八王子版【9月11日(木)号】
最優秀賞の賞状を掲げる島田さん=本人提供

南多摩島田さん 全国かるた 最優秀賞に 都選抜チームで活躍

 都立南多摩中等教育学校(明神町/富川麗子統括校長)の島田萌生さん(18)=人物風土記で紹介=が7月、香川県で行われた第49回全国高等学校総合文化祭香川大会(かがわ総文祭)の小倉百人一首かるた部門に東京都代表チームの一人として出場し、最優秀賞(1位)を受賞した。

 高校対抗で行う近江神宮の高校選手権(かるた甲子園)とは異なり、各都道府県選抜チームでたたかう同大会。実力ある選手が都道府県の代表としてチームを組み、畳の上で熾烈な札取り合戦を繰り広げる。「文化部のインターハイ」とも呼ばれ、7月27日から29日にかけて香川県の高松市総合体育館で、予選リーグ・決勝トーナメントが行われた。

 島田さんは、同校のかるた同好会に所属しており、都代表には2年連続で選ばれている。東京都チームの6連覇がかかるなか、昨年は登録選手8人中8番目の「八将」での出場だったが、今年は実力を見込まれ「副将」での参戦となった。

調子悪く黒星

 団体戦は1チーム5人で行われる5対5のチーム戦。先に3勝したチームが勝利する。島田さんは予選1回戦に出場したが、6連覇のプレッシャーからか白星を逃す。「練習から調子が悪く、なかなか実力が発揮できなかった。連覇を止めてしまったら」と当時の切迫感を振り返る。

 決勝に進めるのは、各リーグで優勝した13チームと、準優勝チームのうち戦績上位3チームの計16チーム。東京都チームはリーグ優勝は逃したが、準優勝チームの上位として滑り込む形で決勝に進んだ。

 切り替えて挑んだ決勝トーナメントでは、1回戦の大阪府戦に出場。敗戦はしたが、「最後に盛り返しもできたし、自分のなかでは攻めれたと思う」と前向きに反省。仲間の勝利で駒を進めていき、迎えた京都府との決勝選。気持ちを引き締め、3勝のうち1勝目を勝ち取りチームを勢いづけ、東京都が都道府県代表47チームの頂点に立った。島田さんは「予選、決勝と2日間、自分にとっては非常に長く感じたが勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。
最優秀設計案に選ばれた『めぐり つつむ レストコモンズ』

船森公園トイレコンペ 最優秀設計案が決定 応募158件から選出

 市は船森公園(明神町)にある老朽化したトイレの刷新にあたり、設計コンペを実施。市内外から寄せられた158件の設計案の中から、このほど市内在住の建築士・廣戸海渡(ひろとかいと)さん(36)の作品「めぐり つつむ レストコモンズ」を最優秀設計案に選出した。

 設計コンペは、船森公園の公共トイレを景観・機能・維持管理などの面で総合的にデザインされた質の高いトイレにしようと、市が多摩地区で初となる設計コンペを企画して今年5月から設計案を公募したもの。若手・中堅の建築家やデザイナーの育成と活躍の場の創出という観点から参加資格を45歳以下の建築士としていた。

 八王子市景観アドバイザーを務める大学教授や市の担当部長らが評価員を務め、応募があった158案から8月1日の一次評価で6案を選出。20日に公開ヒアリングを兼ねた二次評価を実施して最優秀設計案と優秀設計案、入賞を決定した。

長く愛される施設に

 最優秀設計案に選ばれた廣戸さんの作品は、ゆるやかな曲線を描いたコンクリート造の建物にトイレとベンチを背中合わせに設けている。広場に面したベンチと一体化することで利用マナーの向上を図るとともに、市民の憩いの場として親しみのわく空間を目指した。使いやすさやプライバシーにも配慮している。

 評価員の座長を務めた多摩美術大学学長の内藤廣さんは「小さな建物にコンクリート造で強いフォルムを与えている。欲張りすぎずコンパクトにまとめているところが良かった」と評価した。

 表彰式で廣戸さんは「人の活動そのものがまちの景観となる場をつくりたいと考え、また長く親しまれるために破損やいたずらを防ぎ管理のしやすい設計とデザインとの両立を心がけた」と解説し、「皆様に親しまれ、八王子のまちに根付く空間の実現に向けて精一杯取り組んでいきたい」と意欲を語った。

