海老名・座間・綾瀬版【6月13日(金)号】
賃貸借で改修し、駐車場にリースで別棟を増やす

綾瀬市 不登校対策 来春 新たな拠点 旧クリニック跡を増改築

 綾瀬市は現在、今年3月に策定した基本計画に基づき、(仮称)総合教育支援センターの整備を進めている。増加する不登校児童・生徒などを支援する施設で、旧クリニックの建物を改修するほか、十分なスペースを確保するため、リース契約で建物を増やす。6月議会で賃借料8881万円の補正予算案が可決された。施設は来春、開所予定。

 市は不登校児童や生徒の支援、就学相談、ひきこもり、外国につながりのある児童・生徒を支援する施設として、昨年3月にセンターの基本構想を策定した。

 当初は深谷上に新築して28年度中に供用開始する計画だったが、地域の声を受け方針転換。規模は約4割の面積に縮小するが、市役所近くにあるクリニックの跡地(早川城山1丁目)を活用することで、コストを抑えた早期開設を目指す。

 議会では新築ではなく割高なリースを選んだ事について指摘の声も上がったが、早期開設を望む声もあり可決された。

 綾瀬市の不登校児童・生徒は2015年度に80人だったが20年度に155人、23年度に282人と増加。その割合は全国平均を上回り、支援充実が喫緊の課題だ。市内各学校には別室登校用のサポートルームを設置しているが、教育支援教室ルピナス(深谷中)は定員を超え、手狭になっている。また中学卒業後も、ひきこもりなどの悩みを抱えるケースが増加傾向という。

 センターは24人の職員体制で、不登校の児童生徒用の学習室やプレイルーム(24人利用)を設置。また青少年のフリースペースは年齢を中学卒業から39歳までと見込み、居場所や相談室(10人利用)なども設ける。さらに不登校をはじめ通級指導やひきこもりなど、様々な相談を受ける窓口、複数の相談室、事務部門なども備える。

 現在駐車場の部分にユニットハウスも増設し、延べ床面積は約560平方メートルになり、工事費は約1億8千万円を見込む。来年3月までに増設部を完成させ、来年5月ごろの全体完成・開所を目指している。

鈴木さん(左)と田頭さん

手紙の書き方や小説創作も 海老名の図書館で司書発案「作文ヘルプ」

 海老名市立中央図書館で、昨秋から始まった「作文ヘルプ・なんでも文章相談」が活動を広げている。発案者は司書の鈴木里江さんと田頭(でんどう)瑠華さん。手紙の書き方や小説執筆など、多様な相談にマンツーマンで寄り添う。

 同館はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)(本社・横浜市)が指定管理を担う。館内はコーヒーの香りが漂い、カジュアルな雰囲気だ。自習利用の若者も多い。「ティーン層の利用を増やし、利用者の力になれたら」と考え、ひらめいたのが作文ヘルプだった。2人とも教員免許を持っている。高校で放課後、生徒たちに文章表現を教えた経験や大学院で論文を学んだ経験が活かせるのでは-。同社でも初の取り組みだったが、昨年11月から8人ほどが相談に訪れた。就職試験の小論文に取り組む人には「自分にしか書けない、成功体験などを盛り込んでは」と助言した。業界関連の書籍を紹介し、過去の出題傾向も調べたという。

 小説執筆を目指す人には原稿を持参してもらい、文章表現を助言したほか、目標となる文学賞も紹介した。「友人へ手紙を書きたい」という相談には「身近に咲く花など発見を書いてみては」と、花についての資料をそろえた。

 田頭さんは「相談者が帰宅した後も考えを深められるヒント、資料をお渡ししたい」。夏休みシーズンを控え、読書感想文の相談も入っている。鈴木さんは「利用者に喜んでもらえるのが嬉しい」。田頭さんは「自分も学びになる」と意気込む。相談は随時、館内のレファレンスカウンターで受け付けている。

綾瀬市トウモロコシ部会で部長を務める 飯野 広士さん 綾瀬市早川在勤 46歳

農に魅せられ、不惑の挑戦

 ○…綾瀬に広がるトウモロコシ畑では、糖度が高くなる夜明け前に収穫し、その後すぐに出荷される綾瀬の特産品「菜速(さいそく) あやせコーン」が育てられている。生産に携わってから6年目。今年から部長として生産者8人をまとめる役を担う。「やるからには目標を持ちたい。知名度を上げて、売り上げの向上につなげていきたい」と意気込む。

