中原区版【8月8日(金)号】
講座ではスライドを使い、わかりやすい言葉でゆっくりと説明

通信会社 スマホで災害弱者対策 夜間学級の生徒ら対象に

 外国籍の生徒らが多く通う西中原中学校(下小田中)の夜間学級で7月25日、通信会社KDDI(株)によるスマートフォンを使った災害に備える講座が開催された。参加した生徒らは、災害時にスマホで自分の身を守るための術を学習。高齢者向けにスマホ教室を開く同社が、川崎市内の夜間学級で防災講座を開くのは初。

 スマホで防災講座は、外国とつながりがあり、幅広い年齢層が学ぶ夜間学級の生徒たちに、防災への備えの大切さを伝えることを目的に実施。当日はフィリピンやネパール、ベトナム、韓国に国籍のある人や日本人ら11人が参加した。自然災害の多い日本に戸惑いがあると不安を口にする人が多く、言葉や文化の違いからいざというときに備えるためのノウハウを学ぼうと熱心に講師の話に耳を傾けた。

 講師を務めたKDDIの時田弘幸さんは最大震度7を記録した能登半島地震を例に挙げ、震災後は通信設備に影響が出てスマホがつながらない状態になったと説明。混乱の最中、避難所や医療現場に公衆Wi-Fiや蓄電池を設置し、充電サービスなどで支援したことを話した。また、交通が寸断され孤立した沿岸地域には船上にアンテナを設置して対応したことを伝え、通信が不安定なエリアでも利用できる低軌道周回衛星を使った衛生通信インターネット「スターリンク」も持ち込み、教室に展示した。

役立つ機能を実践

 スライドを使った講座では、ひらながを多用し、漢字にはルビを振ったテキストを使用。できるだけ平易な日本語で説明するなど、生徒たちにわかりやすく伝えるよう工夫した。また、各自が日頃から使っているスマホを使い、懐中電灯機能の確認、ペットボトルを利用してランタン替わりに使えるというアイデアも披露。「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用伝言板(ウェブ171)」を実際に試しながら、災害時に役立つ機能とサービスを実践的に紹介した。

 KDDIでは県内の自治体と連携し、スマホを苦手とする高齢者に向けた防災講座を開いたり、県内の点字図書館と協力して目の不自由な人にスマホ教室を開催するなど、情報格差の解消に向けた取り組みを行っている。同社の中島美果さんによると、夜間学級の防災講座は昨年横浜市で初めて実施。今回が県内では2回目になるという。

 ベトナムから来日して10年になるゴディンダ・ターオさん(45)は「インターネットが使えなくなると考えただけで大変なことになる。震災時の連絡方法などについて、いろいろと知ることができてよかった」と話した。韓国籍の金景子(キム・キョンジャ)さん(69)も「171のダイヤルでつながる声の伝言の仕組みは素晴らしいと思う。説明もわかりやすくて、役に立つ知識が学べた」と感想を述べた。

記念写真に納まるメンバーら=流山市で 提供

若者有志 政治体験の場を提供 小中学生対象に 模擬投票など

 中高生9人で活動する「ぽりーず」が小中学生向け政治体験イベント「せいじのひろばin川崎」を8月31日(土)、ミューザ川崎研修室(幸区大宮町)で開催する。議会のような話し合いや模擬投票の体験などを企画。政治を身近に感じてもらいながら「主体的に社会へ関わるきっかけになれば」と願いを込める。

 ぽりーずは「政治は身近で、面白い」をキャッチフレーズに、今年3月には千葉県流山市でイベントを開催。関東から全国での開催を目指す。

 共同代表の谷春香さんによると、メンバーの中には陳情などを通じて社会に声を届けてきた経験者もいるという。「不満や違和感を心の中にしまっておくだけでなく、言葉にして届けることで、大人や議員の方々が真剣に向き合ってくれる」と実感。こうした経験や思いをもとに、政治を「楽しく・やわらかく」触れてもらうことを目指し、イベントを企画。谷さんが川崎市在住であることから川崎での開催を決めた。

3ブースを巡回

 イベントは、小学生や中学生を対象に、「まち」や「政治」について楽しく学べるように体験型の内容を企画。小学生にも身近な「教育」などをテーマに、少人数で意見を出し合う話し合いの場や実際の投票箱を使用しての模擬選挙体験を行う。架空の町を舞台に、参加者と議員がより良いまちについて考えるワークショップも予定。現在、議員の参加交渉を行っているという。

