平塚・大磯・二宮・中井版【4月11日(金)号】
平塚市役所の南西に位置する浅間町町内会

平塚市 浅間町町内会が休会 自治会に初の「空白地帯」

 平塚市の浅間町町内会が3月31日付で休会した。同地域の住民らは新たに自主防災組織を立ち上げて4月から活動しているが、平塚市内の自治会・町内会としては初めて「空白地帯」が発生したことになる。

 浅間町町内会はJR平塚駅北口から徒歩圏、平塚市役所本庁舎の南西に位置する単位自治会。エリア内にある住居、事業所は270軒ほど(コンフォール平塚、チュリス平塚、藤和コーポ除く)で、町内会会員は90世帯ほどだった。

 同町内会は活動の見直しや課題改善に取り組んできたが「活動の継続は無理」と休会を決定。昨年9月に崇善地区自治会連絡協議会(崇自連)の会議で3月末をもって休会することを伝えた。地域住民たちは自らが必要と考える「防災・防犯・美化」の活動に注力する自主防災会を組織し、4月から運営する。

 自治会・町内会活動を所管する平塚市協働推進課によると、マンション自治会などが活動を休止することはあったが、地域の自治会が休会するのは市内初のこと。これまで存続困難な自治会があっても隣接する自治会と組織を合併するなどして「空白地帯」が生じることは回避してきたという。同課は「町内会は住民の自主組織。市が活動継続を強制することはできないので見守るしかない」と嘆息する。

 自治会が休会することで、どのような影響があるのか。同課は「下水道工事のお知らせなど市の情報が地域住民に伝わりづらくなるのが心配だ」と話し、民生委員児童委員の選出への影響や住民の合意形成の場がなくなることも懸念する。

 平塚市提供の資料によると、市内の単位自治会の数は2009年の236がピーク。そこから合併やマンション自治体の休止などで減少し24年は225だった。

役員の成り手不足深刻

 22年から浅間町町内会の会長を務めた武田光比古さん(76)は、町内の課題対応などの参考にしようと、会員対象にアンケート調査を複数回実施した。初回は平塚市民活動センターに協力してもらい23年10月に実施。町民に防災の不安があることが分かると、防災ガイドを全世帯に配布した。

 その一方で、武田さんは町内会運営に違和感を抱いていた。積極的に活動する会員は少なく、顔を揃えるのは役員ばかり。役員の成り手もなく、一部の住民に負担がしわ寄せされていた。

 「町内会は必要なのか?」24年9月の調査で会員に問うた。43世帯から回答を得て、23世帯(53・5%)が不要と答えた。必要と答えたのは15人(34・9%)。役員として参加が可能と答えたのは、わずか3人だった。「町内会活動は続けられない」と判断せざるを得ない状況だった。

「充て職」多く疲弊

 武田さんは市から依頼される市民活動団体への人材輩出も負担だったと吐露する。スポーツ振興や美化活動を目的とした各種団体だ。町内会役員が「充て職」として参加している慣例があった。

 崇自連を介して浅間町町内には23年度は15団体から派遣依頼があり、役員総出で9団体に対応した。翌年は役員から「出向したくない」との声が多く5団体に減らした。頼まれると断るのが辛いが、担い手がいない。会長・役員が出席する会合も多く負担という。

 武田さんは訴える。「問題を未来に先送りしたくなかった。私たちが投じた一石が平塚の自治会・町内会の在り方を考えるきっかけになれば」

過去の山神輿の様子(提供写真)

大磯町高来神社 山神輿 地域でつなげ LINE開設で継承に注力

 大磯町の高来神社(高麗2の9の47)で4月19日(土)と20日(日)、春の例大祭「高麗寺祭」が開催される。19日午後6時には、高麗山(標高168m)山頂を目指す「山神輿」が宮立ちする。境内には屋台も出店予定。

