八王子版【12月4日(木)号】
多摩木材製のメダルケースを披露する野口代表

(一社)kitokito 匠の技 デフ五輪彩る 木製メダルケースを製作

 11月26日まで、東京都で初めて開催された聴覚障がい者のための「東京2025デフリンピック」。この表彰式で選手に授与された多摩木材製のメダルケースを、川口町の(一社)kitokito(キトキト/野口省子代表理事)が手がけた。

 デフ五輪は、11月15日から26日までの12日間行われ、約70の国・地域が参加。21競技で熱い戦いが繰り広げられ、金・銀・銅、合わせて600以上の個人・団体がメダルを獲得した。

 このメダルケースを製作したのが、キトキトだ。以前、同じ木材関連の事業に携わっていた野口代表や香川武生理事が、2017年に設立。行政や企業からの木材製品発注に対して、最適な仕入れ先や施工所をつなぐ「コンシェルジュ」的な役割を担っている。22年には、障害などのある人が働く就労継続支援B型事業所「Wood Factory」(川口町)を開設し、木製コースターやしおりなどの製品を受注生産する。

納期死守した1677個

 デフ五輪で使用する多摩木材製メダルケースの発注を受けたのは、今年7月の中旬頃。昨年、新宿区で行われた「東京の木 多摩産材利用拡大フェア」に木工製品を出展するなど、普段から法人の特色をPRする中で、デフ五輪の表彰関連事業者から声がかかり、今大会用特製デザインのメダルケースを受注生産することになった。

 しかし開幕が迫る中、指定材料の多摩木材の発注や、ケースの開閉部に金属製蝶番を使わない方法の考案などが立て混み、香川理事は「間に合うか心配だった」と振り返った。

 中でも大きな課題の一つだったのが、「6ミリルール」だ。海外の選手が国に帰る際、国によっては病害虫の侵入防止の観点などから木製品の持ち込みに制限があると聞いた野口代表。「使用木材の厚さが6ミリ以下なら大丈夫」と聞き、ケース造りで厚みが必要な箇所は、幅6ミリの木材を2枚重ねて接着することで厚みを出すなど手間をかけて対応した。

 デザイン決定後、製造は複数の事業所で分業された。Wood Factoryでは、完成したメダルケースを丁寧に化粧箱に梱包する作業を担当し、10月下旬までに1677個の納品を達成した。野口代表は、「海外に持ち出すことを考慮する規模の案件は初めてで非常に大変であったが、納品に間に合った時はホッとした」と、当時の多忙さを語った。

 今は「(メダルケースを)手にした選手の反応が気になる。どうしてもメダルの方が注目されやすいが、ケースの方ももっと注目してもらえたら」と想いを述べた。
初宿市長(右)を表敬訪問した阿川さん

建築塗装工 阿川さん「現代の名工」に 伝統継承と後進育成に尽力

 厚生労働大臣が極めて優れた技能を持つ人を称える「卓越した技能者(通称:現代の名工)」の2025年度受賞者に、犬目町で建築塗装業を営む(株)阿川美装店の阿川祐樹さん(44)が選ばれた。阿川さんは11月21日に市役所を訪問し、初宿和夫市長に受賞を報告した。

 「現代の名工」は、優れた技能で労働者の福祉増進や産業の発展に寄与し、他の技能者の模範と認められる人に贈られる栄誉ある賞。阿川さんは、古くから培われてきた建築塗装の伝統的な仕上工法を継承しつつ、新しい工法についても探求心を絶やさない姿勢や技能が高く評価された。また次世代を担う後継技能者の育成にも力を注いでおり、東京都塗装工業協同組合が運営する東京都塗装高等技術専門校の塗装法講師として、学生たちに確かな技術と知識を伝え続けている。

 今回の受賞について市長に報告した阿川さんは「周囲で支えてくださった皆様のおかげ。建築塗装は形に残りにくく評価されづらい分野なので、選ばれてうれしい」と話し、「今後も自身の腕を磨きながら、後進の育成指導に力を入れていきたい」と決意を語った。

業界の将来に危機感

 塗装法講師として教鞭をとる阿川さんは専門校で基礎技術をしっかりと学ぶことの重要性を説き、「入社後に我流になりがちな塗装業において、基礎から学ぶ専門校の教育は後のステップアップの土台となる」と利点を強調する。

