厚木・愛川・清川版【4月4日(金)号】
協定を結んだ阿部署長(左)と山口市長

厚木市 犯罪被害者支援へ 4月施行、警察と連携も

 厚木市は4月1日、犯罪被害に遭った人や家族などをサポートするための「犯罪被害者等支援条例」を施行した。支援金の交付をはじめ、配食サービスやヘルパー派遣、子どもの一時預かり助成などの支援策を通して、被害者の日常生活や社会復帰を支えていく。

 犯罪被害者に対する支援は、2004年に制定された「犯罪被害者等基本法」の中で、国が自治体に対して対応窓口などの相談機関や各種制度を周知するよう求めている。昨年には、全都道府県で条例が定められた。

 市町村単位での制定は都道府県によってばらつきがあるが、県内では今年2月までに寒川町や茅ヶ崎市、横浜市、川崎市、秦野市、伊勢原市、平塚市など11市町で施行。4月からは、厚木市や海老名市、大和市をはじめ複数の自治体が運用を始めた。

 市では条例制定にあたり、09年に施行した県や県内の先行自治体の条例を参考に、有識者や関係団体などの意見を踏まえながら具体的な支援内容について検討を進めてきた。

性犯罪被害などに支援金

 条例に基づき、県と同様に遺族支援金(30万円)や重傷病支援金を犯罪被害者に交付。市独自の施策として、性犯罪被害者に対する支援金も盛り込んだ。被害者が転居を余儀なくされた際にも、20万円を上限に費用を負担する。

 日常生活支援についても、市独自の取り組みを展開。食事の用意が困難な人に対する配食サービスでは1人あたり1食千円を30回まで助成し、ヘルパー派遣やこどもの一時預かり・保育サービスについても支援する。

くらし交通安全課に窓口

 相談窓口は市役所第二庁舎のくらし交通安全課に設け、当面は公益社団法人神奈川被害者支援センターで講習を受けた職員と県警から出向の2人による4人体制で対応にあたる。専用の相談ダイヤルも開設する。

 同課によると、条例施行以前に犯罪被害に関する相談が市に寄せられたケースはなかったが、「条例制定を機に、まずはこういう支援制度があるということを知ってもらい、今後は社会福祉士や精神保健福祉士などとの連携も行いながら必要な支援につなげたい」と話した。

 犯罪被害者の多くが相談先として頼る警察署と協力して迅速な支援を図るため、市では厚木警察署との連携協定を3月27日に締結した。厚木署は、被害者に市の条例やサポート制度などを紹介することで、最も支援が必要とされる被害直後のケアにつなげる。

 阿部勇署長は「今後も市と連携・協力しながら、犯罪被害者支援を進めていきたい」と述べた。

新施設の外観(厚木市提供)

厚木市 北公民館の供用開始 一般開放は5月から

 建て替え工事が進められていた厚木北公民館・地区市民センター(元町)がこのほど完成し、4月7日から一部供用を開始する。新たな施設では、体育室に市内初となる冷暖房設備を設置。またキッズトイレや車いすが旋回できるエレベーターなど、ユニバーサルデザインの考え方を施設全体に取り入れた。5月から一般開放が行われる。

 新たに完成した施設は、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の3階建。敷地面積2008平方メートルに延べ床面積1972平方メートルと、建て替え前よりも敷地面積で約1・26倍、延べ床面積は約2・3倍と格段に広くなっている。

 旧公民館は1975年完成で解体当時で築45年以上と市内で最も古い施設だった。老朽化に加え、市の掲げる社会教育施設としての機能も不十分であり、2021年度に解体作業が始まった。

 新施設では体育室や図書室、保育室などを新設。全室冷暖房が設置され、体育室への設置は市内初となる。また体育室の床を傷つきにくい素材にし、イベント等で利用する際に土足での利用が可能となる。またユニバーサルデザインの考え方を取り入れており、災害時の避難所としての居住性も高められている。

 予算は新築総工事費が約11億5100万円、用地取得費が1億1400万円、解体工事費が9300万円。

 施設は4月いっぱいの貸館利用は厚木北地区団体のみ。5月からは一般に開放される。問い合わせは同館【電話】046・223・3147へ。

厚木市鳶尾の「もりや亭」で押し花作品を5月24日まで展示している 江藤 玲子さん 厚木市飯山在住 77歳

押し花で紡ぐ心の輪

 ○…自然の美しさやはかなさを閉じ込めた押し花作品の数々が、厚木市鳶尾の「もりや亭」に並ぶ。草花を押し、乾燥させ、配置やアレンジに頭をひねらせて作品を生み出す。その工程と技術は特別で、何年経っても色あせない。作品を通じて生まれる交流も、人々との心を結びつける大切な瞬間。そこには「自然本来の美しさ、そして花を愛する仲間たちとのつながり」がある。

 ○…押し花との出会いは約50年前。知人から出産祝いに押し花の色紙を贈られ、その美しさに心を奪われた。市の押し花教室に参加して本格的に制作を始め、現在はインストラクターとして押し花の魅力を伝えている。「押し花の制作で最も大切なのは、花を生かすこと」。花それぞれの個性を捉え、配置や色彩に心を配ることで、摘み取った草花に新たな生命を吹き込んでいく。

