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公開日:2025.10.17

野川の4校で「夢フェス」
子ども主体、地域の支えで

  • 手話の部を楽しむ参加者

 野川中学校区(野川中・野川小・西野川小・南野川小)の児童・生徒が10月11日、「野川夢フェス」を西野川小学校体育館で初開催し、多くの子どもたちが交流を深めた。イベントの実施は、「夢をかなえる方法を学んでほしい」という、地域の大人たちの活動の成果でもあった。

 「楽奏会」と銘打ったイベントは、【1】友だちを作りたい【2】4校のつながりを持ちたい【3】自由に遊べる場所にしたい―という子どもたちの3つの夢の実現の場として企画された。

 会場の設営から保健所の申請、司会進行にいたるまで、全ての作業を子どもたちが担った。当日は学校や学年の垣根を越えて参加できるよう、音楽をテーマに歌や手話、ダンスなどを実施。それぞれに工夫が凝らされ、参加者は笑顔でイベントを楽しんだ。

 夢フェス開催実行委員会の代表・田原凛美さん(野川中3年)と涌井晴生さん(同1年)は「不安もあったが、会議を重ね、楽奏祭を開催できて本当に良かった。当日、想定より時間が早まってしまったり、計画通りに進まないこともあったが、無事に楽奏祭を終えることができた。これからも夢会議で地域をより良くする『夢を叶える』企画ができたら良いと思う」と話した。

 フェスの開催は、野川地域の大人たち10人で構成される「NPO法人のがわドリームプロジェクト」(平野洋一理事長)がサポート。同法人は子どもたちが自ら企画し、夢をかなえる方法を学ぶ力を育む環境づくりを目指して今年5月に設立。今年度6回の会議を見守り、夢の実現に向けてアドバイスを送ってきた。

 平野理事長は「子どもたちが大人になったら、一緒に野川を楽しい街にしていきたい」と将来に期待を寄せた。

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