逗子・葉山版【11月7日(金)号】
イベント告知のチラシ

葉山町商工会地域活性化委員会 1次・6次産業の活性照準 地産地消のマルシェ開催

 葉山町商工会(栁新一郎会長)の地域活性化委員会が11月22日(土)、町内の1次産業・6次産業を活性化する目的で葉山ステーションを会場に、「16(いちろく)市」を初開催する。担当者は「町全体の商業活性化の上で1次産業・6次産業は外せない。このイベントをきっかけに農家や漁師とタッグを組み盛り上げていきたい」と意気込む。

 6次産業とは1次産業者の農林漁業者が加工などの2次産業、流通・販売といった3次産業と一体化もしくは連携し、自らが生産する農林水産物の付加価値を高める取り組みを指す。

 同企画には湘南漁業協同組合葉山支所、石井ファーム、日影茶屋、葉山の森保全センター、mai!えるしい、BEAT ICE、リカーズかさはらの7事業者が参加。

 朝取れ魚介類・新鮮野菜の直売、牛の串焼き、夏みかんを使ったスイーツ、たのくろ豆を使った豆腐、米から作ったアイス・酒などはいずれも葉山産の食材を使ったもの。他にも惣菜や、葉山の森の木材を使ったアップサイクルのグッズ販売などを予定している。

 「葉山の1次産業全体を見ると地産地消といっても生産量も少なく、何か新しい事業をやりたくても、手をこまねいている感じがしている。6次産業に手を広げることで新たな活路を見出したい」と担当者。

 当日は葉山ステーションの駐車場内特設会場に各事業者がテントを設置。開始時間は午前10時から午後3時。小雨決行、荒天中止。

生産者は強い

 上山口地区で牛舎と農園を営む石井ファーム(石井裕一代表)は1次産業と6次産業を実践する事業所として、今回のイベントに参加する。

 同ファームは先代の時代はキャベツ栽培のみで、そのほとんどを市場に出荷していたが、昨年、代替わりをしてからは大根、ホウレンソウ、カブ、白菜、ブロッコリーなど多種の野菜を取り扱っている。「地域の方に食べていただくために直売を始め、ラインナップも増やした」と石井代表。

 また、敷地内で展開する産直販売の「葉山マルシェ」では、当日カットした精肉、採れたての季節野菜、惣菜や弁当などを販売。牛肉は同ファームで育った牛のみを取り扱い、希望の部位や量、予算、切り方など、オーダーに対応している。

 「生産者だからこそ普通の販売店ではできない事もやれ、自分が使いたいものを生産できるので、一番強いんじゃないかと思う。そのためにはお客さんのニーズに合った、手に取ってもらえる商品や作物を作る必要がある」と力強く語った。

 イベントについての問い合わせは葉山町商工会【電話】046・875・2810。

デフリンピック 逗葉ゆかりの2選手出場 バレーボール・中田さん、射撃・永田さん

 「きこえない・きこえにくい人のためのスポーツの祭典」東京2025デフリンピックが11月15日(土)から26日(水)まで、日本で初めて開催される。同大会に葉山町出身の中田美緒さん(24)が女子バレーボール、逗子市育ち、葉山町在住の永田英司さん(53)が射撃の種目でそれぞれ出場する。

3大会連続出場

 中田さんは前々回のトルコ大会、前回のブラジル大会に続き、3大会目の出場。トルコ大会ではチーム最年少ながら主力として活躍し金メダル獲得に一役買った。ブラジル大会は日本選手団のコロナ感染拡大の影響で途中棄権(ベスト4)したこともあり、今大会は全勝優勝を狙う。

 小学生時代はサッカー少女。中学で進学した平塚ろう学校にサッカー部がなかったことから、姉の影響もありバレーボール部に入部。セッターとして、また高速無回転サーブに磨きをかけ、高等部1年時にはデフバレーの世界選手権に初出場し、「ベストサーバー」にも選ばれている。その後、東海大学に進学、現在は清水建設に所属しながら仕事とバレーを両立させている。

 大会にあたり「聴覚障害は見た目では分からない。コミュニケーションの方法として、筆談や身振りなどがあることを知ってもらいたい」と期待を寄せる。また、「日本社会を変えたい。子どもたちの可能性を広げたい」と意気込む。

