中区・西区・南区版【5月1日(木)号】
初の世界大会に挑む駒木根さん

南区在住駒木根さん ムエタイで世界大会へ 昨年8月、統一王座獲得で

 南区宮元町に住む駒木根稔和さん(15)が、6月24日から29日までイタリアで開かれるWBCムエタイ・アマチュアの世界大会「2025 AMAZING MUAYTHAI WORLD FESTIVAL」にU―18・スーパーバンタム級の日本代表として出場する。昨年8月にWBCムエタイ・ジュニアリーグで日本統一王座に輝き、初の世界の切符を手にした。

 ムエタイはタイの国技で、パンチやキックに加え、首相撲などを組み合わせながら戦う競技。

 駒木根さんは昨年5月にWBCムエタイ・ジュニアリーグの予選に出場し、優勝して関東代表に。各団体の優勝経験者が集う全国大会ではトーナメント方式で戦い、8月に日本の統一王座に登りつめた。初の世界大会の出場に「日本人選手ではなく、初めて海外選手と試合ができることにワクワクしています」と笑みをのぞかせる。

体格差をテクニックで

 駒木根さんの身長は165cmほど。同階級の他の選手と比べると体格は大きいほうではなく、パワーやリーチの長さで不利な試合展開になることも。そこで、駒木根さんが注力するのはフィジカルトレーニングとテクニックを磨くことだ。「体格が良い選手に力負けしないためには、フィジカルとテクニックが必要。相手に組み付いて技を繰り出す首相撲が得意なので、さらに磨いていきたい」と日々トレーニングに打ち込む。

 駒木根さんは小学校2年生のときに、格闘技が好きな父親の一樹さんに連れられ、TSKjapan横浜キックボクシングジム=西区久保町=を見学。すぐ入会を決意し、ムエタイをはじめ、空手やキックボクシングの3種目で経験を積み、空手は2段の実力を持つ。各種目で小学生から今まで階級上がるごとに数々の団体の王座を獲得しその数、30以上。その様子を見守ってきた一樹さんは「ジムに入会してからずっと真面目に練習取り組む姿を見てきた。その成果が世界大会つながったと思うとうれしいですね」と目を細める。

 今年4月から練習時間を確保するため、市内の通信制高校に入学し、週6日を練習に費やす。昼間はフィジカルトレーニングを中心に取り組み、夕方からはジムのトレーナーとして、子どもたちやシニアと汗を流す。午後9時頃から自身の練習となり、終電までやることもしばしば。駒木根さんは「プロになって活躍したい一心でやっている。練習は裏切らないし成長が実感できると嬉しい」と語気を強める。

自費での挑戦

 駒木根さんはアマチュアでの活動になるため、自費で世界大会に参加する。費用は、渡航費や現地の滞在費などを含めると約200万円ほど必要になるという。そこで同ジムでは、個人の協賛者や企業スポンサーを募集している。個人は1口2千円、企業スポンサーは1口3万円からとなる。

 駒木根さんは世界大会に向け「今までの経験をすべて出し切り、応援してくださる皆さまのためにも、日本代表として金メダルを持ち帰れるよう準備していきたい」と意気込みを話す。

中学校部活動 外部人材の活用進む 教員負担減へ、経験者指導

 教員の働き方改革を進める横浜市は、中学校の部活動顧問の負担軽減策として、教員以外が指導できる制度の活用を進めている。生徒らから外部人材の指導を歓迎する声がある一方、教員以外が学校施設を使用することなどの課題もある。市は課題を整理し、「持続可能な部活動を目指したい」としている。

学生や60代以降

 市は2018年度から部活動種目の指導経験がある人などを「部活動指導員」として配置する制度を導入。登録制で、市教育委員会によると、24年度は学校の依頼を受けた延べ1066人が活動した。ほぼ全校が制度を活用しており、学校運営において重要な役割を果たしている。指導員は学生や会社勤めを終えた60代の人が多く、野球やサッカー、吹奏楽の登録が多いという。活動には報酬が支払われる。

 これとは別に、21年度からは休日の部活動指導を民間スポーツクラブなどに委託する取り組みを試行しており、24年度は11校15部活で実施した。

 市教委は、いずれの制度に対しても「生徒や保護者から『経験のある人に指導してもらえる』との声が出ている」という一方、「教員ではない人が指導することに不安を覚える人もいる」という。さらに、技術だけではなく、教育的な視点での指導が必要なことや、活動中に個人情報が多く置かれている職員室や保健室に外部指導者がどこまで入室できるかなど、課題も多い。市教委は「課題は年々改善されている」と各校でルール整備が進んでいるという。

