伊勢原版【10月10日(金)号】
観客に向かって「サンキュー」と応える尾形さん

伊勢原観光道灌まつり 2日間で29万人来場 「サンキュー」で一体感

 第58回伊勢原観光道灌まつりと第51回商工まつりが10月4日、5日の2日間にわたって伊勢原駅周辺を会場に開催され、2日間で約29万人が来場した(主催者発表)。

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 初日は昨年に続き、あいにくの雨模様となった市内最大級の催し。始まりはおまつり広場で、山伏姿の宝城坊神木のぼり保存会による神木のぼりが執り行われ、まつりの安穏平安などを祈願。その後、各会場では雨にも負けずダンスやバンド演奏などさまざな催しが行われ、まつりの盛り上がりに一躍買っていた。

 また商工まつりでは、25チーム、総勢500人が参加し、メインイベントのISEHARAソーレが行われた。参加団体それぞれが華やかな衣装に衣装に身を包み、迫力の演舞や華麗なダンスを披露し、沿道に訪れた多くの観光客を魅了していた。

 5つの商店会による商店会連合会も各会場で趣向を凝らしたイベントを開催。商工会の各部会もシティプラザに出店し、こども向きのゲームコーナーやくじ引きなどが行われ、会場は子どもたちの笑顔と歓声で熱気に溢れていた。

 翌日は天気も回復、メインイベントの「太田道灌公鷹狩り行列」、「北条政子日向薬師参詣行列」などのパレードが行われた。今年は道灌公にお笑いトリオ「パンサー」の尾形貴弘さんが、政子役に3時のヒロインの福田麻貴さんが扮し、尾形さんは馬上から自身の持ちギャグである「サンキュー」を連呼。沿道から「サンキュー」「尾形さ〜ん」の呼びかけに「サンキューは一人一回まで」などと返すなど、来場者との一体感が生まれていた。また、途中馬から降り、観客との記念撮影やサインにも応えるなど、会場を盛り上げていた。

 イベントの様子をおさめた写真は10月17日(金)発行号で紹介する予定。
有言実行を果たした松田選手

伊勢原ボウル松田寿夏選手 最年少で初優勝果たす 山梨レディースアマ部門

 伊勢原ボウリングセンターの教室に通う松田寿夏さん(海老名市立今泉中学校2年)が、9月27日、28日に山梨県内で開催された2025山梨レディースプロボウリングトーナメント兼男女アマチュア選手権に出場。女子アマチュア部門で最年少優勝を果たした。松田選手は8月の全中選手権でも優勝。世代日本一に輝いている。

 女子アマチュア部門には昨年同大会の優勝や国体選手など30人がエントリー。予選は前後半3ゲームずつの6ゲームで争われ、松田選手は1ゲーム目、「緊張で力が入りすぎた。自分のボウリングが出来なかった」と大きく出遅れる。しかしかえって冷静さを取り戻し予選を1位で通過、準決勝にコマを進めた。

 準決勝には12人が進出。予選とは別会場になり、レーンへの対応など一からの立て直しになり、他の選手同様松田選手も苦戦、前半終えて6位に。「決勝に進む4人まで、点差が少なかったので諦めなかった」と松田選手。レーンに悩みながら投げ方を変えるなど、普段のスタイルとは違う方法で臨んだことが功を奏し、2位で決勝に進んだ。

「コーチとの練習で、いろいろな状況に応じたプレーを出来るようにしてきた。全中優勝などの経験で、いろいろな引き出しが出せるようになった。成長を実感できた」と自己分析する。

 決勝は4人のトーナメント戦。初戦を勝ち上がり、迎えた優勝決定戦。対戦相手は昨年同大会で優勝した選手。「本当に強い選手なので、勝てるとは思わなかった。自分らしく挑もうとだけ思った」。相手の練習を見てレーンのクセを判断。ここでは普段ほとんど使っていない新しいボールを選択。ボールの速度を抑え、ピンが割れないよう、試合展開を読んで試合に臨んだ結果、38本差をつけ、最年少優勝を果たした。「『優勝する』と皆に宣言していたので有言実行できて良かった」と喜びを語った。

 小学校5年の頃からプロをめざす松田選手。大会の前には必ず先祖の墓参りに出向くという。

 松田選手は昨年に続き、U―15ジュニアジャパンにも選抜されている。

厚木伊勢原倫理法人会の会長を務める 相原 弘直さん 伊勢原市在住 57歳

家族や仲間を何より大切に

 ○…毎週の例会は朝6時30分から。厚木伊勢原倫理法人会の例会であるモーニングセミナーでは、全国の会員から講師を招き、経営者としての生き方心の在り方などを共に学ぶ。「朝だからこそいい。もっとたくさんの経営者に、この魅力を知って欲しい」と力を込めて話す。例会では様々な経営者の体験談などを聞く。失敗した経験も成功した話も。苦難を乗り越えたエピソードも共有して自らのものとし、知識と視野を広げてゆく。そんな団体でリーダーを務める。

