さがみはら緑区版【11月13日(木)号】
作成したポスターや看板を手に笑顔を見せる子ども店長

こどもフリマ 小学生店長が着々と準備 リアルな社会体験を

 小学生が店長になって出店する「こどもフリマ」が11月29日(土)、城山公民館で開催される。主催は城山地区のママ4人で結成されたグループ・しろとも。昨年は若葉台自治会館で開催し好評を博したこどもフリマ。今年は会場を城山公民館に変え、同館が共催してこども社会体験事業として開催する。

 こどもフリマは、ブースの設営、仕入れ、販売、接客、収支計算などの全てを児童が行う。販売する商品は自宅にある服やおもちゃ、本、ぬいぐるみ、文具、ハンカチなど。中には材料を買い、ハンドメイド商品を販売する店もある。

 今年は区内の5校から希望者が集まり15店が出店。主催のしろともでは、「お金やリサイクルの勉強をしながら、なかなか体験することのできない店長を楽しんでほしい。また来場者にはそんな元気な子ども店長からパワーをもらい、売り手も買い手もみんなが笑顔になれるイベントを目指したい」と話す。

「たくさん売りたい」

 11月5日には3回目の店長ミーティングが行われ、16人の児童が同館に集まった。児童は本番で使用する看板やポップなどを作成。これまでの店長ミーティングに参加できなかった児童は、改めてフリマの概要や収支の仕組みなどについて学んだ。フリマの出店料は1区画500円。それ以上の売り上げがないと利益が出ないことや、どの品物をいくらで売るかが重要になることなどを学んだ。

 昨年もフリマに出店し、約6000円を売り上げた児童は「去年はエクステを自分で作って3つ200円にしたらたくさん売れた」と胸を張る。また、昨年の失敗を活かしたいという児童は「洋服や大きなおもちゃを出品したけどあまり売れなかった。今年は小さいものをたくさん持ってきて売りたい」などと戦略を立てる。一方で、今年初めてフリマに出店する児童は「初めてなので緊張する。何をいくらで売るかなどはこれから考えます」などと話した。

 今年は会場が公民館になることもあり、来場者が昨年よりも増えることが予想される。児童は「今年は手作り品をたくさん売りたい」「1万円を目標に頑張りたい」と意欲を見せる。

 開催時間は午前10時から午後2時まで(商品がなくなり次第販売終了)。入場無料。当日の支払いは現金のみ。会場では千本くじや型抜きなどの縁日も開催予定。主催者では「エコバックを持参してぜひご来場ください」と呼び掛ける。

 イベントの問い合わせは城山公民館【電話】042・783・8194。
キャンペーン活動に参加するプレ団員の2人

相模原に交通少年団を 「育成会」が昨年発足

 子どもたちが交通ルールを身に付け、地域の安全を守るため活動する「交通少年団」を相模原に作ろうとする動きがある。昨年10月、市内で子育て中の保護者ら5人が「育成会」を設立。今年中に交通少年団を発足させようと、現在は団員集めに奔走している。

 交通少年団は全国各地に見られる組織で、子どもたちが交通安全キャンペーン活動などを行う。人格形成や自治意識の醸成などが期待されているが、神奈川県内には存在していない。

 そこで「育成会」が立ち上がった。会長の棚橋由衣さんは6人の子どもを育てる母。「子どもを産むたび、この先このまちで安心安全が守られて過ごせるのかという不安が大きくなった。大人が守るのには限界がある」と話す。自身が幼少期に交通少年団で活動していたことを思い出し、手探りで活動を始めた。

 現在は「プレ団員」として棚橋さんの子ども2人が市内で活動している。棚橋さんは「子どもが楽しめるイベントは市内に多くあるから、まちの基本的な運営に子どもが参加でき、住んでいるまちに愛着を持てる団体にしたい」と意欲を見せる。

 団の発足後は市内での啓発活動に加え、企業と連携した安全教室や地域の高齢者施設の訪問、警察署の見学、夜道の危険予測、清掃活動、宿泊体験といった活動を構想している。「安全なまちを作る気持ちを持ってもらうことが将来的なまちの安全につながり、長い目で見たときに生きてくる」と話す。