 初戦は11月16日(日)、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館でケニアと対戦する。

キャリア2年で代表

 永田さんは2年前にビームライフルスポーツ射撃体験会で高得点をマークしたことをきっかけに射撃競技に挑戦。エアライフル射撃に必要な「猟銃・空気銃所持許可証」を得るために猛勉強し、昨年夏に取得。今年1月に行われた男子10mエアライフル競技の選考会で代表に内定した。

 現在は横浜地方裁判所で事務の仕事をしながら勤務後の夜の時間帯で横須賀市の「くりはま花の国」内にあるエアライフル射撃場で個人練習に励んでいる。「狙い通り10点の的に当たった時の心技体が一致した達成感が醍醐味」と語る。

 まだキャリアが浅いこともあり、大会での目標は「上位8人によるファイナルに残れるようにベストを尽くしたい」と控えめ。一方で、一般には知名度の低いデフリンピックが日本で行われる今大会をきっかけにPRしたいと意気込む。さらに、まだ競技人口の少ない射撃を多くの人に知ってもらい、仲間を増やすことも視野に入れる。

 競技は11月16日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で行われる。

和太鼓奏者で和文化の祭典「和ノ祝祭」を主催した 古立 ケンジさん(本名:古立賢司) 逗子市池子在住 45歳

自然を愛する和の伝道者

 ○…和太鼓スクールを2年前に逗子市内で開校し、「和」に興味を持つ人が多くいることを実感した。イベントが多く行われる逗子にあって「『和』に特化した企画をやってみたい」。その思いをこのほど「和ノ祝祭」として結実させた。今後も活動する中で隣の鎌倉市のように逗子も着物を着て気軽に歩けるまちにできたらと思う。

 ○…和太鼓との出合いは高校2年の文化祭。それまでは「ふんどしを履いたおじさんの楽器」のイメージだったが、「若くてかっこいい」先生が叩く姿に衝撃を受け、のめり込んだ。高校卒業と同時にその先生に弟子入りするが、1年半で”くび”。それでも諦めきれず名古屋のチームに加入。猛練習に励み、6年後にはソリストとして上京した。これまで、愛知万博、平昌オリンピックなど数々の大舞台も経験したが、アルバイトや講師との掛け持ちで苦労も多かった。

 ○…大阪府出身。サッカー少年で高校生までプロを夢見ていた。真面目に取り組むことを面白くなく思う先輩から嫌がらせを受け、やむなく退部。少し荒れた時期もあったが道を誤らなかったのは太鼓との出合いだった。「サッカーへの情熱を太鼓に方向転換したら」と示唆してくれた恩師には感謝しかない。「後々先生は『そんなこと言ったか』と忘れてましたけど」と笑う。

 ○…海が好きで一昨年の5月に逗子に移住。今までも太鼓の指導で隣の葉山を訪れる機会があり、逗子は身近に感じていた。人の温かさ、ゆったりとした時間の流れが心地よい。「朝、鳥のさえずりで目が覚める。自然がこんなにストレスを解消してくれるなんて。もっと早く来ればよかった」と逗子愛がにじむ。最近はサーフィンにも挑戦。自然を満喫中だ。
レンタルポストを紹介する山上会長(右)と桜庭局長

逗子商工会 レンタルポストで支援 無店舗型事業者を視野に

 逗子市商工会(山上良会長)は店舗を持たない無店舗型事業者への支援として、10月からレンタルポストサービスを開始した。

 商工会館1階エントランスに幅38cm・高さ28cm・奥行14・5cmのポストを18室用意。利用可能時間は午前7時から午後10時(毎日受取可)で、対象の郵便物はポストに収まる大きさのもので、本人確認や受領印、温度管理が必要なもの、代金引換は対象外。利用資格は商工会会員で加入金3000円(初回のみ)、月額3000円で利用できる。

 逗子郵便局の桜庭康一郎局長によると、民間による私書箱的なものはあるが、商工会のような公的な機関による同様のサービスはあまり例がないという。

 同商工会は9月にオープンしたコワーキングスペース「うみまちBASE逗子」のほか、池子の「カフェちょこっと」、キッチンカーの「ドリームキッチン」といった創業支援を行っており、今回のレンタルポストもそうした創業者支援の一環として行う。

 山上会長は「最近は自宅で作業をする事業者が増える一方で、住所を知られたくないという人も多い。審査はあるが商工会の住所で法人登録も可能なので、ぜひ利用してほしい」と呼びかける。