 山神輿は大磯町の指定民俗資料(無形民俗文化財)となっている。江戸時代の寛永年間に始まったとされ、急峻な男坂を上り、傾斜がゆるやかな女坂から下山する。

 旧暦の3月18日に農具や種物を商う門前市が開かれていた頃に、その喧騒から神社の御霊を遠ざけようと神輿に移し、高麗山山頂の上宮へ仮宿させたことが由来だ。

 高麗山神輿保存会の松下剛副会長(39)によると、コロナ禍や荒天による倒木などで、令和に入ってから男坂を登ったことがないという。松下さんは「急な斜面を神輿を担いで登るには技術が必要。継承していくために改めて地元の人に広く参加を呼び掛けたい」と話す。3月には公式LINEも開設し、情報発信にも力を入れている。

 中学生の頃から山神輿に参加しているという松下さん。幼馴染とも会える貴重な機会だといい、「先代たちにかわいがってもらった記憶もある。地域の人たちが残してくれた文化を、大切にしたいという思いが自然と生まれる」と目を細める。

 神輿を引き上げるための「親綱」の引き手としてであれば安全に参加できるという。松下さんは「担いだ後に山の上で食べる振る舞いのおにぎりが、塩が効いていておいしいと評判です。一緒に担ぎましょう」と呼び掛けた。参加希望者は、19日午後5時30分に高来神社集合。動きやすい服装で、ヘッドライト推奨。軍手支給。女性も歓迎。

大磯プリンスホテルでアート作品を展示した写真家の Peta(ペータ)さん(本名:松本 淳さん) 大磯町東小磯在住 41歳

新たな桜作品生み出す

 ○…大磯プリンスホテルで開催されている「OISO SAKURA ART2025」で4月6日まで展示されたイルミネーション作品を制作した。様々なジャンルのアーティストが集結し、全国各地で光と反射の空間を創り出す「ミラーボーラー」の一員として活動。今回は作品の構成やメイン制作を担当した。桜の花が光を灯したように見える「ハナアカリ」をテーマに六角形と五角形で構成された半球体のオブジェを前に「誰かが少しでもハッピーになれていたら」と笑顔で話した。


 ○…大阪府生まれで、本業は写真家。高校1年の時、友人の影響でフィルムカメラにのめり込んだ。「旅好きだったので、全国各地にある友人の家を巡りながら人の生活を撮影していた」と振り返る。大学卒業後は、アメリカやカナダ、メキシコに渡り現地の狩人や猟師を撮影しながら彼らと共に生活した。帰国後は、音楽ライブの撮影などをする商業カメラマンとして活躍してきた。

 ○…「ミラーボーラー」は、2011年に加入。これまで奈良の西大寺や陸前高田市、江の島など全国150の現場に携わってきた。4月19日から5月6日までは、江の島サムエルコッキング苑を会場に作品を展示する予定だ。

 ○…写真家として力を入れているのは、ガラス板やアルミ板にコロジオンという薬品を塗ったフィルムを使用する「湿板写真」を作ること。「フィルムの高騰や生産の減少が心配で」ときっかけを話す。妻と小学4年生の息子と一緒に、湿板でポートレートを撮影する移動写真館で日本を回るのが楽しみ。3年前に移り住んだ大磯町は、「老後を過ごしたいと思った場所」。終の住処に選んだまちを拠点に活動していく。

鉛筆でデッサンする堀内さん

二宮在住堀内さん 思い出の「わたし」油彩で 全日本学生美術展で特選

 二宮町在住の堀内茜里さん(13)の油絵作品『小さい頃のわたし』が、第69回全日本学生美術展で特選に入賞した。2月12日〜19日には東京都美術館にも作品が展示されたといい、堀内さんは「入賞できてうれしい。これからも絵を続けていきたい」と喜ぶ。

 堀内さんは幼稚園児の頃から絵画教室に通い始め、現在は大磯町にあるギャラリーが運営する教室で、様々な技法に触れながら創作活動を続けている。

 今回入賞した作品は、小さい頃の堀内さんの写真を元にしたもの。「お父さんが描いてほしいと言っていたから」と、家族の思い出を自身の手で描き起こした。ラフなタッチでありながら、背景にある鎖や服のレースなどの質感の違いを繊細に表現している。

