宮前区版【10月17日(金)号】
閉会式で準優勝盾を持ち行進する選手=学校提供

法政二高硬式野球部 33年ぶり関東大会へ 平松主将「新しい歴史を」

 神奈川県高等学校野球秋季大会の準決勝が10月4日、サーティーフォー保土ヶ谷球場で行われ、法政大学第二高校硬式野球部(中原区)が3対2で立花学園を破り、33年ぶりに関東大会への切符をつかんだ。7日に行われた決勝では横浜に敗れたものの準優勝。神奈川第二代表として関東大会に挑み、1984年以来のセンバツ出場を目指す。

 同校は、今夏に行われた県大会で11年ぶりにベスト16まで進んだ。この時から試合に出ていた主将の平松迅選手(2年)、投手の松田早太選手(同)、榑松正悟選手(同)らを中心に新チームが始動。8月中旬から始まった秋季大会の地区予選で、昨年の春季県大会を制した強豪・武相と同組になり、4対11で敗れたものの、2勝1敗で本選へ駒を進めた。

 本選では、初戦の2回戦で湘南学院に勝って波に乗ると、続く3回戦で藤沢翔陵を延長タイブレークで破り、4回戦で横浜商大、準々決勝では中原区対決となった市立橘に勝利を収め、準決勝進出を決めた。

 勝てば関東大会への出場権を得られる準決勝の相手は、強打の立花学園。この試合をエースの松田選手が相手の強力打線を抑え、3対2で勝利。33年ぶりに関東への切符をつかんだ。続く、決勝では、今春のセンバツ優勝校で、夏の神奈川王者・横浜に0対12で敗れたが、準優勝で神奈川第二代表として関東大会に臨むことになった。

「挑戦者として」

 絹田史郎監督は「選手たちが本当によく頑張った。地区予選から楽な試合はなく、粘り強く戦ってくれた」と振り返る。伝統の投手を中心とした守りの野球を体現しているという現チーム。そこに主砲の榑松選手らの打線もかみ合い、「バランスの取れたチーム」と絹田監督は評する。

 立花学園戦で本塁打を放つなど打線をけん引する榑松選手は「チャンスを作ってくれる仲間がいるのでホームに返すだけ」と平常心を心掛ける。本選2回戦から5試合で登板した松田選手は「関東では、今まで戦ったことのないチームとも対戦する。ひるまず、自分の投球をしたい」と意気込みを語る。

 同校はかつて、甲子園で春夏連覇を成し遂げるなど輝かしい実績を誇る。春は84年、夏は88年以来聖地から遠ざかっている。関東大会でベスト4に入れば、センバツへと近づく。平松選手は「挑戦者として立ち向かっていくだけ。センバツの出場権を得ることが目標。OBや応援して下さる方が多く感謝している。プレッシャーに感じず、自分たちで新しい歴史をつくっていきたい」と飛躍を誓う。絹田監督は「一戦一戦準備してしっかり戦っていきたい。過去に近づく努力を積み重ねるだけ。皆さんに応援してもらえれば」と話し、二高復活ののろしを関東でもあげる。

 関東大会の初戦は10月19日(日)、埼玉県1位の花咲徳栄と対戦する。

手話の部を楽しむ参加者

野川の4校で「夢フェス」 子ども主体、地域の支えで

 野川中学校区(野川中・野川小・西野川小・南野川小)の児童・生徒が10月11日、「野川夢フェス」を西野川小学校体育館で初開催し、多くの子どもたちが交流を深めた。イベントの実施は、「夢をかなえる方法を学んでほしい」という、地域の大人たちの活動の成果でもあった。

 「楽奏会」と銘打ったイベントは、【1】友だちを作りたい【2】4校のつながりを持ちたい【3】自由に遊べる場所にしたい―という子どもたちの3つの夢の実現の場として企画された。

 会場の設営から保健所の申請、司会進行にいたるまで、全ての作業を子どもたちが担った。当日は学校や学年の垣根を越えて参加できるよう、音楽をテーマに歌や手話、ダンスなどを実施。それぞれに工夫が凝らされ、参加者は笑顔でイベントを楽しんだ。

 夢フェス開催実行委員会の代表・田原凛美さん(野川中3年)と涌井晴生さん(同1年)は「不安もあったが、会議を重ね、楽奏祭を開催できて本当に良かった。当日、想定より時間が早まってしまったり、計画通りに進まないこともあったが、無事に楽奏祭を終えることができた。これからも夢会議で地域をより良くする『夢を叶える』企画ができたら良いと思う」と話した。