 ○…横浜市出身。大学卒業後は一般企業に就職した。当時、食中毒や産地偽装など、食の安全を脅かす事件が相次ぎ、「自分で安心・安全な食材を作りたい」と考えた。どこで何を育てるべきか考えていた際に「菜速 あやせコーン」がブランド化したことを伝える新聞記事を読み、「これだ」と一念発起。40歳で会社を辞め、海老名市のかながわ農業アカデミーに入学し、翌年から綾瀬に移り住んだ。

 ○…まさに不惑の就農。「先輩たちに恵まれた」と感謝を述べる。畑にいれば声をかけてくれ、アドバイスをくれる。輪に入れてもらえたことが嬉しかった。収穫期には午前0時頃に起床し、1時頃には作業を始める。出荷を終えたら朝食をとり、その後も農作業。「大変」の根底には「楽しさ」がある。「ビニールのかぶせ方や肥料のやり方ひとつで結果が変わる。試行錯誤することが面白い」

 ○…息抜きは映画鑑賞。学生時代からの趣味で、邦画から洋画まで幅広く見る。農作業中には、お気に入りのコメディー・ミュージカル作品『ブルース・ブラザーズ』の挿入曲を聴く。好きな食べ物は「トウモロコシ」。自分で作りはじめてさらにとりこになった。「おすすめは皮ごとそのままレンジでチン。採れたてだからこそシンプルに」。トウモロコシへの愛はまだまだ広がりそう。

子どもが使える

幸せのスプーン並ぶ 綾瀬市で「寺っこや食堂」

 綾瀬春日ロータリークラブ(細谷浩之会長)の「寺っこや食堂」が、6月14日(土)午後4時から7時まで報恩寺(寺尾南2の10の1)で開かれる。

 子どもは100円、大人は300円のコミュニティー食堂で毎月第2土曜日に開催。入口には子ども用の「ハッピースプーン」がかけられ、100円分を補助する。

(問)同クラブ【電話】0467・70・6100

トウモロコシの様子を確認する飯野部長

あやせコーン もうすぐ 19日から堪能祭

 出荷直前の夜明けに収穫し、糖度の高さが自慢の綾瀬ブランド「菜速(さいそく) あやせコーン」の収穫時期が迫っている。これに合わせ、綾瀬市と市トウモロコシ部会(飯野広士部長=人物風土記で紹介)は「菜速 あやせコーン堪能祭」を開催する。6月19日(木)から30日(月)まで。

 開催期間中にはスタンプラリーを実施。市内9店舗であやせコーンを使った商品を買ったり食べたりすることで、スタンプがもらえる。2つ集めると、抽選会に参加することができる。

 加えて、21日(土)と24日(火)には、市役所1階で販売会を実施する。会場では2本セットを500円で販売する。各日100袋用意され、1人1袋まで。販売開始は午前10時で、整理券は9時30分から配布される。

 (問)スタンプラリーは同市商工振興課【電話】0467・70・5066

 販売会は同市農業振興課【電話】0467・70・5622



パークゴルフ無料に

 座間のスカイグリーンパークパークゴルフ場(相武台1の49)が6月14日(土)、無料開放する。

 開園は午前9時〜午後6時。(問)事務所【携帯電話】090・2521・4363



お天気キャスター・木原 実さんに聞く 「無理せず、ゴールを目指す」

――SDGsをどのように評価されていますか。また、達成目標年2030年まであと、5年に迫っている状況です。

 「大前提として私はSDGsの理念は大賛成。しかしゴールまで5年は時間的に厳しいですね」

――その理由は。

 「国は環境・エネルギー問題に一時期は『車に乗るのをやめよう。公共交通機関を使おう』と呼びかけましたが、多くの人は不便だから応じません。でも自家用車をエコカーに変える人は増えました。無理や我慢をしない手法でゴールを目指す方が現実的です」