入賞作品の展示会も

 今後は2025年度中に実施設計、26年度中に既存トイレの解体と新しいトイレの建築工事が行われる。また来月には入賞した設計案のパネルや模型をはじめ、応募作品すべてを紹介する展示会の実施も予定されている(10月2日(木)〜10日(金)八王子駅南口総合事務所の多目的スペース、10月14日(火)〜31日(金)市役所本庁舎1階ロビー)。

 市公園課は「多くの若手・中堅建築士の皆様からご応募を頂き、八王子のまちづくりに注がれた熱意・技術力・創造力は本市にとって大きな財産。熟慮の末に決定した最優秀設計案は、まちの新しい居場所となり、人々がまちをめぐる楽しさを育んでくれるものと期待する」と話した。

第49回かがわ総文祭の小倉百人一首かるた部門で東京都代表チームの優勝に一役買った 島田 萌生(めい)さん 都立南多摩中等教育学校在学 18歳

かるたで共に切磋琢磨

 ○…都道府県対抗でたたかう「かがわ総文祭」の小倉百人一首かるた部門。副将として東京都代表チームに参加し、1位である最優秀賞に輝いた。しかし、予選では調子をつかめず自身は黒星スタート。学校の異なる仲間たちに支えられ、なんとか決勝リーグへ。「まさか決勝に進めるなんて」と仲間の努力に感謝し、優勝決定戦では貴重な1勝目を奪取して、勝利への道を切り開いた。

 ○…かるた歴は10年になる。きっかけとなるアニメ『ちはやふる』を勧めてきたのは父親で、「きっと私に集中力をつけさせたかったのかな」と推測する。もともと読書や活字が好きで、和歌で紡がれる百人一首かるたは自身にぴったりだった。入会した地域のかるた会では、「教えてもらって1枚取れたとき、褒められたのがとてもうれしかった」という。夢中になって練習した結果、始めて半年で出場した大会で優勝するほど急成長した。

 ○…「みんなでやれたら楽しいだろうな」。それが進学した都立南多摩中等教育学校でかるた同好会をつくった動機だ。同校では学校行事に百人一首かるた大会があるため、強い生徒に「やってみない?」などと声をかけ、日々切磋琢磨している。かるたのもうひとつの魅力は、他県の仲間とのつながり。今大会でもそうだったように、「一生ものの友達ができる」とかるたを介した絆を大切にする。

 ○…普段はマイペースな性格だが、競技になると札の払い方を貪欲に研究するなどストイックな面を見せる。現在はかるた部のある大学への進学を目指し、受験勉強に全力を注ぐ。変化といえば、同好会を引退してから父親がかるたを本格的に始め、大会で入賞するという驚きの出来事も。

Instagramの効果的な運用法を習得した参加者たち=実行委員会提供

まちゼミ、SNSで積極周知 16日から受講者を募集

 専門店の知識やワザを学べる「まちゼミ」の魅力を多くの人に知ってもらおうと、運営側がSNS(Instagram)発信を学ぶ研修会が8月30日、中町のレンタルスペースWakU2で行われた。

 「八王子まちゼミ」は市内を会場におおよそ年に2回実施しており、近年は50ほどの講座に対し、一般参加者が毎回のべ500人ほど受講している。

 実行委員会の今井治会長によると、「(講座一覧を載せた)紙媒体で集客すると50〜60代が中心になるが、Instagramの発信で20〜40代の層にもまちゼミの魅力を訴求したい」という。研修会では、発祥の地である愛知県岡崎市の「岡崎まちゼミの会」代表・松井洋一郎さんと、SNSの運用に明るい若狭ゆいかさんを講師に、Instagramでの効果的な発信方法を学んだ。

今回は59講座

 「第24回八王子まちゼミ」の受講者を募る申し込みは、9月16日(火)から各店で始まる。開催期間は10月1日(水)から31日(金)まで。今回は筆ペンアート体験や筋トレマシン体験、補聴器体験、和太鼓体験など、さまざまなジャンルから59講座が出そろった。

 予約は先着順。各店舗の連絡先や講座情報は、「八王子まちゼミ」で検索を。

6月に100歳になった阿山さん(左)と同所管理者の岡田さん

9/15敬老の日 市内で暮らす“長寿”たちに聞く

 9月15日は敬老の日。八王子市の住民基本台帳に住所が登録されている100歳以上はなんと348人もいる(2025年6月末時点)。今回は、年齢を重ねながら市内で元気に暮らす長寿3人に話を聞いた。