 指導員らに指導者としての知識を学んでもらおうと、市教委は3月25日に青少年のスポーツ振興を支援する「安藤スポーツ・食文化振興財団」と協定を締結。今後、同財団が指導員らに研修を行う。また、今年度から「企業版ふるさと納税」のメニューに「部活動支援」を盛り込み、寄付を募っている。

 市教委は「子どもたちがスポーツや文化・芸術に触れられる部活動を持続可能なものにしていきたい」としており、地域や外部との連携を深めながら、教員の負担軽減を図っていく。

中区長に4月1日付で就任した 永井 由香さん 中区在勤 58歳

対話重ね より良いまちに

 ○…中区役所で働くのは初めてだが、中区はこれまで務めてきた都市整備局や文化観光局などで関わった馴染み深い地。区長となった今、「改めて地域に深い愛着を持っている方が多いと感じた」と話す。嬉しい気持ちと共に、「頑張ってその愛着に応えないと」と力を込める。

 ○…これまでの中区での経験で特に印象深いのは、2006年からの3年間。違法飲食店の一斉摘発が進む黄金町・日ノ出町エリアでアートによるまちづくりに関わった。「まちを変えたい」と強く思う地域の人とアーティストと行政と――三者で話し合いながら再生の道を探った。この時、学んだ「対話の重要性」は今も大切にしていることの一つ。「できる限り現場に足を運び、話を聞いていきたい」 

 ○…平塚市出身。母方の実家が鶴見区だったこともあり、小さな頃から横浜は「お出かけ先」として馴染み深いまち。学生時代は福祉の道を志したこともあったが、就職先は「いろいろなことにチャレンジできそう」と横浜という大きな自治体を選んだ。「市民のために仕事をするという大前提は、幅広い意味で福祉に通じているのかもしれない」と振り返る。

 ○…商業や観光、港のイメージが強い一方で、寿町などもあり多面性を持つ中区。「私一人でできることは限られている。職員や地域、企業、関係団体など様々な方と一緒に、地域課題にもしっかり対応したい」と意気込む。2年後の2027年は区制100周年とGREEN×EXPOを控える。「行政だけが盛り上がる一過性のものにはしたくない」と次につなげる通過点に位置づける。「区民だけでなく外の人にも、中区を知ってもらい、さらに好きになってもらう契機になれば」と話した。

設置が簡易な、おもり式の感震ブレーカー

横浜市 通電火災対策を加速 感震ブレーカー普及促進

 大規模地震の発生が危惧される中、必要性を指摘されているのが「通電火災」(電気に起因した出火)の対策だ。そこで市は地震火災対策として、大きな揺れを感知すると自動的に電気を遮断する装置「感震ブレーカー」の設置普及を進めている。

◇   ◇

 大規模地震時における火災の発生状況を見ると、阪神・淡路大震災では85件(61%)、東日本大震災では71件(65%)を電気関係が占めている。このような通電火災を防ぐために、避難時にはブレーカーを落とすように呼び掛けられてきた。ただし被害状況によっては、ブレーカーの切断が困難な状況も想定される。そこで通電火災の防止効果が期待できるとして、注目されるのが感震ブレーカーだ。

 同装置の必要性については、1995年に発生した兵庫県南部地震の後から、防災関係者の中でも叫ばれてきた。横浜市でも2013年7月、導入のための補助金制度を創設。しかし全国的に普及は進まず、内閣府が2022年に行った「防災に関する世論調査」では、設置しているとの回答は5・2%(参考値)に留まった。

 市は、昨年の元日に発生した能登半島地震の被害状況を受け、普及対策を加速。それまで木造密集地域に限定していた感震ブレーカーの購入・設置費用の補助対象を、2024年度から全市域に拡大した。ただし申請できるのは自治会・町内会やマンションの管理組合単位で、個人の申込みは重点対策地域と対策地域のみだった。その結果、24年度は自治会・町内会から2437件、個人から610件と、合計3047件の申請があった。

補助割合を拡大

 25年度はさらなる普及をにらみ、約1億7千万円の予算を計上。全ての市域で個人世帯での申込みを可能にする。また、これまで導入費用の50%で最大2000円だった補助を、重点対策地域においては、100%まで引き上げる。

 市担当者は「補助金については6月初旬から申請を受け付ける予定です。簡易的な感震ブレーカーもありますので、ぜひ設置を検討いただきたい」と話している。

新署長に聞く

中区、西区の警察署にこの春、5人の新署長が着任しました。管轄エリアの特徴や取組などを紹介します。

地域団体と連携 伊勢佐木警察署 飯塚博史署長

 署長職は5回目。約150年の神奈川県警の歴史の中で最多だという。毎回署員に伝えることは、「住民目線に立つ」「団結力をもって取り組む」「明るく元気に」の3つ。親しみやすく信頼される存在を目指す。