 フェスの開催は、野川地域の大人たち10人で構成される「NPO法人のがわドリームプロジェクト」(平野洋一理事長)がサポート。同法人は子どもたちが自ら企画し、夢をかなえる方法を学ぶ力を育む環境づくりを目指して今年5月に設立。今年度6回の会議を見守り、夢の実現に向けてアドバイスを送ってきた。

 平野理事長は「子どもたちが大人になったら、一緒に野川を楽しい街にしていきたい」と将来に期待を寄せた。

審査委員長として宮前区フォトコンテストに携わる 山口 勝廣さん 南野川在住 85歳

「木曽」に魅せられ60年

 ○…日本写真家協会の元副会長。今年節目となる20回を迎えた宮前区「フォトコンテスト」で、第3回から審査委員長を務める。入賞作品を一つひとつ丁寧に、独自の視点で分かりやすく解説する写真のプロだ。「撮影技術だけではなく、写真の内容やメッセージを審査するユニークなコンテスト。年々バラエティー豊かなになっている」とほほ笑む。

 ○…名古屋市出身。めんこやビー玉集めに夢中だったが、空襲ですべてが灰となった。中学・高校では卓球部で汗を流し、国体にも出場したスポーツマン。中2のときに親に借金して、今も大切に保管する高級カメラを手に入れた。近所の女子を撮影した写真を褒められ一気にのめり込んだ。「当時はフィルムの時代。36枚しかないので、設定や構図を考え抜いて撮っていた」と振り返る。

 ○…大阪の専門学校を卒業後、出版社に入社。女性誌のカメラマンとして腕を磨き、5年後に独立。ライフワークとして続ける「木曽詣で」は60年を超えた。現地で個展を開催し、木曽ふるさと大使にも任命されている。2014年の御嶽山の噴火の際は警察よりも早く現場に着き、シャッターを切った。「山で囲まれた地域に根付く御岳信仰に興味を持ったのがはじまり。日本人の時代の記録として木曽を撮り続けている」

 ○…孫の子育て環境を求め、22年前に宮前区へ。「新しいものと古いものが混在する地域。コンテストでは、どうしても伝統文化をテーマにした作品に目がいく」といい、すぐに「私の好みを知って賞を狙ってくる人がいるので、今年は風景を選んだけどね」と笑うひょうきんな一面も。「生」を感じられる活動が原点。体力が続く限り今後も取り組んでいく。

扮装した会員がお菓子を配った

鷺沼RC 子ども食堂支援 ハロウィーンの催しに参加

 川崎鷺沼ロータリークラブ(RC、小嶋喜芳会長)は10月10日、南平台第一集会所で開かれた子ども食堂で、ハロウィーンイベントに参加し、仮装するなどして集まった子どもたちに菓子をプレゼントした。

 これは同ロータリークラブの社会奉仕活動の一環。イベント費用の援助に加え、当日は小嶋会長をはじめとする会員10人が食堂を訪れ、子どもたちと交流した。イベントには、100人以上が参加し、菓子やおもちゃのプレゼントに目を輝かせていた。

 小嶋会長は「未来を背負う子どもたちに喜んでもらえて良かった。子どもたちの笑顔に私たちもエネルギーをもらえた」と感想を語った。

 同クラブは、同子ども食堂でのクリスマスイベントのサポートも予定している。

清掃に参加したメンバーら

奉仕デーで地域貢献 宮崎第一公園をきれいに

 川崎富士見ライオンズクラブ(目代健次会長)は10月5日、宮崎第一公園で、宮前少年野球連盟と除草作業を実施した。

 毎年恒例の「ワールドライオンズクラブ統一奉仕デー」の一環。メンバーは、宮前区内の少年野球チームの児童らと協力して公園内を清掃。感謝を込め、ライオンズクラブから少年野球連盟に、野球ボール5ダースが贈呈された。

 目代会長は「選手たちの礼儀正しさや一生懸命野球に励む姿にいつも感動をもらうが、除草作業でも同様に感じられた」と話した。

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アートで宮前区を考える 11月2日に交流会

 「アートコミュニティ交流会」が11月2日(日)、宮前区役所1階健診ホールで開かれる。「アート×サステナビリティ」をテーマに、宮前区の持続可能な未来とアートの可能性を考える。川崎市とアースリングスプロジェクトが主催。