 当日は、午前10時開場で、10時30分から正午、午後1時30分から4時の2部制で行われる。会場には、3つのブースが設けられ、参加者が各ブースを20分ずつ体験して回る。参加費は無料、事前申し込み制。

「見極める力を」

 7月20日に行われた参議院議員選挙について谷さんは、「政治不信や偏った意見、さまざまな情報が飛び交う中、人によっては冷静に判断するのが難しい選挙だったのでは」と推察。続けて、インターネット上には誤情報も多く、何を信じるかを見極める力の大切さを改めて実感したといい、「すべての当選者を、政治についてしっかり学んだ市民が冷静に見守っていくことが必要だ」と語った。

サッカークラブ運営を通し、体育学生と企業をつなぐキャリア支援を展開する 堀田 一樹さん 高津区在住 26歳

学生と企業をリンクする

 ○…県の社会人サッカーリーグに所属している「FC GRANSUMA」。チームの特徴は、所属メンバーが全員大学生で、競技と並行してスポンサー営業や広報を担当していること。最近では、選手がクラブのスポンサー企業の職場に出向いて仕事を体験することで、選手たちがサッカー以外の社会経験を積み、将来の道を探る機会も創出している。「学生と企業がお互いを知り、円滑な就職を進めるための流れを作っていきたい」と力強く語る。

 ○…静岡県出身。生粋のサッカー少年で、さまざまなチームに所属し、活躍した。体育教師を目指して大学に進学するも、入学直前に病を発症し、スポーツが長くできない身体になった。「サッカーができなくなり、一時は抜け殻のようになっていました」。そんな中、同じ境遇の学生と話す機会があり、自分の人生を考え直した。「自分と同じように、アスリートの道を断たれる人がこれから大勢でてくるはず。そんな人を支援したい」と、大学1年生の時に「FC GRANSUMA」を設立した。

 ○…Jリーグのファンで、さまざまなチームの試合を観戦することが癒しの時間。また、付き合って6年になる彼女とのひと時も大切にしている。「自分の仕事を理解し、支えてくれる最高の人」と笑顔で語る。

 ○…大学卒業後は一度クラブの運営から離れるも、社会人経験を経て復帰。その際、学生時代から土地勘があり、馴染み深かった高津区への移住を決めた。昨年11月にはクラブを運営する(株)Pivonを立ち上げ。メンバーたちを束ねる一方、体育会系の学生を対象にした就活イベントの開催に向け準備を進めている。「学生と企業をリンクする」を合言葉に、歩みを進めていく。

菅平高原のグラウンドでボールを追う選手=提供

市ラグビースクール 菅平で生徒たちが熱戦 40チームが参加し交流

 等々力陸上競技場をホームグラウンドに活動している川崎市ラグビースクールの中学生が7月26日、27日に長野県で開催された「東日本ジュニアラグビー菅平ジャンボリー」に参加した。

 ラグビーができるグラウンドが100面以上あり、夏のラグビー合宿の聖地とも呼ばれる菅平高原。良質な天然芝の上でボールを追うことで、夏休みの思い出に残るひとときを過ごしてもらうことを目的に行われている。同スクールからはU15(中2・3)23人、U13(中1)13人が参加。他地区のスクールや部活の選抜メンバーなど約40のチームが集まる中、県外のチームと対戦する貴重な経験をした。帯同した副校長の堀真人さんは「菅平の素晴らしい環境の中で寝食を共にし、チーム内の結束が強くなった。子どもたちは秋から始まる公式戦に向けて多くのことを学び、成長できた」と話した。

 同スクールではこれからラグビーを始めたいと考えている中学生や小学生を対象に、体験や見学を受け付けている。詳細はウエブサイト。

認知症を正しく理解 10月1、29日 養成講座

 認知症を正しく理解し、知識を深める「認知症サポーター養成講座」が川崎市医師会館(小杉町)で10月1日(水)、29日(水)に開催される。午後2時から4時。参加無料。

 1日はグループホームゆう和の亀井克則氏、29日は訪問看護シンジョーステーションの中尾根功嗣氏が講師を務める。定員各40人。申込みは8月25日(月)から区ウエブサイトか電話で地域支援課へ。問い合わせは【電話】044・744・3268。