自分以外は「先生」だから 阿山多喜也さん

 6月で100歳を迎えた阿山多喜也さん。西寺方町のサービス付き高齢者向け住宅「サクラタウン西寺方」に5年前から入居している。同所内の最高齢者でもある阿山さんは、「他の入居者さんから目標とされる存在」(管理者の岡田優希奈さん)だという。

 阿山さんは100歳ながら、2日に1回ほど、近くのドラッグストアに一人徒歩で買い物に出かけたり、時にはバスに乗りスーパーマーケットへ行く。また住宅内にはレストラン食堂があるが、朝ごはんは自室でパンを焼き、牛乳と一緒に食す。衣類も自分で洗濯するなど、少しでも身の回りのことを自分で行おうとするのだ。

海と共に

 阿山さんは島根県の隠岐島で牡蠣の養殖業に勤しみ、毎日海に出て海と共に人生を歩んできた。86歳で陸に上がったあとは、親戚のいる和歌山県へ。妻がこの世を去ってから、長男のいる八王子に転居した。

 「牡蠣や真珠のことなら自信はあるけど、他のことはまったくわからない。だから、自分以外の人のことは『先生』だと思っている」と話す阿山さん。岡田さんのことも「先生」と呼び、驕らない謙虚な姿勢がサクラタウンでも親しまれている。

 現在は週に1回、運動系のデイケアに通ったり、ヘルパーさんの生活支援を受けながら、矍鑠(かくしゃく)とした生活を送る阿山さん。先日の誕生日にはスタッフや他の入居者たちに祝ってもらったといい、「ありがたいね。みなさんのおかげです」と優しく微笑んだ。

生きがいは茶道 山口ヨシ子さん

 数えで100歳を迎えるのは、1926年生まれで元本郷町在住の山口ヨシ子さん。

 中野町で生まれ、若い頃は都心の企業に事務員として勤務した。宮大工だった夫と結婚し、多いときは5〜6人の弟子が住み込むなかで、食事や生活の面倒を請け負い「毎日大変だった」と振り返る。

 現在はお茶の師範として茶道を教えることが何よりの楽しみで、生きがいでもある。茶道の作法を修め、多くの人と関わりながら元気に暮らす山口さん。「これ以上、望むことはありません」と締めくくった。

90まで続けたダンス 伊藤正子さん

 伊藤正子さんも、数えで100歳を迎える元本郷町在住の女性だ。

 生まれは大横町。家族で八幡町で暮らし、戦争に翻弄されながらも陸軍省の仕事に就き、東京消防庁に勤めていた夫と結婚。元本郷町に家を構えた。

 60歳代のときに夫が亡くなり、友人の勧めもあり社交ダンスを始めることにした。振りを覚えたり姿勢に気を付けたり、ダンスの面白さに魅了され、気付けば90歳までやり切った。「社交ダンスが健康の秘訣でしょう」と伊藤さん。

「ここまで元気で来れたのも、家族に大事にしてもらったおかげです」

めだかやドットコムレコード 就労支援事業所の説明会

 就労に必要な知識や能力を身につけられる就労継続支援B型事業所「めだかやドットコムレコード」の事業所説明会が9月17日(水)に開催される。

 会場はめだかやドットコムミュージアム(子安町1の9の4 東和エクセレントシティ1階)。時間は午後3時から。本人ではなく家族や友人などの参加も可。申し込みフォームはhttps://forms.gle/XWXV37V6DnFZupP67。

 問い合わせは同事業所の高山さん【電話】︎042・649・7402。

創業年について「享保二年」と書かれた巻物を見せる西川社長

きものにしわ 創業「天保」ではなく「享保」? 清掃中に巻物を発見

 八幡町の老舗呉服店「きものにしわ」でこのほど、創業年が天保時代ではなくそれよりさらに前の享保2年だったことがわかった。

 もともと同店は「創業195年」を謳っていたが、蔵の清掃中に見つかった巻物に、「1717(享保2)年に創業した」という記述があることを発見。今年で創業308年になるという。西川誠治社長は「驚いたが、先代が築いた歴史や思いを紡いでいく姿勢は変わらない」とコメント。9月18日(木)から22日(月)まで、同店内で実施する大創業祭内で特別に巻物を展示するという。

