながら進めていくのは大変だった」と当時の苦労を明かした。

 地域活動としては、市と協力してひきこもりの人たちを社会参加させるための活動に力を注いでいるほか、小和田地区の交流の場として2020年から実施している子ども食堂を紹介し「地域貢献になれば」と話した。

 最後に、施設利用者の親が高齢化している現状に言及。「親が子どもを思う気持ちはずっと同じ。幸せに、大事に、そして意味を持って生きていけるために翔の会はこれからも地域の皆さんに寄り添い、応援していきたい」と決意を示した。

 催しでは質疑応答の時間も設けられ、河内さんらと参加者でさまざまな意見が交わされた。

子どもの居場所づくりを考える 23日にサポセンで交流会

 ちがさき市民活動サポートセンターで3月23日(日)、「地域の居場所づくり交流会Ⅸ@茅ヶ崎」が開催される。午後2時から5時まで。

 近年茅ヶ崎市では、不登校の子どもとその保護者を対象とした、地域での子ども支援活動が広がりを見せている。一方都内では中学校での子どもの居場所づくりを目的とした事業が展開されているという。そこで、市内外での居場所づくりの実践事例報告と、認定NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの栗林知絵子理事長の講演を聴き、学校内外での子どもの居場所づくりのあり方について語り合う。実践報告には、不登校・子どもの居場所ネットワークちがさきの白井容子代表、miniひまわりの芦田操代表、放課後カフェ連絡会(西東京市)の古林美香代表が登壇する。

 3月17日(月)までの事前申し込み制で先着30人。参加費300円。申し込みは同センターウェブサイトから。問い合わせは同センター【電話】0467・88・7546へ。
演奏会のチラシ

旭が丘中、春の演奏会 地元吹奏楽団と共演

 寒川町民センター(宮山165)で3月29日(土)、旭が丘中学校吹奏楽部と寒川町を中心に活動する吹奏楽団「ブラスバードウィンズ」による演奏会が開催される。開場午後1時15分、開演1時30分。入場無料。

 第1部は旭が丘中のステージ。「マーチプロヴァンスの風」や「勇敢なる飛行」などを演奏する。その後、同楽団の演奏へと移り、「バラの謝肉祭」や「さくらのうた」などを披露する。

 3時頃から始まる合同ステージでは、「ラピュタ」や「銀河鉄道999」などの演奏を予定している。

声上げ続け課題解決目指す 藤村 優佳理さん(54)(無所属3期)

 ――市議会議員を目指したきっかけは。

 「PTA活動に携わるようになったことで、小児医療費の助成額に近隣市町と差があることなどが分かった。『だったら自分で変えてみよう』と立候補を決意。茅ヶ崎市でも昨年、高校3年生までの医療費無料が実現し、声を上げ続けていれば物事は必ず動いていくことを実感している」

 ――2023年4月の統一地方選で当選し、3期目を迎えました。

 「政策実現力を高め、より大きなムーブメントを作るために今期は会派(市民の声ちがさき・4人)を組んだ。1人で活動していた1、2期目より情報収集力が上がり、課題解決のためのアイデアも持ち寄れるようになったと感じている」

 ――今後、力を入れたい取り組みは。

 「先日、母親や子どもを集めて市が策定を進める『こどまちプロジェクト』にパブリックコメントを提出するイベントを開催した。さまざまな意見が出され興味深かった一方で、資料の読み方など課題も明らかに。市民・行政が一緒に意見を出し合える機会づくりやそのためのトレーニングが必要だと感じた」

 ――リラックス法は。

 「月に1回は夫や子どもと出かけるようにしている。箱根の温泉に入ったり、美味しいものを食べたりしていると、またがんばろうと思える」

香川小4年3組の児童

ちがさき・さむかわこどもファンド 「まちをよくする」取組発表 5グループがアピール

 「ちがさき・さむかわこどもファンド2024の活動発表会」が3月8日に茅ヶ崎市役所分庁舎で行われ、5グループが活動の成果を披露した。

 同取り組みは、「まちをよくしたい!」と願う茅ヶ崎市・寒川町の小学3年生〜18歳までが参加でき、今回で4回目となる。

 発表会には、ゴミをなくそうチーム、未来の茅ヶ崎プロフェッショナルズ、バイバイプラスチック、香川小学校4年3組、イーストクリーンプロジェクトが参加。スライドなどを用い、昨年7月から行ってきた活動についてこども審査員や大人アドバイザー、来場者らにアピールした。

 審査はこども審査員が行い、それぞれの活動を表彰。その後、来場者らによる投票で、香川小学校4年3組の「行ってみよう!香川商店街」がベストパフォーマンス賞に選ばれた。

