高津区版【11月7日(金)号】
マスコットの愛称に注目するイベント来場者

高津市民館プラザ橘 マスコットの名前決定 「たかみん」「ぷらっち」に

 高津市民館とプラザ橘のマスコットキャラクターの愛称がこのほど、「たかみん」「ぷらっち」に決定した。11月1日にプラザ橘で開かれた「プラザ橘まつり」では、両キャラクターの名前がお披露目され、来場者からの注目を集めていた。

 この愛称募集の取り組みは、両施設の指定管理者を務める「たかつ・未来共創パートナーズ」が、市民に親しみを持ってもらうための企画として立ち上げたもの。

 今回、マスコットキャラクターの制作に際してはまず、溝口のクリエイターチーム「ノクチ基地」が委託を受けデザインを担当。同チームのデザイナー・鶴田真樹子さん=人物風土記で紹介=の案が採用された。

 鶴田さんによれば、市民館のキャラクターは、高津区のシンボルマークを参考に、上部にある若葉を「二葉」、下の円を「種」に見立て、植物が成長する最初の一歩である「二葉」のように、施設での学びや人との出会いが、地域の成長につながるように、という願いを込めて作成。一方、プラザ橘のキャラクターは、施設名の「橘」をモチーフしており、ミカン科の橘を輪切りにした姿を、実と花に見えるように工夫。さらに「橘」が渡り鳥によって広がったという説から、多くの人が施設に集まり「新しい知識」や「新しい出会い」を見つけられるように、という願いを込めたのだという。

愛称募集に337件

 両キャラクターのネーミングは一般からの公募で決定。延べ337件の応募作品の中から、市民館の関係者などによる選考を経て「たかみん」(高津市民館)と「ぷらっち」(橘プラザ)が、それぞれ選ばれた。

祭りでお披露目

 1日に開かれたプラザ橘まつりでは、メイン会場の階段に2人のキャラクターが名前付きで飾られた。2人の名前を見た来場者は「各施設の名称がうまく組みこまれていて面白い」「誰でもすぐに覚えられそうな、かわいらしい名前ですね」などと話していた。

 市民館の担当者は「たくさんの応募と投票をいただき、感謝しています。たかみんとぷらっちに親しんでもらい、多くの人が2つの施設に遊びに来てもらえれば」と語った。今後は、両施設の広報やイベントで活躍し、地域の人々と施設をつなぐ役割を担う予定となっている。
写真は過去のクラフトマーケットの様子

溝の口駅前「ポレポレ通り」 「商店街の魅力発信」今年も 11/9「クラフトマーケット」 賑わい創出図る

 「溝ノ口駅前商店街振興組合」(持田知介理事長)が主催する「ポレポレウィンターフェスタ2025」が開幕した。商店街に愛着を持ってもらい、まちの魅力を地域住民に広く発信しようと企画されたもので、クラフトマーケット(11月9日)の開催などで賑わい創出を図る。

人気のクラフトマーケット

 11月9日(日)に行われる「クラフト・マーケット」は10時30分から16時まで。雨天の場合は11月16日(日)に順延となる。当日は、ポレポレ通り全域(約250m)を歩行者天国にし、90店ほどが出店。洋服や小物、雑貨等のハンドメイド品がずらりと並ぶ。会場は溝の口駅前の好立地で多くの通行量があるため地元の注目度も高く、例年大勢の人で賑わいを見せる人気企画。関係者は「楽しい溝口での休日を満喫してほしい」と話している。

共催イベントも充実

 クラフトマーケット当日、中央広場では恒例の共催イベント「ベンツ認定中古車展示会」を実施。運転席に座っての写真撮影もできるので、子どもにも大人気の企画となっており「ぜひご家族でお越しください」と来場を呼び掛けている。

11月7日からはイルミネーションも点灯

 「暮らしに役立ち、見て楽しい、来て楽しい街ポレポレタウンの魅力」を発信しようと企画された「ウィンターフェスタ」。クラフトマーケットの開催を前に、11月7日(金)からは「イルミネーション」が点灯し、街並みに花を添える予定となっている(来年2月1日(日)まで)。