 伊勢佐木署は26年前、地域第一課長として赴任した場所だ。「毎日のように何かあった思い出深い地」と振り返る。「町がとてもきれいになった。警察だけでなく、行政や地域の協力や努力があってこそ」と感謝する。

 赴任先では必ず、管内を隅々まで走る。毎朝のランニングで健康維持とストレス解消を図る。

 管内は、飲食店や風俗店がひしめく日本有数の歓楽街がある。賑わいがある一方、いわゆる「強引な客引き」など歓楽街ならではの犯罪も。「警察だけでなく地元商店街や関係機関・団体とパトロールなどで連携し、対応を強化していく」と表情を引き締めた。

区民の安全安心を第一に 戸部警察署 重岡康二署長

 管内の印象を「横浜の玄関口であり象徴的な場所」と話す。商業施設の開業や会社の移転も多く、雑踏での事件や事故、サイバー犯罪などへの対策も必要とされる。8月にはアフリカ開発会議がパシフィコ横浜で行われる。「署をあげて警備を完遂したい」

 国内外から人が集まり、痴漢や盗撮の被害も多い。「スマートな対応が求められる。区民の安全安心のため、署員一人一人がやるべきことをやっていく」と意気込む。

 特殊詐欺の啓発にも力を注ぐ。大型ビジョンや電車のモニター、SNSで幅広い世代に手口を周知する。「+の記号が頭についた海外からの着信、警察をかたった電話が来たら一度冷静になり、警察署に相談を」と呼びかける。

 出勤前は管内を散歩するのが日課。「大通りから一歩入ると戸建ての住宅街もある。そうした街の雰囲気を感じながら歩いています」

県民目線で安全を 加賀町警察署 木村一署長

 歴史と伝統のある加賀町署で初の署長職を担う。神奈川県の政治・経済の中心地であり、観光客も多く訪れる管内。「住民はもちろん、全国・世界から訪れる人の安全を守り、事件や事故に巻き込まれない街にしたい」と話す。

 就任直後の訓示では「地域や住民の協力なしに、安全安心な地域は実現できない。県民目線で仕事をしてほしい」ということを第一に伝えたという。

 秋田県出身で、警察官にあこがれ神奈川へ。白バイ隊員として長年活躍し、箱根駅伝の先導を務めた。交通違反の取り締まりの目的は、「捕まえることではなく、交通事故を減らし地域をよくするため」ときっぱり。”県民目線”を貫く。

 関内などの繁華街での客引きは課題の一つ。特殊詐欺は他区に比べ少ないものの、「若い世代も被害に遭っている。不安に思ったら、警察に相談を」と呼びかける。

署員一丸で安全な町に 山手警察署 江帾(えばた)琢也署長

 捜査三課から山手署に赴任。管内の印象を「歴史的な部分もあり、旧来の住宅街もあって非常に住みやすい町」と語る。昔から住む住民も多く、「顔が見える関係が残っている」ことを感じている。署としても地域との連携を大切にしていく。

 今年、特に力を注ぐのは増加傾向にある特殊詐欺と自転車盗への対策。「一件でも発生しないよう予防策を」と、チラシ配布や車を使った広報活動を地道に進める一方、「捕まえる権限は我々しかない」として検挙活動も強化する方針だ。

 特殊詐欺の手口が巧妙化している現状を踏まえ、「怪しい電話や不審者を見かけたら、躊躇せず通報してほしい」と強く呼びかける。

 休日は街を知るために1〜2時間かけて管内を散歩するのが日課。山頂公園がお気に入りスポットだ。「署員一丸となって、安全で安心な町づくりをしていきたい」と抱負を語った。

水上と観光地の安全守る 横浜水上警察署 渡邊知宏署長

 海の玄関口・大さん橋の袂(たもと)に位置し、国内に3カ所しかない水上警察署の一つ。陸上は赤レンガ倉庫周辺の新港地区の観光地や山下埠頭などが管轄だが、管轄区域の約97%が水上面なのが特徴だ。「横浜港のほか横須賀、江の島方面の海上や鶴見区方面の河川までカバー。8隻の船舶を有し、水辺の事件や事故も担当しています」

 大阪・関西万博では横浜水上警察署から1隻を職員が操船して海路で大阪へ派遣し、海上警備に当たった。「2泊3日で海路を行くのは相当な技術が必要」だと話し、同署船舶職員の技術力の高さを誇る。