 阿川さんも専門校で学んだ一人。小学3年生の時、父親が塗ったテーブルの美しさに感動したことが、同じ塗装工を目指すきっかけとなったという。「これまで父からほめられたことはなかったが、この賞をもらって初めて『おめでとう』と言われ、うれしかった」と表情をほころばせる。

 近年の建築業界では改修工事が増える一方で、人手不足が深刻化している。阿川さんは「40〜50代の中間世代が少なく、若手を育成しないと建物のメンテナンスもできない時代になってしまう」と強い危機感を抱き、「後進に膨大な知識と確かな技術力をいかに伝えていくかを模索していきたい」と語った。

 阿川さんは22年10月に優秀施工者国土交通大臣顕彰、24年10月に東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞、25年2月には八王子市ものづくり産業表彰を受賞している。

上野町出身のランドスケープデザイナーとして活動する 三島 由樹さん 横山町在勤 46歳

景観通じ、より良い社会を

 ○…京王線高尾山口駅前にある「高尾山ふもと公園」や西放射線ユーロードにある複合施設「ajiro chaya」など、市内各所でランドスケープデザインを手がける。日本では「景観デザイン」と訳されることが多いが、単純な見た目だけでなくその土地の文化や歴史、生活環境までを幅広く対象とした学問の専門家でもある。「景観は完成後も常に変わり続けていくもの。手を入れて良くし続けていくことが大事」

 ○…上野町出身。第七小、第六中を卒業し都立八王子東高校へ入学。テニスに青春を捧げた。戦争物などドキュメンタリー映画を父と一緒に見ていた影響か、国際政治や紛争、貧困などに関心を持ち、学生時代は「国連で働いてみたい」という夢を抱いていた。「より良い社会を作りたい」という思いは、今に続く原動力のルーツだ。

 ○…都市や農村、自然環境の景観を総合的に計画・設計する「ランドスケープデザイン」に出会ったのは、進学した慶應義塾大学で。その面白さに没頭し、恩師の勧めで米国・ハーバード大学へ留学。過酷ながら充実した日々を「人として大きく成長できた」と振り返る。そのままニューヨークで就職しブルックリン・ブリッジ・パークの設計チームに参加。地域の人々と一緒に公園を作るプロセスは仕事スタイルの原点となった。

 ○…母の病気を機に帰国し、東京大学大学院・助教を経て35歳で独立。2年前、横山町に事務所を構えた。地元で暮らし、働くことにやりがいを感じている。「八王子は緑の多様性が豊かな街。はっきり分けるのではなく、里山のように自然と暮らしの距離を再び近づけることが非常に大事」。故郷で、八王子だからこそできる”暮らしづくり”を目指す。

ファミリーレンタリース 自治体と初の協定

 八日町に本社を構えるファミリーレンタリース(株)(鈴木國夫代表取締役会長兼社長)が11月17日、埼玉県川島町と「災害時におけるランドリーボックスの提供に関する協定」を締結。調印式が行われた=写真。同社が自治体と協定を締結するのは初。

 企業や学校法人向けにランドリー機器等の設置やメンテナンスを本業とする同社は、これまでに東日本大震災の仮設住宅に乾燥機を設置したり、能登半島地震の被災地に洗濯機と乾燥機をそれぞれ14台ずつ届けた実績を持つ。

 鈴木会長は「協定がなくても、困っている人がいて要請があれば対応していきたい」と話した。
参加者の作品を丁寧にほめる藤本さん(右端)

ものづくり現場を体験 3回目の開催に4825人

 八王子の職人が工房や工場などの「ものづくりの現場」を公開する年に1度の特別な催し「八王子オープンファクトリー」が11月22・23日、市内各地を会場に行われ4825人が楽しんだ。

 3回目の開催となる今年は、電子機器を扱う(株)テックの電子部品のはんだ付け体験や、吉匠建築工藝の宮大工から教わるかんな削り、木工房三澤による多摩産材のヒノキを使った箸とコースターづくりなど33社が工場見学やワークショップを行った。