 同クラスは、香川商店街を茅ヶ崎市公式ユーチューブで紹介するお店PRや、スライム作り、マジックショーのイベントワークショップなど、8つのグループに分かれて活動を行ってきた。

 ベストパフォーマンス賞を受け児童は、「自分たちの活動が会場のみなさんにも『良いこと』と伝わってうれしい」と笑顔を見せた。同クラスの山田剛輔教諭は「これからも何事にもベストを尽くして、よりよい学校生活やまちを自分たちの手で作っていってほしい」と話した。

 こどもファンドを主催するNPOサポートちがさきの益永律子代表理事は「一人一人の思いがこもった発表に感動した。新しい活動がこれからも生まれると思う」と期待を寄せた。

型染め作家として活躍する千秋さん(左)と伊藤さん(右)

伊藤純夫さん・千秋洋子さん 二人三脚で型染め半世紀

 日本の伝統的染色技法のひとつ「型染め」で、魅力的な作品を作り続けているのが、茅ヶ崎市中海岸に住む伊藤純夫さん(73)と、千秋(せんしゅう)洋子さん(72)夫妻だ。活動を始めて約半世紀という2人は、3月15日(土)から1週間、アトリエ展を開催する。これまでの歩みや、型染めへの想いを聞いた。

 「型染め」は、模様を彫った型紙ともち粉、ぬかで作った糊で布に模様を染め出す技法。2人は現在、のれんや掛け軸、額絵、バッグ、小物などさまざまな作品を制作し、定期的に展示会を開催している。

 型紙の切り抜きや糊付け、染作業など全て手作業だといい、「50年間ずっとたった2人だけで作り続けてきた」と笑顔を交わす。

 こだわりは「布」。草や木など自然の繊維で織った日本古来のしな織布や藤布などを使用している。「丈夫で美しい仕上がりになる」のが特徴で、市場になかなか流通しない布も使い、作品の魅力を高めてきた。

出会いは美大時代

 茅ヶ崎出身の伊藤さんと北海道出身の千秋さんは、多摩美術大学の染色デザイン科で出会った。織や染を学ぶうち、型染めの面白さに夢中になった2人は、大学院時代に型染め職人のもとに通い、さらに技術を習得していった。

 卒業後は共同で作家活動も行い、展示会などを開催。「渋谷パルコの1坪ショップでは1日で100万円売り上げたこともあったよ」と笑う伊藤さん。徐々に型染め作家としての知名度を高めていった。

結婚と移住

 結婚を機に、30代で二宮町へ。13年間、創作と子育てに奮闘した後、自宅兼工房の老朽化を機に千葉県の南房総に移った。「豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、最も充実していた時期かもしれない」と2人。伊藤さんは「家の周りで野菜や草花を育てて成長過程を観察していた。お店では見ることのできない生命力を感じて、それが本当に作品に生きていた」と懐かしむ。

 もともと「教えることはしない」と決めていた2人だが、近所の人たちの要望に応え、講習会も開くように。「笑顔が忘れられなくて、茅ヶ崎でも講習会を続けているんです」という。こうして21年間にわたり、南房総で作品作りに励んだ。

茅ヶ崎へ

 伊藤さんの実家を改修したことをきっかけに8年前、茅ヶ崎に拠点を移した。「こっちに来てからは、自分たちのペースで好きなものを作っているよ」と千秋さん。作風にも変化があったといい、これまで「魚・野菜」をテーマに制作していた伊藤さんはさまざまな物体をテーマに挑戦するようになり、「花」をテーマに作り続けてきた千秋さんは孫をイメージした「人物」を取り入れるように。そんな2人の作品はNHK「すてきにハンドメイド」1月号で4ページに渡って紹介された。

 「50年本当によくやったね」とほほ笑む千秋さん。「収入がなく、もうだめだと諦めそうになったことが何度もあった」というが「型染めで食べていくんだというプライドで続けてきた。不思議なことにピンチになると仕事の依頼がくる。そうやって続けてこられた」と言う。お互いの作品からインスピレーションを貰うこともあると話す2人。「夫婦であり相棒。作家としても、家族としても支えあっていく」

アトリエ展開催

 3月15日(土)から22日(土)にかけて「伊藤純夫・千秋洋子アトリエ展」が「染・空・間 CEDAR HOUSE」(中海岸2の3の14)で開催される。のれんやタペストリー、バッグ、Tシャツ、小物などを展示販売。午前10時から午後5時まで。