 既に利用している教育事業を手掛ける(株)星出製作所の星出祐輔さんは「逗子のまちに開かれた企業を目指しポストを借りた。郵便の受け取りをきっかけに商工会や事業者の方々との交流も生まれている」と語った。

 (問)同商工会【電話】046・873・2774
和太鼓演奏に聞き入る観客

心に染みる太鼓の響き 東逗子で和の祭り

 和太鼓の普及に取り組む逗子和太鼓SCHOOL(古立ケンジ代表=人物風土記で紹介)主催の和文化の祭典「和ノ祝祭」が11月3日、東逗子駅前の東逗子ふれあい広場で初開催された。

 古立さんが参加する和太鼓ユニット「音阿弥(おんあみ)」のオープニング演奏に始まり、同スクールの生徒、古立さんプロデュースのチーム「和太鼓奏流(そうる)」、逗子市商工会和太鼓部「漢組」などが、東逗子に重厚な音色を響かせた。

 また、地元のダンススクール「ワイズカンパニー」や、シンガーソングライター・NAOYUKIさん、元宝塚の日舞踊家・Hannaさんらがステージに花を添えた。

 会場にはキッチンカーやテント販売の店も多数出展し、訪れた観客は食事や酒を楽しみながら演奏に聞き入っていた。

 偶然通りかかったという70代の夫婦は「逗子で和太鼓をやっているというのを肌で感じた。これまであまり見る機会がなかった。つい見入ってしまった」と演奏を楽しんでいた。
作品を手に笑顔の岸本さん(右)と土居さん

逗子防火ポスターコン 岸本さんが3連覇 母の指差しヒント

 逗子市消防本部は11月3日、子どもたちと市民の防火意識向上を目的に開催している防火ポスターコンクールの表彰式を実施した。

 最高賞の逗子市消防長賞には久木小6年の岸本海希(かいき)さん、逗子市危険物安全協会長賞には小坪小6年の土居実怜さんの作品が選ばれた。

 岸本さんの作品は「指差しでお出かけ前に火の点検」のキャッチコピーと共に、たばこの不始末、電気ストーブやアイロンといった電気機器の消し忘れなど、出火原因の上位が描かれている。「お母さんがいつも出掛ける前に指差し確認をしているの見て」アイデアを思いついたという。岸本さんは3年連続で最高賞を受賞。

 土居さんはスマホやモバイルバッテリーが原因で火事が起きているというニュースを見て、注意喚起のためのポスターを描いた。土居さんは4年生の時に続き2回目の受賞となった。

 入賞10作品は11月7日(金)から18日(火)まで京急逗子・葉山駅北口構内コンコースに掲出されるのを始め、12月22日(月)まで、市内4カ所を巡回する。

クイズで知る池子の森 11月15日 申し込み不要

 逗子市池子接収地返還促進市民協議会と逗子市は、池子の森の歴史と自然を若い世代の市民に知ってもらおうことを目的に11月15日(土)、池子の森自然公園緑地エリアでクイズラリーを開催する。逗子の歴史や生き物に関する問題が出される。

 時間は午前10時から午後3時(最終受付2時)。先着150人に逗子広報キャラクター・シズオのオリジナルグッズが贈られる。受付は同公園ビジターセンター。雨天中止(小雨決行)。

 また、14日(金)まで市役所1階市民ホールでパネル展示も実施中。午前9時から午後5時。

 問い合わせは事務局(逗子市基地対策課)【電話】046・873・1111(内線326)。

葉山小が創立100周年

 葉山町立葉山小学校(堀内/浜名恵美子校長)が創立100周年を迎え、10月31日、同校体育館で100周年記念式典が行われた。11月1日には児童を対象にした記念集会、同日午後には記念イベントが開かれ、在校生、保護者、卒業生、近隣住民らが思い思いに100周年を祝った。

 記念式典は第22代校長でもある百周年実行委員会の河村英二委員長の「葉山小学校100歳の誕生日を祝う創立100周年記念式典を始めます」という開会の言葉でスタート。来賓代表で山梨崇仁町長が「葉山町が『住み続けたい街ランキング』で日本一に選ばれた」と話をすると児童らは「え〜っ」と大きな声を上げ、拍手が沸き起こった。次に現在の校歌を作詞した堀口大學の娘のすみれ子さんを始め、歴代校長、町内会会長ら来賓が紹介されると、上級生と接点のあった元校長の時には歓声が上がった。

