さがみはら南区版【7月31日(木)号】
メダルを手にする鈴木さんと栗森コーチ

U―15レスリング 鈴木さんアジアの頂点に 上鶴間ジムに所属

 上鶴間のレスリングジムに所属する鈴木琳媛(りおん)さん(厚木市立依知中3年)がキルギスで7月5日から7日に行われたU─15アジア選手権女子54kg級で優勝を果たした。鈴木さんは国際大会に初出場。「アジアは通過点だけど嬉しい」と喜びを語った。

 「最初から優勝を目指していた」と話す鈴木さん。予選3試合では相手に全く隙を与えず、すべて10対0で勝利。迎えた準決勝では相手に2ポイント先行されたものの「焦らない」と心に決めて逆転、8対2で勝利を果たした。

 決勝の会場では選手入場に際しライトアップが行われ、音楽が鳴り響く中を颯爽と登場。決勝でも難なく相手を上回り、10対0で初の栄冠を手にした。試合が終わると大きな国旗を肩にかけて喜びを表した。鈴木さんは「楽しみながら試合に臨むことができた。今までの練習でやってきたことが出せれば、結果は必ずついてくるはずと信じてきた。コーチや家族など、いつもサポートしてもらっている人たちにメダルが見せられたことがとてもうれしい」と感想を話した。

「高校生で五輪金」

 現在は上鶴間のレスリングジム「KURIMORI FILM」と東海大学で週6日、トレーニングに励む。国際大会に出場経験がある鈴木さんの兄もコーチ役を務めている。

 レスリングをはじめたのは3歳。兄2人と姉もレスリングをしていたこともあり「私もやってみたい」と自然な流れでマットに上がった。「兄や姉はライバルでもあり憧れでもある」と話すように、互いに切磋琢磨しながら厳しい練習に取り組んだ。

 「夢は高校生でオリンピック金メダルを獲ること」と力強く語る鈴木選手。そんな鈴木選手を指導するKURIMORI FILMの栗森幸次郎代表は「練習を止めるのが大変なくらい。競技へのハングリーさは並大抵のものではない」と評価する。鈴木選手は「レスリングが楽しい、もっとやりたいという気持ち。まだまだ強くなりたい」と話す。

 現在は10月に行われる全日本女子オープンに向けて練習に励む。「何があるのか分からない。油断せず、優勝を目指す」と力強く語った。
七夕まつりをPRする実行委員会のメンバー

緑区 今週末は二大イベント 橋本で七夕、相模湖で花火

 緑区内で今週末、夏恒例の2つのイベントが行われる。8月1日(金)、2日(土)、3日(日)、橋本駅周辺で行われるのは第73回橋本七夕まつり。1日に相模湖で行われるのは第73回さがみ湖湖上祭花火大会。どちらも今年は緑区誕生15周年記念の冠を付け、盛大に開催される。

橋本七夕まつり

 商店街の振興のため1952年にスタートした七夕まつり。橋本駅の北口を通る七夕通りを中心に歩行者天国となり、七夕飾りの下でさまざまなイベントが開催される。

 今年は約300本の竹が飾りと共に設置される予定。会場を七夕ムード一色に染め上げる。今年新たに行われるのは同窓会企画(2日・午後6時〜)。旭中、相原中、内出中、大沢中、小山中出身の25歳から39歳を対象に出会いの場を提供する。昨年好評だったラップバトル・TMB(TANABATA MC BATTLE/2日・午後5時30分〜)には有名MCも登場、アリオ橋本前ではやぐらが設置され恒例の盆踊りも行われる。

 さらに、相模原市ホームタウンアスリートでボクサーの「ビッグバン」こと中谷潤人選手が1日緑区長として鼓笛隊パレード(1日・午後4時〜)と開会式(1日・午後5時〜)に登場。WBCとIBFの世界バンタム級統一チャンピオンがまつりに一花添える。

 同実行委員会では「長く続くまつりで来る人も年々増えている。どういう人が作っているまつりなのか知っていただけるようなイベントにしたい。今年は実行委員会も若返った。この良い文化を継承し、愛と笑顔の七夕まつりになるようにしたい」と話す。