 堀内さんは「かわいい写真だと感じた。色数が多く、散らかった印象にならないよう気を付けた。家族もすごくきれいだと言ってくれた」とはにかんだ。

かわせみ子ども食堂のメンバー(提供写真)

平塚市 岡崎地区に子ども食堂 毎月第3水曜日に実施

 平塚市岡崎地区で初めてとなる子ども食堂「かわせみ子ども食堂」(西田伸子代表)が、4月16日(水)に開催される。

 かわせみ子ども食堂は昨年6月、「地域で役に立てることはないか」と、西田さんを中心に立ち上げ。市内の子ども食堂へ見学へ行くなど、オープンへ向け準備を進めてきた。現在は、岡崎地区の7人の女性で運営する。食材は、農家を営むメンバーやフードバンク湘南などから提供されるものもあれば、地域住民から寄付を受けることもあるという。

 2月26日のプレオープンでは、親子丼、けんちん汁、牛乳寒天を提供し、好評だった。食べに来た子どもたちからは「食事のありがたさに改めて触れることができた」や「ただ食べるだけの場所だと思っていたけど、いろいろな人との交流ができてよかった」などの感想が聞かれた。

 西田さんは「子ども食堂を通じて地域の子どもと交流を持つことで、困り事があったときに声を掛けてもらえるような存在になれれば」と話す。

 かわせみ子ども食堂は、毎月第3水曜日の午後4時〜6時に岡崎公民館で開催予定。子ども無料、大人300円。先着30食で、小学生以上は子どもだけの参加も可。予約不要。

 問い合わせは西田さん【携帯電話】080・6762・3258。

展示即売会のチラシ

障害福祉事業所 春の展示即売会 4月17日・18日 平塚市役所

 平塚市障害福祉事業所による「春の展示即売会」が4月17日(木)と18日(金)の2日間、平塚市役所本館(浅間町9の1)1階の多目的スペースで開催される。

 市内事業所の利用者が、職員やボランティアの手を借りながら製作しているパンやクッキー、雑貨などが並ぶほか、季節限定商品としてこどもの日にちなんだ商品や、湘南ベルマーレ関連グッズの販売も行われる。

 利用者の活動や各事業所のPRにつなげようと、市地域作業所連絡会(赤部勉会長)が主催する。

 時間は午前9時〜午後4時30分(18日は4時まで)。問い合わせは地域活動支援センターこぶし【電話】0463・34・2259。

篠崎愛さん 競輪場アンバサダーに

 平塚競輪場の2025年度アンバサダーに篠崎愛さん(33)=写真((C)中村和孝)=が就任した。

 篠崎さんはPRポスターやプロモーションビデオへの出演をはじめ、5月10日〜13日に開催される「湘南ダービー(G3)」、12月28日〜30日に開催の競輪界最大のビッグレース「KEIRINグランプリ2025」シリーズでトークショーなどを予定している。

ごみ拾いをする参加者

三菱ケミカル 渋田川で美化活動 社員など41人がごみ拾い

 三菱ケミカル(株)関東事業所平塚地区(西真土)が4月5日、渋田川堤防の清掃ボランティアをした。環境保護や地域住民との交流を目的に毎年この時期に行われている活動で、今年で33回目を迎えた。

 参加したのは同事業所に勤務する社員や家族、地域住民など41人。鷹匠橋から土井口橋までの約800mの両岸で約30分間、タバコの吸い殻やペットボトル、靴、手袋、ビニールごみなどを拾った。