 ○…生まれも育ちも厚木。「子どもの笑顔が好き」と、専門学校卒業後に幼稚園教諭の道へ進んだ。かつては厚木少年補導員連絡会で青少年保護にも取り組んだほか、中学校やイベントなどでも押し花を教えるなど、世代を超えた交流に積極的に関わってきた。押し花を教える際には「身の回りの自然に目を向けること、草花も命があること」を伝えている。体験を通して、子どもたちが自然への敬意を育んでくれたらと願って。

 ○…「買い物中も料理中も、野菜や花が目に入れば押し花にしたくなる」と冗談ぽく笑う。作品に使うのは、自宅の庭や散歩道で見つけた花々。「あそこにこんな花が咲いてたよと、皆さんが教えてくれるんです」。押し花がつなぐ縁は、創作活動の原動力になる。自然の恵みを指先で感じながら、見る人の心を彩る作品を生み出していく。

コントラストも鮮やかに 荻野運動公園で春満開

 荻野運動公園(厚木市中荻野)の野草園に植えられた菜の花が斜面一面を黄色に彩っている=写真=(3月31日撮影)。

 斜面の一番高い場所に設けられた「見晴らしの丘」から眼下を望むと、の咲き始めたばかりのネモフィラも見える。

 ネモフィラは3500平方メートルの花壇に植えられ、菜の花の黄色と青色のネモフィラ、広場を取り囲む淡いピンクのサクラと、目にも鮮やかな春のコントラストが楽しめる。

 公園を管理する照沼有平さんは「今だけの色の共演を楽しむことができる季節を迎えました。菜の花が一部咲かなかったので、来年はより鮮やかな景色をお見せできたらと思います」と話した。

協定を結んだ堀会長(右)と山口市長(中央)、高崎執行役員

口腔内の健康維持へ連携 市と歯科医師会、ロッテ

 口腔内の健康づくりを推進するため、厚木歯科医師会と(株)ロッテ、厚木市が3月27日、「厚木市民の歯と口の健康づくりの推進に関する連携協定」を締結した。

 市によると、県内自治体がロッテと同様の協定を結ぶのは海老名市に続いて2例目という。協定を受け、厚木歯科医師会では今年4月から成人歯科健診の一環として新たに取り組むオーラルフレイル健診で、同社から提供されたそしゃく力をチェックできるガムを使用する。同社は災害時における物資提供などを通した被災者支援にも取り組んでいく。

 締結式には同会の堀真治会長、同社の高崎誠司執行役員、山口貴裕市長らが出席し、協定書に調印した。

 堀会長は「歯科医師会が新たに行うオーラルフレイル健診では、そしゃくという項目が1番重要な要素。健診でロッテさんのそしゃくチェックガムを使わせていただけるのはありがたい」と感謝した。

 高崎執行役員は「ガムの提供が、オーラルフレイルやお子さまの虫歯抑止などにつながればうれしい。今後も全年代に向けて、噛むことの大切さを伝えていきたい」とあいさつした。

あいさつする新キャプテンの田代選手

チーム一丸で昇格に挑む はやぶさFC 新体制発表

 厚木はやぶさFCは3月30日、本厚木ミロード「ミロにわ」で新体制発表会を行った。

 スポンサー関係者約40人をはじめサポーターらが見守る中、今シーズンから指揮を執るサンドロ監督はポルトガル語で「1チーム1アイデア」を意味する「UM TIME,UMA IDEIA 『一丸』」をスローガンに掲げた。キャプテンの田代蓮太選手は「地域の人たちに応援してもらえるような活躍をしてきたい」と意気込んだ。

左から岡田さん、高橋さん、菅井さん、岡本さん

ATSUMO ものづくり 楽しさ知って 高橋さんの案を試作品に

 厚木商工会議所の製造業などで組織する「ATSUMO」(あつぎものづくりブランドプロジェクト)は3月27日、昨年夏の厚木市青少年発明コンクールの入賞作品から選んだ「くらやみでも光るコロコロライト」(佳良賞)の試作品を制作し、発案者の高橋春磨さん(上依知小)に贈呈した。

 同コンクールは、市内在住の小・中学生を対象に、ものづくりに対する関心・意欲の増進などを図るために、市の名誉市民である松川サク氏(相模ゴム工業(株)創設者)の寄付金による工業振興基金で行われている事業。今年度は90点の応募作品があった。ATSUMOでは、アイデアを具体化することでものづくりの楽しさを実感してほしいと、2020年度から試作品を製作している。

 高橋さんの作品は、掃除の際にゴミを見えやすくするために考えたもので、クリーナーの先に電球を取り付けたもの。試作品では3Dプリンターなどを駆使し、よりゴミが見えやすい多色LEDライトが使われた。

 上依知小で行われた贈呈式には同会理事の岡田幸勝さん、菅井敬さん、岡本正行さんが出席。試作品を受け取ると、高橋さんは「すっげぇ」と笑顔。「選ばれてうれしい。かっこよかった」と話した。

戸田小 児童の思い横断幕に トラック協議会が寄付

 児童の交通事故防止に役立てたいと、市内トラック事業者ら76社で構成される神奈川県トラック協議会・厚木(伊澤文孝会長)が横断幕を作成し、3月28日に戸田小学校で寄贈式が行われた。