 ○…愛媛県松山市出身。大学を卒業後は都内に住み、6年にわたって企業に勤めた。学生時代にアルバイトした縁から株式会社ティー・シー・エスに転職。先代社長の下、他の従業員と共に汗を流し、2022年に社長に抜擢された。同社は神奈川県内や九州に拠点を構え、各地で介護保険指定事業所などを運営している。

 ○…「自分は社長になって4期目。経営の勉強はまだまだこれかから」と謙遜する。毎年社員に配る新年度の「経営計画書」には、目標とする売上高などの数字が一切ない。その代わり、元気で明るいこと、仲間を大切にすることなどが求められる。「仕事は人と人。チームが仲良くなければいい仕事はできない。結果はおのずと付いてくる」とうなずくように話す。

 ○…息子は結婚し孫にも恵まれた。「都内に住んでいるから毎日のように会えるわけでないけれど、やっぱり孫はかわいい」と話す表情は一瞬で経営者から「おじいちゃん」の顔に。まもなく娘の結婚式も控え「今年最大のイベント。たぶん式の間ずっと泣いていると思う」とつぶやく顔には、何よりも家族を大切に思うやさしさが溢れていた。

伊志田高校

伊志田高校 創立50周年を記念し祝賀会 11月7日 市役所レストランで

 伊志田高校が創立50周年を記念し、11月7日(金)に市役所レストラン(伊勢原市民文化会館隣り)で祝賀会を開催する。

 同校は1976(昭和51)年に開校。伊勢原市石田に開校するにあたり、相模風土記に石田村(伊志太牟良)と萬葉仮名があり、「太」を「田」に置換することで、伊勢原の伊と石田の田が含まれ、志は「少年よ大志を抱け」に通じることから決定された。

 第1期生で同窓会「水無月会」の会長を務める関谷泰弘さんは「母校の創立50周年を契機に、昔の懐かしい仲間たちと語り合えることを楽しみにしています。卒業生の皆さん、お気軽にご参加ください」と話している。

 祝賀会は午後5時開演(受付4時30分)で、会費は5000円。二次元コードから申し込みを。10月20日(月)締め切り。(問)水無月会メールminazukikai.mk@gmail.com

伊勢原支援学校生徒が リサイクル工場を見学

 県立伊勢原支援学校高等部の生徒14人が9月25日、厚木市に拠点を置くベストトレーディング株式会社(堀内継由社長)で職場体験に臨んだ。

 同社はリサイクル事業を主な事業とし、障害者を積極的に雇用し、就労継続支援B型事業所も併設している。

 堀内継由社長は、「働く人が幸せになることを願う会社です。今日の体験をきっかけにリサイクルについて考える機会を多く持ってもらえたら」と挨拶をした。 

 生徒は同社のリサイクル事業がSDGs活動にどのように貢献しているかについての説明を受けた後、工場へ移動し牛乳パックやペットボトルなどの資源が再生されるまでの工程を見学した(=写真)。

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迫力の「鵜飼 空之働」の一場面

雨を衝く 深遠の美 伊勢原市民文化会館に700人

 江戸元禄年間から続く神事芸能「火祭薪能」が10月1日、今年は雨天のため会場を伊勢原市民文化会館に移し開催された。本来の会場である大山阿夫利神社社務局「能楽殿」の、大山の自然を背景とした幽玄な雰囲気とは趣を変えたものの、約700人の来場者が名演者による舞台を心ゆくまで堪能した。

 公演は、山階彌右衛門の「一人翁」で幕開け。続いて、松木千俊の「道灌」、武田文志の「羽衣キリ」という二つの仕舞が披露された。狂言は、山本東次郎、山本凜太郎、山本則秀の三氏が「秀句傘」を上演し、笑いを誘った。能の演目「鵜飼 空之働」では、観世清和が前シテ、観世三郎太が後シテをそれぞれ務め、長きに渡り受け継がれてきた心と技の舞台がクライマックスを迎え、観客を魅了した。また、「大山能狂言親子教室」や「大山能楽社保存会」による演目も披露され、舞台に華を添えた。

秋の味覚 伊勢原の柿 収穫作業が本格化に

 県内有数のフルーツの産地として知られる伊勢原市。9月下旬から柿の収穫作業が始まった。

 市内高森で柿を栽培する布施信之さん(61)の柿畑では「富有」や「次郎」、「太秋」など50本ほどを栽培する。今年度、JA湘南果樹部会伊勢原支部カキ部長も務める布施さん。今年の出来について「高温障害で実が小さかったり、強い日差しで日焼けしたものもあったが、全体的に実の付きは良い」と話す。

 伊勢原産の柿は「伊勢原カキ」として「かながわブランド」や「日本遺産のまち伊勢原うまいものセレクト」に登録され、品質の高さに定評がある。布施さんは「一番美味しい時を見計らって出荷しているので、直売所などで買う方が新鮮で美味しい。ぜひ伊勢原の柿を味わってください」と話す。

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