 同事業所の平塚管理部長・平山一道さんは「昨年、平塚に異動してきたので初めて参加した。参加者が最高の笑顔で取り組んでいた。ずっと続けられるようにしたい」と話した。

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昨年の配布の様子

なでしこ苗を配布 4月14日から約2千ポット

 平塚市内を中心に障害者施設を運営する社会福祉法人進和学園(出縄守英理事長)が、進和あさひホームで育てた平塚市の花「なでしこ」の苗の配布を今年も行う。

 平塚市役所正面玄関前で4月14日(月)〜25日(金)(19日、20日は休み)午前10時ごろから1日100ポット合計1000ポット程を配布する。

 また、4月26日(土)、27日(日)に市総合公園で開催される平塚市緑化まつりで1日500ポットずつが配布される。そのほか旭南公民館、旭北公民館でも15日(火)と16日(水)に配布する。

 同職員は「市内をなでしこの花でいっぱいにしたい。大切に育ててほしい」と呼びかけた。

 問い合わせは進和あさひホーム【電話】0463・35・4747。

PR動画のワンシーン

平塚市PR動画 「あったかひらつか」作成 市内外で放映

 平塚市のスローガン「あったかひらつか」をPRするシティプロモーション動画がこのほど完成し、3月31日から市の公式ユーチューブチャンネルなどで公開されている。

 この動画では、「あったか」の2つの意味が伝わるよう、人とのつながりの温かさの「あったか」や、暮らしやすい街であることへの気づきの「あったか」、七夕の街をイメージした出会いの「あったか」を表現している。

 動画は30秒と15秒の2パターン作成され、湘南平や七夕、平塚海岸、バラなど、市の名所などが散りばめられている。男女のナレーションが交互に入っており、最後のスライドの「あったか」は、同時に2つのイントネーションで言うなど、工夫が凝らされている。

 動画は新橋SL広場前のファロシティビジョンのほか、ららぽーと湘南平塚1階光の広場やジ アウトレット湘南平塚ウエストコート大型ビジョン、平塚市役所本館1階電光掲示板モニターなどでも順次放映されるという。

 市広報課は「この動画を視聴することで、市の魅力に改めて気づいてもらえれば。また市民のみなさんにも、市の『あったか』を探してほしい」と呼びかけた。

会場の様子

恒例のマルシェに音楽も 4月13日 湘南海岸公園で

 青空マーケット「SunSunマルシェ」が4月13日(日)午前10時〜午後2時、湘南海岸公園(平塚市高浜台34の1)で開催される。野菜や菓子、観葉植物、地元作家の手作り雑貨、ペットグッズなどを販売するブース、キッチンカー約100店が並ぶ。

 毎月第2日曜日に開かれているイベントで、この日は湘南生まれ湘南育ちの小学5年生でシンガーソングライターの「ちいベイビー」が会場でライブを行う。11時〜、午後0時30分〜。

 出店者一覧は、同マルシェHPに掲載されている。

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トマトを手に取る審査員ら

JA湘南野菜部会 今年も出来栄え良し トマト、キュウリ品評会

 JA湘南施設野菜部会が主催の「第54回果実持寄品評会」が4月3日、平塚市役所1階多目的スペースで行われた。同部会に所属する農家が丹精込めて栽培したトマト15点、キュウリ45点が出品され、審査員が出来栄えを審査した。

 JA湘南管内産のトマトとキュウリは「しょうなんトマト」「しょうなんキュウリ」として、かながわブランドにも登録されている。品評会後の即売会では、全てのトマトとキュウリが2時間ほどで売り切れた。

 同部会の松井達雄部会長は「例年通り良い出来栄え。ぜひ買って味わってほしい」と話した。

 品評会の結果は次の通り(敬称略)。

【キュウリの部】▽特選「湘南農業協同組合長賞」「湘南地域県政総合センター所長賞」/青木幹夫(伊勢原市大田地区)

【トマトの部】▽特選「湘南農業協同組合長賞」「小田原中央青果(株)社長賞」/片野喜章(伊勢原市比々多地区)

記者会見で抱負を語る南さん

ウスイ親会社「イエリスタHD」 イメージキャラに南明奈さん

 県下で不動産事業を手掛けるウスイホームホールディングス株式会社の親会社である株式会社イエリスタホールディングス(木部浩一代表)は4月3日に横浜市内で記者会見を開き、同HDのイメージキャラクターに横浜市出身のタレント南明奈さんが就任したことを発表した。子育て中で、ファミリー層への訴求力もあるとされ、起用された。「神奈川県の良さや住み心地を伝えていければ」と抱負を話した。