 今回初めて「プレミアム体験」と題し、現代の名工によるストールオーダー、日本酒醸造所でのテイスティングなど、本格的な技術や素材に触れる大人向けの贅沢なものづくり体験も12社が実施。藤本染工芸では、伝統工芸士の藤本義和さん(89)が講師となり、型染体験を実施。松竹梅が描かれた昭和30年代の型を使用し結城紬の絹生地に小刷毛で色をつけた。

 三鷹市から参加した60代の女性は「筆を(布に)置いていく作業が無心になれて、すごく楽しかった。仕上がりも予想を超えて美しく、機会があればまた参加したい」と話した。藤本さんは「染めには個性が出る。誰にでもできるので、ぜひ楽しんでもらいたい」と話していた。
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トレインズ×南口商栄会 街頭フラッグを新調

 バスケB3・東京八王子ビートレインズと八王子南口商栄会(蓑輪雅治会長)が協働し、11月22日からJR八王子駅南口周辺の商店街に新たに街頭フラッグ17本を掲出した=写真。地域一体での盛り上げを図る。

 新調されたフラッグには両者の名称と「HOME TOWN」、応援メッセージが記された。同会が外部団体と連携したデザインを常設するのは初めてで、トレインズにとっても商店街との本格的な協働フラッグは初の試みとなる。トレインズの事務所が同会エリア内にあることが縁となり、コロナ禍を経て関係が深まり今回の共同企画が実現したという。

 同会の丸山勉副会長や会計係の磯田信一さんは「会員の中にもトレインズを応援する店舗は増えていると思う」と語り、「トレインズが強くなれば八王子も盛り上がる」とチームの活躍に期待を寄せると、トレインズの高松僚社長=写真右端=も地域との連携強化に意欲を示した。同商栄会には現在87店舗が加盟している。
ふれあい秋祭りが行われた第二偕楽園ホーム=同ホーム提供

家計応援の秋祭り 加住町 第二偕楽園ホーム

 加住町にある特別養護老人ホーム「第二偕楽園ホーム」(社会福祉法人一誠会/鈴木康之理事長)で11月22日、「ふれあい秋祭り」が行われ、入居者や近隣住民などで賑わいを見せた。

 平日開催だったものを、近隣住民が参加しやすいよう土曜実施に変更して2度目の開催。豚汁や焼きそば、肉まん・あんまん、フランクフルトなどの出店に加え、テノール歌手によるコンサートやフラダンス・ウクレレショーなどのステージ発表も行われた。

地域の困りごと動くのが役割

 目玉の一つは、昨年の秋祭りから始まった野菜販売。日頃の施設運営への協力に感謝し、地域還元事業として新鮮野菜を格安で売るもので、今年はトマトや大根、ブロッコリーなどが並んだ。

 同法人の水野敬生常務理事は、「物価高が叫ばれて久しいが、地域の困りごとや課題を解決するために動くのが社会福祉法人の役割である」と取り組みの目的を説明する。昨年は野菜を目当てに予想を超える客が押し寄せ、予定時刻を大幅に前倒して完売。今年も噂を聞きつけた来場者が朝早くから長蛇の列を成し、昼前にはほぼ無くなったという。

 2018年に加住町に開設した同ホーム。特養のほか、ショートステイ、看護小規模多機能型居宅介護、サービス付き高齢者向け住宅、訪問看護ステーション、企業主導型保育所から構成される。物価高のみならず、地域課題の解決に寄り添おうと、職員らが地元消防団の団員や地域の神輿の担ぎ手として積極的に参加している。
選手・スタッフらでの集合写真=FCノッサ八王子提供

FC NossA(ノッサ)八王子 2年連続1部昇格逃す 土屋監督は今季で退任

 八王子を拠点とする社会人サッカーチーム「FC NossA八王子」は11月23日、東京都社会人サッカーリーグ2部の最終節を勝利で飾った。

 暫定首位のLLENO Tokyoとの対戦。勝てば暫定2位チームの結果次第で優勝と1部昇格の可能性を残す一戦だったが、3対2で勝利したものの、得失点差によりリーグ全14チーム中2位となり、優勝と1部昇格のチャンスを惜しくも逃した。