 浜名校長は式辞で、学校に対し多大な寄付を行った「味の素」の創業家、二代目鈴木三郎助氏、三代目三郎助氏の功績に触れ、児童に対し同社のように「葉山から世界に羽ばたいて欲しい」とエールを送った。また、現校歌の歌詞を引用し、「にこやかに、ほがらかに、元気に、ゆかいに、まじめに、たのしくといった歌詞は、葉山小学校の原点だ」と校歌を称えた。さらに、新調された校旗も披露した。

 その後は式典の主役は児童に交代。5年1組の生徒は旧校歌についての考察を発表し、5・6年生により旧校歌が斉唱された。さらに運営委員会による劇『葉山ワンダーランドのアリス 校長先生を救え 100年の扉』を上演。児童らはハートの女王に捕らえられた校長を救うために、葉山小の歴史にまつわるクイズに答えるというストーリーを熱演した。

記念イベント

 式典の翌日11月1日に行われたイベントではグラウンドにブースが出て、6年1組の児童が考えた100周年記念ステッカーを販売したり、PTAが100年の歴史の中の6年間という意味から『6/100』とタイトルを付けた記念写真集の受付を行ったりした。また児童が所属するミニバスケットボールチームやドッジボールチームも出店し場を盛り上げた。

 教室では6年2組が「葉山小の過去と未来を繋ぐ文化祭」と題し、木造校舎模型の展示や、新しい学校づくりへの提案を行った。また、別の教室では「100周年CAFE」が開かれ、同校の歴史展示や前日の式典の様子が上映された。

 体育館のステージではダンスやチアダンスが披露され、多くの観客でにぎわった。

 体育館の前には三浦竹友の会の協力で作られた竹ランタンのオブジェが飾られ、夕闇に「100 HASHO」の文字が浮かび上がった。

児童による100周年

 式典までには児童による100周年を迎える準備もいろいろ行われてきた。昨年11月には児童の発案によるキャッチフレーズ「100年繋いだ 葉山の景色 笑顔と共に 明るい未来へ」と、100の数字の0部分を双眼鏡に見立て、そこから覗く富士山と、葉山の海と山を描いたロゴマークを発表。のぼり旗や横断幕に使用され、100周年をPRしてきた。

 また、記念事業として階段のアートペイントを実施。地元業者の協力を得て壁を塗り替え。校内で募集したデザインをもとにPTAが原画を作成し、全児童が参加して1階から3階までの壁面に富士山や海、山の動物などを色鮮やかに描いた。

メリーさん 平和伝える青い目の人形

 校長室の一画に置かれたガラスケースに一体の古い人形がしまわれている。葉山小学校が開校した2年後の1927年3月4日に「メリーさん」はやってきた。

 青い目をしたこの人形は、アメリカから日本各地の小学校に約1万2700体贈られた内の一体だ。当時、アメリカでは「排日移民法」が作られ、両国の関係性が悪化していた。日本に長く住んだことのあるアメリカ人宣教師のシドニー・ルイス・ギューリック氏は、子どもの頃からお互いの文化を理解することが、両国の友好につながると考え、「世界の平和は子どもから」をスローガンに日本のひな祭りに合わせ、人形の寄贈を全米に呼びかけた。この呼びかけに応え集められた人形は「友情人形」と呼ばれ、日本からはお礼として「市松人形」が58体贈られた。

 しかし、41年の日米開戦で、青い目の人形は「敵性人形」として破棄されたり、空襲で燃えてしまい、全国で335体だけになった。神奈川県内は9体、三浦半島では「メリーさん」だけだ。

 「メリーさん」は、おそらく「人形に罪はない」と考えた誰かが人目につかない場所に隠したことで破棄を免れた。長い間、姿を見せなかったが、78年5月、当時の教頭により教材室に新聞紙にくるんでしまってあったところを発見された。

 「メリーさん」は戦争という悲惨な出来事を乗り越え、今の時代に平和の大切さを語りかける。

体育館は個人の寄贈 味の素創業家との縁

 葉山小学校の歴史を語るうえで忘れてはならないのが味の素(株)の創業家、鈴木三郎助氏の存在だ。

 二目代三郎助は1867年、堀内村で米や酒を扱う「瀧屋」の初代鈴木三郎助の長男・泰助として誕生。1926年、葉山尋常高等小学校設立時に「教育奨励金」5000円、27年に講堂建設費として3万円を寄付している。