 問い合わせは同アトリエ【携帯電話】090・3001・0946へ。

公民館まつりの販売の様子=提供

松林小学校6年1組 開校130周年グッズを販売 手作りのコースターなど

 茅ヶ崎市立松林小学校6年1組の児童らが同小の開校130周年を記念してオリジナルグッズを制作し、3月8日、9日に行われた松林公民館まつりで販売した。

 児童らは、昨年5月から周年事業として「形に残ることがしたい」とオリジナルグッズを発案。コースター、シュシュ、ミサンガに加え、同小がモチーフの11種類のステッカーを制作した。「せっかくなら地域の人にも広めたい」と公民館まつりの主催者に依頼し、出店が決まった。その後児童らは、制作や広報・宣伝、販売など担当に分かれ、総合の授業やすきま時間を使い、約4カ月かけて準備を進めていった。

 1日目はあいにくの雪に見舞われたものの、予想をはるかに超える9200円の売り上げを記録。2日目は6550円で、2日間併せて442人が来店した。グッズは途中で完売し、追加制作したという。

 制作を担当した佐藤月(る)

梨(な)さんは「作るのは難しかったけれど、思っていたよりもたくさんの人が来てくれてうれしかった」と話した。また広報を担当した小竹日向恵さんは「みんなで真心こめて作ったものが地域の人に届けられてよかった」と話し、販売を担当した後藤勇心さんは「たくさん感謝されてうれしかった。卒業前に楽しい行事ができてよかった」と笑顔を見せた。

 担任の亀田理久教諭は「地域の方と積極的に交流できた。卒業前に貴重な体験ができたと思う」と語った。

 今回の売り上げ金は今後、児童らの「松林小学校のために何か還元したい」という意向を受けて、寄贈品の購入などに充てる予定だという。

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茅ヶ崎市 採用強化へ特設サイト 選考方法も見直し

 茅ヶ崎市は3月1日、職員採用のための特設サイト(https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/recruit/index.html)を開設した。

 同サイトでは採用情報や業務内容に加え、市職員として働く魅力を「受験者目線」で発信。佐藤光市長のメッセージや職場で働く先輩の紹介のほか、時間外勤務や平均年次有給休暇取得日数なども公開している。

退職者も採用へ

 同市では2026年4月1日採用の事務職の募集が、3月からスタートしている。ただ、11年度には1729人だった事務職への応募者が、昨年度は343人になるなど、採用を巡る環境は厳しさを増している。

 そこで今回の職員採用試験では、選考方法やスケジュールを見直し、「受験しやすい環境」を整備する。

 その一環として4次選考を廃止し、3次選考を最終選考とすることを決めた。民間企業の採用選考の早期化に対応するもので、最終合格発表は、従来より1カ月ほど早い6月上旬になる。

 また、「即戦力」として出産や育児、介護などを理由に退職した人や、転職などで退職した元職員を対象とした「キャリアリターン採用」の制度を創設した。対象は1964年4月2日以降に生まれた人で、茅ヶ崎市職員としての職務経験が3年以上ある人など。募集職種は一般事務、栄養士、保健師、保育士など多岐にわたるという。

 さらに、学生を対象とした職場訪問制度を導入する。

寒川町内で撮影されたダイヤモンド富士=寒川町観光協会提供

寒川町 神秘的な12日間 17日からダイヤモンド富士

 春分の日前後の3月17日(月)から28日(金)に、寒川町内に点在する富士山ビューポイントから夕暮れのダイヤモンド富士を見ることができる。

 ダイヤモンド富士とは、富士山の頂上部分に太陽が沈む現象で、同町では春分と秋分の年2回見ることができる。

 今回は、「さがみグリーンライン自転車道(JX金属裏手付近)」から始まり、「田端スポーツ公園付近(茅ヶ崎市寄り」まで毎日ビューポイントが移っていく。

ガイドクラブの解説も

 3月23日(日)は、さむかわ中央公園の築山で「さむかわ観光ガイドクラブ」による、ダイヤモンド富士の解説が行われる。時間は午後5時20分から約10分間。無料。

特別限定グルメ登場

 同期間に合わせ、特別限定グルメ「紅富士(あかふじ)定食」が寒川駅前の飲食店「天の魚」で提供される。3月21日(土)から31日(月)までで、1日限定15食。1580円(税別)。予約は同店【電話】0467・33・5340へ。

 鑑賞場所や時間などの詳細は、寒川町観光協会のホームページで確認を。問い合わせは同会【電話】0467・75・9051へ。

展示される作品の一部

梅小生が「地域の魅力」撮影 20日まで写真展開催中

 茅ヶ崎市立梅田小学校5年5組の児童による「写真展ウメダフォト」が3月20日(木・祝)まで、茅ヶ崎ショッピングセンター(茅ヶ崎市新栄町2の30)1階で開催されている(18日(火)は施設が休業)。