資金などに課題

 活動を始めるにあたっては資金をどう捻出するかなどの課題がある。「他自治体では地元の団体のバックアップによって会費を抑えているところがある。金銭的な厳しさなど家庭の事情があっても幅広く参加できるように会費はできるだけ安くしていきたい」と棚橋さん。習い事に高額な出費をしなくても子どもたちにさまざまな学びや体験をさせられる地域の在り方を模索している。

 現在、団員を募集中。対象は小学3〜6年生(2年生応相談)。団の発足に向けた活動や発足後の計画づくり、関係機関との調整などを行う大人たちの組織「交通少年団育成会」の会員も募集している(子どもの入団の有無に関係なく入会可能)。

 交通少年団に関する詳細、問い合わせは棚橋さん(メール/ksi.sagamihara@gmail.com)。

「JAまつり」のステージで歌を披露する、ものまねタレントの まっちゃまさん(本名:鈴木慎一) 中野出身 50歳

「最善」の道、真摯に歩む

 ○…中学生の時、ものまね四天王の一人、コロッケがまねた松山千春を見て衝撃が走った。「松山千春?って。気になって歌を聴きまくった」。するとあっという間にハマり「毎日、千春の歌しか聴かなかった」というほど夢中に。カラオケで友人に歌を披露すると喜ばれ楽しかったが、当時はまだ「ものまねが得意」な学生。その道に進もうとは考えていなかった。高校卒業後、ものまねサークルに参加。ライブを重ねるうちに「仕事にしたい」と願うようになっていった。

 ○…コロッケの歌で松山千春のファンになり、運命を変えたのもまた、コロッケだった。20歳の時、求人誌で「コロッケの付き人募集」の広告を見付け応募。その職をつかみ取った。「大変だったけれど、ものまねをやりたい頑張ろうって」。1年半ほど務め、1998年にデビュー。「まっちゃま」の芸名もコロッケが名付け親だ。今はものまねタレントとして全国を回り、歌声で多くの観客を魅了している。

 ○…朝起きたらまず「声出し」を行い、その日の調子を確認する。毎日のウォーキングも健康維持に欠かせない。趣味はサウナと温泉巡り。体を温め、免疫力を上げることを心掛けている。地方では散歩をしながら浴場へ。「好きもあるけれどMCで使える情報も収集できるし」と笑った。

 ○…11月15日(土)に地元で開催される「JAまつり」のステージに立つ。「呼んでもらえてうれしい。懐かしい顔にも会えるだろうし」と声が弾む。座右の銘は「起こったことは全て最善」。運や経験を自らの力に変え常に前向きに歩んできた。もうすぐ芸歴30周年。「いつか生バンドでライブをしたい。それが地元で叶ったらな」。さらなる夢に向かい、今日も真摯に歌い続ける。
ゲーム『スペランカー』のメロディを「日本で一番公式にアレンジしている」と自負する岩崎さん=本人提供写真

相模原発「活躍」作曲家が文化講座に 17日、けんぶんで「音遊び」

 爆風スランプや諸星和己さんのアーティストサポートなどで活躍する、作曲家で鍵盤奏者のジミー岩崎さん(緑区在住)による文化講座「音遊び」が11月17日(月)、相模原市立市民健康文化センター(南区麻溝台)で開催される。今回は岩崎さんに経歴や現在の活動、文化講座の内容などについて話を聞いた。

―音楽を始めたきっかけは。

 「八王子のデパートで電子オルガンの演奏を見たのが最初です。そこで大変感動しました。小学生のころからエレクトーンを習い始めました」

―プロを意識したのは。

 「中高は吹奏楽部で、高校卒業後はプロをめざし音楽の専門学校に進みました。学校の講師の方の仕事を手伝うようになり、そのままゲーム音楽の制作を手がけるように。その後、アーティストの方のサポートや舞台・CMへの楽曲提供などを行うようになり、早30年以上。おかげさまで精力的に活動させていただいております」

―著名な方々とも。

 「昨今は池田聡さん、爆風スランプ、平松愛理さん、諸星和己さん、マキタスポーツさんらとお仕事をさせていただいています。また、今テレビで流れている某CMの楽曲も、実は私のものです。クレジットは表記されませんが(笑)」