 イベントの問合せは溝ノ口駅前商店街振興組合【電話】044・822・6277(午前10時〜午後4時受付)へ。

高津市民館・プラザ橘のマスコットキャラクターをデザインした 鶴田 真樹子さん 東京都在住 53歳

好奇心がデザインを拓く

 ○…溝口に拠点を置くクリエイターチーム「ノクチ基地」にデザイナーとして所属している。仕事をする上で大切していることは、「誰が見ても分かりやすい形にすること」。その実現のため、任された案件に関わる情報の収集を根気強く行っている。今回、2施設のウェブページ作成などを任された際は、「キャラクターが案内する形式にすれば、施設の情報も頭に入ってきやすいのでは」と考え、事前に調べていた高津区のシンボルマークや、施設名を参考にキャラクターを創り上げた。

 ○…東京都出身。幼少期から絵を描くことが好きだった。また、職人であった父の影響を受け、一つのことに粘り強く取り組む姿勢を身につけた。専門学校卒業後は、「絵に関わる仕事がしたい」と、印刷会社の版下製作からキャリアをスタートさせ、デザインに関する知識や技術を吸収していった。「この仕事ができて嬉しい、という喜びが常に心の中にある。大変さも成長の機会と捉え、苦にはならなかった」と真っ直ぐな瞳で話す。

 ○…好奇心旺盛で、広告看板やチラシ、飲食店のメニュー表にも興味を持ち、「自分の仕事に落とし込めないかな」と注目してしまう。また、「まるっとサステナ フェスティバル」など、市内で進められているさまざまなプロジェクトにも携わっている。

 ○…家でミニテュア・ダックスフンドを飼っている愛犬家で、ペットとの交流が束の間の癒し。趣味が高じてトリミングの専門学校にも通っており、平日は仕事、休日は勉強と忙しい日々を送る。「知らなかったことを学べて楽しい。最近ではトリマーになるのも面白そう、と思い始めています」と茶目っ気のある笑みを浮かべた。
区内の商業地で最高価格となった溝口1丁目280番外地点付近(写真は昨年の様子)

高津区基準地価 住宅地、商業地ともに堅調 市平均を超える上昇ぶり

 神奈川県は今秋、土地取引の指標とされる「県内基準地価」(7月1日時点)を発表した。高津区の調査対象は住宅地15地点と商業地4地点で、1平方メートルあたりの全用途の平均価格は56万1200円。平均変動率はプラス6・3%と、前年(同5・6%)を上回る上昇傾向をみせており、住宅地、商業地ともに概ね堅調に推移している。

 住宅地では、川崎市の平均変動率がプラス4・4%(前年同4・4%)に対し、高津区はプラス5・0%(前年同4・6%)。区内の調査地点では「下作延2丁目340番4外」(住所表記:下作延2の13の10)がプラス6・8%で最高上昇率となり、価格のトップは「諏訪1丁目391番4」(住所表記:諏訪1の6の3」の51万5000円だった。

 一方、商業地は川崎市の平均変動率がプラス9・2%(前年同8・4%)だったのに対し、高津区はプラス11・1%(前年同10・6%)。「下作延2丁目252番2」(住所表記:下作延2の7の2)のプラス12・4%が最も高い上昇率をマークしており、「溝口1丁目280番外」(住所表記:溝口1の11の3)が268万円で価格のトップとなっている。

県内上位に2地点

 今回の調査地点のうち高津区内でマイナスの変動率となった箇所はゼロ。区内住宅地で価格が最も高かった「諏訪1丁目391番4」と、次いで価格が高かった「溝口3丁目596番5」(住所表記:溝口3の21の31=50万8000円)は、県内価格上位10地点に入った(8位、10位)。

 市内の住宅地の概況について県は「都内との価格差や人口増加を背景に、交通利便性が高い住宅地を中心に需要が堅調」とし、商業地については「旺盛な住宅需要を背景に継続して強い上昇傾向がみられる」と分析している。
川崎市全町内会連合会の幹部と市長

全町内会連合会 市へ要望書を提出 新規10件含む46件

 川崎市全町内会連合会(持田和夫会長)は9月30日、来年度の予算編成に対する要望書を福田紀彦市長に提出した。各区の代表者と共に市役所を訪れた持田会長は「大変厳しい財政状況が続いていると聞いているが、当連合会の活動もご理解の上、ご配慮いただきたい」と要望した。

 同連合会は、毎年9月に各区の町内会・自治会の要望をまとめて市長に提出している。今回はそれぞれの区から、新規10件を含む46件の要望を提出した。

 各区の代表者の要望に耳を傾けた福田市長は、「生活者視点の要望はとてもありがたい。市立学校体育館への空調設備の設置については、スピード感を持って取り組んでいく。その他の要望も関係各所と協議しながら進めていきたい」と返答した。

