青葉区版【10月23日(木)号】
関係者が積極的に意見交換=提供写真

青葉台駅周辺再開発 まちづくり構想、策定に着手 第一回懇談会で意見交換

 横浜市、東急(株)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の3者は青葉台駅周辺における再開発について、地域の課題や将来像をまとめる「(仮称)青葉台駅周辺地区まちづくり構想」の策定に着手した。10月14日には第1回懇談会を実施し、地元自治会・商店会、学識者らと意見交換を行った。

 同駅周辺は、1967年の土地区画整理事業を契機に道路や駅前広場などの都市基盤施設が整備された。しかし、土地区画整理事業と同時期に建設された青葉台プラーザビル(青葉台東急スクエアNorth―2・3・4、青葉台市街地住宅)は築55年を超え、建物の老朽化や防災・バリアフリー対応の遅れが目立つ。交通結節機能の高い同駅だが、周辺道路の渋滞、バスターミナルなどの歩行者の滞留空間の不足といった課題も生じている。

 また近年、頻発化する自然災害や脱炭素化の推進などの社会課題にも対応した、持続可能なまちづくりの必要性も叫ばれており、再開発に携わる同3者は今年1月に連携協定を締結していた。

現状の課題・魅力確認

 懇談会には同3者のほか、青葉台連合自治会、商店会等のメンバーから成る団体「魅力ある街青葉台」から8人、学識者2人が参加。駅周辺の魅力や課題について、意見を交わした。その中で寄せられた意見では「駅周辺に緑が少ない」「駅東側の団地との高低差があり、移動が大変」「バスの乗降場所が狭い」など現状に対する課題が挙げられた。反対に「バスロータリーは開けた空間で空を見上げられるので素晴らしい」など駅周辺の魅力についても再確認された。

 懇談会は今後、計5〜6回(次回は2月)の開催を予定。地域住民や関係者との意見交換のほか、駅施設利用者からのアンケート・ヒアリング調査などを通じて、まちのポテンシャルを最大限に引き出す構想を目指すとしている。

 市都市整備局市街地整備推進課の担当者は「色々な意見を受け止めた上で、ソフト、ハードの両面からまちづくりに活かしていきたい」と話している。

 同構想の策定は2027年を目途にまとめられる予定だ。

(左から)自身の経験を語る稲見選手と齋藤選手

協同労働協会OICHI ジュニア起業部、始動 子どもと「職」 つながり拡大

 NPO法人協同労働協会OICHI(坂佐井雅一理事長)はこの程、新たに「まちbizジュニア起業部」を立ち上げた。子どもの生きがいづくりを目的としており、10月13日にはアートフォーラムあざみ野で、オープニングイベントが行われた。

 会社員や個人起業家向けセミナーを通して、生涯現役の経営者支援を目指している同法人。「地域の課題をビジネスで解決する」がコンセプトの起業支援センター「まちなかbizあおば」は会員数500人を超える。

 さらに、楽しく働く大人との交流を通して、子どもが将来や「職」に希望を持てる機会を提供したいと、地域の起業家らのネットワークを活用。小学校での仕事体験や、地域の大人と交流できる子ども食堂「まちなかbiz食堂」など、子どもとビジネスをつなぐ事業を実施してきた。

 まちbizジュニア起業部の立上げについて、「これまでの事業を通して、より具体的に子どもの生きがいづくりに取り組みたいと考えた」と坂佐井理事長。「さまざまな大人の話を聞き、体験をして、自分なりの良い働き方を見つけてもらいたい」と語った。

来年春、本格始動へ

 同部では、まちなかbizあおばの会員が講師となり、年間を通して講座を開催。さまざまな働き方や経歴を知り、実際に仕事を体験しながら、起業について学ぶプログラムを展開する。来年春からの一般開催を目指し、会員の子どもを対象にプレ講座を重ね、ブラッシュアップを図る。