 交流会は2部構成で、第一部はゲストトーク。宮前区内で活動する国府田利光さん(写真家)、清水まゆみさん(かわさき・食と農のコミュニティ代表)、アレン・スミルノフさん(会社員・写真愛好家)、井上綾子さん(NPO法人ハチドリーズ代表理事)の4人が出演する。第2部は参加者交流(30分程度)。

 時間は午前10時から正午まで。定員は30人ほど。参加希望者は、市ホームページで詳細を確認の上、申込フォームから応募する。

 問い合わせは市市民文化局【電話】044・200・3170。

屋根や外壁塗装などについて、様々な不安や悩みを解消することができる

本紙連載コーナー筆者 「池田塗装」が無料の勉強会 10月25日(土) 有馬・野川生涯学習支援施設 参加者を募集中

 本紙・宮前区版などで掲載している人気連載コーナー「教えて!職人さん」の講師・池田聡氏が代表を務める「株式会社池田塗装」。同社は10月25日(土)午前10時から「アリーノ(有馬・野川生涯学習支援施設)」で参加費無料の講座を開催。参加者を募集している(要事前予約、定員制、申込先着順受付)。

プロの有資格者が講演

 「外壁・屋根『塗装勉強会』」と銘打たれたこの企画。当日は、これからマイホームの塗装工事を検討する人や、既に見積もり中の人などを対象に、池田代表をはじめ同社の一級塗装技能士が講師として登壇。有資格者のプロの視点から「外壁や屋根の塗装工事における適正な価格」や「工事を依頼する適正なタイミング」などを丁寧にレクチャーする。

「売込み」ナシ

 また地域に住む人たちの生活や、建物に関する諸問題を解消することを目的とした講座となるため、自社の売り込みや勧誘、特定の商品や業者の推奨は一切なし。それどころか「施工トラブルを引き起こす『塗装業界の間違った常識』とは?」や「信頼できる業者かどうかを見抜くための判断基準4項目」など、参加者目線からの、本当に知りたい情報が詰まった勉強会となる予定。参加者には塗装業者を選定する際に役に立つガイドブックも進呈される。池田代表は「勉強会の中で疑問が生じても、その場で自由に質問できる雰囲気の催しなので、ぜひ気軽に参加してもらえれば」と話している。

 詳細問合せや予約申込みは【フリーダイヤル】0120・711・056(受付時間午前9時〜午後6時)へ。

訓練でナイフを持った強盗に対応する店員

犬蔵のファミマで強盗訓練 宮前警察署が対応指導

 宮前警察署は10月8日、犬蔵一丁目のファミリーマートで強盗を想定した訓練を実施した。約20人が参加し、強盗に遭遇した場合の対応や緊急時の110番通報の手順などを確認した。

 訓練は、刃物を持った強盗役の警察官が「金を出せ」と店員を脅迫する想定で行われた。店員はレジにある現金を渡し、強盗が逃走した直後に110番通報。電話で、犯人の身長や服装、逃走方向など、詳しい状況を説明した。カウンターで対応したネパール人のバガレディネスさん(29)は、「訓練と分かっていたが、とても緊張してしまった。それでも準備はしていたので、やれることはできたと思う」と感想を語った。

 また、参加者は、犯人に向けて防犯カラーボールを投げつける体験も行い、いざという時の対応を学んだ。

 同署生活安全課の井上昌樹課長は「一番大切なのはケガをしないこと。普段からの心がけ、意識づけが大切。冷静に対処できるようにしてほしい」と呼びかけた。

 同訓練は、神奈川県コンビニエンスストア防犯対策協議会が神奈川県警察本部に依頼し実施しているもの。11月にも川崎区や横浜市のコンビニで行われる予定。

宮前区役所でジャズライブ

 みやまえロビーコンサートが10月28日(火)、宮前区役所2階ロビーで開かれる。正午から。予約不要で観覧は無料。

 11月23日まで市内各地を会場に開かれているジャズフェスティバル「かわさきジャズ」の公募アーティストが出演。「Turn ON」と「AKIKO&KEIKO」の2組が演奏や歌声を披露する。