 警察本部刑事総務課から署長に就任。「横浜は国内外からの観光客も多く、特に水上署管内では花火大会や国内有名アーティスト参加のイベントも開催されるなど注目のエリア。安全安心に横浜を訪れて楽しい時間を過ごせるよう取り組んでいきたい」と述べた。

昨年のワークショップの様子=提供

バラの無農薬栽培学ぶ ブーケ作りと鑑賞ツアー

 なか区民活動センター登録団体で無農薬のバラ栽培を行う「なか区民クラブ」は5月11日(日)、「バラの無農薬栽培レクチャーとワークショップ」を中区役所別館のなか区民活動センター第一研修室で開催する。午前10時から正午まで。農学博士による無農薬バラ栽培と生物多様性の話や、横浜ばら会副会長による栽培のポイントを聞いた後、小さなブーケを作る。定員先着35人。参加費1000円。

 25日(日)の午前10時から正午までは「横浜山手地区バラ鑑賞ツアー」を開催。港の見える丘公園入口に集合し、山手地区の公園を徒歩で巡る。無農薬栽培を含む満開のバラと横浜の歴史を鑑賞。定員先着50人。参加無料。

 参加希望者は【1】代表者氏名【2】連絡先(携帯番号)【3】参加希望日(11日/25日/両日)【4】人数を明記し、【メール】yamate.hyakudan.barakai@gmail.comまで。応募締切は11日が9日(金)、25日が20日(火)まで。先着順。

17日、なぞ解きイベント 参加者募集、清水ケ丘公園で

 南区の清水ケ丘公園で5月17日(土)、イベント「なぞ解きマスター タイジュからの挑戦状」が行われる。同公園内にいくつかの謎を用意。見事、解き明かした人には「なぞ解きマスター」の称号が贈られる。雨天中止。

 対象は小学6年生まで(18歳以上の保護者と参加)で、定員50組(1グループ2人〜)。参加無料。参加希望者は、電話(【電話】045・243・4447)で氏名、電話番号、参加人数を伝えて予約を。同公園体育館棟受付でも申し込みできる。当日は9時30分から10時30分まで体育棟入り口付近で受け付け。

 同日は体育館前の広場で青空ゲームコーナー(9時30分〜正午)が開催されるほか、にぎわいマルシェやマジックショーもある。

ポポロ(右)と母親のたんぽぽ=同園提供

金沢動物園 コアラの展示を再開 赤ちゃん「ポポロ」も登場

 金沢動物園=金沢区釜利谷東=は4月15日から、コアラの展示を約半年ぶりに再開。2024年11月に出袋した赤ちゃん「ポポロ」の展示も開始した。

 同園は、コアラ舎で空調設備などの更新工事のため、昨年10月から展示を休止していた。工事ではコアラ用の止まり木や動物観察用の映像機器も更新された。

 ポポロは昨年4月に誕生し、11月16日に出袋が確認されたオスの赤ちゃん。飼育担当者の賀曽利亜紀さんによるとポポロは展示にも慣れてきた様子で、母親から離れて過ごす場面も多くなっているという。賀曽利さんは「ストレスに弱い動物なので、静かに見守っていただければ。ゆっくり見るなら平日や雨の日がおすすめです」と話す。

 コアラの飼育施設は同園を含めて国内で7園館。同園では5頭を飼育し、来年で来園40周年。

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自殺防ぐ知識をWEBで 市がポータルサイト開設

 横浜市がこのほど、自殺対策ゲートキーパーポータルサイト「つむぎ」を開設した。

 ゲートキーパーは、自殺の危険を示すサインに気づき、悩みを聞くなど適切な対応で自殺を防ぐ役割を果たす人のことで、全国で育成が進められている。特別な資格は必要なく、個々の立場でできることから進んで行動してもらうことを目指している。横浜市では、2019年から23年までの累計で2万1569人が養成講座を受講した。

 今回のサイトでは、ゲートキーパーとしての知識を学び、悩んでいる人を支援するためのスキルを身につける養成研修をWEBで受けることができる。4つのレッスンで15分ほどで受講でき、修了証も発行される。より詳細な知識を学びたい人向けに関連サイトも紹介している。

