高津区 社会
公開日:2025.11.07
高津区基準地価
住宅地、商業地ともに堅調
市平均を超える上昇ぶり
神奈川県は今秋、土地取引の指標とされる「県内基準地価」(7月1日時点)を発表した。高津区の調査対象は住宅地15地点と商業地4地点で、1平方メートルあたりの全用途の平均価格は56万1200円。平均変動率はプラス6・3%と、前年(同5・6%)を上回る上昇傾向をみせており、住宅地、商業地ともに概ね堅調に推移している。
住宅地では、川崎市の平均変動率がプラス4・4%(前年同4・4%)に対し、高津区はプラス5・0%(前年同4・6%)。区内の調査地点では「下作延2丁目340番4外」(住所表記:下作延2の13の10)がプラス6・8%で最高上昇率となり、価格のトップは「諏訪1丁目391番4」(住所表記:諏訪1の6の3」の51万5000円だった。
一方、商業地は川崎市の平均変動率がプラス9・2%(前年同8・4%)だったのに対し、高津区はプラス11・1%(前年同10・6%)。「下作延2丁目252番2」(住所表記:下作延2の7の2)のプラス12・4%が最も高い上昇率をマークしており、「溝口1丁目280番外」(住所表記:溝口1の11の3)が268万円で価格のトップとなっている。
県内上位に2地点
今回の調査地点のうち高津区内でマイナスの変動率となった箇所はゼロ。区内住宅地で価格が最も高かった「諏訪1丁目391番4」と、次いで価格が高かった「溝口3丁目596番5」(住所表記:溝口3の21の31=50万8000円)は、県内価格上位10地点に入った(8位、10位)。
市内の住宅地の概況について県は「都内との価格差や人口増加を背景に、交通利便性が高い住宅地を中心に需要が堅調」とし、商業地については「旺盛な住宅需要を背景に継続して強い上昇傾向がみられる」と分析している。
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