 同HDは県東部を得意とするウスイグループと県西エリアで事業展開しているハートグループ(茅ヶ崎市・島崎亮代表)の持ち株会社として昨年設立。両社で県内全体をカバーし総合不動産で県内1位を目指している。

 今年5月中下旬頃に開設するみなとみらいのオフィスでは、富裕層向けに収益物件などを紹介する部門を新設予定だ。

ファンミーティング参加者メンバーら

中井のファンが町おこし 今年度メンバーを募集

 中井町では現在、町のPRを行う「なかいファンミーティング」のメンバーを募集している。町が好きな人なら誰でも参加できる。

 なかいファンミーティングは、町に関心を持つ町内外の人とともに町のプロモーションを考えることで、「くすりと笑えるような、行政だけでは思いつかない視点」を取り入れることがねらい。2021年に初開催され、これまでに10代から60代の31人が町のPRに尽力してきた。

 横断幕の作成やラジオ番組出演のほか、昨年度はメンバーらが町のおすすめスポットを取材して紹介するガイドブック「里都まち散歩」を発行した。食堂を取材した小宮邦俊さんは「町外だけでなく、町内の人にも良さを気付いてもらえるものができた」と振り返る。

 今年度はポストカードの作成や、情報サイトの「ウィキペディア」の情報編集するためのイベントなどを予定している。昨年度家族で参加した小林千将(かずまさ)さんは「若い人がたくさん参加してくれたら、もっと町の魅力が発信できると思う」と参加を呼びかける。

 今年度は、6月から3月の期間に3〜5回ファンミーティングを開催する予定。5月14日(水)申し込み締め切り。詳細・申し込みは町地域防災課【電話】0465・81・1110。

大磯町・二宮町・中井町 人事異動を発表

 大磯町・二宮町・中井町が人事異動を発表した。課長級の異動、昇格、退職等の対象者は以下の通り(敬称略、カッコ内は前所属)。

大磯町

 大磯町は「町民まんなか引力年」の実現に向け、適材適所の職員配置を行う。

【異動】部長級▽政策総務部参事兼政策課長/藤本道成(政策総務部参事)▽政策総務部参事/瀬戸克彦(監査委員事務局長)▽監査委員事務局長/宮崎祐輔(政策総務部参事)▽教育委員会教育部長/加藤敦(消防本部消防長)▽消防本部消防長/大槻直行(教育委員会教育部長)

課長級▽町民福祉部子育て支援課長/小林琢哉(町民福祉部子育て支援課長兼子育て支援対策本部担当課長)▽町民福祉部子育て支援課主幹(たかとり幼稚園園長兼務)/原田ゆう子(町民福祉部子育て支援課主幹(大磯幼稚園園長兼務))▽都市建設部道路課長/近藤 雅夫(都市建設部下水道課長)▽都市建設部河川・下水道課長/露木進(都市建設部建設課長)▽都市建設部都市計画課長/池田要(議会事務局局長代理兼議事調査係長)▽産業環境部産業観光課長/佐宗拓人(選挙管理委員会事務局書記長)▽議会事務局局長代理兼議事調査係長/秋本篤史)政策総務部政策課長)▽選挙管理委員会事務局書記長/熊澤晃(産業環境部産業観光課長)▽教育委員会教育部学校教育課主幹兼教育指導係長/須田幸年(教育委員会教育部学校教育課人事担当主幹)▽教育委員会教育部生涯学習課長/守屋清志(教育委員会教育部生涯学習課長)▽消防署長/内田孝幸(国府分署長兼分署第2隊隊長兼主幹)▽国府分署長兼分署第1隊隊長兼主幹/佐竹弘次(消防署本署第1隊隊長兼主幹)