高津区「踏切内の歩行者安全対策を」

 高津区町内会連絡協議会(大島明会長)からは、要望が7件提出された。内容は次の通り。

 ▽「JR南武線踏切内の歩行者安全対策(大山街道踏切)」「JR南武線久地駅の駅舎橋上化」「『橘樹郡家跡』の理解促進及び利便性向上」「溝口駅前キラリデッキの魅力向上」「災害時応急給水拠点の拡充」「自転車事故防止を目的とした安全講習会の拡充」「増加傾向にあるシニアカーの安全講習会の実施及び歩道整備」
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「かわさきグリーンボンド」販売
「かわさきグリーンボンド」販売
個人向け 11月14日から
川崎市はCO2排出実質ゼロに向けた取り組みの一環として個人向け市債『かわさきグリーンボンド(個人向け)』を販売する。11月14日(金)から12月5日(金)まで申... (続きを読む)
イベントへの来場を呼びかける関係者ら

サステナ&キラリフェス 脱炭素・地域の魅力が集結 11月8日 溝口エリアで

 脱炭素について楽しく学べる「まるっとサステナフェスティバル」と、地域団体の発表やグルメが楽しめる「キラリフェス」が11月8日(土)、溝の口駅前のキラリデッキを中心に、溝口エリアで同時開催される。午前11時から午後4時。

 川崎市環境局と脱炭素アクションみぞのくち推進会議、高津区役所が主催するイベント。今回、脱炭素の取り組みや、地域の魅力を住民に知ってもらおうと、両イベントの運営組織が協力し、開催することになった。

 当日は、多彩な催しが企画されており、「まるっとサステナフェスティバル」では、高津高校書道部によるオープニングパフォーマンスが行われるほか、若者・学生による脱炭素のPRチーム「まるっとサステナCAMP」の学生メンバーが企画した「脱炭素楽器」でのリズムセッションや、水素でラーメンをつくる「水素|ノー炭炭メン本舗プロジェクト」の発表などが実施される。

 また、地域団体や企業も出展し、脱炭素を楽しく学べるさまざまなワークショップや展示ブースを設置される。

ステージ グルメが満載

 「キラリフェス」では、洗足学園音楽大学など、地域の若者や子どもたちによる演奏や発表がデッキステージで披露される。さらに、大阪・関西万博の日本館ファームエリアを技術監修した「ちとせ研究所」が運営するコミュニティプラットフォームや、「高津総合型スポーツクラブSELF」などの出展も予定している。

 飲食・物販ブースでは、区内の飲食店が多数出展。地域グルメを楽しめる。

 小雨決行。荒天中止。サステナフェスに関する問い合わせは(株)ノクチ基地【電話】044・400・0410、キラリフェスは同区役所まちづくり推進部企画課【電話】044・861・3130。

川崎西ロータリー 事務スタッフを募集 「まずは気軽に問合せを」

 高津区内を中心に奉仕活動を行っている「川崎西ロータリークラブ」が現在、事務スタッフを募集している。

 主な仕事内容はクラブの運営を支える一般的な事務作業。具体的には会合の準備、書類作成、電話対応などのほか、奉仕活動の支援も含まれる。勤務日は週4日(金曜日は固定)。「待遇や社会保障などの委細は面談の上、決定します。詳細については、ぜひお気軽に問合せを」と呼び掛けている。

 問合せは【携帯電話】090・7730・7903同クラブ担当・松田さんへ。

県内小・中学校体育館の空調設置率 全国平均を下回る 今年度末までに2割超に

 近年の猛暑日の増加による児童、生徒の活動環境の悪化、災害時の避難場所の機能強化の観点から急務となっている公立小中学校の体育館などの空調設置。本紙は設置状況について神奈川県内の各自治体にアンケート調査を実施した。今年度末までに設置率が21・9%になる見込みである一方で、依然として全国平均を下回ることが分かった。

本紙が調査

 文科省では学校体育館の空調設置に国の支援制度を周知するなど導入を推進している。

 県内小中学校の普通教室の設置率が99・9%に対して、文科省が今年6月に発表した「公立学校の体育館等(小学校は体育館、中学校は体育館・武道場)における空調(冷房)設備の設置状況調査」(2025年5月1日時点)によると、体育館などの設置率は14・6%で全国平均の22・7%を下回っている。県内の自治体別に見ると、設置率100%は神奈川県を含む34自治体のうち綾瀬市、寒川町、大磯町、大井町。一方で27の自治体で50%を下回り、そのうち17自治体が0%だった。