指導を受け、網を入れる子ども

多摩川で「ガタガタ」探検 233人が生き物に触れ合う

 平間中学校区地域教育会議主催の干潟の生き物を観察する「ガタガタ探検」が7月26日、ガス橋下干潟(東京都側)の多摩川で行われた。当日は平間中生徒のほか、同学区である平間小、下河原小、古市場小(幸区)の児童と保護者、教職員など233人が集まった。

 多摩川と地域の良さを知ることを目的に行われている同イベントは、昨年に続き今回で2回目。安全に関する注意、講師の紹介が行われた後、児童らはライフジャケットを装着。準備が整った人から干潟に入り「ガタガタ探検」を実施した。

 モクズガニやテナガエビ、ヤゴの一種で絶滅危惧種のナゴヤサナエなどを含む、計15種の生き物を観察した。親子で生き物を見せ合ったり、捕獲する姿を見て「パパすごい!」と誇らしげな子どもの様子も。主催者は「イベントを通して多摩川への関心が地域全体で高まった」と手ごたえを口にした。

優勝を喜ぶメンバー=提供

中学硬式野球川崎西シニア 2年生大会で南関東制す 創立以来初のタイトル獲得

 中学硬式野球の日本リトルシニア関東連盟南関東支部の2年生大会「アカギカップ」の決勝が7月20日、南足柄運動公園野球場で行われ、区内を中心に活動する川崎西リトルシニアが優勝した。2009年の創立以来、南関東支部の大会での優勝は初。

 同大会は、同支部に所属する神奈川県、静岡県の56チームが参加。川崎西は、シードで2回戦から登場し、初戦で三島と対戦。エースの横山祐介選手(中原中)が7回2失点に抑え、4対2で勝利し、勢いに乗ると、続く3回戦で川崎中央、準々決勝で藤沢、準決勝で海老名を破り、決勝に進んだ。

 決勝の相手は、強豪の静岡裾野。1年生大会の準々決勝で敗れていた相手に、初回で先制を許すも、6回に同点に追いつき、最終回に相手のエラーから得点を奪いサヨナラ勝ち。悲願のタイトルを手にした。有間史竜主将(東高津中)は「昨年の1年生大会はベスト8で負けてしまったので、頑張ってその上に行きたいと思っていた。優勝できてうれしい」と喜びを語った。横山選手は「1戦1戦、目の前の試合に勝つことだけを考えていた。1試合戦うごとにチームが成長できた」と振り返る。

 大会を通じて失策が少なく、投手を中心とした守備のチームで勝ち上がってきた川崎西。徳永耕治監督は今回の載冠に「今までベスト8の壁を破れなかった。今回、選手が頑張ってくれて、初のタイトルを取ることができた」と選手たちを称賛する。続けて「今の3年生がしっかりとチーム内で役割を決めて体現していた。2年生は、その背中を見て、しっかりとチームがまとまり、一つになって優勝という目標に向かった結果」とチームの結束力を語った。

次は全国へ

 「やる気・負けん気・根気」をモットーに、野球技術の習得や基礎体力の向上だけでなく、チームの規律を重んじ、社会で通用する人間性の育成にも注力する同チーム。メイングラウンドとして多摩川河川敷の丸子橋硬式野球場、上丸子天神町第4球場を使用し、平日は週に一度、高津中学校を使って練習を行っている。

 有間主将は「このチームは元気があって、みんな仲が良い。今回の優勝で次は追われる立場になる。秋の大会でいい成績を残して、関東大会、そして全国大会に行きたい」と抱負を語った。徳永監督は「全国大会出場が目標。そこに向かってどれだけやれるか。しっかり取り組んでいきたい」と誓った。

総勢100人が参加するショー

エンタメとSDGsの祭典 8月16日・17日 小杉で

 エンターテイメントとSDGsを融合したイベント「アップサイクルフェス2025」が8月16日(土)、17日(日)の2日間、川崎市コンベンションホール(JR武蔵小杉駅そば)で開催される。

午前10時から午後6時。入場無料。

 主催するのは、イベント企画やダンス等のレッスン、アーティストのマネジメントを行う「川満アート・テイメント(株)」(麻生区)。同社は、4人組兄妹ユニット「bless4」、アニメ主題歌『創聖のアクエリオン』を歌う同ユニットのAKINOさんのマネジメントや、男女混合コーラスダンスグループ・AMWのプロデュースも行っている。

 今回のイベントは、「『作らない』『買わない』より『大切にしたい』」がテーマ。服の大量廃棄問題やごみ問題に対し、価値を高めるような加工や工夫を凝らし、エンターテイメントを通してSDGsに関心を持ってもらえるようさまざまな企画を実施する。