 同協議会は2018年から横断指導旗などの交通安全物品の寄付を行っており、横断幕の作成は初めて。幅85センチ長さ8mの横断幕には児童が考えた合言葉「大切な命 みんなで守ろう 交通ルール」が記されている。

 式典には同協議会から伊澤会長、赤澤友保副会長、吉丸博己総務企画委員長らが出席。山口貴裕市長、佐後佳親教育長をはじめ、同校の児童9人が迎え入れた。「この地域は東名や圏央道のインターチェンジもでき交通量が増えています。横断幕が1つでも事故が減るきっかけになってほしい」と伊澤会長。山口市長は「横断幕を見るたびに、交通ルールを守ろうという気持ちになると思います。協力して交通死亡事故ゼロを実現させたい」と話した。また式典では参加児童が交通安全で気を付けることを話し、校歌を合唱した。参加した植木悠太さんは「みんなで協力して事故をなくしたいと思い考えた。これからも気を付けたい」話した。

 また同協議会では、愛甲小学校にも交通死亡事故ゼロをめざす横断幕を寄付した。

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参加を呼び掛ける実行委員会メンバー

4月27日 「40歳をみんなで祝いたい」 レンブラントで大同窓会

 2度目の成人式ともいわれる40歳の節目を「地域のみんなで祝いたい」と、地元有志らで組織される厚木59年会が「40YEAR大同窓会」を4月27日(日)にレンブラントホテル厚木で企画し、その準備と参加者集めに奔走している。

 「みんなでW成人式を祝い、楽しみたい。地域を盛り上げるきっかけにもなればうれしい」。そう話すのは実行委員長を務める白鳥佑記さん(厚木市在住)。この1984年生まれの世代は、10年前にも「30歳の会」と題して同様の同窓会を実施しており、もう一度みんなで祝いたいと昨年、有志による実行委員会が組織された。白鳥さんは「この時の出会いが、今も続く関係になったり、自分の中では大きな転機となりました。同じような思いをした方もいるのでは」と話す。実行委員会では開催にあたり、30歳の会の実行委員会の協力を得て活動。有志の輪が広がりをみせている。

 大同窓会は厚木市・海老名市・愛川町・清川村の在住・在勤者が対象で、過去に在職・在学していた人も歓迎という。

 現在は参加チラシやポスターなどを各エリアに設置し、参加者を募集しており、実行委員会では「キッズスペースもあります。新しい出会い、感動の再会にワクワクして、みんなで盛り上がりましょう」と参加を呼び掛ける。

 問い合わせは同会白鳥さん【電話】070・5547・3051へ。

4月10日 T&T 後楽園ホールでイベント

 厚木市中町のT&Tボクシングジム(倉永丈雄代表)の2回目の自主興行となる『FIGHT for PRIDE2』が4月10日(木)に後楽園ホール(東京都文京区)で開催される。

 当日は9試合が行われ、T&Tから7人の選手が出場する。メインイベンターを務めるのは厚木出身の渋谷亮太選手。スーパーバンタム級8回戦で秋間瑞輝選手(宮田ジム)と対戦する。

 昨年の初興行も盛況だった同ジム。倉永代表は「選手は日々の練習に全力を尽くし、試合に向け準備を進めています。皆さまの応援が選手の力になります。楽しんで何かを感じてもらえる興行にしたい」と話した。

 興行に関する問い合わせは同ジム【電話】046・206・5799へ。

テントウエイトを持つ田中社長(左)と山口市長

公民館にテントウエイト 日本フルハーフが寄贈

 日本フルハーフ(株)(田中俊和代表取締役社長)は3月26日、公民館16施設にテントウエイト192セットを寄贈した。

 このテントウエイトは、トラックボディなどを制作する同社の技術を活かしたオリジナル品。1枚当たり約5キロで、公民館活動などで利用されるイベント用テントが突風などで飛ばされないようにするもの。

 同社では昨年7月に同様のテントウエイトを制作し林中学校に寄付。同社顧問を務める中野和辰さんが睦合西公民館の地区館長を務めていて、公民館への寄贈を考えていたという。

 当日は、田中社長や中野顧問をはじめ、中村広一取締役厚木工場長らが厚木市役所を訪れ、山口貴裕市長にウエイトを手渡した。「テントを設営するいろいろな行事で使ってほしい。今後も我々ができることを協力したい」と田中社長。山口市長は「熱中症対策などテントは必須。市民の安全を守るためにも有効に使わせていただきます」と話した。

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ミニSLに笑顔 丸レールの会がお披露目

 厚木市船子の関庄治さんの農地で3月27日、「船子丸レールの会」(小島正寿会長)による新型ミニSLのお披露目会が行われ、近隣にあるとうめい保育室の園児らが新車両を楽しんだ=写真。

 同会は地元有志らが集まって、地域のイベントなどでミニSLを使った催しを開催し、地域貢献を行っている団体。地区の祭りや東名厚木病院の納涼祭などでも活動している。

 この日は新たに完成したロマンスカーをモデルにした手作り車両のお披露目として、同農地内にレールを敷き、園児たちを出迎えた。同室の2〜5歳児が順番に訪れ、ミニSLを楽しんだ。

