秦野市・厚木市・海老名市・小田原市・相模原市の小田急線沿線５市11会場で11月22日（土）と23日（日）の２日間、「出雲大社相模分祠奉納　第１回神奈川よさこいまつり」が開催される。「神奈川を代表するよさこいまつりに」と同イベント実行委員会が主催。県内外から83チーム約１７００人が出場し、初代王者を目指して熱い演舞が繰り広げられる。

　会場となる各市ではすでに「よさこいご縁まつり」（秦野）、「Ｅｂｉｎａよさこい」、「ＯＤＡＷＡＲＡえっさホイおどり」、「相模原よさこいＲＡＮＢＵ！」のよさこいイベントが存在する。それぞれ回を重ねる一方で、収容人数や時間制限によって新たなチームが参加できないケースもあるという。今回の初開催に向けて各市よさこいイベントの主催者らが連携し、「各地の運営ノウハウを生かしつつ、受け入れ規模を拡大。神奈川の代表的なよさこいイベントにしていきたい」と塩谷雄一郎実行委員長（48・秦野市）は話す。

　22日午前のオープニング奉納演舞は、秦野市の出雲大社相模分祠で実施。22日から23日にかけて秦野、相模大野、海老名、厚木、小田原エリアで参加チームが演舞を披露する。各会場は駅周辺に設け、演者は小田急線で移動して複数会場に登場。23日夕方からの決勝コンテストは、メイン会場の厚木中央公園（本厚木駅近く）に設営する幅30ｍ・奥行20ｍの大型ステージで行われる。

秦野は３会場

　秦野エリアは、出雲大社相模分祠（22日９時30分〜10時）、秦野駅前水無川沿い（22・23日10〜16時）、本町小学校グラウンド（22日13〜16時、23日10〜16時）。駅前と本町小会場は露店出店あり。また各会場では、出雲大社相模分祠にちなんだよさこいソング『ＩＺＵＭＯ』での総踊りも予定される。

　観覧無料。雨天決行。詳細はイベントＨＰ。

　ペコちゃんこども園ほりかわ（秦野市堀川）で10月29日、「ペコちゃんが行く！不二家キャラバン隊」が行われた。同園は（株）不二家が支援する「社会福祉法人ＰＥＫＯ　ＳＭＩＬＥ」が運営する初のこども園で、園児らはペコちゃんとの交流を楽しんだ。

　このキャラバン隊は、不二家が創業１００周年記念としてスタートした取り組み。ペコちゃんがキャラバンカー「ペコちゃん号」に乗って全国の児童施設を訪問する交流プログラムとなっている。「ペコちゃんこども園ほりかわ」は、同法人が運営する初の公私連携幼保連携型認定こども園として今年４月に開園したこともあり、同園でも初めて実施されることになった。

　当日は、２歳児から年長まで約90人の園児が参加。同園には、室内の壁などにペコちゃんのイラストも数多く描かれているため、普段から触れている「ペコちゃん」本人が登場すると、園児らの興奮は最高潮に。一緒にクイズをしたり、ダンスを踊ったりしたほか、不二家の商品『ミルキー』などのプレゼントも受け取った。園児らは「ペコちゃんがかわいかった」「ダンスが楽しかった」などと話し、楽しい時間を過ごしていた。

　キャラバン隊は今年、全国約50カ所の施設を訪問予定。訪れる施設は基本的に申込制となっているが、同園は不二家が関わるこども園として、今後も毎年訪問予定だという。

　不二家の代表取締役社長であり、同法人の理事長を務める河村宣行さんは「ペコちゃんが誕生して75年。子、親、祖父母と３代で幅広く親しんでもらえると思うので、今回の話題で家族と絆を深め、また不二家のファンにもなってもらえたら」と話した。

｢廊下性教育」を全国へ

　○…中学校国語教師で、４児の母。８月に静岡市で開催された「Ｂｅａｕｔｙ Ｊａｐａｎ ＦＵＪＩＹＡＭＡ／ＮＥＯ大会」に出場し、グランプリ及び特別賞を受賞。11月の日本大会への進出を決めた。外見とともに、内面や社会的な側面も重視される同大会。教育現場での独自の性教育や「お産と子育てを学校の必須科目に」という自身の活動をＰＲした。「自分が何者なのか問われ続ける大会で勉強になりました」と振り返る。

　○…秦野市出身。中学時代から教師を志し教職へ。結婚後、長女の出産時に「生まれ変わるような心地良さを感じた」ことがきっかけで、命・性・教育のつながりを探求するように。授業で教えられる性教育は制限があるため、教室外で生徒などと性について対話する「廊下性教育」を独自に行ってきた。「中学生は性やいのちの話に敏感。フランクに話すと心の距離がぐっと近づく」