 メインとなるのは「アップサイクルファッションショー」。捨てられるはずだった服などをリメイク、リユースすることで新しい価値を与えて再生。その服を着て、総勢100人以上のモデルがランウェイを歩く。また、bless4、AMW、川崎純情小町☆らのステージが披露されるほか、写真や手芸などのワークショップ、服の交換会なども実施。複数のキッチンカー、物販のブースも設けられる。

 イベントの詳細は、公式ウェブサイト「あぷ祭」で検索。問い合わせは、同社【電話】044・543・9197。

「SHISHAMO」 宮崎さんと校歌を作成中 新小倉小の児童たち

 今年4月に開校した川崎市立新小倉小学校(幸区)の児童らが、川崎市出身の3ピースロックバンド「SHISHAMO」のギターボーカリスト、宮崎朝子さんと一緒に校歌づくりを進めている。完成する校歌は、12月13日(土)の開校記念式典でお披露目される。

 新小倉小学校は川崎市で115番目の小学校として開校した。6年生の児童から「自分たちの学校の校歌を自分たちで作りたい」という要望があり、「総合的な学習の時間」の中で、校歌づくりに向けた学習を開始。2019年に開校した市立小杉小学校(小杉町)が川崎ゆかりの音楽家に校歌作成を依頼していたことが分かり、幸区ゆかりの音楽家について調べたところ、幸区出身で、新小倉小の校章を手掛けた市立川崎総合科学高校(幸区)の卒業生でもある宮崎さんが最有力候補になった。

 6年生の児童らは「宮崎さんに校歌づくりをお願いしたい」と校長に相談のうえ、宮崎さん宛ての手紙を自分たちで考えて送付。すると宮崎さんから返答があり、5月27日には宮崎さんを学校に招いて交流会を開催した。児童が手作りのスライドで経緯を説明し、改めて「お願いします」と伝えると、宮崎さんは笑顔で快諾。このとき宮崎さんから「校歌に入れたい言葉をみんなで考えて」という宿題を与えられ、6年生を中心に全校生徒で言葉を考え、「新たな絆」「虹色のピース」などの8つの言葉が決まった。

 7月17日、再び宮崎さんを新小倉小に迎え、選んだ言葉と言葉に込めた思いを、児童が一人ずつ伝えた。宮崎さんは「一つ一つの言葉の意味を考えながら、新小倉小らしい校歌をつくりたい」とコメント。福岡弘行教頭は「児童一人一人の『自分たちが学校を作っていく』という思いを感じた。どんな校歌になるか楽しみ」と語った。

インタビューに応じる照屋さん

戦後80年 戦禍の記憶【9】宮前区平在住 照屋 真次さん(84) 沖縄戦で九死に一生 「教訓生かして」

 1945年3月末から6月末にかけて、日本軍と連合国軍が沖縄本土を中心に地上戦を繰り広げた。故郷の宮古島は地上戦こそ免れたものの、日本軍の飛行場が標的にされ、激しい空襲を受けた。

 母に手をとられ防空壕に逃げ込む際、隣を走っていた男性に機銃掃射の弾丸が当たった。「みんな自分たちのことで精いっぱい。誰も助けることができず、男性が背負っていた赤ん坊の泣き声だけが響いていた」。戦争は多くの一般市民を巻き込み、山のように積まれた死体を目の当たりにした。

 ある日、上陸作戦があるという噂が流れ、防空壕内はパニックに陥った。「米軍に発見されるのを恐れた兵隊が、泣き叫ぶ赤ん坊の命を絶とうとした瞬間、母が私の目を隠した」。5歳児にとって、戦争の残酷さは衝撃が強く、「戦後10年くらいは悪夢にうなされた」。昼夜となく相次いだ爆撃の記憶は、今も消えることはない。

 そして8月15日、終戦を迎えた。「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…」。防空壕の中で聞いた玉音放送は理解できなかったが、大人たちが笑顔で万歳している姿を見て、戦争が終わったことを悟った。「子ども心にうれしかった」と当時に思いを馳せる。

 米軍機が投下する「宣伝ビラ」を目にしたが、すぐに回収された。沖縄戦最大の悲劇「集団自決」や「対馬丸」の沈没の事実も、戦後になって初めて知った。「大本営発表は嘘ばかり。非国民と言われるので誰も反対できなかったのではないか」と回顧。沖縄戦では、多くの親戚が戦場へ駆り出された。「どうして死に行くのに、万歳して喜んでいるのか不思議だった。時代のせいだと言えばそれまでだが、やるせない」と語気を強める。