 今年度、同校5年生の児童が「写真を通して梅小学区の魅力を広めよう」というテーマで取り組んできた総合学習の一環。夕陽の落ちる川面や相模線、近所の公園、学校の花壇など、同組の児童が学習用のタブレット端末で撮影した「地域の魅力的な風景」約30点が展示されている。

 児童たちは「写真を撮ることで自分たちの街にもたくさんの魅力があることが分かったので、多くの人に見てほしい」と話している。

ツアーガイドが詳しく説明

茅ヶ崎北部の名所巡り 申込締切は4月14日

 茅ヶ崎市観光協会はガイドツアー「思わず『へぇ〜』な歴史発見!北部の史跡名所巡り」を行う。日時は4月19日(土)の午前8時20分から午後1時(予定)。小雨決行、荒天中止。参加代金は1人1550円(税、保険代、資料代込)。申込締切は4月14日(月)(申込1件につき150円の通信連絡費別途)。

 JR茅ケ崎駅を路線バス(代金含まず)で出発し、河童徳利ひろば、七堂伽藍跡・下寺尾遺跡群、浄見寺・大岡家一族墓所、浄見寺地元まつりを見学する歩行距離が5Kmほどのコース。途中、人気のソフトクリームや最中を味わう楽しみも。見学の際はツアーガイドが見所や歴史的な価値について説明する。

 募集人数は先着20人(最小催行人数10人)。希望者は左記二次元コードへ。(問)同協会【電話】0467・84・0377

茅ヶ崎チアダンスチームRipples

◆活動内容

 みんなで楽しく元気にチアダンスをしています。各種ステージやイベントに出演しています。

◆メッセージ

 現在7名のメンバーで、毎週元気に練習をしています。みんな初心者からチアを始めました。2024年度は大ステージでの発表会やアメフトの試合のハーフタイムで踊ったり、新しい経験をして成長しています。初めてチアをするお子さん大歓迎です!

食材を持参した地域住民。窓口での対話も交流が生まれるきっかけに

食品ロス防止で地域交流 高砂コミセンでフードバンク

 まだ食べられるのにかかわらず、さまざまな理由で廃棄されてしまう食品を企業や個人が寄贈し、必要としている人や施設に無償で提供するフードバンク活動が、高砂コミュニティセンターを舞台に行われている。

 茅ヶ崎南地区フードバンク委員会(茅ヶ崎南地区まちぢから協議会、茅ヶ崎南地区社会福祉協議会、茅ヶ崎南地区民生委員児童委員協議会)が主催し、市社会福祉協議会や市地域福祉課が協力している取り組み。

 3月7日と8日には同センターで「未開封・未使用で賞味期限が2週間以上、使い切れない、食べきれない食品」を募ったところ、42世帯から、段ボール計8箱分の食品が寄贈された。

 高栄養ゼリー飲料を持参した男性は「息子が気遣ってたくさん送ってくれるが飲みきれなくて」と話し、麺つゆを持ってきた夫婦は「実家から大量に送ってくれるが消費しきれないので」と話していた。

 茅ヶ崎南地区まちぢから協議会の篠原徳守会長は「食品ロスを減らすとともに、日常からの支え合いで顔の見える環境づくりを目指したい」と狙いを明かす。

気軽に関わる環境づくり

 集まった食品は同センターで3月16日(日)、必要としている人に配布される。午前10時から午後2時まで。

 担当者は「商品受け渡しの際に、食材の説明や調理の工夫について対話が生まれ、良い意味でのおせっかいが交流につながる。気軽にかかわり顔を出しやすい環境をつくることで、支援の届きづらい困窮者なども参加しやすくなるはず。新たなフードロスを生まないためにも、ご家庭で使い切れる分だけを持ち帰るようご協力をお願いします」と呼び掛けた。

 なお今後は、第3回に向けた話も進んでおり、茅ヶ崎南駅前商店会や茅ヶ崎飲食店組合も参加し、使い切れなかった商品の提供や、店舗での情報啓発で協力していく予定だ。

湘南はまゆう 合唱団が名曲披露 5月31日、チケット販売中

 茅ヶ崎を拠点に活動する女声合唱団・湘南はまゆう主催の「第18回コンサート」が5月31日(土)に茅ヶ崎市民文化会館大ホール(茅ヶ崎市茅ヶ崎1の11の1)で開催される。午後2時30分から(2時開場)。現在チケット販売中。