劇的な逆転勝利

 主力選手の負傷により厳しい雰囲気が漂う中、2点差で迎えた後半、投入された選手たちが流れを変えた。小熊快選手のゴールや佐川新太郎選手のPK同点弾で追いつくと、試合終了間際、再び佐川選手がゴールを決めた。

監督ラストマッチ

 東京ヴェルディやヴィッセル神戸で活躍し、同チームを創設から率いてきた土屋征夫監督。今季限りでの退任を発表しており、同試合は土屋監督指揮下でのラストマッチだった。

 キャプテンの崎向翔選手(MF)は、「リーグ優勝、1部昇格は叶わなかったが、土屋監督が創設当初から積み上げてきたノッサのサッカーを最後まで体現できたかと思う」と今季を振り返り、「2年連続で昇格が出来ておらず悔しいシーズンが続いているが、次こそは必ずリーグ優勝・昇格し、Jリーグに少しでも近づけるようにチーム一丸となり戦っていく」と来シーズンへの思いを語った。
商品開発に携わった大熊さん

セレオ八王子 地元愛でる「八王子ガチャタマ」 ディープな魅力を詰め込み

 セレオ八王子北館2階にあるアンテナショップ「はちまるステーション」などで11月11日、ご当地カプセルトイ「八王子ガチャタマ」第1弾の販売が始まった。市民になじみの深い「定番」から「マニアック」なものまで地元愛にあふれたキーホルダー全8種が登場。ラインナップは、八王子のソウルフード「都まんじゅう」やテレビCMでおなじみ「家具は村内 八王子」の看板をはじめ、老舗純喫茶「憩」、武蔵野うどんの名店「たまや」など多彩。商業施設からは「セレオ八王子」やビックカメラJR八王子駅店の擬人化キャラクター「八王子たん」、ライブハウス「Match Vox」と「RIPS」のロゴデザインも並ぶ。さらにレアアイテムとして、八王子中屋ボクシングジムに所属し世界タイトルに挑戦する「佐々木尽選手」のサイン入りアクリルスタンドも加わり、八王子の「ディープな魅力」を詰め込んだ。

地域振興として

 企画はセレオ八王子を運営する(株)JR中央線コミュニティデザインと、「ガチャタマシリーズ」を手掛ける(株)アルシェ(埼玉県)・(株)ジェットワークス(東京都)の3社が協力して実現した。「地域を盛り上げたい」と2025年1月から始動し、セレオ八王子で働く社員からアイデアを募ると多彩な案が寄せられた。会議を重ね、ラインナップを絞り約10カ月かけて商品化に至った。開発に携わった同ショップバイヤーの大熊博道さんは「自分自身が面白いと思えるものになった。八王子の魅力を知るきっかけにしていただければうれしい」と話している。

 価格は1回300円。売上の一部は八王子市の観光プロモーション支援として寄付される。設置場所ははちまるステーションのほか、ビックカメラJR八王子駅店、村内ファニチャーアクセス八王子本店など。
絵本創作研究会の新妻さん(左)とJTBの小木田さん

多摩美生とJTBがコラボ 「街ガチャ」で八王子を発信

 八王子の魅力を発信し地域活性化につなげようと、JTB東京多摩支店と多摩美術大学が連携して制作した「街ガチャ」(カプセルトイ)の販売がこのほど始まった。磯沼ミルクファームや高尾駅天狗像などの市内の観光スポットや人気店をモチーフに、学生たちがデザインしたアクリルキーホルダーとミニブックレット全10種をランダムに封入。JTB八王子北口店や同大八王子キャンパス、高尾山口観光案内所などに来年4月24日(金)まで設置されている。

 同支店では多摩地域の魅力の再発見や地域課題の解決につながる取り組みを模索する中で、近年人気のカプセルトイに着目。(一社)日本ガチャガチャ協会を通じて、各地の「街ガチャ」を手がける株式会社funboxとの連携を取り付け、「街ガチャin多摩」を企画し、その第1弾に八王子を選んだ。制作に協力したのは、同大の学生サークル「絵本創作研究会」。今年3月にJTBから大学を通じて提案があり、学生たちが「ぜひ挑戦してみたい」と快諾したことで、産学のコラボレーションが実現した。街ガチャと学生のコラボは初という。