 オープニングイベントでは、プロサッカークラブ・東京ヴェルディの稲見哲行選手と齋藤功佑選手が登壇。「プロサッカー選手から学ぶ夢を見つける・叶える力」と題し、自身の長所や苦手の克服など、経験や考えを語り参加者と交流した。

 中学生の息子と参加した女性は「普通は絶対に出会えないような人と、間近で交流できる貴重な体験」とコメント。息子も「プロ選手と話せてすごかった」と話し、仕事体験も楽しみにしているそう。「今後は、具体的に起業について考え、道筋を立てられる講座になれば」と期待を語った。

第30期横浜マイスターに選定された楽器製作家の 福田 喬史さん 奈良町在住 48歳

演奏者に寄り添った音を

 ○…楽器製作家としてバイオリンやチェロなどの弦楽器の製作や修理を行う。市民の生活・文化に寄与する卓越した技能職者を年に一度選定する横浜市の「第30期 横浜マイスター」に選定され、「大変光栄であると同時に責任感も感じている。ここからが新たなスタート」と意気込む。楽器製造に携わるマイスターの選定は初めて。

 ○…出身は川崎市。母がピアノ講師で、小学生の頃からピアノやギターを弾いており、洋楽ロックからクラシックまで幅広く聞いていた。小学校を卒業し、オーケストラが盛んな神奈川大学附属中・高等学校に進学。部活は水球部、放送部、理科部に入部。「さまざまなことに興味を持つタイプでした」。

 ○…弦楽器との出合いは音楽の授業。音楽部が使用しているビオラを目にし、そのフォルムの美しさに魅了され、弦楽器職人を志す。高校卒業後、東京ヴァイオリン製作学校に入学。授業では楽器製作に加え、演奏の練習も。「『楽器演奏ができなければ演奏者に寄り添えない』という親方の教えから、演奏にも力を入れていました」。卒業後はドイツの工房で2年間修業。帰国後、代官山のバイオリン専門店で働いていた。8年前に独立し自身の店をオープン。「HPの立ち上げや音楽教室への営業など、すべて1人で。独立した頃が1番大変だった」と振り返る。

 ○…現在は青葉区で妻と息子2人と暮らしている。趣味は空港に飛行機を見に行くこと。「飛行機の音からエンジンメーカーの違いがわかります」と、ここでも音へのプロフェッショナルな一面が垣間見える。「演奏者に合った音を提供するのが私の使命」。自分のやり方にこだわらず、常に演奏者に寄り添う姿勢を崩さない。

劇中、還付金詐欺から被害者を救う(左から)武藤さんと蝶野さん

出陣式で防犯意識向上へ 安全・安心まちづくり旬間

 毎年10月11日から20日の「安全・安心まちづくり旬間」に合わせて、旬間目前の10日、青葉警察署(鎌田純署長)、青葉防犯協会(関根宏一会長)などによる出陣式が青葉公会堂で行われた。

 出陣式には、同署の久保田恒美副署長や同会の関根会長、青葉事業所防犯協会の井上太市会長、中島隆雄青葉区長、青葉消防署の宇多範泰署長らが参席。開会のあいさつに立った久保田副署長は、区内の特殊詐欺等の被害増加に触れ「地域の方と協力して注意喚起や情報発信に努め、安全・安心な青葉区の実現に尽力する」と話していた。

 「劇団さつき」による特殊詐欺公演や、プロレスラーの蝶野正洋さんと元プロレスラーの武藤敬司さんを招いての対談も実施。蝶野さんと武藤さんは昨年に引き続き「犯罪撲滅大使」に委嘱され、公演にも出演した。

屋根や外壁塗装などについて、様々な不安や悩みを解消することができる

本紙連載コーナー筆者 「池田塗装」が無料の勉強会 11月1日(土) 青葉公会堂 参加者を募集中

 本紙・青葉区版などで掲載している人気連載コーナー「教えて!職人さん」の講師・池田聡氏が代表を務める「株式会社池田塗装」。同社は11月1日(土)午前10時から「青葉公会堂・2号会議室」で参加費無料の講座を開催。現在、参加者を募集している(要事前予約、定員制、申込み先着順にて受付)。