 当日は同合唱団により、福島雄次郎作曲の「美しき南の島の歌より」や上田知華作曲の「枕草子より」などの合唱曲のほか、「ルージュの伝言」、「瑠璃色の地球」など名曲が披露される。

 チケットは全席指定でS席が2000円、A席(2階席)が1500円。5月17日(土)まで販売している。

 問い合わせ・申し込みは同合唱団・森田さん【電話】0467・58・6427へ。

 

コンサート当日の写真=提供

国際ソロプチミスト茅ヶ崎 コンサートの収益寄付 文化振興基金や社協へ

 国際ソロプチミスト茅ヶ崎(長谷川由美会長)は3月1日、チャリティーコンサート「古楽器で愉しむシェイクスピアエイジ」をスタジオベルソーで開催した。

 当日はバロックアンサンブル「ムジカ・メンティス」がリコーダーやチェンバロ、バロックギターなどの古楽器で赤とんぼやイエスタデイ(ビートルズ)、アメイジンググレースなどを披露。130人の観客が集まり、名曲を楽しんだ。

 またコンサートの収益が茅ヶ崎市の文化振興基金と社会福祉協議会に10万円ずつ寄付された。長谷川会長は「ご協力をいただいた皆様に、心より感謝している。引き続き活動に力をいれたい」と話した。

茅ヶ崎北部の名所巡り 申込締切は4月14日

 茅ヶ崎市観光協会はガイドツアー「思わず『へぇ〜』な歴史発見!北部の史跡名所巡り」を行う。日時は4月19日(土)の午前8時20分から午後1時(予定)。小雨決行、荒天中止。参加代金は1人1550円(税、保険代、資料代込)。申込締切は4月14日(月)(申込1件につき150円の通信連絡費別途)。

 JR茅ケ崎駅を路線バスで出発し、河童徳利ひろば、七堂伽藍跡・下寺尾遺跡群、浄見寺・大岡家一族墓所、浄見寺地元まつりを見学。途中、人気のソフトクリームや最中を味わうお楽しみも。見学の際はツアーガイドが見所や歴史的な価値について説明する。

 募集人数は先着20人。希望者は左記二次元コードへ。

(問)同協会【電話】0467・84・0377

茅ヶ崎市 みんなの防災展 15日、事例紹介や講演など

 「みんなの防災展〜自主防災組織事例共有会」が3月15日(土)、茅ヶ崎市役所本庁舎4階会議室1〜5で開催される。午後1時から4時まで。

 地域の自主防災組織などが日頃行っている活動を紹介し、災害への備えを学ぶ催し。

 会場は4つに分かれており、事例紹介ブースではソーラークッカーの実演や産婦人科と自主防災組織による搬送訓練、ペット防災などの取り組みについて紹介が行われる。また、「地域と共同して行う防災学習会」(鶴が台中学校)、「南海トラフ地震について」(横浜地方気象台)、「地域防災について」(茅ヶ崎市防災危機管理アドバイザー)というテーマで講演が行われるブース、最新の防災資機材が展示されるブース、首都直下地震の発生を想定し身の回りで起こりうる状況を再現する災害体験ゾーンなどが設けられる。

 市役所本庁舎1階の市民ふれあいプラザでは、市都市政策課や防災対策課などによる展示が行われる。賞味期限が近づいた備蓄食料の配布(数量限定)も。

庚申講のオヒョウグ

学芸員のイチ推し! -連載 Vol.29-庚申講で飾られたオヒョウグ

 十干・十二支の組み合わせの内、「庚申(かのえさる)」の夜に何軒かの家が集まって夜通し語り明かす祭祀を庚申講と言います。

 今回の資料は南湖の下町で使用された庚申講の道具の一つです。茅ヶ崎では、庚申講は農業に従事した家を中心に行われました。

 庚申講は一般的には60日ごとに行うところ、南湖では1年に1回は当番が回るように、春と秋の社日(春分の日、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日)を含む5回行われました。

 このオヒョウグには青面金剛(しょうめんこんごう)や三猿が描かれ、比較的近年に制作されたものと推測されます。下町では地神様の掛軸と一緒に床の間に飾り、線香や灯明、専用の食器に盛ったごちそうが供えられました。農作物の豊作を祈願する地神講の祭日に合わせられていることからも、茅ヶ崎では庚申様に農業の神の側面をより期待していたと考えられます。

 下町での庚申講は終戦目前の混乱期に途絶え、戦後、これらの道具を保管していた家も農業をやめたため祭祀ができなくなってしまいました。

 当時の茅ヶ崎はどんな様子だったのか、6月29日まで開催中の戦後80年企画展「戦中・戦後のくらし」にて、お確かめください。