【昇格等】▽都市建設部長/小瀬村昭(都市建設部都市計画課長)▽政策総務部財政課財源確保担当主幹兼副課長兼管財係長/曽根直樹(都市建設部都市計画課副課長兼都市計画係長)▽町民福祉部子育て支援課こども政策・子育て支援対策本部担当課長兼副課長/高橋 正寿(町民福祉部子育て支援課副課長兼保育園・幼稚園係長)▽都市建設部都市計画課まちづくり・空き家対策担当課長/田中恵子(教育委員会教育部学校教育課主幹兼副課長兼教育総務係長)▽消防本部消防総務課主幹兼予防係長/田口隆太(消防本部消防総務課副主幹兼予防係長)▽消防署本署第1隊隊長兼主幹/明戸秀治(消防署本署第2隊隊長代理兼副主幹)▽消防署本署第2隊隊長兼主幹/本城秀樹(消防署本署第2隊隊長兼副主幹)

【退職等】▽作古有樹(都市建設部都市計画課まちづくり担当課長)▽

辻?丸聖順(教育委員会教育部学校教育課コミュニティ・スクール推進担当主幹兼教育指導係長)▽清水武司(消防署長)

二宮町

 二宮町は町民の多様なニーズに応えるため、新たに「町民部」「福祉部」「こども・健康部」「こども支援課」を設置した。

【異動】部長級▽政策部長/宮嶋智也(都市部長)▽政策部企画政策担当参事兼企画政策課長/小島孝紀(政策部企画政策課長)▽総務部長/西岡英明(総務部総務課長)▽町民部長/西山哲也(総務部防災担当参事)▽福祉部長/和田隆彦(健康福祉部福祉保険課長)▽こども・健康部長/神保和美(子育て・健康担当参事)▽都市部長/安藤好幸(都市部環境・産業担当参事)▽教育部長/松本幸生(健康福祉部長)▽消防長/秋澤孝治(消防本部消防課長)

課長級▽政策部財産経営課長/大谷徹(政策部施設再編課長)▽総務部総務課長/下條博史(政策部地域政策課長)▽総務部税務課長/田邊綾子(健康福祉部高齢介護課長)▽町民部町民課長/小嶋千穂(政策部地域政策課副主幹)▽町民部防災安全課長/竹内伸介(総務部防災安全課副主幹)▽町民部生活環境課長/山口尚人(都市部生活環境課長)▽福祉部福祉保険課長/生井悟士(総務部戸籍税務課長)▽福祉部高齢介護課長/荻野真生(健康福祉部子育て・健康課副主幹)▽こども・健康部こども支援課長/野田尚(健康福祉部子育て支援担当課長)▽こども・健康部子育て・健康課長/井上博之(教育部生涯学習課副主幹)▽出納課長/林浩介(出納課主幹)▽議会事務局庶務課長/松井元博(選挙管理委員会書記長兼監査委員事務局長)▽選挙管理委員会書記長/釼持直人(健康福祉部子育て・健康課副主幹)▽監査委員事務局長/和田美穂(出納課長)▽消防本部消防課長/脇康之(消防署長)▽消防本部消防課長代理/古正恵一(消防署長代理兼第2警備隊長)▽消防署長/池田茂(消防署長代理兼第1警備隊長)▽消防署長代理兼第1警備隊長/大木仁(消防本部消防課主幹)

中井町

【異動】▽福祉課長/須藤直子(会計管理者兼会計課長)▽会計管理者兼会計課長/安池義治(福祉課長)

【昇格】▽参事兼まち整備課長/塚本智(まち整備課長)▽参事兼上下水道課長/青木佳朗(上下水道課長)▽地域防災課長/久保田充則(産業環境課主幹兼産業振興班長)

【退職等】▽相原久元(中井町社会福祉協議会 事務局長)▽武井良平(まち整備課技幹)▽曽我裕之(産業環境課副主幹)▽早野堅一(教育委員会井ノ口公民館長)