 アンケートによると、今年度中に空調設備の設置を行う(もしくは行った)と回答したのは12自治体で、来年度以降に設置を予定していると答えたのは16自治体。すでに設置完了の4自治体を除き、23の自治体で検討が進んでいる。「今のところ設置の予定はない」と答えた自治体でも、具体的な予定はないが、おおむね設置に向けて「検討している」と回答した。今年度末までに設置率が100%となるのは神奈川県、茅ヶ崎市、海老名市の見込み。

 また、設置予定がないと答えた自治体の中には、「気化式冷風機を導入して空調対策を行っている」と回答した自治体もあった。

川崎市では

 川崎市は今年5月1日までに11校で設置済みで設置率は5・3%。今年度、整備方針の策定を進めており、市教育委員会によると26年度9校、27年度に7校での設置を予定しているという。今後は、整備方針に基づいて早期整備をめざすとしている。

 なお、このアンケートは、9月に神奈川県および県内34の市町村に質問を送付。文科省の資料を示した上で、「今年度、来年度以降の空調設備の設置予定」などについて聞いた。

川崎野菜で腕競う C級グルメ レシピ募集

 川崎市産の農産物を使った料理を競う「C級グルメコンテスト」が開催される。

 「かわさき・食と農のコミュニティ」が主催。募集条件は市内でとれた野菜や果物を使ったオリジナル料理であること。市在住・在勤・在学の人であれば、個人・グループ、年齢は問わない。製作時間が1時間以内、材料費が2人分で1500円前後、一つの器に盛ることなどが求められる。

 募集はジュニア部門(高校生以下)とおとな部門の2部門。書類審査を経て、通過者は1月25日(日)にセレサモス宮前店(宮前区)で行われる二次審査(調理・実食)に進む。部門ごとにグランプリ(1作品)と優秀賞(2作品)を決め、市内農産物や特製グッズが贈呈される。

 応募締切は12月8日(月)必着。【メール】BZA06

517@nifty.com)で、件名を「かわさきC級グルメコンテスト応募」として送信すると応募用紙が送付される。(問)11月1日から清水さん080・5682・1706

川崎西ロータリー 事務スタッフを募集 「まずは気軽に問合せを」

 高津区内を中心に奉仕活動を行っている「川崎西ロータリークラブ」(安藤信行会長)が現在、事務スタッフを募集している。

 主な仕事内容はクラブの運営を支える一般的な事務作業。具体的には会合の準備、書類作成、電話対応などのほか、奉仕活動の支援も含まれる。

 勤務日は週4日(金曜日は固定)。安藤会長は「待遇や社会保障などの委細は面談の上、決定します。詳細については、ぜひお気軽に問合せを」と呼び掛けている。

 問合せは【携帯電話】090・7730・7903同クラブ担当・松田さんへ。

第3回木づかいフェア 森の恵み 五感で堪能 15日・16日 横浜市中区で

 県産材をはじめとする木材や森林の良さを地域住民に知ってもらおうと、神奈川県が主催するイベント「第3回かながわ木づかいフェア」が、11月15日(土)と16日(日)に、横浜市の象の鼻テラス、象の鼻パーク(中区海岸通1丁目)で開かれる。両日とも午前10時から午後4時。荒天中止。

 会場では、丸太切り体験や、ひのき玉プールと積み木コーナーが設置されるほか、マグネット、キーホルダー、苔玉づくりや杉ランタン、かご網づくりなどが楽しめる有料ワークショップも用意されている。

 また、各ブースでスタンプを集めるとプレゼントがもらえる「スタンプラリー」や、ジビエキッチンカーの出店も予定。さらに、屋外ステージでは、木に関するクイズ大会が開かれるほか、県内の中学・高校生たちによる学習成果発表や、地域団体によるライブも実施される。

市内団体もPR

 同イベントの広報を担当する「ノクチ基地」(高津区下作延)代表の山本美賢さんは「木材の魅力に触れて、見て、聞いて、さらにグルメも通して感じられるイベントです。お誘いあわせの上、ぜひご来場を」と話している。

 イベントに関する問合せは、県環境農政局 緑政部森林再生課【電話】045・210・4332。
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県の不登校等の調査 いじめ、初の6千件台 不登校も増加傾向続く

 川崎市内の市立小学校と中学校で2024年度に確認されたいじめの件数が初めて6千件を超えたことが分かった。神奈川県が実施した24年度の「児童・生徒の問題行動・不登校等調査」から、市教育委員会が市内の状況をまとめた。不登校の状態にあった児童・生徒数も前年度より多い3451人だった。