――具体的に何をすべきでしょうか。

 「気候変動対策でいえば、再生可能エネルギーの技術革新でしょう。太陽光発電や風力発電は使い始めたばかりの技術でノウハウが蓄積されていませんが、今後強力な研究開発をのぞみます。SDGsを提唱した国連が世界の科学技術を結集し、前進させていくことも一案です。残念ながら、ガザやウクライナの戦争もあり、それどころではない状況。しかし、 SDGsを本気で達成させるなら、世界のありようを考え直すべきです」

日常生活見直しを

――私たちの日常生活でできることは。

 「まずはごみ削減です。ご家庭の冷蔵庫の中で賞味期限が切れてるものありますよね。すぐに捨てませんか?お金と手間をかけて作った野菜、海で採ってきた魚が捨てられていく。消費期限を見て必要以上に買わないだけで済む。みなさん室内の消灯には熱心ですけど、食料を捨てることに罪悪感がないように感じます。僕は食いしん坊でケチん坊。少しくらい賞味期限が過ぎているものでも食べますよ(笑)」

――気象予報士として現在の地球環境は。

 「人間の力では気候変動を止められないだろうと思っています。コンピューターの計算ではじりじりと温暖化していくはずなんですが、実際は急上昇。一方、この冬の西日本の気温は低かった。自然は予測不能な変動を大きく起こします。温暖化で海水温も上がり強い台風が来ると言われており、実際、日本付近の海水温は過去にないくらい高くなりました。 けれども未だに1934年の室戸台風や1959年の伊勢湾台風を超える台風は来ていない。では異常気象とどう向き合うか。僕は対処療法だと思います。その環境に人が適応していくこと。SDGs的な対策を進めつつ、寒波や大雪、熱波や洪水に備える。天気予報は効果があります」

――最後に読者にメッセージを。

 「私は防災士でもあります。皆さん、災害が起きても喉元過ぎるとすぐ忘れる。だから繰り返し伝えていかなきゃいけない。準備できるのは災害の発生前、地震なら揺れる前。命を守るため、今やれること全部やってください。ひとりひとりのできることは限られています。しかし、知恵とお金を戦争や軍拡でなく、科学に投入すれば、安全で素敵な地球になります。みんなで実現させましょう」

せっけんを作ろう 落合自治会館で22日

 綾瀬市落合を拠点に、子どもの居場所づくりに取り組む市民団体「みんなのおうちまんてん」が6月22日(日)、落合自治会館で「実験!せっけんを作ろう。」を開催する。午後1時から4時。

 会場ではグリセリンを電子レンジで溶かし、色や型を選んで固め、手作りせっけんを作る。完成したせっけんは持ち帰ることができる。

 せっけんが固まるのを待つ間には「みんなで語ろう会!」を実施。ちょっとした疑問や悩みなど、話したいことを参加者で共有し、相談することができる。

 同団体代表の杉山涼子さんは「理科の実験みたいで楽しいですよ。子どもから大人まで誰でも大歓迎。お気軽にお越しください」と話している。

 参加費はせっけん1つにつき300円。低学年以下は親子での参加を。

 (問)杉山さん【携帯電話】090・4452・4412

ショウブ見ごろに 座間の立野台公園内

 座間の立野台公園にある菖蒲の里が見頃だ。

 「かながわの花の名所100選」にも選ばれており、ハナショウブの中には希少な品種「座間の森」も。白色に薄い藤色がかった花弁で江戸時代に座間勘蔵という人物が作ったとされる。見頃は6月中旬まで。

(問)市公園緑政課【電話】046・252・8314

海老名市美術協会が6月21日から同市文化会館で小品展を開催 絵画など70作品を展示

 海老名市美術協会(生方美知子会長)は6月21日(土)から25日(水)まで、海老名市文化会館1階展示コーナーで「第28回 小品展」を開催する。午前10時から午後5時(初日は正午から、最終日は午後4時まで)。入場無料。

 会場には、風景や人物を描いた絵画を中心に、押し花、木彫りなど、35人の会員が手掛けた作品が約70点並ぶ。

 事務局長の長野宏司さんは「会員には上手な方が多く、レベルの高い作品が並びます。ぜひお気軽に立ち寄ってください」と話している。

 (問)同協会長野さん【携帯電話】090・8516・0361

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