ハンギングバスケットを教わる様子

町民に根付く「邸園文化」 大磯オープンガーデン

 大磯町内の個人宅や店舗が庭や花壇を新緑と花の季節に公開する「大磯オープンガーデン2025」が、4月18日(金)〜20日(日)と、5月9日(金)〜11日(日)に開催される。午前10時〜午後4時。大磯オープンガーデン実行委員会主催。

 おおいそオープンガーデンホーム運営委員会(大倉祥子委員長)と町商工会、観光協会の共催で2006年から開かれているイベント。大倉さんは、政治家や文化人らが構えた別荘が多く残る大磯の「邸園文化」の一つとして、「交流も創出するオープンガーデンを、100年先まで残したい」と意気込む。

 4月2日には、プロのほか町内の小学生の作品も並ぶ初企画「港のハンギングバスケット展」(4月18日〜20日オオイソコネクト前)を盛り上げようと、同運営委員ら対象の教室を実施。新たな園芸技法を取り入れながら、和気あいあいと運営する。

 今年から、大倉さんが地元人気店「パンの蔵」と商品開発した新しい大磯土産「ローズパイ」も登場。クランベリー果汁で着色したピンク色のパイ生地でバラの花をかたどったもので、中央に入れたハート型のパイがこだわりポイントだ。

解説ツアーも

 期間中は、毎年好評のオープンガーデンツアー(4月18日・19日、5月9日・10日・11日、参加費500円〜1500円)のほか、小学生から参加できるキッズガーデンウォーク(4月20日、参加費大人500円・子ども無料)が開催される。各種ツアーは大磯ガイド協会ホームページから申し込む。

(問)大磯町観光協会【電話】0463・61・3300

制作されたポスター。盆踊りを復活させた女性

町民の人生ポスターに 大磯の写真家たちが制作

 大磯にゆかりある写真家などの団体「LOPO」が、町民の人生をポートレートと文章で紹介する企画「OISO LIFE STORY」を実施している。同メンバーで大磯在住の写真家・小柴尊昭さんは「10年後、どんな人が住んでいたかを子どもたちに伝えたい」と活動している。

 きっかけは昨年11月のおおいそ文化芸術祭での企画「あんたが大磯の顔っ!」。推薦者からの紹介文と共にポートレートを残すもので、2日で146人が参加した。

 その中から、人生の物語を後世に残したい人に、同じく大磯在住でライターの松本香菜子さんが取材。400字にまとめあげ、移住先で盆踊りを復活させた女性や、デザイナーからパン職人の道へと進んだ男性、海で遊ぶのが大好きな3歳の女の子など、多様な大磯町民の姿を伝えた。

 A1判の大きな作品にすることで、女の子の口の端についた海の砂や、繰り返し袖を通してきたであろう職人の作業着のやわらかさを映し出し、文章に綴られた人生をより鮮明に伝えている。松本さんは、「今ここでご縁がある人の物語を残したい」と話していた。

 第1弾のポスターは、4月6日まで大磯町立図書館で展示された。第2弾の時期は未定だが、今後も継続して制作を進めるという。

作品の前に立つ松本さん

多角形の桜アート披露 大磯町の松本さん

 全国各地で光と反射の空間を創り出すアート集団「ミラーボーラー」が、大磯プリンスホテルの花見を楽しむアートイベント「OISO SAKURA ART2025」で、イルミネーション作品『ハナアカリ』を4月6日まで展示した。

 同作品は、六角形と五角形で構成された半球体に桜をイメージしたオブジェがあしらわれている。夜はライトアップされ、昼夜で違った表情を見せた。

 ディレクターとして構成やメイン制作などを担当したのは、2011年からミラーボーラーの一員として活動している大磯町在住の松本淳さん=人物風土記で紹介=。松本さんは「誰かが少しでもハッピーになれていたら、うれしい」と感想を話した。

『ピエロ』

平塚市美術館 日本画の風雲児に迫る 中村正義 企画展

 平塚市美術館で4月12(土)日〜5月18日(日)、「生誕100年 中村正義―その熱と渦―」が開催される。

 中村正義(1924〜77)は、日本画壇の風雲児と呼ばれた日本画家で、前衛的な画風を展開した。同展には、代表作を中心に、映画や舞台美術、住宅デザインなど多様な展示品が約120点並ぶ。