 ミニSLが走り出すと乗車した園児たちに順番待ちをする園児らが手を振る姿も見られ、「楽しかった。また乗りたい」と話した。小島会長は「子どもたちが乗って喜んでくれるのがうれしい。これからも続けていければ」と話した。

荻野の魅力を発信 あつぎ郷土博物館

 あつぎ郷土博物館(下川入)で6月22日(日)まで、荻野地域展「光善院・あかとんぼ・ガラス工芸」が開かれている。

 市内8つの地域を順番に紹介する企画展。会場では廃寺となった光善院と量宝院などに関する資料、荻野山中藩の二代目藩主に関する資料、地域に縁あるガラス工芸作家・小林貢氏の作品、同地区の遺跡出土資料(縄文器時代から近世まで)などを展示。

 期間中の休館日は4月28日(月)と5月26日(月)。入場無料。

(問)同館【電話】046・225・2515

フェンスに絵を取り付ける職員ら

創立30周年記念事業 受賞ポスターを掲示 厚木市資源再生センター

 協同組合厚木市資源再生センター(対馬修代表理事)が3月27日、創立30周年を記念した植樹式を同センターで行った。また、同センターが協賛した「ごみ減量リサイクルポスター募集」の「リサイクル賞」受賞作品3点の掲示作業も併せて実施された。

 同センターは2023年から、厚木市主催の「ごみ減量リサイクルポスター募集」に協賛している。創立30周年を迎えた今年は、特別賞として「リサイクル賞」を設け、啓発活動の支援の幅を広げた。

 センターのフェンスに掲示されたのは、同賞を受賞した3作品。受賞者は、当時愛甲小学校3年生の西口依吹さん、厚木小学校6年生の見明優乃さん、睦合中学校1年生の矢挽美羽さん。

 対馬代表理事は「多くの方々のおかげで30周年を迎えることができた。中央公園での古本販売会や地域の美化活動など、今後も地域の方にセンターへの理解を図っていきたい。また今回に続くポスター掲示の継続も検討したい」と話した。

多摩市の公園で春の植物観察会

 県自然観察指導員有志によるグリーンタフ友の会主催の自然観察会が、4月12日(土)、東京都多摩市の桜ヶ丘公園で開催される。

 午前9時45分に小田急永山駅の改札前に集合し、バスで同園へ。桜などを観察後、同駅で午後2時30分解散予定。

 参加費500円(バス代520円別途)。当日6時過ぎの多摩市の天気予報で、午前か午後の降水確率が40%以上の場合は中止。当日参加可。

 持ち物など問い合わせは羽鳥さん【携帯電話】090・8810・6805へ。

円滑な行政推進へ 厚木市新年度人事

 厚木市は4月1日付で定期人事異動を発令した。異動対象は244人(行政職1のみ)。

 昨年に引き続き、市民の日常生活に必要な行政手続を円滑に行える「市民のための組織」をつくるとし、子育て支援係を2係体制にするほか、複合施設開館準備係、消防団係を新設する。(敬称略・カッコ内は前所属・写真は新任部長)

【部長職】

《市長部局》▽総務部長(同部参事兼職員課長)大島龍二▽財務部長(同部財政課長兼政策調整担当)中村慎一▽環境農政部長(同部参事兼農業政策課長)和田敏成▽環境農政部循環型社会推進担当部長(同部環境事業課長)上健二▽環境農政部付け担当部長(厚木愛甲環境施設組合派遣)(同部付け担当課長(厚木愛甲環境施設組合派遣)小瀬村伸一▽都市みらい部建築・許認可担当部長(同部建築課長)嶋崎稔▽都市みらい部市街地整備担当部長(同部参事兼市街地整備課長)山口栄二▽会計管理者(監査事務局長)村上由美子

《消防本部》▽消防長(同本部次長兼政策調整担当兼警防課長)川野正則

《市立病院》▽事務部門病院事業局長(同部門病院総務課長)藤井弘明

《選挙管理委員会事務局》▽選挙管理委員会事務局長(市民福祉部(福祉事務所)参事兼障がい福祉課長)八木重雄

《監査事務局》▽監査事務局長(会計管理者)志村正美

◎退任【部長職】

《行政職》安齊博之(総務部長)、若林伸男(財務部長)、柏木浩(環境農政部長)、小宮和茂(環境農政部循環型社会推進担当部長)、中津愼一(環境農政部付け担当部長(厚木愛甲環境施設組合派遣))、鈴木徹(都市みらい部建築・許認可担当部長)、内藤悟(都市みらい部市街地整備担当部長)、岸康弘(事務部門病院事業局長)、梅澤光和(選挙管理委員会事務局長)《消防職》岡田政弘(消防長)

過去の様子

宮ヶ瀬で桜まつり 4月5日から

 桜に囲まれた宮ヶ瀬湖畔園地で4月5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)の4日間、「第18回宮ヶ瀬桜まつり」が開かれる。

 当日はステージイベントのほか、服部牧場から動物たちが出張する「ふれあい動物園」も登場。

 同園地には吉野桜をはじめとする約1000本のサクラが植えられ、全長315メートルの大つり橋周辺や湖畔地から宮の平に続くスロープなど、山々を背景にした美しいサクラを楽しめる。