―今回の文化講座の開催について。

 「日々コンサートなどで全国を行き来している中、ずっと地元へ貢献したい思いがありました。今回お声かけをいただき、講師を務めさせていただくことになりました」

―当日はどんな内容に。

 「なかなかイメージしにくいかもしれませんが、一言でいうと『音遊び』。私が鍵盤を弾きながら、歌ったり、聴いたり、体を動かしたり。時には脳みそも使ってもらいます。歌が苦手な方でも問題ありません。歌わなくても大丈夫です(笑)」

―そう言っていただけるとハードルが下がります。

 「『上を向いて歩こう』『見上げてごらん夜の星を』『翼をください』など、みなさんに馴染みのある曲を用意しています。これまで他地域でも同様のプログラムを実施した実績もあるので、相模原でもきっと楽しんでもらえるはずです」

―・―・―・―・―・―

 この「けんぶん文化講座」は地元の人を講師にむかえ、文化や健康について楽しみ、身近に学べるもの。岩崎さんによる文化講座は現在参加者を募集中。時間は午後2時から3時30分まで。参加費は500円、資料代300円。定員40人。希望者は同センター【電話】042・747・3776。
「サインエール」で選手を激励する来場者ら

「行け!」目で伝わる応援 デフ五輪代表4人を激励

 11月15日(土)から東京体育館(渋谷区)ほかで開催される「東京2025デフリンピック」に向け10月28日、相模原市役所で市内にゆかりのある出場選手の壮行会が行われた。

 「デフリンピック」は聴覚に障害があるアスリートの国際大会。出席したのは佐藤湊選手(中央区在住)と川口穂菜美選手(中央区区在勤)、桐生聖明選手(南区在住)、野村空和選手(南区在学)。なお、佐藤選手が出場予定であった女子棒高跳びについては、参加選手数が規定に満たず競技が中止となった。

 この日は聴覚障害の理解を広めようと活動する「クローバーの会」の木村古津恵さんが講師を務め、「行け!」「大丈夫」などの目で伝わる応援「サインエール」で来場者が選手を激励した。

 各選手が大会への意気込みを語り、市民による計350枚の応援メッセージをまとめたボードが贈呈された。やり投げに出場する川口選手は「大会を通じて勇気と希望を与えられるよう頑張ります」と力強く語った。
<PR>
12月6日 和泉短期大学 親子で楽しむクリスマスコンサート
12月6日 和泉短期大学 親子で楽しむクリスマスコンサート
和泉短期大学(佐藤守男学長)が地域の子育て支援の場にと開設している子育てひろば「はっぴい」では12月6日(土)に、和泉クラーク・ホールで『クリスマスコンサート』... (続きを読む)
鮮やかな包丁さばきに見入る参加者たち

見事な手さばき目の前で タネノバで鮪解体ショー

 若柳の放課後等デイサービス・タネノバの敷地内で10月21日、地域住民らを招いた「マグロの解体ショー」が行われ、子どもから高齢者まで、多くの人でにぎわった。

 タネノバを運営するNPO法人モノリスと、相模湖地域のコミュニティカフェ・湖カフェとのコラボ開催。この日、漁港で仕入れたばかりのキハダマグロ(28kg)が職人によって豪快にさばかれると会場からは感嘆の声が起きた。すばやく鮮やかな包丁さばきを参加者は食い入るように見つめていた。さばいたマグロは刺身や漬け丼、炭焼きなどで調理され、皆に無料で振る舞われた。

 参加者からは「初めてマグロの解体を見た。あっという間に柵になって驚いた」「新鮮なマグロがたくさん食べられ楽しかった」などの声が聞かれた。

 モノリスの横山雅弥代表は「子どもたちと地域住民が重なり合える時間がつくれたことで、共生社会の足掛かりになったと感じた。今後も年に1回くらいのペースで定期的に開催できれば」と話した。
手に持ちやすいA5版

市消費生活総合センター 初の啓発冊子を作成 トラブル防止に必携

 相模原市消費生活総合センターはこのほど、高齢者や高齢者を見守る人に向けた啓発冊子「NO!契約トラブル!〜高齢者と見守る人のための安心ガイド〜」を初めて作成、配布を開始した。

 近年、高齢者が巻き込まれる契約トラブルや詐欺被害が多発している。冊子では、さまざまなトラブルの事例ごとに特徴や対策を掲載。クーリング・オフはがきの書き方などもイラストを使って説明されている。

 A5版、フルカラーで全20頁。同センターのほか、市内の地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、公民館などで無料でもらえる(在庫に限りあり)。市のホームページからPDF版をダウンロードすることも可能。(問)同センター【電話】042・775・1779。

