2025年Beauty Japan日本大会に出場する
柏木法子さん
南が丘在住　41歳

｢廊下性教育」を全国へ

　○…中学校国語教師で、４児の母。８月に静岡市で開催された「ＢｅａｕｔｙＪａｐａｎＦＵＪＩＹＡＭＡ／ＮＥＯ大会」に出場し、グランプリ及び特別賞を受賞。11月の日本大会への進出を決めた。外見とともに、内面や社会的な側面も重視される同大会。教育現場での独自の性教育や「お産と子育てを学校の必須科目に」という自身の活動をＰＲした。「自分が何者なのか問われ続ける大会で勉強になりました」と振り返る。

　○…秦野市出身。中学時代から教師を志し教職へ。結婚後、長女の出産時に「生まれ変わるような心地良さを感じた」ことがきっかけで、命・性・教育のつながりを探求するように。授業で教えられる性教育は制限があるため、教室外で生徒などと性について対話する「廊下性教育」を独自に行ってきた。「中学生は性やいのちの話に敏感。フランクに話すと心の距離がぐっと近づく」

　○…「一番力を入れている活動は『オモロー授業発表会』なんです」。全国の教師有志が日本の教育を楽しく変えようとするムーブメントに積極的に参加。１万人の聴衆の前で「廊下性教育」について発表することになり、度胸をつけるためオファーを受けたビューティージャパンへの出場を決めた。

　○…現在は育休中。育児に加え、全国大会に向けた宿泊研修や、県外の高校での講演会、秦野市内のトークイベントなど忙しない日々を送る。息抜きを尋ねると、「夫と散歩してふたりで過ごす時間ですね」と笑顔を見せた。11月に控える日本大会には約90人が出場予定。「プレゼン審査まで残って、私の考えを多くの人に知ってもらえたらって思います」。目標に向かって、まっすぐ。凜とした姿に”美しさ”が宿る。