(問)宮ヶ瀬水の郷イベント実行委員会【電話】046・210・3226

持ち運びにも手軽なA5サイズ

「やまゆり」の新刊発行 日常綴る神奈川ふだん記

 身近な生活記録や思い出を自由に綴る「ふだん記」の最新刊、97号がこのほど発行された。

 愛川町で1977年から活動を続ける神奈川ふだん記「やまゆり」(足立原美智子代表)が刊行。最新刊では、長年編集に携わった故・水上寛裕さんの一周忌を偲ぶ文章が掲載された。また、水上さんが愛した愛川町中津の名物店「セブンセブン」を足立原代表らが訪れた取材記事や、孫との触れ合い、自身の夢への思いを綴った文章など多彩な内容を収録。ふだん記を通じて育まれている交流の様子も記されている。

 足立原代表は「新たに6人の方が加わりました。書きたい思いを募らせる方がいらしたら、ぜひお声がけください」と呼びかける。

「ふだん記97号」は、有隣堂厚木店、久美堂愛川店で実費2千円で販売中。問い合わせは足立原代表【電話】046・285・2973へ。

記念きっぷを配布 4月13日 道の駅清川

 道の駅清川駐車場で4月13日(日)、「春めき!わくわく祭り2025」が開かれる。

 当日は村特産品や加工品の販売、野菜詰め放題などイベント盛りだくさん。イベント限定の道の駅記念きっぷ300枚も配布される(配布条件あり)、時間は午前10時から午後3時まで。(問)070・1316・9184

イベントチラシ

第1日曜は恒例マルシェ 愛川町役場庁舎裏で

 愛甲商工会が主催する「愛川にぎわいマルシェ」が、今年も4月から12月までの第1日曜日に愛川町役場庁舎裏の駐車場で開催される。

 町内の飲食店や物販店がスイーツや野菜、総菜などを販売するほか、キッチンカーも出店。参加店は前年度の26店舗から29店舗に増えるほか、購入金額に応じてもらえるスタンプを20個集めると、9月と12月に行われる抽選会に参加できる試みも新たに始める。

 時間は毎月午前6時30分から8時。

 問い合わせは同商工会【電話】046・286・3672へ。

一挙手一投足に集中して木刀を振る

96人の剣士が競う 小中学生剣道演武大会

 第14回厚木市小学生・中学生剣道演武大会が3月16日、南毛利スポーツセンターで行われた。市スポーツ協会主催、厚木剣道連盟主管。

 同大会は、2人1組で木刀を使い構えの姿勢や美しさ、声の大きさを競うもの。選手の気迫あふれる演武に、観客からは大きな拍手が送られた。厚木剣道連盟の小山篤会長は「剣の道は組手だけではなく、形に真摯に取り組むことで上達をする。大会により日々の練習で形に向き合う機会は増えていると思う」と話した。

 各部門の優勝・準優勝は次の通り(敬省略)。【小学1・2年生】▽優勝/石井菜々緒、藤井宏成▽準優勝/赤池佳澄、金久悠真▽第3位/吉田廉、加山奏、鈴木雄大、栗澤祐輝【小学3・4年生】▽優勝/松永咲希、都元悠万里▽準優勝/石垣汐菜、平川大輝▽第3位/荒井悠碧、佐々木希々、石井花、内山友里【小学5・6年生】▽優勝/山本羽楽、廣田千音▽準優勝/橋本愛加、鈴木稜大▽3位/瀧浪遼芽、瀧浪楓芽、松永優羽、小島滉人【中学生】▽優勝/渡部鉄平、渡部輝▽準優勝/橋本理央、鈴木初佳▽3位/石井良就、丸尾琉晟、松澤和奏、平野仁椰

販売されている卵

愛川町 70周年記念パッケージ卵 三増の卵菓屋で販売

 愛川町は町政70周年を記念し、オリジナルパッケージの卵を神奈川中央養鶏農業協同組合の直売所「卵菓屋」(三増1437)で販売している。県内最大の卵の生産拠点である同組合と連携し、70周年を町民と共に祝いながら地場産品の魅力を町内外に発信する。

 パッケージには「ええ町やなぁ 愛川70周年」というキャッチフレーズと、町の観光キャラクター「あいちゃん」をデザイン。卵殻にも印字を施した。

 今年いっぱい販売予定で、価格は1パック10個入りで390円。価格は時期によって変動する可能性がある。

 問い合わせは町政策秘書課【電話】046・285・2111へ。

賞状を手にする北村さん

俳句大会で県知事賞 厚木市在住の北村さん

 厚木市妻田東在住の北村純一さん(80)がこのほど、第16回永田青嵐顕彰全国俳句大会の一般の部で兵庫県知事賞を受賞した。

 淡路島で生まれた官僚・政治家で文学者の永田青嵐の功績を全国に発信し、俳句文化を通じたふるさと意識の高揚や淡路島の活性化を目的に一般財団法人淡路島くにうみ協会が主催。今年は全国から4621人・7968句の応募があり、一般の部では1123人・2204句から10作品が受賞した。

 北村さんの受賞句は「この世から抜かれて案山子疲れ顔」。スズメやカラスなどの害獣から田畑を守るかかしがその役目を終え、田園風景の中に静かに佇む姿を詠んだ。「田畑を見守り続けたかかしにねぎらいの思いを込めた」と北村さんは話す。