 一般千円、高大生500円、中学生以下無料。(問)同館【電話】0463・35・2111

中井町生涯学習センター 設計者と話しをしよう 4月15日と5月22日郷土資料館で

 中井町の新たな生涯学習施設「農村環境改善センター」の建て替えを行う設計事業者が参加するワークショップ「わいがやサロン」を4月15日(火)と5月22日(木)に中井町郷土資料館で開催する。

 設計業者SUGAWARADAISUKE建築事務所(株)(東京都)の菅原大輔代表が施設のプランを提示し、参加者との意見交換を行う。

 両日とも午後6時20分から。参加資格は小学5年生以上。参加無料。事前の申し込みは不要。

 問い合わせ・申し込みは中井町生涯学習課【電話】0465・81・3907。

自慢の逸品をお披露目 4月9日 平塚市役所で

 平塚逸品研究会は、4月9日(水)に平塚市役所多目的スペース1で「平塚逸品研究会おひろめ会」を開催する。午前11時〜午後5時。

 同研究会は、市内商店主がメンバーと意見交換しながら自店の強みを再確認し、顧客ニーズを把握することでおすすめの商品やサービスを指す「逸品」を発掘・開発している。

 おひろめ会では、メンバーが1年かけて作り上げた各店自慢の逸品の展示や体験ができるブースも設けられる。

 LINEで逸品グランプリ総選挙に投票した人は、景品が当たる「ガラポン」抽選会に参加できる(なくなり次第終了)。

 問い合わせは平塚商工会議所地域振興課【電話】0463・22・2512。

横山さん(左)と藤森さん

チェロとピアノの競演 4月29日 チェチリア工房で

 大磯町のチェチリア工房(国府新宿744の8)で4月29日(火)、チェロとピアノの音色を楽しめる藤森亮一さんと横山美里さんのデュオリサイタルが開かれる。午後2時開演(1時40分開場)。入場料4000円。

 NHK交響楽団首席奏者を務めるチェリストの藤森さんとピアニストの横山さんがバッハの『チェロソナタ』、ヴォーン・ウィリアムスの『イギリス民謡による4つのエチュード』などを演奏する。

(問)チェチリア工房【電話】0463・71・7611

名古屋戦の勝利の立役者、左から鈴木雄斗選手、福田翔生選手、奥野耕平選手。課題はあれど、選手にもサポーターにも勝利が何よりの良薬のはず

ベルマガ通信 4月2日アウェー湘南0-2川崎4月6日ホーム湘南2-1名古屋 連敗脱出、上位に食らい付く J1第8節vs 川崎フロンターレ、第9節vs名古屋グランパス

 アウェー川崎フロンターレ戦は、4月とは思えない寒さのミッドウィークのナイトゲーム。3連敗となった試合は、0-2という結果以上に、公式記録のシュート本数がわずか2本。天候も試合内容も寒い結果となってしまった。

 迎えた次戦のホームの名古屋グランパス戦は、試合直前には雨が上がり、気持ち良い春の気候に連敗脱出をかける。

 序盤の前半10分、相手のパスミスを前線で鈴木章斗選手がカット、走り込んだ福田翔生選手が流し込み、久々の先制ゴール。前半45分には、鈴木雄斗選手がコントロールショットで2点目をゲット。新加入の奧埜博亮選手と奥野耕平選手の湘南ベルマーレとしては珍しいダブルボランチも効いていた。前半終了直前、名古屋にスーパーゴールを決められたものの、いい内容の前半でハーフタイムを迎えた。

 しかし、後半は逆に今季最悪じゃないかというほど、名古屋に押し込まれ、後半の湘南はシュート0本。名古屋に同点ゴールを許さなかったことで3連敗は脱出できたが、大きな課題を残した試合となった。(ベルマガ編集長 有坂玲)