 その他にも、本人や周囲が相談できる窓口を検索できたり、ゲートキーパーに関する情報なども掲載。市は今後さらに掲載情報や機能拡充を図っていきたいとしている。

問い合わせは市健康福祉局【電話】045・671・4455。

過去のパレードの様子

国際色豊かに行進 3日、国際仮装行列

 横浜の大型連休の風物詩「ザよこはまパレード(国際仮装行列)」が5月3日(祝)に行われる。主催は横浜商工会議所などの実行委員会。

 63団体、約2800人の行進の列は、マリンタワーそばを午前10時45分に出発。馬車道、イセザキ・モールなどを進み、コースを鮮やかに彩る。吹奏楽やマーチングバンドのほか、イセザキ・モールや崎陽軒、ありあけなどから計5台のフロートが出る。各国の民族衣装を披露する「国際交流パレード」もあり。

 観光情報サイト「アットヨコハマ」ではパレードと連携したデジタルスタンプラリーを実施。コース沿道にある17カ所のスポットを回遊してスタンプを集めると、個数に応じてホテル利用券などが当たる抽選に参加できる。

 パレードは荒天中止。開催可否は【電話】050・3665・9938(当日午前7時〜午後3時)。

横浜LC 「盲導犬への理解を」 18日、チャリティーコンサート

 視覚障害者や盲導犬(アイメイト)を支援するチャリティーコンサートが5月18日(日)、横浜みなとみらい大ホールで行われる。横浜ライオンズクラブ(LC)主催。

 国内外で活躍する若手音楽家、ピアノの實川風(じつかわかおる)さんとヴィオラの田原綾子さんによる至極のデュオリサイタル。ショパン『革命のエチュード』やリスト『愛の夢』、ピアソラ『ル・グラン・タンゴ』など、多彩な名曲の演奏に耳を傾けながら、盲導犬についての理解を深める。

 13時半開演(12時50分開場)。全席指定3500円。収益金の一部をアイメイト協会に寄付。(問)【電話】045・319・6721(平日10時〜17時)
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企画展のメインチラシ

横浜人形の家で企画展 「魔法少女の軌跡」 6月29日まで

 横浜人形の家で企画展「魔法少女の軌跡」が開催中。6月29日(日)まで。

 同展では、日本のアニメーションにおいて一大ジャンルを確立した「魔法少女」をテーマに、そのキャラクターたちが各時代の視聴者たちをどのように勇気づけ、社会に影響を与えてきたのか、おもちゃやフィギュアと共に約60年の軌跡を振り返るほか、ステッキやコンパクトなどコレクターの収集品も約100点一挙大公開。高田明美氏による「クリィミーマミ」の原画や創作人形展示、ワークショップも実施。詳細はHPで。高校生以上1200円。小中学生600円。月曜、5月7日休み。(問)【電話】045・671・9361

5組10人招待

 ハガキに〒住所、氏名、年齢、感想を記入し〒231-0033中区長者町2の5の14タウンニュース社「人形の家」係へ。5月15日必着。

世界大会のコースの一部を走る © Shinji KAWATA Japan Triathlon Media

世界大会の場 親子ラン 5月17日、市が参加者募集

 横浜市は「世界トライアスロン横浜大会」の第15回記念企画として、5月17日(土)に親子向けの「ファミリーFUNラン」を行う。

 横浜大会は2009年に始まり、5月17、18日に行われる今年の大会で15回目を迎える。15回を記念し、未来を担う子どもに世界大会を身近に感じてもらおうと、初めてランニング企画を行う。

山下公園前から約1Km

 コースは横浜大会の一部である、ホテルニューグランド前から赤レンガ倉庫までの約1・25Km。対象は小学生とその保護者。定員は100組200人。参加費1組4千円(オリジナルTシャツ付き)。5月6日まで専用サイトで受け付け。大会情報は公式サイトで。

横浜市民「週1回以上スポーツ」は53% 意識調査、微増も目標と差

 横浜市は2024年度の市民スポーツ意識調査の結果を4月23日に公表した。この中で週1回以上スポーツをしている人は53・0%で23年度から上昇したものの、市が26年度の達成目標としている70%には依然として差があることが分かった。

 調査は毎年実施しており、今回は18歳以上の約2千人からインターネットで回答を得た。

 調査結果によると、週1回以上のスポーツ実施率は20年度の64・5%をピークに23年度まで3年続けて減少し、半数を割り込んだが、やや上昇した。また、1年に1回以上の実施率は79・7%で、23年度から4・9ポイント増加したが、26年度目標の「100%に近づける」には差がある。

 30〜40代の働く世代・子育て世代の週1回以上の実施率は48・4%で、全体平均より低い。この傾向は過去の調査でも同様で、市は「成人全体の実施率向上には、この世代が運動しやすい環境整備が引き続き重要」としている。