プロの有資格者が講演

 「外壁・屋根『塗装勉強会』」と銘打たれたこの企画。当日は、これからマイホームの塗装工事を検討する人や、既に見積もり中の人などを対象に、池田代表をはじめ同社の一級塗装技能士が講師として登壇。有資格者のプロの視点から「外壁や屋根の塗装工事における適正な価格」や「工事を依頼する適正なタイミング」などを丁寧にレクチャーする。

「売込み」ナシ

 また地域に住む人たちの生活や、建物に関する諸問題を解消することを目的とした講座となるため、自社の売り込みや勧誘、特定の商品や業者の推奨は一切なし。それどころか「施工トラブルを引き起こす『塗装業界の間違った常識』とは?」や「信頼できる業者かどうかを見抜くための判断基準4項目」など、参加者目線からの、本当に知りたい情報が詰まった勉強会となる予定。参加者には塗装業者を選定する際に役に立つガイドブックも進呈される。池田代表は「勉強会の中で疑問が生じても、その場で自由に質問できる雰囲気の催しなので、ぜひ気軽に参加してもらえれば」と話している。

 詳細問合せや予約申込みは【フリーダイヤル】0120・711・056(受付時間午前9時〜午後6時)へ。

認証を喜ぶ子どもたち(写真上)と「ヨコハマクラフトマト」

ケチャップが推奨商品に 地元農家のミニトマト使用

 鉄町の金子ファーム(金子栄治郎代表)で栽培されたミニトマトを使って、横浜ジュニアビレッジ根っこ塾(中川・大竹千広代表取締役)の子どもたちが開発したトマトケチャップ「ヨコハマクラフトマト」が、日本ナポリタン学会(本部・都筑区、田中健介会長)の推奨商品に認証された。10月12日には同塾で認証式が行われ、子どもたちは喜びの表情を見せた。

 横浜発祥のスパゲティ・ナポリタンを「横浜のソウルフード」として伝承しようと活動している同学会。推奨商品は、食品の味や品質、歴史やものづくりの志などを評価し、認証される。

 市内のフードロス削減のため、規格外のミニトマトを原材料に作られているヨコハマクラフトマト。栽培から収穫は、子どもたちが担っており、同学会は子どもたちが栽培から商品開発にまで携わった点なども評価した。大竹代表取締役は「子どもたちの活動が社会から評価いただけた成果」と喜びを滲ませた。認証商品は、同塾のケチャップで5品目。

マジックショーで盛り上がる参加者ら

10周年で記念パーティー 子育て支援「にじのことり」

 夜間保育などの子育て支援を行う「にじのことり」(藤が丘/三井恵代表)が10月13日に設立10周年を迎え、同日に関係者を招いて記念パーティーを開催した。

 幼稚園の元職員である三井代表らが「忙しく働くお母さんを助けてあげたい」との思いで立ち上げた同団体。区内でも珍しい夜間保育・夜間学童から始まり、今では親子サロンや放課後デイなども展開する。

 当日は手作りのお菓子などを食べながら思い出話に花を咲かせ、クイズやマジックショーを楽しんだほか、10周年を記念して制作したオリジナル曲を斉唱した。娘2人が通った竹内由布子さんは「みんなが温かくて子どもも安心して過ごせる」と話し、三井代表は「幼稚園などのように関わる人が一堂に会す機会はなかった。今日という日に私たちからも感謝が伝えられたら」と話した。

若年性認知症理解を深める すすき野地域ケアプラザ

 若年性認知症についての理解を深める講座「認知症があっても自分らしく」が10月25日(土)、すすき野地域ケアプラザで行われる。午前10時から正午まで。参加費無料。

 横浜総合病院の精神保健福祉士の山田亮介さん、GrASP(認知症対応型通所介護)の蓬田栄一さんが登壇する。

 定員30人。申し込みは【電話】045・909・0071へ。

洗い残しをチェックする子どもたち

あおば子ども食堂 皆で手洗いチェック 洗い残しに驚きの声

 ふれあい青葉で10月15日に開催された「あおば子ども食堂」で、正しい手洗いができているか確認できる機器「手洗いチェッカー」を使った啓発活動が実施された。

 同機器は、青葉区役所が感染症予防啓発の一環で貸し出しているもの。専用ローションを汚れに見立てて手に塗り、石鹸で洗ってLEDライトを当てると、残ったローションが白く発光し、洗い残しが目に見えて分かる。