 調査によれば、小学校でのいじめの認知件数は6335件で、前年度より1143件増加し、中学校での件数は321件で41件増加した。ただし今年7月時点の追跡調査の結果、24年度内にいじめが「解消された」と確認できた件数は、小学校で98・3%、中学校で94・7%だった。

 小学校のいじめの内容(複数回答)は「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が3539件で圧倒的に多い。「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする」が1484件で続いた。「パソコンや携帯電話などで誹謗中傷や嫌なことをされる」も638件あった。「暴力行為」は小学校で356件、中学校で210件だった。

 不登校の状態にある小学生は1579人で前年度より144人増加し、中学生では1872人で46人増加していた。1000人当たりの不登校児・生徒数は、小学生で21・7人、中学生で62・4人となっている。

 不登校の状態を把握した理由としては、「不安・抑うつの相談があった」がいずれも最多で、「学校生活に対してやる気がない等の相談があった」「生活リズムの不調に関する相談があった」などが続いた。

 市教委ではまずいじめに関して「迅速かつ適切な対応が組織的にできる各学校の体制づくりへの支援に努める」とし、不登校に関しても「昨年策定の『不登校対策の充実に向けた指針』に基づき、関係部局と連携を図りながら総合的な対策を進めている」とした。
今年9月の井田病院でのコンサート(市消防音楽隊提供)

川崎市消防音楽隊 応援サポーターを募集 楽器の老朽化など課題

 川崎市消防音楽隊が協賛金で活動を支える「応援サポーター制度」を2025年度から創設し、10月29日から26年度の募集を開始した。金額に応じた特典があり、集めた協賛金は楽器や衣装の更新などに充てる予定だ。

 市消防音楽隊は、消防活動の広報を目的に1962年に創設された。消防職と兼務の音楽隊員17人と、演奏に合わせたダンスなどの表現パートを担う「カラーガード隊」など計33人で編成されている。

 公式イベントでの演奏に始まり、区民祭りや小学校、幼稚園での演奏など活動の幅は広く、出演回数は年間約170回にのぼる。今年9月には市立井田病院(中原区)で、音楽隊として初の院内コンサートを開催。ベッドや車いすの入院患者も生演奏を楽しんだ。

 一方で予算配分上、消防音楽隊の楽器や衣装などの更新費用が不足しがちな状況が続く。吹奏楽の楽器は20年に一度程度の更新が推奨されているが、市の消防音楽隊の楽器は30年以上経過したものも多く、市消防局では打開策を模索。「クラウドファンディング型ふるさと納税」を利用して費用を調達する横浜市の事例を参照し、今回の「応援サポーター制度」を創設した。

 協賛ランクは5万円〜100万円の6段階。毎年1月の定期演奏会の観覧席や、協賛企業の主催イベントでの特別コンサートなど、協賛金に応じた特典がある。

 サポーターの募集期間は2026年2月20日(金)まで。申込や問い合わせは市消防音楽隊【電話】044・975・0119。

TOPIX No.45 溝ノ口劇場 おかげさまで8周年!これからもアットホームな雰囲気を大切に

 音楽コンサートや演劇など、各種エンターテイメントの情報発信基地として多くのご利用を頂いている当劇場。おかげ様で今年、8周年を迎えます。

 コロナ禍を乗り越え、2024年からの2年間で内装や音響機材を大幅リニューアル。スタッフも続々精鋭を迎え入れ、気づけば高津区民も増加中とか。チームワークも一層深まり、アットホームな雰囲気で来場者を迎えています。

恒例イベントにご参加を

 そんな中、12月24日(水)には恒例の「オープンマイク Vol.77」を開催。これは「みんな大好きなあの曲を、みんなで演奏して歌ってお酒を飲んで―」をコンセプトに、音楽好きが集う当劇場屈指の人気イベントのひとつ。ジャンルを問わず誰でも参加でき、観覧や乾杯のみの来場も大歓迎!平野阿也・統括支配人は「演奏しなくても、忘年会がてら乾杯しに来ていただけたら嬉しいです」と呼び掛けています。

申込みは抽選制

 申込みは抽選制で11月15日(土)まで受付中。詳細・申込は公式サイト(左記二次元コード参照)から。
小林悠選手とハイタッチを交わす参加者

GO!GO!!フロンターレ

誰もが観戦を楽しめるように

 川崎フロンターレは、10月18日の清水エスパルス戦(J1)で「2025 えがお共創プロジェクト」を実施した。この取り組みは、発達障がいなどの特性のある子どもや家族が安心してサッカー観戦を楽しめるよう、音や光、においなどに配慮した環境を整え、誰もが笑顔で過ごせるスタジアムを目指すもの。