初心者からハイレベルな選手まで参加した=主催者提供

スラロームスケートボード 72人が参加 館町で大会と体験会

 スラロームスケートボード競技の大会「FLASH SLALOM SKATE CONTEST」が、8月9日に館町の館クリーンセンターで開かれ、初開催ながら市内外から72人が参加する盛り上がりをみせた。

 市内在住のプロスラローマー・西谷流星さんらが実行委員として企画。八王子における競技人口の拡大や世界で活躍できる人材の育成、子どもの運動促進などを目的に、ハイブリッドスラロームやタイトスラロームのコンテスト、初心者向けの無料体験会などが行われた。またごみ処理場を会場にすることで、ごみの分別やリサイクルなど環境保全への理解向上も目指した。

地域に浸透

 各クラスの優勝者はタイトビギナー・伊藤毅、ハイブリッドビギナー・長井優、タイトオープン・西谷流星、ハイブリッドオープン・酒井章汰(敬称略)。実行委員会は「幅広い年代が参加し、スポーツを通じて交流することができた。地域イベントとしてステップアップしていきたい」と展望する。

荒井さん(左)と道下さん

子無し相続・遺言のリアル 無料セミナーと相談会

 近年増えている、子どもがいない人や未婚の人が亡くなった場合の相続や遺言について学べるセミナーと個別相談会が、9月から10月にかけて八王子オクトーレ12階で開催される。参加無料。

 講師は八王子で2千件以上の遺言書作成や相続手続き相談を支援してきた相続の専門家、行政書士法人相続ワンストップ(横山町)の荒井兄吾さんと道下優子さん。二人は「自分や子どもが未婚で子無しの場合、相続人は親が亡くなっていればきょうだい、いなければ甥や姪などと対象が広がっていきます。相続人と疎遠だったり世代が離れていることでトラブルの元になることも。他人事と思わず、ご参加ください」と呼びかける。

 セミナーは9月25日(木)と10月5日(日)の午前10時から11時30分まで。個別相談会は9月28日(日)、29日(月)、30日(火)、10月7日(火)、13日(月)の午前9時から午後5時まで。申し込みは【電話】042・686・3816

過去開催時の様子

屋外映画を楽しもう 南大沢町会主催 9月20日

 芝生でゆったりと映画を鑑賞できるイベント「第5回ガーデンシアター2025秋」が9月20日(土)に行われる。

 南大沢町会主催で、町会会員以外も参加可能。会場は、カフェやヨガスタジオを運営するLin―Na(南大沢2の204の8)にあるガーデン広場。

 今回の上映テーマは、八王子で開催されている「八王子Short Film映画祭」の昨年の受賞作品。

 ▽鈴木絢子監督『花人』(第12回学生部門準グランプリ)▽浅野実祈監督『1LJK』(第12回学生部門グランプリ)▽村口知巳監督『ホノルル』(第12回一般部門準グランプリ)▽高村剛志監督『落暉』(第12回一般部門グランプリ・八王子市長賞)の4作品の上映を予定(変更になる可能性あり)。ポップコーンやドリンクなどの販売もある。

 午後6時30分開場、7時開演。8時30分終演予定。参加無料。雨天時は、同カフェ2階で実施。駐車場には限りがあるので徒歩または公共交通機関での来場を。

 同イベントの詳細や問い合わせは、南大沢町会の飯田さん【電話】070・6980・3237。

自然の中でたくましく

高尾LC 木登りで成長を実感 小・中学生の参加者募集

 安全な専用のギアとロープを使って、木登りに挑戦しよう。小・中学生を対象にした「ツリークライミング体験会」が、10月11日(土)に富士森公園こども広場(台町)で開かれる。参加無料。

 東京八王子高尾ライオンズクラブ(小林佳古会長)主催の人気企画。木登りは自然と触れ合いながら運動能力やバランス感覚、判断力を養えるほか、自力で登ることで達成感や自信も育める。

 対象は小学1年生から中学3年生まで。【1】午前10時〜11時30分、【2】午後0時30分〜2時、【3】午後2時〜3時30分の全3回。各回定員10人(申込み先着順)、満員になり次第締切。お菓子と飲み物の配布あり。体験後には修了証を進呈する。

 9月16日(火)午前11時から受付開始。申し込みは同クラブ【電話】042・643・2858(月・火・金...午前11時〜午後4時/木...午前11時〜正午)へ。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