 北村さんは経営コンサルタントとして活動する傍ら、日本舞踊や三味線にも精通。厚木市短歌会の会長も務め、公民館などで勉強会を開催するなど多岐にわたる活動の中で、最も長く親しんできたのが俳句という。日々の生活の中で一句を詠むことを欠かさず続けてきた。

 受賞を受け、北村さんは「俳句に込めた意味や思いが、審査員の皆さんに伝わり、賞をいただけたのであればうれしい。日本の伝統文化を教えている身として、今回の挑戦が生徒や周囲の人の励みになれば」と喜びを語った。

部課長級16人異動 愛川町が人事発令

 愛川町は、4月1日付で人事異動を発令した。対象者は150人で、部長級6人、課長級10人。新採用職員は13人だった。

 部課長級の人事は以下。敬称略、かっこ内は前所属。

【部長級】

▽総務部長(民生部長)後藤昭弘▽民生部長(国保年金課長)高橋聡▽環境経済部長(環境経済部参事兼農業委員会事務局長)岡部誠一郎▽建設部長(総務部長)小川浩幸▽教育次長(環境経済部長)今井正夫▽消防長(消防署半原分署長)茅英樹

【課長級】

▽財務部管財契約課長(住民協働課主幹)小島謙治▽民生部国保年金課長(管財契約課長)中村健二▽環境経済部農政課長兼農業委員会事務局長(商工観光課主幹)高橋利夫▽教育委員会指導室長兼教育開発センター所長(愛川中学校教頭)飯田哲昭▽消防署長(半原分署副分署長)伊従丈二▽本署警備第一課長(本署警備第二課主幹)橋本修▽半原分署長(本署警備第一課長)落合宏明▽半原分署副分署長(消防署長)岩澤浩和▽高峰保育園園長・専任技幹(同園長・技幹)高橋圭子▽危機管理室専任主幹(同室主幹)小川幸彦

【役職定年】

▽大貫健(建設部長)▽亀井敏男(教育次長)

【県教育委員会への復帰】

▽瀧喜典(教育委員会指導室長兼教育開発センター所長)

【退職】

▽岩本誠(消防長)

清水総務課参事

課長級9人が異動 清川村新年度人事

 清川村は、4月1日付で人事異動を発令した。対象者は32人で昇格、昇任は16人、採用4人だった。課長級の人事は以下。敬称略、かっこ内は前所属。

【参事】

▽総務課参事(兼)防災担当課長(兼)安全防災交通係長(建設農林課長(兼)農業委員会)清水洋一

【課長級】

▽会計管理者(兼)出納員(議会事務局長(兼)監査委員(兼)固定資産審査評価委員会)井上竹夫

▽総務課長(兼)選挙管理委員会(総務課長(兼)管理係長(兼)選挙管理委員会)伊本貴志

▽税務住民課長(兼)公金収納係長(教育委員会・生涯学習課長)中澤志伸

▽環境上下水道課長(兼)環境係長(環境上下水道課長)川島透

▽村づくり観光課長(兼)村づくり振興係長(兼)出納員(村づくり観光課副課長(兼)商工観光係長(兼)ふれあいセンター館長)朝倉義則

▽建設農林課長(兼)農業委員会(村づくり観光課長(兼)村づくり振興係長)村上貴史

▽教育委員会・生涯学習課長(兼)出納員(教育委員会・学校教育課副課長)岩澤賢一

▽議会事務局長(兼)監査委員(兼)固定資産審査評価委員会(税務住民課長(兼)公金収納係長)杉山洋正

厚木市地価 住宅地で2・8%上昇 商業地も県平均上回る

 国土交通省は18日、2025年1月1日時点の地価公示を公表した。神奈川県内では住宅地が4年、商業地13年、工業地は12年連続で前年より上昇幅が拡大。県央地域では大和の住宅地が県内3番目、厚木の商業地も堅調な伸びを示した。

 県全体の用途別平均変動率は、住宅地が3・4%、商業地6・6%、工業用地6・2%でいずれも前年より上昇率が拡大した。

・住宅地

 県央地域の住宅地では大和市が5%以上、海老名市4%以上、綾瀬市と座間市で3%以上、厚木市が2%以上、愛川町は0・6%、清川村も0・5%上昇した。政令市は3〜4%台の伸びで一般市の方が堅調な伸びを示した。

 大和市は、相鉄・東急直通線の開業による交通利便性の向上に加え、駅徒歩圏の需要が旺盛で継続して強い上昇傾向がみられた。

・商業地

 商業地では、厚木市と大和市が7%以上、海老名市6%以上、座間市と綾瀬市は5%以上の伸びで、厚木と大和は県平均を上回った。

 綾瀬市は県内で横須賀市と並ぶ3番目の伸び率となった。

・工業地

 工業地は厚木市が7%以上で県平均よりも高い上昇率を示した。圏央道や新東名のインターチェンジを擁する厚木市、県内で4番目に大きい伸びとなったが、昨年の10・1%と比べて鈍化した。