 三代目三郎助は1890年に長男として誕生。葉山小の前身、尋常第二葉山小学校を卒業し、東京の商業学校へ進学。味の素の発売当初から広告販売を担当し、同社を世界規模の会社へと成長させた。三代目も二代目の遺志を受け継ぎ、34年に1万円を寄付。この寄付金で理科特別教室が作られた。時を経て72年に再び4500万円の寄付をし、現在の体育館とプールが建設された。

 また三代目は64年には東京オリンピックのために葉山工場の跡地に葉山マリーナを開業。敷地内には同氏の胸像が設置されている。

「楽しく」学んで歩んで 浜名恵美子校長

 大正から4つの時代を駆け抜けてきた100年という歴史に重みを感じている。

 子どもたちへの教育は、未来の葉山のまちづくりにつながっているという考えから、地域の方々に愛されてきた。特に鈴木三郎助様からの多大なご寄付で体育館など学びと遊びの場所を整えていただいたのは葉小にとっての財産だと思っている。

 子どもたちには校歌にあるように「楽しく」学んで、自分の人生を豊かにするために歩んで、生きていく力を育んでいってもらいたい。

記憶に残る節目に 小熊直宏PTA会長

 100周年の節目にPTA会長として学校と一緒に取り組めるのは運がよかった。この機会に、今後校舎が新しくなっていく中で、過去の生徒が作ったものなどを、どう残していくかを考えることが大切だと思う。

 子どもたちには航空写真など学校が取り組んでくれたことを覚えておいて欲しい。100周年という大きなイベントを経験することで、大きくなって、中学生、高校生くらいになった時に、町おこしだとか、そういうものに興味を持って積極的に関わってくれたら嬉しいですね。

未来の葉小を考えて 河村英二実行委員長

 葉山小には新採用から始まり、教頭、校長も務めて20年関わった。100周年実行委員会の委員長はその恩返し。

 100年というと、歴史の振り返りで終わりがちだが、これからの葉山小のあり方を考えるいいチャンスだと思っている。歴史も大事だが、子どもたちには、これから「こんな風な学校にしたい」と未来を語ってほしい。そういう意味ではキャッチフレーズを作ったり、階段のペイントをしたりしたことは意義深かったと思う。
竿についた針で景品を釣って走る「釣り名人」

ズシップ 毎年参加で健康チェック 運動会に160人参加

 逗子市内の60歳以上の人たちが集まるクラブの連合組織、NPO法人ズシップ連合会(平井一美理事長)は10月22日、逗子アリーナ(池子)で第50回ズシップ連合会運動会を開催し、約160人が参加した。

 準備運動のラジオ体操の後、個人競技の「カルタ合わせ競走」「釣り名人」「パン取り競争」「スプーン競争」、団体競技では「ムカデ競争」「ボール送り」「玉入れ」などで、それぞれの体調、ペースに合わせて体を動かした。

 普段から水泳で体を鍛えているという小泉美智子さん(85)は、「毎年同じ競技をすることで、自分の体力の変化が分かるのがいい」と参加の楽しみを語った。

 普段は家にこもりがちでも運動会には出てくるという人も少なくなく、「年に1回、ここで会えるのが楽しい。つい頑張っちゃうわ」という声も聞かれた。
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星座にまつわるエトセトラ 「秋の一つ星」

 日本では、小さな輝きの星たちが彩る秋の夜空。一等星という明るい星はひとつだけ。「秋の一つ星」とも呼ばれるその名前は「フォーマルハウト」。みなみのうお座の口元に輝いています。うお座というと、星座占いでも有名な尻尾をリボンで結ばれた姿の二匹の魚の方が有名かもしれませんが、それとは違う星座です。みなみのうお座は、逆さまになっています。その上にあるみずがめ座から流れる水をがぶ飲みしているように見えます。実は、この水瓶を持っているのが少年ガニメデで、彼は、神様たちの宴会でお酌をする役として連れ去られたのです。なので、彼が持つ甕なので、流れているのは、お酒?とも言われています。逆さまになっているのは、酔っぱらっているからなのか?この時期、19時半くらい真南の低いところ(25度くらい)に輝いていますのでぜひ探してください。