 訪れた子どもや親子連れは、興味津々で手洗いチェックに挑戦。白く光る指の間や爪、手首を見て「すごく残ってる!」「こんなに洗えてないんだ」と驚きの声をあげていた。悔しそうに手を洗い直す子や、1回できれいに洗うことができて得意げな子の姿もあった。

 あおば子ども食堂実行委員会の三村徳子代表は「子どもたちの反応もそれぞれで面白い。普段の手洗いで、少し気を配るきっかけになれば」と話していた。

あかね台中吹奏楽部の部員たち

創部初の全国へ意気込み あかね台中吹奏楽部

 あかね台中学校吹奏楽部が、11月1日(土)に東京都で開催される「第31回日本管楽合奏コンテスト」に出場する。2011年の創部以来初の全国大会に、部員たちは緊張しながらも気合十分だ。

 予選は9月、非公開の音源審査で実施。同部が出場する中学生A部門には、全国から最優秀賞を受賞した35校が進出する。同部は難曲『秘儀II〜7声部の管楽オーケストラと4人の打楽器奏者のための〜』を携えて大舞台に臨む。

 部長の川上夏凛さん(3年)は「慣れてきた曲だけにブラッシュアップが大変。静かに演奏するシーンでも、音をしっかり響かせるよう努めた」と音源審査を振り返る。次期部長の坪井芽生さん(2年)は「3年生は最後の大会。一緒に悔いのないよう力を出し切りたい」と意気込んだ。

 顧問の三羽達也教諭は「全国の舞台に立つというのは人生でもなかなかない経験。気負いすぎず楽しんで演奏してほしい」と話した。

起震車を体験する親子連れ

美しが丘で防災フェア 親子連れでにぎわう

 「美しが丘防災フェア」が10月18日、美しが丘公園で開催され、多くの親子連れでにぎわった。

 美しが丘連合自治会(辺見真智子会長)が主催する同イベント。コロナ禍以前は講演会などで防災啓発を行っていたが、若い世代にも情報が届くようにと一昨年から家族連れで楽しめる展示会方式に転換した。

 今年は特に被災時のトイレや避難行動に焦点を当て、使い捨てのトイレパックを使った簡易トイレ、ベランダの隔て板を蹴破る体験などを実施。消防車や災害用トイレトレーラーも展示されたほか、さまざまな団体がブースを出展した。

 起震車に乗った山田恵輔さん(7)は「楽しかったけど、家具や電化製品が倒れたら大変」と話していた。辺見会長は「楽しみながら”防災”に触れて、何か一つでも行動に移せるようなものを学んでくれたら」と思いを語った。

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俳優・森次晃嗣さんに聞く 「ウルトラセブンは分身」 シニアに熱いメッセージ

 ウルトラマンシリーズは来年、放送開始から60周年の節目を迎える。数ある名作の中でも誉れ高いのが「ウルトラセブン」だ。主役のモロボシ・ダンを演じた俳優、森次晃嗣さん(82)=藤沢市在住=に、当時の思い出や年齢を重ねても元気に過ごす秘訣を聞いた。

 --「セブン」撮影当時の思い出は。

 「高校卒業と同時に、文字通りかばん一つで北海道から上京し、ジャズ喫茶などで住み込みで働いた。オーディションを勝ち抜いてモロボシ・ダン役を射止めたのは24歳の時。撮影には毎日始発で藤沢の自宅を出て、成城学園前のスタジオまで通った。40度の熱があっても撮影したことも。過酷なスケジュールで、よく1年やれたと思う。特に心に残っているのは、海底人が人間の海底開発に抗議して攻撃してくる『ノンマルトの使者』。実はもともと地球に住んでいたのは海底人の方で、ダンも地球人がしたことに苦悩する。ウルトラセブンは戦争もテーマに置く、社会派ドラマだった。怪獣もエレキングやキングジョーなど魅力があったから、人気があるんじゃないかな」