 運動不足を感じている市民は77・8%で、23年度から6・5ポイント増加。一方、健康だと感じている市民は62・3%で、0・3ポイントの微増にとどまった。

 市内でのスポーツイベントを直接観戦したのは、35・9%で目標の30%を超えた。このことから、市は「スポーツが好きな層が実際に『する』『みる』『ささえる』活動に取り組めるような働きかけが重要」としている。また、「運動不足を感じて運動を実施した層が継続できるよう、運動・スポーツが健康に与える効果についての理解を高めていくことが必要」と分析している。

過去の留学の様子(市提供)

横浜市 高校生の長期留学支援を拡充 最大150万円補助 5月から申請受付開始

 横浜市は、高校生の留学を支援する補助金の申請受付を5月1日に始める。今年度から長期留学への補助金額を増額するなどし、世界を目指す高校生を後押ししていく。

 支援の対象は市内在住・在学の高校生。留学先への航空運賃や授業料などが補助対象となる。90日以上1年以下の長期留学については、補助上限額を昨年度までの40万円から150万円へ大幅に拡充した。市は「物価高が続いていることや費用面を理由に、留学へのハードルの高さを感じている人を支援するため」と増額の理由を説明している。昨年度は24人が審査を通過し、アメリカやカナダなどに渡航した。

 今年度から新たに、上限額20万円の14日以上90日未満の短期留学に対する補助制度を設けた。市は「留学期間についてのアンケートで、3カ月以内を望む声が半数を超えたため」としている。

 定員は長期留学が40人程度、短期留学が60人程度。申請は5月31日まで。6月中に書類による一次選考と面接による二次選考が行われる。対象者は7月中旬に決まる。

 応募方法の詳細は、市のサイトで。問い合わせは国際局政策総務課【電話】045・671・4700。

プレゼントされる限定ステッカーのイメージ

横浜開港月間に「パウ・パトロール」 パレード参加やステッカープレゼント

 横浜市は人気アニメ「パウ・パトロール」のキャラクターがイベントに参加するなどの企画「パウっと開港月間×横浜市」を5月3日から6月2日まで行う。

5月3日、キャラクター参加

 5月3日の「ザよこはまパレード」では、午前10時45分スタートの「キッズパレード」に子どもに人気のチェイスやマーシャルが参加。山下公園前から万国橋交差点までを行進する。

 期間中のイベントを紹介するA3判二つ折のマップを用意。5万部を横浜駅や桜木町駅の観光案内所、市内商業・観光施設などで配布。市内18区役所では4月30日に配布を始める。

 5月24日から6月2日までの10日間は、8種類の限定ステッカーがプレゼントされるキャンペーンを実施。MARK ISみなとみらい、横浜赤レンガ倉庫、横浜中華街などの160以上の対象店舗で指定の商品やサービスを購入した人に、横浜オリジナルデザインのステッカーがプレゼントされる。

 市は昨年6月、横浜市観光協会とともにパウ・パトロール製作委員会と連携協定を結び、都心臨海部を巡るスタンプラリーを開催。10万以上が参加し、市内回遊につながったとしている。

 「パウっと開港月間×横浜市」の詳細情報は特設サイト(https://www.welcome.city.yokohama.jp/hottopics/pawpatrol/)で順次更新される。

金子豊貴男氏

参院選 社民が金子氏擁立へ 75歳、元相模原市議

 社民党は夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に元相模原市議の金子豊貴男氏(75)を擁立することを決めた。

 金子氏は1991年から2023年まで相模原市議を8期務め、基地問題などに取り組んできた。4月25日の会見で「日本は平和を維持できるか、戦争国家に進むかの帰路に立たされている。平和なくして福祉、文化はない」と述べた。

連合神奈川の林会長(右)の掛け声に合わせ、「団結ガンバロウ」と拳を突き上げる黒岩知事や山中市長ら

連合神奈川が臨港パークでメーデー 賃上げへ団結誓う

 神奈川県内最大の労働組織「連合神奈川」(林克己会長)による「第96回かながわ中央メーデー」が4月26日、西区の臨港パークで行われ、産業別の労働組合などが集まった。

 林会長はあいさつで「昨年を上回る賃上げが進んでいる一方で、産業間の格差も広がっている」と現状を説明。「持続的な賃上げを実現するには、中小企業を含むすべての企業で適正な価格転嫁が進むかどうかにかかっている」と今後の見通しを示した。