　○…「一番力を入れている活動は『オモロー授業発表会』なんです」。全国の教師有志が日本の教育を楽しく変えようとするムーブメントに積極的に参加。１万人の聴衆の前で「廊下性教育」について発表することになり、度胸をつけるためオファーを受けたビューティージャパンへの出場を決めた。

　○…現在は育休中。育児に加え、全国大会に向けた宿泊研修や、県外の高校での講演会、秦野市内のトークイベントなど忙しない日々を送る。息抜きを尋ねると、「夫と散歩してふたりで過ごす時間ですね」と笑顔を見せた。11月に控える日本大会には約90人が出場予定。「プレゼン審査まで残って、私の考えを多くの人に知ってもらえたらって思います」。目標に向かって、まっすぐ。凜とした姿に”美しさ”が宿る。

　鶴巻温泉駅南口ロータリーで10月25日・26日、ハロウィン屋台村が開催された。

　２０２２年から実施されているハロウィーンイベント。今年は２日間に規模を拡大し、小田急電鉄と神奈川中央交通の協力で初めて南口を会場に開催した。

　初日、鶴巻若衆囃子の演奏＝写真上＝で幕を上げた。土曜はあいにくの冷たい雨に見舞われたが、２日目の日曜は天気が持ち直し会場には大勢の来場者が訪れた。

　両日、キッチンカーや鶴巻のまちおこしとして力を入れているジビエなどが軒を並べたほか、仮装コンテストや借り物競争、ダンスステージ、カラオケ王座決定戦なども実施。２日目に、急遽会場レイアウトを変更したところ、カラオケ王座決定戦商店の部は、会場を巻き込み盛り上がりを見せた。

　秦野警察署（浅田二郎署長）は警察業務への協力功労として10月、企業・団体・個人に感謝状を贈呈した。

　小田急電鉄（株）の秦野駅には、行方不明者発見に対する功労。行方不明になっていた10歳女児を駅員が見つけ声をかけたことから、秦野駅で保護できたという。

　松田町在住の佐野晃一さん（44）へは、強盗被疑者検挙協力に対する功労。セブンイレブン秦野菖蒲店で現金10万円が奪われる強盗事件が発生し、同店を利用していた佐野さんが犯人を説得しながら追跡。事件の早期解決に貢献した。

　秦野工場保安協議会（大森正理事長）は、約50年にわたり安全・安心まちづくり旬間で防犯意識向上に寄与した功労。防犯標語垂れ幕を作成し、秦野警察署の掲示塔に掲出することで防犯意識の醸成を図った。

　東京２０２５デフリンピックキャラバンカーが10月30日、秦野市役所を訪問した。

　11月15日から日本で初開催される「東京２０２５デフリンピック」。耳がきこえない、きこえにくい人のためのオリンピックで、大会への気運を高めるため、開会を前にキャラバンカーが全国各地を巡っている。

　この日は、キャラバンカーによるデフリンピックの紹介と共に、韓国テコンドー選手団を応援する「市民応援団」の発足式も実施。今年は日韓国交正常化60周年、韓国坡州市との友好都市締結20周年にあたるため、秦野市聴覚障害者協会と市内手話サークルの関係者が中心となり結成したという。応援団団長の嵩賢治さんは手話で「ぜひ国際手話を覚えていただき、大会に来て交流してほしい」とあいさつした。

　秦野市少年野球連盟によるタウンニュース旗争奪新人戦大会が、10月19日までなでしこ広場などで行われ、秦野少年野球部コメッツが優勝した。

　５年生以下の新人戦には９チームが出場。コメッツはリトルジャイアンツとの初戦を13対０で勝利すると、準決勝は秦野トリプルアローを７対０で退けた。決勝は秦野スカイホークスと対戦。３対２で接戦を制した。

　コメッツの主将・高橋斗生（とうい）君（末広小５年）は、「絶対に優勝するという強い気持ちをみんなが持ち、最後までチームが１つになって戦えた」と勝因を語った。

　伊勢原市にある日向薬師・宝城坊は、開創から１３００年という長い歴史を持つ高野山真言宗の古刹。日本三薬師の一つにも数えられるこの名刹で11月13日（木）まで、「宝殿特別展覧会」が開催される。期間中は伊勢原市指定文化財の「伝妙沢不動尊版木」をはじめ、「錫杖頭」や「頬当」など、貴重な文化財を見ることができる。開館時間は各日午前10時〜午後４時（荒天中止）。拝観料は３００円（その他、学生・団体料金あり）。