 高校卒業後、専門学校へ進学するためパスポートを使って上京した。その後、沖縄は72年に本土復帰を果たしたが、国土面積のわずか約0・6%にも関わらず、在日米軍専用施設の7割が集中している現状を憂う。「本土防衛を目的に捨て石とされた沖縄に、未だに多くの基地があるのはおかしい」。同胞の死を無駄にしないためにも、沖縄戦の教訓を生かしてほしいと願う。

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今年で戦後80年。体験者が年々減少し、戦争の記憶が風化しつつある。当事者の記憶を後世に残すとともに平和の意義について考える。不定期で連載。

映画の案内チラシ

平和のつどい 映画上映と被爆者の話 9月6日 市平和館

 川崎市民平和のつどいが9月6日(土)、川崎市平和館(中原区木月住吉町33の1)で行われる。午後1時から3時30分。主催は同実行委員会。

 13歳で被爆し、その後の人生の大半をカナダで暮らしながら核兵器廃絶のために立ち上がったサーロー節子さんの原点を探る長編ドキュメンタリー映画『ヒロシマへの誓い―サーロー節子とともに―』を上映。その後、神奈川県原爆被災者の会で活動する被爆者の陣川幸子さんが体験談を語る。主催者は「今こそ平和の大切さを考え、語り継ぐ必要がある」と参加を呼び掛ける。

 先着100人。参加費無料。申込みは8月29日(金)までで、定員になり次第締め切り。申し込みは同事務局(川崎市教職員組合)【電話】044・433・9101(平日午前9時から午後5時)。

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あやめ会 若者支える家族のつどい 8月16日 総合自治会館で

 NPO法人川崎市精神保健福祉家族会連合会あやめ会(長加部賢一理事長)主催の「精神疾患を持つ若者を支える家族のつどい」が8月16日(土)、川崎市総合自治会館(JR南武線武蔵小杉駅近く)で開催される。午後1時30分から4時30分。

 対象は10代、20代の精神疾患の当事者を支えている家族。「親としてどう対応したらよいのか」「病院に行かないと言われ、不安」などの悩みに寄り添う。1部は思春期専門の精神科医・石井美緒氏の講演と質疑応答を行う。2部では家族会の紹介や、グループに分かれて交流会を実施。長加部理事長は「若者特有の精神疾患を発症した同じ世代の当事者を支える家族と交流し、思いを話してみませんか」と参加を呼び掛ける。

 定員15人。参加費無料。申込み締め切りは8月14日(木)。問い合わせは同会【電話】044・813・4555(火・木曜、午前10時から午後4時)。

リバーFC 高井選手「海外」に歓喜 後輩「自分もいつか世界に」

 サッカーJ1・川崎フロンターレから、7月にイングランド・プレミアリーグのトッテナムに完全移籍した高井幸大選手(20)。クラブのアジア遠征では足のケガでメンバー外となったが、同選手が小学4年まで所属したジュニアチーム「リバーFC」(幸区)の後輩たちは、先輩の移籍に歓喜している。

 猛暑となった7月下旬の土曜日。リバーFCのメンバーは、川崎市立古川小学校(幸区)のグラウンドで練習に励んでいた。現在、リバーFCには約100人の児童が所属する。今年は小学4年のチームに女子8人が入り、男子と共に練習に打ち込んでいる。女子メンバーに高井選手の移籍の感想を尋ねると、口々に「うれしい!」。メンバーの一人は「私も練習を頑張って、高井選手みたいに世界で活躍したい」と元気に話した。

 小学4年と3年の指導に当たる山田昌弘さんは、元教え子の快進撃に「正直、驚いた」と語る。高井選手は5歳からリバーFCに所属し、小学5年でフロンターレの育成組織へと進んだ。山田さんは「当時から才能も実力もずば抜けていたけれど、まさかこのチームから世界で活躍する選手が出るなんて。後輩たちも勇気をもらえる」と手放しで喜ぶ。