 問い合わせは区地域振興課【電話】044・856・3134。

委嘱状を手にする田村園長(左)と中島常務理事

赤い羽根共同募金 14代目PR大使就任 ミナミコアリクイの「ムム」

 10月1日から始まった第79回赤い羽根共同募金運動のPR大使に、野毛山動物園=横浜市西区=のミナミコアリクイ「ムム」が就任した。10日に委嘱状伝達式が行われ、神奈川県共同募金会の中島孝夫常務理事から、同園の田村理恵園長に委嘱状が手渡された。

 2012年から同園の動物たちがPR大使を務め14代目。任期は来年3月末まで。23年6月6日に同園で生まれたムムは2歳のメス。ミナミコアリクイは、木の上から周囲を見渡す習性があることから、地域の小さな声も聞き逃さず支援の輪を広げていきたいという思いで選ばれた。

 田村園長は「動物たちが長くPR大使を続けてこられ光栄に思う。発見や学びの場でもある動物園にぜひ足を運んでもらえれば」と話した。

 期間中は、同園の管理事務所で、1回500円以上の寄付でコラボピンバッジがもらえる。なくなり次第終了。

介護予防に口の健康作り

 加齢により口の機能が衰えるオーラルフレイルの予防講座が11月20日(木)、宮前休日急患診療所で開かれる。午後1時から3時30分。先着50人。

 川崎市介護予防講演会の一環。「今日からできるオーラルフレイル予防」と銘打ち、歯科衛生士による口腔ケア講座と、運動指導士による簡単な運動指導を行う。

 問い合わせ、申し込みはかわさき健康づくりセンター【電話】044・333・3741。 

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落合教育長に提言を渡す高木さん

子ども委員の高校3年生 「意味ある子ども参加を」 教育長らに政策提言

 川崎市の課題を子どもたち自身が話し合う「川崎市子ども会議」の委員を務める高校3年生の高木萌伽さん(17)が市に対して「子どもの権利」に関する政策提言を行い、10月8日に市役所(川崎区)で落合隆教育長らと対面した。提言を受けた教育長は「大切な提言をいただいた」と感謝を述べた。

 高木さんは中学1年から子ども会議の委員だ。18歳になると委員の資格を失うため、今年を「子ども最後の年」と位置づけ、春には子ども会議の活動で感じたことを市に伝えようと心に決め、今年7月に提言書を川崎市あてに提出した。

 タイトルは「意味ある子ども参加が推進される川崎市を目指して」で、2点について提言した。

 1点目は「学校で子どもの権利学習の質を向上させ、授業数を増やすこと」。今春に市が公表した「子どもの権利」に関する意識調査で、「子どもの権利条例」を「名前も内容も知っている」と答えた子どもが11・4%と、2003年の45・2%から減少した点を踏まえ、「子どもの権利が定着していない」と指摘した。

 2点目は「子どもに意見を聞いたときは、その後どうなったのか、検討の経緯と実現の可否の理由を分かりやすく教えること」を求めた。子ども会議から市長への提言である「報告書」や会議の拡大版「カワサキ☆U18」の議論が、行政に生かされたのかが分からず、「きちんとフィードバックして欲しい」と感じていたという。

意見は尊重される

 市の子どもの権利条例では、15条「参加する権利」の中で「自分の意見を表明し、その意見が尊重されること」を権利として保障している。

 今年7月下旬に高木さんからの提言が届き、市側は対応について関係部署間で検討。子ども会議の運営担当である市教育委員会の地域教育推進課を中心に、「書面での回答ではなく、高木さんが子ども会議で考え続けた思いを尊重する形」を考えたという。

 8日は落合教育長のほか教育政策室の人権教育担当室長、こども未来局青少年支援室長らも同席。教育長は「この提言はとても大切。よりよい川崎に向けて共に頑張りたい」と謝意を伝え、市の現在の取り組みなどを説明。地域教育推進課の二瓶裕児課長は「フィードバックの方法を含めて取り組みを振り返り、しっかりお伝えしていきたい」と伝えた。

 高木さんは「ご対応いただけたことに成果を感じられた。子どもの意見に対し、市が動いてくれていることも確認できた。挑戦してよかった」と話していた。

とどろきアリーナ

ブレイブサンダース主催 中原区で採用合同説明会 スポンサー企業4社

 男子プロバスケットボールのBリーグ1部「川崎ブレイブサンダース」は11月16日(日)、ホームゲームの会場となる東急ドレッセとどろきアリーナ(中原区)で、スポンサー企業による採用合同説明会を開催する。参加者はこの日の試合を無料で観戦できる。