津軽三味線や民謡を鑑賞 11月16日 もみじホール城山

 音舞多弦謡会主催による「第28回 令和7年 津軽三味線と民謡と仲間の集い」が11月16日(日)、もみじホール城山(久保沢2の26の2)で開催される。午後0時20分開場、1時開演。入場無料。

 津軽三味線の音色や民謡、どじょうすくい、新舞踊、歌謡曲が楽しめる盛りだくさんのステージ。夏坂会会主の夏坂菊雄さんや、謙之助会会主の山本謙之助さんも友情出演する。民謡歌手・小山みつなさんの特別ステージも予定。

 全席自由(先着290人)。問い合わせは、同会【電話】・FAX042・782・5293、または同会代表の落合さん【携帯電話】090・9817・7304。
合同作品の出演者

相模原市洋舞連盟 12団体が合同公演 11月23日 グリーンホール

 相模原市洋舞連盟が11月23日(日・祝)、相模女子大学グリーンホール(南区相模大野4の4の1)の大ホールで公演会を行う。

 この公演は相模原市民文化祭の一環で、同連盟に所属する12団体が出演。フラメンコ、クラシックバレエ、モダンバレエなど10団体による発表と8団体による合同作品「木靴の踊り ナポリターナ『ライモンダ』よりマズルカ」を披露する。

 午後5時開場、5時30分開演。入場無料。全席自由。観覧には整理券が必要となる。

 イベントの詳細、問い合わせは同連盟の北島さん【携帯電話】090・1426・2278へ。

音楽情報 ムノツィル・ブラス来日 11月22日 小田原で公演

 世界中に熱狂的なファン多数。オーストリアから来日するムノツィル・ブラス=写真=は、トランペット3名、トロンボーン3名、チューバ1名の計7名で構成される世界的に有名な金管七重奏団。超一流の演奏テクニックと心に響く美しいハーモニー、そしてユーモアとブラックジョークがたっぷりの型破りなパフォーマンスは、まさに予測不能なエンターテインメントの宝庫。今公演は「シュトラウス STRAU$$」と題し、生誕200年のヨハン・シュトラウス2世の楽曲を中心としたプログラムとなる。

 公演情報は以下のとおり。●日時/2025年11月22日(土)・午後2時開演(午後1時開場)●会場/小田原三の丸ホール大ホール●チケット/一般5000円、18歳以下1000円(枚数限定)、未就学児入場不可●(問)同ホール【電話】0465・20・4152
アゴラ第114号・秋号の表紙

臨床医から見た原爆 アゴラ秋号 中村書店などで販売

 市民編集による相模原の総合雑誌「季刊アゴラ」の秋号がこのほど発売された。原爆や原発事故に関する臨床医による講演録などを掲載している。定価500円(税込)。中村書店(中央区)などで取り扱いあり。

 今号はさがみ生協眼科(南区)の内科部長として診療を行う牛山元美さんによる講演を巻頭に収録。牛山さんは福島第一原発事故後、診療の傍ら福島県民の健康相談などに関わってきた。放射能研究の歴史や原爆投下・原発事故の人体への影響について語った。

 この他、火器、耐爆構造などの調査研究を行う「防衛装備庁陸上装備研究所」(中央区)があることを起点に「地元軍事産業の昔・今・これからを考える」記事や、県立相原高校の創立記念樹クスノキの伐採を巡る市民活動記録、教員不足の解消などを求める署名に取り組んでいる「相模原の子どもと教育を考える会」による記事などが掲載されている。

 季刊アゴラは自分たちのまち、国のことを自分たちで考えようと1997年から発行されている。地域社会で起こっている問題などについて市民目線でレポートしている。問い合わせは山田さん【携帯電話】090・7908・6978へ。
<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
スケートを楽しむ来場者(写真は過去営業時)

銀河アリーナ 今季の営業を開始 各種スケート教室も充実

 銀河アリーナ(中央区弥栄3の1の6/淵野辺公園内)のアイススケート場が10月下旬から今季の営業を開始した。営業期間は2026年5月6日(水)まで。一般利用は午前8時30分〜午後7時45分。

