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公開日:2025.09.11

南多摩島田さん
全国かるた 最優秀賞に
都選抜チームで活躍

  • 最優秀賞の賞状を掲げる島田さん=本人提供

 都立南多摩中等教育学校(明神町/富川麗子統括校長)の島田萌生さん(18)=人物風土記で紹介=が7月、香川県で行われた第49回全国高等学校総合文化祭香川大会(かがわ総文祭)の小倉百人一首かるた部門に東京都代表チームの一人として出場し、最優秀賞(1位)を受賞した。

 高校対抗で行う近江神宮の高校選手権(かるた甲子園)とは異なり、各都道府県選抜チームでたたかう同大会。実力ある選手が都道府県の代表としてチームを組み、畳の上で熾烈な札取り合戦を繰り広げる。「文化部のインターハイ」とも呼ばれ、7月27日から29日にかけて香川県の高松市総合体育館で、予選リーグ・決勝トーナメントが行われた。

 島田さんは、同校のかるた同好会に所属しており、都代表には2年連続で選ばれている。東京都チームの6連覇がかかるなか、昨年は登録選手8人中8番目の「八将」での出場だったが、今年は実力を見込まれ「副将」での参戦となった。

調子悪く黒星

 団体戦は1チーム5人で行われる5対5のチーム戦。先に3勝したチームが勝利する。島田さんは予選1回戦に出場したが、6連覇のプレッシャーからか白星を逃す。「練習から調子が悪く、なかなか実力が発揮できなかった。連覇を止めてしまったら」と当時の切迫感を振り返る。

 決勝に進めるのは、各リーグで優勝した13チームと、準優勝チームのうち戦績上位3チームの計16チーム。東京都チームはリーグ優勝は逃したが、準優勝チームの上位として滑り込む形で決勝に進んだ。

 切り替えて挑んだ決勝トーナメントでは、1回戦の大阪府戦に出場。敗戦はしたが、「最後に盛り返しもできたし、自分のなかでは攻めれたと思う」と前向きに反省。仲間の勝利で駒を進めていき、迎えた京都府との決勝選。気持ちを引き締め、3勝のうち1勝目を勝ち取りチームを勢いづけ、東京都が都道府県代表47チームの頂点に立った。島田さんは「予選、決勝と2日間、自分にとっては非常に長く感じたが勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。

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