 川崎ブレイブサンダース主催の採用合同説明会は2回目。今回は(株)ホンダクリオ共立(本社・宮前区)、日本ダスト(株)(川崎区)、(株)セレモニア(同)、高和電氣工業(株)(多摩区)の4社が説明会を実施する。

 川崎ブレイブサンダースの広報担当者は「全国的な人手不足の中、日ごろクラブを支えてくださるスポンサー企業のみなさんからも『採用が厳しい』との声が聞かれ、クラブとしても協力できることをしたいと考えた。まず説明を聞いてみたいという人もぜひ参加を」と呼びかける。

 説明会はとどろきアリーナのラウンジで、午後1時30分〜2時45分。終了後、午後3時5分開始の茨城ロボッツ戦を観戦できる。

 希望者は10月31日(金)までに、クラブの公式ウェブサイト上の申込フォームから事前受付が必要。定員は30人で、応募多数の場合は抽選の上、当選者に11月7日(金)までにメールで通知が届く。

浄照寺で落語会 10月19日 木戸銭無料

 鷺沼二丁目交差点そばの浄照寺(浄土真宗・お西)の本堂で10月19日(日)、演芸会が行われる。

 同寺は「寺の本堂を話芸の道場に!」を掲げ、社会人落語家などを招く演芸会「気楽亭」を開催している。

 3回目となる今回は、落語家2人と講談師1人を予定。時間は午後3時(開場2時30分)。入場無料だが、「投げ銭はお気持ちで」。

 定員は50人。満席の場合、入場制限あり。申し込み不要。詳細は同寺ウェブサイト。問い合わせは【電話】044・855・2780。

 

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特別仕様の「クリーンかわさき号」の正面

唯一の廃棄物専用列車 クリーンかわさき号30年 時代と共に積み荷も変化

 国内で唯一の廃棄物専用列車「クリーンかわさき号」が、運行開始から30周年を迎えた。当初は「ごみ運搬列車」として誕生したが、時代と共に積み荷が変わり、今ではリサイクル資源を運ぶ正真正銘の「クリーン列車」だ。川崎市は今後1年間に渡り、記念イベントを開催する。

 午後6時1分、JR貨物梶ヶ谷ターミナル駅(宮前区)から貨物列車「クリーンかわさき号」が出発する。最大16両編成の列車上のコンテナには、市内のごみ処理施設から集まる焼却灰やプラスチック資源が満載だ。JR川崎貨物駅を経由し、神奈川臨海鉄道末広町駅までの約23Kmを運行。コンテナを浮島処理センター(川崎区)に向かうトラックに引き渡し、翌朝にはカラのコンテナと共に復路を走る。

北部の人口増で誕生

 「クリーンかわさき号」は1995年10月に国内初の廃棄物専用列車として運行を開始した。発端は90年代初めの川崎市北部の人口急増だった。ごみ処理が追い付かず、市はJR貨物の路線を活用し、北部地域で発生した廃棄物を浮島処理センターへ運ぶ運用を開始。普通ごみや粗大ごみ、空き缶や空き瓶など、時代と共に積み荷が増えたが、市内のごみ処理施設の整備が進むと共に積み荷の種類が減り、今では焼却灰とプラスチック資源のみに。

 加えて温室効果ガスを抑制する効果もある。市の推計によると、2023年度に排出した二酸化炭素の量は2万4600kgで、同じ輸送量をトラックで運んだ場合(25万3400kg)の10分の1以下だった。その名の通り「クリーン列車」へと変化を遂げた。

 市では独自の知見を活かし、様々な災害被災地にコンテナを貸与し、災害廃棄物の受け入れ処理をしている。95年の阪神・淡路大震災では約1万9000t、2016年の熊本地震では約1000tの廃棄物を受け入れ、現在も能登半島地震の被災地から受け入れ処理している。

 30周年を記念し、市は鉄道写真やイラストを募集している。詳細は市の公式サイトへ。

子育てフェスタ 10月25日 宮前市民館で

 「みやまえ子育てフェスタ2025」が10月25日(土)、宮前市民館で開催される。午前10時から午後3時まで。入場無料。

 乳幼児の保護者への情報発信や、子育て団体の交流の場づくりが目的。市民館広場で行われる「だいすきメロコス体操」ではじまり、市民館の各階で、遊びの企画や子育てに関連した講座などが開かれる。午後2時20分からは大ホールでエンディングコンサート。来場者も一緒に歌や踊りを楽しめる。詳細は子フェスタ広場特設ページや公式インスタグラム。 