 まつりは午後2時から9時まで(最終日は8時30分まで)。雨天実施、荒天中止。当日は七夕通りを中心に午後1時から9時30分まで交通規制が行われる。

 詳細は橋本七夕まつりのホームページ(https://hashimototanabata.info/)で確認できる。

さがみ湖湖上祭

 1947年に完成した日本初の人造湖である相模湖の建設に関係して亡くなった人々の慰霊と湖の安全を願うために始まった花火大会。今年で73回目となる。

 打ち上げ数は約4千発。会場の周囲が山に囲まれている地形のため、音が体に響き、光が湖面に生えるという稀なロケーションの中で花火を体感できる。会場では、湖上囃子の演奏、夜店も多数出店の予定。

 湖上祭は午後7時30分〜8時40分。小雨決行で荒天の場合は中止となる。開催については1日午前8時30分に相模湖観光協会のホームページ(https://sagamiko.info/)にアップされる。

5月28日付けで相模原市建設業協会の会長に就任した 入江 功さん 中央区在住 51歳

意思受け継ぎ役目果たす

 ○…「相模原市の仕事をできるだけ地元の会員に発注していただけるよう、継続して訴えていく」。相模原市は他の政令指定都市と比べて予算に占める建設事業費の割合が少ない。同協会はこれまでも、建設事業費の増額を市に訴え続けてきた。「地元の建設業者は災害時の復旧作業で大きな力になる。ゲリラ豪雨や地震がいつあるかわからない中、我々が人材や体力を蓄えられるよう、仕事を増やすのが会長としての役目」

 ○…会長として意気込む背景には、19年間同協会をリードしてきた篠崎栄治前会長への並々ならない感謝の思いがある。「自分の仕事もある中、会のために動いてくれた。他のベテラン会員も含め、会を支えるために理事に残ってくれる。頭が下がる思い。意思を受け継ぎ、貢献していきたい」

 ○…父が裸一貫で立ち上げた建設会社を30歳で継いだ。幼い頃から見てきた姿に強く影響を受けている。夏休みの思い出は父の仕事場で一日遊び、サウナに行き、焼き肉を食べたこと。「なぜかそのときのことを鮮明に覚えているんです」。父から受け継ぎ大切にしている言葉がある。「建設業は人がいないとできない商売だから『人を大事に』とずっと言われてきた。そのためにも仕事量を確保しないと」

 ○…ずっと父の背中を追ってきたが、あるとき「自分は自分」とも思うようになった。今、一番大切にしたいことは社員を守ること。苦しい局面を共に乗り越えてきた社員たちに「感謝しかない」。生まれ育ち、これまで営業を続けてこれた地元・相模原への思いも年々強くなっている。「綺麗ごとでなく、会社として地域に貢献したいし、それが社員の喜びやモチベーションになると思う」

全国優勝を誓う選手たち

女子中学生バレー 相武台チェリッシュ、3度目の全国 全員3年生、最後の戦いへ

 市内を拠点に活動する中学生女子バレーボールチームの相武台チェリッシュクラブが5月に横須賀市で行われた「2025年度全国ヤングクラブ男女優勝大会兼関東U―14クラブ大会 神奈川県予選会」(一般財団法人神奈川県バレーボール協会が主催)で3年連続の優勝を決めた。8月に厚木市で行われる関東大会と9月に大阪府で行われる全国大会へ出場する。

 飛びぬけて高身長の選手がいない同クラブ。低く早い攻撃が特徴だ。

 県大会で確実に優勝するため、関東だけでなく、関西や九州のチームの試合見て分析。ギリギリまで走りこんでのレシーブやフェイントの強化などの対策を練った。

 9月の全国へ向け、更に技術に磨きをかける。これまで監督やコーチがボール出しをすることが多かったが、今季は選手が積極的に練習内容を考え、実施している。3人1組で強打をレシーブできるよう、スピード重視のプログラムをこなし、チャンスボールもしっかり返せるよう、技術の精度を高めている。

 メンバー9人全員が3年生。同大会が最後の戦いとなる。練習試合前にも自主的にトレーニングや走り込みを行う。監督の杉浦清採さんも「いつの間にかやっていた」と驚くほど全国への思いが強い。杉浦さんは「メンバー全員でレギュラー争いをしている状況。誰が出てもおかしくない」と選手レベルが拮抗している様子を話す。キャプテンの小笠原希明さん(座間市立西中学校3年)は「全国大会へ絶対に出たいという気持ちが強かった。全国でも優勝したい」と意気込んだ。