 地価公示は、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年1回、標準地の正常価格を公示するもの。

職員の仕事内容などを紹介するPR動画

厚木市 人材確保へ動画やパンフ 若手職員の発想生かし

 厚木市の職員として働く魅力をアピールするため、市は若手職員によるワーキングチームを立ち上げた。採用試験の応募者数増加や内定辞退の抑制に向け、パンフレットや動画で職場の雰囲気や仕事のやりがいなどを伝えていく。

 市によると、少子高齢化をはじめ企業や他自治体との人材獲得競争によって、職員採用試験の受験者数は減少傾向にある。中でも、専門職種の人材確保が難しくなっているという。

 そこで、入庁1年から3年目の若手職員など10人で採用プロモーションを担うワーキングチームを結成。若い感性を取り入れた自由な発想を通して、組織の枠を超え全庁を挙げて人材確保に取り組むことにした。

 新たに制作したパンフレットでは、複合施設「あつめき」の整備に携わる職員や、職種別の職員インタビュー、若手職員による座談会、職員のキャリア紹介などを掲載。

 PR動画は「まちのプロになる。」をテーマに、事務職や保健師、土木職、建築職の職員が、職場の雰囲気や市職員として働く魅力を紹介している。

 市は「市役所の魅力をPRすることで、市民サービスを支える市職員を志す人を増やし、市民の皆さまと共に考え、自ら行動して新たな未来をつくることができる優れた人材を確保したいと考えている」と話す。

 動画は市ホームページ「職員採用サイト」で公開されている。

昨年の様子

あつぎ商和会 ハトポッポ桜まつり

 あつぎ商和会(小林延好代表)が4月5日(土)、「第48回ハトポッポ桜まつり」を開く。午前10時から午後3時30分。場所は厚木公園(はとぽっぽ公園/中町3の7)。小雨決行。

 当日は徳留康治さんや永澤蒼.さんらシンガーソングライターをはじめ、厚木で活動するフラやヒップホップのダンスチームがステージに登場する。

 また名物の「あつぎとん漬焼きそば」やインドカレー、フランクフルトなどの模擬店、キッチンカーが出店し、「地元の美味い」が堪能できる。

 小林代表は「今年は歌と踊りを中心にしたにぎやかな祭りとなっています。ぜひ足を運んでください」と呼び掛ける。

剣を構えるブイ・マイ・チーさん(左)と山口市長

フェンシングで全国準V チーさんが市長を表敬

 厚木市のフェンシングクラブ「厚木フェンサーズシルバーチャリオッツ」に所属するブイ・マイ・チーさん(12)が3月28日、山口貴裕市長を表敬訪問し、全国大会出場の結果を報告した。

 ブイ・マイ・チーさんは、2月に静岡県で開催された第10回全国小学生フェンシング選手権大会(日本フェンシング協会主催)小学5・6年生の部女子エペ個人戦に出場。全国から55人の選手が集う中、準優勝を果たした。

 報告にはブイ・マイ・チーさんをはじめ、監督の坂場有華さん、代表の坂場和代さんらが出席。実際に競技の様子を披露した。山口市長は「これまでの努力が実を結んでうれしく思う。世界大会でも力を出し切れるよう頑張ってほしい。市としても環境の整備などでサポートしていきたい」と話した。

 ブイ・マイ・チーさんは、7月には日本代表として世界大会に出場する予定で、「より良い成績を残せるように頑張りたい」と力強く抱負を語った。

歴史を感じる境内の桜とクスノキ

樹齢80年、サクラ咲く 厚木市 養徳寺

 厚木市中荻野の養徳寺(進藤大寛住職)で、樹齢80年を超えるソメイヨシノ3本が開花を迎え、訪れる人々の目を楽しませている。

 同寺は室町時代の1375年に開創した。境内には、樹齢200年を超える市指定保護樹木に指定されるクスノキもそびえたつ。

 進藤住職は「だいぶ老木となってはいるが、まだまだ見ごたえは十分」と話した。

白龍の舞(上)とさくら輿

飯山 桜まつりにぎわう 雨で日曜のみ開催

 かながわの花の名所100選にも選ばれる飯山白山森林公園(厚木市飯山)で3月30日、飯山桜まつりが開催され、多くの来場者を楽しませた。

 同イベントは今年で61回目。春の訪れを象徴するイベントとして、観光振興や市民の交流を目的に、市や飯山観光協会などでつくる実行委員会が主体となり実施している。市内外から多くの来場者が訪れ、長く親しまれている。初日の29日は雨の影響で中止となり、30日のみ開催された。

 当日は、飯山地区の伝統芸能「飯山白龍太鼓・白龍の舞」や、女性が担ぐ「さくら輿」、飯山花音頭などのパレードを実施。迫力ある白龍の舞やみこしの姿を見た観客からは大きな拍手が上がった。そのほか会場では、お茶処や大道芸パフォーマンス、文化財の一般公開なども行われた。

 市外から訪れた家族は「初めて来た。桜が思った以上に咲いていたのがうれしかった。白龍の舞やさくら輿など迫力満点で子どもも喜んでいた。来てよかった」と話した。

寄贈された鈴(左)と寄贈式の様子

中本製作所 子どもの安全願い鈴寄贈 厚木市制70周年記念し

 鈴製品などの製造販売を手掛ける中本製作所が3月28日、厚木市が市制70周年を記念して市内の子どもたちに配布する宝来鈴6千個を寄付した。

 子どもたちに安全意識を高めてもらおうと、地域貢献の一環として同社が寄贈を申し出た。鈴は6分(約2cm)サイズで、白地に市制70周年のロゴマークと「あゆコロちゃん」がプリントされている。