 一般利用の来場者を対象に指導員が無料で簡単な助言を行う「ワンポイントレッスン」など、各種教室も実施。初心者も気軽にアイススケートを楽しむことができる。レベル別で指導を受けられる「早朝スケート教室」や5歳〜中学生対象の「ジュニアスケート教室」のほか、抽選申し込み制の「幼児スケート教室」や「カーリング教室」もある。

 利用料金は大人1200円(65歳以上600円・19歳未満900円)、市内在住・在学の小中学生と未就学児は無料となる。貸靴代は大人500円、中学生以下300円。手袋が必須となる。

 問い合わせは同アリーナ【電話】042・776・5311。
サン・エールさがみはら内のオギノパンカフェに貼付されたステッカー。クーポンはオギノパンでも使用できる

あじさいメイツ ステッカーを目印に 物価高対策のクーポン

 公益財団法人相模原市勤労者福祉サービスセンター(あじさいメイツ)が発行するyell(エール)クーポン。利用可能店舗を示すステッカーが完成し、今秋から各店舗で目にするようになった。

 主に市内企業の福利厚生サービスを提供するあじさいメイツ。8月1日時点で1439事業所、約2万人が加入する。このクーポンは、コロナ禍に感染症拡大の影響で集客が減るなど地元商店の経済状況が厳しくなる中で事業所や買い物の支援などを目的に2020年度から発行。現在は物価高対策として継続している。

 これまで、クーポンの利用可能な店舗を示すツールはポスターだったが、「大きくて貼れないので小さくしてほしい」という要望を受け、新たにステッカーを作成した。ステッカーの大きさは横8×縦5センチメートル。なお、クーポンは会員向けに年4回発行する会報誌に掲載されている。あじさいメイツの担当者は、「新しいステッカーを目印にぜひ利用していただければ」と話す。

 詳細、問い合わせはあじさいメイツ【電話】042・775・5505。
海外に渡りポリオ根絶活動に参加する同クラブ=写真提供/津久井中央ロータリークラブ

津久井中央RC 古着をポリオワクチンに 11月16日に回収 「奉仕の心で協力を」

 津久井中央ロータリークラブ(具尚禮会長/RC)は、ポリオワクチンの支援活動の一環として11月16日(日)に津久井湖観光センター(太井)で不要な服の回収を行う。

 「古着で世界の子どもを救おう」と題した今回の取り組みは、服を入れた専用の袋1袋につきポリオワクチンを5人分寄付するというもの。そのため、同クラブでは「小さくなって着られなくなった子ども服や模様替えで出てきた不要な服、手元にあるけど長く着ていない服など、しみや汚れがない服をぜひお持ちください」と呼び掛ける。回収した服がカンボジアの「古着deワクチンセンター」で売れた場合は、さらに1点につき1人分のポリオワクチンが寄付される。

「知ってほしい」

 ポリオは、主に5歳未満の子どもが罹患する可能性のある感染性疾患で、身体まひや死に至る場合もある。ウイルスは汚染された水を介し人から人へ伝搬する。世界中のロータリークラブが一丸となり、過去35年以上にわたり根絶活動を行ってきた。津久井中央RCでも、積極的に活動を推進してきたが、具会長は「まだまだポリオへの認識が少ないと感じている。多くの方に現状を知ってもらうためには、どのような形でPRすれば良いかを考えていた」と今回の取り組みの経緯を説明する。会場では募金活動も並行して行う。

 当日は会場で開催される津久井湖観光センター祭りにブース出店し、協力を呼び掛ける。服の回収は正午から午後1時までの60分間。ブース出店は午前10時から午後3時頃までを予定している。具会長は、「多くの方に服を寄付していただくことで、子どもたちの命が助かります。奉仕の心と愛でぜひ協力をお願いいたします」と呼び掛ける。

 問い合わせは同クラブの前沢さん【携帯電話】090・6180・1558。

創作人形などの展示会 11月14〜16日 みどりや

 創作人形、染色、袋物、陶芸作品などの展示会「秋グループ展」が11月14日(金)〜16日(日)まで、橋本駅徒歩5分にあるギャラリー&スペースみどりや(橋本6の27の1)で開催される。

 佐藤彩子さん、鈴木美智子さん、佐藤スミ子さんら8人の作品を展示=写真。会場には即売品もあり。時間は午前10時から午後5時(最終日は〜4時)まで。問い合わせはみどりや【携帯電話】080・6848・1081。