(問)同館【電話】044・888・3911

突然の災害に備える  10月20日 防災講座

 突然の災害への備えを学ぶ「防災対策講座」が10月20日(月)、市営高山団地集会所で開かれる。午前11時から正午。参加は無料で予約不要。つばめプロジェクト運営委員会が主催。

 講座では、災害への備えについて防災士が解説する。住んでいる地域の安全を把握できるようにハザードマップのチェックをする他、災害が起きた時の行動をクイズ形式で学び、備蓄品の管理に役立つローリングストックについても紹介する。

 問い合わせは同会・内田さん【電話】090・8171・3297(平日午前10時〜午後4時)。

向丘ふくし・パーク祭り 10月13日 東高根森林公園

 向丘地区の14団体が協力して行う「向丘ふくし・パーク祭り」が10月13日(月・祝)、県立東高根森林公園で開催される。午前10時から午後2時、雨天中止。向丘地区社会福祉協議会と同実行委員会が主催。

 「味わおう」「見つけよう」「遊ぼう・愉しもう」をテーマに、野菜、お菓子、手作り雑貨の販売をはじめ、ワークショップ、ステージ演奏、紙飛行機、ストラックアウト、スタンプラリーなどを実施する。キッチンカーの販売もある。

 問い合わせは、宮前区社会福祉協議会【電話】044・856・5500。

左から宮部氏、國谷氏、山田氏、福田氏、関口氏、野末氏

川崎市長選 立候補予定者が持論披露 川崎JC公開討論会

 10月12日告示、26日に投開票される川崎市長選挙の立候補予定者6人が10月7日、ラゾーナ川崎プラザソル(幸区堀川町)で開催された公開討論会に出席した。主催は20歳から40歳までの経営者らで組織するまちづくり団体、(一社)川崎青年会議所(川崎JC)。

 参加したのは、立候補の表明順に会社員の國谷涼太氏(25)、現職の福田紀彦氏(53)、社会福祉法人理事の野末明美氏(60)、出版社CEOの宮部龍彦氏(46)、前市議会議員の山田瑛理氏(42)、清掃員の関口実氏(67)の6人。関係者を含め約80人の聴衆が討論会を見守った。

5つのテーマで討論

 討論のテーマは、まちづくり計画、教育、出産育児の3つのほか、参加者から事前に募った質問の中から、20〜30代の若者へのスタートアップ支援策、20〜40代の社会参加を加えた5つ。6人は各テーマ3分の持ち時間の中でそれぞれの主張を述べた。その後は1人5分の持ち時間で、政策アピールを行った。

 公開討論会の様子は川崎JCのユーチューブチャンネルで、選挙当日の26日まで配信されている。

(10月10日起稿)

ウォーミングアップ見学の風景

GO!GO!!フロンターレ

「選手仮装TAG缶」を手に入れよう!

 川崎フロンターレは、10月18日(土)の清水エスパルス戦(明治安田J1)で開催される恒例の「KAWAハロー!ウィンPARTY」に合わせ、選手の仮装写真をデザインしたオリジナル飲料缶「TAG缶」を販売する。10月31日(金)までの期間限定。

 毎年選手の仮装が同クラブ公式Ⅹ(旧ツイッター)で話題の同イベント。今年は全選手の仮装が楽しめるTAG缶が登場し、イベントを盛り上げる。味はレモンスカッシュとウーロン茶の2種類。販売場所はAnker フロンタウン生田(多摩区)、フロンタウンさぎぬま(宮前区)、富士見公園パークセンター(川崎区)の3カ所で、場所によって選手の缶が異なる。

 3施設すべてで商品を購入した、後援会員限定のキャンペーンも実施。3施設分の缶を並べて写真を撮り、「#カワハロTAG缶」のハッシュタグを付けてXにポストすると、11月8日(土)のファジアーノ岡山戦(明治安田J1)で行われるウォーミングアップ見学への招待(抽選5人)などが当たる。各施設の公式Ⅹのフォローが必須。11月2日(日)締切。(問)富士見公園【電話】044・276・9133

画像はいずれも川崎フロンターレ