思い出の画廊で父娘展 ギャラリー新、18日から

 ハンドメイド作家の神谷晶子さん(44/市内在住)が9月18日(木)から6日間、「父と娘展〜ハンドメイドマルシェ」をギャラリー新(万町5の3)で開催する。午前10時から午後5時まで(最終日は4時まで)。

 晶子さんは、車のフロントガラスの廃材(接着剤)を利用した透明の絵具で描く「ディンプルアート」のインストラクター資格保持者。SDGsの観点からも注目されている画材で、乾くとさざ波のような凸凹模様が現れるのが特徴の一つ。ステンドグラスのような風合いで、晶子さんはこれを用いて愛犬の似顔絵などを手掛け好評を得ている。

 今回の展示は、水彩画などを嗜む実父・佐久間晃一さん(78)との共催。晃一さんは62歳から風景画などを描き始め精力的に活動。長年連れ添った夫人を2年前に亡くしたが、描くことが悲しみを乗り越える支えになっているという。

 「父と娘の二人展」は2021年秋に初めて同所で開催。そんな思い出の画廊が2025年末に閉館することを知った晶子さんが、2回目の開催を提案した。今回の展示に向けては、鹿児島県の「与論島の景色」をテーマにそれぞれ作品を制作。画風の違う二人の作品が並ぶ。「(同展の開催は)気恥ずかしさはあるが、定期的に会う理由にもなるので決めました」と晶子さん。

 会期中は晶子さんのマルシェ仲間がワークショップを実施する。晶子さんは「一緒に楽しめるよう、アートに親しみやすい空間にします。お気軽においでください」と呼びかける。詳細はInstagramで「nikori_works」で検索。

はちおうじピンクリボン 夜空をピンクに 乳がん啓発

 乳がん検診の大切さを知ってほしいと市内で活動する「はちおうじピンクリボン」が、今年も夜空をピンクに灯す――。八王子富士森競技場で9月13日(土)、「スカイランタン(R)」イベントが行われる。現在参加者を募集している。

 昨年10月に初開催された同イベントには、約660人が参加。会場一面に広がる幻想的なランタンの光が、多くの参加者を魅了した=写真。

 はちおうじピンクリボン事務局担当者は「今年も、夜空に願いを込めてランタンを上げる特別なひとときを、皆さまと分かち合えればと願っております。ぜひご家族やご友人お誘いあわせの上ご参加ください」と話している。

 受付は当日午後3時から。打ち上げは8時15分を予定している。参加費は1基2500円(当日申込みは3000円)。参加希望者はウェブサイト(https://forms.office.com/r/d5huwM7W8y)から事前申込みを。今年は同日・同会場で「はちスポ夏祭」も開催。

多摩読売写真クラブ ヤスタケで「有志展」

 ギャラリーカフェ ヤスタケ(八幡町12の11)で9月30日(火)まで、多摩読売写真クラブの有志7人による「有志展」が開催されている=写真。9月30日まで。入場無料。

 同クラブは読売新聞社が後援するアマチュア写真愛好家らでつくる全国組織の多摩支部。41年の歴史を持ち、会員同士、技術向上や交流を楽しんでいる。

 有志展では風景や動物、祭り、滝行、コスプレイヤーなど、7人の個性を感じるさまざまな作品が並ぶ。出展者の木崎久男さんは「ヤスタケは2階がギャラリーで1階がおしゃれなカフェ。お茶がてらぜひ見に来て」と呼びかける。

 観覧は午前11時から午後5時まで(土曜・日曜は休み/最終日は午後3時)。問い合わせは木崎さん【携帯電話】090・1612・1149。

講師を務める波多野さん

秋空に響くオカリーナ 大善寺で文化講座

 大善寺(大谷町1019の1)が開く文化講座「お寺の学校」が、9月23日(火・祝)に開催される。オカリーナ演奏家・製作者の波多野杜邦さんが講師を務め、「オカリーナで味わう秋の調べ」と題し行われる。

 波多野さんは3オクターブの音域を出せるオカリーナ『ICARUS(イカロス)』を開発し、ソロ演奏や合奏団でアンサンブル活動を展開。オカリーナのための楽曲を多数作曲して、CDも第5集までリリースしている。

 当日は『タイスの瞑想曲』や『愛の挨拶』『赤とんぼ』など多彩なジャンルの曲やオリジナル曲を披露する。

 午後1時から1時50分まで(2時からお彼岸法要)。参加費無料。事前申込制で定員50人。問い合わせは同寺【電話】042・642・0716。