クラブの増加

 県内では年々、クラブチームが増加。学校に希望の部活動がない生徒たちがクラブチームに入る傾向がある。

 公立中学校の部活動と混合で行われた県大会では、女子のベスト8のうち半分がクラブチームという結果だった。

プラネタリウムで映画

 相模原市立博物館のプラネタリウムで「MMX火星衛星探査計画」が9月30日(火)まで上映される。市内在住・在学の小中学生無料。最新のプラネタリウムを楽しめる。上映時間などは博物館HPを参照。(問)同所【電話】042・750・8030。

「ナガサキ」より『谷口稜曄』2008年

写真で振り返る戦争 8月2日〜24日 江成常夫展

 戦後80年の節目に合わせ、相模原市民ギャラリー(中央区相模原1の1の3 セレオ相模原4階)で8月2日(土)〜24日(日)まで、自主企画展「戦後80年 江成常夫写真展 沈黙の伝言」が開催される。主催は相模原市。

 江成氏は1936年相模原市生まれの写真家で、現在も市内在住。本展では沖縄のガマ(自然洞窟)とそこに残された遺品の写真、広島・長崎の被爆者たちのポートレートを中心に展示。主催者は「戦後80年の今、本展が平和を祈念する機会となれば」と話す。

 会期中の9日(土)午後2時〜3時は江成氏が作品を語るギャラリー・トーク、24日(日)午前10時30分〜正午は東京藝術大学名誉教授の伊藤俊治氏との対談も開催される。

 開館時間は午前10時〜午後6時まで。水曜休館。観覧無料。問い合わせは同ギャラリー【電話】042・776・1262。

本村市長(中央)に報告する同クラブ運営会社の馬場社長(右)たち

ノジマステラ 「Aクラス入り目指す」 市長に今季決意表明

 女子サッカー、ノジマステラ神奈川相模原が7月23日、相模原市役所を訪れ、本村賢太郎市長にと寄付金の贈呈と、8月10日から開幕する「SOMPO WEリーグ」などに向けた決意表明を行った。

 出席したのは同クラブを運営する(株)ノジマステラスポーツクラブの馬場正臣社長、同クラブの小笠原唯志監督、キャプテンの川島はるな選手、U―20日本代表の笹井一愛選手ら7人。馬場社長が同クラブのオークション落札金の一部、30万円を本村市長に渡し、感謝状を受け取った。

「ギアチェンジ」テーマに

 歓談では馬場社長が10位という結果だった昨シーズンを振り返り、「後半戦は東京、浦和、広島など上位チームに引けを取らなかった」と強調。「今季はAクラス入り(6位以内)は確実に」と、決意を語った。

 小笠原監督は「昨季は不用意に失点することがあった」と課題を上げ、「今のチームの状況は非常にいい。見る人に喜んでもらえる、攻撃的な面白いサッカーを見せたい」と、今季の抱負を語った。

 また、今季のチームのテーマは『ギアチェンジ』。昨季に続き2季目のキャプテンを務める川島はるな選手は「昨シーズン後半の成長に選手たちが手応えを感じている。一つギアを上げて、より結果を出していく。新加入した5人の存在感もあり開幕戦が楽しみ。スタートダッシュをしっかり切りたい」と、開幕戦への勝利を誓った。

8月10日開幕

 開幕戦は8月10日(日)、ジェフ千葉レディースと相模原ギオンスタジアムで対戦する。午後6時30分、キックオフ。

数量限定のレアグッズ

地元6連がマンホールに ステッカーや缶バッチ配布

 東林間を拠点とする地元6連のロゴがデザインされたマンホール蓋が完成し、小田急線東林間駅東口前に7月30日から設置される(7月28日起稿)。区制施行15周年を記念した取り組みの一環。南区を代表する地域活性化イベントとして「相模原よさこいRANBU!」デザインも古淵に設置される。

 デザインは中心に「東林間阿波おどり」の力強い文字を配置。阿波おどりを通じて地域がまとまり活気づく様子を表している。

 また、デザインマンホールのステッカーや缶バッチも作成。15周年を広く周知し、イベントをより身近に感じてもらう狙いがある。区の地域振興課によれば、マンホールステッカーを求め、市外からも人が訪れるという。8月2日(土)、3日(日)の当日、南区誕生15周年記念PRブースにて配布される。数量限定のため、なくなり次第終了となる。