 同社の中本広樹代表取締役は「市制70周年に併せて、自分たちにも何かできることがないか考え、子どもたちのために鈴を寄付させていただいた」とあいさつ。山口貴裕市長は「美しい音がする鈴を子どもたちも喜んでくれると思う」と感謝した。

 寄贈された鈴は、子ども向けのイベントで配られる。

過去の街頭イベントの様子

しっぽ村 犬猫愛護の活動知って 本厚木駅で募金など

 保護犬・猫の里親探しやTNR活動、動物愛護の啓発運動に取り組むNPO法人「しっぽ村」が、活動内容を知ってもらうための街頭イベントを本厚木駅前で開く。

 日程は4月6(日)、12日(土)、13日(日)、19日(土)、20(日)、27(日)の午前9時から午後4時。

 街頭募金活動や里親探しを目的とした写真パネル展示、チャリティーグッズの販売などを実施する。同法人は清川村宮ケ瀬にしっぽ村アダプションセンターを設置し、犬猫の保護や新たな飼い主探しなどを行っている。担当者は「厚木市内でも毎月譲渡会やイベントなどを行っているので、協力をお願いしたい」と話している。

(問)しっぽ村046・281・7457

押し花で作られた「かぐや姫」

自然の美しさそのままに もりや亭で押し花展

 厚木市鳶尾の「もりや亭」(鳶尾4の6の15)で押し花作品の展示会が金曜日と土曜日に開かれている。正午から午後4時30分。入場無料。

 厚木市飯山在住で、ふしぎな花倶楽部花工房の田中啓子代表と江藤玲子さん(=人物風土記で紹介)の2人を中心に、生徒など20人よる押し花作品約50点が並ぶ。展示は5月24日(土)まで。

 4月18日(金)午後1時30分からは、押し花作りの工程や使用する道具などを田中代表が解説。26日(土)には、江藤さんが押し花のはがきづくりをレクチャーする体験会もある。午後2時ごろから。体験料無料(はがき代100円)。

(問)もりや亭の森屋由美さん【携帯電話】090・1797・0086

厚木市 ゼロカーボンを推進 積水ハウスと連携協定

 厚木市と積水ハウス(株)は、温室効果ガスの削減と気候変動に適応したゼロカーボンシティ創成の実現に向けた連携協定を3月24日に締結した。

 同社とのゼロカーボンシティ創成に関する協定は、県内では開成町に続いて2例目。太陽光発電などで、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にするZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅の普及率が9割を超える同社と連携し、普及啓発を通じて市内の家庭における脱炭素化をの推進をめざす。

 当日は同社神奈川中央支店の高木基雄支店長が市庁舎を訪れ、山口貴裕厚木市長と締結書にサイン。「長年普及に取り組んできた。協定をきっかけにゼロカーボンシティ創生をさらに進めたい」と高木支店長。山口市長は「家庭から温室効果ガス排出量を削減するために、普及啓発などを進めていきたい」とした。

燃え盛る炎の中を渡る修験者

無病息災、炎に願い 愛川・八菅神社で火渡り

 愛川町の八菅神社で3月28日、1年間の無病息災を祈る伝統の火渡り儀式が行われた。

 八菅山は古来から山岳信仰の地とされ、修験者たちが集う道場として知られた。春の例祭の中で行われる火渡りは奈良時代から伝わり、往時の荒行を今に伝える伝統行事を一目見ようと、町内外から多くの見物客が訪れた。

 山伏装束をまとった修験者らがほら貝を吹きながら境内に姿を現すと、斧や弓、槍を使った儀式を行い護摩壇に火を放った。見物客は燃え盛る炎に向かって一斉に護摩木を投げ込み、炎で崩れ落ちた護摩壇の残骸の中を修験者が一気に渡り切ると、境内に大きな歓声が響いた。

 儀式を終えると、見物客も裸足になって火渡りを体験した。綾瀬市から孫らと訪れた男性は、「心願成就を願って歩いた。家族が1年間無事に過ごせたら」。6歳の孫は「足が速くなるようにお願いした。火が燃えていたけど怖くなかった」と笑顔を見せた。

 八菅神社氏子総代会の足立原威会長は「今年も多くの方にお越しいただいた。愛川の観光振興に役立てるよう、これからも伝統を受け継いでいきたい」と話した。

厚木書道教場が作品展 アミューに力作約90点

 荘書会厚木書道教場展が4月3日(木)から6日(日)まで、アミューあつぎのアートギャラリー2・3で開催される。午前10時から午後5時。

 同展では、厚木市書道協会会長を務める紙崎玉澣さんの下で学ぶ、入門間もない人から30年以上在籍する師範代まで、幅広い世代の作品約90点が並ぶほか、稽古風景の写真も展示される。

 紙崎さんは「教場として初の作品展です。子どもの作品にはコメントも掲載されますので、ぜひ同時にお楽しみください」と話す。

(問)荘書会・紙崎さん【電話】046・242・8765