「八人の王子」が登場

 学生たちはJTBの担当者と半年にわたりテーマやデザインの検討を重ね、モチーフになる事業所への許可交渉にも同行。「八人の王子様」をテーマにしたストーリーを創作して、商品やポップに落とし込んだ。8人の王子には性格なども設定されており、ミニブックレットで紹介。「シークレット」も2種類用意した。JTBの小木田美緒さんは「ガチャを回す楽しさだけでなく、八王子の魅力を伝えてモチーフになった施設や事業所に実際に足を運びたくなることにこだわった」と語る。サークル前代表の新妻杏樹さん(4年)は「自分たちが作ったものが世に出る感動とやりがいを感じた。市外の人が八王子を巡るきっかけとなり、地元の人もうれしくなるような商品になれば」と期待、「ぜひ8人の中から『推し』を作って」と呼びかける。

 1回300円で、各種スマートフォン決済に対応(現金不可)。問い合わせは同支店【電話】042・521・5550。
テラス内の畳の間で阿字観体験をする参加者

桑都テラスで「僧と照らす」 初開催 来場者で賑わう

 宗派の垣根を越えて寺院に親しんでもらおうと、若手の僧侶たちが企画した体験型イベント「そう(僧)とてらす(照らす)」が、11月26日に中町の桑都テラスで行われた。主催は八王子市仏教会青年部、後援は八王子市仏教会。

 同青年部の僧侶たちがもてなし役となり、入場料を払うことで、写経や坐禅、お香づくりなど、多様な体験ができる方式を採用。坐禅と似ている瞑想修行の一つである「阿(あ)字(じ)観(かん)」の体験会では、西蓮寺(大楽寺町)の薬師寺一浩僧侶に教えてもらいながら、五体投地のやり方などを練習。参加者はそれぞれリラックスした面持ちで、静かに瞑想にふけった。

 この日、世田谷区から訪れた80代の女性は、30分ほど写経を体験。「こういう催しに来たのは初めて。(写経を通して)穏やかな気持ちになれた」と感想を語った。
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詳細はチラシやHPで確認できる

環境問題 楽しく学ぶ フォトラリーや体験講座

 フォトラリーや講座を楽しみながら環境問題について学べる「地球温暖化防止普及啓発イベント2025」が、12月27日(土)まで開催されている。

 フォトラリーは地球温暖化防止につながる講座やイベントに参加したり、CO2削減などに取り組む市内14カ所の店舗や施設を訪れて、設置されている「エコちゃん」の写真をスマートフォンなどで撮ることで参加できる。3ポイント以上集めると「環境にやさしい文具セット」などの景品と桑都ペイ、7ポイント以上でスペシャルプレゼントがもらえる(いずれも先着順)。

 講座・イベントは6種類。12月27日(土)はデジタル地球儀スフィアを使って、地球の生態系や温暖化について学ぶ「エコキッズスクール」を開催する。午前10時30分から正午まで。先着15人。参加無料。

 また家庭で参加できる「省エネチャレンジ」も来年1月31日(土)まで開催中。参加者には抽選でプレゼントや桑都ペイポイントが当たる。

 12月21日(日)には、環境配慮を意識した衣服をテーマにした「サステナブルファッションショー」をあったかホールで開催。詳細は主催のクールセンター八王子のウェブサイト(https://www.coolcenter802.net)で。同センターの田所喬センター長は「地球温暖化防止にはライフスタイルをエコを意識したものに変えるなど、まだまだ皆さんの力が必要です」と呼びかける。
イベントのポスター

建築デザイン探検 都立大でイベント

 キャンパスツアーや講演会を通じて東京都立大学南大沢キャンパスの空間デザインに触れる「都立大キャンパスデザイン探検」が、12月7日(日)に開かれる。入場無料。

 講演会では、同大建築学科の鳥海基樹教授と設計事務所のメンバーが、図書館や体育館などの設計に込められた想いや工夫などを解説する。1号館1階120室で午後1時開場、1時30分開講。

 キャンパスツアーは、学生広報チームとキャンパス内の建築を巡る。事前申し込み制で先着70人。申し込みは都立大のウェブサイトから。

 大学の写真や動画の展示、光の塔のライトアップも。問い合わせは同大企画広報課【電話】042・677・1806(平日午前9時〜午後5時)。