文化財がカードに

　展覧会の期間中には、日向地区全体を舞台にした周遊イベント「いせはら日向 謎解き巡り周遊イベント『古の記憶を紐解く日向の足跡』」も同時開催。展覧会会場（日向薬師宝城坊）で謎解きキットを受け取り、宝城坊、浄発願寺、石雲寺の３カ所を巡り謎を解き進める。各地点では文化財のコレクションカードを集めることができるほか、謎解きで特別なコレクションカードの贈呈も。また、景品が当たるくじ引きにも参加できる。（問）伊勢原市教育委員会教育総務課 【電話】０４６３・７４・５１０９

　今年１月に市制施行70年を迎えた秦野市が11月３日、メタックス体育館はだので記念式典を開催し、約５００人が節目を祝った。

　式辞を述べた高橋昌和市長は、葉タバコ栽培による都市発展や現在まで引き継がれてきた名水などを挙げ、「先人たちの知恵とたゆまぬ努力に、敬意と感謝を申し上げたい」と語った。さらに、「80周年、90周年、１００周年と市民の皆様が誇りを持って暮らせる街であり続けられるよう、秦野の魅力に磨きをかけていきたい」。登山やスポーツクライミングなどで来訪者が増加していることにも触れ、全国屈指の森林観光都市を目指していきたいと締め括った。

　また、市制施行60周年時に「10年後の自分」へ手紙を寄せた当時の中学生と、現役中学生が登壇。10年前、今、将来へと思いをつなぐべく「はだのから未来へ！」とメッセージを残した。参加した諸星瑠風さん（南中３年）は、「みんなでにぎわいのある秦野を作っていけたら」と話した。式典では、地元ゆかりのロックバンド「ＬＵＮＡ ＳＥＡ（ルナシー）」からの祝福動画も紹介された。

　この日はカルチャーパークで「市民の日」も同時開催。模擬店やステージ発表などさまざまな催しが行われ賑わった。

　農産物直売所「はだのじばさんず」で11月９日（日）まで菊花展が行われている。この菊花展は、ＪＡはだの組合員が組織する「菊花会」が実施しているもので、毎年１回、会員が手塩にかけて育てた菊が展示される。

　期間中は、じばさんず店舗外の特設テント内に盆養（厚物・管物）やだるま、スプレーなどの様々な菊が咲き誇り、来店者の注目を集める。

　問い合わせはＪＡはだの組織教育課【電話】０４６３・８１・７７１４へ。

　バンドネオン奏者・平田耕治さんとピアニスト・永易理恵さんのユニット「デュオ・ドラード」によるコンサートが２０２６年２月22日（日）、東海大学前駅南口すぐのタウンニュースホールで開催される。

　演奏予定曲は　『ラ・クンパルシータ』（Ｇ．Ｍ．ロドリゲス）、『光の向こうへ』（平田耕治）、『リベルタンゴ』（Ａ．ピアソラ）ほか。平田さんは２０２３年１月に秦野市文化会館で行った公演にも多くのファンを集めた実力派アーティスト。リクエストに応え、やまなみコンサートへの出演となった。会場はサロン感溢れる１５０席のホール。生演奏を存分に楽しめる。哀愁漂うメロディーに包まれて魅惑のひとときを過ごしては。

　午後２時開演（１時30分開場）。入場料２５００円、学生１０００円（予約制・自由席・未就学児入場不可）。予約は事務局【電話】０４６３・８１・１２１１へ。

　社会により貢献できる女性を発掘するコンテスト「Ｂｅａｕｔｙ Ｊａｐａｎ」の「ＦＵＪＩＹＡＭＡ／ＮＥＯ大会」が８月に静岡市で行われ、秦野市在住の柏木法子さん（41）＝人物風土記で紹介＝がグランプリ及び特別賞を受賞した。柏木さんは、11月20日（木）に横浜市で行われる日本大会（全国大会）へ進出する。

　外見とともに、内面や社会的な側面も重視される同大会。中学校国語教諭で４児の母である柏木さんは、自身のお産の経験から教育現場での独自の性教育や「お産と子育てを学校の必須科目に」という活動を行ってきた。柏木さんは８月に教員有志の全国的ムーブメント「オモロー授業発表会」での１万人を前にした発表を控えており、「オモローまでに度胸をつけたい」とオファーを受けていたＢｅａｕｔｙＪａｐａｎ地区大会への出場を決めた。現在、日本大会に向けて研修合宿などが行われているという。

　柏木さんは「応援団の方々の熱心な応援に背中を押されました。日本大会では、プレゼンまで残って自分の考えを発信できたら」と話した。

　丹沢大山クリーンピア21「クリーンキャンペーン」を開催。秦野会場は11月15日（土）、午前７時半に大倉バス停前もしくはヤビツ峠登山口に集合。活動は10時まで、雨天中止。問い合わせは秦野市観光振興課【電話】０４６３・８２・９６４８へ。