 --ウルトラセブン=モロボシ・ダンは、森次さんにとってどのような存在ですか。

 「もはや分身と言える存在だと思う。色んな役を演じてきたけれど、やっぱりモロボシ・ダンなんだ」

 --他のウルトラマン役を演じた俳優とも交流があるとか。

 「昨年、同じ藤沢に住む、つるの剛士さん(ウルトラマンダイナ役)から『今日暇ですか』と電話があってね。彼の自宅に行ったら高野八誠さん(『ウルトラマンガイア』ウルトラマンアグル=藤宮博也役)とか若いウルトラマンも何人かいて。お酒を飲んで、話をして、元気をもらったよ」

 --「セブン」の後も、時代劇から現代劇までさまざまな役を演じてきました。長く活躍できた秘訣は。

 「60代に入ってからは、若くはないけれどおじいちゃんでもない、難しい役どころが多くなった。でも挑戦することを大事にしていたので、もらった役は全力で取り組んできた。70代に入り、流石に体力の衰えを感じるようになって、海までの散歩を日課にしていた。振り返ると好きなことをやってこられたと思う。でも、まだまだファンのみんなに元気な所を見せていかないとね」

 --現在は藤沢で飲食店「ジョリー・シャポー」を経営されています。

 「以前は店でシャンソンを歌ったりもしていた。今はほとんど娘に任せているけれど、今も年に数回はファンミーティングを開いている。ファンの皆さんが、こんなに長くセブンを大切に思ってくれてありがたい」

 --ファンからサインを求められた際、色紙には必ず「正義」「勇気」「希望」と書くとか。

 「正義を貫くには勇気がいる。勇気があれば希望が生まれる。この言葉を生涯大事にしている」

 --最後に読者にメッセージをお願いします。

 「いつ何が起きるか分からないからね。若い人に力をもらって、一緒に楽しくいきいきと生きていきましょう」

山中市長、高市内閣に物価高対策や子育て支援策を期待 新政権発足でコメント

 横浜市の山中竹春市長は10月21日、高市内閣の発足を受けてコメントを発表した。

 山中市長は、日本が直面する課題の解決に迅速に取り組むという高市首相の決意が打ち出された内閣だと評価し、期待感を示した。また、自民党と連立を組むことになった日本維新の会が主張する「副首都構想」に関連し、「多様な大都市制度に関する国民的議論の推進を期待している」とした。

 山中市長のコメントは次の通り。

 「日本が直面する課題の解決に迅速に取り組むという、高市総理の決意が打ち出された内閣だと期待しています。高市総理におかれましては、「暮らしの安全安心の確保」と「強い経済の実現」に向けて、物価高対策やさらなる子育て支援施策の充実など、地方の声を踏まえた実効性ある取組を進めていただくことを期待しています。また、副首都構想を含む多様な大都市制度に関する国民的議論の推進を期待しています。横浜市では、1年半後に「GREEN×EXPO 2027」の開催を控えています。大阪・関西万博に続く我が国の万博の成功に向け、国とホストシティの横浜市との一層強固な連携をお願いいたします。

朗読する遠藤さん(左)と演奏する城所さん

横浜あざみRC 心癒される朗読会

 横浜あざみロータリークラブ(坂口米子会長)は10月15日、アートフォーラムあざみ野で、朗読会を開催した。地域住民や同ロータリークラブ会員など、40人弱が参加した。

 朗読作品は、宮沢賢治の『よだかの星』。語り手を元NHKアナウンサーの遠藤ふき子さんが、演奏をバイオリニストの城所素雅さんが務めた。温かみのある声と繊細な音色が情感いっぱいに紡ぐ物語に、参加者はゆったりと耳を傾けていた。