 同実行委員会の田中武さんは「地元にできて嬉しい。マンホールを見てわぁ!ニバルに関わるみんなの励みになれば」と喜びを話した。

7月19日、初めての本番を終えたゆうき連のメンバー=村上さん提供

最高の仲間と盛り上げる 地元連に新たな風「ゆうき連」

 「第34回東林間サマーわぁ!ニバル」で、新たな地元連「ゆうき連」がデビューを飾る。

 連長を務めるのは同実行委員会の事務局長でもある村上彰さん。以前はほかの連に所属していたが、コロナ禍以降活動ができずにいた。2年間観客として同イベントを見守る中で、「もう一つ、連がないと寂しい」という思いを抱えていた。

 ほかの連からの誘いもあったが、昨年の5月に「新しい連を作りたい」と一念発起。8月の同イベントでは連の新設を謳ったうちわ400本を配布した。

 経験者や初心者を集めた説明会を開催し、11月に「ゆうき連」が立ち上がった。由来は「勇気を出そう」だ。

 メンバーは小学生を含めた34人。東林間駅周辺だけでなく、大和市や東京都町田市からも集まっている。親子や夫婦で入るなど立ち上げ以来、順調に増えていった。

 初心者もいるため、練習ではほかの連が教えに来てくれたことも。ただ、阿波おどり歴約15年の村上さんもびっくりするほど熱心で、初めてのメンバーは短期間でも踊れるようになっていった。「メンバー同士で刺激し合いながら元気に明るく活動しています」と様子を語る。

「楽しい連を」

 7月19日に東林間西口で行われた「JAまつり」で初めてゆうき連として舞台に立った。「お客さんから声をかけてもらいながら、笑顔で楽しく踊れた。盛り上がって良かった」と村上さんは嬉しそうに話した。

 見どころはチームワークの良さ。連として初めてのサマーわぁ!ニバルは「まず、誰ひとり欠けずに練習に来てくれることが最高。お客さんに『楽しい連』と思ってもらえるように発信していきたい」と意気込んだ。

昨年の様子

「踊りたい」を実現 今年もにわか連

 観客でも阿波おどりに参加できる「にわか連」が今年も開催される。街の熱気やおどりを見る中で、「私もやってみたい」という願いを叶えることができる。阿波おどりが未経験でも大歓迎。東林間阿波おどりのOBたちが中心となりサポート。

 開催は8月2日(土)。西演舞場近くのエンディングハウスに午後4時40分までに集合。簡単な練習を行う。5時40分から西中央演舞場をスタート。

 参加の出入りは自由。「皆様の参加、お待ちしています」と実行委員会。

阿波おどりの2日間

 「第34回東林間サマーわぁ!ニバル」が8月2日(土)と3日(日)、東林間駅周辺で開催される。主催は東林間サマーわぁ!ニバル実行委員会。

 南区を代表するイベントのひとつ。例年、2日間で約10万人が訪れる。地元の6連をはじめ、大和市や埼玉県、阿波おどりの本場である徳島県からなど41の連が出演。

 駅周辺を通行止めし、西駅前演舞場を起点に阿波おどりが街を彩る。今年はビオラ通りの演舞場がなくなり、西坂下演舞場が新設された。

 焼きそばやビール、おもちゃなど70近くの模擬店も楽しめる。

 阿波おどりは2日が午後5時40分、3日が5時20分から。開会式は2日午後5時15分から。

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「ブルコン」参加者募集 相模原予選は10月13日

 子どもから大人までピアノに親しむ全ての学習者の目標となることを目指すピアノコンクール、「ブルグミュラーコンクール」の神奈川後期大会・相模原地区予選が10月13日(月・祝)、杜のホールはしもと(多目的室)で開催される。予選を通過すると、12月13日(土)・14日(日)に横浜市港北区民文化センターで実施されるファイナルに出場することができる。

 同コンクールは、課題曲のほとんどが、レッスンで学ぶことの多いブルグミュラーの作品。何歳からでもエントリーが可能で、普段から練習している曲で挑戦できるのも大きな特徴と言える。

 地区ごとにファイナルが行われ、昨年は全国で1万7528人、相模原地区からは100人が参加した。申し込は9月12日(金)まで。詳細はHP(https://www.burgmuller.org/)で確認を。問い合わせ・参加要項は相模原事務局(牛久保ピアノ)【電話】042・700・3637。

園児の前で踊るプロのバレリーナ

アトリエヨシノ 幼児が本物のバレエを体感 幼稚園で出張公演

 認定こども園つくしの幼稚園(新磯野)で7月9日、プロのバレエダンサーらによる幼児向けの出張公演が行われた。

 この出張公演は、バレエを中心としたレンタル衣装を手掛ける株式会社アトリエヨシノ(与瀬)が企画。同社は、バレエの裾野を広げるために小学校などへの出張公演事業を行っており、それを知った同園が「本物のバレエを自分の目で見ることで、子どもたちに臨場感や雰囲気を実際に感じてほしい」と依頼した。