　広畑ふれあいプラザ（秦野市下大槻１７４の４）で11月８日（土）、世代間交流イベント「カムカムひろはたフェスタ」が開催される。午前10時から午後１時まで。プラザ内では楽しい催し物がもりだくさん。

　多目的ホールでは、秦野高校合唱部とユース合唱団アインザッツ、広畑ふれあい塾の楽しい合唱広畑による合唱（午前10時30分）、中学生マジシャン大志さん（11時40分）、黒田隆子と仲間の会による人形劇（12時30分）が予定されている。学習室や活動室では、折り紙や切り紙、認知症予防運動体験、東海大学生によるボードゲーム体験も。来場者にポップコーンのプレゼントも。問合せは同プラザ【電話】０４６３・７７・６０６１へ。

　障害者施設による自主作品などの展示即売会が11月11日（火）、イオン秦野ショッピングセンターで開催される。午前９時から午後３時。

　今月は、ゆめ散歩（市内事業所自主製品など）、いんくるネット（みかん・にんにく・干し芋・おかし等）、ちっちゃな星の会（ラスク・手芸品等）、秦野ワークセンター（陶芸・手工芸品・レトルトカレー）、弘済学園（花苗・ハーブティー）、くず葉学園（豆腐・しいたけ・手工芸品）、鶴巻工芸（クラフトバンド・カゴ製品・クリスマス製品等）の７事業所が出店する。問い合わせはともしびショップゆめ散歩【電話】０４６３・７３・６０３１へ。

　七五三シーズン到来。子どもの成長を祝おうと、秦野市内神社が参拝客で賑わいを見せている。

　３連休の初日となった11月１日、出雲大社相模分祠（秦野市平沢）では本殿前に祈祷を待つ家族の列ができていた。市内在住の椎野紗衣ちゃん（３）は赤色の着物を身にまとい、両親や祖父母とともに同所へ。境内の写真スポットでは主役を務め、「楽しかった」と家族と談笑していた。

　毎年多くの七五三詣客が訪れる同所。今年は、かぼちゃで「実りの秋」を演出する写真スポットを設置したほか、碁盤の上からジャンプすることで筋目正しく健やかな成長を願う儀式「碁盤の儀」などを用意した。同所の七五三祈願は12月末頃まで。

　ＮＰＯ法人秦野歴史おこしの会（小泉孝理事長）が10月25日、設立30周年記念講演会と式典・懇親会を実施した。

　会員だけでなく市民も対象に行われた同講演会。とこなめ陶の森資料館主査学芸員の小栗康寛さんを講師に、曽屋水道の特色や、その背景などについて学んだ。聞き入っていた来場者たちは、最後の質疑応答で積極的に質問をしていた。

　その後、懇親会の前に30周年の式典を実施。来賓として高橋昌和市長と谷和雄県議が出席した。あいさつの席で小泉理事長は「30年という歴史は一朝一夕では築けない。その間にも栄枯盛衰はあり、今があるのはその時々の会員・先人たちの努力の賜物」と話した。

　秦野市民交響楽団（はだの響）が11月24日（月・祝）、ひらしん平塚文化芸術ホール（大ホール）で第85回定期演奏会を開催する。開場午後１時15分、開演２時。入場料は一般１０００円、高校生以下（４歳以上）５００円。

　秦野市・秦野市教育委員会・秦野市音楽協会が後援。

　市民の手によって１９７８年に結成されたはだの響。これまで80回以上の定期演奏会を行い、市民にオーケストラを根付かせている。今回指揮者に迎えるのは新通英洋氏、クラリネットには東京吹奏楽団アシスタントコンサートマスターの徳武敦氏を招いた。演奏する楽曲は序曲「謝肉祭」（ドヴォルザーク）、「クラリネット協奏曲」（コープランド）、「交響曲第７番」（ドヴォルザーク）など。チケットはhttps://teket.jp/4567/52654で購入できる。

　問い合わせは松木さん【携帯電話】０９０・７８２３・４３０５へ。

　今年11月に開館40周年を迎えた秦野市立図書館で、秋の読書週間に合わせた特別企画が９日（日）まで行われている。

　東海大学生作成パネル展や絵本展示、広報紙等でたどる秦野の40年、図書館クイズ、アニメ上映、記念グッズ配布など。また、８・９日の午前10時〜午後４時には、同館玄関前にキッチンカーが出店する。

　詳細は同館ホームページ。（問）【電話】０４６３・８１・７０１２

　丹沢美術館（秦野市寿町６の19みどりやビル２階）で11月12日（水）から16日（日）まで、「竹原由貴　ユメ・キラ子二人展〜袖すり合わすも他生の縁〜」＝写真＝が開催される。午前11時から午後６時（最終日は４時）まで。入場無料。問い合わせは丹沢美術館【電話】０４６３・８３・９５５０へ。