 今年3月には、クラブ内の試合の「特別賞」用に高井選手にフロンターレのマフラーにサインを依頼したところ、快諾してくれたという。

 クラブの中心的な存在である小泉勇さん(小学6年)は「世界でもめいっぱい活躍してほしいし、自分もいつか世界のピッチに立ちたい」と意気込みを語った。

チネチッタのポート

電動モビリティ200台 市内でシェアリング開始 東京や横浜も移動可能

 川崎市内で電動キックボードや電動アシスト自転車など「マイクロモビリティ」と呼ばれる小型の乗り物のシェアリングサービスが、7月14日から始まった。まずは約70カ所の「ポート」に計200台を配備し、状況に応じて車両台数やポートを増やしていくという。

 電動キックボードなどマイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を展開する(株)Luup(本社・東京都)が運営する。同社は2020年5月に東京都でサービス提供を開始し、現在は大阪府や京都府、横浜市など主要都市で約1万4千カ所のポートを設置。今回、先行してサービスが展開されている東京都や横浜市の利用状況やユーザーの要望などから、新たに川崎市でもサービスを展開することになった。

 14日の時点で、チネチッタ(川崎区小川町)の立体駐輪場入り口横や京急川崎駅前ビル(川崎区砂子)、ローソン武蔵中原駅前店(中原区上小田中)といったコンビニエンスストアの店舗など約70カ所に、モビリティの停留拠点であるポートが開設された。

 利用時には、あらかじめスマートフォンに専用アプリ「LUUP」をインスト―ルのうえ年齢確認書類を登録し、複数の交通ルールテストすべてに満点で合格する必要がある。移動できる範囲は川崎市内に限らず、川崎市内から横浜市内や東京都内のポートでモビリティの発着ができる。

 同社の担当者は「住民のみなさんを始め、観光やビジネスで川崎を訪れる方々の移動をより便利にし、街の活性化に寄与したい」と話している。

 (株)Luupでは、駐車場の空き区画などのデッドスペースにポート開設が可能なオーナーを募集中だ。詳細と問い合わせはウェブサイト(https://lp.luup.sc/port-owner)から。

80年前の戦争を振り返る 8月17日まで 中原図書館

 今年は戦後80年を迎える節目の年。中原図書館は8月17日(日)まで、「戦後80年と戦争」と題した展示を5階一般特集書架コーナーで行っている。

 戦争の実相を理解する一助となることを目的に、図書館の資料を通じて世界中に大きな被害をもたらした80年前の戦争を振り返る特集。過去80年間に起こった戦争や、現在も続く紛争、また戦争そのものについて知る機会にしたいと考えて企画された。川崎市平和館から提供を受けた川崎大空襲のカラー化した写真も展示している。

 (問)中原図書館【電話】044・722・4932

梶が谷から武蔵新城へ 9月14日 歩こう会

 仲間と歩きながら健康増進と体力向上を目指す「中原歩こう会」が9月14日(日)に開催される。参加無料、申込み不要。

 当日は、午前8時に東急田園都市線「梶が谷駅」に集合。準備体操の後、8時15分に出発し、梶ヶ谷第3公園での休憩を挟みながら武蔵新城駅までの約5Kmの道程を歩く。ゴール地点に到着後、現地解散。主催者は「飲み物、帽子を各自で用意して楽しく歩きましょう」と呼び掛ける。雨天や熱中症の危険性が高い場合は翌週に延期。

 (問)事務局(中原区地域振興課)【電話】044・744・3323

「FC東京交流戦」の開催チラシ

GO!GO!!フロンターレ

女性限定!FC東京と交流戦

 川崎フロンターレは9月20日(土)、フロンタウンさぎぬまで18歳以上の女性を対象とした「FC東京交流戦」を開催する。現在、参加者を募集している。

 多摩川を挟んで熱い戦いが繰り広げられている「多摩川クラシコ」。同日に行われる第30節 FC東京戦の前哨戦として、FC東京が集めたメンバーと試合を行う。当日はフロンターレのスクール・普及コーチが指導にあたるため、誰でも楽しむことができる。

 午前9時から11時まで。定員24人(最少催行人数5人)。参加費は保険料込みで2500円。参加には、同クラブ公式ウェブサイト内の専用フォームから申し込みが必要で、9月3日(水)締切。応募者多数の場合は抽選となり、結果は9月5日(金)にメールで通知される。持ち物は、運動のできる格好、トレーニングシューズ(スパイク不可)、すねあて、飲み物、タオル、着替え等。試合のチケットは付帯されない。

 担当者は「リーグ戦前に汗を流し、トップチームの戦いに勢いをつけましょう」と参加を呼びかける。問い合わせは同クラブ メール:kids@frontale.co.jp。

画像は川崎フロンターレ