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公開日:2025.10.23

協同労働協会OICHI
ジュニア起業部、始動
子どもと「職」 つながり拡大

  • (左から)自身の経験を語る稲見選手と齋藤選手

  • 講座の合間にサインに応じる選手ら

 NPO法人協同労働協会OICHI(坂佐井雅一理事長)はこの程、新たに「まちbizジュニア起業部」を立ち上げた。子どもの生きがいづくりを目的としており、10月13日にはアートフォーラムあざみ野で、オープニングイベントが行われた。

 会社員や個人起業家向けセミナーを通して、生涯現役の経営者支援を目指している同法人。「地域の課題をビジネスで解決する」がコンセプトの起業支援センター「まちなかbizあおば」は会員数500人を超える。

 さらに、楽しく働く大人との交流を通して、子どもが将来や「職」に希望を持てる機会を提供したいと、地域の起業家らのネットワークを活用。小学校での仕事体験や、地域の大人と交流できる子ども食堂「まちなかbiz食堂」など、子どもとビジネスをつなぐ事業を実施してきた。

 まちbizジュニア起業部の立上げについて、「これまでの事業を通して、より具体的に子どもの生きがいづくりに取り組みたいと考えた」と坂佐井理事長。「さまざまな大人の話を聞き、体験をして、自分なりの良い働き方を見つけてもらいたい」と語った。

来年春、本格始動へ

 同部では、まちなかbizあおばの会員が講師となり、年間を通して講座を開催。さまざまな働き方や経歴を知り、実際に仕事を体験しながら、起業について学ぶプログラムを展開する。来年春からの一般開催を目指し、会員の子どもを対象にプレ講座を重ね、ブラッシュアップを図る。

 オープニングイベントでは、プロサッカークラブ・東京ヴェルディの稲見哲行選手と齋藤功佑選手が登壇。「プロサッカー選手から学ぶ夢を見つける・叶える力」と題し、自身の長所や苦手の克服など、経験や考えを語り参加者と交流した。

 中学生の息子と参加した女性は「普通は絶対に出会えないような人と、間近で交流できる貴重な体験」とコメント。息子も「プロ選手と話せてすごかった」と話し、仕事体験も楽しみにしているそう。「今後は、具体的に起業について考え、道筋を立てられる講座になれば」と期待を語った。

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