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大磯町高来神社 山神輿 地域でつなげ LINE開設で継承に注力

文化

公開:2025年4月11日

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過去の山神輿の様子(提供写真)
過去の山神輿の様子(提供写真)

 大磯町の高来神社(高麗2の9の47)で4月19日(土)と20日(日)、春の例大祭「高麗寺祭」が開催される。19日午後6時には、高麗山(標高168m)山頂を目指す「山神輿」が宮立ちする。境内には屋台も出店予定。

 山神輿は大磯町の指定民俗資料(無形民俗文化財)となっている。江戸時代の寛永年間に始まったとされ、急峻な男坂を上り、傾斜がゆるやかな女坂から下山する。

 旧暦の3月18日に農具や種物を商う門前市が開かれていた頃に、その喧騒から神社の御霊を遠ざけようと神輿に移し、高麗山山頂の上宮へ仮宿させたことが由来だ。

 高麗山神輿保存会の松下剛副会長(39)によると、コロナ禍や荒天による倒木などで、令和に入ってから男坂を登ったことがないという。松下さんは「急な斜面を神輿を担いで登るには技術が必要。継承していくために改めて地元の人に広く参加を呼び掛けたい」と話す。3月には公式LINEも開設し、情報発信にも力を入れている。

 中学生の頃から山神輿に参加しているという松下さん。幼馴染とも会える貴重な機会だといい、「先代たちにかわいがってもらった記憶もある。地域の人たちが残してくれた文化を、大切にしたいという思いが自然と生まれる」と目を細める。

 神輿を引き上げるための「親綱」の引き手としてであれば安全に参加できるという。松下さんは「担いだ後に山の上で食べる振る舞いのおにぎりが、塩が効いていておいしいと評判です。一緒に担ぎましょう」と呼び掛けた。参加希望者は、19日午後5時30分に高来神社集合。動きやすい服装で、ヘッドライト推奨。軍手支給。女性も歓迎。

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