 式典には黒岩祐治知事や山中竹春市長のほか、連合が支援する立憲民主党と国民民主党の国会議員や地方議員、公明党や社民党の議員も参加した。

「ふるさと生活」を使った横浜市のふるさと納税サイト

横浜市 ふるさと納税の独自サイト開設 使い道、事業紹介に焦点

 横浜市は、ふるさと納税の寄付の使い道や事業紹介に焦点を当てた独自のサイト(https://yokohama.furusato-seikatsu.jp/)を4月1日に開設した。

 新しいサイトは、株式会社ワークシー=福岡市=が運営する自治体交流ファンサイト「ふるさと生活」を活用したもの。横浜市を含めた19自治体が登録されている。

 サイトでは寄付の活用先事業や取組状況を画像を使って紹介。寄付申込受付やクレジットカードによるオンライン決済機能も備わっているほか、返礼品なしの寄付のみにも対応する。市は「横浜市を身近に感じてもらい、全国の皆様から応援していただくことを目指している」としている。

 市は現在、12のふるさと納税ポータルサイトで返礼品を紹介。中区伊勢佐木町で100年続く茶屋「川本屋茶舗」の自家製スイーツなど、新しい返礼品も加わっている。

丸尾南都子氏

衆院選1区 自民・丸尾氏擁立へ 弁護士、経済発展訴える

 自民党神奈川県連は次期衆院選の1区(中区・磯子区・金沢区)の公認候補予定者に弁護士の丸尾南都子氏(43)を選任した。

 新人の丸尾氏は東京大学大学院を卒業後、2007年に経済産業省入省。育児中に司法試験を受けて17年に弁護士登録。4月25日の会見で「経済の発展に注力する。どんどん街に出て国民の声を聞き、私自身の政策を作り上げたい」と述べた。
生徒の絵にアドバイスするヤフィドゥさん

児童がティンガティンガ描く 蒔田小学校で文化交流会

 東アフリカ・タンザニア生まれの現代アート「ティンガティンガ」を通じて現地の暮らしについて学ぶ文化交流会が4月23日、南区の蒔田小学校で開かれた。南区出身でタンザニアに30余年暮らす島岡強さんが、画家のヤフィドゥ・アリ・マカカさんらと来日。4年生約70人を対象に、タンザニアの文化や暮らしなどについて説明した。

 ティンガティンガは約50年前に誕生した絵画様式で、ペンキ6色のみで動物や自然風景を表現する。児童はゾウやキリンが描かれた下絵に、自由に色を塗り描く、ワークショップにも挑戦。絵具6色で様々な色を作りながら、動物を描いた。ヤフィドゥさんは、「この下絵の色なら、黄色や赤で描くと、動物が浮かびあがる」などアドバイスをしていた。

 また、同校にはヤフィドゥさんの描いたティンガティンガ画も寄贈された。島岡さんの妻・由美子さんはワークショップを通して、「色を楽しみながら、自分が描きたいものを自由に描いていいことを感じてもらえれば」と話した。

原画展6日まで

 島岡さんが代表を務める会社が主催するティンガティンガ原画展は5月6日(祝)まで、ギャルリーパリ=中区日本大通=で開催される。現地画家約40人がそれぞれ表現した150点以上の原画を展示している。ヤフィドゥさんのライブペインティングも連日、行われる。

 また、3日(祝)〜5日(祝)は野外チャリティイベント「日本大通りアフリカンアートストリート」(11時〜17時)も同時開催。

なかよし広場で行われたくす玉割セレモニー

のげやまインクルーシブ構想 動物園・図書館で一部完成セレモニー

 野毛山動物園とのげやま子ども図書館(中央図書館1階)の一部リニューアルが完了し、4月22日にセレモニーが行われた。野毛山地区が誰もが分け隔てなく、学び、楽しみ、やすらげるインクルーシブなエリアとなることを目指す「野毛山インクルーシブ構想」の一環。

 セレモニーであいさつに立った山中竹春市長は、2028年度に開所予定の障害児者支援拠点にも触れ、「障害の有無や世代に関わらず、動物にふれあい、本を楽しめる街にしていきたい」と述べた。

 野毛山動物園は動物と触れ合える人気のエリアの「なかよし広場」に新たに屋根を設置。同園の田村理恵園長は「屋根ができたことで天候に左右されずに楽しんでもらえる。動物にも人にも優しくなりました」と話す。

 屋内休憩棟やトイレ棟も新しくなった。子ども用トイレには動物のイラストが描かれ、冷暖房が完備された休憩棟には動物に関する本を並べるなど、より親子で安心して楽しめるようになった。

