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八王子 経済

公開日:2025.12.04

ものづくり現場を体験
3回目の開催に4825人

  • 参加者の作品を丁寧にほめる藤本さん(右端)

 八王子の職人が工房や工場などの「ものづくりの現場」を公開する年に1度の特別な催し「八王子オープンファクトリー」が11月22・23日、市内各地を会場に行われ4825人が楽しんだ。

 3回目の開催となる今年は、電子機器を扱う(株)テックの電子部品のはんだ付け体験や、吉匠建築工藝の宮大工から教わるかんな削り、木工房三澤による多摩産材のヒノキを使った箸とコースターづくりなど33社が工場見学やワークショップを行った。

 今回初めて「プレミアム体験」と題し、現代の名工によるストールオーダー、日本酒醸造所でのテイスティングなど、本格的な技術や素材に触れる大人向けの贅沢なものづくり体験も12社が実施。藤本染工芸では、伝統工芸士の藤本義和さん(89)が講師となり、型染体験を実施。松竹梅が描かれた昭和30年代の型を使用し結城紬の絹生地に小刷毛で色をつけた。

 三鷹市から参加した60代の女性は「筆を(布に)置いていく作業が無心になれて、すごく楽しかった。仕上がりも予想を超えて美しく、機会があればまた参加したい」と話した。藤本さんは「染めには個性が出る。誰にでもできるので、ぜひ楽しんでもらいたい」と話していた。

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