 当日は同社の専属ダンサー2人と事業への思いに賛同したプロダンサー4人が幼児の前でバレエダンスを披露した。ダンスの合間にはポジションやマイムの解説、クイズなどを織り交ぜて進行。子どもたちは、きれいな衣装に身を包むダンサーの演技を食い入るように見つめていた。

 公演を見た幼児は「(くるみ割り人形の)兵隊とねずみが戦うシーンが楽しかった」「衣装がかわいかった」などと笑顔を見せた。川崎永園長は「素晴らしいステージだった。子どもにも丁寧に解説してくれたので、とても分かりやすかった。バレエを見るのが初めての子も多かったが良い経験になったと思う」と振り返った。

 同社の吉野勝恵社長は「素敵な衣装を着用したプロバレリーナの表情、音楽に合わせた手足の動きの美しさは幼児から大人まで同じ感動を得ることができる。幼少の頃からのたくさんの感動は宝物になり、心豊かな成長には欠かせない。これからも多くの子どもたちに体感の機会を提供していきたい」と話した。

相模原市が資源循環の新モデルを構築 ブックオフとジモティーが海外でのリユースを実現

 相模原市で全国初となるリユースの取り組みがスタートした。この「リユースの輪」は、ブックオフコーポレーション株式会社(以下「ブックオフ」)と株式会社ジモティー、そして相模原市による三者連携によって実現したもので、資源の有効活用とごみ減量に大きく貢献すると期待されている。

ジモティーで販売されなかった品がブックオフの海外店舗へ

 この新しい仕組みの最大のメリットは、国内で再利用されなかった不要品が海外で再び活躍の場を与えられること。市民が「ジモティースポット相模原」に無料で持ち込んだ不要品は、販売や無償譲渡を通じて新たな持ち主の手に渡ってきたが、引き取り手が見つからない物もあった。こうした販売機会に恵まれなかったものをブックオフが引き取り、同社が海外で展開する「Jalan Jalan Japan」(マレーシア、カザフスタン)でリユース品として販売する仕組み。

すでに1.57トンの実績も

 この取り組みは今年4月から既に開始されており、ジモティーの担当者によると、4月には536kg、5月には452kg、6月(20日までの実績)には582kgの不要品がジモティーからブックオフに回収され、「今後も同じようなペースで海外リユースが継続されていく見込み」という。

「相模原モデル」成功への期待

 相模原市はこのリユースの輪をさらに広げるため、「ジモティースポット相模原」の周知やリユースの啓発を積極的に担う。

 7月8日には連携スタートのセレモニーが「ジモティースポット相模原」で開催され、本村賢太郎市長、ブックオフ執行役員 井上徹氏、ジモティー代表取締役社長加藤貴博氏が参加した。本村市長は「この相模原モデルが全国の自治体にも広がり、より良い未来につながることを期待する」と話した。

小松会長

相模原かめりあRC

相模原かめりあロータリークラブ▼会長/小松貴美子(美容室かみ・ゆ)▼幹事/楊真由子(慈誠会病院)▼会長エレクト/最所義一(弁護士法人港国際法律事務所湘南平塚事務所)■発足/2018年■会員数/28人■今年度の主な事業/さがみおおのハロウィンフェスティバルでポリオ募金■会長テーマ「会員の維持・増強、全員で作る楽しい例会・寄付・奉仕活動」●小松会長「会員の皆様と楽しいロータリー活動を目指します」

子どものデジタル考える 8月9日、ユニコムで

 「子どもとデジタルメディア 上手な付き合い方と大人の役割を考える」と題した講演が8月9日(土)、ユニコムプラザさがみはら(ボーノ相模大野サウスモール3階)で開催される。

 コロナ禍を経てデジタル変革が進み、スマートフォンやタブレット端末など子どもたちにも欠かせないものとなった。どのように付き合っていくか、大人のサポートについて考える。

 午後2時から。参加無料。申し込み不要。(問)【電話】042・701・4370。

川柳募集

 タウンニュース相模原支社では毎月月末号に掲載される「タケシの万能川柳」の川柳を募集しています。投句いただいた作品は毎日新聞「仲畑流万能川柳」などでおなじみの水野タケシさんが選句します。応募方法は左記枠内に。