 スタジアム6階の会場に、外のにぎやかな音を和らげて落ち着いて観戦できる「センサリールーム」を設置。参加者からは「子どもが自分から『外でサッカーを観てみたい』と言ってくれた」「こんなにリラックスしてスタジアムにいられたのは初めて」といった喜びの声が聞かれた。

 ハーフタイムには、選手たちと直接交流する時間もあり、サイン会や写真撮影を実施。この日限定でハロウィーンの仮装をしたマスコットのふろん太とカブレラも登場し、会場全体が笑顔であふれる一日となった。

 担当者は「サッカー観戦が特別なイベントではなく"日常の楽しみ"として広がっていく、そのきっかけを生み出せたことが何よりの喜びです」と手応えを語った。

画像はいずれも川崎フロンターレ

不定期連載 市民健康の森だより 第206回 当会「炭部会」の活動について

 私たちの「炭部会」は活発に活動しています。10月23日には今年度3回目の炭焼き実施です。この時は朝7時30分に点火、最後に炊き口を閉めたのは午後3時40分でした。炭焼きは時間が掛かりますが炭部会会員はめげません。通常の炭焼き以外の活動も様々に展開しています。

 一例を挙げると「竹刀炭焼き」です。これは1年ほど前に中原区の剣道強豪中学校の剣道部員保護者からホームページを介しての「廃棄する竹刀を竹炭に出来ないか?」という問い合わせが発端でした。

 竹刀だと竹や乾燥度が違うでしょうし運搬をどうするかなど課題があったため、最終的にはYouTubeの「竹刀で竹炭」という動画を参考にして簡便法で焼きました。直径30cm高さ20cmほどのブリキ缶に15cmほどに切った竹刀をギッシリ詰め込み周りから火を焚いて炭にしました。1時間ほどで焼き上がり中々の出来栄えでした。保護者に引き渡した所、今春卒業した剣道部員の子供たちに記念品として配ったそうです。

「歴史ある『竹炭焼き教室』、ぜひ区民のご参加を」

 この炭部会では来年早々に「竹炭焼き教室」を主催します。この教室は歴史のある教室です。会発足直後から始めて毎年継続しています。今年の1月に実施した教室では1回目は予め焼いておいた窯を開けて炭を取り出す「窯出し」と準備した竹を別の窯に詰め込む「窯詰」を指導し2週間後の2回目に「炭焼き」とその合間に「竹切」を指導するという内容でした。

 このやり方は炭焼きの全工程を体験してもらえるという利点の半面、炭焼きを始めた切っ掛けの「竹林整備」の大切さや大変さが伝わらないという懸念が出ました。そこで来年1月に行う教室では1回目は竹林整備(竹切)を行い、1週間後の窯詰は自由参加、更に1週間後の2回目教室は炭焼き中心で行うというプログラムにします。12月の市報高津区版で募集案内します。炭焼きに関心のある区民の皆様の応募をお待ちします。

不定期連載コーナー SELFフレンドシップ(船)へようこそ! Vol.42「株式会社Nアセットホールディングス」の取り組みについて

 第42回目は、「株式会社Nアセットホールディングス」についてご紹介いたします。

「Nアセットホールディングス」さんは、溝の口を中心に、資産コンサルティングから建築、賃貸マンション管理、仲介、リフォームを行っている会社です。

 代表の宮川恒雄社長は、常々「ヒトと街がワクワクするエリアにしたい!」と仰られており、不動産事業だけでなく、保育園(こころワクワク保育園)の運営やシェアオフィスの運営も行っています。

共に高津区の皆さんがワクワクするようなまちづくりを

 毎年、久本小学校で「面白い仕事人がやってくる」という特別授業でご一緒させていただき、宮川社長の幼少期から現在に至るまでの経緯や仕事への想いをお聞きしていますが、私も魔法をかけているかのように、ワクワクしてきます。

 Nアセットホールディングスで勤務されているスタッフも明るく、働く環境も良い会社なんだなと感じられます。これからもNアセットホールディングスさんと共に高津区の皆さんがワクワクするようなまちづくりをSELFも取り組んでいきます(また一緒に事業検討しましょう!)。宮川社長!これからもよろしくお願いします。いつゴルフ行きましょうか?(笑)