 坂口会長は「忙しい皆様の、束の間の癒しになれば」と話していた。

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横浜市役所(資料写真)

元水道局職員 工事で撤去の廃材を転売 在職時の行為で退職金不支給

 横浜市水道局は在職中に窃盗行為を行った元職員を免職相当として、退職手当を全額不支給にしたことを10月17日に発表した。

 元職員は技能職員として三ツ境水道事務所=瀬谷区=に在籍していたが、昨年10月から今年3月の定年退職までの間に計6回、水道工事で撤去した廃材を無断で持ち出した。知人を通じて廃材をリサイクル業者に転売し、合計8万1650円を得ていたという。

 4月に同事務所から瀬谷警察署に被害届が提出され、元職員は7月25日に送検された。転売で得た金額は全額、水道局に返納されている。

 市は元職員について、免職相当と判断し、退職手当を全額不支給とした。

 水道局は17日付で、居酒屋に職員を呼び出し、暴言などのパワハラを行った50代の職員を停職3カ月、職場の女性トイレに侵入し、スマートフォンで動画を撮影した20代の職員を停職6カ月の懲戒処分にしたことを同時に発表した。

 これらの不祥事に水道局は「公務員としてあるまじき行為であり、市民の信頼回復に向けて再発防止に取り組む」とコメントしている。

模擬店、バザー、落語まで 11月3日 えだ教会まつり

 「えだ教会まつり」が11月3日(月)、田園江田教会・幼稚園(青葉区荏田町474の1)で開催される。

 コロナ禍で中止となっていたが昨年再開し、今年から一般の来場者も招くことができるようになった同イベント。当日は焼きそばや飲み物などの模擬店のほか、工作が体験できる「あそびコーナー」やバザー、参遊亭遊助さんによる落語ショー(11時〜)も開催する。

 午前10時30分から午後1時。(問)同教会【電話】045・912・0930

参加無料 試食会&ピザ作り 冬の催事に向けて

 福祉クラブ生協主催の試食会とピザ作り教室が11月2日(日)、葛が谷地域ケアプラザ(都筑区葛が谷16の3)で行われる。午前10時〜11時30分まで。参加無料。

 試食会ではクリスマスと正月に向けて、ローストビーフやロールケーキ、伊達巻など多種多様なメニューを準備。またピザ作り教室は一人でも親子でも参加可能だ。

 事前申し込み制。同クラブ【電話】044・977・0705まで連絡を。

参加型コンサートの様子

恩田 フェスタで地域の輪広げ 雨の中、和気あいあい

 「第13回ふれあいフェスタ」が10月11日、恩田地域ケアプラザなどで開催された。

 あいにくの雨天だったが、屋外には焼きそばなどの模擬店が出店。屋内ではコンサートやマジックショーの他、地域団体の作品展示、健康チェック、子ども向けの工作コーナーなどが行われた。隣接するあかね台中学校も一部開放し、同校吹奏楽部が演奏を披露するなど、盛りだくさんのイベントとなった。

 久保田実実行委員長は「地域のいろいろな団体が集まっている。これを機に仲を深め、より良い地域にしていきたい」と話していた。

横浜市役所(資料写真)

横浜市職員 月給1.3万円引き上げへ 人事委員会が勧告

 横浜市人事委員会は10月15日、2025年度の市職員給与について、月例給を平均1万3469円引き上げる勧告を行った。

 今年4月時点で規模100人以上の民間企業の給与は41万8549円で市職員は40万5080円だった。差額の1万3469円(3.33%)を埋めるために引き上げを勧告した。差額が3%を超えたのは、1991年以来34年ぶり。

 30歳代までの職員を中心に、全体を引き上げる。特別給(ボーナス)は0.05カ月分引き上げ、4.65カ月とする。

 勧告通りに改定されると、職員の平均年収(平均41.1歳)は現行の665万7千円から690万1千円へ24万4千円増加する。行政、消防、教育、医療職員を合わせた影響額は約80億3千万円に上る見込みだ。