 のげやま子ども図書館は、未就学児とその保護者を対象とした「おやこフロア」が完成。靴を脱いで床に座って読み聞かせができるスペースを設けた。静かに過ごす場所というイメージの図書館だが、子どもが自由に歩き回ったり親子で話したりと、子どものペースに合わせ、くつろぎながら利用できる。新たに導入したAIを活用した絵本推薦システムは、年齢や好きな物からおすすめの本を紹介してくれる。授乳室や飲食ができるエリアもある。

 セレモニー後、実際に親子で利用する様子を見た同館の大塚尚子館長は「くつろいで、楽しんでいただいている姿が見られて嬉しい。思い思いに過ごしてもらえたら」と話した。

過去のパレードの様子

2800人が歩く「ザよこはまパレード」 5月3日、国際仮装行列

 横浜の大型連休の風物詩「ザよこはまパレード(国際仮装行列)」が5月3日(祝)に行われる。主催は横浜商工会議所などの実行委員会。

 63団体、約2800人の行進の列は、マリンタワーそばを午前10時45分に出発。馬車道、イセザキ・モールなどを進み、コースを鮮やかに彩る。吹奏楽やマーチングバンドのほか、イセザキ・モールや崎陽軒、ありあけなどからのフロートも注目される。

デジタルスタンプラリーも

 観光情報サイト「アットヨコハマ」ではパレードと連携したデジタルスタンプラリーを実施。コース沿道にある17カ所のスポットを回遊してスタンプを集めると、個数に応じてホテル利用券などが当たる抽選に参加できる。

 パレードは荒天中止。開催可否は【電話】050・3665・9938(当日午前7時〜午後3時)。

イベントのキービジュアル TM & (C)Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved

みなとみらいで今年も「スター・ウォーズ」イベント 4月26日から

 人気シリーズ「スター・ウォーズ」のイベント「STAR WARS DAY YOKOHAMA MINATOMIRAI 2025」が4月26日から5月6日までみなとみらい周辺で開催される。

 イベントは昨年初めて開催され、大型連休中に約200万人が来場した。スター・ウォーズの名ゼリフ「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」の語呂合わせにちなみ、5月4日は「スター・ウォーズの日」とされている。この日を含む大型連休期間、ランドマークプラザやMARK ISみなとみらいを中心に、みなとみらいエリア全体がスター・ウォーズの世界に染まる。

 ランドマークプラザでは、18日から20日に幕張メッセで行われた「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」向けに制作された浮世絵アートやレゴブロックで作られたスタチュー、模型愛好家による精巧なモデルキットの展示が行われる。

 MARK ISみなとみらいには、レゴブロックで再現したミレニアム・ファルコンのコックピットなどのフォトスポットが登場。5月5日には、家族で楽しめるドロイド塗り絵体験も実施される。隣接するグランモール公園でも、主要キャラクターに扮するファンが集まるフォトスポットが登場する。

 問い合わせはランドマークプラザ【電話】045・222・5015、MARK ISみなとみらい【電話】045・224・0650。

表彰状を手にする坂倉賢副社長

地元建設業盛り上げたい 株式会社サカクラ

 市内で活躍する経営者を不定期に紹介する「企業人列伝」。今回は、中区尾上町に「関内営業所」がある株式会社サカクラ=磯子区岡村=の坂倉賢副社長に話を聞いた。同社はこのほど、横浜商工会議所が永年勤続や優秀な功績をたたえる「令和6年度第69回優良産業人表彰」の事業主の部を受賞した。

 1940(昭和15)年3月に創業、今年で85周年を迎える同社は、創業当初からゼネコン(総合工事会社)が手掛ける大規模開発事業の塗装工事や看板工事を請け負うとともに、公共工事や民間のリフォーム、リニューアルの専門工事会社として業態を拡大してきた。

 建設業でも人手不足や現場監督などの「技術者」、現場で働く「技能者」の高齢化が大きな問題となり、DX(デジタルトランスフォーメーション)化やIoTを活用した生産性向上が求められている。また、持続的な発展のためには「新4K(給与、休暇、希望、かっこいい)」の実現が課題とされているが、「社員一人ひとりの人生を真剣に考えることがもっとも大切なこと」と坂倉副社長は言い切る。

3年離職率ゼロを更新

 また、新卒入社の3年以内離職率が3割を超える中、同社では3年以上、新卒者が退職しておらず、20代の若手社員が増え続けているという。世代を超えて社員同士が力を合わせ仕事に取り組む明るい雰囲気が印象的な同社。「建設業の持続的な発展に微力ながら貢献したい(坂倉副社長)」と控えめな言葉とは裏腹に、内に秘めた情熱が垣間見えた。

■株式会社サカクラ(本社所在地・磯子区岡村7の35の16)1940年3月創業 従業員数106人【電話】045・753・5000